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静岡県の方から、Wayne-Dalton社のガレージドアのスプリングが切れて動かないとの相談を頂きました。トーション・スプリングがチューブの中に入っているSpring Tubeのタイプのようですから、Torque Masterシリーズのものではないかと思います。スプリングが露出していないですから、見た目がすっきりしてきれいですが、その分スプリングを交換するには手間が少し掛かります。ウェイン・ダルトン社は、アメリカのメーカーとしては日本でも名が知れた会社ですし、商品のデザインもなかなかいいものを持っています。でも、いつも開け閉めするガレージ・ドアの消耗は、どこのメーカーのものでも同じですから、10年くらいでスプリングやワイヤー・ケーブルは交換した方がよさそうですね。また、ドアのバランスが崩れて傾いたりしていると、モーターにも余分な負荷が掛かりますから、出来れば5年くらいでバランス調整して頂きたいものです。そうしないと、電動モーターの方も交換しなきゃいけなくなってしまいますから・・・。この件については、もう少し情報を整理してから、部品の調達に移行しようと思います。やっぱり適正な材料をちゃんと施工することが、長持ちや安全につながりますからね。新築でガレージをご計画の方や輸入住宅のメンテナンスでお困りの場合は、お問い合わせ下さい。
2015年04月29日
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熊本や大分で大きな被害を出している活断層地震。私たちが住む東海地方では、どこに活断層が走っているか皆さんご存知でしょうか。せっかくですから、最新の状況を調べてみました。ホームメイドがある愛知県日進市では、すぐ脇に大府市から豊明市、東郷町、豊田市猿投へと続く一直線の活断層が走っています。また、岐阜市の方から一直線に名古屋市中心部へと走る活断層も見受けられますから、この2つの活断層がV字又はY字の形で愛知県の活断層を大まかに構成している感じです。そして、鈴鹿山系や養老山系のふもとの周囲や桑名市から津市へと連なる沿岸地域にも多く見受けられる状況です。これは、現在確認されている活断層だけのマップですから、未知の活断層が隠されていることも忘れてはいけません。もし活断層の近くにお住まいの方がいらしたら、地震の際にどう逃げるか、その前に何を準備するかを考えておいた方がよさそうです。いくら建物の耐震性を高くしても、何度も強い地震に襲われればどんな建物の強度も落ちてきますし、地盤が割れるようなことがあれば、強い基礎でも壊れる可能性が生じます。特に木曽川等の砂利が堆積して出来た濃尾平野は、地盤の流動化が起りやすい場所ですから、免震システムが機能しなくなるリスクも考えに入れておかなければなりません。勿論、家が壊れないことが一番ですが、人間が造るものに絶対安全などという神話はありません。結局、私たちが地震に勝つなどという大それたことは出来ませんから、いかに難をうまくかわすかが大切だと思います。だからこれは、災害に備える為のハザードマップでもあります。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年04月17日
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こちらの写真は、日本でも人気があるコーラー(Kohler)社製のシャワー付きキッチン水栓。18年前に設置されたとのことですが、シャワーヘッドの根元部分から水が漏れ、レバーハンドルでお湯を止めても吐水口からポタポタと落ちる状況となっていました。こちらの水栓金具は、未だに生産されている商品で補修用の部品類も手に入ります。そんな状況ですから、浜松にあるお客様のお宅にお邪魔して、どういったカートリッジバルブが使われているかをチェックしました。でも、レバーハンドルの台座等が錆び付いて、肝心のカートリッジバルブを露出させることが出来ません。プラスチックハンマーで少し台座を叩いてやって、錆びた部分が外れないかやってみましたが、ビクともしません。こうなってしまうと、取り外しを無理に行えば、水栓自体を破損させかねませんから、カートリッジバルブを特定することは諦めました。鶴首の吐水口もグラグラしていますし、シャワーや止水バルブもダメということですから、お客様に説明して新しい水栓金具に交換しようということになりました。まあ、18年以上使い続けられたのですから、よく頑張ったと思います。皆さんも水栓金具を使ったら、本体やその周囲に付いた水をよく拭き取って錆などが発生しないように手入れをしてやって下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019年11月06日
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木製サッシは、輸入住宅がお好きな方なら誰しも憧れがあるものです。ただ、材質が木ですから、経年劣化には気を配りたいところです。例え、外側がアルミで覆われたもの(アルミクラッドサッシ)であっても、閉じた際にサッシ枠が木製の建具と接するのが普通です。そこに雨水が表面張力によって付着してしまうとなかなか乾かず、ジクジクした状態になってしまいます。特に、サッシ下枠の入隅コーナーに砂埃や汚れが溜まっていたりすると排水が悪くなる為、水がたまりやすくなります。晴れたら窓を開け、よく木部を乾燥させたり窓枠の両端に溜まった砂等を掃除したりしましょう。私たち ホームメイドは、写真のようになる前に、防水塗料を塗ることもお勧めします。このような場所には、パラペイントのティンバーケアのような屋外木部用の防水塗料を塗ってメンテナンスしましょう。ティンバーケアは、体に安全な水性でありながら2度塗りすれば5年の耐久性を誇ります。勿論、ウッドデッキなど、風雨に曝される木部にも最適です。輸入住宅にお住まいの皆さん、早めに対処して下さいね。
2010年12月07日
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先日、ローウェン(Loewen)のアルミクラッド木製輸入サッシが現地代理店の都合で調達出来なくなったという記事を書きましたが、いろいろ供給元を探した結果入手が可能となりました。今回お客様から、ダブルハングの網戸が複数なくなっているので入手可能かどうか、と相談されていましたから一安心です。ただ、こうした部品類の調達価格は年々上がってきている感じがします。カナダのローウェンに限らず、メーカーや代理店の都合で部品の調達がいつ出来なくなるかは誰にも分かりません。また、サッシ・メーカー自体が他社との合併や廃業でなくなってしまうということになると、特殊な場合交換・修理が不可能になるということも生じます。(こうしたことは国産品でも起こり得るのです)サッシやドア、その他の輸入資材について、何れはそういう事態になる恐れはありますが、まだ大丈夫だからといって放置しておかないで早めに交換部品の調達やメンテナンスを心掛けて頂きたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。<関連記事>: 調達先を探さなければ・・・ (2016年8月3日)
2016年08月17日
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静岡県のお客様から、ケースメントサッシのロック金物が破損したというご相談を頂きました。輸入サッシは、木製アルミクラッドのローウェン(Loewen)社製。室内側の木枠は高級感のあるダグラスファー(米松)を用いてあり、木目が美しいサッシです。破損したロック金物はレバーを上下させることで、建具側の受け金物をギュッと引き込んで鍵を掛ける構造になっています。ただ、古い製品は引き込み部分の耐久性の問題か、或いは形状的な問題か、10年もするとロック金物の中にあるプラスチックのパーツが割れてしまうことがしばしばありました。今回のケースも同じ不具合と思われますが、現在製造されている金物は外見こそ全く同じですが、中のプラスチック部品は少し改善されているようです。その為、これに合わせて受け金物の方も若干形状が変わっていますから、ロック本体だけでなく受け金物も同時に交換が必要ですし、受け金物の位置も調整しながら取り付けなければなりません。それを知らずに全く同じ位置に取り付けたりすると、鍵が掛けられず困ったことになってしまいます。今回は交換部品の調達だけですが、お客様が取り付ける場合はその点を考慮して取り付けるようにして下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月19日
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このガレージドアを持つお宅は、名古屋市天白区で2002年に竣工したレンガ積み輸入住宅 H邸。新築から13年も経つのに、イギリスの納屋風のドア・デザインはその美しさを保ったままです。一見すると横引きか開きのような感じのドアですが、実は巻き上げ式のオーバースライド・ドアなんです。車2台を並べて止められるだけのワイド・サイズを持つガレージドア。4.8mもありますから、迫力満点です。素材は、腐りにくいと言われるシダー(米杉)で出来ているのですが、軽くて柔らかい性質ですから強度を出す為に裏板が付けられています。また、木の塗装には、パラペイントのティンバーケアを用いています。だから、13年もの長い間風雨に曝されていてもこれだけ状態がいいという訳です。これだけ大きくて幅のある木製ガレージですから、耐久性や強度の面でいろいろ工夫がされているんですね。こうしたデザインのガレージや建築をご希望の方は、ご相談下さい。
2015年04月22日
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北名古屋市のお客様からご相談を頂いたカナダのアクアディス(Aquadis)社製水栓金具用カートリッジバルブ(止水パッキン部品)。アクアディスという水栓メーカーは、10年近く前に会社がなくなり、メンテナンス用の交換部材も手に入りづらくなっています。倒産した際、カートリッジバルブもいくつか予備を手配しておいたのですが、そろそろ底を付いてきた為いろいろ当たって予備用として購入しました。昨今の円安やカナダのインフレ・物価高によって、こうした部品も相当値上がりをしていましたが、今後のお客様へのアフターサービスも考えて各種手配することとしました。恐らくアクアディスというメーカーの水栓金具は、私共以外のビルダーさんであまり施工はされていないと思いますので、修理部品がなくても然程影響はないはずですが、逆に言えば部品を手に入れるのは至難の業となります。その為に、ホームメイドは少し無理をして在庫を持とうと決意しました。取り敢えず、十分な量は確保したつもりですが、国内の輸入住宅メーカーさんでも修理部材の在庫保管をして欲しいものです。でないと、ユーザーのお客様は交換出来なくて困ってしまうかも知れないですからね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年09月25日
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先日、東京のお客様から輸入のキッチン水栓の水漏れ修理をご相談頂いたという記事を書かせて頂きました。こちらの洗面用水栓金具も、同じお客様からご相談頂いた製品です。メーカーは、やはりデルタ(Delta)なんですが、デザインはクラシカルな美しいデザインをしています。こちらもキッチン水栓同様製造は既に中止されているようですが、パッキン用の部材などの交換部品は製品を間違えなければ今でも手に入れることは可能です。こうした装飾的な水栓金具は、アメリカでも数が少なくなってきており、シンプル・モダンの直線的な製品が主流になっており、今では貴重な存在と言えるかも知れません。また、円安やアメリカのインフレなどが相まって、昔手に入れた時の値段では到底入手することが難しくなってきていますから、どこにでもあるようなデザインのものと交換してしまうのは惜しいと思います。止水パッキンの部品さえ交換すれば、新品の時と同様にちゃんと使えるようになりますから、メンテナンスをしながら長く使い続けて頂きたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年01月21日
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岐阜県のお客様から、輸入の洗面水栓のメンテナンスについてご相談を頂きました。水栓金具は、ヤスダプロモーションの洗面用水栓です。ゴールドの本体に白いレバーハンドルのコンビネーションが、クラシックで美しいですね。施工されたのは、2011年。輸入住宅ブームが1990年代ですから、それから10年以上後に建てられた輸入住宅ということで比較的新しい製品になります。今回の不具合は、レバーを閉じても吐水口から水やお湯がポタポタ落ちてくるというものですから、内蔵されたカートリッジバルブを交換すれば元通りに直ると思います。ヤスダプロモーションの古い水栓金具は、製造時期によって使われている止水バルブが異なるという事象がありますので、現地調査を実施しないと入手したバルブが取付け出来ないというリスクが生じます。ですが、今回のものは、止水バルブに製造時期による新旧はなく、事前調査は必要ありませんでした。その分修理費用も抑えられて、お客様にもメリットがあったのではないかと思います。交換用のカートリッジバルブが入荷次第、修理にお伺いする予定です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月11日
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昨日、ドアノブ・メーカーが違うと、使われているラッチの形状が違うという記事を書きましたが、実際にラッチを見てみましょう。並べてみたのは、Kwikset(クイックセット)、Weiser(ワイザー)、そしてTaymor(テイモア)のドア・ラッチ。どれもフェース・プレートが頭の部分に付いたタイプを比べてみましたが、フェース・プレートがないドライブ・イン・ラッチも各社用意をしています。全体的な形状としては、どれも同じ大きさではありますから、輸入のドアに開けられたノブ穴にはどのラッチでも挿入出来るようになっています。ただ、ドアノブとラッチとでメーカーが違う場合、その互換性はあまりないと考えた方がいいでしょう。それは、ドアノブ(ドアレバー)を回すと回転するトルク・プレート(回転軸)の形状が各社で異なっている為、トルク・プレートが差し込まれるラッチの穴もそれに合致したものでなければならないのです。つまりドアノブとラッチは、同じメーカーのものを使うというのが、輸入のドアノブでは基本となります。こういうことを知らないと、消耗品のラッチを交換する時に全然ドアノブに入らないなんてことも起こります。輸入住宅にお住まいの皆さん、どうぞ気を付けて下さいね。ラッチが壊れたら、すぐに交換出来ないかも知れません。そういう場合は、セキュリティで不安を抱えることになりますから、ドアの開閉がおかしいと感じたら私たちのようなビルダーに相談して部品の準備をしてもらって下さい。殆どのビルダーさんは、自社で部品の在庫を持っていませんからすぐに取り付けしてもらうという訳にはいきません。因みに、これら以外にも北米の輸入ドアノブ・メーカーは、Schlage(Dexter)やEmtek、Baldwin、EZ Setなんて会社もあります。ドアノブ・ドアレバーでお困りの方は、お問い合わせ下さい。
2014年10月15日
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こちらの写真は、昨日水栓金具から取り外したアメリカンスタンダードのセラミック・カートリッジ(止水バルブ)。輸入のキッチンや洗面の水栓金具の中に内蔵されているものですが、ご覧のように、銅の金属は錆び付き、部品の下の取り付けられていた柔らかい樹脂で出来た緑色のリング・パッキンも劣化してなくなっています。水漏れしたとは言え、蛇口からポタポタと落ちる程度ですから、開閉バルブのどこが悪くて不具合を起したのかは、はっきりとは分かりません。新築から16年の長きに亘り、水道の水圧やお湯の熱にも耐えながら機能し続けてきたのですから、大したものです。こうしたバルブ部品は、半永久的とメーカーも言っていますが、やはり部品の劣化は必ず起こるものだと思います。ですから、15~20年くらいして水漏れを起すようなら、こうした部品を交換するようにしたいものです。勿論、バルブ部品だけでなく、全体的に劣化が進んだような水栓金具であれば、水栓ごと交換して気分を一新するのもいいかも知れません。北米製の輸入の水栓金具であれば、水漏れはこのカートリッジバルブを交換すれば、殆どの場合直るはずです。メーカー名、製品名や品番、施工時期を記録して、将来の交換に備えておくことも忘れないで下さいませ。<関連記事>: 今朝も直してきましたよ (2019年11月9日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019年11月10日
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こちらは、愛知県の輸入住宅に取り付けたキッチンのシャワー水栓。メーカーは、アメリカのピフィスター(Pfister)社。築14年くらいになりますが、シャワーヘッドとホースとのつなぎ目部分から僅かに水漏れをするようになったそうです。また、シャワーヘッドの切替スイッチも、ボタンが戻らないということがあるようで、そちらも交換したいということになりました。シャワーヘッド自体頑丈なステンレスで出来ていますし、結構大きめでもありますから、ホースの接続部分が細く感じてしまいます。お客様もおっしゃっていますが、ホースをそのままにしてシャワーを使わない状態で使用する分には特に問題はないそうです。でも、やっぱりホースを伸ばして洗いたいという時はありますよね。太いホースで頑丈な接続部分だと不具合が起きることはないかも知れませんが、それだとどうしても水栓金具自体がごつくてスマートな形状にはなりません。デザインと耐久性とを両立させたい処ですが、そこはある程度仕方ないのかも知れませんね。でも、既に製造中止となった本体にも拘らず、部品の手配は出来ました。そういう点は、流石に息の長いアメリカ製品だと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月05日
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先日ブログ記事に書かせて頂きました洗面水栓のメンテナンス用の部品が届きました。輸入の洗面水栓は、ヤスダプロモーション製のゴールドの水栓金具。蛇口から水がポタポタ落ちるということで、レバーハンドル内に内蔵されているカートリッジバルブを交換することになり、それが弊社に届きました。レバーハンドルが比較的高い位置にある関係から、バルブの頭部のスピンドルと呼ばれる部分もそれに合わせて長くなっています。バルブのお尻の赤い方がお湯用、青い方が水用となっています。今回、同じ水栓金具が2ヶ所あるということで、このお湯用・水用のセットを2セット用意しています。週明けに岐阜県まで取り替えに伺ってきますから、また交換後に状況をお知らせしたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月17日
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20年前に輸入住宅を新築したお客様から、マーヴィン(Marvin)社のインテグリティ(Integrity)というサッシが壊れたという連絡を頂きました。それは、スライディング・パティオドアと呼ばれる掃出しサッシのロックが不調で鍵をかけることが出来なくなったというものでした。実はこのお宅では、昨年も違う掃出しサッシで同じ不具合を起しています。このモーティシー・ロックという金物には、小さなバネが内蔵されていて、その反動でラッチを出し入れする仕組みです。小さなバネですから、長年の使用で切れてしまうこともあり、15年くらいで交換するのが基本です。ですから、今回のロック金物は寿命が長かったとも言えるのですが、鍵を掛けることが出来ないというのは防犯上不安な状態になってしまいます。こうなる前には必ず予兆のような感じがあるものです。そんな異変を感じたら、壊れる前に部品の交換をするように心掛けましょう。こうしたロック部品は、マーヴィン専用というものではないですから、他のサッシメーカーの窓用としても結構簡単に手に入るものです。輸入住宅ブームの時にいろいろなメーカーの掃出しサッシが入ってきましたが、現在国内で取り扱われていないサッシが多くあります。(今日もローウェン(Loewen)社の掃出しサッシのロック金物の不具合で、別のお客様から連絡を頂きました)建てた住宅メーカーに対応を断られても、部品の大きさや形状さえ分かれば代替のパーツを取り寄せることは可能ですから、諦めないで相談して下さいね。ただ、同じようでもちょっと形状が異なるという金物は、いくつも存在しますから、確認まで少々やりとりが必要ですのでお付き合い頂くかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月26日
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以前もご相談頂いたお客様から、メーカー不明の掃出しサッシの戸車部品を調達出来ないかとのご相談がありました。輸入のスライディング・パティオドアは、ペアの強化ガラスが装着されていることもあって、相当の重量に耐えられるだけの強度を必要とされます。そういった意味で、構造はシンプルで素材は金属で出来たものが多く使われます。今回の戸車もそういった部品ですが、滑車部分に経年の錆が見受けられます。恐らくこの部品を取り外した時は、糸ゴミや砂埃といった異物もたくさん付いていたのではないかと思います。そういう状態では、戸車がうまく動いてくれませんから、窓枠のレールを傷めるばかりか、ドアの開閉にも支障をきたすようになります。ただ、70~80kg近い重量のドアを外して、ドア下を掃除したり戸車を外したりというのは、一般のお客様には至難の業かも知れません。ある程度の経験や適切な工具を持った専門家にまずは相談して、やり方を勉強してからご自身で作業をするようにして欲しいと思います。因みに、この戸車部品も調達は可能でしたので、既に手配を済ませました。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2021年06月28日
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名古屋市守山区の輸入住宅、Cさんからの依頼で、ウェザーストリップなるシール材を取り付けに行きました。奥様が大の虫嫌い。近くに森もあってムカデなども家に入ってくるらしい。そこで、輸入の玄関ドアの敷居にあるほんの小さな隙間を気にして何か対処してほしいということだった。カナダ製の玄関ドアの多くは、ウェザーストリップというクッション材(モール材)がドア枠の上下左右に入っているのだがこのメーカーのものは、ドア下だけはゴム製の薄いテープ材があるだけで、それが人の出入りで徐々に切れてきていた。簡易なものですから、ただの目隠し材だと思うのですが、小さな虫が出入りしないかと奥様は気が気でない。そこで、私たちは写真のようなウェザーストリップを用意しました。写真は、おうちに取り付けたものの切れ端ですがこれの長いものをドア枠の上下左右にある取り付け用スリットにビード部分を差し込んで施工します。このウェザーストリップは、ある程度の高さや幅がありますから多少ドアが枠にピッタリしなくなっても気密を保つように考えられているんですね。ウェザーストリップは、おおよそ10~15年程度で劣化してきますから、必要に応じて取り替えて下さいね。但し、ドアメーカーによっては、形状が違う場合もありますのでちゃんと確認してから手配して下さい。こういうメンテナンス部材もホームメイドでは用意していますから、ご希望の方はお問い合わせ下さい。
2012年04月24日
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こちらは、輸入洗面の水栓金具の写真です。レバーを回しても蛇口から水がポタポタ落ちるということで、カートリッジバルブの交換をご依頼頂きました。輸入水栓は、アメリカのアメリカンスタンダード(American Standard)製のハンプトン(Hampton)というシリーズの水栓です。20年くらい前に施工されたものでしたから、お客様も直せないと考えていたようですが、私たち ホームメイドのサイトをご覧頂き、修理が出来るのではないかということで問い合わせ頂きました。この水栓金具自体は既に廃番になっているのですが、交換用の修理部品は今でも手に入れることが可能です。日本の製品であれば、既に交換部品もなく全交換ということになるのですが、欧米の製品は直しながら長く使うという習慣が出来上がっていますから、部品の製造も長く行われるのが一般的です。もしこの洗面水栓を新品で買おうとしたら、今なら10万円くらいはするでしょうから、元通りに直れば修理をするに越したことはありません。吐水口からの水漏れは、基本止水バルブであるカートリッジバルブを交換すれば簡単に直ります。ただ、水栓ごとに適合するバルブが違いますから、お客様が自分で適合するものを海外から購入して取り付けるということは結構ハードルが高いかも知れません。私たちが適合するものを見付けて輸入するのに1ヶ月くらいは掛かりましたし、専用工具を使って錆び付いた部品を外すのに結構時間が掛かりましたので、私たちのような専門家に依頼する方が確かかも知れませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年08月22日
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本日、みよし市の輸入住宅にお伺いして、形状がおかしかった洗面水栓のハンドルアダプタを交換してきました。輸入水栓は、モエン(Moen)製のモンティセロ(Monticello)。ハンドルアダプタは、開閉するハンドルレバーと止水パッキン材のカートリッジバルブとをつなげる役目を果たす部品ですが、これの形状が変でメーカーに正しい交換部品を再度送ってもらうようにお願いしておりました。取り替え自体は然程時間が掛かりませんので、すぐに作業に取り掛かりものの15分程度で修理は完了。写真のように、お湯・水共に問題なく吐水し、レバーを回せばちゃんと止水することも出来ました。施工後20年近い洗面水栓ですが、デザインも古さを感じさせませんし、こうして今でも交換部品を手に入れられるということは本当に素晴らしいことだと思います。また、20年くらい経ったらメンテナンスのタイミングになるでしょうが、その時も交換部品が調達出来ると更に素敵ですよね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月27日
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静岡県のお客様からカナダのバレルサウナ(樽型サウナ)を設置してみたいというお問い合わせを頂きました。先般、オーシャンズという雑誌に取り上げられて以来、お問い合わせがいくつか来ていますが、日本人はやっぱりサウナが好きなんでしょうか。こちらが、メーカーから頂いた寸法図。全長は3.6m、直径は2m。入口の屋根付きポーチには、休憩用のベンチがあり、入口を入ると奥行1.2mの着替えスペースがあります。その奥にあるドアを開けると、長さ1.8mのサウナ・スペースが広がりますが、板壁となっている一番奥にはバブル・ウィンドウと呼ばれるスモーク・レンズの丸い球形出窓が取り付けられます。それを入れると、全長は約4.2mに達する大きなサウナとなります。カナディアン・シダー(杉)のアロマな香りで癒されると共に、薪又は電気式のヒーターによって健康的な汗をかく。そんな素敵な時間を、最大6名で楽しむことが出来るなんて楽しいですよね。バブル・ウィンドウには、小さなテーブルも付けられますから、簡単な飲み物やフルーツ、本などを置いておくことも可能です。サウナの傍らには、同じシダーで出来た樽型の水風呂も設置する予定ですから、そこで汗を流してまた熱いサウナに入るなんてことも出来ますね。まだ計画の段階ではありますが、実行段階に入りましたらその様子をご案内します。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年08月31日
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ジーンズのインディゴ・ブルーを思わせる絵柄の入った洗面ボウル。黒い顔料が少し入ったような青さが、懐かしさや上品さを与えてくれています。この洗面ボウルは、ここ名古屋を中心とした地域で製造された国産品。ですから、品質や精度もいいですよ。勿論、このボウルにマッチする水栓金具もラインナップしていますから、統一感のある洗面空間にすることもOKです。国産住宅、輸入住宅を問わず、こうした美しいアイテムに囲まれて暮らすというのは、楽しいですよね。但し、こうした焼き物は熱湯をいきなり流すのは、厳禁です。急激な温度変化は、ボウルにクラックが入る原因になりますから。こうしたデザインの建築や資材をご希望の方は、ご相談下さい。相談や問い合わせをお考えの方は、日々更新する記事をいくつかご覧の上ご判断願います。
2015年09月17日
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岐阜市の輸入住宅 N邸は、レンガ積みも終わりましたがドライウォールの下地施工もほぼ完成しました。仕上げの塗装はまだ終わっていませんが、下地だけでも本当にきれいです。写真だけで本物の美しさをご覧頂けないのが残念ですねぇ。さて、今回はドライウォールの本物と偽物でどこが違うかをお見せしましょう。(勿論、途中の施工も全然やり方が違いますがそれはまた次回お見せしますね)正しい当社の施工と他社の間違った施工の写真を比べると、どれくらい違うかお分かり頂けますね。石膏ボードの張り方が違うと、壁にクラックが入るリスクが高くなります。石膏パテの材質の違うと、ジョイント部分の柔軟性がなくなります。内装の枠材等を取り付けると、その下になっているジョイント部分のパテの施工が出来ないし、枠材等が汚れないようにカバーする手間(緑の養生テープ)が増えてしまいます。材料や施工の順序を正しくしないのは、施工性を上げて工期を短縮し、高い利益を確保するが為であって、お客さんの利益や思いを考えてやっている訳ではありません。いい仕事や美しいデザインこそ、お客さんが望んでいるものであるとホームメイドは考えています。いくら安くても、間違った施工では誰も納得しないですよね。
2012年07月04日
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昨日、春日井市のお客様の処に伺って、久々にロジェール(ROSIÈRES)製コンロを修理してきました。国内に交換用部品の在庫もなく、ほぼ修理は不可能な状況になりつつありますが、何とか直したいという要望を頂き、詳しい状況を聞きました。キッチンコンロは、TDS-64という型番のもので、ガスオーブンは付いていないが、ゴトクの上の耐熱ガラスのフタが付いたおしゃれなコンロです。通常は点火プラグの上でスパークしてガスに火が着くのですが、写真のようにプラグの下の場所でミスファイアしてしまい、ガスに火が着かないという不具合でした。この場合、スイッチを操作すれば、電気が来るということですから、点火に関する大まかなシステムは機能していると考えて宜しいでしょう。あとは、どうして変な処でスパークしてしまうのかという問題です。お客様にはダメ元で調査を行って、原因を確認の上部品交換をしないで直せるということなら修理をしますというお話をしました。勿論、修理不可となる確率が高く、安易に期待を持たせることはよくないですから、修理が出来ようが出来まいが出張調査の費用は掛かりますので、その点を了解頂けますかと相談させて頂きました。そして、考え得る限りの道具と材料を準備して、お客様の元にお伺いしました。まずはスパークの状態を確認しないといけませんから、コンロを分解して電気配線やガス配管を露出させました。そのうえで、ミスファイアする場所や原因を考えて、そういったことを順番に解決していった結果、見事全ての口で点火が正常にされることを確認しました。部品交換なしで無事に修理出来たのは、点火の際の「カチカチ」というスパーク音が鳴ったということが大きかったと思います。点火プラグの部品はありませんが、プラグまで電気が来ているだろうと推測出来る状況だったから、出張点検を決意しました。全ての修理案件でうまく修理が出来る訳ではありませんが、構造が比較的簡単なロジェール製コンロですから、皆さんのおうちのものも、もしかしたら直せるかも知れませんよ。但し、淡い期待は禁物ですから、その点はご注意を!輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2021年04月04日
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あまり気にしていない人も多いかも知れませんが、ビルトインガレージのオーバースライダーにはボトム・ラバーと呼ばれるゴム製のクッション材が取付けられています。写真は、奈良県のお客様からお送り頂いたものですが、ゴムが少し波立っている感じですし、ガレージドアの端までボトム・ラバーが届いていない状況のようです。ボトム・ラバーは、ドアと地面との間の隙間をなくし、ガレージの気密性を上げる効果があります。また、ドアが閉まる時に地面へのクッション効果も期待出来ますから、ガレージドアや電動オープナーへの衝撃を和らげてもくれます。ボトム・ラバーも経年劣化する消耗品ですから、ゴムが割れたり破れたりしたら、交換するようにして下さい。たまにこのボトム・ラバーを取付けしていないガレージ・シャッターもあるようですが、ガレージドアの寿命にも影響するかも知れませんので、取付けしておいた方がいいでしょう。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年03月06日
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先日、自然オイル塗料のオスモとドイツ製樹脂サッシ、エーデル・フェンスターを扱う「オスモ&エーデル」さんへ商品を見学に行きました。オスモは私も昔使ったことがありますから、特段目新しいことはないだろうと思っていました。(でも、実際は新商品もあり面白かったです。これはまたの機会にご紹介しましょう)今回のメインは、エーデル・フェンスターというサッシだったんですが、北欧のサッシと同じような部材が使われているかどうかを知りたいと思って伺いました。結局の処、北欧のサッシとは違う部材、違うデザインで作られていて共通する部品などはなかったのですが、写真のようなカット・サンプルを見せて頂きました。左が、エーデル・フェンスターのサッシ。右が国産の樹脂サッシ。どちらもトリプル・ガラス仕様となっています。これだけの話なら性能差はないように思いますが、実際はそうではありませんよ。それは、樹脂のフレームにあったのです。エーデル・フェンスターのサッシの枠は、ハニカム構造のように部屋が細かく分かれているのが分かりますか?それに引き換え、大手メーカーの国産サッシは各々の部屋が大きくあまり仕切りがないですよね。部屋が細かく分かれているということは、フレーム強度が高いというメリットと熱が伝わる速度が遅くなるという点が優れています。そして、エーデル・フェンスターの枠の中には、金属のフレームが内蔵されているではありませんか。これを入れることで、窓に強い力が加わった際でもサッシが歪まず、開閉が重くなったり、固くなったりする恐れが少なくなります。だから、幅2.4mの大開口の窓や掃き出しサッシが可能となる訳です。(国産サッシでは、それだけの強度が最近まで出せなかったというお話も聞きました)ただ、ガラスについては、空気層を多く取っている国産サッシの方が断熱性は有利な気がします。勿論、LOW-Eガラスの性能がどうかという点も比較しなければいけませんが、そこまでのことはカット・サンプルだけでは不明です。さて、皆さんは環境先進国、ドイツの製品を選びますか?それとも国産サッシを選びますか。性能や金額、アフターサービスを考えて、サッシも検討したいものですね。勿論、北米製のサッシもいいですよぉ~。尚、ドイツ製でも国産でも一部を除いて樹脂サッシの防火認定は取れていませんから、防火地域では単独で使うことは出来ません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年05月23日
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木造住宅を支える木の柱。木造よりも鉄骨やコンクリートで造られた建物の方がはるかに強いと思われる方も多いと思います。果たしてそうか?実験で野ざらしにしていたのでグレーに変色していますが、写真に写っているのは、在来工法で使う3.5寸角(約9cm角)と呼ばれる木材。私たち2x4工法の輸入住宅で使う2x4材を2枚合わせたものとほぼ同じ断面積になります。0.09m × 0.09m = 0.0081平方メートルしかない3.5寸角の断面に上から重しを載せて、どのくらい耐えられると思いますか?何と、25トン。材種によっての違いもありますが、すごいですよね。実は、木材は、このような圧縮の力に対するよりも引っ張りの力に対する方が更に強く耐えるのです。知ってましたか?在来工法の木造住宅は、地震の際にホゾと呼ばれる接合部が抜けてしまったり、よじれてそこがバラバラになったりする為に倒壊をするのですが、2x4工法はそれが起こらないように構造用耐力合板を外壁部分の2x4の柱材全てに張り付けて壁を1枚のパネルにしてしまいます。(在来工法でもこれに習って、合板等を張る場合もあるようです)そして、その柱の間隔は、在来工法の910mmに対して、日本の2x4工法では455mm、北米では406mm。つまり、壁となる部分に細かく均等に材木を入れるのが2x4工法の特徴でもあります。在来工法でもそうなのですが、窓のような開口部を少なくして壁を多く取れば2x4の家は強くなるのです。また、2x4工法では、力が加わる部分に、2x4材を2~4枚合わせて使うことも多いので、材積は、在来工法より15%程度増えるとも言われています。ですから、木造の2x4輸入住宅は頑強な構造と言えるのではないでしょうか。木材は、地震の揺れに対して柔軟ですから、更に素晴らしいと私は思いますよ。
2011年11月14日
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昨日・今日と愛知郡東郷町のお客様のおうちで、床暖工事を行っています。本当は2月くらいに施工するはずだったのですが、資材の納期と大工の予定とが合わず、こんな夏の暑い時期にまでずれ込んでしまいました。15mmの構造用床合板の上に12mmのフローリングが張ってある状態で、フローリングだけきれいに剥がして、凸凹をならして平らにしてから電気式の床暖パネルを敷いて、再度新しいフローリングを張るという作業です。ただ、強力な床材用の接着剤とフィニッシュ・ネイルが施工してあるので、フローリングを剥がすのは至難の業。乱暴に剥がすと下地の合板まで剥がれてしまい、床暖パネルが張れなくなります。そこで、慎重に床材を剥がしていく訳ですが、それにほぼ丸一日掛かってしまい、それでも接着剤の山や床材の一部が残ってしまいました。それをスクレーパーや電動工具などを使って一部剥がした様子が、写真です。本当に作業は大変ですが、下地の状態が悪いと床暖パネルが曲がってしまったり、最悪温熱配線を断裂させてしまうようなこともありますから、下地は一番丁寧にやらなければなりません。単純で簡単に見える作業ですが、こういった仕事にも丁寧さや気遣いが垣間見えるものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2021年08月23日
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昨日までの4日間、蓼科のお客様の別荘へ伺ってノルディスカヒュースの木製サッシのガラスパテの打ち直しメンテナンスをしてきました。サッシは、スウェーデンのSP Snickerier社製の木製輸入サッシ。下見を入れてこのおうちにお邪魔するのは、4回目になります。90年代では、ノルディスカヒュースは北欧系輸入住宅の最大手でしたから、オーソドックスな木製サッシを使っていらっしゃるおうちはたくさんあるかも知れません。木製窓の枠とガラスの間から雨が浸入しないように、ガラスの周囲にはガラスパテが施工されているのですが、20年以上するとパテが硬化してしまい、簡単には剥がせなくなってしまいます。勿論、30年以上雨風に当たっているような場所の窓だと、更に劣化が進んでしまい、パテが部分的に脱落するようになるのですが、そこまで行くとガラスからの雨漏れで室内に水が入ってきたり、窓枠が腐ってきたりしますから、最悪の状況になってしまいます。硬化したパテは石のように堅く、カッターやパテナイフ等では全く歯が立ちません。私たちは、スウェーデンから輸入した専用工具などを駆使してパテの除去作業を行うのですが、厚みの薄いガラスに張り付いたパテとの闘いは慎重な上にも慎重な作業が求められます。1つの窓のガラスパテを除去しただけで腕はパンパン、時間は数時間経っていたなんてこともしばしばでした。その後、ガラスの周囲にマスキングテープを張って、新しい専用のガラスパテを塗る作業をするのですが、写真は新しいパテを施工する前の様子です。古いパテが徹底的に剥ぎ取られ、きれいに掃除した上で美しくマスキングテープが張られているのが分かりますか?ここまでするのは、本当に至難の業です。そんな窓が20ヶ所もあったら、メンテナンスには何週間も日にちが必要となります。10~15年程度でガラスパテを打ち直しすれば、ガラスパテも然程難しくなく外せるはずですが、一旦堅くなってしまったパテはサッシ屋さんでも絶対にやってくれない代物です。木製サッシが悪くならないうちに、どうか適切なメンテナンスをして下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年09月24日
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亀山市のお客様からお預かりした掃出しサッシ用の網戸 2枚。サッシは、クレトイシ製の樹脂サッシ、モンタージュ。それ程古くないんですが、網戸の戸車が付いた樹脂製のコーナー部品が劣化して壊れそうになっているので、これも交換しました。ただ、このコーナー材は作りが結構柔くて、少しのことでバラバラになってしまいます。古いものを外す際は、壊れてもいいですから問題ないのですが、新しいものはそうはいきません。でも、アルミのフレームにコーナー部品がなかなか差し込めず、ゴムハンマー等を使って装着するのですが、慎重にやらないと破損してしまいます。私たちが依頼を頂く前に、どこかのリフォーム屋さんにも網戸の張り替えとコーナー部品の交換を相談されたそうですが、破損を恐れて断られたとのこと。簡単でお金になる仕事しか引き受けないというのは、昨今の日本人の特徴かも知れませんが、プロとして少々情けない感じですね。日中は久々にいい日になりましたので、引き続き網戸の張り替えを行います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年05月14日
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愛知のお客様から輸入サッシの網戸の修理及び製作をお願いしたいというご相談を頂きました。サッシは、ミルガード(Milgard)製の樹脂窓です。網戸の相談は3枚あって、1枚は破損したものの修理、残りの2枚はどこかになくなってしまったものを2枚新しく作って欲しいということでした。写真は破損している網戸ということですが、グラスファイバーの網(スクリーン)が破れて直してあるのが分かります。なくなってしまったという網戸は、破損している網戸と全く同じものということですから、寸法や仕様といったことを破損したものから確認出来れば全く同じに作り直すことは可能です。ただ、網戸に使われている部材を北米から取り寄せて、それを日本で私たちがフレームをカットするなどして特注していく訳ですから、既製品を購入するのとは費用も納期も全然違います。特にフレームや網などは、長い箱や筒に入れて海外から送ってもらいますので、重さの割に高い送料が掛かります。国内でサッシ屋さんにお願いして適当に作ってもらうことを考えるかも知れませんが、インチ単位では到底材料を調達出来ませんから、お金を掛けた割にはあまり納まりがよくない網戸しか作ることは出来ないと思います。今後も長く使っていくものでしょうから、お金は掛かってもちゃんとしたものをオーダーで作ってもらうことをお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年08月12日
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北米の樹脂サッシ インシュレート(Insulate)社製のハメ殺し窓。FIXサッシとも呼ばれますが、写真のようにペアガラスの内部が崩壊しています。中に入っている気密材のスペーサーが、バラバラになっていますし、錆び付いた粉のようなものもたくさん出ています。シングルハングやケースメントのような開閉可能なサッシもガラスの内部結露を起しますが、ハメ殺しのサッシも同様の不具合を起します。窓枠や建具が樹脂で出来ているサッシは結露に強いと言われていますが、それは室内の湿気が窓によって冷やされる結露が発生しても、木製枠ではないから腐らないというだけのこと。雨などの水分が、樹脂枠とペアガラスとが接する部分から入り込んでしまった場合は、中で水分や湿気が滞留してしまい、反ってペアガラスのスペーサーを劣化させる原因にもなります。写真のようになってしまうと、ガラス自体が少しガタついてきているかも知れません。そのうち窓から脱落するでしょうから、ペアガラスを交換すべきです。今回ご相談を頂いた輸入住宅では、こうしたサッシがいくつかあるようですから、不具合調査を含めて時間と費用が掛かると思います。尚、この現象は国産・輸入を問わずペアガラス・サッシに発生します。輸入住宅じゃないから大丈夫なんて、気を緩めないで下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年03月16日
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輸入サッシの上げ下げ窓には、いろいろなバランサーが付いているという記事を書かせて頂いておりますが、今回のものも初めてのバランサーです。形状としては、よくあるシングルハング窓用のバランサーに似ているのですが、よくあるのは建具の両サイドに装着されるのに対して、こちらはサッシの側枠の上の方に固定します。ですから、このバランサーは、枠の溝の中に入って露出した形となっているのです。Unique(ユニーク)バランサーというらしいのですが、基本的な機能は同じで、このバランサーに仕込まれたバネの力を利用して建具(障子)を持ち上げるという仕掛けです。こちらのバランサーの調達のご相談を頂いたお客様は、もし部品が見つからなければ、国産サッシをカバー工法で上から被せることもお考えだったようですが、その必要はありません。サイズとバネ強度を示す番号表記が分かれば、交換部品を調達出来ますから、また窓は新築時の状態に戻るはずです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月08日
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メンテナンスにお伺いする輸入住宅の件数が、どんどん増えてきていますが、シングル・ドアの玄関でストライクプレートがうまく装着出来ていないというお宅を見掛けることがあります。ストライクプレートとは、玄関ハンドルの開閉用ラッチがドア枠に直接当たるのを防ぐ為に付けられる戸当たりの金属板を指すのですが、この長さが短い為に木のドア枠が削れてしまっているというトラブルです。普通は、こうしたトラブルが発生することはないのですが、屋外側のブリックモールディングと呼ばれる飾り枠をドア枠と同じ出面で施工してしまったが為に、ストライクプレートが戸当たりの意味を持たなくなってしまったのです。言葉で言うとよく分からないと思うかも知れませんが、分からない方は関連記事の写真をご覧頂くと理解が出来ると思います。そんな状況で、新築した業者さんはいろいろ工夫をして、その問題を解決しようとするのですが、それに適合した資材を持ち合わせていないので、うまく納まることが出来ず中途半端に終わります。今回、私たちは、プレートの長さを長くしたストライクプレートをアメリカから調達しました。長さが8cm近くありますから、不具合のある殆どのドアに装着することが可能です。開閉ラッチのドア枠側をきれいに納めたいとお思いのお客様は、是非これをお使い頂くといいのではないでしょうか。ただ、私たちの在庫はそれ程多くありませんから、なくなりましたら少々お待ち頂くかも知れませんので、ご了承下さいませ。<関連記事>: こういう玄関ドアの処は、意外と多い <関連記事>: 継ぎ足されたストライク・プレート 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年07月20日
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1ヶ月くらい前にファイバーグラス製の輸入玄関ドアを塗り替えした作業風景をご覧頂きましたが、今日はそのドアのビフォア・アフターをご覧に入れましょう。まずは、塗り直す前の玄関ドアです。木目の凹凸はありますが、ドアの表面の塗装は全て剥げてしまっているという状態でした。この状態では、せっかくのステンドグラスも美しさを発揮出来ません。次に、塗り直した後の玄関ドア。お客様が選ばれた色は、ダークオークです。如何でしょうか。落ち着いた高級感があるドアに仕上がっていると思いませんか。木目も自然な感じになっていますから、これがファイバーグラス製のドアだなんて思う人はいないと思います。塗り直しには専用の塗料と塗装の技術が必要ですが、私たちならこんなに美しく木目を蘇らせることが可能です。10年程度経った玄関ドアは、ファイバーグラス製でも木製でもきれいに塗り直しをすることをお勧めします。玄関は、家の顔ですからね。<関連記事>: 白く変色したファイバーグラス製輸入玄関ドア (2017年2月21日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年04月21日
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レンガの家は、外壁自体は100年経ってもメンテナンスが必要ないと思いますが、レンガ以外の外装部分のメンテナンスは定期的に必要です。主なところは、屋根の軒部分とか窓周り。軒については、以前別の記事でもお話ししましたが、ここにはレンガを用いることが出来ないので、コンクリートのサイディングを施工して塗装します。ですから、10年程度で塗り直しが必要となる訳です。そして、窓周りですが、窓の上に重いレンガを積む為に、分厚い鉄板(アングル鋼)を支えとして入れてあります。鉄板ですから、錆びないように塗装を施してありますので、前出の軒のように塗り直しや錆落しをしなければなりません。また、窓とレンガ積み外壁とが接する部分は、構造部分に雨水が侵入しないように防水コーキングを施してありますからコーキングが痩せたり劣化したりしたら、打ち直す必要が生じます。(サイディングの外壁の場合は、サイディングのつなぎ目部分もありますから、更に仕事量は多くなります。レンガ・タイルの場合は、目地の割れなどの問題もありますから同様に補修に手間が掛かりますね)こうした作業は、DIYでやれる場合もありますが、日頃忙しいご家族がやる時間がなかなか取れないかも知れません。ただ、こうした部分に問題がないかは、誰でも目視で点検出来ますから、いつも注意して見て頂くことをお勧めします。いつまでも美しいレンガ積みの輸入住宅を維持していく為にどうぞ点検・整備をお忘れなく。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。
2014年10月23日
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こちらの写真は、昨日入荷してきた輸入サッシの気密パッキン材であるウェザーストリップ。参考にとお客様から提供頂いた既存品のウェザーストリップと断面を比較しても全く同じです。このウェザーストリップは、ミルガード(Milgard)のケースメントやオーニング・サッシの建具(障子)に装着されていたものなんですが、窓メーカーでは古いタイプのウェザーストリップの供給はしないと断られ、部材メーカーをいろいろ当たっていました。20年も前に施工されたサッシの部品ですから、供給出来ないというのも分かりますが、どこで手に入るかくらい教えてくれてもいいと思うんですけどね。何れにしても、いろいろな処を当たってやっと見つけたのが、このパーツ。でも、メーカーは大量のロットで購入しないと売らないということで、お客様にもご迷惑をお掛けしました。最初に相談頂いてから1年以上の時間が経ってしまいましたが、見つかっただけでもラッキーでした。この量なら、30年以上消耗品の交換には困らないかも知れません。どうぞ大切に使って下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年09月12日
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昨日に引き続き、アルミクラッドの木製輸入サッシの話題です。室内側に木の温もりを感じられる木製サッシは、本当に美しく癒されますよね。でも、マーヴィンにしてもアンダーセンにしても、室内側に取り付けされた飾りの木製格子は、細くて非常に繊細に出来ています。また、ガラスの拭き掃除が出来るようにと、格子がピンのようなもので留められているだけで、すぐに取り外しが出来る構造になっています。ですから、固定ピンが折れてしまったり、写真のように木が細くなっている部分で欠損してしまったりするケースが多いんです。新築されるお客様のご家族は、子供さんが比較的小さな場合が多く、遊んでいるうちに格子に触れて折ってしまうこともあるでしょう。そういう場合、私共に連絡頂ければ、新しい格子を窓メーカーから取り寄せることは可能です。その際は、窓のメーカー名やサッシの型番、窓のサイズや築年数などをお知らせ頂けると、よりスムースに調達出来ますから、図面などの資料を大切に保管しておいて下さいね。こうしたデザインの輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2015年12月05日
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東京都千代田区西神田にある25階の高層マンションの20階で火災があったというニュースが流れました。火事自体はよくあることですが、マンション故にいくつか問題提起がされたような気がします。まずは、高層マンションということで、あまりに高いところでの火災だと消火活動が出来る範囲が限られるということでしょう。はしご車が届く高さには、限界がありますからね。次に、上の階に住む人は、逃げ遅れたら取り残されるということでしょう。下から上がってくる火や煙に対抗する手段はありませんから上へと逃げるしかありません。そして、高温になる火災で構造体の鉄骨の耐震強度が極端に落ちる危険性があるということです。鉄に一旦火が入ると、その構造自体は強度が落ちてしまいます。ですから、大きな地震が来たらマンションが崩れて落ちるなんて危険が生じるかも知れません。勿論、構造を新しくすればいいのでしょうが、なかなかそういう訳にはいかないでしょうから、外見を繕って直ったようにしてしまうくらいしかやりようがありません。自分の部屋が出火元でなくても、こうしたことがあると資産価値も落ちるでしょうし、上記のようなリスクがあることもマンション購入の際には考えておく必要がありますね。最近、都心の高級高層マンションが売れていますが、大丈夫でしょうかねぇ?私は、レンガ積み外壁の2x4工法輸入住宅がいいと思うんですがねぇ・・・(笑)新築をご計画の方や耐震補強でお困りの方は、お問い合わせ下さい。
2015年03月02日
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こちらは、ミルガード(Milgard)社製のスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)のハンドル部分の写真です。当初お客様は、このハンドルの調達が出来ないかとのご相談でした。ですから、プラスチックで出来たハンドルが壊れたのだろうと思い、ハンドルの大きさや取付け穴の位置・寸法などをお伺いして、見積をお出しすることにしました。ただ、よくよく話を進めていくと、どうやらハンドルそのものの不具合ではなく、ハンドルに付属しているロック用のレバーが壊れてしまったということが分かりました。こちらのハンドルは、ハンドルセットとして購入出来ますし、ロックレバーだけでもアメリカから調達することは可能です。サッシの古いロックレバーは、鋳物で出来ている上にレバーの厚みも少々薄い感じでしたから、強い力でロックを掛けようとするとロックセットの中で折れてしまいます。輸入サッシの操作は、あまり力を入れずに出来るものですから、そういう場合は鍵のロックラッチの位置がずれていると考えて、ラッチの位置調整やドアの高さ調整をしてやれば直ります。何でも力づくでやろうとせずに、何でも専門家に相談することが大切です。因みに、今のロックレバーは、強度改善の為に厚みが少し増しています。壊れにくくなりましたが、その分ハンドルに少し干渉することもありますから、その点はご留意下さいませ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月27日
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国内でも輸入住宅で圧倒的なシェアを持つ北米のドアノブ・メーカー、クイックセット社(タイタン)。10年前くらいからか、このメーカーの金色仕上げは耐久性の高いものに変わりました。それを称して、「Lifetime Finish」と呼びます。つまり、傷付けない限り半永久的に美しい金色を保つということなんですね。15年以上前に施工した輸入住宅では、通常のBrassFinishでしたから、柔らかい布等でちゃんと磨いていないと、だんだん茶色く変色してきてしまいました。まあ、それも時代とか味とか言ってしまえば趣きになるかも知れませんが・・・・。それから、もう一つ進化したことがあります。それは、「スマート・キー」。それは、後から鍵(キー)の形を変更出来るシリンダーのことで、それが玄関や勝手口用の鍵に装着されているのです。例えば、玄関ハンドルの鍵と勝手口の鍵の2つが存在しているとします。その際、キーが玄関と勝手口とで違っていると2つのキーを持っていないといけないので面倒ですよね。そんな時、スマート・キーだと、簡単な操作でシリンダーの中のピンの位置を変えることが出来るので、1つのキーで両方開けられるように出来ちゃうんです。そして、もしそのキーを紛失してしまって、防犯上の不安が出てきてしまった時、使わなくなっていたもう1つのキーを再登録して、シリンダーを交換することなく鍵を変更するなんてことが可能となるのです。勿論、スマート・キーは防犯性能も高く、耐ピッキング性能は10分以上、耐鍵穴壊し性能も5分未満ながら高い防犯性があると言えます。形は昔のままですが、性能は大きく向上しているのがお分かりでしょうか。こうした鍵に交換したい、新築の家に使いたいとお考えの方は、どうぞ問い合わせ下さいませ。
2013年10月31日
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愛知県春日井市にお住まいの方から、輸入の洗面水栓とドアノブ(ドア・レバー)の交換メンテナンスのご依頼を頂いた。サッシは国産のものが使われているが、ドアやキッチン・洗面キャビネットなどのアイテムで輸入部材が効果的に施工された輸入住宅だが、やはりお世話をして頂けるビルダーさんがいないという状況でお呼びが掛かったという訳だ。洗面の水栓金具については、またの機会に書くことにして、今回はドアノブの状況をお知らせしましょう。ご相談頂いたのは、室内ドアのレバー・ハンドル。これがちゃんと機能しないので交換したいということだった。不具合のあったドア・レバーのデザインを確認したら、私たちがよく使うKwikset(タイタン)製のものとほぼ同じ。これなら他のドアのレバーとも違和感なく新しいものと交換出来ると思い、レバーセットの新品一式を持ってご自宅に伺った。どんな不具合なのかをまず確認。開閉用の爪であるラッチという部品が、引っ込んだまま飛び出してこないというトラブルだった。これは、内部に仕込んであるバネが馬鹿になっているのが原因だ。そこでこのラッチを外して交換しようとしたのだが、既存のラッチの形状が新しいラッチと少し違う。私たちが使うラッチは、フェース・プレートと呼ばれるカバープレートがラッチが飛び出す部分に付いているんだが、こちらのものはドライブ・イン・ラッチというドアの丸い穴に差し込むだけの簡易なタイプのラッチだった。仕方がないので、新しいラッチに付いていたフェース・プレートを工具を使って外し、ドライブ・インの形状に作り替えてみた。ドライブ・イン・ラッチは、直径が少し大きめなので、うまく流用できるかどうか問題だったが、多少隙間が生じる程度で機能的には問題ない状況で新しいものに取り換えることが出来た。手間や工夫は必要でしたが、やってみるもんですねぇ。でも、こうしたドライブ・イン・ラッチが付いたドアノブの輸入住宅は結構あるんじゃないでしょうか。それもラッチは消耗品ですから、壊れた状態でそのまま放置されているようなお宅も多い気がします。皆さん、どうされているんでしょうね。メンテナンスすればちゃんと動くようになるんですけどね・・・。その後のドライブ・イン・ラッチ: ラッチの先にキャップを取り付けました
2014年02月01日
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ここ名古屋でも結構な雨が降りましたが、西日本の各地では恐ろしい程の大雨が降ったとのこと。被害に遭われた皆さんには、心よりお見舞い申し上げます。これからは、強烈に強いスーパー台風や竜巻なんてものも日本にやってくるかも知れませんから、今までの対応では用をなさない状況になるかも知れませんね。そういう強烈な風雨が襲ってきた時、一番気になるのが雨漏れです。殆どの皆さんは、雨漏れと聞くと屋根からの漏水とお考えになるかも知れませんが、雨漏れは屋根ばかりではありません。外壁のコンクリート・サイディングのジョイント(つなぎ目)やレンガ・タイル壁のクラック、サッシの周囲の隙間、屋根の軒のつなぎ目やバルコニーの床といった場所も雨漏れを警戒すべきところとなります。写真は、先日見かけた輸入住宅の外壁です。外壁サイディングのジョイントが、丁度サッシの両端に来るように張られています。サイディングのつなぎ目は、地震や気温差で外壁が動いてしまうような場合に一番割れが出やすい場所です。また、サッシの周囲も構造体の防水シートをカットされる位置でもありますから、漏水時の弱点となりやすい場所でもあります。つまり、この写真の家は、弱点がいくつか重なってしまっていると言えるかも知れません。また、サイディングの荷(重量)が窓に掛かってしまったせいか、窓上の白いモール材(コンクリート製)にもクラックが入っています。こうしたクラックから入った雨がサッシを伝って、室内に雨が侵入するケースも多いのです。そして、モールの上枠の張り方がいけません。赤く囲んだような形で上枠を張るべきですが、モール同士のつなぎ目が垂直方向に入っています。神社の鳥居のように、両サイドのモールの上に載せる形で上枠のモールを張るのが、雨漏れリスクを少しでも軽減出来る張り方です。実際にこのおうちに雨漏れがあるかどうかは分かりませんが、下地の防水施工の良し悪しによっては、外壁を張り直すなどの大掛かりな工事が必要になりますから、注意が必要です。どうぞ、皆さんも大雨には十分ご注意下さいませ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年07月07日
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先日、作業をする為の資材を買いにホームセンターへ行きました。マスキング・テープや梱包用テープ、網戸交換の道具などを購入したのですが、そんな時目に留まったのがグラスウールの断熱材。ビニールの袋に詰められて、掛布団のように丸められた形でたくさん積まれています。私たちは、セルロースや天然ウールといった自然素材の断熱材しか使いませんから、こうしたものを記事に取り上げることも殆どありません。 ただ、多くの住宅メーカーや工務店は、自然素材の断熱材なんて全く使いませんから、グラスウールは皆さんにとって馴染深いと思います。グラスウールは、柔らかい綿のような手触りですから、一見気持ちいい素材のように思うかも知れませんが、元々ガラスという素材ですから、細かなグラスウールの繊維が服に付いたり、体に付いたりすると肌を刺激してチクチクします。そして、喉や鼻に入ってしまうと咳き込むこともしばしばです。また、ガラスですから水や湿気を吸うということもありません(表面張力や毛細管現象でグラスウールの表面に留まるだけです)。そういう状態になると、グラスウールの断熱性能は急激に低下してしまいますから、壁の中に水や湿気が入らないようにべーパーバリアというビニールシートを張って壁の中を窒息状態にするのです。勿論、完全な気密空間を作ることは難しいですから、中に入れるグラスウールもビニール袋に入れて口を塞がなければいけません。でも、壁の柱材は間隔が狭い場所や窓等が途中にあって、断熱材の袋をカットしなければばならない状況も存在します。そういう時は、大工さんが袋ごとグラスウールをカットして壁の中に入れていくのですが、カットした部分をそのままにして切りっぱなしというケースが殆どです。そういう状況にすると、壁体内結露が発生した場合、グラスウールに水分が滞留し乾燥した状況が失われますから、断熱性能が落ちるばかりか、カビやシロアリなどの繁殖を促す恐れも生じます。また、水を吸うと重くなりますから、ホチキスで留めたビニールが外れて、壁の下の方に脱落してしまうことも多いのです。安くて手軽な素材ですから、家をお値打ちに造るということには貢献しますが、ちゃんと施工しないと断熱性や健康にも影響が出ますから、気を付けたいものですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018年10月17日
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お客様からミルガード(Milgard)のケースメント・サッシに付いているウェザーストリップを交換して欲しいというご依頼を頂きました。開閉する建具(障子)の周囲とサッシ枠の両方に付いていて、ダブルで雨や外気の侵入を防ぐ仕組みになっています。ミルガードのケースメントに付いているウェザーストリップは、特殊な形状をしたものなので、入手するには非常に苦労しました。今回、新しいウェザーストリップをサッシに取り付けてきた訳ですが、手が届かないとかよく見えないとかいう場所もありますから、窓全体を確認出来る屋外で交換作業を行う必要があります。ただ、窓が2階にある場合、足場がなければ窓の外からアクセスすることは出来ません。そういう場合、建具をサッシから一旦外して、作業しやすい状態にしてから交換を行うこととしました。建具に接続している開閉金物のオペレーターや窓の上下のウィンドウヒンジを外さないと建具は窓から外れませんから、重さの問題もあって結構大変な作業です。そういった意味では、外壁等の塗り替えをする時の足場を利用してウェザーストリップの交換を行うことが、費用や作業時間を少なく出来る手段だと思います。そろそろ台風シーズンにも入ってきますから、サッシからの雨漏りの原因ともなるウェザーストリップの劣化について、早めに修理・交換をしておきたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019年06月26日
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岡山県のお客様から、シングルハングサッシのバランサーに不具合があるので、交換したいというご相談を頂きました。輸入サッシは、樹脂サッシのサミット(Summit)社製。サミットは、アルミクラッド木製サッシも樹脂サッシも両方作っていたんですね。バランサーは、ごくごく一般的なチャネルバランサーが使われていますが、築25年ということで既に寿命はとうに過ぎています。出来ればこのタイミングで、シングルハングサッシのバランサーは全て交換しておくといいかも知れません。また、寿命が近いと言えば、建具側に付いているトップガイドというプラスチックパーツも交換時期に来ているように思います。この部品は、バランサーが建具の両サイドから飛び出してこないように固定する為のパーツで、これが破損すると窓の開閉が出来なくなります。写真にあるトップガイドは、多少劣化しているだけでまだ使えるようにも見えますが、一度劣化が始まるとどんどん悪くなりますから、バランサーを交換するタイミングで一緒に交換しておくと安心です。普段は建具で隠れて見えない小さな部品ですが、バランサーと共に窓の開閉には重要な役割がありますので、定期的に交換しておけばストレスなくスムースに毎日窓を開けられますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月18日
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