ひたすら本を読む少年の小説コミュニティ

2005.05.25
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この本を読んだのはこの前のゴールデンウィーク。

一日で、上・下巻とも読んでしまった。

面白い。

何か大きな事件が起こるとか、そんなことはまったくなく進むのだが、僕は惹きつけられてしまった。

あと、あのさらりとした文体。

日本語でべたつかない文章を書くのは相当難しい。

あの人は、ひとつの文体を作り上げた。


ストーリー
「羊をめぐる冒険」から4年を経た1983年の春、激しく雪の降りしきる札幌の町から「僕」の新しい冒険が始まる。奇妙で複雑なダンス・ステップを踏みながら、「僕」はその暗く危険な運命の迷路をすり抜けていく。現実と幻想、生と死、沈黙と響き、虚無と豊饒。繋がれたものと、断ち切られたもの。それはいったいどこに向かい、何を希求しているのか。

「風の歌を聞け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」の三部作で1970年代の魂の遍歴をたどった村上春樹が、80年代を舞台に、その新たな価値を求めて、闇と光の交錯を鮮やかに書き上げた。






この本を読む場合、前作の「風の歌を聞け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」を読んだほうがいいかも。

じゃ内とけっこう意味がわからないかも。

鼠って誰?って感じになると思う。

あと、この本の中でも出てくる羊男は別冊の「カンガルー日和」にも出てきます。

村上春樹の本は、けっこう好き嫌いが分かれる。

淡々と続いて、淡々と終わるからね。

結末は毎回、何事もなく淡々と終わるから。

でも、それが逆に良さでもある。

僕は村上春樹のそんなところが好きなんです。


まー読む価値はあるので是非見てください。

魅力的な登場人物に夢中になるとおもいます^^





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Last updated  2005.05.26 12:15:09
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