りゅうちゃんミストラル

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2009.02.16
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テーマ: 戦争反対(1190)
カテゴリ: 戦争
作家の村上春樹が、イスラエル最高の文学賞「エルサレム賞」を受賞した。
受賞演説で春樹はイスラエル軍によるガザ攻撃を批判した。

村上春樹さん:ガザ攻撃を批判 イスラエル文学賞受賞演説で(毎日新聞)



この「エルサレム賞」受賞については、大阪の団体から辞退するように求められた。

大阪の団体、村上春樹さんに「エルサレム賞」辞退求める(毎日新聞)

春樹は文学賞というものに独特の考え方がある。
以前、彼の文章でそれを知った。
彼は日本で直木賞を受賞していない。
海外ではフランツ・カフカ賞を受賞。
そしてノーベル文学賞の候補になっている言われる。

賞を辞退するか。
それとも受賞式典で自分の考えを述べるか。
彼は後者を選択した。
春樹らしい批判精神が発揮された。

確かにイスラエルのガザ攻撃は批判されてしかるべき。
子どもや女性を多く含む1000人以上が犠牲となっている。

春樹のスピーチ内容についてはこのページが詳しい。

村上春樹、エルサレム賞受賞スピーチ試訳

人を卵に例えて、こう述べた。

「私が、高く堅固な一つの壁とそれにぶつけられた一つの卵の間にいるときは、つねに卵の側に立つ。」
(上のブログ記事から引用)

私は中東情勢について、以下のページで書いた。

中東の紛争はいつまで続く

パレスチナと比較して、イスラエルの軍備は圧倒的だ。
その背後にはアメリカの支援がある。

ホロコーストなど、ユダヤ人に対する排斥の歴史は重い。
だがそれが事実であったとしてもパレスチナ人を殺す理由にはならない。

春樹が授賞式で言ったように、作家は時に嘘をつく。
それは多くの場合、読者を楽しませるためのものだ。
それと同時に作家は言葉を唯一の武器にしている。
春樹がその言葉を使ってガザ攻撃を批判すること。
それは彼が「言葉を生業にしている」ことに繋がる。

批判を恐れずに自分の主張を述べる。
それは、多くの政治化が本来やらねばならないこと。
それと同時に政治家ができていないことでもある。
そんな春樹を私は誇りに思う。

イスラエルよ、春樹のメッセージをどう受け止めるか?
春樹の発言を当ブログは支持する。


※誤変換が見つかったため、11年6月に内容を一部編集。

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最終更新日  2011.06.10 09:35:56


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