to DREAM the impposible dream
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暑い。しかもなんじゃこの青空は。気持ちよいけど、通常の四季移り変わりじゃないとひずみが出そう。水不足、野菜の高騰、予測はずれの経営戦略失敗。人の気持ちのリズムにも、悪影響でるんじゃないの?先日科学雑誌に載っていたけど、季節の変わり目で風邪を引くのは、本人のただの注意不足だけでなく、体内リズムが物質的にも崩れるかららしい。科学的に言われなくても身をもって体験しているけどね。やはり専門家が分析して、「物質的に」といわれると、とても納得感がある。理屈がとおる。科学大好き人間のサガなんやろな。世の中にとっての普遍のもので説明されると、ちょっとうれしい。先日、子ども教育の塾、「心拓塾」を見学に行ってきた。世の中のヒーローに出会える。そこから、世の中を生きていくために必要な基礎力を学び、将来自分らもヒーローになるぞ!というコンセプト。誰に会えるかといったら、ボビーバレンタインや鈴木アグリ、伊達公子や徳光和夫など、まさにヒーロー。見学に行った日は、ウェザーニュースの森田さんや、ミュージシャンの原田真二が話す。子どもがワイワイ楽しめる、簡単なワークショップをするのかな、と思いきや、大人でも満喫できるコンテンツだった。むしろ狙いは大人むけ??気象の話では、こんな問題があった。東京の、次に述べる日の予報をするとき、どこの気象を見る?1.明日2.あさって3.一週間後答えは、1.九州2.東アジア3.ヨーロッパ理屈では西から天気変わるって知っているけど、本当にヨーロッパの天気なんかも参考にするんだ、と驚いた。ワークでは、子どもにナレーターになってもらう。20ミリ、50ミリ、80ミリ、100ミリの雨の様子を、雨画像を見て、表現してもらう。印象に残った子どもの表現。「100ミリの雨なので先がみえません。滝のようになって、ど~っど~っとした雨です。」うん、まさに。イメージつく。やるな、こいつ、と思ってみたら、こどもも、「やるやろ、おれ」とにか~っと笑っていた。発表する前、あんなに緊張して、ガチガチやったのに、ほめられると、すごくうれしい!って顔に出る。こどもは素直やな。しかも、プロが評価して、お墨付き。こりゃ自信につながるわ。自己効力感が増すやろなぁ。ヒーローの言葉はすごい。何かをとことんやりきっている人から出てくるメッセージは、感じるものが違う。ミュージシャンの原田さんが言っていた。広島出身らしい。「うちらの先祖はあの体験をしてきた。だから世の中に伝えなくてはいけない。」「5年以内になんとかしないと。地球がまずい。」「一人ひとりが優しい気持ちを持つと、周りにすごい変化が起こる。」環境や紛争、事件が頭の中を駆け巡る。一緒に立ち上がりたくなる。そのメッセージが音楽になる。心に直接届く声になる。音楽ありき、でなく、伝えたいことありき。それが、原田さんの活動の原動力。人の心を動かすのは、伝え方や、何を言うか、ではなく、それまで何をしていたか、そこから何を学んだか。そして、それを世の中に伝えたい、という想いなのだろう。最近授業やっていても、相手に言葉がささるかささらないか、リアルにわかる。言わなくちゃいけないから言う、って時は、学生の顔はなぜかぼやけて見える。聞いていても、なぜか、彼らの顔がはっきりしない。でも、自分の実体験に基づいた信念を伝えると、必ず、彼らの存在を強く感じる。80名くらいいても、一人も余すことなく、80名の意思が、こちらに押し寄せてくる。他の音が全く聞こえなくなる。教室に、空気が張り詰めて、一体になる。そして、視界がものすごくクリアになる。全員の顔が同時に見える感覚。不思議や。この前の授業では、宿題をやってこなかった学生が多かったので、かなり叱った。一言だけやが、重い言葉を、重いトーンで投げた。「何のための宿題やと思う?」叱るのは怖い。気持ちが離れる、授業が崩壊する。嫌われる。集中力がなくなる。そんな不安が、一瞬よぎる。でも、こちらに想いさえあれば、つながっていられる。途切れても、もう一度つなぎなおせる。大丈夫。そう言い聞かせて、授業運営に没頭した。授業後ちょっと心配やった。毎週同じクラスを担当するのではないから、彼らに会うのは春から2回目。関係構築の時間もままならない。そんな状態で、はたして、何か感じてもらえただろうか。そして、振り返りアンケートを読んだ。こんなコメントがあった。「先生の授業は、皆が集中する。すごく前向きに取り組める。」「クラスのほかの学生から刺激を受けた。すごく差を感じた。やばい!」よかった。何か、彼女ら、彼らの心に残った。毎週毎週、どんなボールが彼らから来るか分からない。どんだけ準備しても、綱渡りしているような気がする。もっともっと、どっしりファシリテートできるよう、勉強しなくては。彼らが自ら意思を持って、動き出せるようになるまで、自分も日々勉強。来週は、4年生の先輩が授業に来る。彼らがどんな成長をしているのか。そこから3年生は何を感じるのか。とても楽しみな反面、4年生からいいものを引っ張り出し、3年生もそれを受け止められる、安心空間をどうやって作り出そうか、また、頭を悩ます月曜火曜になりそうや。
2007.06.23
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