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Ryu-chan6708

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2018.08.26
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NYタイムズの コラムニスト・ トーマス・フリードマン 氏は、 2020年米大統領選 は、 トランプ氏は経済、社会問題、移民を取り上げ、民主党候補は所得格差 、民主社会主義、トランプ氏の人格を取り上げる という、 2020年版の左右対立米国政治でなく、「母なる自然」という重要な争点が眠っていると確信している という。

欧州 を干上がらせ、カ リフォルニア州やカナダで激しい山火事 を起こし、 スウェーデンでも森林火災 を起こし、北極圏 の北方でも8月の気温がカ氏86度 に達し、 日本には観測史上最大の雨と、その2週間後に、東京の北西にある熊谷市に最高気温 をもたらし、 東部オーストラリア には、記憶に残っている限りで最悪の干ばつ をもたらした。

 気候変動と関連する今年のあらゆる異常気象がさらに悪化し、損害を増大させるとしたら、2020年の大きな争点 が、右と左ではなく、暑いか寒いか、豪雨や干ばつ なら、誰がロシア政策や北朝鮮政策で失敗したかではなく、 「誰が地球を失ったか」ならどうだろう フリードマン氏 はいう。

2020年がひどい被害をもたらす干ばつや暴風雨 の真っただ中なら、民主党はトランプ氏に対抗できるかもしれない。

それは、 トランプ氏は「米国を再び汚染された国に」という環境戦略 で、 気候変動の脅威を認めるのを拒み クリーンエネルギー技術で世界をリードすることで米国がより豊かで、健全で、安全で、そしてより尊敬される国になる素晴らしい機会を逃す姿勢 だからだ。

トランプ氏は答えを持っておらず、彼は米航空宇宙局(NASA)が報告する気候科学が真実だと思っておらず 風力やソーラー、省エネが、より安価でクリーンかつ健全な代替になっている時に、石炭を取り戻そうとしている。

中国が将来のクリーン電力と電気自動車市場を制しようという姿勢を明確に打ち出したこの時に、である。

また、 米国の自動車業界に、ガソリンを大量消費する車を無理やり引き戻そうとしており 日本と韓国がデトロイトを破産 させ、 米国がベネズエラやロシア、アラブ世界やイランなどの石油独裁者を豊かにさせた1980年代から2000年代にかけて以来のこと で、 トランプ氏は、嵐の直前に傘を投げ捨てようとしている大統領である と、 フリードマン 氏は 厳しく指摘 する。

A 「グリーン」政策 、弱々しくて、採算が合わず、愛国心 に欠け、なんとなくフランス的だ、とトランプ氏はあざ笑う だろうが、 民主党は「グリーン」は地球規模では重要戦略で、地元に利益をもたらし、労働者階級のためになり、「グリーン」こそ新しい赤、白、青、つまり 愛国心 を表すと、容易に反撃できる と、 リードマン 氏はいう。

こうしたメッセージ は、 ミシガン州やオハイオ州のような工業地帯の激戦州 すぐに役立ち クリーンエネルギー産業に関する最新の調査 では、 米国中西部の12の州で71万4257人が、再生可能エネルギー発電や「クリーン」な送電、エネルギーの効率化、「クリーン」な燃料、先進的な輸送に関する仕事に就いている ことが明らかになり、 オハイオ州だけでも 石炭・石油・ガス業界で働く人が3万8千人 なのに対して、 「グリーン」産業で働く人は約10万8千人。

民主党のメッセージは簡単な計算から始めることもできる。

現在地球上には76億人が暮らし、2030年には86億人 になり、 わずか10年間で新たに10億人が増え 、たとえその半数でも、 現在の米国人のように車を手に入れ、エアコンを所有し、高タンパクの食事をすれば、我々は、地球を食べ尽くし、燃やし尽くしてしまい、クリーンエネルギーやエネルギー効率化が次の大きなグローバル産業になるほかない。

2020年の大統領選挙には、民主党の戦略は次の「4つのゼロ」を軸に構築すべきだという。

1.電力網の脱炭素化。そして排ガスゼロの車。

2.これを組み合わせれば、輸送の脱炭素化の実現。

3.エネルギー収支ゼロの建物。断熱性に優れ、ソーラーパネルを取り付ける。

4.廃棄物 ゼロの製造業。

 これこそが、民主党が最も必要とする、労働者階級と米国の安全保障の強化を可能にする という。

リードマン 氏は、 トランプ氏とこの構想を戦わせよう。2020年に向けて『母なる自然』が破滅的な道を進み続ければ、強い女性についてのトランプ氏のお気に入りのセリフ『あの女を投獄せよ』は、馬鹿げて見えるだろう」 という。

 ここでいう 「母なる自然」 は、 ブログ 「『人新世』 地質に痕跡、後戻りできぬ人類」 でふれた 「人新世」への人類としての一つの対応 を意味するね。

 果たして 、「人新世」問題 2020年の米大統領戦 争点 になるだろうか。






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Last updated  2018.08.26 17:16:39
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