ぷーたろ本舗

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2004年12月06日
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昨日は、日本全国を、まるで台風のような、季節外れの嵐が吹き荒れていましたが、皆様のところは大丈夫だったでしょうか?

ところで、明日は、いよいよ、拉致被害者の曽我さんがご主人のジェンキンスさんと共に佐渡島に向かわれる日となりました・・・。
ジェンキンスさんについては、様々なご意見があるかと思いますが、曽我さんが、これまで重ねてこられた苦労と涙の数を思うと、あの北朝鮮相手に・・・ほんとうに、ここまで、よく頑張ってこられたね・・・やっと、家族4人が日本で暮らせるようになってよかったね・・・と、心から思います。

ところで、人事ながら心配なのは、果たして、佐渡島でジェンキンスさんがやっていけるのだろうか?ということです・・・。

それに関することで、この間、テレビで面白いことを紹介していました。
驚いた事に、佐渡島は、6万5千あまりの人口の1%にあたる650人が、なんと、外国人なのだそうです。
主に、ブラジル系やアジア人などが多いのですが、それでも、このような田舎の、企業などが進出していない島に、これほど大勢の外国人が住んでおられる事に、少々驚いてしまいました・・・。
北国の島というと、とても排他的なイメージがあるのですが、この数字を見る限り、佐渡島は、恐らく、島民の方々が、余所者や外国人を受け入れるだけの度量が大きく、閉鎖性の薄い島なのでしょう・・・。

その中には、ジェンキンスさんと同じアメリカ人の方もいれば、カナダ人、オーストラリア人などのヨーロッパ系の人もおられるそうで、その中でも、佐渡島の風景にすっかり魅せられ、島の風景を描き続けているというアメリカ人のアーティストの方のお話によると、佐渡島は、全体的に、島民の文化度がとても高いのだそうです。
例えば、農業をやっている人が能や浄瑠璃をやっていたり、新聞配達人が歌を詠んでいたり、クリーニング屋さんが染色をしていたり・・・日常の生活の中に、芸術が息づいている・・・決して、偉そうな顔して芸術をやっている訳ではない・・・そんな所が、佐渡島の魅力なのだそうです。

思えば、佐渡島は、鎌倉幕府の転覆を図り失敗した順徳上皇(後鳥羽上皇の息子)や、能の世阿弥、日蓮宗の日蓮上人など、位の高い方が島流しにあった場所でもあります・・・。
佐渡島に能や浄瑠璃が行われ、古刹が多く残っているのも、きっと、そのためなのでしょう。
もしかしたら、佐渡島には、順徳上皇の子孫が、今でも残っているのかもしれませんね・・・。(世が世なら、皇族の家系になっていたでしょうに・・・)

こう考えると、なんだか、佐渡島って、自然豊かで、農産物・魚介類も豊富、そして歴史と文化の深い、まさに理想郷じゃないか~!と、私の方が感動してしまった訳なのですね・・・。

このような自然と文化豊かで、外国人も多い島だったら、ジェンキンスさんもやっていけるでしょう・・・。
きっと、あのアメリカ人アーティストが最後に言われていた「なんとかやっていけるっちゃ!」の言葉のように・・・。

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最終更新日  2004年12月06日 20時31分18秒
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