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私 :ブログ 「東京モーターショー始まる 変容する『クルマの世紀』」 で 中国は、 電気自動車 (EV) で主導権をとろうとの国家戦略 があることにふれた。
その EVの心臓部は電池 だ。
車載用電池メーカー、中国の寧徳時代新能源科技(CATL)は、設立から7年の新興企業 だが、 電気自動車(EV)シフトを進める中国政府の後押しを受けて急成長 。
CATLの2017年の電池出荷量 は、 3年前の44倍となる12ギガワット時に急拡大 し、 パナソニックや中国大手の比亜迪(BYD)を抜き去り、一気に世界最大手に躍り出た。
A 氏 : 急成長の背景には、中国政府のEV奨励策 があり、 地場メーカーがつくる電池を載せた車に限って補助金を出す制度 があるほか、 自動車メーカーが生産・輸入する乗用車の一定割合をEVなどにするよう義務づける規制 も 19年に始まる 。
CATLは 25日 、 日本法人の事業拠点の開所式 を、 EVに経営資源を集中させている日産の本社近くの横浜市 で開いた。
顧客は中国の地場メーカー にとどまらず 、独BMW向け電池の開発を12年に開始 。
欧米メーカーからコスト競争力に加え、航続距離などの品質 も認められるようになり、 独フォルクスワーゲンなどと取引を広げ 、いまや 世界の自動車業界の関係者が注目する企業の一つ になった。
私 : CATL の 次の照準は日本車 で、 日産は中国市場に投入予定のEVにCATLの電池を使うことを決めており、ホンダも取引先の有力候補 にあげる。
最大手の座を奪われたパナソニックは警戒を強め、今春に中国・大連で大規模工場を稼働させるなど反転攻勢を狙う が、 CATLとの競争が激しくなるのは必至 。
パナソニック は 「電池ではいたずらに規模を追わず、技術力を磨いて利益をしっかり確保する」( 幹部)構えだという。
A 氏 : 自動車生産後発国の中国にとって、EVはエンジン車に比べ3割も部品が少なく、エンジン製造の長年にわたって蓄積した「職人芸」が必要ない。
私 : 心臓部の電池は量産すればするほどコスト削減 が進み、 製造業やITで競争力をつけた中国 なら、 後発でも強みを発揮でき、それが心臓部の電池メーカーの CATL の急成長で、さらに現実化してきた ね。
中国の車需要は日本の6倍、年2800万台が売れる世界最大の市場。
近い将来、ガソリン車を駆逐して、EV車が中国市場を走る ことになるか。