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久しぶりに玄関ドアの1つをご紹介したいと思います。こちらは、アメリカ Simpson社の#7465というシリーズの玄関ドアです。#7465というドアは、標準では窓や格子、鋲といったアクセサリーは付属しておりません。また、樹種はHem(ベイツガ)やDouglas(ベイマツ)が一般的に採用されます。でも、こちらのドアは、レンガ積みの外壁や古びたアイアンを使った照明などによって、中世ヨーロッパ的な外観に仕立てられた家に合うように、いろいろなオプションが組み込まれています。樹種は、わざと節が多く入ったBirch(樺)を使い、ナチュラル・クリアの塗装で仕上げています。こうすることで、中世の時代の素朴さを演出しながら、侵入者に対しては頑強さで圧迫するような、力強さを感じさせてくれます。10年、20年という月日が流れ、ドアの色が焼けて濃くなってくるともっと素敵になるでしょうね。そこが、本物の楽しさです。ただ、そこまでになるには、ちゃんとした手入れが必要だということを覚えておいて下さいね。このように輸入のドアは、デザインを含めて自分の好みでいろいろ組み合わせが出来るところが国産のドアにはない魅力です。こうしたデザインの輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年01月30日
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今日は、お付き合いのある輸入資材を扱う商社さんのご依頼で、他社の大手住宅メーカーが手掛けている新築物件の柱と手摺を取付けに行ってきました。その住宅メーカーさんや下請けをされている工務店さんでは、こうした輸入ものの円柱や手摺を取付けたことがなく、どこかやれるところはないかということでお鉢が回ってきたという訳です。でも、通常の施工手順と違う形で作業を進めなければならず、結構大変な工事でした。ただ、いつも一緒にチームを組んで仕事をする大工さんにやって頂きましたので、何とかきれいに納まりました。美しいデザインのハンドレールやリズミカルに並んだバラスター(子柱)は、輸入資材のファイポン(Fypon)ならではでしょ!でも、こうしていろいろとお声を掛けて頂けるのは、輸入住宅専門ビルダーとして信頼されているからだと感謝しなければいけませんね。これに懲りず、また難しい仕事があれば挑戦したいと思います。こうしたデザインの輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年01月16日
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空き巣によって一部破損したアイアン製の門扉を作り直すべく、年末に既存の門扉の採寸作業を行いました。オーダーメイドの美しい門扉でしたから、そのデザインやパーツを生かして作り直そうと考えていますが、防犯性の強化や耐久性のアップ、更なる美しさを感じて頂けるようなものにする予定です。また、塗装も本物の銅を使った液体金属でコーティングして、それを酸化させてアンティークに仕上げるつもりです。ベタ塗りの青銅色の塗装でなく、本物を感じさせるデザインにすることが今回のテーマです。ですから、元通りに作り直すというよりは、ほぼ全面的に新しく造り上げると言った方が正しいかも知れません。それは、まさに修理ではなく、より一層豪華にするリノベーションだと思います。製作の完了、取付けは、1月末前後となるかも知れませんが、乞うご期待!輸入住宅の新築やメンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年01月05日
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蝶番と呼ばれるドアのヒンジ。日本の玄関や勝手口の場合、写真のようにヒンジが屋外側に露出してしまいます。(皆さんの家のドアも確認してみて下さい)これは、極々当たり前のことですが、泥棒や空き巣からすればつけこむ隙ともなります。露出したヒンジを破壊したり、中の心棒を抜いたりすればいくら鍵を掛けていてもドアが外されて侵入される恐れが生じます。ただ、ヒンジはドア1枚に対して、2~3枚取付けられていますから、破壊するのは結構面倒だったりします。だから、荒っぽい手口の泥棒は、ヒンジを壊すよりもロックのラッチを壊す方が簡単ですから、そちらを選択するのが一般的です。ヒンジが露出する問題は、外開きドアの宿命でもありますが、今後こうした犯罪が多くなるかも知れないということを考えると、玄関ドアをアメリカのように内開きに変えることを検討していかなければいけませんね。ただ、内開きにすると、ドアが開く為のスペースが玄関土間の多くを占めるようになりますから、玄関内を広く取るように間取りを考える必要があります。今までのように安心・安全が当たり前だった時代は、これからの日本には遠い過去のものになってしまうのは淋しい限りですが、だからと言って対策をしなければ家族を守れませんよ。輸入住宅の新築やリフォームをお考えの方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2015年12月29日
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年末のこの時期ですから、引き続き防犯特集の記事を書かせて頂こうと思います。今回は、クイックセット(Kwikset)社の外部ドア用デッドロック(デッドボルトとも言います)。玄関ドアや勝手口、テラス用のフレンチ・ドアなどに取り付けて、鍵を掛けるのに使います。現在建てられている輸入住宅の殆どに採用されて、よく見かける製品となりました。鍵は、鍵山を切った通常のキーシリンダーとなっていますが、鍵山を感知する為にシリンダーに仕込まれたピストンは、国産の4個に対して輸入のものは6個入っていますから、鍵を解除するのに時間が掛かると言われています。また、ピッキンングなどで鍵穴にマイナス・ドライバーを突っ込んだりすると、ピストンがそれを感知して、鍵が回らないように自己破壊をするシステムになっています。ですから、北米のデッドロックは防犯性が高いと言えるのですが、昨日記事に書いたように、ラッチバーを壊されたり、切断されたりすれば終わりですから、外開きのドアにはガードプレートの装着が必修です。ただ、それでももっと防犯性を強化したいという方には、写真のような強化シリンダーがお勧めです。鍵穴も通常のものより小さくて、差し込むキーはディンプル・タイプになっていますから、鍵山が刻まれたキーよりも鍵を開けるのが困難と言われています。また、防犯の為にダブルロックにしているお宅であれば、2つのデッドロックを1つのキーで開け閉め出来るように同一キーで設定することも可能です。(3つ以上を同一キーには出来ません)年末年始で長期間外出されることの多い昨今、輸入住宅の防犯対策に不安を感じられている方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2015年12月26日
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年末はどこの職人さんたちも忙しく、なかなか作業の日程が取れないのが現実です。でも、事が防犯となると、そんなにお客様も待ってはいられないというのが本音だと思います。家に空き巣が入られて、玄関ドアもバールのようなもので傷付けられた状態でしたから、何とか早く作業をしてあげたいというのが人情ですが、材料だけが揃ってもそれを施工するまでに時間が掛かってしまいます。そこで、ドアを交換する前に少しでも安心して頂けるようにと、仮に防犯用のガードプレートを取付けました。ドアに残った傷が少し見えますが、デッドロックのラッチ・バーは全く見えなくなりました。この金色のガードプレートは、市販のものよりも爪が大きくて、金属の厚みも3.4mmありますから、そう簡単には突破されません。また新しいドアを取付ける際にはこれを再度取り付けますが、それまでの間空き巣や泥棒に対処しておくことも重要です。これが付いているのといないのとでは、家への侵入の確率が格段に変わってきます。まだ付けていないという輸入住宅でしたら、どうぞご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。<詳細資料>: 北米製 外部ドア用ガードプレート(PDF)
2015年12月25日
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輸入住宅の玄関ポーチの屋根を支える円柱(コラム)。美しくデザインされた形状は、まさに輸入住宅に相応しいと言えますね。こうした柱材は、通常木製のように思われがちですが、ファイポン社の製品のように硬質ウレタンで成型されたものが殆どです。屋根を受ける柱ですから、ウレタン素材だけでは重い荷重を受けられませんから、中に鉄のパイプが入っていてそれが強度を保っています。こうしたコラムは塗装をして仕上げてあるのですが、10年くらいで塗料がめくれてくるかも知れません。少しくらいなら大丈夫とお考えの方がいらっしゃるかも知れませんが、油断大敵。ウレタンに雨が染みたり、紫外線が当たったりするとウレタンが劣化してボソボソになっていきます。このように塗装が割れてきたら、剥がれた塗装や汚れをサンド・ペーパーなどで取り除いて、プライマー(下塗り塗料)を塗ってから仕上げの外部用水性塗料を施工するようにして下さい。塗料は、防水や素材の保護の役目を果たしていますから、たかが塗装とあなどってはいけませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2015年12月15日
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私たちが付き合いのある輸入資材商社さんから、とある大手の住宅メーカーさんの工事を請けてもらえないかというお話がありました。既に新築のおおよそは完成しているのですが、そこのデッキ・ポーチにポーチ柱や手摺を後付けで取り付けて欲しいというご依頼でした。手摺は後からでも取り付け出来るのですが、ポーチ柱は建物の構造を造る際に予めセットしておかなくてはならないものですから、後からの作業となるとしっかり固定することは大変になります。通常は、住宅メーカーさんの下請け会社さんが施工するんでしょうが、やったことがないこんな輸入資材をイレギュラーな形で取付けるなんて出来ないと断られたようです。そんなことで、私たち ホームメイドにお鉢が回ってきたようですが、輸入商社さんからもお願いされるくらい信頼されているということは、ビルダー冥利に尽きるというものです。年末か年明け早々に工事を予定していますが、またどうなったかは記事に書いてご報告させて頂きます。こうしたデザインの輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2015年12月10日
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赤い境界杭が、土地の角のところに入れられています。これは、先日敷地調査に伺った際に撮った写真ですが、よくある境界杭の光景だと思います。境界杭の外側にコンクリート・ブロックを積んでその上にフェンスを施工したのは、外側の土地の所有者の方だと思いますが、境界点は杭の十字の中心です。だとしたら、外側の土地の所有者が、内側の土地の人に自分の敷地を提供しているような感じで違和感をお持ちになる方もいらっしゃるかも知れません。でも、このような形でブロックやフェンスを施工することは、私たち建築屋にとって極々一般的なんですね。その理由の第一は、境界杭はお互いの所有権を主張する為の重要な要素であり、不可侵なものだということです。だから、工事の際に杭に触れることは、大きな問題となる訳です。ですから、工事を請け負う業者も杭に絶対触ることがないように50mm程度杭から離した処にブロック面が来るように施工します。そうすれば、工事後に杭を触ったかどうかで揉めることはありません。次に、杭から控える理由として、ブロックのベース・コンクリート(簡易基礎)を打設する問題があります。ブロックは単に埋めただけではグラグラして倒れてくる恐れが生じます。だから、ブロックの下には少し幅を広げてコンクリートを打つんです。もし杭に接するようにブロックを積めば、ベース・コンクリートが杭に絡んでしまったり、杭から内側へはみ出してしまったりする恐れがあるんです。そうなれば、工事が越境してしまう訳ですから、これを避けなければなりません。これって、相手に迷惑を掛けないという日本人的な思いやりなのかも知れませんし、トラブルを避ける知恵とも言えます。こうした理由で、境界ブロックや境界フェンスを作りたい人は、杭から自分の土地側に控えて工事を行うということを覚えておいて下さいね。輸入住宅の新築や外構工事をお考えの方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2015年12月06日
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輸入玄関ドアのガードプレートについてお問い合わせ頂いた方から今付いているガードプレートの写真をお送り頂きました。上側がデッドボルト(デッドロック)で、下側がハンドル・レバー。キーを使って鍵を掛けるのがデッドボルトであり、ドアの開け閉めの為に使うドア・ラッチが付いているのがハンドル・レバーです。つまり、ハンドル・レバーには鍵(ロック)の機能は付いていませんから、外側のドアハンドルを握ればラッチが動いて誰でも開け閉め出来るんです。まどろっこしい言い方で分かりにくいかも知れませんが、この場合デッドボルトだけをガードプレート(ドアガード)でカバーすれば、防犯性が確保されるということです。下側のドア・ラッチは、何らカバーする必要はないんです。このガードプレートを作ったメーカーがどこかは分かりませんが、どこを隠せば大丈夫なのかをしっかり確認してから製作するようにしないといけません。まあ、見栄えが悪いだけで、両方カバーしても不具合はないと言えばそれまでですが・・・。あと、ビスが1つ付いていないのも気になりますねぇ。輸入住宅の新築やメンテナンスをお考えの方は、お問い合わせ下さい。<関連記事>: 新しい玄関・勝手口ドア用ガードプレート、発売! (2015年8月28日)
2015年09月04日
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突然、製造メーカーが生産を中止してしまい、調達が不可能となった外部ドア用のガードプレート。そこで今回、違うメーカーに依頼して装いも新たに北米輸入ドア用のガードプレートを販売することとなりました。今までは金属厚が1.5mmでしたが、新しいものは3.4mm。倍以上の板厚にしましたから、防犯性も大幅にアップ。ただ、その分ドアとドア枠との隙間が狭いようなところには、装着出来なくなってしまいましたからご注意下さい。そして、今回は隙間をカバーする爪が23.8mmの親子・ダブルドア用のタイプと、爪が13.4mmと小さめのシングルドア用の2種類を用意しました。シングルドア用は加工が難しい為、少々お値段も高くなりますが、もし親子・ダブルドア用が装着出来る玄関シングルドアでしたら、お値打ちにお使い頂けます。尚、ドアの納まりによっては、取付け出来ない場合もあります。ご注文前に現況に合うかどうか、寸法図で取付け可否をご確認下さい。色は、ゴールド・アンバー・シルバーの3色です。少量ロットでの生産ですから、在庫が切れている場合は少々お時間を頂戴しますので、予めご諒解の上お問い合わせ下さい。
2015年08月28日
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昨日、アメリカの建材セミナーに参加したという記事を書きましたが、そこで紹介された輸入建材を紹介しましょう。写真は、マーヴィン社製パティオ・バイフォールド・ドア。外開きの折れ戸を掃出しサッシのように利用して、大きな開口部を実現します。こうすることで、屋外のデッキと室内の床とが連続した景色を生み出すことが出来ますから、その解放感はたまらないでしょう。屋根付きのルーフ・デッキやオーニング・テントで強い日差しを遮れば、たくさんの友だちを呼んでデイ・パーティも楽しいですね。遠くに海岸線や川岸が見える場所で、のんびり過ごす休日。皆さんでもここにどんな家が建っているか、想像出来ますよね?家づくりを始める時、多くのお客様やビルダーさんは、どんな箱もの(ハード)を造るかという処から入るのが一般的ですが、どんな生活、どんな休日を送りたいかからデザインやイメージをスタートさせることの方が、より楽しい家づくりが出来ると思います。こうしたデザインの輸入住宅や資材をご希望の方は、ご相談下さい。
2015年06月28日
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カントリーな雰囲気を出す為に、20年前には木製のラチスのフェンスがあちらこちらで採用されました。これは、輸入住宅に限ったことでなく、多くの国産住宅でもそうだったように思います。ラチスの多くは、レッド・シダー(米杉)で作られましたから、比較的劣化に強いと言われていましたが、何も手入れをせずに長持ちするなんてことはありません。でも、日本では家をケアする文化が根付いている訳ではありませんから、築10年を過ぎる頃くらいから、劣化が気になり始めるのです。このおうちの場合も同様で、既に塗装は剥げてしまい、ところどころ格子の脱落も始まっていたようです。そこで今回フェンスを樹脂製に交換することになりました。ツヤ消しのブラウン色のものにしましたから、従来のイメージを損なうことなく、耐久性のある状況が出来ました。こんなちょっとしたことでも、家の寿命というものは長くなると思います。それは、住み手の愛着が家の寿命そのものであるからです。家のメンテナンスをご計画の方は、お問い合わせ下さい。
2015年06月14日
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北米製輸入ドア用のガードプレートを2セット購入頂いた方から、今回施工後の写真をお送り頂きました。古い木製の玄関ドアに、アンティーク・ブラス(古金色)のハンドルセットや追加のデッドロック(デッドボルト)が取付けられています。ダブル・ロックにして玄関ドアの防犯性能を高めてあったのですが、やっぱり鍵のロックボルト(ボルト・ラッチ又はデッドロックバーとも呼ぶ)が隙間から露出してみえると、セキュリティに不安を感じます。そこで、外側からドアの隙間を隠すガードプレートを装着して更に不安を解消しようということになったのでしょう。私共が在庫しているガードプレートは、ゴールド(ブラス)色のものしかありませんが、こうしてみると意外とアンティーク・ブラスとの相性もよさそうですね。北米製輸入ドア用のガードプレートは黒いタイプもありますし、勝手口のドアにも装着可能ですから、輸入住宅のセキュリティ対策をお考えの方は、お問い合わせ下さい。あと、古い輸入玄関ドアの塗装についてもご相談下さいね。<関連記事>:輸入玄関ドアの安全対策
2015年04月05日
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ガーデニングで草木の植え替えや剪定、鉢の入れ替えをする時に、少し日差しを避けられる空間があるといいですよね。そんな時にパーゴラやコンサバトリーがあると便利ですが、パーゴラの気楽さやコンサバトリーの個室感の両方を味わえるパーゴラ・ハウス。屋根として透明のアクリル・パネルを載せれば雨もしのげるし、屋根の内側に自作の布を張れば日差しを和らげることも可能です。また、壁用にラチス・パネルや板パネル、窓付きパネル、ウッド・ゲートなどの材料も用意されているので、写真のように2面だけを囲ったり、4面全てを壁にしたりして部屋のように使うことも可能です。ガーデニングだけでなく、アフタヌーン・ティーやガーデン・ランチなどを気の合う友達と一緒にするのも楽しいですよね。こうした美しいパーゴラ・ハウスを施工して欲しい方や自分で造るのでキットで買いたいという方は、ご相談下さい。
2015年03月30日
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先日外装等のリノベーションを行ったあま市の輸入住宅 Y邸。モス・グリーンの木製玄関ドアは、ステンドグラスの入ったシンプソン社製を使っていますが、せっかくのリノベーションですからこの機会にミルワークのドア・トリムを付けたいということになった。ミルワークとは、ウレタン等を成型したモール材のことで、輸入住宅の内外装を飾る際に使われます。ドアの上に付いているのは、クロスヘッド。その中央にはキーストーンと呼ばれるクサビ石をあしらった豪華なデザインです。また、ドアの両側に付けられた飾り柱は、ピラスターと呼ばれます。リブが縦に入ったデザインは、「フルーティッド」と言われ、フラットなデザインの「プレーン」より装飾的ですね。お客様の子供さんはこれを見て、鳥居みたいとおっしゃったそうです。元々こうしたデコレーションは、ギリシャ・ローマの神殿を起源としていますから、東西を問わず神様はこうしたデザインが好きなのかも知れませんね(笑)家のメンテナンスやこうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。
2015年03月18日
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iPhone(iPad)を持っているだけで、玄関ロックの開閉が出来るスマート・ロック「Kevo」(キーボ)。今までは、iPhoneなどのアップル製品しか対応していなかったのですが、とうとうAndroidのスマートフォン用のアプリが登場し、使えるようになりました。ただ、対応しているOSは、Android 5.0だけですから、Nexus 6、Nexus 9、Samsung Galaxy S5 が対象機種です。まあ、これから最新のアンドロイドOSを搭載した機種が増えてくるでしょうから、今後が楽しみです。あと、スマートフォン用のアプリをインストールした人なら誰でも鍵を解除出来るのか?という質問を頂きますが、アプリをスマートフォンに入れた人がKevo本体とスマートフォンとを相互認識させない限り、誰もKevoを勝手にコントロール出来ません。セキュリティ面でも通常のKwikset製品より強固になっているそうですから、ご安心を。Kevoの取付けや建築・リフォームをご希望の方は、ご相談下さい。<関連記事>:鍵を差さないスマート・玄関ロック 「Kevo」
2015年03月01日
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2011年に70周年を記念してリフォームした昭和高校クラブハウス。このリフォームには、同窓会で集めた募金が使われたのですが、写真のように現在でもまずまずの状態を保っています。その前までは廃屋寸前、いや鍵もなし、ドアもなしの廃屋だったと思いますから、当時を知る人にはこの姿は想像も出来ないと思います。屋根は、北米のアスファルト・シングル葺き。耐久性は勿論ですが、天然石を敷き詰めた表情は、本当に美しいと思います。そして、壁は天然木の板にパラペイントの木部用屋外塗料である白いティンバー・ケアを塗りました。(これらは、私たち ホームメイドが提供させて頂きました。)写真では結構きれいに見えるんですが、木の中に含まれていたヤニが表面に出てきて、少し壁の見栄えが悪くなってきています。防水性や耐候性には問題はないのでしょうが、そろそろ塗り直しをしてもいい時期かも知れません。生徒の皆さん、これからも大切に使って下さいね。それにしても、昭和高校のOB・OGは、昭和のことが本当に好きなんですよねぇ・・・。
2015年02月08日
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15年以上前の輸入住宅ブームの時は、家と一緒にウッドデッキを造るというのが、ある意味セットのようなものでした。それくらい戸外にウッドデッキがあるのって、魅力的だったんですよね。ただ、その時使われた材料の殆どは、レッド・シダー(米杉)やスプルース(SPF)に防腐剤のキシラデコールを塗ったもの。確かに一定期間の防腐効果はあったのですが、ざら板が雨に曝され、夏の強い紫外線が注ぐ名古屋では、防水効果のない状況で木自体の劣化は避けられないものでした。そういった状況から次に登場したのが、堅くて強い南洋木材。イペやウリンという樹種で愛知万博の屋外回廊にも使われましたが、環境問題による熱帯雨林の伐採規制から、すぐにその姿を消してしまいました。輸入住宅ブームの時のウッドデッキは、その寿命を迎え、取り払われるか、新しいものへの交換が進んでいます。私たちのお客様の家でも、人工木(樹脂)で出来たウッドデッキに交換頂くことが多くなってきました。耐候性があって、雨や紫外線にも強く、色も豊富で長持ちするというのがその魅力です。パッと見では、木の感じがうまく表現されていますから、見栄えもなかなかのものですし、お手入れする必要もありません。あと、どうしても本物の木の感じが出したいという方には、木の細胞の中に樹脂を注入した木材を使うことも可能です。ただ、最初は白木の木材ですから、風合いを出す為に着色の為のステイン塗装をする必要があるんです。着色だけの塗装ですから、防水の為に将来塗装をしなければいけないということはありませんが、多少色落ちなどがあると思います。(材料自体は、腐りませんが・・・)さて、皆さんはどんなウッドデッキをお望みですか?新築をご計画の方や家のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。
2015年02月05日
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防水する時に便利なのが、コーキング。チューブに入っている時は、液体状だから凸凹した所や形が歪な場所などどんな状況でも対応出来るし、乾いてしまえば弾力性を持った固体となってしまうから、流れ出したり脱落したりすることもありません。だから、雨風の当たる家の外回りや水を使う配管回りでは大変重宝するんです。ただ、コーキングという材料は、多くの種類が存在します。写真にある2つのコーキングも、実は用途が違います。右のものは、ガラスやサッシ、水回りに使います。熱膨張が大きな場所でフレキシブルさが要求される時にその威力を発揮します。左のものは、コンクリートのサイディングや屋根材などのつなぎ目に使います。外部の厳しい環境下でも耐久性があって素材がそれ程動くことが少ないようなものに最適です。防水するなら手軽なコーキングですが、用途によって種類を選ぶことが大切ですよ。そういうことにも気遣いをして、家づくりをしていきたいものです。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。
2014年12月06日
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愛知県春日井市の輸入住宅 K邸にて外装の塗り替え工事及び結露対応工事等をさせて頂くこととなりました。このおうちは、今から16年前に他社ビルダーによって施工された建物ですが、新築以来外装のメンテナンスを殆どやってこなかったらしく、サイディングのジョイント目地などの防水コーキングが割れたり、カラーベストの屋根塗装にコケが生えてきたりといった状況になっています。写真を見る限りでは、きれいな状態に見えると思いますが、塗装のピンクの色が薄かったので褪色があまり感じられないということなんです。外壁に濃い色を使わず、薄い色の塗装にするというのは、実は理に適っていると言えるかも知れませんが、塗料の有効性からすれば、色に関係なく10年前後の耐久期間であると思って下さい。今回も外装には美しいパラペイントを塗る予定です。まだ、色は最終決定していませんが、きっと見違えるように素敵になると思いますよ。あと、このおうちは室内に湿気がこもりがちになるようです。それだけ気密性能がいいとも言えるんですが、冬場の湿気は窓の結露の原因にもなります。窓は、アルミクラッドの輸入サッシ Pellaを使っているんですが、結露の影響で室内側の木部に変色が見られます。交換が必要な場所は新しくしたり、黒ずみが落ちる場所は、パラペイントのティンバー・ケアを使って防水塗装を実施します。屋根に換気棟を追加したり、ガス暖房から電気を使った暖房へと生活スタイルを変えて頂いたりして、結露の発生源を抑え込むという提案もさせて頂きました。家の性能は、細かな気遣いと長年培った技術で必ず蘇ります。外装の色も、デザインという性能であることを忘れずに。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。
2014年11月11日
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2014年10月23日付けの日経ホームビルダーの記事で、頭書のタイトルが付いたものを読みました。以前の連載記事で、日本の住宅の窓は諸外国に比べて性能が大きく劣っていると書かれていたのですが、日本のマンションやビルの窓は木造住宅よりもさらに状況が悪いと、筆者の松尾和也氏は言います。現在、日本の窓の売れ筋の7割は熱貫流率(以下U値)が4.65W/m2・Kと言われています。U値は1 m2(平米)で1時間当たりに通す熱量を表し、小さいほど熱の出入りが少なく高性能であることを意味します。ガラスを二重にしたペアガラスを使って枠も樹脂製にしたサッシなど、実質的にU値が1.7W/m2・Kくらいまでであれば国産でも1 m2当たり25,000円くらいで建て主に提供することが出来ると言います。(金額は、あくまで目安です)ただ、同じ住宅であってもマンションや鉄骨造住宅の場合は、一般に鉄筋コンクリート造であり、構造体に溶接で取り付けるオーダーもののビル用サッシを使うのが一般的です。(窓の業界では、ビルと言えばマンションを含みます)そして、新築マンションで標準的に使われるサッシは、ペアガラスを使用していてもU値は4.65W/m2・Kレベルの低性能。それは、断熱性の高い樹脂や木製を使わず、溶接出来る金属が使用されるから。下手をすると、いまだにシングルガラスを使っていると言います。ここまでは木造住宅の世界と似たり寄ったりですが、問題は価格です。ビル用のサッシは注文生産である上、木造住宅用に比べて肉厚であることもあり、非常に高価です。一般的に性能が同程度であれば、木造用サッシの4倍すると考えてちょうどいいくらいらしいのです。U値1.7W/m2・Kの窓を1m2当たり25,000円で使える木造の世界と、U値4.65W/m2・Kの窓を65,000円もかけて使う鉄骨造もしくは鉄筋コンクリート造の世界。木造は構造体や部材でみて低価格であることに加えて、断熱面でも大きなメリットがあります。木は鉄やコンクリートに比べて熱が伝わりにくいため、安価な断熱材を使った充填断熱でもかなりの断熱性能を得られます。更に、窓でも性能で差がつきますから、それによって完成後の冷暖房費にも大きな差が付くということなんですね。(特に夏場は、鉄やコンクリートが蓄熱するので大変です)耐震性を考えて、鉄骨造にする人もいらっしゃると思いますが、輸入住宅に採用される2x4工法のような木造構造でも十分に耐震性が実証されている現在、環境性能や居住環境の問題も家づくりの中で考えてみる必要があるかも知れませんね。だって、いくら丈夫でも50年後に解体されるような日本の家づくりであれば、あまり意味はないように思いますから。(解体費用も、鉄骨やコンクリート造は高く付きますよ)因みに、私たちが輸入住宅で施工する輸入のトリプルガラス樹脂サッシは、1.07 W/m2・K(ダブルハング・ピクチャー窓)という高性能な数値を叩き出します。そう言えば、以前マンションに住んでいたうちのお客さんが、エアコンの冷暖房費が月8万円だったので、今全館空調で月3万円になってビックリしたって言ってたなぁ・・・。<関連記事>:トリプルガラスの輸入樹脂(PVC)サッシ
2014年10月26日
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90年代の輸入住宅ブームが始まった頃、玄関ドアの多くは木製が使われていましたね。当時、日本の玄関ドアと言えばアルミでしたから、天然木のドアそれも美しいステンドグラスが入ったアメリカ製というのは、憧れや豊かさの象徴でした。今でも国産はアルミ製、輸入住宅は木製という住み分けがされていますが、勝手口のドアとなると輸入住宅で木製を使うことはそれ程多くなかった気がします。それは、勝手口が家の北側や西側にあることが多く、人に見られる場所ではなかったことと、比較的湿気が多い場所であった為、木が腐ることを嫌ったのが理由かも知れませんね。そこで、当時採用されたのが、金属パネルで表面を覆ったスチールドアと呼ばれる断熱ドアでした。現在では、スチールで出来たものに代わって、ファイバーグラスで出来たドアが勝手口だけでなく、玄関ドアでも多く使われるようになってきましたが、これは雨風や太陽の強い日差しによるドアの劣化に比較的強いという理由です。ただ、ファイバーグラス製のドアが全くメンテナンスしなくていいという間違った考えは禁物です。必ず表面の塗装の塗り直しは必要なんですよ。さて、そんなスチール・ドアですが、やはり新築から10年以上経過すると、写真のようにドアの表面に錆びが所々目立ってきます。まだこの状態では大きなダメージにはなっていませんから、外壁の塗り替えをする際にでもドアの塗り直しを一緒にやりましょう。錆びさえ付かないようにすれば、スチールだって長持ちするのです。あのエッフェル塔や東京タワーだって鉄製なのに雨ざらしですから。私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。
2014年10月22日
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iPhoneやiPadで玄関ロックの解除が出来るKwikset社「Kevo 925」。 以前にも記事に書かせて頂き、少し前に在庫してあったものが今回横浜のお客様の元へ出荷することとなりました。 最近、NETのアマゾンなどでも販売されているのですが、単にアメリカの商品サイトから購入したものをそのまま日本の消費者の皆さんに海外から横流しするだけの業者さんのようです。 当然商品が届いたら終わりという状況で、後は何もサービスはありません。そういった所とは違い、Kwiksetの代理店を通して在庫を持ち、私たちはそれを販売、施工もしています。 私たちは輸入住宅を建てるビルダーが本業ですから、将来玄関ロックのドア・ラッチ(ロックの爪の部品)等が壊れた場合でも、代替の部品を準備することは簡単なことです。 (こういった部品は消耗品ですから、10年を過ぎてくると破損することがよくあります。ですから、修理対応は不可欠です。また、壊れてすぐに対応出来ないと、セキュリティで大変な思いをすることにもなりかねません) また、不具合や操作的なミスについての質問があってもKwikset本社に相談して回答を得ることも可能です。(その際は、状況の写真と詳細をメールで確認させて頂きます) こういうサービスを受けられなければ、自分で何とかしなければなりませんから、その時間と労力だけで元が引けてしまうという気がします。 だから、アフターメンテナンスの対応がある分、価格が違います。安い買い物ではないでしょうから、価格だけで勝負するのはリスキーかも知れませんね。 私共から買う意味って、実は結構大きいんです。それをちゃんとお考え頂いたお客様の元へ、Kevoはお嫁に行ってしまいます~ぅ。有難うございました。 ご購入されたい方は、お問い合わせ下さい。<関連記事>: 鍵を差さないスマート・玄関ロック「Kevo」続報 (2013年11月15日)
2014年09月12日
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先日オープンハウスをさせて頂いた愛知県春日井市の輸入住宅 H邸。その際は、まだ外構工事が途中だったのですが、ようやく外周りも無事納まりました。こうしてどんどんよくなっていく我が家を見ると、お客様としては抑えていた希望が膨らんでくるのが人情で、カーポートじゃなくてガレージにしたいとか、家具を替えたいとか、いろいろな欲求が出てきます。でも、リノベーションは一度きりではありません。北米でも数年に一度とか、毎年とか、その人その人のペースで少しずつ改良・改修を加えていくものなのです。だから、今回は今回として、第一段階完了という形でお考え頂ければ、次どうやってやろうなんて楽しみも出てきますよね。さて、皆さん、この2つの写真を見てどう感じますか?今回外壁にも塗ったカナダのパラペイントの美しさって、すごいと思いませんか?そう、色は性能であり、価値ある資産なんです。リフォーム・リノベーションは、単なる補修ではなく、新たな価値の創造であるべきです。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。
2014年09月09日
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輸入住宅には、ステンドグラスが入った輸入の玄関ドアは、必修アイテムと言っていいだろう。また、木製ドアも素敵だけれど、耐候性があって美しいグラスファイバーで出来たこうしたドアもなかなかいいものである。ただ、輸入の玄関ドアには、一つだけ弱点がある。それは、生活習慣の違いによるところが大きいのだが、アメリカでは外部ドアは内開きというのが当たり前なのだ。内開きの場合、ドアがぶつかる戸当たり(ドア枠)は、ドアの外側に位置するから、枠に隠れて外側からはドアのラッチは全く見えない。つまり、ラッチをこじ開けてドアを開放させるということが難しいように出来ているのだ。でも、外開きの場合は、ドアとドア枠との隙間が屋外から丸見えになってしまう為、セキュリティの問題が発生する。こういう場合、ガードプレートを付けてラッチ部分を見えなくするか、鍵をもう一つ付けてダブル・ロックにするかしないと侵入のリスクが大きくなる。勿論、写真のように両方を施工するのが一番なんだが、物理的に無理な場合もあるので、臨機応変に対策を打って欲しい。輸入住宅のセキュリティ対策でお困りの方は、お問い合わせ下さい。<関連記事>: 輸入玄関ドアの安全対策
2014年09月05日
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以前、輸入サッシが雨漏りを起してしまい、輸入住宅に慣れていないリフォーム業者さんが国産サッシに取り換えてしまったという窓を、今回再生させました。輸入サッシは、比較的信頼性の高いインテグリティというシリーズのマーヴィン社製ファイバー・クラッド・サッシを使いました。そして、単に交換するだけじゃ詰らないですから、正面のシンボル的なこの窓にご覧のような窓飾りを付けてみました。材質はウレタンですから、加工がしやすく価格も見た目以上に安価に出来上がっています。これも、この窓に合せて私がデザインや寸法をチェックした上で、はるばるアメリカから取り寄せました。この飾りはプライマーと呼ばれる下塗り塗装を予め施してありますから、ビス穴等をパテやコーキングで埋めたところでパラペイントで上塗りを塗って完成です。そうそう、実は窓の周りの縦目地サイディングも今回張り直ししたものなんです。真っ白な外壁もなかなかいいでしょ。でも、ここは、もっとアメリカンになるように抹茶のような緑色で塗る予定です。さあ、どんなリノベーションになるかは、乞うご期待!こうした私たちのデザインや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。
2014年07月20日
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以前、頭の丸いドライブ・イン・ラッチと写真のようにフェース・プレートと呼ばれる金属板が付いたラッチがあるという記事を書きましたが、これは取り付け方法の違いによって使い分けるパターンのものです。今回は、ドアノブの使い道の違いによって、ラッチの種類が変わるというお話をしましょう。(こんな話を書ける輸入住宅ビルダーって、日本にいるんでしょうか?)写真をご覧頂くと分かりますが、クイックセット社のラッチは、爪の部分の形状が左右のラッチで違います。左のものは、爪の頭にちょんまげのような金属部品が付いていますよね。実は、この部品は爪とは別々にも動きます。勿論、通常は爪と同時に動いて、ドアを開閉するのですが、あることをしてこの部品だけを引っ込めた状態にすると、出た爪が動かなくなります。(ここでは詳しく書けませんから、会社に来て頂ければ実物を使ってご説明致しますよ)これは、ドアを閉めた状態の時にそうなるようにセットしますから、ドアが閉めてある時に、外からラッチの爪を無理やり引っ込めさせることが出来なくなるという訳です。このちょんまげのような部品が、ラッチの爪をロックさせる機能を持っているなんて、皆さんには分からないですよね。こうした機能が全てのラッチに付いていたのでは、部屋に入るのにも苦労してしまいますから、キーを差すタイプのドアノブ以外は右側のラッチが使用されます。Kwiksetのドアノブ用ラッチって、セキュリティに関して至るところに細かい気遣いがなされているんですね。ただ、これがちゃんと機能するには、ドアの建て付けや防水用・気密用のシール・パッキン材であるウェザー・ストリップが劣化していないこと、ドア枠側の穴の位置が正しいことなどが条件となります。こうしたことからも、家の定期的なメンテナンスや確かな技術、輸入住宅に関する豊富な知識が大切なことが分かりますよね。この記事を読んで同じ商品を使う真似は出来るかも知れませんが、私たちと同じ知識と経験を基に施工することは出来ません。さて、どこでも同じように家が建つと、これでもお考えになりますか?こうした記事を読まれて、家づくりやメンテナンスの施工を希望される方は、ご相談下さい。関連記事: 輸入ドア・ノブ(レバー)のメンテナンス
2014年07月16日
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パラペイントの内外装兼用の水性塗料 #1850。ツヤが少ない5分ツヤですから、ツヤ消しのような上品さが欲しい場合には持ってこいです。 ただ、ツヤが少ないということは、ミクロの世界で言うと、塗装の表面に小さな凹凸があって光が乱反射しているということなんです。つまり、ツヤが少ないことの欠点は、目に見えないデコボコに汚れが付着しやすいということです。 ですから、お使い頂くのであれば、屋根の軒下など雨の当たらない外装や内部の枠材・モールディング・ドアやサッシ(建具)への塗装が最適です。 また、風雨や強い太陽の陽射しに曝される外壁等に塗装するのであれば、8分ツヤの「#7500 PARA ウルトラ セミグロス Exterior」を塗って頂くことをお勧めします。こちらは、汚れだけでなく、紫外線などにも強く耐候性、防水性も十分期待出来る水性塗料です。 カナダの美しいカラーを誇る Para Paints は、デザインや用途に合わせて様々シリーズがありますので、是非お使い下さい。こうした塗料をご希望の方は、お問い合わせ下さい。
2014年07月01日
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先日、豊川市N邸で市販前のサンプル品を玄関ドアに取り付けしたという記事を書きましたが、金属メーカーにお願いしてとうとう市販に漕ぎつけることとなりました。今までは、輸入住宅で一般的なゴールド(金)色のものだけでしたが、これからはシックな黒いガードプレート(ドア・ガード)も販売させて頂きます。ただ、今回のものは、手づくりで特注品となっておりますので、生産数量も10枚程度とあまり多くありません。このタイプを販売しているのは、国内でホームメイドだけですが、ハンド・メイドですから、黒い塗装に多少の傷やムラがあります。その点、ご注文前に予めご承知置き下さい。価格は、4,350円(税別、送料別。取付けビスは付属していません)。ガードプレートのサイズはゴールド色のものとほぼ同じですが、多少の誤差がありますので、取付け寸法は下記の参考資料をご参照下さい。(注: 金色と黒色とで寸法図が分かれています)参考資料: 北米輸入玄関ドア用ガードプレート【PDF】黒いガードプレートが欲しいという方は、お問い合わせ下さい。
2014年06月20日
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昨日に引き続き、輸入住宅のドアの写真をお見せしましょう。こちらの玄関ドアは、先日引き渡した愛知県日進市のM邸。優しい柾目のところもあり、力強い板目の部分もあり、なかなかの重厚感ですよね。輸入の玄関ドアの素材は、基本2種類。木製かファイバーグラス製が、最も一般的です。昔は、スチール製のものもあったんですが、錆などの耐久性の問題でアメリカでも殆ど見かけなくなってしまいました。このおうちのドアですが、本当に美しいと思いますが、実はファイバーグラスの表面に塗装をしたものなんですよ。よく出来ていますでしょ。塗装の技術もさることながら、塗装がうまく載るようにファイバーグラスの表面も上手に加工されているところがアメリカ製ですね。だって、この塗装は工場で塗装したのではなく、現場でペンキ屋さんが塗装したんですから・・・。勿論、フォー・フニッシュ専用の塗料を使ったんですが、精度が要求される仕事を現場でやれるなんて、日本ではあり得ないことだと思います。そのくらい北米では、塗装の文化が根付いているし、塗料の性能や品質が比べものにならないくらい高いと言えるんです。本物の輸入住宅を建てたいなら、ドライウォールの壁を塗装したインテリアやペンキでまっ白に塗装したドアを使いたいものですね。
2014年06月06日
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先日、輸入の玄関ドアに黒いガードプレートを付けたという記事を書きましたが、ダイニング・キッチン脇にあるバックドア(勝手口)にも用心の為に取り付けました。勝手口のグラスファイバー製輸入ドアは、真っ白。勿論、白以外の色でも塗れるのですが、輸入サッシも白ですから、やっぱりドアも白が一番納まります。ドアノブについては、玄関ドアのハンドルと同じように黒っぽい色にしようかとも考えたのですが、室内のドアノブが全て金色ですから、家の中からの景色を統一した方が美しいということになり、勝手口のドアノブも金色となりました。そういうことで、防犯対策として設置したドアガードもスタンダードなゴールド・カラー。う~ん、やっぱりこの感じが、輸入住宅らしいですよね。このガードプレートは、結構肉厚なステンレスの板で作られていますから、そう簡単に曲げたり、折ったりすることは難しいのです。ドア枠に付けるブリック・モールドの位置を少し外気味にすれば、ガードプレートの爪に干渉することなく、取付け出来ますよ。輸入住宅を新築される方や既にお住まいの輸入住宅の防犯やセキュリティでお悩みの方は、ドア・ラッチを隠す美しいガードプレートを使ってみませんか?ご入用の方は、お問い合わせ下さい。ガードプレートの詳細資料:外部ドア用ガードプレート
2014年05月30日
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以前、私共もおうちの勝手口にはブロックを積んで地面に降りる階段状の台を作っていました。でも、建物と勝手口台とは元々別々に作るものなので、そこに若干の空間が空いてしまうのが普通でした。空間と言っても、1~2mm程度の隙間ですから、大して気になるものではないのですが、小さなシロアリさんからしてみれば、暗い隙間を縫って上へ上へと昇ってくるだけなら十分なんです。勿論、そんな隙間ですから、雨水も入り込んで湿気っていますし、シロアリさんが暮らす環境としてはもってこいなんですね。それに、勝手口台の高さだと立ち上がりの基礎と木の土台と接する部分も隠れてしまうので、知らないうちに建物の木造部分にも入り込んでいってしまうなんてことはよくあることです。そうなったら、床下にもぐって土台や構造が食べられていないか目視しないといけませんから、普通の人では気付きません。だから、随分食べられてから、大量の羽アリさんが飛び出してきてやっとそれに気付くということになります。そこで、今回豊川市のレンガ積み輸入住宅 N邸で採用したのが、この強化プラスチック製の勝手口階段。見ての通り、レンガの外壁から10cmくらい離して置いています。ですから、建物との隙間を誰でも目視することが出来ますし、風も通りますからシロアリさんが蟻道を作って昇ってくるリスクは相当低くなります。また、軽いですから定期的にどかしてみたり、位置を変えたりしてみることも簡単に出来ます。それから、この台の踊り場スペースは、フタになっていてその中にお庭の掃除道具やスリッパなども入れておける収納付きというスグレモノ。こんなところまで気を遣うところが、ホームメイドの真骨頂です。
2014年05月29日
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先日引き渡した愛知県日進市M邸の玄関まわり。グレー・グリーンのラップ・サイディングに白い窓やモールは、輪郭がしっかり出て美しいですねぇ。親子の玄関ドアは、ステンド・グラス入りの木製ドアに見えますが、実はこれはグラスファイバー製なんです。木目に見えるように塗装したのは、取付けした後。現場で丁寧に塗装しましたが、木にそっくりでしょ。豪華なドアを更に引き立たせる為に、ピラスターと呼ばれる柱とキーストーン付きのウィンドウ・ヘッドで囲みました。また、ここの特徴は、両脇に設置した大きな輸入の照明器具。部外者を威圧するような大きさとデザインは、お城を守る番人のようにも見えます。さて、皆さんはこの玄関先をどう思われますか?
2014年05月24日
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先日竣工した愛知県豊川市のレンガ積み輸入住宅 N邸にお邪魔してきました。引っ越してから2週間が経とうとしていますが、まだまだ片付けはこれからという感じです。しっかり片付けが出来るまで、おおよそ2ヵ月は掛かりますから慌てずゆっくりとやって下さいね。さて、今回お邪魔したのは、カーテンの打合せだったのですが、それ以外に1つミッションを持っていました。それが、この玄関ドアのガード・プレートの取付け。私たちが在庫している通常のガード・プレートは、ゴールドのものしかありません。以前は、何色かあったのですが、生産が終了してゴールドのものしか手に入らなくなったからです。でも、今回メーカーの試作品として、黒いガード・プレートを頂きました。塗装の品質はあまりよくなく、塗料がすぐに剥がれてしまうという問題はありますが、せっかくですからこれを取付けしてあげることにしたんです。だって、玄関のロック・バーが隙間から丸見えだったら、防犯上あまりよくありませんからね。試作品ですから、まあ特別に無料にしましたよ(笑)それにしても、うちは儲けるのが下手ですよね。勿論、製品化された暁には、ちゃんと購入して下さいね。市販時期は未定ですが、欲しい方はまたお問い合わせ下さい。
2014年05月12日
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愛知県豊川市のレンガの家 N邸に郵便ポストを取り付けました。インターホンの下に取り付けましたから、小さな子供たちでも手が届きます。また、玄関ポーチの中にありますから、雨に濡れることはありませんし、玄関から出てすぐに郵便物を取り込めます。白い色は、新築でまっさらな状況ですよということを表現しているかのようですね。通常の郵便物は、上のフタを開いて入れます。そして、新聞などの印刷物は、下のカマボコ型の筒の中に丸めて入れる形を取ります。日本では、新聞をあまり丸めることをしませんが、アメリカではこうして配達されることはごく普通のことです。それにしても、郵便ポストって意外と素敵なデザインのものがないんですよね。フェンスやカーポートを作っているエクステリア・メーカーでは郵便ポストも商品にあるのですが、どれも楽しさがないんです。ありきたりというか、無難というか、多様な好みに全く対応していないというのが現状です。同じデザイン、同じ規格のものを大量生産する住宅メーカーとどこか同じニオイがしていると感じるのは、私だけでしょうか。生活の豊かさを表現するには、オリジナリティは大切な気がしますが、それをメーカーは分からないのでしょうかねぇ。それとも、面倒なことに対応するなんて馬鹿げたことだとでも思っているのでしょうか。デザインは、その家の価値や寿命を決めるのです。
2014年05月05日
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4月末にオープンハウスをする豊川市のレンガ積み輸入住宅N邸のステンド・グラス。これは、輸入の木製玄関ドアに入れられたガラスなんです。よく見ると分かりますが、実はいろいろなデザインのガラスが組み合わされて1つのステンド・グラスを形成しているのです。気泡の入ったアンティークのようなガラスや、面が取られたカット・ガラス。赤く彩色されたカラー・ガラスなど、形やデザインも様々なものが使われています。赤いガラス以外は、色のないガラスが用いられていますから、外や室内の風景をそのガラスのデザインとして取り込みます。どうでしょうか、この写真の緑は。季節が変わり、桜やハナミズキが咲く頃もあるかも知れません。また、雪が緑を覆う時もあるでしょう。そんな変化を絵として楽しむ豊かさって、今の日本人が忘れてしまっていることなのではないでしょうか。ステンド・グラスそのものの美しさもありますが、そうしたところに映り込むものをも美しいと感じる心が大切ですね。
2014年04月13日
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クイックセット社のスマート・ロック、キーボ(Kevo)。以前、発売された際に紹介記事を書きましたが、そのセットがホームメイドに届きました。色は、ゴールド、ベネチアン・ブロンズ、サテン・シルバー。質感もなかなかです。このセットには、iPhoneを持っていないお年寄りや子供でもフィンガー・タッチで鍵が開閉出来るFOBキーというスマート・キーが1個付いていますが、追加が欲しいという人の為に、追加のFOBキー5個も手に入れました。まだ、アンドロイド携帯には対応していないようですが、もうすぐ対応しますとメーカーはHPで言っております。iPhoneのようなスマホやタブレットが玄関の鍵として使えるなんて、ほんと時代は変わりましたよねぇ。そう言いながら、当の私は未だにガラケーなんですけどね(笑)Kwikset又はWeiser社の玄関ハンドルをお使いの輸入住宅の皆さんでしたら、このKevoが使えます。鍵を持ち歩きたくないという方や鍵をすぐになくすという方は、是非購入してみては如何でしょうか?但し、電子キーのダウンロードや説明書きは英語ですから、その点は自力で頑張って下さいね(笑)関連記事:鍵を差さないスマート・玄関ロック 「Kevo」
2014年04月02日
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輸入住宅の顔と言えば、やっぱりステンドグラス入りの玄関ドアですよね。通常、私たち ホームメイドでは、2種類の材質のものを使います。1つは、オーソドクスな無垢の木製ドア。ベイツガ(Hemlock)や米松(Douglas Fir)、オーク(Oak)をよく使いますが、風雨に曝される南側や庇(ひさし)が十分に取れない奥行きしかないような場所には不向きです。だって、劣化が早いですからね。そこで、私たちはもう1つの選択肢、ファイバーグラス製のドアを使います。写真のものがそれですが、白く塗ったり、木目を描いたりすると、美しいデザインの輸入住宅に仕上がります。また、中身には硬質ウレタンの断熱材が入れられているんですね。ファイバーグラスは、風雨による劣化もありませんし、湿気による歪みも生じません。私たちは、自然素材に拘っていますが、それも時と場合によって変化しなければいけないと思います。長く愛する為には、デザインと寿命、手入れのし易さのバランスを上手に考えることが大切です。こうした輸入ドアに入っている洗練されたステンドグラスは、単体では衝撃に非常に弱いものです。ですから、このステンドグラスを外側・内側の両方からサンドするように強化ガラスが仕込まれています。つまり、3重ガラスとなっていますから、断熱性と防犯性のアップや掃除のし易さに寄与しているという訳です。そして、輸入ドアの周囲には、飾りのモールディングを取り付けたいという方も多いのではないでしょうか。モールディングの基本は、頭飾りのドア・ヘッダー、その中央部に入れるキーストーン、ドア・ヘッダーを支える柱のピラスターで構成されます。勿論、これは基本中の基本ですから、遊ぼうと思えばもっと多くのデザインや組み合わせの中から選ぶことも可能です。そういう素材が欧米では溢れています。ただ、欧米には伝統的な納まりや決まり事というものも存在します。これを外して適当な仕事をしてしまうと、ただ派手なだけの田舎くさいデザインになってしまいます。まあ、日本の伝統的なものでも同じですよね。どんなことでも、勉強って大事ですよね。だから、どこの輸入住宅ビルダーでもデザイン出来るということはないですし、そこには本物のプロが必要となる訳です。
2014年03月22日
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山梨県を中心に大雪の被害を受けたことは、記憶に新しい。1000年に一度の大震災とか、100年に一度の何々とか、滅多に起こらないことが、最近は頻繁に起こる。だから、そんなことは絶対に起こらないということに備えておかないといけない時代になったと言える。さて、先日保険屋さんが来て、こんな話をしていった。関東地方の大雪で、カーポートに積もった雪がカーポートごと車も押し潰してしまったという案件が多数発生したのだが、火災保険は「風災・雹(ヒョウ)災・雪災」に対応していることが多く、家の付帯設備の破損や家財についても特約などでカバー出来ることがあるというのだ。カーポートなんて、アルミの薄板やポリカーボネートを成形して作ってあるので、雪の重みなど想定していない。だから、温暖だと思っていた地域に雪が降ると、大変な被害になることが多い。そうなった場合、大概の人は自然のことだから仕方がないと自前で修復を図る訳だが、保険の内容をしっかり把握している人やしっかりした保険屋さんが付いていてくれる家庭だと保険を利用して直せるかも知れないのだ。新築の際に多くの皆さんが、火災保険に入るのだが、金融機関が勧めるままに適当に入ってしまったり、安ければいいと保険の範囲も確認しないで契約したという場合が殆どだと思う。そういう保険は、お金だけ払っていても、いざという時に補償があまりないなんてことが往々にしてある。だから、私の会社でお願いしている保険屋さんのように、いつもユーザーを気に掛けてくれるようなところにお願いして、効果の高いサービスに入ることをお勧めする。世の中、どんなことでも人との出会いが大事な時代です。だから、保険も家と同じで、お金よりご縁が大切な気がします。もしかしたら、名古屋でも将来大雪が降るかも知れないですから。
2014年03月03日
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家づくりの際に一番お金を掛けるのは、何でしょうか?勿論、おうちと答える方が、一番多いと思います。でも、本当は土地の購入が最もお金を使うとことかも知れません。何故なら、千万単位のお金が掛かるのにそれに見合うだけのプロダクトは何もないからです。つまり、住宅なら無から形あるものを産み出すことに対してお金を出すのですが、土地は買うというだけで産み出すものはありません。いわゆる権利の移動だけですから、最もお金が掛かると言えるのではないでしょうか。但し、この土地というスペースがなければ、家が建ちませんから、その重要性が軽視される訳ではないですよ。さて、土地を買って建物を造るのですが、それ以外にカーテンや家具・家電も新しいものを買いたいですから予定していた資金がどんどん減っていってしまうというのが多いですよね。まあ、新しいおうちだと、何でも新しくて素敵なものにしたいというのが人情ですから、仕方ありません。で、最後に残されるのが、外構工事。駐車場も要るし、防犯用のフェンスも付けたいですよね。ただ、ここに使うべきお金が後回しにされて、なかなか十分なお金がないという場合が殆どです。アメリカ・カナダでも、同様のことがよくありますがお金がない時に貧相な外構工事をして済ませてしまうということはありません。彼らはまずお金がなければ外構工事をやりません。その代わり将来を見据えた外構計画を立てます。そして、少しずつそれを実現していって、最後に完成させるといったことをするんですね。室内の豊かさは、人間を作りますが、外周りの豊かさも感性を育みます。だから、お庭や駐車スペース、建物の外壁を浮かび上がらせる間接照明などにも彼らはお金を掛けるんですね。これらの工事は、人間が生活をする上では何ら必要なことではありません。でも、家は周囲を含めたデザインで完成するものなのです。ここで初めて、土地を買うことへの生産性が生じてくるのです。ここでケチってしまうと、せっかくの素敵なおうちも価値が半減してしまうかも知れません。だから、外構工事は慌てないでやるか、予め十分な資金を確保しておくかして下さいね。そう、家づくりは総合芸術ですから・・・。
2013年12月24日
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先日、アイアン・フェンスの設置についてお伝えした愛知県半田市のレンガ積み輸入住宅 K邸でサッシの面格子も施工しました。本物のレンガは、厚さ90mmもありますから、レンガの奥に窓があるといった感じで素敵でしょ。まるで、中世ヨーロッパの古城にある窓のようです。このアイアンの面格子も、鋳物やアルミではなく本物のロート・アイアン(鉄製)ですから、堅牢この上ない重厚なものとなっていますが、この面格子を留めてある位置にご注目下さい。そう、レンガの厚みを利用して、設置の為のボルトが外から見えない状況になっているのがお分かりでしょうか。つまり、泥棒といった外からの侵入者にとっては、この面格子を外すのには相当の時間と労力が必要となるということです。こうしたことは、侵入者への抑止力を増大させる要因にもなるのですから、安心感がありますよね。普通のサイディング外壁の住宅や薄いレンガ・タイルの外壁では、固定するボルトやビスが露出してしまい、それを破壊又は回してしまえば、面格子は取り外せてしまいます。レンガ積みの外壁は、塗り替え不要、断熱性向上、半永久のデザインと耐久性だけでなく、防犯・安全性でも素晴らしい素材であると言えますね。
2013年12月02日
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昨日資材が到着して、ようやくフェンスの設置が完了した愛知県半田市のレンガの家 K邸。本物のレンガを積んだ輸入住宅には、本物のアイアンがよく合いますねぇ。でも、これ本当に鉄で出来ていますから、一人では設置が出来ないくらい重いんですよ。それに、鋳物やアルミのフェイクじゃないですから、お値段もそれなりに掛かります。また、先端にはスピアと呼ばれる鋭い矢じりが付いているので、泥棒さんも嫌がるでしょうね。まさに、中世ヨーロッパの要塞のようになってきました。街路灯も輸入のものを使用しましたから、明治・大正期の洋館の風情もありますね。ここ、半田市には、レンガで出来た旧兜ビールの工場が史跡として大切にされていますが、この建物もそれに引けを取らない素敵なデザインでしょ。さあ、外構工事ももう少し。これからのクリスマスシーズンが楽しみなレンガの輸入住宅です。本物を造るのには、時間と手間が掛かりますねぇ。
2013年11月29日
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さて、数日前にKwikset社のスマート・ロック「Kevo」について記事を書かせて頂きましたが、ついにホームメイドでも発注手配をしてしまいました。いや~、気が早いですねぇ。色は、写真にある3色。ゴールド、サテンニッケル(いぶし銀)、ベネチアンブロンズ(ダークブロンズ)です。ロックの周りが、青く光って格好いいでしょ。そんなに数はありませんが、また入荷しましたら、記事を書かせて頂きますね。さて、現在の処、Bluetoothで対応できるスマートフォーンは、iPhoneだけかと思いきや、下記の機種がKEVOに対応します。iPhone 4S, iPhone 5, iPhone 5C & iPhone 5S,第5世代の iPod touch, 第3世代以降の iPad/iPad mini上記以外のスマートフォーンでのBluetoothで対応が出来るように進めているようですが、現在の処は、iPhone等のApple製のみでしか鍵の解除設定が出来ません。また、Apple製品を携帯しない子供やお年寄り用にも電子タグの ようなFOBキーが1個付属しています。このKevoのセットには、普通の鍵も2本付いていますから、万一の電池切れでも安心ですね。FOBキーは後から追加で注文も出来ます。追加したFOBキーは、 お使いのKEVOとペアリングさせると、すぐに使用可能です。 但し、普通の鍵を追加購入する場合は、鍵山のないブランクキーですから、鍵山は、鍵屋さんで刻んでもらって下さいね。普通の鍵を写真のように、FOBキーとセットで持つといいかも知れません。iPhone等のApple製品については、KEVOのアプリをダウンロードして設定すると、iPhone等がFOBキーの役割を果たします。iPhone等を携帯してKEVO電動ロックに近づき、ロックに手を触れただけで開錠されます。施錠も同じように出来るようですよ。こういう遊び心がある輸入住宅って、楽しいじゃないですか?勿論、一般の国産住宅でも付けられますよ。数がないので、早い者勝ちです。欲しいという方はご相談下さいね。ご注文頂いた方には、入荷次第ご案内します。
2013年11月15日
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国内でも輸入住宅で圧倒的なシェアを持つ北米のドアノブ・メーカー、クイックセット社(タイタン)。10年前くらいからか、このメーカーの金色仕上げは耐久性の高いものに変わりました。それを称して、「Lifetime Finish」と呼びます。つまり、傷付けない限り半永久的に美しい金色を保つということなんですね。15年以上前に施工した輸入住宅では、通常のBrassFinishでしたから、柔らかい布等でちゃんと磨いていないと、だんだん茶色く変色してきてしまいました。まあ、それも時代とか味とか言ってしまえば趣きになるかも知れませんが・・・・。それから、もう一つ進化したことがあります。それは、「スマート・キー」。それは、後から鍵(キー)の形を変更出来るシリンダーのことで、それが玄関や勝手口用の鍵に装着されているのです。例えば、玄関ハンドルの鍵と勝手口の鍵の2つが存在しているとします。その際、キーが玄関と勝手口とで違っていると2つのキーを持っていないといけないので面倒ですよね。そんな時、スマート・キーだと、簡単な操作でシリンダーの中のピンの位置を変えることが出来るので、1つのキーで両方開けられるように出来ちゃうんです。そして、もしそのキーを紛失してしまって、防犯上の不安が出てきてしまった時、使わなくなっていたもう1つのキーを再登録して、シリンダーを交換することなく鍵を変更するなんてことが可能となるのです。勿論、スマート・キーは防犯性能も高く、耐ピッキング性能は10分以上、耐鍵穴壊し性能も5分未満ながら高い防犯性があると言えます。形は昔のままですが、性能は大きく向上しているのがお分かりでしょうか。こうした鍵に交換したい、新築の家に使いたいとお考えの方は、どうぞ問い合わせ下さいませ。
2013年10月31日
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不動産屋さんが施工していた擁壁造り替え工事が、昨日やっと終わりました。本当は、8月末には完成する予定だったのが、9月20日に延びて、更に昨日(本当は25か26日の予定でしたが・・)埋め戻しが行われました。結構ごつい擁壁ですから、相当お金も掛かったと思いますがそれ以上に時間が掛かってしまいましたねぇ。ちょっと気になるのは、コンクリートを乾かす為の養生期間が短くて、最後の工程をちょっと急ぎ過ぎてしまっていないかということですが、私の方がこの工事に関与していた訳ではないので、現状を見据えて持ち場をしっかりやるだけです。擁壁工事の完了を受けて、今日は私たちが建物の直下の地盤の状況を調査する仕事をさせて頂きます。お客様が土地を購入された際に、ほぼ同じような位置で他の住宅メーカーさんにお願いして地盤調査を実施されたので同様の調査結果となるだろうと思われますが、位置が少し違うことで地盤強度が出る深さが違うかも知れません。ですから、石橋を叩いて渡るが如く、再度調査を実施します。愛知県豊川市のこの地で、レンガ積みの輸入住宅が来年春にも出現する予定ですが、それまで工事の状況を逐次レポートしていきますね。因みに、契約は7月でしたから、2014年4月以降に完成がずれこんでも新築工事の消費税は5%となります。
2013年09月28日
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昨日ご案内した鶴清の中から鴨川を臨む川床を撮影してみました。遠くに見える橋が、あの牛若丸と弁慶で有名な五条大橋。今は立派な鉄骨で出来た橋になっています。夕方5時過ぎでしたが、まだ明るい川床で数組のお客さんが料理を楽しんでいらっしゃいました。室内と川床には段差はなく、戸外まで続く大きな部屋があるといった感じでしょうか。必要に応じて、細かな竹格子の衝立を間仕切りにして個室のような感覚で楽しむことも出来るのです。暑い夏の日には、日よけのテントを広げて日差しを遮る工夫もされています。イグサのござや竹の衝立、自然素材で出来た設えに囲まれながら、夕涼みが出来るなんて贅沢ですよね。シンプル・モダンがトレンドの住宅業界ですが、風情というものを感じる家づくりって大切です。落ち着くんですよ、こういう場所は。京都って、文化がありますねぇ。
2013年09月25日
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アイアンの飾りが全面ガラスのドアから華やかに浮き上がる。室内が見えないようにする為か、ガラスはエッチングされていて想像力を掻き立てられます。それにしてもこの玄関は大きいですよね。多分、日本でこれをやれる家があるとは思えません。輸入の玄関ドアの高さは、2m。その上にあるトランザムのガラスは90cmの高さはあるでしょう。つまり、玄関ドアだけで3mもある家なのです。また、ダブル・ドアになっていますから、ドアの幅は1.8m。私がこのドアを施工する輸入住宅をプランするなら、玄関ホールは高さ5.5m、面積は少なくとも12畳の吹き抜け空間にするでしょう。また、シャンデリアは幅1.2m、高さ1mもあるクラシックなデザインのものを選びます。私だったら、敢えてトレンドのクリスタルは控えます。そして、玄関ドアの正面に位置するのは、サーキュラー階段か、幅広の階段の途中にある踊場から左右両方に上がっていける階段を設けるでしょうね。まあ、ここまでの玄関ドアなら、まさにそこはお城です。ここのドア・メーカーは、ファイバーグラス製のものを専門で作っています。スタンダードなものは、白く下塗りした状態で出荷されますから、このように赤い塗料で着色することが可能です。こんなバーガンディ・レッドを塗るなんて、日本人だと勇気がなくてなかなか出来ない決断ですよね。内装を清楚な白で造るなら、きっと玄関ドアの赤はアクセントになるでしょう。こんな想像をさせる資材があるのは、やっぱりカナダですねぇ。
2013年08月11日
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40~50年近く前のコンクリート擁壁。豊川市N邸の敷地は北に接する道路からが敷地へのアプローチとなるのだけれど南側でも道路と接している。とは言え、その高低差は3m近くにもなるので、こうした高い擁壁で囲われた土地となっていた。年数からすれば、もう寿命かと思われる擁壁も見た目には然程悪くなっているようには見えないのだが、この写真に写っている擁壁の角のところが道路側に少し倒れ込んで亀裂が入っていたらしい。原因は擁壁の下の地盤が軟らかく、それによって倒れ込みが発生したというのだが、その後倒れ込んだ擁壁を元の位置に戻して補修も行っていた。今回新築する建物は、土地が広いこともあってこの擁壁からはそこそこ距離がある。だから、万一擁壁に何かあって土地が崩れたとしても影響がないような位置に計画しているので、擁壁を新しくしなければならないという直近のリスクはないと思っていた。でも、お施主さんは私と違ってしっかりしていますねぇ。家が建ってからやり直すのは大変だし、少しでもリスクがあるのなら新しくしておきたいという考えでした。これだけの擁壁をやり直すとなれば、地盤補強を含めて費用も時間も掛かります。それを敢えてやるという覚悟は、私たちと建てる家に並々ならぬ気持ちを抱いて頂いている表れです。ほんと、私たち ホームメイドも肝を据えてやらなければいけないと思います。こうやって掘ってみましたら、30cm~1mくらいの深さにガレキがある場所があったようです。以前施工した現場でもこうしたことはありましたが、昔はガレキを撤去しないで現場で処理することが頻繁に行われたようです。環境に影響を与えるような産業廃棄物とは違って、コンクリートや石などでしたからまだましですが、やっぱり廃棄物が埋まっていると気になりますよね。掘らなければ見つからなかったでしょうから、反ってよかったかも知れません。因みに、擁壁に入っていた鉄筋は、錆などもなくきれいな状態だったようです。古いものなのに、意外と悪くなっていないのには驚きでした。当時使われた材料がよかったのかも知れません。(尚、当時は地盤を強化するという考えが一般住宅にはなかったので、倒れ込みの問題は仕方ないですね)そういった意味では、デフレで安く造りますという今の風潮では、いいものが世間に残っていかない気がします。
2013年08月04日
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昨日、石屋さんの若い担当の人が、営業に来た。以前、アイランド・キッチンのカウンター板を石でお願いして以来、あまり取引は少なかったんだけど、常々石を使って家づくりをしたいと思っていた私は、何か新しいものはあるかなぁ?と聞いてみた。そこで勧められたのが、この石。いい表情してるでしょ。天然石らしく厚みも少しずつ違うみたいだし、四方がきれいな直線でないのも格好いい。また、色合いもまだらで、黒やグレーがかったもの、青っぽいものなどが入っていて素敵です。こんなのレンガ積みの家の玄関やアプローチに敷き詰めたら、中世のスコットランドのお城の雰囲気が出る気がする。まさにキャッスル・ストーンです。タイルと比べると価格は高いんだけど、平米で1万円もしないんだから、昔の大判タイルより安いくらいだ。(張り手間は、タイルより掛かるかも知れませんが・・・)こんな石、ホームメイドの輸入住宅で使いたいですねぇ。
2013年08月02日
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