全4件 (4件中 1-4件目)
1
平成25年1月1日より、家事事件手続法が施行されます。これまで、家事審判法に規定されていた、家事事件(離婚や相続等)の手続に関するものが新たに規定しなおされます。これまでの手続に比べて、調停の申立書が基本的に相手方に届くようになったり、記録が相手方にも開示されるのが原則となるなどより当事者主義に近づいたのかなと思います。子どもが重大な影響を受ける審判事件に関しては、15歳以上の子どもの意見の意見を必ず聴取する等、子どもの意思も尊重するようになりました。新たな手続で行ってみないとなんともいえないですが、一定程度は評価できると思っています。子どもの意思を確認するにしても子どもは親の意向に沿った回答をすることがあるのでどこまで尊重するべきか、悩ましいところはあるかと思います。例えば、子どもに「ママがいいと言いなさい」と言わなくとも、子どもは、ママを守りたい、ママには見捨てられたくないと思えばママの味方になって発言することは良く見受けられるところです。手続のみならず、実際の運用がどうなるのか見極めながら事件に当たりたいと思っています。私達の事務所では、離婚事件等家事の事件を多く扱っているので3名の弁護士を併せれば、色々な事例が蓄積されるのではないかと思います。
2012.11.16
コメント(0)
先週土曜日、10日、弁護士会にて工藤良さんという方を招いて、「少年のこころに寄り添い続ける~非行少年の立ち直りのために市民と弁護士付添人がともに目指すもの~」という題名でシンポジウムを行いました。工藤良さんは、元暴走族総長ながら、改心のうえ、暴走族をボランティア団体に変えたという方です。現在は、荒れた中学校の建て直しに関与したり、行き場のない少年の受け入れ先の施設を運営したりしています。この方のお話を、今年1月に、実際に施設に伺って聞いたときは衝撃を受けました。まっすぐに、熱く、少年の心に寄り添い続ける人がいる・・・と。そして、絶対にこの方の話は、色々な人が聞くべきだと思いシンポを企画したのです。お陰で多くの方にご来場頂きました。企画した特権で、前日には、工藤さんと親しく話す機会があったのですが、優しい顔で、どこにそんな熱い心があるのか、一見してはわからない方です。ご自分が母子家庭に育ち、寂しい思いを抱え、その中で非行に走ってしまったかたなのでもしかすると、少年の気持ちが分かる部分もあるのかもしれません。工藤さんから頂いたサインに添えられた言葉は「有言実行」でした。工藤さんは、「自分ができることは何でもやる」とおっしゃっていました。自分を省みて、そこまで精一杯やっているのかと思います。これからますます、自分が弁護士としてできることを頑張ろうと決意を新たにすることができました。
2012.11.12
コメント(0)
高校時代に、友人から貸してもらった小説。小野不由美の十二国記シリーズの1シリーズ目、「月の影 影の海」女子高生だった私が、初めて触れた小野不由美さんの作品でした。この小説は、女子高生が、突然異世界に連れていかれそこがどこか、何が起こっているのかわからないまま、妖魔におそわれ逃げ延びる、という設定です。実は、異世界が元々生まれるべきであった世界、ということで次第に謎が明らかにされるのですが、とりあえず、暗い・・・。ずっと主人公は逃げていきます。しかも、やっと助けてくれるのは、ネズミ!!びっくりするとともに、全然ラブもないし、救いようがない話にこれはもう読まないと決めました。ところが、この十二国記シリーズは、その後の本は、とってもスピーディーで、展開も早く、面白いのです。私は文庫化されたものは、全て読みました。しかし、今年、新たに文庫本がリニューアルされたのです。再びファンタジー熱に火が付いた私は、15年を経て、購入してみました。女子高生のときには、わからなかった人生の重み、とか、自分の人生で成長することとかわかるかなと思ったのです。ほら、弁護士にもなりましたし。結果・・・やはり、しばらくはいいかもと思いました。結局、女子高生だった自分が感じた違和感は今になっても変わらないものでした。もちろん、ラブがないことや、ネズミが仲間になることは別に気にならないのですが、主人公の「女子高生生活」は、非現実的だと思ってしまうのです。また15年後、読んでみます。今度は、おそらく、母にでもなっていたら。少しは違うかな。
2012.11.09
コメント(0)
本日、仙台事務所の新HPがアップされました。写真も新たに撮影し、プロフィール写真も、ちょっと太りました・・・。良ければご覧下さい。これまで、HPからのアクセス方法ではご不便をおかけしていたところもあるかと思います。これからは、セミナーや相談会の日程も、HPでわかりやすくかつ迅速にお知らせしていきますので、是非ご覧下さい。事務所への案内写真は、優秀な事務局Oさんの力作です。これ、本当に分かりやすくなっています!
2012.11.08
コメント(0)
全4件 (4件中 1-4件目)
1