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私 : 麻原ら、オウム真理教 元幹部7人の死刑が執行 されたので、この新聞欄では3氏に、 オウムとは何だったのか 聞いている。
俺は12年前のブログ「 松本被告の死刑・サリン事件・林被告の自白 」でサリン事件に ふれたが、 事件の起きた日の午後 1 時 に JR 浜松町駅 に近いある会社のビルで打ち合せのためにいたが、 会議中に何か外が救急車のサイレンの音とか騒然とした雰囲気であったように鮮明に記憶 している。
A 氏 :もし、 午前中の打合せだったらやばいことになっている確率 はあったね。
私 :この 3氏のインタビュー で、 中村裕二 氏はちょっと違った立場の意見だが 中村文則氏と森達也氏のコメントは共通部分が多い ね。
中村文則 氏は、 松本死刑囚に過去の出来事にきちんと向き合わせ、なぜこういうことをしてしまったかを語らせたかったとして、精神の殻に閉じこもらせたまま死刑にしてしまったのは、本当に驚きで残念だ という。
森達也 氏 が、 裁判の傍聴で見た麻原は廃人で、事件を起こした理由を聞けずに終わった ことが、 加害者に発言をさせることは事件を歴史の教訓にするために必要だったから残念でならない という。
森 氏は、 取材を通じ、サリン事件には三つの要因 があると考えとぃるという。
教団がつぶされるのではないかという麻原の危機意識 と、 殺すことが救うことと通じてしまう宗教の論理 と、そして 麻原が喜ぶであろう言動をしようとした弟子と、弟子が期待するであろう方向にふるまった麻原との「相互忖度 」だ という。
A 氏 : 君の3年前のブログ 「死刑弁護人・生きるという権利」 の 著書紹介 では、 著者 の 安田好吉弘氏 は 主任弁護人 として目撃した 麻原彰晃の素顔 を明かし、なぜ 飽食の時代の若者たち が 無差別テロ に走ったのかという謎に迫っていくとある。
その著書の中で実は、 犯行に使われたサリンの原材料
は
麻原が「捨てろ」と指示
していたものだったという。
教団幹部
がその指示に反して隠し持っていたことが
安田の反対尋問
で分かり、
麻原首謀説
が揺らぐとある。
私 : その点 は、 すでに廃人のように沈黙した麻原なきあと真実は不明 だね。
日本史上、最大といわれるテロ事件は真相不明のまま終わった ようだね。