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2024.02.11
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覆流年 Lost Track of Time
第22話

陸安然(ルーアンラン)は慶(ケイ)王府の裏門から穆澤(ムーヅー)の寝所に直接、入った。
止めどなく流れる涙、しかし穆澤が来たと分かると身を引き締める。
今夜は初夜とあってか、穆澤はいつになく優しかった。
「うさぎの灯籠は気に入ったか?」
「殿下からの贈り物ですから…」
すると穆澤は腰から玉佩を外し、安然に渡す。
「私の心と同じく、大切にして欲しい…信じられぬかもしれないが私の本心だ
 そなたと幸せになりたい気持ちに偽りはない」
穆澤は酒を準備したが、安然は禁忌のはずだと訝しんだ。
「…酒を飲まぬ理由を教えよう、私は8歳の時、この手で母に毒酒を渡した」

安然はかつて皇后に封じられた時、穆澤の生母の廟に案内されたことを思い出した。
当時、穆澤は良(リョウ)妃が生母を毒殺して骸を井戸に捨てたと話している。
「良妃は侍女をまるで虫けらのように扱っていた
 何も知らぬ私は身分差ゆえだと思っていた、真相をあとで知ったよ
 良妃は私が毒酒を母親に手渡して殺せるか否かを試したのだ」
結局、生母は息子の手を汚せないと杯を穆澤から奪い取り、自ら毒酒をあおったという。
「私が殺したようなものだ…だから酒の杯を見る度、目の前で息絶えた生母を思い出してしまう
 父皇はすべて知っていたよ、どんなに努力しても私を疎んじるわけだ
 所詮、父皇にとって私は一夜の過ちによる汚点だからな
 私も自分のやり方が嫌いだ、しかし選択肢がない」
穆澤はそっと涙をぬぐい、安然と夫婦の杯を交わした。



穆澤は禁忌を破ることで安然への誠意と真心を示し、優しく抱きしめた。
「陸家は私が守ると約束する」
しかし安然は黙ったまま、どこか冷めた目をしている。
「なぜそんな目をしている?」
「どんな目をしろと?私はもう殿下のもの、至らぬ点は改めます…」
すると安然は自ら外衣を脱ぎ始めた。
「気が進まぬことはするな、私は慶王、無理強いなどはせぬ」
「これが側室の務めですので、無理強いが嫌なら私の方から…」
「陸安然?!私を好色な男だと?」
安然は穆澤が制止するのも無視して衣の紐を解こうとしたが、激高した穆澤が止めた。
「欲しいのは生きる屍ではない、そんな態度で私を馬鹿にするつもりか?!」
穆澤は安然がわざと自分を怒らせていると気づき、寝所を出て行ってしまう。

安然は無我夢中で屋敷へ続く通路を走った。
そこへ冬青(ドンチン)が駆けつける。
「小姐、大丈夫ですか?」
「自尊心の高い男は屍には興味がない…読みが当たったわ」
一方、傷心の穆川(ムーチュアン)は部屋に閉じこもったまま、気がつくと夜も更けていた。
すると村人が稲が腐っていると叫ぶ声がする。
「青枯れ病だ…田を焼くしかない」
穆川は稲まで安然の急な心変わりのように半年で豹変したと肩を落とした。
「決断は早い方が良い、害が広がる前に…」
安然への想いを込めた″安心稲″、しかし穆川は全てを消し去るように焼き払ってしまう。

蕭驚雀(ショウキョウジャク)は今夜が安然の輿入れだと知り、悲しみに暮れていた。
しかし思いがけず穆澤が寝殿に現れる。
驚雀は側室ならしきたり通り正室に茶を献じて挨拶すべきだと文句を言ったが、穆澤はあっさり認めてくれた。
「いいだろう、明日、来させる、好きにやるが良い」

安然は何とか初夜を逃げ切ったが、永遠に同衾を逃れることはできないと分かっていた。
そこで今のうち毒を飲み、子が産めぬ体になろうと決める。
冬青は薬湯を準備したものの、どうしても渡せなかった。
「ここで逃げ道を考えていたら何もできない」
すると安然は半ば強引に薬を取り上げ、一思いに飲んでしまう。
「冬青、まだ泣いてはダメ…もうすぐ霊奚(レイケイ)の初七日よ?蕭驚雀と片をつけなくては」

翌朝、安然は挨拶のため蕭驚雀の寝殿を訪ねた。
すると嬷嬷(モーモー)が沸騰した湯で煮立てた茶碗に茶を入れて準備する。
安然は熱さをこらえて驚雀へ茶を献上したが、驚雀はわざと話を長引かせて受け取らなかった。
やがて安然は熱さに耐えかね、茶碗を落として割ってしまう。
「王妃に何てことを!ひざまずきなさい!」
嬷嬷は安然が当然、拒むと知りながら命じたが、驚いたことに安然は破片の上にひざまずき謝罪した。
予想外の展開に驚雀は呆然、安然の衣が血に染まる様子を見て怖くなってしまう。
「…目障りよ、出て行って!」



冬青は血だらけの安然を支えて回廊を歩いた。
次々にすれ違う侍女たち、当然ながら正室が嫉妬に駆られて側室をいじめたと思い込む。
しかし安然はこれも穆澤の警告だと分かっていた。
「つまり小姐が慶王殿下を興ざめさせたので、あんな仕打ちを?」
恐らく穆澤はこの王府で誰に頼るべきか知らしめたかったのだろう。
「あの人は毎日、剣の稽古の後、ここを通るの」
するとその時、穆澤が回廊へ上がってきた。

穆澤は安然の怪我に気づいて欄干に座らせた。
傷は明らかに破片で切ったように見えたが、安然は転んだと言い張る。
「そんな見え透いた嘘をつくとは…私の真心を拒否しているのか?
 なぜ普通の女子のように泣きつかぬ?」
「殿下からの警告です…殿下に仕返しを?」
「お見通しか」
すると安然は痛みを我慢してその場にひざまずいた。
「この慶王府で生きて行くには殿下を頼るしかありません
 私に才覚があれば霊奚も王妃に殺されずに済んだはず
 怖いのです、眠ったら最後、目覚めないのではないかと…」
「心配はいらぬ、そなたを傷つける者は私が許さぬ」
穆澤はこの時、霊奚の死の原因が蕭驚雀だと知った。

一方、蕭驚雀は安然の件が慶王の耳に入るのを恐れていた。
しかし嬷嬷は慶王の意向に従っただけだとなだめ、それより正室祝いの品を見てはどうかという。
実は贈り物の中には安然が紛れ込ませた腕輪があった。

穆澤は自ら安然の傷の手当てをして帰した。
これも安然が従順な側室を演じたおかげだろう。
「嫉妬深い蕭驚雀が知れば大騒ぎするはず、そうだ、王妃への贈り物を届けてくれた?」
「ご心配なく」
忘れもしないあれは王妃となって5年後の誕生日。
安然は驚雀がはめていた膠東(コウトウ)の翡翠の腕輪に気づき、叱責したことがあった。
『工部侍郎の岳父は翡翠商を営む、ずい分と気前がいいわね…
 朝廷は綱紀粛正の最中よ?汚職の根源である工部から貢物をもらえば殿下の立場は?
 禁足して反省しなさい!』
そこで安然は冬青に葡萄棚の下を掃除するよう頼んだ。
「王妃が来たらひざまずかせるから…
 それから穆澤を呼ぶことも忘れないで、この芝居には穆澤が必要よ」

安然の思惑通り蕭驚雀は翡翠の腕輪を気に入り、早速、はめた。
すると劉(リュウ)執事が汁物の差し入れがてら、側室が今朝の叱責を慶王に告げ口し、薬まで塗らせていたと吹き込む。
激怒した驚雀は安然を懲らしめるため陸府へ、一方、衫越(サンエツ)は慶王に助けを求めに向かった。

蕭驚雀は葡萄棚で水やりをしていた安然をひざまずかせた。
すると嬷嬷が身体に傷がつかないよう作った柔らかい鞭で安然を打ち始める。
「やめよ!」
そこへ知らせを聞いた慶王が現れた。
穆澤は安然の足から再び血が流れているのを見て憤怒、鞭を奪うと見せしめに嬷嬷を激しく打ちつける。
「王妃、殿下を奪ったと私をお恨みなのですね?だから霊奚を突き飛ばして殺したのですか?」
驚雀はてっきり気を失っただけだと思っていたが、実は霊奚は頭を石に強打していた。
「だって…軽く押しただけよ?!」

布石は打った。
「どちらにしても霊奚は戻ってこない、私はここで失礼します
 あ、殿下、王妃にお尋ねください、その腕輪の出所を…
 それはめったに入手できない翡翠です、その色なら陸家の私邸が10軒は買えるでしょう
 まさか霊奚の命や王府の名声より腕輪が大事なんて…」
穆澤は大きくため息をつくと、驚雀を霊奚が亡くなった葡萄棚へ連れて行った。
「跪下(クィシア)!」

つづく


( ๑≧ꇴ≦)アンラン恐っ!まさかアンランがラスボスじゃないよね?!w





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最終更新日  2024.02.11 00:02:22
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