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今、大工さんと鈑金屋さんとで樹脂サイディングを張ってもらっています。簡単なようにみえて、納まりが難しい部分もあって工夫しながら作業を進めていってくれています。ピンクに見える部分が、既存のコンクリート サイディング。その上から樹脂サイディングを張り増ししているといった具合です。コーナーの白い縁取りに、クリームイエローのラインが美しく仕上がっていますよね。北米では、こうした樹脂サイディングを新築・リフォーム、どちらにもよく施工します。樹脂に色の顔料が練り込まれて成型されていますので塗装された外壁よりも長時間劣化しないという特徴があるのです。比較的お値打ちで、見た目にもおしゃれな外観になるこの素材は、今後日本でも多くなるかも知れません。このように防火サイディングの上から張れば、樹脂でも建物は防火構造として認められます。
2010年02月01日
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新年、明けましておめでとうございます。忙しさにかまけて、日記の更新を怠っておりました。2010年、今日から再開しま~す。随分前からお客さんから相談を頂いておりました外装の改修工事が新年早々より始まりました。この写真を見ると、外壁がピンクに見えると思いますが、実は新築当時はきれいなオレンジでした。太陽の日差しは、少しずつ塗料の色を退色させます。特に黄色の顔料が、抜けてしまうのです。だから、オレンジ色に含まれる黄色が抜けて赤みのある顔料だけが残ったのでピンクに見えるのです。今回、既存の外壁の上から樹脂のサイディングを重ね張りし、カラーベストの屋根は再塗装します。それが完了したら、ウッドデッキなどの外構部分をリニューアルして2月いっぱいで完了する予定です。その際、内装も少しメンテナンスをしていきますので見違えるようになってくれるはずです。手を入れてきれいにするって、本当に大切なことですねぇ。きっと、おうちも喜んでくれていると思います。
2010年01月09日
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最近、車やバイク、高級自転車が自宅で盗難に遭うらしい。私の向かいの家でも、自転車がなくなった。そんなご時勢だから、大事なものは外に出しておくのをいやがるお客さんが増えている。ここのお客さんもその一人。というより、このお客さんは車をしまっておく為に自宅を建てたって言っても過言じゃない。62年式のビュイック・リビエラ。V8のビッグアメリカン。勿論、ガレージの中をリビングから窓越しに見ることが出来るように設計してあります。輸入のガレージ・ドアは、車に乗ったままリモコンで自動開閉。まるでサンダーバードの秘密基地。このガレージ・ドアは、中からは人力で開閉できますが外側からは頑丈なドアを壊さない限り絶対開きません。そこが、防犯に気を遣う北米製ならではです。夕暮れ時にステンド・グラスから洩れてくる部屋の明かりが、真っ白なダッチ・ラップサイディングによく映えます。美しいデザインや遊び心は、長く愛着を感じさせる為のひとつの工夫です。知多市 K邸、12月13・14日にオープンハウス! ↓http://ameblo.jp/homemade-co/entry-10170721074.html
2008年12月02日
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以前、取り付けしたての時に紹介した知多 K邸のオーニング・テントですが、足場を外して、ウッドデッキを取り付けしたらこんな感じになりました。結構かわいらしくなったでしょ。真っ白な外壁には、赤白のストライプはピッタリです。外壁は、国産のコンクリート・サイディングですが、ダッチ・ラップというデザインのものにしてみました。普通の横張りサイディングのように、単に横にラインが入っただけというものでなく、えぐれたラインになっているのが特徴です。広々したウッドデッキに、テーブル・セットを置いてオーニング・テントの下で外で朝食を食べたり、たくさんの仲間を呼んでバーベキューをしたりと、楽しみ方もいろいろです。この空間が人から丸見えの場所にあると、そんなこともなかなか出来ないかも知れませんが、隣近所からも見えないような奥まったスペース(庭)ならプライベートな遊びが可能です。あと、オーニングは撥水加工がしてありますが長年雨に曝されて使っていると、汚れや劣化が出てきます。だから、オーニングはあくまで日よけとして使うのが基本です。知多市 K邸、12月13・14日にオープンハウス! ↓http://ameblo.jp/homemade-co/entry-10170721074.html
2008年12月01日
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日本の殆どの家は、サイディングという外壁材を貼っている。大きなパネルのものや横方向にラインが入ったものなど様々。でも、普通の国産サイディングはおおよそ10年で塗り替えを必要とする。カナダのように25年も保証するなんてものはあり得ないのが現状です。だから、10年に1度は100万円くらいの塗装工事の費用を覚悟しなければいけません。ただ、こうなったら、塗装だけして我慢するか貼り替えるか、どちらかしかありません。家というものは、新築してから常に自分自身の重さと家財道具の重さに耐えなければいけない宿命をもっています。だから、どんな家も若干の縦方向の縮みがあるのです。この外壁は、タイル調のパネルサイディングと呼ばれるもので、いくつものタイルに見えるものが一枚のコンクリート板になっているんだけど、貼る時に遊びを作らずに、パネルをそのまま上に載せたようだ。家が縮もうとしているのに、サイディングはコンクリートなので縮めない。だから、パネルとパネルのジョイント部分に無理が働いて、このようにサイディングが前に押し出されてしまったのだ。逃げ場を失うと、最悪サイディングに多量のクラックが入ることもある。経年劣化によるコーキングの色の変化くらいは、塗装すれば何とか元に戻る。でも、押し出されたサイディングは、元には戻らない。そんな中、最近防火規制の関係で、サイディング自体の厚さを大幅に厚くしないといけなくなった。というより、厚いものしか生産されなくなった。これって、家に更なる負担を余儀なくさせるってこと?ジョイントの遊びのことを考えない業者さんが貼った外壁は、これから相当問題になるだろうね。(こんなこと、見積には書いてないから施工に信頼が置けるってことが大切なんだけど・・・)外壁ばかりいじっても、窓ガラスはそこまで火事に耐えられないのにねぇ。
2008年10月27日
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流行もひと段落した感がある塗り壁だが、ヨーロッパの田舎をイメージしたおうちが欲しいという要望をもった人はまだまだいらっしゃるようだ。そこでよく塗り壁材として登場するのが、国産の「ジョリパット」。皆さんもお近くでコテ跡をわざわざ外壁に付けて仕上げてあるおうちを見たことがあるだろう。その材料のほとんどが、これなんです。ただ、この材料は伸縮性がほとんどないので、温度の変化や雨や日照りによる水分・湿度の変化による家の構造体の動きがあると、写真のように見事にクラックが入ってしまう。この家は、名古屋のある工務店が建てた家だが、縦にも横にも網の目のようにクラックが入っているのが分かるだろうか。特に窓やドア枠のコーナー部分からヒビが始まっているケースは多かれ少なかれ、ほぼ全ての家に対して当てはまるというのが現状のようです。それは、窓やドアの上にマグサと呼ばれる横木が入れてあるからです。上からの重量負荷を直接窓が受けてしまうと、窓が歪んだり、開かなくなったりするので、マグサによって窓の上でその重量を受けるということをしているのです。ですから、そのマグサにだんだん重量負荷が掛かります。更にそのマグサを受けている柱材が重量負荷によって縮んでしまうことによって外壁も同様にその伸縮の影響を受けてしまうことも、原因のひとつです。こうしたことは、構造上避けがたい問題ですが、重量負荷を分散させる為の下地材の強化をしたり、輸入の「Stucco Flex」のような伸縮性のある材料を使うなどすれば、クラックのリスクは少なくなります。但し、その分手間も材料も掛かります。手間を省いて安くすれば、お客さんは喜ぶでしょうね。同じ見栄えの塗り壁の見積なら、安い住宅メーカーと契約するでしょう。でもその時は、下地や手間暇のことなんか全く気にしていない。というか、営業担当もそんな知識もないし、価格のことばかりが優先される。真面目に手間暇掛けて造るところが、競争に負けていくのは、悲しいですねぇ。家は、お金じゃない。そう、心が大切。皆さん、分かりますか?分かんねぇだろうなぁ~、イェィ。(ちょっと古いか?)
2008年08月31日
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お客様を連れての4泊6日の短い旅でしたが、昨日名古屋に戻って参りました。 主な目的は、新築されるお客さんの為に インテリアのアイテムや家具類を見に連れていくことでしたが、もうひとつミッションがありました。それは、今まで外壁にレンガを積んでいたように石を積んで外壁にしようというものでした。だから、その為の情報収集と現物確認の旅だった訳です。カナダの高級住宅やショッピングモールのような商業施設では、石積み外壁をよく見かけます。勿論、石だけでなくレンガを組み合わせたデザインなんかもよくあるんですが、石の重厚感はヨーロッパの古い街並みを思わせるような感じでいいですよね。ショールームには、いろいろなデザインの石のサンプルも飾ってあって、どれを選ぶか迷うくらいです。実は、これらの石は人工石なんですよ。でも、タイルのように薄くはありません。だからこそ、窓回りなんかに奥行きができてかっこいいんですよ。こうして、石はいくつものサイズを組合わせるといったふうにパレットに積まれています。だけど、重いのでカナダからコンテナで運んでくるのは至難の業です。でも、必ず石積み外壁をやりますよ。あとは、耐震性の再確認だけです。面白い素材でしょ。私って、道楽者でしょうかねぇ。
2008年05月20日
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カナダで最高級な外観と言えば、やはり石積み。勿論、レンガ積みも相当高級な外壁であることは間違いないが、その豪華さからすれば石積みに勝るものはない。日本では、カルチャード・ストーンと呼ばれるコンクリートを材料にしたスライス・ストーンが一般的だが、これはあくまで厚みの薄い石貼りなのである。本物は厚みがあるので、石積みになっちゃうんだよね。ただ、本当の石でなく、これも人工石。当然、積んでいるから一部が脱落してしまうことはあり得ない。また、その厚さ故に、断熱性能もある。グレーの石が、オーソドックスだけどエレガントな雰囲気を醸し出す。まさに、邸宅と呼ぶに相応しいデザインだと思いませんか。まだ、この素材は日本には入ってきていないのでそのうちホームメイドでやりたいと思っています。そうなれば、日本で初めてってことになるかも・・・。さあ、皆さんのお宅では如何でしょうか?
2008年04月12日
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アーリーアメリカンを思わせるデザインの輸入木質サイディング。日本のサイディングと違ってどうしてこんなに家が美しく見えるのでしょうか?それは、カラーバリエーションの美しさなんです。色のセンスは、日本のサイディングと比べて全然豊富で美しいと思いませんか?それは、色の文化に違いがあるとしか言いようがありません。勿論、昔の日本では、こうした文化があったはずなんですが、戦後の住宅産業はこうした文化を失わさせてしまったと思います。そして、次に重要なのはその耐久性能。基本的な割れや欠けなどの保証については、25年もの保証期間を設けています。また、仕上げについても、15年の保証期間が付けられているので、10年で塗り替えを必要とする国産のサイディングと比べても格段の違いがあるのです。当然、劣化速度も遅いので、長く美しさが保たれるということなんですね。ただ、このサイディングは、あくまで木を原料とした主材で出来ていますので、防火指定のある場所での使用は制限されます。敷地が広くて、隣家と遠く離れているような家でしたらその耐久性や美しさから、防火地域等でもこうしたものを選択されてはいかがでしょうか?このサイディングは、基本として3種類のデザインがありますが、まず第一のものは、Ced R-Vueという名前のラップ・サイディング。いわゆるヨロイ貼りと言って、板を上から重ねて貼っていくデザインのものですね。これは一番オーソドックスなデザインで、アメリカの片田舎にあるようなイメージだと思いませんか?この Ridgewood D-5 は、板と板とを差し込んで貼っていくものですが差込みの片側が緩やかに丸くえぐられたようなデザインになっています。これは、オランダの家のラップ・サイディングに見られるような形をイメージしています。また、シダーの木目の表情を出していますので、ヨーロッパ・カントリーな印象を与えます。最後に登場するのが、この Ultra Plank。このサイディングは、縦でも横でも自由に貼れるサイディングです。縦に貼れば、和風モダンやデザイナーズ・ハウスといったデザインにも対応できますし、横に貼れば、横ラインが強調されたメリハリのあるカントリー・デザインになることでしょうね。勿論、これにも美しい木目がデザインされていますから、家にワンポイント・アクセントを与えています。いかがでしたでしょうか、これらの美しい輸入サイディングは?Ridgewood D-5は、フレンチカントリーのN邸で、また、Ced R-Vueは、アーリーアメリカンなO邸でも使われています。皆さんもこうした輸入外壁材を使ってみたいと思いませんか?
2007年11月13日
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皆さんの家のまわりでもおしゃれな塗り壁をしていらっしゃるお宅が増えてきたと思います。でも、よーく見て下さい。窓の周りや、壁パネルのジョイントラインにクラックが入っているお宅を見かけませんか?日本で広く使われているジョリパッドという塗り壁材はシリカサンドという素材でできているので、弾力性や追随性に乏しいのが現状です。北米の塗り壁材の多くは、カルシウムサンドとアクリルポリマーの混合物ですから、塗り厚の70%程度分伸縮するという高い弾力性を誇ります。通常の塗り壁材は、6~7年が耐用年数であるのに対しこうして、曲げた状態で30年経っても経年変化がなかったという報告もある程です。(期待耐用年数は、20年以上)また、防水性があるにもかかわらず、通気性があるということから下地の構造体に含まれる水分を外に放出するという機能もあるのが特徴です。このように、コンクリートサイディングの上からでも施工できますから外壁のリフォームや塗り直しにも威力を発揮しますし、新築時の塗り壁材として使って頂ければ、長期間に亘ってメンテナンスが不要になります。コテなどを使って表情を出せば、南フランスやスペインの風情を醸し出すことも可能です。また、こうした素材は、非常に高い断熱性能も発揮します。スタッコフレックスの厚み1.42mmで0.01584W/mkという熱伝導率に対して、断熱材としてよく使われる発泡ポリエチレンの厚み25mmで0.05W/mkですから、厚さの薄いスタッコフレックスで3倍以上の断熱性能があるというのは、驚異的です。外壁のクラックでお困りの皆さん、是非、こうした塗り壁材を使ってみては如何でしょうか?塗り壁材、スタッコ・フレックスを使用した建築作品:イメージは、懐かしいおばあちゃんの家 ~M邸~
2007年10月11日
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北米でリフォーム用に開発された樹脂サイディング。元々、日本のように外壁の塗り替えをしていたのですが、塗装をする手間を軽減させる目的で、既存の外壁の上から貼られるようになりました。その手軽さや耐久性から、今では、北米でもリフォームだけでなく、新築時にも外壁材として採用されることが多くなりました。その耐久性は、30年という保証期間からもお分かり頂けると思います。樹脂ですから、色あせもなく弾力性に富み、塩害や酸性雨、凍結による割れなどにも強いんです。写真を見て分かる通り、サイディングは一体成型で作られていますから防水性能が高いのですが、材料のジョイント(接合)もワンタッチで引っ掛けるタイプなので、更にすきまなく家を覆ってくれるという特徴を持ちます。また、樹脂なので、解体時にリサイクルすることも可能なので環境適合性にも優れていると言えます。下記写真は、その施工例ですが、非常におしゃれな外観を簡単に作り出すことが可能だと思いませんか?在庫の色は限定されていますが、時間に余裕があれば、こんなにきれいなカラーバリエーションの中からお好みのものを選んで頂くことも可能です。防火下地を造れば、リフォームのみならず、新築でも使って頂ける樹脂サイディング。今後、日本でも普及していくのではないでしょうか。
2007年10月11日
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