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来週、岐阜のお客様の処に持って行く積みレンガをトラックに載せました。1個当たり3.5kg程度あるレンガですが、それを100個倉庫から出して荷台に積み込みました。手に持っている道具は、ブリックハンガーと呼ばれる工具で、一度にレンガを5個掴んで運ぶことが可能です。でも、5個運ぶということは、片手で合計17.5kg吊って移動するということを20回行わなければなりません。もうすぐ60歳になろうかというオヤジには、ちとキツイ仕事ではありますが、やる人がいない訳ですから仕方ありません。(顔は笑っていますが、ヘトヘトです)これだけでもレンガの総重量は350kgあるんですが、1万個も積むような総レンガ積みの家というのは、本当にすごいことだと思います。今回は、これらを門柱用に使う予定ですが、またそのうちレンガ積みの家をカナダの職人と一緒に造る機会があるでしょうから、その時まで体力だけは付けておかないといけませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年05月29日
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今日は、韓国企業を日本に紹介している大阪のNPO法人の担当者の方と韓国で外壁用レンガを作っている会社の社長さんに来社頂きました。先日、突然電話で紹介したいと言われ、断る理由もないので都合のいい時でしたらOKですという返事をさせて頂きました。政府同士がいがみ合うような状況ではありますが、民間である企業同士は何ら交流を否定するものではないと思います。製造方法やデザイン、副資材についていろいろ意見交換をしましたが、東南アジアのレンガとは違い、寸法も正確でデザインも悪くはありません。実際には実物を見てみる必要はありますが、お客様の好みや予算が合えばこうしたレンガを外壁に使ってみるのもいいように思います。お互い英語でのメールのやりとりになるかも知れませんが、今後いろいろお話をしていきたいと思います。やっぱり、日本人も韓国人も個人としては、いい人が多いと思いますから、商品や商道徳を尊重しながら、いい関係が出来るといいですよね。そうそう、私たちと同じでいくら安いものを要求されても、品質を下げて安くするなんてことは絶対しないという点はよかったです。日本の工務店や住宅メーカーは、安けりゃ何でもいいって処もありますからねぇ・・・。また、レンガのサンプルなどが来ましたら、詳細を記事に書かせて頂きます。それにしても、名古屋の小さな輸入住宅ビルダーの処に来てもらうだけでもちょっと気が引けてしまいます。だって、購入するにしても家1軒分程度の全然少ない量しか買えないですもんね。こんな逆風の時期に日本でセールスをする勇気や根性も、素晴らしいです。私を含めた日本人にも、見習わないといけない人がたくさんいるでしょうね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019年09月19日
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北海道のお客様から、カナダ ノバスコシア州にあるShaw Brick社の積みレンガが欲しいというご依頼がありました。私たちは、オンタリオ州のメリディアン・ブリック(Meridian Brick)社とこのショー・ブリック社のレンガを外壁として積んでいますが、北海道でもこうしたレンガ積みの輸入住宅を建てる会社があったんですね。ただ、レンガ積み外壁といった挑戦をする住宅会社は、既に北海道には存在していないらしく、NETで検索して私たち ホームメイドを見つけてくれたという感じです。今回のレンガは、MaritimeというシリーズのEvagelineというレンガで、1個の大きさは高さ57mm x 長さ190mm x 奥行90mmとなります。10年以上前にこのレンガを使っておうちを建てたということですが、外構のリフォームや外壁のメンテナンス用として300個程調達するというのが今回の私たちのミッションです。赤茶の素地で、少しアンティーク感を出す為のテクスチャーや汚れをわざと付けて焼いたレンガですから、新品でも味わい深い感じに仕上がります。勿論、1つひとつのレンガは、寸法精度が高く作られていますから、レンガを積んだ時の壁の水平・垂直が他の国のレンガよりも比較的簡単に出せるというのも特徴です。ずっと昔に買った積みレンガが、今でも買えるなんて素敵ですよね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018年08月28日
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久々に外壁に積むカナダのレンガをご紹介したいと思います。このレンガの名前は、セント・ジェームス。MAXブリックと呼ばれるサイズの大きなレンガで、赤いレンガの中に黒っぽいレンガが所々に含まれているデザインになっています。こうした配色は、以前私たちが施工したヘリテージ・ブラウンというレンガと同じですが、こちらのレンガの赤い色は少し明るい感じがします。デザインはオーソドックスな赤レンガですから、白いサッシや屋根の軒ラインとの相性もピッタリです。また、2階部分のサッシに付けられたオーバル形のラウンド・トップを囲む縦積みのレンガやキーストーンも美しいですね。是非皆さんも外壁に本物のレンガを積んでみては如何でしょうか。こればかりは、本物でしか味わえない重厚感と美しさがありますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年02月21日
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昨日、久しぶりに当社ホームページの「レンガ積み外壁のページ」を修正しました。最近、カナダのレンガ製造メーカーが、買収・合併されたか何かで彼らのホームページもころころ変更が加えられていました。ですから、レンガのバリエーションを紹介するページや、そのレンガを積んで出来上がった家のギャラリー・ページなどもアドレスが変更されて、リンクが切れてしまっているという状況でした。そこで、正しいリンクを張り直し、カナダ製のレンガの種類やギャラリーをご覧頂けるように手直ししたという訳です。そんな中、私たちが豊川市のN様邸で積んだショウ・ブリック(Shaw Brick)社が新たなレンガを紹介していましたから、その写真をお見せします。その名も「オールド・イングリッシュ」。イギリスの古びたレンガをイメージして作られたレンガとあって、表面のゴツゴツ感や色の変化、欠けた感じなどがうまく表現されています。レンガを積んだ分奥行があって、窓からレンガが飛び出して積まれている様子が素敵です。また、真新しいサッシでも全く違和感がありません。外壁のコーナー部分は、コイン・コーナーと呼ばれる四角が連続したようなデザインになっています。これは、レンガを積む位置を少しだけずらしてデザインする手法ですから、厚みのある本物のレンガでしか表現出来ません。(レンガ・タイルでは不可能な技です)あなたの素敵な輸入住宅をレンガ積みの外壁で新築・リフォームしてみませんか。それも本物のカナダのレンガ職人の技術で・・・。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月30日
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先週大分の現場で外壁にレンガを積み終えて、ホッとした表情のゴードとノーム。体はごついですが、見た目はちょっとかわいい感じですよね。最後に現場の掃除や片付けをしに来た時だったので、服装も小ざっぱりした感じです。彼らの背景になっている家が、そのレンガを積んだ輸入住宅ですが、全部彼らが1個1個積んだんです。その総数、おおよそ6,500個。それ程大きくはない家ですが、それでもそれだけの数を積んでいるんですね。手間暇を掛けて積んでくれましたので、きっと長く快適に暮らして頂けるものと思います。次回レンガを積む予定は定かではありませんが、この記事をご覧になったお客様が、きっと彼らを呼びたいとおっしゃってくれるはずです。それまで少しの間会えませんが、カナダで元気にレンガ積みをしていてくれることを願っています。また、早く日本に戻ってくるといいですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月19日
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昨日、大分市の外壁レンガ積みのビフォーアフターの動画をお見せしましたが、如何でしたでしょうか。どこもかしこも本当に美しく積まれていて、感動的でした。今日は、カナダのレンガ職人たちの労をねぎらうべく、明日の帰国前にお疲れ様会をお客様と一緒に開くことになっています。私も準備して、そろそろ宿泊先を出ようかという状況なのにこんな記事を書かせて頂いております。写真は、半円形の窓の一番頂上の部分に載せるクサビ形のアクセントストーンの裏にお客様にサインをしてもらった様子です。この石のことをキーストーンと呼ぶのですが、この石がキーとなって半円形に並べられたレンガがガッチリと固定される大切な石なんです。いろいろな人の力が組み合わさって、最後にお客様がこのキーストーンを入れて完成となります。これは、本当に素敵なことですよね。キーストーンの裏側は、積んでしまえば見えなくなりますが、これは誰の目にも触れることなく、永遠に残るのです。レンガ積みって、ロマンがありますよね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月15日
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約1か月間、カナダのレンガ職人が外壁にレンガを積んでくれました。彼らが、外壁のレンガ積みを始める前と完了した後にスマホでその様子を撮影してくれましたので、ご覧に入れたいと思います。施工前は防水シートが張られた2x4の木造構造が剥き出しでしたが、その外側にカナダ製のレンガが整然と積まれた様子は圧巻です。建物の全周囲を撮影していますから、外壁全面がレンガ積みであることもよく分かります。来週早々レンガ職人たちは帰国してしまいますが、この輸入住宅はこの後100年以上ここ大分市に建ち続けることでしょう。遠く名古屋から道具や材料を運び込んだり、職人たちを呼び寄せたり、カナダから大分までレンガ等を輸入したりと、普通ではやれない奇跡的な仕事を成し遂げたと思います。勿論、それは私たちだけの努力ではありません。現場をコントロールして頂いた大分のビルダー「D. Kanzaki Carpentry」さんや地元の大工さん、カナダ人のGordやNormの協力なくしてはレンガ積みは出来なかったと思います。レンガ職人を空港まで送るべく、今日遅くに大分に出発する予定ですが、本当に皆さん有難うございました。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月14日
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大分で施工中のレンガ積み輸入住宅 U様邸。今週いっぱいでレンガ積み外壁の作業が完了する予定となっており、カナダのレンガ積み職人の仕事も佳境を迎えております。カナダからやってきて、1ヶ月はすぐに来てしまいますね。さて、今日はカナダ人の仕事がどのくらい綺麗か説明させて頂こうと思います。レンガ積み用に施工された分厚いベタ基礎の上に、レンガが載っているのが分かりますね。このようにして、レンガは頑丈な基礎の上に積まれています。ですから、スライス・ブリックのように構造体の壁に引っ掛けたりしていませんから、その重さが構造体に負担を掛けることはありません。次に、レンガのモルタル目地ですが、積んだ後にジョインターと呼ばれる目地押さえの道具で目地をしっかり押さえ込むと同時に余分な目地材を削り取ります。(削りカスが、基礎の先に積み上がっています)こうすることで、雨を目地に溜めることなく、常に乾いた状態に保てるのです。(よく見えないと思いますが、目地は緩やかな三日月状をしており、雨を外側へ掃出します)そして、写真の中央に白い縦ラインを加えて分かりやすくしていますが、垂直の目地ラインが一直線に揃っているのが分かるでしょう。こうした縦目地ラインは、どの目地でも同じように揃っています。また、このラインは2階の屋根のところまで真っ直ぐ延びていくのです。整然としていて精度が高いレンガ積みの仕事は、耐震性や耐久性、防水性にも優れた効果を果たします。そして、彼らの仕事を支えているのは、精度の高い高品質なカナダ製のレンガであることを忘れてはいけません。精度が悪い東南アジアや中国製のレンガでは、垂直・水平を出して、外壁に美しくレンガを積むことは出来ないのです。技術と材料、その両方があって初めて100年以上のレガシーとなる建物が生まれるのです。あなたも、レンガ積みの輸入住宅を建てたくなりましたか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月10日
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大分市で施工しているレンガ積み輸入住宅 U様邸。せっかくの機会ですから、レンガ積みで外壁を造る際の素敵な部分をいろいろと紹介していきたいと思います。レンガ積みの精度がいいかどうか、職人の腕がいいかどうかは、こうやってレンガの壁に頭を近づけるとよく分かります。正面からレンガの外壁を見るより、壁に沿って視線を遣ると壁が真っ直ぐかどうか、垂直に立っているかどうかがよく分かります。ご覧下さい、このレンガの水平・垂直加減を!どの方向を見ても、レンガが一直線に積まれていますよね。これぞ、本場カナダのレンガ積み職人たちの真骨頂です。そして、窓の下にアゴのように飛び出しているのが、ボトムシル。ウィンドウ・シルとも呼ばれますが、外装材に厚みのない現代の家には見られないデザインです。つまり、明治・大正期に建てられた東京駅の丸の内駅舎などのレンガで出来た歴史的建造物しか、このような装飾は見られません。でも、これは単なる飾りという訳ではありません。ちゃんと役割があるんですね。それが、雨だれの防止。窓の両サイドは雨が溜まって垂直に流れていきます。それと一緒に汚れも落ちていきますから、窓の下には黒い雨だれが付いて取れなくなります。そんな雨だれをこのボトムシルが受けてくれて、ボトムシル全体に広がります。その広がった雨水がそこから落ちる時に、ボトムシルの下端に彫られた溝(アンダーカット・ライン)で遮られ、外壁に伝わることなく地面へと落ちるという訳です。これがあるのとないのとでは、外壁の美しさが全然違います。100年以上使ってもらうことを念頭に入れた施工ですから、私たちはこういうことにまで神経を遣っているんですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月01日
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昨日に引き続き大分市の外壁レンガ積みの様子をご覧に入れます。建物の壁の一部だけをアクセントとしてレンガ張りするおうちは多いと思いますが、レンガ積みをする場合は建物の全面(四面全て)をレンガで覆います。それは、一部の壁だけを重くしてしまうと、地震の横揺れによってGが掛かった場合、その面だけが建物や他の外壁を強く引っ張ったり押したりするからです。つまり、建物としては、力のバランスが崩れてしまうということです。それを防ぐ為には、全ての外壁を同じ重量、同じ強度で施工する必要があるのです。そうすることで、隣り合う壁同士が支え合って地震の揺れに耐えることが可能となります。また、レンガそのものの重量は、基礎の方に掛かってきますから、構造体の壁には何ら負担は掛かりません。下から積んでいく本物のレンガ積みは、そこが味噌なんですね。どうでしょう、1階部分がほぼ積み上がった壁は、1枚のパネルのように平らに仕上がっています。窓周りのレンガの奥行きを見なければ、ブリック調のデザインサイディングと見分けが付かないかも知れません。勿論、外壁のレンガを触った時の質感や重厚感のある見た目は、フェイクのレンガとは明らかに違いがあるとは思いますが・・・。窓の下端にアゴのように出っ張ったボトムシル(窓カウンター)も、レンガ積みならではの美しいデザインですね。(尚、ボトムシルは、窓から垂れる汚い雨だれ跡を防いでくれます)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年09月29日
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大分市で建築中の輸入住宅で、レンガ積みが始まって10日余り。カナダのレンガ職人たちは、順調に仕事をこなしているようです。カナダ製のレンガが、いくつも足場の上に置いてありますが、こうしておくとレンガを効率よく積んでいけるのです。それにしてもすごい量でしょ。でお、これはほんの極僅かなんですよ。右手には、コテでモルタルを練っているレンガ職人が写っています。(このコテも、レンガ積み専用に輸入したものなんです)彼は、比較的若いですが、早くて美しいレンガ積みをしてくれるいい職人です。日本でレンガの家と言えば、タイル状のスライス・ブリック張りが普通ですが、本物のレンガを積んだ家は重厚感が違います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年09月28日
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大分市で建築中のレンガ積み輸入住宅で、カナダの職人による外壁のレンガ積みが、とうとう始まりました。レンガ積みの施工で最も大切なのは、一番最初の1段目。ここでレンガの水平・垂直が決まりますし、レンガを配置するピッチをどうするかが確定します。ここをいい加減にやってしまうと、美しいレンガ積みの外壁とは程遠いものとなってしまいます。また、コーナーになる部分に鉄筋のアンカーが入っているのが見えますね。アンカーは、基礎に穴を明けて打ち込んでありますから、レンガ積みが基礎と一体となり、沈み込んだりすることもありません。ですから、耐震性のあるレンガ外壁になるんですね。このおうちでレンガはおよそ7,000個積むこととなります。手間や費用というものは、掛ければ掛けただけ素晴らしいものとなります。10年毎に外壁を塗り替える必要もありませんし、100年以上の耐久性が実現出来るのは、レンガ積み以外にはありません。勿論、強い台風にもビクともしませんし、厚さが90㎜もあるレンガは外断熱の機能も果たしてくれます。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年09月20日
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今朝がた、大分より戻って参りました。無事、外壁のレンガ積みに使う材料や道具、通勤用の自転車などを現場や宿泊先に持ち込むことが出来て、ホッとしております。それにしても片道14時間余りの道のりは、ジジイには堪えますね。そして、レンガを積んでくれるカナダ人のゴードとノームも金曜の夜に無事大分空港に到着しました。写真では分かりにくいかも知れませんが、2人共体が大きく屈強な体格をしております。こういう人たちだから、あの重いレンガを軽々と外壁に積んでいけるのだと思います。勿論、彼らは体がいいだけではありません。レンガ積みの知識や経験、ち密な計算があってこそ、美しくて頑丈なレンガの家が出来上がるのです。安くやろうとして、中国やインドネシアの人に施工をお願いしたり、日本のブロック屋さんにレンガを積んでもらったりするビルダーもいるようですが、その違いは歴然です。本物を造るには、本物の材料や人にお願いしないといけません。似た感じだったらそれでいい、という妥協は私たちには出来ません。さて、これから1ヶ月間、彼ら2人でレンガを積みますから、見たいという人はご案内しますよ。但し、大分まで来て頂かなければなりませんが・・・。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年09月17日
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何やらトラックにゴミを積んで捨てに行くように見えますが、実はこれら全て外壁のレンガ積みをする際の道具や材料なのです。自転車は、カナダのレンガ職人が宿泊先から現場まで通う為に必要ですし、モルタル・ミキサーはレンガを積む際の目地を練るのに使います。また、この中にはラダーと呼ばれる横鉄筋や目地のモルタルや水を運ぶバケツ、レンガを切る為の電動カッターなども積んであります。いつもだったらこれらを近くの現場へ持っていくだけなので、一度に全部運ぶことはありませんが、今回は遠く大分の現場ですから気合いを入れて全て積み込まなければなりません。忘れ物はないか、ちゃんとチェックしたつもりですが、もし忘れたら現地調達しかありません。今晩これらを積んで名古屋を出発して、明日のお昼頃には大分市の現場に到着出来る予定です。その後荷物を降ろして、大北空港までレンガ職人たちを迎えに行きます。翌朝には現場で仕事の段取りを打合せして、少し仕事を見たらミッション終了。16日の遅くか17日の未明には、名古屋に帰ってくるつもりです。あとは、強い台風18号の状況次第です。因みに、外壁のレンガ積みの施工はこれから1ヶ月間続きます。その様子は、逐次報告しますね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年09月14日
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大分市で建築中のレンガ積み輸入住宅。2x4構造を造る建方工事が終わり、その姿が現れてきました。名古屋から遠い処での工事ですから、コミュニケーションを取るのもなかなか大変ではありますが、概ね良好に施工は進んでおります。これから屋根材を載せて、お盆過ぎにはマーヴィンのサッシも入ります。その後、カナダからレンガが大分港に到着し、9月中旬くらいにカナダのレンガ職人が外壁の施工を始めるという段取りです。今回、遠隔地での工事を行っていますが、現場を指揮する現地のビルダーさんとも家の考え方や想いがピッタリ合ったことも本当にラッキーでした。だって、私みたいに偏屈な輸入住宅ビルダーと気が合うなんて、よっぽどでないといないですもんね(笑)現在、キッチンや照明のレイアウト・プランや配線・配管を提示して、お客様に検討して頂いている最中です。また、こうした記事で状況報告させて頂きますので、乞うご期待。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年07月31日
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大きくて重いレンガを外壁(外装)材として積むレンガ積みの輸入住宅。強固な鉄筋コンクリートで出来た基礎の上に載せてレンガを積んでいきますから、建物の構造体にも負担を掛けない外壁となります。でも、窓のある開口部の上にも外壁はありますから、そういった処は基礎から積み上げるという訳にはいきません。そんな場所で使われるのが、L字型をしたアングル鋼。L字にすることで強度を上げて、上から掛かる重量にも耐えられる状態を作り出します。この写真は、そのアングル鋼が入れられた輸入サッシの窓上の状態です。アングル鋼とサッシとの間にスペースがあるように見えますが、これは上のレンガの重みでアングル鋼が下がってくるようなことに備えてのスペースです。勿論、隙間から雨が中に入り込まないように、薄いサイディングや防水コーキングで処理をしています。こうして自然の摂理をうまく利用して造られるレンガ積みの輸入住宅ですが、全てノー・メンテナンスという訳にはいきません。(レンガ積みそのものは、ほぼノー・メンテナンスと言っても過言ではありませんが・・・)アングル鋼は厚みのある鉄で出来ていますから、表面に塗られた錆止め塗装は定期的に塗り直しをしてやる必要があります。屋根の鈑金や軒裏、輸入サッシの周囲の防水コーキングなどの補修メンテナンスと一緒に、アングル鋼の塗装もお忘れなく。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年07月25日
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アメリカにある積みレンガのメーカー、Mutual Brick。ここのレンガは、20年近く前に名古屋市緑区白土にあるS邸で外壁に使わせて頂きました。当時は、お客様ご家族と一緒にシアトルへインテリアの買い付けにも行きましたね。このメーカーのレンガは、カナダのメーカーのものと品質的には同じですから、外壁用としては非常に優れていると思います。ただ、カナダ製より30%程度価格が高いところが気になりますが、このデザインがお好きという方にとっては、どうしても使いたいということになるかも知れませんね。こうしたレンガは、おおよそ10cm程度の奥行きがありますから、サッシやドアに沿ってレンガを積むと、このようにレンガが出っ張ってきます。ここが、薄いスライス・ブリックと外壁デザインが異なる処ですが、皆さんはどちらがお好きでしょうか。高温で焼き上げられたレンガは、非常に硬く100年以上の耐久性も備えています。更に、面倒な塗り替えも必要ありませんから、永遠という言葉がピッタリくる素材だと思います。新築だけでなく外壁のリフォームに、本物のレンガは如何でしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。<作品紹介>: 緑とレンガの店舗併用住宅 ~S邸~
2016年11月26日
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フォルテラ(旧ハンソン)ブリック社が製造している外壁用積みレンガを使って、ここ東海地区で多くのレンガ積みの家を建ててきました。先日お伝えしたように、以前名古屋に住んでいらしたお客様の家を大分県で建築させて頂くことになり、レンガの色やデザインをどのようにするか検討頂いているところです。この写真のレンガは、お客様から第一希望で頂いたレンガですが、如何でしょうか。赤いソリッド感のあるレンガは、まさに王道といった外壁ですね。これを見て、横浜や小樽の赤レンガ倉庫群を思い起こされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。お客様がこれを選ばれるのも分かる気がします。ただ、問題点がひとつだけあります。それは、製造している工場の立地です。私たちは、トロントを拠点にしているカナダの友人にお願いしてレンガ等の輸入資材を日本に出荷してもらっているのですが、このレンガはトロントから遠く離れたケベック州で作られているんですね。ケベックはオンタリオの隣にあるのですが、日本で言う隣と違ってカナダの隣は相当の距離があるんですねぇ。トロントから鉄道を使って西海岸まで運んでから船積みするのですが、ケベックからの輸送が追加となると輸送費もバカにはなりません。そう、レンガ自体のコストはそれ程でもないのですが、その重さ故に輸送費は距離によって相当違ってくるんです。コストアップを承知の上で採用するのもOKなんですが、近郊の工場のものを採用頂いても素敵なレンガ積みの輸入住宅が出来ること請け合いですから、また一度検討し直してみるのも手ですよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年11月18日
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以前撮った写真が出てきました。大府市で建てさせて頂いたレンガ積み外壁の輸入住宅 N邸のひとコマです。手で積んだとは思えない程のレンガの外壁とその前に止められたカスタム仕様の古いハーレー・ダビットソン。イギリスやアメリカ・ボストンの古い街並みにも似た家のデザインには、クラシックな車やバイクは自然と溶け込んでいくようです。ガレージが欲しいとお考えの皆さん、薄いレンガ・タイルではなく、本物のレンガ積みで家を建ててみませんか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。<作品紹介>: 3連ガレージの大人のレンガ積み ~N邸~
2016年07月23日
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今回は、久しぶりにカナダの積みレンガの新しい商品を紹介しましょう。その名も「ハーリントン II」。アンティークさを醸し出す為に表面に表情を付けたデザインをしています。基調色は茶褐色ですが、ほんのり紫がかった感じもします。明るいクラシックな外観が欲しいという方には、このレンガの外壁がお勧めです。レンガ積みですので、当然剥がれたり、割れて脱落したりすることはありませんから、100年くらいは平気で持つでしょうね。大きさは、横26cm、高さ8cmもありますから、見栄えも豪華に仕上がるはずです。本物のレンガの家が欲しい、素敵な輸入住宅を建てたいとお考えの皆さんは、是非採用しては如何でしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年04月15日
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2012年に岐阜県岐阜市で建てさせて頂いたレンガ積み輸入住宅 N邸に伺ってきました。年末のご挨拶の為だったのですが、丁度お留守のようでお会いすることは出来ませんでしたが、お供の品をポストに入れさせて頂きました。もう3年経つのですが、外壁のレンガには雨だれ一つありません。何か、まるでお城のようでしょ。赤土で出来たレンガの表面に白い砂をまぶして焼き上げたレンガですから、少しピンクっぽいホワイト・グレーに見えませんか?このおうちでレンガを12,000個以上積んでいますが、カナダのレンガ職人は本当によくやってくれました。スライス・ブリックのような張りものではありませんから、きっと100年経ってもこの風合いは失われないと思います。ただ、レンガは永遠でも、窓まわりの防水処理などは定期的にメンテナンスが必要です。そういう周辺部材の手入れは、手間を惜しまずちゃんと計画をして下さいね。こうしたデザインの輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2015年12月20日
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以前、Hanson Brickというレンガ会社だったところが、Forterra Brickに名前を変えて新会社を設立しました。外壁用の積みレンガについては、色やバリエーションが少し豊富になったこと以外は特に変わりはないようです。そして、このメーカーのホームページには、Hanson社だった時に作られたと思われる動画がアップされていました。その動画が、こちらです。(カナダは英語とフランス語の両方が公用語ですから、この動画ではフランス語が使われています)固い石のような粘土を細かく砕き、それを水で練りながら押し固めていく様子が見られます。自動化された工作機械で、正確に切り分けられた個々のレンガは、そのサイズや角も均一に仕上がっています。その後、表面に型を当てたり、色の付いた砂をまぶしてレンガに表情を付けたりする工程も面白いですね。サイズによって3~5日ほど大きなガス窯で焼かれたレンガは、水も内部に殆ど染み込みませんし、その固さや精度もサンプリングで厳しくチェックされています。こうした製造工程を実際に目にすると、カナダのレンガの素晴らしさが本当によく分かります。私たちのHPの「レンガ積み外壁」のページでもこの動画をご覧頂けるようにしましたが、ブログ記事をご覧の皆さんもどうぞ楽しんで下さいませ。このようなレンガが積まれた輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2015年10月31日
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重厚で美しく100年経ってもその風合いが全く変わらない本物のレンガ積み外壁。そんな施工風景のひとこまですが、構造体(水色の防水シートで覆われた壁)の外側に80mmの厚さのレンガの外装が自立している二重壁となっているのが分かりますね。また、この2つの壁の間には、20mm程度の通気層(隙間)が明いていて、断熱層・防水層となっていることも見て取れます。一定間隔で入れられた異形鉄筋の縦筋とブリック・タイ。そして、ここには写っていませんが、ラダー・タイと呼ばれるハシゴ状の横筋も入れられ、耐震性もバッチリです。カナダ人の職人によるレンガ積みの美しさは、レンガの壁面が垂直・水平方向のどれを取ってもまっすぐな平面であることではないでしょうか。1個1個積み上げていって、家全体を覆うまでに10,000個以上施工しなければなりませんが、まさに一生ものと呼べるのがこのレンガ積みの外壁です。カナダ製のレンガと職人によるレンガ積み輸入住宅は、金額以上の価値を感じて頂けるのではないでしょうか。こうしたデザインの輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2015年10月17日
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私たちが施工するレンガ積みと他社で施工されるレンガ張り。実際の納まりでは、どのように違うのでしょうか?一番端的に分かるのは、窓の周囲と基礎まわり。窓の周囲については、以前記事に書いた通り、レンガ積みはレンガの厚み分窓が奥まって見え、レンガ張りは窓とレンガとがほぼ平面的に見えるのです。(詳細は、他の記事を参照下さい)今回は建物の下の方にある基礎付近がどのように見えるかご覧に入れましょう。まず、レンガ・タイル(カルチャード・ブリック)ですが、建物の壁に張り付ける形になりますから、基礎から浮いた状態になります。また、その厚み分だけ、基礎の表面よりもレンガが出っ張っているのがお分かりになりますでしょうか。ブリック・タイルが宙に浮いた状態で尚且つ外側にはみ出した感じですから、何とも不安定な状況だと思いませんか。だから、モルタルなどの接着剤が劣化すれば、カルチャード・ブリックは将来壁から脱落する危険性が生じます。また、タイルのような重量物が宙に浮いた状態で壁に張り付いている訳ですから、構造体への負担は非常に大きくなるんです。さて、次に本物のレンガ積みの外壁ですが、写真にあるようにベースとなるベタ基礎の上に載せていきます。当然、ベタ基礎はレンガの厚みよりも幅がありますから、レンガの壁の外側に基礎が出っ張って見えます。また、下から積んでいきますから、浮いた感じは全くないですし、レンガ自体が構造体から少し離して積んでいますから、構造体に何ら負担を掛けていないというのも分かりますよね。つまり、レンガ・タイル張りとレンガ積みとでは、納まりや見え方も違えば、構造体への負担も全く違うのです。だから、レンガ積み外壁は施工にお金や手間を掛けるだけのことがあるんですねぇ。こうしたデザインの輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。<関連記事>: レンガの厚みが分かりますか? (2015年4月12日)
2015年09月22日
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1個当たり3kgもある大きなレンガ。これが10,000個積まれて、レンガ積み外壁の輸入住宅が造られるのですから、外壁の重量は30トンとなるんですね。でも、このレンガ積み外壁は建物の構造体には直接負担が掛からない構造ですから、外壁の重さがどれだけあってもおうちは軽いままという不思議な状態になるんです。(詳しいことは、他の記事をお読み下さいね)さて、そんな本物のレンガ積みですが、玄関ポーチのような開口部のある場所では、大きなL字鉄筋を梁(ハリ)にしてその上にレンガを載せて積んでいきます。でも、開口部をアーチ状にしてレンガを積むと、鉄筋を入れずに開口部を形作ることが可能なんですね。めがね橋と同じ原理で、丸く積まれたレンガはお互い押し合ってバランスを保つので、上から大きな重さが掛かってもビクともしないという訳です。こうした状態を100年も持たせる為に、私たちは硬く焼かれた高品質なカナダのレンガを使います。価格も高くつきますが、それに伴う性能や耐久性、美しさも他のレンガやスライス・ブリックの追随を許しません。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。<関連記事>:建物にとって、レンガ積みの外壁は軽い
2015年08月05日
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八角形に出っ張った塔屋を造ることが、輸入住宅ではよくあります。こうしたデザインは、輸入住宅ならではの趣きを作り出すのに一役買っていると言えますね。通常のコンクリート・サイディングでも外壁の防水を考えると結構施工が大変なんですが、私たちのように本物の赤レンガを積んで外壁を造る時には、このようにレンガを正しい角度でカットしなければなりません。それも2階建ての建物だと膨大な数をカットする必要がありますから、堅いカナダ製のレンガでは大変な労力が掛かります。また、レンガのカットだけでなく、1軒当たり10,000個以上の本物のレンガを外装材として積むのですから、その手間・暇は他の追随を許しません。これらの点からもレンガ積みの輸入住宅は、一生ものと言えるのです。レンガ積みデザインの輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。
2015年06月25日
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愛知県大口町で施工した赤いレンガ積み外壁の輸入住宅 B邸。レンガの外壁を下から写真で撮ってみました。壁に歪みやうねりもなく、一枚の平らなパネルのように見えるのが最も技術的に優れたレンガ積みですが、如何でしょうか。崩れないレンガ積みを作る為にも、こうした高い施工技術は欠かせないのですが、大きなレンガを1個1個積む訳ですから、水平・垂直を取りながら何千個も積むのは気が遠くなるような仕事です。それにしても、カナダのプロのレンガ職人は、レベルが違いますよね。あと、下から見上げると、レンガの厚み分窓に奥行きが出ているところもよく分かりますね。約10cm程度の厚さがあるレンガですから、その分外気の熱も伝わらないというのも納得できますよね。この頃は、窓の下端にボトム・シルと呼ばれる窓カウンター材を入れないで、レンガを縦に細かく入れていましたが、窓下のレンガが突き出している様子も積みレンガならではのデザインです。スライス・ブリックを張っただけのレンガ張りの外壁との違いは、こういう角度から見ても分かりますね。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。<作品紹介>:大人のブリティッシュトラッド ~B邸~
2015年05月25日
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私たち ホームメイドが手掛けるレンガ積み外壁の輸入住宅は、2階の屋根まで外壁全てをレンガで覆ってしまうデザインが多いのですが、このおうちは1階部分のみをレンガ積みにした数少ないレンガの家でした。愛知県東海市にある N邸は、レンガの持つ重厚感とパラペイントで塗装されたクリーム・ベージュのサイディングとのコントラストが美しい輸入住宅です。このおうちは、ホームメイドを興した2000年に着工し、2001年に竣工したのですが、当時は資材の調達、コーディネート施工やその手伝いなど、ほぼ建築全般に関与していましたので、このおうちを写真に撮る時間もありませんでした。ですから、当時の写真はあまり残っていないので、HPでこの家を紹介することもありませんでした。でも、久しぶりにパソコンのデータを整理していたら、この写真が出てきましたので、ご覧に入れたいと思った次第です。この輸入住宅にお住まいの方は、カナダ トロントにご家族で資材ツアーに出掛けました。そこで目にした街の雰囲気や材料を用いて、こんなおうちが出来上がりました。クラシックで上品なイメージは、勿論今も健在です。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。
2015年04月19日
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本物のレンガ積みとフェイクのレンガ・タイル(スライス・ブリック)張り。外壁に施工されるとあまり違いが分からないという方もいらっしゃるでしょう。そんな方でもこの写真を見れば、本物のレンガかどうかは一目瞭然。カナダのレンガの厚みは約90mmもありますから、窓よりも外側に出っ張ってきます。そう、窓がレンガよりも奥まって見えるという訳です。厚みがある壁は、重厚感もすごいですが、それより断熱性が格段に上がるという点の方がもっとすごいかも知れません。2x4の木造の構造体自体が113mmあって、そこには自然素材であるセルロースの断熱材が入っています。その外側に20mm程度の断熱通気層を取った上で先程の90mmのレンガの外壁を積んでいくのですから、室内までの厚さは何と223mmに達します。これって、500ccのペットボトルのサイズより大きい寸法ですから、その厚みのすごさはお分かり頂けると思います。更に、2x6で構造を造るなんてことをすれば、その厚さは25cmを越えることとなるんです。堅牢さ、断熱性、100年以上の耐久性、いずれをとっても他の外装材では全く追随出来ない性能やデザインを持っているのが、レンガ積みの外壁材なんですねぇ。こうした私たちの考えや建築に共感され、レンガ積みの輸入住宅の施工を希望される方は、ご相談下さい。
2015年04月12日
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JR東京駅の赤レンガの外壁には、こうした耐震金物は入っていないと思いますが、関東大震災の際でもレンガの壁はビクともしませんでした。そうは言っても、今後どんな大きな地震が発生するか分かりません。ですから、私たちが建てるレンガ積みの輸入住宅では、3つの耐震金物を外壁に施工します。ラダー・タイは、ハシゴ状の鉄筋でレンガを横方向につなぎます。縦筋は、太い異形鉄筋を使ってレンガを縦方向につなぎます。そして、ブリック・タイは、2x4の木造構造とレンガの外壁とを緩やかにつないでお互いを支え合うようにします。また、レンガの外壁と構造体との間には、通気層を設けて万一の雨の侵入に備えているばかりか、外の断熱層としても機能します。レンガは古い素材と思われがちですが、これ程長持ちする素材は最新の外壁材でも存在しません。子供たちにも残せる財産として、100年後でも美しいレンガの家を造ってみませんか?こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。
2015年03月06日
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愛知県大口町にあるこの建物は、2004年に私たちが建てたレンガ積みの家。だから、新築からもう11年経っているのですが、如何でしょう。クラシックな外灯と赤いレンガの玄関ポーチの風景は、横浜にあるあの赤レンガの倉庫の風情に似ていると思いませんか。まあ、横浜の赤レンガ倉庫は、築後100年という歴史ですからたった11年しか経っていない輸入住宅とは比べものにならないですね。ただ、私たちのレンガ積みの家も、新築当時と現在とでも全く風情が変わっていませんから、後世の人たちが100年後に見てもきっと同じ風情のままでしょうね。この家が、それまでちゃんと建っているかどうかは、お客様の愛情とこだわり次第ですけどね。さて、この記事をご覧の皆さんは、こんなレンガの家に住みたいと思いますか?こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。<作品紹介のページ>: 大人のブリティッシュトラッド ~B邸~
2015年02月16日
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2月10日午後10時頃、東京都新宿区歌舞伎町で9階建てビルの7階付近で外壁のタイルが縦75cm、横20cmにわたって剥がれ、約20m下の歩道に落下したというニュースがありました。幸いけが人などは出なかったようですが、以前から私が指摘していた通り、レンガ・タイル張りの外壁の剥離・脱落が現実となった事件です。ニュースの映像を見る限り、レンガ・タイルだけでなくその下地となっている分厚いコンクリートも一緒に落ちてきているから、本当に危険だと思います。こういう場合原因として考えられるのは、タイルの目地であるモルタルに小さなクラック(割れ)が入って、そこから雨が侵入して、防水性のないコンクリートやモルタルを劣化させたのではないかということです。当然、コンクリートの中に入れてある鉄筋も水分で錆びてしまうでしょうから、そうした腐食で膨らんだ部分がタイル部分を押したのでしょう。ですから、私はフェイクなレンガ・タイルを外壁に張るのでなく、本物のレンガを積んで外壁にすることを提唱しているのです。積まれたレンガは、決して脱落しないばかりか、その厚みによって高い断熱性も発揮します。劣化したタイル張りの外壁が、大きな地震や台風で剥離するリスクが低くないことはこの事件でも明らかです。輸入住宅で家づくりをお考えの方は、是非レンガ積みを検討してみて下さい。私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方はご相談下さい。<関連記事>: レンガ・タイルは、将来メンテナンスが必要になる (2012年9月17日)
2015年02月12日
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戦後日本では、高度経済成長に伴って多くの住宅が新築されました。それは、どんな人でも持ち家を手に入れることが出来る夢のような時代でした。今の日本は、低成長と少子高齢化によって家づくりをする人がいないかと思いきや、未だに80万戸もの新築着工が行われています。これって、結構すごいことですよね。でも、本当にこれで日本人の暮らしが豊かになるのでしょうか。私は、そうは思えません。戦後70年の期間に建てられた住宅で、素晴らしい建築として残っている家が何軒あるでしょうか。白川の合掌村の建物や神戸の異人館のように、100年も前の建築は存在するものの、築50年程度の住宅は価値を見い出せずに建て替えられてしまっているのが現実ではないでしょうか。現在、テレビのCMでも1000万円以下で新築出来るということを宣伝する会社がありますが、そういった安普請のデザインと素材で果たして皆さんが一生を終えるまで住み続けられるものでしょうか。きっと皆さんも薄々は感じていらっしゃるでしょうが、自分たちが住宅ローンを完済するかしないかのうちに建て替えを余儀なくされると思います。その時、皆さんが支払ってきたお金は、ゴミと化してしまうのです。子供たちに受け継がせられる資産は、何も残らないのです。今こそ、私たちはローコストの魔術から決別すべき時だと考えます。でなければ、日本に資産・財産の蓄積など出来ないのです。赤レンガのJR東京駅や世界遺産の富岡製糸場のように、大きな地震にも耐えて100年生き続けるレンガ積みの建物を残していこうじゃありませんか。そうすれば、家づくりでのあなたの想いが、きっと後世の人たちにも伝わるはずです。レンガ積み外壁での建築・リノベーションをご希望の方は、どうぞご相談下さい。ブログ記事: 私たちは、目指すものが違う
2015年02月06日
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築14年目を迎えた名古屋市天白区にあるレンガ積み輸入住宅H邸の窓周り。サッシの上にも重いレンガを積んでいますから、窓がその重さで潰れてしまわないように、分厚いL型鉄筋(アングル鋼)を窓上に入れて支えます。新築当初は、アングル鋼に塗装をして錆びないようにしてあったのですが、14年も経つと錆が出始めてきています。今のうちなら錆も表面的なので、錆落しをしてから再塗装をすれば、元のきれいなアングル鋼に戻ってくれます。少し見にくいかも知れませんが、アングル鋼と窓との間に隙間が空いていますよね。ここには、その隙間を埋める為に細長いサイディングが入れてあるんですが、その周囲に入れてある防水コーキングもそろそろ打ち直すタイミングに来ているように思います。素敵な輸入住宅を長く愛していく為には、いろいろとメンテナンスをしていく必要があるんですねぇ。勿論、こういうメンテナンスをお客様ご自身でやって頂けるのであれば、維持費も相当削減出来ると思います。自分で作業をするのが大変だと考える方は、メンテナンスに備えて是非貯金をしておいて下さいね。輸入住宅の修理・補修でお困りの方は、お問い合わせ下さい。
2015年01月29日
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美しく手入れされたイングリッシュ・ガーデンの向こうに佇む古いレンガ積みの家。イギリスの片田舎にあるこの家は、おそらく100年を超えた築年数なのでしょうが、いい雰囲気を持っていますね。古いイギリスのレンガの家は、構造体をレンガで造る組積造と呼ばれる住宅です。鉄筋等で耐震性を上げるということは全く行われませんが、地震のないイギリスという国では、こうした構造でも十分です。(日本では、構造を2x4工法の耐震木造で造り、その外側に外装材としてレンガを積む施工が行われます。その際、耐震金物によって強度を上げて、レンガの壁を強化します)屋根は、薄い杉板を重ね張りしたシダー・シェイクなのか、それとも粘板岩を張った天然スレート屋根なのかは、写真でははっきりしませんが、苔むした感じが過ごした時間を表していますね。玄関ドアや煙突が、左右対称に2つ並んでいることから、この家はデュプレクスと呼ばれる2軒長屋(2家族が共存する一軒家)なのかも知れません。こうした建て方は、イギリスではよくあることで、その文化を受け継いだ北米においても、よく見られる形態です。ひょっとしたら、日本の二世帯住宅もここから発想されているのかも知れません。日本では、こんな古い家はすぐに壊されてしまうのでしょうが、アメリカやヨーロッパでは新築より高い値段で取引されます。文化的な価値の理解は、民族や国家の成熟度と比例するのです。私たちの考えや建築に共感され施工を希望される方は、ご相談下さい。
2015年01月01日
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愛知県半田市に建てさせて頂いたレンガ積みのお城、K邸。小高い丘の上に建つその姿は、輸入住宅というより中世ヨーロッパの古城と言った方が雰囲気がある。この建物は、半田市の中心部にあるのだが、道が入り組んだ奥の場所にあるので、見ず知らずの通りすがりの人が見つけられる場所にない。そんな場所であるが故に、ひっそりと佇むレンガ積みの建物は、更に趣きを増しているような気がします。この写真は、年末の定期訪問の際に撮らせて頂きました。奥様は、やはり女性ですから、クリスマスの華やかなシーズンに向けて、いろいろと飾り付けをされています。同時にご主人様も信心深い方ですから、新年を迎える準備も怠りません。そんな西洋と日本とが共存する洋館には、チェリー・オークの重厚な玄関ドアがお似合いですね。敢えてスタンドグラスを入れないドアを選んだのは、ご主人様のこだわりです。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。
2014年12月30日
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家を建てさせて頂いたお客様への年末のご挨拶も全て終わり、ようやくホッとすることが出来ました。その定期訪問の最後の最後でお邪魔したのが、岐阜市の洋館、グレーのレンガを積んだ輸入住宅のN邸。その姿は、まるで石積みのような風情を感じさせてくれます。午後6時過ぎになっていましたから、外はもう真っ暗。でも、部屋の中から洩れてくる白熱球の光は、暖かでした。昼間見るレンガ積みも重厚ですが、こうして夜に外壁を見るとレンガ積みの目地の陰影や奥まった位置にある窓の奥行感、窓上のソルジャー・コース(縦積みレンガ)、窓下のボトムシル(膳板カウンター)などが、くっきりと浮き上がります。壊されることがなければ、きっと、100年後も同じ姿を見せてくれることでしょう。その時、私はいないと思いますが・・・。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。
2014年12月29日
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愛知県東海市のレンガ積み輸入住宅 F邸で行われていたお化粧直しが終わりました。外壁は、100年経っても塗り直し等のメンテナンスが必要のないレンガ積みですし、屋根も40年保証と言われるカナダのアスファルトシングル屋根ですから、殆ど何もしなくていいと思われがちですが、それ以外の部分が結構あるんですね。そこで、屋根の軒先や雨樋の塗り替え、窓上でレンガを支えるアングル鉄筋の錆止め塗り直し、窓周りの防水メンテナンス、煙突等の鈑金の塗装などを行いました。そうした一連の作業を丁寧に実施、完了したレンガ積みの家が、こちら。新築当初からの古風なレンガの佇まいが、蘇りました。こうした地道なメンテナンスが、家の寿命を決めると言っても過言ではありません。外壁がレンガ積みでもメンテナンスが必要なんだから、結局維持管理の費用の軽減にはならないと言われる方もいらっしゃるでしょうが、赤レンガの東京駅や富岡製糸場のようにその美しさを100年以上皆さんにお見せ出来るのは、レンガ積み外壁以外存在しません。そういった文化的な意義や歴史的な価値は、お金だけでは計れない大きな財産だと私は思います。丁度、NHKではニッカの創業者、マッサンの朝ドラがやっていますが日本人でもこうした夢や文化を愛する人間がいたということを後世の人たちにも分かってもらいたいですね。いや~、やっぱり本物は違いますよねぇ。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。作品紹介:レンガ積みの家 憧れの洋館 ~F邸~
2014年12月27日
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昨年竣工したレンガ積み輸入住宅、愛知県半田市 K邸に年末のご挨拶に伺ってきました。室内は、クリスマスの飾りも終えて、サンタさんがいつ来ても大丈夫なくらい綺麗でした。このおうちには、フリースタンディング・タイプの薪ストーブも備えていて、お伺いするちょっと前まで火が付けられていたそうです。ただ、煙突は直径が15cm程度しかありませんから、サンタさんが入ってくるには小さ過ぎですね。写真をご覧頂くと分かりますが、この家の基本コンセプトは、レンガ積みのヨーロッパの古城。ですから、門扉やフェンスもアイアンのものを使い、フレンチな街灯照明が玄関アプローチを照らしています。まだ建てて間もない新築の輸入住宅ですが、この重厚さが年月を感じさせるデザインを醸し出していますね。もう少し木々が生い茂り、レンガの外観を覆うようになってきたら更に古城の雰囲気は増すことでしょう。時間が経つにつれて趣きが出てくるなんて、普通の家ではあり得ないですからね・・・。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。
2014年12月23日
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レンガ自体は、100年でも200年でも持つ素材ですが、その周囲はちゃんと定期的に手入れをしてあげないと、錆びたり劣化したりしてくるものです。例えば、窓周り。窓枠とレンガとが接する部分には、少し隙間が作ってあります。それは、レンガの重みで窓枠やガラスが変形したり歪んだりしないように、予め遊びのスペースを持たせてあるのです。その隙間を埋めないと、雨がレンガで囲まれた奥にある構造体にも入ってきますから、防水コーキングを入れていますが、こうしたものも10年くらいで劣化してきます。また、窓の上に積んだレンガの重みを支える為に、窓の上には厚みのあるL字鉄筋が入れてあります。鉄筋ですから、そのうち塗装が劣化して錆も生じてくるものです。また、ペアガラスの中に湿気や水分が入ってしまうというトラブルが、輸入・国産問わずにペアガラス・サッシには起こる可能性があります。そこで、建具(サッシュ)とガラスとが接する部分にも、ガラス用のクリアの防水コーキングを打ってそのリスクを少しでも少なくするようにしてあげるのも、大切な仕事だと思っています。(手間が掛かりますから、あまりそういうことを考えてやっている住宅メーカーは少ないと思いますが・・・)100年以上レンガ積みの家の美しさを保とうとすれば、こういう気遣いをすることが大切です。こうしたメンテナンスにはお金や時間も掛かりますが、20~30年で建て替えられる建物のコストを考えれば、私はやって損はないと思います。だって、自分たちの子供たちには、大きな財産となるはずですから。
2014年12月04日
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まだまだ名古屋では一般化していないシェアハウス。見ず知らずの人間同士や親しい仲間同士で1つの居住空間を一緒に使うというものが、シェアハウス。若い大学生や大学時代の仲間と一緒にワイワイしながら住むのって、楽しくないですか?食事の支度を分担したり、一緒にテレビを見ながらお酒を飲んで語り合ったり・・・。勿論、各人には小さいながらも個室があるので、集団生活に疲れたら、部屋で一人にもなれるのがいいところ。広いお庭があれば、週末にはシェアハウス以外の仲間も呼んで、バーベキューなんてのも楽しめる。そんな都合のいい賃貸は、名古屋にはないと思いませんか。私は今、赤池のあたりで4棟がつながったレンガ積み外壁のシェアハウスを150坪の土地に建てましょうという提案をしています。1棟当たり4人が暮らせるような感じで、合計16人が入居出来る、まさに学校の宿舎のような建物を造りたいですね。ゆくゆくは、その中の何人かがファミリーとなって隣同士で住んでもらえるような100年賃貸住宅をデザインしますよ。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。
2014年11月24日
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レンガの家は、外壁自体は100年経ってもメンテナンスが必要ないと思いますが、レンガ以外の外装部分のメンテナンスは定期的に必要です。主なところは、屋根の軒部分とか窓周り。軒については、以前別の記事でもお話ししましたが、ここにはレンガを用いることが出来ないので、コンクリートのサイディングを施工して塗装します。ですから、10年程度で塗り直しが必要となる訳です。そして、窓周りですが、窓の上に重いレンガを積む為に、分厚い鉄板(アングル鋼)を支えとして入れてあります。鉄板ですから、錆びないように塗装を施してありますので、前出の軒のように塗り直しや錆落しをしなければなりません。また、窓とレンガ積み外壁とが接する部分は、構造部分に雨水が侵入しないように防水コーキングを施してありますからコーキングが痩せたり劣化したりしたら、打ち直す必要が生じます。(サイディングの外壁の場合は、サイディングのつなぎ目部分もありますから、更に仕事量は多くなります。レンガ・タイルの場合は、目地の割れなどの問題もありますから同様に補修に手間が掛かりますね)こうした作業は、DIYでやれる場合もありますが、日頃忙しいご家族がやる時間がなかなか取れないかも知れません。ただ、こうした部分に問題がないかは、誰でも目視で点検出来ますから、いつも注意して見て頂くことをお勧めします。いつまでも美しいレンガ積みの輸入住宅を維持していく為にどうぞ点検・整備をお忘れなく。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。
2014年10月23日
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会社を興して最初に建てさせて頂いたレンガ積みの輸入住宅、愛知県東海市のF邸。もう13年も前になるんですねぇ。そのことだけでも感慨深いものがあるのですが、私たちがレンガ積み外壁の家で初めて外装まわりのお化粧直しをする最初のおうちとなりました。現在はこのように足場を立てて、輸入サッシの窓周りや軒などのサイディング部分の防水コーキングをしたり、窓上のアングル鉄筋の塗装を塗り直ししたりしています。レンガ積みですから、外壁は新築当時と全く同じで何ら修復するようなところはありませんし、屋根も40年の耐久性があるカナダのアスファルト・シングル材を葺いていますから、現状を点検するだけとなっていますが、それ以外の外装はちゃんと見てあげる必要がありますね。また、ペアガラスの中に雨水が入り込んでいる窓もあるので、ガラスの交換手配も進めています。Willmar(ウィルマー)社のアルミクラッド・サッシですが、この時代の製造ロットの一部でペアガラスの曇りの問題が出ているようです。ただ、こうした輸入サッシでも、窓への雨の侵入を早期に発見し対策を施しておけば、こういうタイミングでちゃんとメンテナンスすることが可能です。長年住んでいれば、何某かの問題が発生するものです。そう、永遠にノーメンテナンスなんてことはあり得ません。問題を放置し何も対策をしておかなければ、きっとこの家の窓も木部が腐り、構造体にまで影響するようなことがあったかも知れません。お客さんとビルダーとの長いお付き合いって、本当に大切なことなんですよ。それにしても手の掛かる子(家)は、かわいいものです。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方はご相談下さい。
2014年10月17日
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北米のサイトを見ていたら、こんな写真が掲載されていた。元々の家は、少しクリーム色をした白いレンガの家だったのでしょうが、そこに赤レンガの外壁で出来た部屋を付け加えたという感じらしい。クリーム色をしたレンガも古いレンガのようで、そこにクリーム色の塗装をしてあるみたいだ。カナダでも80年以上経ったレンガの住宅では、積みレンガを塗装することはよくあることです。塗装することで、レンガの表面の劣化を抑えることを目的としているのでしょうね。それにしても、この増築部分の陸屋根は、大胆ですねぇ。部屋の天井根太に何か補助材を打って水勾配を取っていますが、多少雨が溜まってしまう部分が残ってしまう感じです。材質は、よく判別出来ませんが、鈑金かFRP防水のようです。でも、経年劣化でどこかに割れが入ってしまう恐れがありますから、10年以内にメンテナンスが必要となるでしょうね。(最終的な防水は、その下に施工されているであろうアスファルトルーフィングという防水シートで行いますから、割れが即雨漏りにはならないかも知れません)それに強い風が吹く地域では、水が屋根の下をくぐって部屋の全然違う部分から雨漏りなんてことも起きそうです。台風もなく、雨もしとしと降るだけで、排気ガスなどの化学物質の影響を受けない場所ならいいのかも知れませんね。まあ、日本のカラーベストでも10年で塗り替えしているのですから、然程変わらないと言えばそうなんですが・・・。欧米の皆さんは、おおらかですねぇ。
2014年09月14日
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このお宅は、私共が会社を興してすぐに建てさせて頂いた輸入住宅です。ですから、新築からもう13~14年経っている訳ですが、レンガ積みの外壁の美しさは当時と殆ど変っていません。アンティークな雰囲気のあるレンガを使ったということもありますが、変化や劣化がないという点では100年の耐久性も嘘ではありませんね。ただ、こうして造られた輸入住宅でも全くメンテナンスが必要ないかと言えば、そうではありません。屋根の軒や軒下は、サイディングに塗装したものが使われていますし、雨樋も塩化ビニールのものであれば、劣化してきます。雨樋については、現在私たちはアルミ製のものに焼き付け塗装を施したものを使っていますから、メンテナンスはそれ程必要ないと思いますが、軒材については、どうしても定期的な塗装が必要となります。私共では、30~40年保証という北米製のアスファルト・シングル屋根材というものを使っていますから、当面メンテナンスをすることはありませんが、カラーベストのような塗装された屋根材であれば、軒と同時期に塗り直しが必要ですね。メンテナンスせずに、出来るだけ長く使える素材を用いていますが、全てが永久にメンテナンス・フリーとなる訳ではありません。色や機能に変化が生じたら、それはメンテナンスのサインです。早めに対処して資産価値を高める努力をしていって下さいね。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。
2014年09月06日
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緩やかに湾曲したカットガラスが入ったフレンチ・テイストなデザインの照明器具。分厚いレンガの外壁によって、奥まって見える窓の連続。フランスのアパルトマンか、ボストンのレンガの街並みを切り取ったような1枚ですが、4月末にオープンハウスを予定している豊川市のレンガの家の外壁です。1枚の面のように整然と積まれたレンガの壁は、あまりにきれいに並んでいるので、まるでレンガ・タイルで張ったよう。でも、これだけの重厚感は、やっぱりスライス・ブリックでは出せませんね。これぞ、カナダから呼び寄せたレンガ職人たちの技術の結晶です。照明の明かりが灯る夕闇にレンガの壁が浮かぶ光景は、それは美しいことでしょう。オープンハウスをやるなら、本当は夜が一番素敵かも知れません。このおうちは、4月26日(土)・27日(日)にオープンハウスを開催させて頂こうと考えております。私たちの家づくりにご興味のある方は、こちらから詳細をご確認の上、見学希望をお知らせ下さい。
2014年04月03日
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お施主様のご厚意により、来る4月26日(土)・27日(日)にレンガ積み外壁の輸入住宅 N邸のオープンハウスを開催させて頂こうと考えております。今までブログ等で現場の様子は、逐次ご案内してきましたが、カナダのレンガ職人たちが1つずつ積み上げたレンガの外壁や美しい色彩のパラペイントを塗った本場のドライウォールを実際にご覧頂けるチャンスは、他にありません。ドアやフローリングだけでなく、赤毛のアンの故郷 カナダのプリンス・エドワード島から輸入した階段や内装の枠材、輸入キッチンに至るまで、全て無垢の木を使って施工した自然素材のデザインも必見です。また、キッチン・ダイニングは2階の天井まである高さ5mの吹き抜けとなっており、その解放感や天井からいくつも釣り下がった輸入の照明器具も見どころと言えるでしょう。そして、ホームメイドの家づくりは、感じるものだけではありません。国内最高峰の断熱・省エネ性能を誇るLOW-E トリプル・ガラスの輸入樹脂サッシや室内の全ての空間で快適な暮らしを実現する全館空調システムも装備しています。ホームメイドが手掛ける本物とは何なのか、私たちが掛けた情熱とはどんなものなのか。お時間やご縁もある方は、是非ご覧下さいませ。日時: 4月26日(土)・27日(日) 午前10時~午後5時場所: 愛知県豊川市御油町の現場(地図)尚、お越し頂ける場合は、事前にお問い合わせより日時をご案内下さい。日時が合わない場合は、ご都合次第ですが別の日程でもご案内したいと思います。
2014年03月20日
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イギリスやヨーロッパの片田舎に住む人たちは、日本人ほど裕福ではない。でも、豊かな緑や親しい隣人に囲まれ、幸せに暮らしている。勿論、家のメンテナンスに掛けるお金も限られているし、建て替えられるだけの余裕もない。ただ、そこにはおじいさんよりも古いレンガ積みの家がある。100年以上経っているが、その佇まいは昔のまま。住宅とは、本来そういうものであるべきだったのではないだろうか。私たちは、そういう家が建てたい。そういう私たちの思いを、この動画でご覧下さい。この施工が行われたレンガ積み輸入住宅は、愛知県豊川市 N邸。今の日本の住宅は、高くはないか?建て替えられて、50年後にはそこに存在しないのに・・・。
2014年03月07日
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レンガの入荷が遅れるなどして、1ヶ月弱掛かってしまった豊川市の輸入住宅、N邸の外壁レンガ積み工事。でも、おおよそ先週の土曜日には全てを完了させてくれました。そのレンガ職人たちも、昨日のお昼の便で成田経由トロントへと旅立っていきました。無機質だった構造体の壁を、レンガが1つ1つ覆っていきました。その数、おおよそ15,000個。カットしたり、割れてしまったりする分も含めて、18,000個のレンガを準備したのですが、ゴミになってしまうレンガも少なく本当にきれいな現場でした。3人でチームを組んで仕事をしてくれたレンガ職人たちは、入荷遅れがなければ、3週間でやってのけたことでしょう。4面ある外壁、それも2階まで全部積み上げたんですから、大したもんです。それも、この美しい垂直の壁を見て下さい。ビシッとしていて、一切ガタガタした感じがないですよね。これが、日本人では何ともならない職人技とスピードなんです。だから、私たちは面倒を承知でカナダからプロの職人に来てもらうのです。
2014年02月25日
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