Tapestry

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Fear and Loathing in Las Vegas




ハンター・S・トンプソンの小説を、テリー・ギリアム監督が映画化したもので、
主演はジョニー・デップとベニチオ・デル・トロという個性派揃いだもの、
そりゃもう~、個性的な映画に仕上がっている。(苦笑)
なぜに苦笑してしまうのかといえば、
もう、観ていて気分が悪くなりっぱなしだったからだ。
体調があまり良くなかったのに、ビールなど飲みながら観たのが悪かったかもしれない。
いや、というより、お酒かドラッグでも入ってないと楽しめない映画、と言えるかも。

まずは主演2人の崩れっぷりに脱帽。
ハゲ頭のジョニー、噂には聞いていたけど、しっかりハマッているのに驚いた。
がに股で歩く姿はまるで横山やすしだし、口角にたばこをくわえた表情なんて、
かな~り嫌みなおっさんだ。トロの方はというと、
でっぷり太ったビール腹に怪しい無精ひげ。
もう~、2人とも社会の毒にしか見えないもんね。

早口で話すデューク(ジョニー)のセリフやナレーションはなかなか聞き取れず、
大変だったけど、もうビジュアルだけでもお腹いっぱい
、いや、膨満感・胃拡張、と言う感じだ。
ドラッグでラリッて見る幻想の数々が可笑しくて大笑い。
だけどこちらも酔っているような気分になって、正直気持ち悪い。
全体的にグロテスクな映像満載だったけど、こういうのも嫌いじゃない。
だけど、だけど・・・・・・ゲロを映すのだけは止めて欲しかったよ・・・。(オエ)

好みで言えばもっと綺麗な映画が好きだけど、これはこれで面白いかな。
でも、幾らジョニーが出ていても、もう一度観たいとは思えないかも・・・。(^^;)


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