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turu164 @ Re:フロントブレーキ修理(05/09) こんな新車のようなバイクは初めてです。…
906tom@ Re:フロントブレーキ修理(05/09) 太田ガレージに入庫する中古物件にしては…
turu164@ Re[1]:TY50/12年振りのエンジン始動(05/02) グリフイスさんへ 今年は不動車になってし…
グリフイス@ Re:TY50/12年振りのエンジン始動(05/02) バイクも車も同じですが、ほおって置くと…
グリフイス@ Re:フレンディーでキャンプに行ったものの(04/18) 良いですね。最高じゃないですか。ひとり…
2020.11.08
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カテゴリ: 発動機

G40のキャブと燃料コックの掃除が終わったので、プラグのスパークを確認しようと、リコイルスタータの紐を引っ張ったら手応えが変である。しかも引っ張って伸び切った紐がだら~んとだらしなく出たままで、巻き取ってくれない。何度やっても同じ事だ。リコイルスタータがイケズをしているのだ。
リコイルスタータの仕組みは、中に長い板バネがグルグル巻かれた状態でセットされており、その外側に引っ張り紐が付いている。紐を引っ張る事によってバネが縮み、バネが戻る事によって紐が巻かれる。発動機や草刈り機、チェーンソーなどはこの方式が主流である。バイクなら足でキックする事ができるが、小さなエンジンではキックする事も出来ない。初期の頃のスタータはバネ仕掛けが無く、クランクシャフトに繋がるプーリーに切り込みがあり、引っ張り紐の先端をコブ結びにして、その切り込みにコブを引っ掛けて紐をプーリーに巻いて引っ張っていたので、一発で掛けられないと、また同じ事をやらなければならなかったが、この方法だとリコイルスタータのバネの調子が狂ったりする事も無く、確実にプーリーを回せる。
昔はエンジンを掛けるのに色々と手順があったが、時代と共に楽に掛けられるように、初期型スタータからリコイルスタータになり更にバッテリーを搭載してセルスタータに変わって行ったのである。確かに便利にはなったが、機械式から電気式へと変わる事によって機構が複雑になり、部品点数も多くなって故障する箇所も増えて来るのである。従ってパワーと快適性は程ほどにしないと、現在のバイクのように素人が弄る事ができないようになってしまうのである。果たしてそれで愛着というものが涌くのか、はなはだ疑問である。
リコイルスタータのイケズであるが、不調の原因はケース内でバネが規定より伸びてしまった。長く使わないと引っ張り紐が巻いた形に癖がついて固まってしまった。経年劣化で引っ張り紐が毛羽立って抵抗となってしまう。バネの両端のフック状の形状が伸びてしまった。などが上げられるが、取り敢えず外してみる事にした。E型クリップを精密ドライバーの先で外すと分解できるが、バネまで外してしまうと、組み立てが難しくなるので、ケースの中央に仕込んであるスプリングまで外してケースを少し開けて調子をみたら強い勢いで巻き取る事が出来た。どうやらスプリング位置が悪かったらしい。再び組み立てて、スタータを引いてみると今度は大丈夫だ。引っ張り紐もバネの力でスタータの中に格納される。プラグキャップの接点部分を細いワイヤブラシで磨いて接点活性スプレーを吹いてプラグを取り付け、発電機側のスイッチをONにしてプラグのスパークを確認するもスパークしない。プラグの不良かと思い他のプラグに交換してみたがスパークしない。電気系統の何処かがが壊れている。プラグコードか?マグネトーか?発電機側のスイッチか?面倒な事になって来た。

エンジンから取り外したリコイルスタータ

プラグコードとB6HSのプラグ

マグネトーに繋がるプラグコード(左)と電源線(右)

マグネトーと発電機の接続配線

発電機側の操作スイッチ






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Last updated  2020.11.08 06:26:49
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