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先日、久しぶりにタワーレコードに行き、何げなくCDを見ていたらフェアーグラウンド・アトラクションの『First of a million kisses』のジャケットが目に飛び込んできたので手書きのポップを読んでいたら再結成し、新曲も出し、来日公演もする内容を読んで驚き、とても複雑な気持ちになりました。ネットでいろいろ調べてみるとサブスクで新曲が1曲聴け、さらには『BEATIFUL HAPPENING』というアナログ盤も発売されます。フェアーグラウンド・アトラクションは僕がいちばん好きなバンドです。なぜいちばんかというと嫌いになる要素がなかったからです。フェアーグラウンド・アトラクションは1988年にデビューしオリジナルアルバムを1枚発表して1990年に解散しました。1989年にMTVで『CLARE』を聴き一発で気に入りCDを購入しました。以前のブログでも書きましたが『CLARE』以外の曲は当時、魅力を感じずにいました。なのでそれほど大ファンっだったわけでもなく1990年に解散したことも知りませんでした。それから年々、好きな曲が増えていき、今ではすべての曲が好きで、なくては生きていけないアルバムです。通常、ミュージシャンはデビューすればアルバムを出し続けます。すると1枚目と2枚目のアルバムは良かったけれど3作目のアルバムはイマイチだ、なんてことが多々、あります。しかしフェアーグラウンド・アトラクションはそれがなく、失望とも希望とも無関係でした。永遠にフェアーグラウンド・アトラクションのエディ・リーダーは甘く切なく瑞々しいままで僕の心を捉え続けていてくれました。そのためエディ・リーダーのソロは2枚ほどしか聴かないようにしていました。新曲の『What's Wrong With The Worid』を聴いてみました。そこには35年を経たエディの歌声があり、長い長い年月の流れをひしひしと感じました。もっと自分が寛容ならば新曲を楽しみ、半年前に来日を知っていればライブにも行くことでしょう。(調べたらライブはすでに売り切れでした)そして迷った末、『BEATIFUL HAPPENING』も注文しました。けれどレコードが届いてもすぐには針を落とせないような気がします。ファースト・キッス[CD] / フェアーグラウンド・アトラクション
June 2, 2024
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先日、Amazonから注文した商品が届きました。段ボールのテープをはがし、中身を取り出し、包装を解いていきます。エリオット・アーウィットの胸キュン(なんてったってYMO世代ですから…)な写真をあしらったレコード・ジャケットがあらわれました。Fairground Attractionの最初で最後のオリジナル・アルバム『The First of a Million Kisses』の180グラム重量盤の12インチアナログ・レコードです。うっとりとしばらくジャケットを眺めたあと、レコードを取り出しターンテーブルに載せます。レコード・プレーヤーのスタート・ボタンを押すとカートリッジが自動で一曲目に作動します。針が落ち、スクラッチノイズの後、何百回聴いたかわからないほど、聴き慣れた『A Smile in a Whisper』が部屋を満たします。アナログ特有の音のやわらかさと臨場感。エディ・リーダーの瑞々しく、弾けるようなボーカルに身も心も溶けてしまいます。至福のひとときです。このアルバムは30年前に輸入盤のCDを買いました。当初はシングル・カットされていた『Clare』が好きで、アルバムを聴いたとき『Clare』以外は地味な印象がありました。ところが3年に1曲くらいの割合で好きな曲が増えていきました。聴くたびに新たな発見があります。そして今では全曲が大好きです。その後、国内盤とリマスター盤のCDを買いました。そして今回、180グラム重量盤のアナログを発見してしまい購入しました。しかし30年前に買ったCDアルバムを30年後にアナログ・レコードで聴くなんて思いもよりません。後はハイレゾが出るのを心待ちにしています。Fairground Attraction フェアグラウンドアトラクション / First Of A Million Kisses (ブラック・ヴァイナル仕様 / 180グラム重量盤レコード / Music On Vinyl) 【LP】
February 17, 2019
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電子書籍と紙媒体書籍の読書法が確立しました。単純明快で、漫画は電子書籍、それ以外は紙媒体です。漫画は完全に電子書籍向きです。文字主体の電子書籍を何冊か読んでみましたが、数日、間があくと電子書籍そのものの存在を忘れてしまい、Kindleを開いてその存在を思い出す始末です。文字主体の本は紙媒体が生理的にもしっくりくるようです。同じ文字でもネットのニュースやブログなどは抵抗なく読めます。僕の中で長年「本を読む=紙媒体で読む」が脳に定着しているため、電子書籍は拒絶反応を示してしまうのだと思います。というわけで積ん読本が増殖しつつあります。最近のお気に入りは成毛眞氏です。表紙にもありますが「本を読まない人はサルである!」、「英語ができてもバカはバカ」などかなり刺激的なフレーズが随所に見られます。僕のように本を読んでもサルのままの人もいますが・・・(泣)
March 21, 2016
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少し前に大藪春彦氏の往年の名作『蘇る金狼』を読み返しました。恐らくこれで3回目か4回目です。映画化もされ、主演の松田優作のインパクトも凄かったですが原作はまた映画と違った深みがあります。主人公の朝倉哲也が摂る食事が以前から読みながら気になっていました。この小説は1962~1964年に書かれたもので僕はまだ生まれていないため、馴染みのない食品がいくつか出てきます。食事場所は朝倉の自宅や店やそれぞれでず。それでは登場順に並べてみました。------------------------------------------------------------------------・おでん3人前と日本酒5合。・日本酒とすき焼き3人前・サーロインステーキとピザとキャンティ・マグロの缶詰・豚汁とクジラのテキと目玉焼き・焼き鳥30本・ホットドッグ3本 牛乳2本・タクシーのなかでパンを半斤、ソーセージ500グラム、ジュース数本・オールドパー 3分の1・黒ビール、玉ねぎのスライスと冷肉のサンドウィッチ・フランクフルトソーセージと黒パン(京子の部屋で)・毛蟹と伊勢海老と黒ビール・ソバ屋で大盛りのチャーシュー麺・金目鯛のチリ鍋、フグのヒレ酒・スライスチーズと玉ねぎとピックルスのサンドウィッチ・目玉焼き5個・缶詰のサーディンをのせたオープンサンド・ソーセージと生のパセリ・ボロニアソーセージとリンゴ・3人前の焼き餃子・玉ねぎとチーズとバターを乗せたオープン・サンドウィッチ・丼に盛り上げた本物のキャヴィアとウオッカのドライ・マルティニ・イノシシの燻製、アワビの乾物 真鴨のスープ、キジのミラネーズ、鹿のステーキ、熊の子の丸焼き、ウズラのパイ (社長宅で)・3杯のウオツカ・マルティニと1キロの特大サーロインステーキと洗面器一杯の生野菜 (会社の近くのグリルで)・ジャージーバターコーヒーと大鉢の野菜サラダと半熟卵3個------------------------------------------------------------------------朝倉さん、これらの食事を旺盛な食欲で胃に流し込んでいきます。それにしても60年代前半に日本にピザがあったなんて驚きです。あっ、なんかすき焼きが食べてたくなってきました(笑)
February 12, 2023
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