『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』
※小説・注意事項については こちら
をご覧ください。
※予告は こちら
から。
※初めから読んでくださる方は こちら
から。
第33話「置いていかないで」
サクラがナルトに告げたこと。それは、中忍試験の時サスケが大蛇丸に呪印をつけられ、そして誘われているという事だった。サスケに、ナルトには内緒にと言われていたので、サクラは今までずっと隠してきた。けれど、サクラは不安だったのだ。最近のサスケを見ていて、不安を一人で抱えることが出来なくなっていたのだ。
「サスケは、言ったんだ。オレたちのこと、大切な仲間だって。だから、オレたちを置いていったりしないってばよ……」
ナルトはサクラに、ニシッっと笑ってみせる。
「でも……」
『オレに、仲間とか、そーいうことを求めるな……』
サクラは、ひどく悲しげな顔をする。ナルトは、そんなサクラを黙って見つめ、そして空を仰ぐ。
シカマル宅に残されたネジ、それに今しがた来たばかりのリーとテンテンは、キバの身を案じ、緊迫した空気が辺りにただよっていた。
「あれ? リーさんとテンテンさん……」
いつの間にか風呂から上がり、頭に巻いたタオルを押さえた夢之助が、不思議そうに部屋の入り口に立っていた。
「夢之助くん……。実は、キバくんが危篤で……」
「えっ……?」
夢之助は、思わず頭を押さえていた手をだらりと下げる。少し水を含んだタオルが、パサリと落ちた。
「……あ」
夢之助が小さな声をもらしたときには、既に三人から驚愕の目を向けられていた。
「お前……額のそれは……」
ネジは、夢之助のそばへ近づく。
ナルト『次回は……キバ、バイバイなんて、言うなよぉ……』
人気blogランキング
よかったらケータイからお好きなときにご覧になってください^^
ケータイにこのブログのURLを送信!
ハロウィンイラスト るろうに剣心 October 29, 2012
700000HIT御礼 ナルト絵 July 3, 2010
500000HIT御礼フリーイラスト配布終了 March 4, 2009
PR
Freepage List