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第11回小権太・遊一の会~入船さん、こんにちは 柳家さん、こんばんは13:30分 日暮里サニーホールごん坊「たらちね」 間に合わず遊一「道具屋」小権太「片棒」こみち「蚤のかっぽれ」小権太「長短」 遊一「加賀の千代」いつも2時間半は越す会で普通に見ても最後は結構くたくたなのですが、軽い噺がほとんどで今日は疲れず。遊一、小権太さん両人もよかったですが、ゲストのこみちさんもよかったです。二ツ目昇進したばかりの初々しさもあるのですが、ネタも面白い。珍品と言われてる話しらしいですが、エンターテイメント性に優れた現代的なお話。キャラクターにも合ってます。芝居じみた喋りは落語の軽さからは離れてしまうのですが、修行を積んで肩の力が抜けてくればまた面白くなるのではと。ぼたんさん、こみちさんと女流のレベルはまた一歩上がってる気がします。
December 16, 2006
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「タイガー&ドラゴン」子は鎹の回さんま師匠の「子は春日井の甘納豆と申しまして」でおなじみの「子は鎹」鎹(かすがい)とは、ごく一般的に言うと木と木をつなぐための「コの字型のくぎ」のことですが、ドラマでは「柱と柱をくっつける出っ張り。柱が取れないように小さい木をかなづちで打ち込む」と、なぜかわかりやすいような、わかりにくいような言い方してた。今回、全部が全部、逆、逆に振ってるんですね。・銀々は似合わないやくざの二代目を継いで、落語をやっていた不器用な小虎にだぶらせる。・小竜が小虎を説得するところは、以前の立場と当然間逆。そうやって全部立場を逆に振ることで、元のさやに収まるところが盛り上がる。そんなスカッとした終わらせ方がいいと思いました。子別れあとに小虎が高座で見せた涙やタイガー連呼は、役の小虎というより長瀬くんの小虎に対する思いが出てるようで、ジーンと来ました。おまけの逆は・さゆりちゃんが泣かずにどんべえ師匠が泣く。・沙耶ちゃんやってた子役が弟の太郎役やってる。西田さんの演技の見せ場も最終回だけにたくさん用意されてて、西田さんには何度も泣かされた。しつこいようにナンを振るから、このギャグで押すなあと思ってたら、大オチで使うとは。谷中谷の時にもそうでしたが、やはり、しつこく伏線を張りに来る時は気をつけないといけませんね。それにしてもナン落ちは、私は思いつかないし、想像もできません。●面白かったところ・さゆりちゃんが「山崎」とどん兵衛改め「小虎(西田)」さんの名前で混乱するところ。面白いというか上手い。・江戸再現シーンで子どもと会うところ、映画の「弥次さん喜多さん」とたぶん同じセット・バスガイドパブ前の現代と古典再現がクロスするところ・チビTと劉さんのビンタ合戦--------最後まで全部みて感想書いてきたわけですが、感想抜き出す作業はとても楽しかったし、他の人のブログで感想読んだりするのも楽しかった。自分的には落語も普通の人より知ってるしドラマもそれなりに見てると思うので、できるだけ感覚的な感想にしないように気をつけて書いたつもりです。数は少なかったけど、きちんとドラマから読み取ろうとしているブログにあった時はうれしかった。(糸井さんのところがイマイチ失速気味なのはちょっと残念)。落語に関するドラマはしばらく出てこないような気がするので、この時期に同世代の宮藤脚本で落語&お笑いドラマが見られたのは幸せでしたね。自分が考えるお笑いに対する思いはほとんど代弁してくれているので、羨ましいという気持ちもあったりで。長い間、落語の周辺にいますが、落語は東京及びその周辺だけの「ローカル」な娯楽なので、ブームには成り得ないのですが、地方でも落語の面白さを知った人が、触れるきかっけになったり、落語以外の演芸やその周辺(演芸を書いたり、落語について考えてみたり)に興味を持つようになればいいなあと思います。私が落語に興味をもった時のように。
June 25, 2005
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「タイガー&ドラゴン」品川心中の回 ここまで見てわかってきたのは、落語とやくざの世界を借りたホームドラマだったということでした。「新宿流星会の親分と子分・山崎」「林家亭どん兵衛の師匠と弟子・小虎」どちらも父性を中心とした疑似家族。スペシャルの時に感じた大家族のホームドラマっぽい匂いがここに改めて確信に関変わったといったところ。家族関係が希薄になり、父親の威厳がなくなりつつある現代で、いわゆる昔ながらの親子関係が成り立っている例がやくざと落語家の2つ。お金や利害関係がどちらもないからこそ家族。その中で子どもが自由に泳ぎ、それを見つめる親、親兄弟に対する愛情を感じる子ども。それが明確になったような気がします。「エンジン」も「T&D」も父性を中心とする大家族ものである点は同じ。「瑠璃の島」も根底は近いものがあるけど、「T&D」は寺内貫太郎ぽいところがTBSの遺伝子っぽくていい。最終回の「子は鎹」(子別れ)は父性愛を象徴する落語(江戸落語版)。さてどうなるんでしょう。品川心中、ネットの自殺サイトとの結び付け方、アイデア的には簡単そうだけど、相変わらず上手いですね。とはいえ、最終回前では本筋にからめられないのが辛いところ。古典再現 貸本屋の金造を岡田→菅原→長瀬→塚本→長瀬(落武者姿)と1人のキャラを5役が演じていたのですが、わかりずらかった~。一応ほくろで統一してたけど、このテンポだとさすがに頭に???マークですね。品川女郎のお染は伊東→蒼井へリレー。襲名について宮藤&Pの意見が反映されてます。林屋亭どん兵衛襲名に対して「師匠が俺のために付けてくれた小虎って名前が大好きだ。仙台だか盛岡だかしらねえが、会ったことのないやつが付けた名前より俺は小虎が好きだ」落語家に限らず同様の世界では襲名は、かなりシビアな問題で、考え方も人によっていろいろある。その中で「名前の大小関係なく、自分が師匠から付けてもらって慣れ親しんだ名前がいい」という人もいるし、「師匠の付けていた名前を継ぎたい」という人もいる。現時点で鶴瓶さんも小朝さんも志の輔さんも前座の頃からの名前だし、昇太さんも昇八→昇太で師匠の名前は継いでない。このドラマではそんな大仰なことではなくて、ここではどん兵衛師匠が小虎を弟子の誰よりも評価している、小虎は師匠のことが大好きということで名前を使って表しているのだと思います。どん兵衛が小虎に名前あげちゃうと、どん兵衛は別名を名乗らないといけないし。●面白かったところ・ジャニ2人の玉金を握る江戸前のスキンシップ・西田さんの力夫(橋本じゅん)へのキス・「お前らデーゲームの外野手か」はビクターの犬(見立てギャグ)コーナー・「ピスタチオに取りかかるから」と「笑ってポン」・岡田クンが土下座するいいシーンで楽屋貼りがたこ平とたこ作
June 18, 2005
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「タイガー&ドラゴン」粗忽長屋の回今回は、構成のうまさがひときわ目を引いた回でした。宮藤脚本って、時たまものすごい複雑な構成を見事に見せきってしまう時があるんですよね。特に「木更津~」の時はそれがよくあって、第二話のヴィトンのバッグの入れ替え話なんて、すごくよくできてるな~と思ったものです。今回はそれに近い感想を持ちました。緊張感最高の銃声のところでスッと高座シーンに切り替える、緊張と緩和のタイミング、うまいな~。で、今回の粗忽長屋、見事に死体の入れ替えを落語にのっとりながら見せてて、「田辺をやりました、××が」でどんどん混乱してって、見てるほうが「結局殺したのは誰なんだ」ってことになってくる。とりあえずこれで「粗忽長屋」をうまく処理できてるんじゃないかなと思います。死体についてなんですが、「粗忽長屋」を取り上げると決めた時点で死体が出てこなきゃ意味がない。ドラマ自体に死体を扱うということで、かなり検討を重ねていると思うし、逃げることもできたと思うのですが、「粗忽長屋」をやるからには、死体を出しましょうってことで、ある意味エライと思います。落語の中には、死体をかついでいって踊りを踊らせる話「らくだ」があるように、死体すら笑いにします。というか、江戸時代は、斬り捨て御免とか病死とか心中とか「死体」が町中に身近にあったわけでそのあたりも違うところ。落語では死体を想像力で補って各自の頭の中にそれぞれの死体が出てきますが、ドラマでは物体として出てきてしまうので、それはそれで厳しい。死体をも平気で乗り越えられる落語のスゴサがそこにあるわけで。ドラマ板あたりを見ると、やはり拒否反応もあるみたいで、映画や舞台でなく、テレビでタブーやることはテレビ屋さんにとってかなり勇気がいるんだろうなあと。北村一輝がこれだけ活躍した姿を見たのは上戸彩と一緒に主演して驚異の低視聴率を叩き出した『ひと夏のパパへ』以来。あの時はいいパパだったのに。●面白かったところ鶴瓶師匠の「おま」連発。噺家口調を壊しながらきちんと落語で演技しようとしてる努力。劇団新感線の橋本じゅんの登場。(「轟天」キャラで舞台では抜群の存在感を見せる。vs港カヲルでも完勝)今回はおとなしかったので次週に期待。若頭(わかあたま)のフリとオチもう170万だよ(どん)、まだ170万かよ(虎)の掛け合いの後、もう170万かよ(虎)の誘いでまだ170万と返してしまうあれ?のどん師匠。というかこのドラマ、続編作る予定ありなのか?「結婚しました」ハガキが組長にも送られてしまう二段オチ。
June 11, 2005
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「タイガー&ドラゴン」出来心の回 金土日と仕事してたので今日やっと見る。見て書いてしまわないと、他の人のブログが読めない。とりあえずT&Dレポートは最後まで書きます。落語の最も多いストーリーパターンは「付け焼き刃は剥げやすい」で、仕込みがあって(こうこうしたら上手くんだと主人公が信じ込む)、実際にやってみたら最後は失敗して大笑いが多い。考えてみたら、SPから今まで、その王道パターンって出てなかったんですね。ストーリー性のあるほうがドラマにしやすいから当然なんですが、「出来心」で初めて落語の王道パターン(少し変型だけど)が出てきた。ということで、今回、仕込み部分の再現は中谷鶴瓶&塚本銀々、失敗部分は谷中西田&ドラゴン岡田が担当。「出来心」で主役が泥棒から八五郎に変わるところを上手く表していたと思います。それでもドラマの再現だけでは「出来心」の落語は理解しにくいと思うので全体を通して聴いてみましょう。全11話の中ではステップの回というか、脇の流れを虎児に取り戻す回で、1回しゃがんでラストに飛ぶ助走をつけてる感じ。血生ぐささが宮藤脚本の色でもあるので、こういうテイストは個人的に好きでワクワク。来週の北村一輝に期待度高まります。●面白かったところアンソン高岡の贅沢な使い方西田さんの「フランシーヌの場合」本息鶴瓶師匠のまんま落語家に見える佇まい中谷鶴瓶&塚本銀々の落語再現ドラマ、落語のかみしものようにカメラのスイッチングが変わるところ、とか最近のカメラワーク凝りまくりおもしろトリオ「頑張らなあかんゆうてるんですけど」 お笑いの定型フレーズをちゃかすようにして笑いを取ってる部分、ある意味ひきょうな手。
June 6, 2005
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「タイガー&ドラゴン」猫の皿の回 今までわりと外に向けてたのが今回は内幕もの。7回目だから見る人もだいぶ落語界に馴れてきたから、このタイミングなら内側モノでもついて来られるんだなあと、改めて並べ方のうまさを感じました。今日はひたすら笑うだけ。軽さがなんともいえません。最大の功労者が高田先生ですね。あの軽すぎる演技というか、ただのしゃべりはオモシロすぎ。共演者、特に昇太さんなんて笑いこらえるの大変だったんではないかと思ってしまう。現在30代の男だったら高田先生の影響受けてるんじゃないですかね。たけし、高田、テリーの3人。宮藤さんもそうだし、私も落語のきっかけは高田先生だし。それだけ思い入れあって見てしまった。普通にドラマ見てる人は「誰なんだこの目玉おやじ」程度だから見方がその時点で違ってる。だから、今回は宮藤さんが高田先生に対するオマージュもあって笑いだらけになってるのかなあ。今回はドラマ脚本というよりコント脚本だったし。たぶんドラマライターにはこの本のようには書けないんじゃないか。お笑いに対する愛が深くないと。面白いはカッコイイがキーワードですね。●面白かったところ浅草には5000円のジーンズが売っていた店のような洋品店がホントにあります。それも普通に。品ぞろえの奇抜さは裏原に負けてないので、浅草にいったら是非覗いてみてください。高田先生、衰退、衰退、パイオツ吸いたい高田先生、その間私、日刊スポーツ読みますから良々「スカウトカラバン」高田「言えてないけど勢いだけはあるから」塚本が鶴瓶師匠の前を通った時、鶴瓶「前、前」Gu-Guガンモの本物(杉山佳寿子)の声音無響子の本物(島本須美)の声●岡田くんの落語岡田くんが初めて落語を披露したわけですが、とてもよくできてたと思います。落語家の落語ではなく役者のやる落語として雰囲気を見事につかんでたたし、落ち着きもある。天才落語家の評判に嘘はないと思います。うまい、ヘタと言う人がいますが、うまいの基準はどこなのか、誰が決めたのか、何と比較してうまいのか? そのあたりをきちんと整理してみたほうがいい。特にこのドラマでうまいヘタで見るとスケールが小さくなってしまってつまらなくなる。自分も人より多くの落語を見てますが、うまいへたはわからない。テクニック的なことはわかる部分もありますが。うまい人は面白いのはあってるが、うまくてもつまらない人はいるし、面白くてもヘタな人はたくさんいる。こっちからこっちはうまくてこっちからヘタってみると、お笑いや落語をとても狭いものにしてしまうんですね。
May 28, 2005
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「タイガー&ドラゴン」明烏の回前回の厩火事、泣けたという感想が多い中、遺影落ちで大笑いしてるのだが、何が違うのだろう。というわけで昇太さんの回。最後まできちんと昇太さん目線で描いてくれてよかった。ゲストの薬師丸さんを、きちんと脇の地味な位置に置いておいたから昇太さんが引き立ってて。オチもベタだけどわかりやすい。毎回、ギャグと筋が混じった構成だけど、筋だけ抜き出してみるとデキというか完成度が自分の中で判断できる。ギャグは水物なので、適度な反応で。泣ける指数なら、厩火事より明烏ですね、個人的には。ラストの授業料のサゲもわかりにくいけど、細かいところまでフォローしてて感心。温泉シーン、いいですねぇ。温泉で告白。温泉で告白。温泉に行きたいな。それにしても昇太さん、あれで45歳には絶対見えない。ドラマで4歳サバ読んでるけど、もっと下げてもいいよなあ。●面白かったところ西田さんの落語が上手くなり、演じる時間が長っているところ。高座シーンのカメラワークが少しづつこり始めているところ。どうやって単調にならないようにするかが、カメラマンの腕なのか。ブログが出てきたところ。いい意味でも悪い意味でもブログの問題点をすくい上げてうまく使っているんじゃないか。昇太さん「明烏」はたぶん持ってないんじゃないかと思うのですが、こっちでネタやってるところ。昇太さんの活舌がいつもと同じのところ。沙耶ちゃんの大泣き。現場で泣かせるために、スタッフさんがどれだけ悪どいことをしたかと想像するだけで笑える。ファンタのCM
May 20, 2005
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「タイガー&ドラゴン」厩火事の回 無理に落語を出さないほうが「いい」ドラマにはなりそう。今回みたいに。7、8話くらいまではサブのキャラで1話完結で見せていくんじゃないかな~。構造はキムタクの「エンジン」と大差ないです。今回は、大オチに向かって見事に計算されてた。どんどん期待どおりにふくらんでいって、着地も決まったので、爽快でした。落語の「厩火事」の説明はギャグ程度しかなかったので、知らない人には是非落語で聴いて欲しいです。この話は、本で読むより聴いたほうが、聴くよりは見たほうが楽しめる落語だと思います。特に、クライマックスからオチにかけては「間」も演じ方もいろいろあるので。●面白かったところメグの出囃子「魔女っ子メグちゃん」、まるおまりもがドリカムの「eyes to me」、小虎「仁義なき戦い」。本職の下座さんが弾いているんですが、寄席の出囃子よりそれっぽい。清水ミチコさんのブスメークというか眉毛。朝左久改め 春風亭 一之介 かぬう改め 三遊亭 ぬう丈の楽屋貼り寄席の楽屋なのに当たり前のように小百合ちゃんと鶴子がいるところ。
May 14, 2005
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「タイガー&ドラゴン」権助提灯の回冒頭でも出てきたが悋気(りんき)=やきもちモノ。寄席では「悋気の独楽(コマ)」「権助魚」はよくかかるけど、「権助提灯」はその2つと比べると少ない。あらすじも再現ドラマとおりで、笑いどころの少ない落語なのだ。話がとても単純なので、ドラマ部分に時間をたっぷり割けてとても濃い話になっていたと思います。脇のキャラもほとんど入れ込まず、三角関係だけに絞っていたし。鶴瓶師匠がラジオかどこかで言ってたように、50代の大人の心情もきちんと描いているところがいい。若者のセリフだけでなく大人のセリフも書けるところを見せた回だったのではないかと思います。ラストの小春を車で見送る組長のシーンはとても印象に残る。おもしろかったところ・鶴瓶師匠が西田さんのどん兵衛のところを「しょうちゃん」と「どんちゃん」で混乱してたところ。OK出てるし。・提灯をカーナビに置き換えたところ。・谷中と中谷ってひっくり返しだけだな~と思ってたら、ちゃんとオチで使われているところ。・2月末に浅草木馬亭に行くときに見かけたロケのシーン(おでん屋の前で土下座するところ)が出てきた。
May 7, 2005
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「タイガー&ドラゴン」茶の湯の回元の「茶の湯」がわりと長いので、再現シーンの説明が難しかったですね。1時間30分ならもう少し何とかなったかと。セットにも凝ってて、ここだけでも結構みもの。落語知っている人でも、具体的に絵として見せてくれると、発見できることがある。もう少し理解したい人は下記あたりがオススメ。下町風俗資料館(上野から徒歩5分と行きやすい)http://www.taitocity.net/taito/shitamachi/江東区深川江戸資料館(清澄白河だから少し行きづらい)http://homepage3.nifty.com/l-koto/sisetu/sisetu_edo110/sisetu_edo110.html面白かったところ「来てるきてねえとか、俺は生理か」の生理が聞き取りにくかったところ。微妙に下ネタを避けてる感じ。荒川良々の役は昔だったら村杉(バイトくん)さんの役っぽいところ。BOSS片岡、2chではおちまさと説が多いみたいですが、私もデビロックの遠藤氏(上原さくら旦那)とNIGO(牧瀬恋人)を掛け合わせたような感じだと思います。補足 公式の磯山p、おちさんっていってるけどそれは微妙。オチのお坊さん役、自分の記憶に間違いなければ、演出補の人(スタッフさん)だと思う。毎回関係ないところに持ってきてるからオチにはこだわってないですね。芸談虎児「自分がやりやすいようにやってたら、うまくならないと思って、基本に忠実にやったら終わってるって言われる」虎児「自分のやり方を認められてから古典やるか、師匠みたいに誰が何と言おうと頑固に古典やるか」落語家だけでなく芸人なら誰でも同じ悩みを抱えていると思います。芸人ばかりじゃないけど、特に1人で観客に対しなければならない落語ではそれが顕著。365日、受ける受けないを1人で背負って芸を完成させていく。それを200年なり300年続けてきたのが落語なので。
April 30, 2005
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「タイガー&ドラゴン」饅頭怖いの回やっと見ました。レーティング14.1(東京)なら大して落ちてないし、前クールの金八先生を維持できるのでは。恒例の再現シーン、オーソドックスに饅頭怖いなぞってて、これならきちんと理解できるのではと思いました。まあ、饅こわ自体これだけの噺なので。リアルとの結びつけ方もまた虚を突かれた感じ。嫌い嫌いも好きのうちだからやり方は何通りもあると思うのですが、1回、2回と脇に振ってきてますね。これからも楽しみ。面白かったところ。「天どん」になっちゃうよ。天どんくん、自分の名前が出て出川よりも驚いたでしょう。一応、落語協会に天どんくん実在するので、知りたい人は協会のHPなどで。http://www.rakugo-kyokai.or.jp/巨人の河埜、シーラE。この辺を切らずに残してくれるのがスタッフワークでしょうか。竜のセリフが挑発的なところ。このあたりは脚本&P&Dの認識が結構強く出てる気がするんですが。古典派の人なら少しムッとくるというか、あくまでも認識ですから見てる人も真に受けないように。「落語なんて年喰ってからでもいつでもできんだからさ。今はテレビで顔売って」2、3年くらい前から落語始めた鶴瓶師匠なんてまさにこのパターン。これは一応こぶ平さんも。「古典なんか年取ってからいつでもできるだろ」このあたりは歌丸師匠あたりが元祖で、それを追ってる雰囲気の現在の昇太さん。一応切れてみせる西田さんのフォローも忘れずに。
April 28, 2005
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「タイガー&ドラゴン」芝浜の回遅ればせながらやっと見ました。初回なので、キャラ説明はしなきゃいけないし、芝浜やらなきゃいけないし、忙しかったですね。さて、TBSの「大岡越前」をはじめ、時代劇では(何度も×100)もネタにされてる「芝浜」をどう料理すんのかなと思ったら、蒼井優のところに持ってきたのか~。その目の付け所が鋭いと思いました。SPの三枚起請がわりと落語に近かったことを考えると、こっちは設定が面白かった。相変わらず脇役まできちんとキャラ作ってるのでこれからも楽しみです。はまったところは「YOU THE ROCK★」。もっと出番あるかなと思ったら、その後なし。暗がりで電話だけだから顔あまり映らないし。CDTVネオが終わり、ベッキーの露出は増えた反面、ユーちゃんは見かけなくなったので、ここで出会えるとは。二番目、クレイジーケンバンドのドラムの人。ラスト、演芸ホールの呼び込み2人がCKBにもニヤリ。いずれ剣さんも出たりするんだろうか。長瀬×クレイジーケンでは、大コケした「彼女が死んじゃった」があるから少し心配ではあります。全体的にみると、家族的なところは、TBSっぽいといいか久世さんからの流れをくむ昔ながらのTBSっぽさが出てて好きです。蒼井優も評判いいですね~。微妙なブスカワ加減な何ともいえず。去年の夏にやった『一番大切なデート』で磯山さん気に入ってたから、ここも気合い入ったキャスティングしてると思います。ドラマファンなら、GWの休みを使って浅草、裏原宿見学なんてのも面白そう。銀座線を使えば、浅草と渋谷は始発同士。演芸ホールで落語見るなんてのもオツですね。
April 18, 2005
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『タイガー&ドラゴン』昨日の放送をビデオで。視聴率(東京)は15.5%だとか。エキストラに行ったので、どう使われてるかも興味深く見る。設定の説明に時間使うので、どうしても食い足りなくなる部分はあるけど、面白かった。債権者(借金の取り立て)が債務者(借金してる側)に弟子入りする役割の入れ替えが絶妙。キャバ嬢の伊東美咲が青森出身という設定にもやられた。筋の運びはオーソドックスなので、一般受けもする。岡田君の出番が少ないことは誰もが感じることだけど、正月はNテレで「冬の運動会」に出てたし、NHK「大化改新」にも出てるから、スケジュールは恐らく、イッパイイッパイでないのか。「冬の運動会」は見たけど、結構出ずっぱりだった。岡田スケジュールに合わせた脚本作りと撮影は相当大変だったのでは。連ドラ化という話もあるみたいなので、それを楽しみにしましょうか。チビTがキャバ嬢にふられた話の中「2回しゃべったら面白くない」という小虎(長瀬)に対して岡田が「知ってる話を知ってる客に面白おかしくしゃべるのが落語じゃないの」「誰がしゃべっても一緒だったら本とかCDで十分じゃないですか」ってあたりが、いわゆる落語とはということを説明してる部分。異論ある人もいると思うけど、昇太さんが監修に入ってるってことは、この辺りに反映されているのではないか。もし、自分が落語のドラマ書くなら、この説明は絶対入れる。同じ状況に居合わせても、面白く伝えられる人と、しらけさせる人がいるって話も、いいエピソード。ラスト近く「まだ、落ちてない」って部分。落ちてる、落ちてないの違いを見分けるのは、感覚的なものがあるので、わかりにくいけど、「落ちてる」がわかるようになれば一人前でしょうかね。自分が仕事で文章書くときも、映画やドラマ見る時も、落ちてるかどうか(笑えるとは別)は考えてますね。小虎の「おち、おち、おち、って、あの~、おちまさとかよ」このツッコミはかなりマニアック。レベル高いというか、やくざは「おちまさと」知らないでしょ、普通。本人が見てたらびっくりしますよ。あと北村一揮は普通にいっこく堂に似てた。自分の写りを確認。長瀬タイガータイガージレッタイガーの前と、あきれて出ていくところに少し。エンディング、伊東美咲が浅草でガイドやってるところ。伊東美咲のすぐ後ろにいたので写ってない。ガイドシーンにわずか。
January 10, 2005
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TBS緑山スタジオTBSで来年1月9日に放送する『タイガー&ドラゴン』のエキストラに行く。TOKIOの長瀬クンが落語をやるということで、ひそかに話題に。長瀬演じるのは元ヤンキー。落語の魅力に取りつかれ、林屋亭どん兵衛(西田敏行)の元に入門。そこに、ヒロインの伊東美咲が絡んでくるというドラマ。磯山P、脚本宮藤官九郎、金子文紀演出。『木更津キャッツアイ』『IWGP』のスタッフ。長瀬とV6の岡田という最強コンビでファンにはたまらないドラマというか。両ドラマでおなじみの役者も出てくる。たぶん、いつもの礒山P&宮藤テイストで、ファンが安心して観られるドラマになるんでしょう。今日は長瀬演じる落語家の落語をシーンの撮影。その観客役としてエキストラに選ばれたわけ。エキストラはネット募集。寄席に来る客なので高めの年齢層が要求されて選ばれたんでしょう。応募は圧倒的に若い女性が多いだろうし、男性客も少ないから貴重ということで。集まった顔触れみるとやはり30代、40代が多そう、うち男性は1割りくらいか。全部で60人くらい、午後の部とあわせて100人。4日と5日もセット撮影あったようですが自分が選ばれたのはこの日のみ。緑山スタジオには立派な寄席のセットが組まれ、本当に落語会ができそう。客席も椅子席、桟敷席合わせて100くらい、二階席もある。寄席は浅草演芸ホールと新宿末広亭を参考に作られているようで、かなりそっくり。裏にはまるで末広亭のような楽屋のセットも。センターに大きな火鉢。客席ではいろんなリアクションを要求されました。それぞれのシーンに応じて、長瀬クンが落語を演じ、それをどんどん撮っていくという感じ。これだけ撮影にどっぷり浸かったのは初めてなので、なかなか面白かったですね。カメラを何台も入れていろんな角度から撮ったり。カメリハ、ランスルー、本場という流れ。長瀬クン本番の集中力は相当なもの。NGらしきものはほとんど出さなかった。クドカンの脚本はシーンが多いことで有名(細切れのシーンをいろんな組み合わせで見せていく)ので1シーンは短め。だから、どんな話になるのかは全く分からない。途中でやくざの親分役の鶴瓶師匠とかチンピラ役の塚本君とか尾見さんとか客席に座っているシーン撮ったり、西田さんがソデから観てる絵撮ったりいろいろ。朝9時から始まって終わりは夜7時。最後のほうはさすがに長瀬クンも足がきつそうだった。9時から何度も何度も布団に座っていろんなシーンやってるわけだから大変でしょうね。キャッツのスタッフがほとんどということらしいのですが、現場の雰囲気もよかったですね。助監の指示も的確で、スタッフもエキストラに気を使ってくれるし。そういえば、昇乃進さんもアドバイザーみたいな感じで付いてた。最後には昇太さんの姿も。断片的な落語から想像するに、ある落語を聴いておくと面白いかもしれません。ヒントは「ヌシと朝寝がしてみたい」ね。寄席(特に浅草あたり)の雰囲気なんかも予習しておくとなおさらいいでしょう。
December 11, 2004
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