ひたすら本を読む少年の小説コミュニティ

2005.05.26
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ハンブルグ空港で不意に流れた「ノルウェイの森」によって「僕」は人生の課程で失ってきた多くのものを思い出す。限りない喪失と再生を描いた作品。




1987年に刊行し、大ヒットとなった村上春樹の代表作。

僕が初めて読んだ村上作品。

「ノルウェイの森」はもちろんビートルズの曲。

これはかなり心に残った。

「僕」が、いろいろな人に出会い、付き合ったり、別れたり、交わったりしながら話は進んでいく。

しかし、終始、「僕」は苦悩している。

あの状況になったら、多分誰でもあのくらいの苦悩はするだろう。

この本の中に出てくる登場人物も、読者を惹きつける魅力を持つ。

彼らはそれぞれ違うことで苦悩しているのだけれど、根本的なことは、皆繋がっている。


この本は難しい。

はっきりいって、一回読むだけじゃわけがわからない。

村上春樹の独特の文体は、本心をわかりにくくさせてくれる。

そこが、逆にこの本の面白いところでもある、と僕は思う。

皆さんも是非、機会があるなら読んでみてください。


難しい本ほど、言葉では言い切れない、何かを語ってくれます^^





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Last updated  2005.05.26 12:24:43
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