全1683件 (1683件中 1-50件目)
復活したGN125Hはバッテリーが取り外されており、キックも付いていないので、購入することにした。調べてみると、純正バッテリーはYB7ーAとなっているので、互換品のOB7ーAをamazonから3,980 円で購入した。このバッテリーは密閉式となっているので、電解液を補充する必要がない。車体を倒した時にも液が漏れ出さないのがよろしい。車体に取り付けてみると互換と謳うだけあってピッタリと収まった。エンジンも軽やかに始動。これで全て元に戻ったので、試運転に出掛けてみよう。YB7ーA互換OB7ーAバッテリー車体に取り付けたバッテリー
2024.05.15
コメント(0)
妻のデミオのホーンの音が余りにもショボいので663円の中華ホーンに交換したものの、大きな改善は見られなかったが、そのままにしていたら、催促が入った。妻 デミオのホーンはどうするつもり?私 どうするかなぁ。やっぱりツインにしないと改善されんだろうなぁ。妻 この前近所の〇〇さんのデミオに会った時、ホーンを鳴らそうとしたけど、あの情けない音を聞かれるのが嫌で、鳴らさなかったで。ホーンを付けている意味無いんじゃぁね。早く換えてよ。私 換えるなら今度はまともな、ボッシュかミツバあたりのツインでリレーもいるかなぁ。今度はバンパーを全部外さないといけないし、高くなりそうなので…。妻 ゴチャゴチャ言わずに早く買ってよ。私 しゃーないなぁ。と言う事で、色々調べてみたら、シングルホーンからツインホーンに交換するには、やはりリレーを取り付けないと、高電流で配線が溶けて火災が発生する恐れや、最近のクルマではホーンスイッチが壊れる事もあり、そうなると、コンピューター制御なので修理が大変な事になるらしい事が分かったので、先ずリレーから探すとMITSUBAのホーンハーネスSZー1133(2,164円)を見つけた。マツダ車専用接続配線もあるようだが、何とかなるだろうと思い、リレーハーネスだけを注文した。次はツインホーンであるが、リレーをMITSUBAにしたのでホーンも合わせる事にして、MITSUBAのHPで音の聞き比べをしたら、小さいが音量があり、音質も良いアルファーIIコンパクトHOSー04G(3,357円)が気に入ったので購入。商品の到着を待って取り付けに掛かる。純正ホーンのあるフロント右側に無理やり2つ取り付けている強者もいるようだが、窮屈でゴチャゴチャするので、面倒でもバンパーを全て外して、左右に取り付ける事にした。純正配線はホーンを外すと平端子のメスソケットになっているので、リレーハーネス線に平端子オスを取り付け接続、ビニールテープで絶縁し、雨対策を施す。配線を仮組して作動テストを行う。大丈夫だったのでなるべく配線が見えないように、タイラップやボルトを利用する。ホーンは雨対策でラッパの口を下向きにしなければならないので、取り付け位置の関係上左側はステーに追加の穴開けを行いボディーボルトを利用して取り付けた。リレーも雨対策で縦向きに取り付けるようになっているので適当なボルトを探したがエンジンルームには無かったので、バンパーの内側にあったボルトを利用した。鳴らしてみると左側のホーンが鳴らない。テストでは鳴っていたので、アース不良だと判断し、アースを他のボルトから取ったら鳴った。バンパーを元に戻してツインホーンに交換完了である。改めて鳴らしてみると、音量、音質共申し分ない。妻も納得したようである。MITSUBAのホーンハーネスセットとアルファーIIコンパクト作動テストのため仮組したハーネスとホーンフロント左右に取り付けたツインホーン
2024.05.11
コメント(0)
GN125Hのフロントブレーキが効く事は効くがスカスカなので、修理に取り掛かる。この症状はセローでも経験していたので、原因は分からないが、ブレーキフルードを入れ替えれば直る。長期間暑い所に放置していると、フルードが劣化してブレーキがスカスカになるようだ。ブレーキマスターの蓋を開けてみると、フルードは十分入っていたが、紅茶色に変色していた。これは要交換である。カップの中のフルードをスポイトで吸い上げ、新しいフルードを満たし、キャリパー側のブリーダーバルブに空気圧ブレーキブリーダーのチューブをを取り付け、バルブを緩め、コンプレッサーのエアーで真空状態を作ると、フルードが吸い出されて来る。新しいフルードが出て来た所でバルブを締めて終了である。ブレーキレバーを握ってみると、ガッツリ効いている。今度は何処にもエアーを嚙んでおらず1発で完了した。それにしても空気圧ブレーキブリーダーは便利だ。もっと早く買っておけば良かった。紅茶色に変色したブレーキフルード空気圧ブレーキブリーダーでキャリパー側から古いフルードを抜く
2024.05.09
コメント(2)
GN125Hのエンジンが吹け上がらないので、キャブを取り外してみた。このキャブはエアクリ側もエンジン側もゴム製のインシュレーターをバンドで締め付ける仕様となっているので、外すのに少し力技が必要だ。車体同様キャブ本体の外観も綺麗なので、中もそんなに汚れているとは思えないが、開けようとして、フロートチャンバーのビス2本を外して、ドライバーの尻で軽く叩いてみたが外れない。少し固着があるようなので、プラハンで叩いてみたが外れない。??。今度は力強く叩いてみたがビクともしない。こんな固いフロートチャンバーは初めてだ。精密ドライバーで合わせ目をつついていたら少し口が開いたので一気に引き剥がすと、何と、合わせ目のゴムパッキンの上から液体ガスケットが大量に塗られていたのだ。何でこんな所に液体ガスケットを使う必要があるのか分からない。しかも走行距離3千㎞でキャブを開ける必要があったのだろうか?それとも初めから液体ガスケットを使用する中華仕様なのか謎は深まるばかりである。パッキンを残して液体ガスケットだけ剥がそうとしたが、劣化してしていてどうにもならず、パッキンも千切れてしまった。キャブの中をみて更にビックリ。ジェット類やフロートチャンバーに青カビが生えたように不純物が一面を覆っていた。よくこの状態でエンジンが掛かったものだと思える位の酷さだ。取り敢えず全てのパーツを外して、ボンスターとパーツクリーナーで洗浄。フロートバルブは外してキャブクリーナーに漬けておく。キャブ本体の全ての穴とジェット類の穴の貫通を確認し、最後にエアーを吹いて洗浄完了。メルカリにて送料込みの450円で購入したパッキンの到着を待って、組み立てる。キャブは車体の左側から外したので、左側から入れるも、これが狭くて中々難しい。エアクリ側を先に押し込むのだが、外すよりもかなりの力技が必要だ。エンジン側を嵌めた後に適正な位置まで押し込むのにタイヤレバーを2本使ってやっと嵌まった。穴の開いていた燃料ホースを取り替えて、エンジンを掛けてみると、1発始動。暖機の後、アクセルを開けると回転もついて来る。何とか復調したようである。車体から取り外したキャブレター/下部の穴付近汚れが見える液体ガスケットが大量に塗られたフロートチャンバーの合わせ目酷い事になっていたキャブの内部洗浄が終わったキャブ部品劣化も重なり千切れてしまったパッキンメルカリで購入した中華製パッキン洗浄後新品パッキンを取り付けたフロートチャンバーキャブを取り付けた車体左側キャブを取り付けた車体右側
2024.05.08
コメント(0)
久し振りに2,500円を握り締めてカブを飛ばして近所の散髪屋に行った。カブのタイヤを替えた話しなどをしている内に主人から乗らなくなって3年が経過した125ccのバイクが駐車場に野晒しになっているので貰ってもらえないかとの打診があったので即OKした。しかし、野外で3年放置されたバイクとはどんな物だろうか?たぶん雨と日光に晒されて車体は赤サビが出て、プラ類は白けている事だろうと思いながら後日、歩いて引き取りに行ったら、駐車場の片隅に千切れてボロボロになった車体カバーが半分ほど掛けられたスズキGN125Hが鎮座していた。ぱっと見た感じ、予想を覆し錆も無くピカピカに光った超極上バイクだった。エンジンは当然不動の事であったので、キーを貰いタイヤの空気がかなり抜けたバイクを押して持ち帰った。ドンキーベースに格納し、点検してみると、マフラーをショート管に改造している以外はノーマルな車体である。フロントブレーキがスカスカな事と、タンクに引っ掻き傷が少しあるのと、リヤサスに僅かな錆が見える程度で、新車のように綺麗だ。タンク内もサビ1つ無い。これは掘り出し物だ。フロントタイヤに至っては、まだ新品時の髭が残っている。距離計を見て驚いた。たったの3,391㎞、丁度ならし運転が終わった走行距離だ。新車を買って殆ど乗っていなかったのだろう。勿体ない事である。この調子なら、エンジンが掛かるかも知れないと思い、始動を試みる事にして、サイドカバーを外したらバッテリーが外されていたので、フォレッツア用のバッテリーに繋いで、キャブ内の古いガソリンを排出して、タンクからガソリンを送る。チョークを引いてセルを回すと、暫くしてエンジンが掛かった。チョークも効いているようである。チョークを戻して、アイドルするとぎこちないが、何とか回る。アクセルを開けると、回転が付いて来ない。何度やってもダメである。ガソリンが古いのが原因かもと思い、メンテタンクに繋いでエンジンを掛けるも同じ症状である。キャブのOH必須だろう。そう甘くは無かった。電気系のライト、ウインカー、ストップランプ、ホーン等は全て正常なので、キャブとフロントブレーキを修理するだけで、公道走行が可能となるだろう。また、新しいオモチャが増えてしまった。スズキGN125Hは2005年スズキから技術供与を受けた中国大長江集団がOEM生産により、並行輸入されているアメリカンバイクだ。4サイクル空冷OHC単気筒124cc、13ps/9500、タイヤサイズ前18、後16、セル仕様、5速、フロントディスク、リアドラム。MADE IN CHINAにしてはしっかりした作りに好感が持てるバイクである。スズキGN125Hシートがごっついアメリカンキャストホイールにリアキャリアが付く車体フロント丸目に大きめのウインカーで80年代のスタイル旧車時代の2連メーター走行距離は驚きの3,391㎞フロントはディスクブレーキ1ポットキャリパーフロントは好感の持てる鉄製メッキフェンダー新品時のヒゲが残っているフロントタイヤはIRC製タンク内はサビ無し空冷単気筒OHCエンジン破れも汚れも無いシートエンブレム付きサイドカバーメーカー不明のショート管リアはドラムブレーキ/パネルまでピカピカリアも鉄製メッキフェンダーバッテリーが外されていた車体
2024.05.03
コメント(0)
YAMAHA TY50を綺麗に修理してから12年ほど放置していたら、エンジンが掛からなくなっていた。当然と言えば当然だが、何処かが壊れたという訳ではないので、始動を試みる事にした。たぶんキャブの中が汚れているのが原因だろうと、外してみたら、中は意外にも綺麗でジェット類の詰まりも無さそうであったが、一応全て洗浄して組み付けた。キャブの給油口にメンテタンクのチューブを繋いで、いざキック。数回キックするも、掛かる気配が無い。スパークしてないか、燃料が来てないような症状なので、プラグを外して火花を見ると、何と飛んでいない。放置していただけで、プラグが壊れる事ってあるのだろうか。それとも他の電気系の故障だろうか?取り敢えずプラグを注文しようと、調べてみたらTY50の純正プラグはB7HSとなっているが、現車のプラグはB6HSが付いていたので、純正に戻してB7HSをamazonに発注。届いたプラグを取り付けてキックしてみると、良好な火花がバチバチ飛んだ。やはりプラグが壊れていたようだ。使わないのに壊れる事もあるようだ。今度は掛かるだろうとキックをするも、全く掛かる気配がない。今度は燃料が来ていないようだ。TY50のキャブはフロートチャンバーにドレンが付いていないので、フロート室に燃料が溜まっている事を確認するには、キャブを外してフロートチャンバーを開けないと分からない。面倒だが外して確認すると、なんとフロート室は空っぽだった。フロートバルブの動きが悪いのだろうと外して確認するも、異常は無いようだ。フロートの動きを確認するも問題無いので、組み付け時にフロートがチャンバーに引っ掛かっていたのかも知れないと思い、そのまま組み立てて装着。キックするも、やはり掛からないのでフロートチャンバーをドライバーの尻で叩いてみるも変化無し。どういう事だ。再びキャブを外し、フロートの動きを確認。燃料ホースを繋いで、フロートを指で押さえたまま燃料を送る。指を離すと勢い良く燃料が出て来る。バルブとフロートは問題ないようだ。それでは何故フロート室に燃料が溜まらないのだろうか?キャブを組み立てて、耳を近づけて上下を逆さまにしてみると、フロートが動く音がしない。と言う事は、フロートがチャンバーに接触している事が考えられる。再びバラしてフロートを上側へ少し押上げてみる。再び組み立ててキャブを逆さまにしてみると、今度はフロートが動く音が聞こえたので、車体に取り付けて、キックすると1発でエンジンが目覚めた。やれやれである。長年空っぽのフロート室でフロートが垂れ下がったままになっていたので、フロートが僅かに下側に垂れた?そんな事があるのだろうか?プラグといい。キャブといい。長年放置しているだけで、壊れるものだろうか?良く分からないが、バイクはやっぱり乗ってなんぼの物であろう。NGKのB6HSとB7HS/分離型のため先端の端子を外して取り付けるエンジンに取り付けた新品プラグフロートチャンバーに接触していたフロートメンテタンクからのホースを繋いだキャブレター
2024.05.02
コメント(2)
スーパーカブ90を改造した時にやぼったいフルチェーンカバーを外しておいたのだが、ブログの改造カブを見ていると、皆さんカバーの上側だけを装着したり、上側を更に削って取り付けている。カバー無しのチェーン剥き出しはどうかと思い、野晒しで放置していたカバーを拾いに行ったら半分土に埋もれていたが、穴が開くような錆もなく十分使えそうだったので、上半分だけ持ち帰り薄くカットする事にしたのだが、どうやって切断するかが問題だ。真っ直ぐ切るだけならグラインダーで十分だが、Rが付いたような形状は難しい。金鋏では厚い部分が切れない。ジグソーはU字になったカバーには使えない。色々と考えていたら、貰い物のエアーカッターがあるのを思い出した。これならU字になっていても簡単に切れる。鉛筆で切り出す大まかな形に印を付けて、エアーカッターで切断する。チェーンカバーのような薄物は面白いように切れるので直ぐに形が出来た。デザイン的に複数のホールを開けようかと思ったが、強度がかなり落ちそうなのでやめておいた。裏面はハブに被さる形状になっているので、カットは最小限に留めた。切り出しが終わった所で切断面を砥石ディスクで均し、錆取りの後、赤サビ転換剤を塗って、ブラックで塗装。ビス2本で留めて完成である。取り付けてみると同じチェーンカバーでも薄くカットしたので、やぼったさはない。後はオイル交換を行うだけで、何時でもキャンプに行ける準備が出来た。純正チェーンカバーの上側表カッとして薄くした表面カットが終わった裏面車体に取り付けたチェーンカバー
2024.04.30
コメント(0)
スーパーカブ90用のタイヤとホイールが届いたので換装に掛かる。今回は新品のタイヤとホイールに現車のスポーク、ニップル、チューブ、リムバンドを移植する予定なので、面倒くさいリアホイールから始める事にした。車体から鉄ホイールを外して、タイヤレバー3本でタイヤを外すと、リムバンドがバルブの所で首の皮一枚で繋がっていた。これは使えない。幅も狭いので急遽amazonに発注。ホイールの内側から電動インパクトでニップルを半分ほど緩めて行く。スポークを抜いてしまったら、首の曲がりや内側、外側が分からなくなるので、新しいホイールにバルブホールを合わせて重ね、4段ある中の一番下側の9本を順番に入れ替えて行く。この方法が一番簡単で絶対間違えない。4段目(一番上側)が終わると、全てのスポークが新しいホイールに移植できる。ニップルを大体同じだけ締め込んで行き、写真屋から借りている振れ取り機にセットして、振れ取りを行おうとしたら、手持ちのニップルレンチが適合しない。調べてみると、カブのニップルはフロントが5.1ミリ、リアが4.5ミリになっているらしく、HONDA純正の専用レンチを使用するようであるが、高価な物なので、amazonで、4.5ミリの入った10本組のコンビネーションレンチを999円で購入した。届いたレンチは予想以上にしっかりした物で、厚みもありメッキも美しい。4.5ミリのスパナがピタリと嵌まり、トルクを掛けてもびくともしない。素晴らしい。ホイールの振れ取りは縦方向と横方向を調整する必要があるが、縦は凸部を締め、反対側を緩める、横は右に振れたら右側のスポーク緩め、左側のスポークを締めるのだが、調製しきれない場合は、対角線上の反対側を逆に調製すると何とかなるようである。何れにせよ、完璧には出来ないので、ある程度で妥協するしかない。カブなのでそんなにスピードを出すわけではないので、シビアな調整は必要無いだろう。調整が終わったところで、届いたリムバンドを嵌める。ホイールが1サイズ広くなったので30ミリの幅広バンドにしたのだがこれがピッタリだった。次にいよいよタイヤだが今回購入したディーストーンは、少し硬いので嵌めにくいとレビューがあったが、届いたタイヤは普通のように思えた。ホイールが届くまで、ビードに咬ませをして広げていたので、ヒートガンで温めて、シリコンスプレーを吹いただけで、すんなり嵌める事が出来た。最近分かった事なのだが、最後の方になるとスプーン型のタイヤレバーの背中(まるまっている方)の方をリムに側にしてこじるとチューブを痛めず、入れる事ができる。空気を入れて、漏れのチェックをして、車体に取り付ける。次はフロントだ。外してみると、ニップル径はリアと同じ4.5ミリだった。純正なのか交換されているのかは不明だが、amazonスパナが使える事は有りがたい。リアと同じように、スポークの移植を行ったのだが、1本だけどうやっても緩まないニップルがあった。スパナで無理やり力をかけたらナメた。ペンチで挟んで無理やり回したらもっとナメた。仕方が無いのでバーナーで炙ったらすんなり緩んだ。最初から炙ればよかった。振れ取りを終えて、リムバンドを付け、タイヤとチューブを嵌める。空気を入れて漏れのチェックをして、車体に取り付ける。今回は大きなトラブルも無く、換装ができたと思ったその時、異変に気づいた。フロントを吊った状態でホイールを手で転がしているとタイヤがフロントフェンダーの後部付近に僅かだが接触している音が聞こえた。なにぃ~。ここまで来て、どういう事だ。組み付けが間違っているのかと思い、点検するも間違いは無い。と言う事は、ホイールの幅を純正の1.40–17から1.60–17に換装し、タイヤも純正の2.50–17から2.75–17に換装しているので、タイヤがフェンダーに納まり切らないのだ。不覚であった。これは予想していなかった。タイヤとのクリアランスは余裕をみて取ってあり、1サイズ位なら大丈夫だろうと思い込んでいた。リアとフロントのホイールとタイヤを同サイズにすれば、リアタイヤがすり減った頃に、フロントと入れ替えが可能となるので、タイヤ交換の時期を遅らせる事が出来るだろうと、セコい考えでやってしまったのだ。無知だった。どこが接触しているのか探るべく、懐中電灯でタイヤとフェンダーの隙間を照らし隈無く調査するとやはり、フェンダーの一番後の辺りだ。その他の場所は十分クリアランスがあり大丈夫という事が分かった。フェンダーを後方へずらす事ができれば、何とかなりそうに思えたのでその方法を考える。フェンダーを取り付けているボルトは三つ叉の下辺りのフェンダーの中央と、両フロントフォークの下部に振れ防止のプラステーがボルトオンされている。中央の取付を後方へ付け替えようとすると、エアークリーナーケースに接触してしまうので無理だ。プラステーとフロントフォークを留めているボルトを外してみると、フェンダーの後方下部辺りが3㎝程動く事が分かったが、フェンダーエンドのツバがエンジンに接触する。だが、10ミリのボルトに嵌まるフェンダステーの厚み分のスペーサー2ヶとフェンダーステーと10ミリのボルトを繋ぐ鉄製ステーを2ヶ作る事とフェンダーエンドのツバを削れば何とかなりそうである。やるなら、善は急げだ。各部の計測を行い、Z金具を切断、穴開け、厚みのあるスペーサー材料を探し出し、成形穴開け加工、ツバの接触部分の削り取りなどで、タイヤ交換の倍以上の時間を費やした。自作の金具類を取り付けて、いざ、フロントホイールを手で転がしてみると、当たらない。タイヤはフェンダーの何処にも接触していない。やれやれである。思わぬ落とし穴で苦労したが、何とかなったので、雨が上がったら明日試乗してみよう。完成したカブを眺めてみると、ディーストーンのブロックタイヤとブラックのアルミホイールに換装した事により、足下がグッと引き締まり、ワイルドなオフロードバイクになった。思惑通りだ。今日は土産に貰った獺祭の4合瓶を開けるとしよう。鉄ホイールから外したタイヤアルミホイールの上に鉄ホイールを乗せて最下層にあるスポークから換装を行う振れ取り作業中のリアホイールamazonで買ったコンビネーションレンチセット千切れそうなリムバンド30ミリ幅のリムバンドアルミホイールにピッタリと収まったリムバンド換装したリアホイールと換装前のフロントホイール振れ取り作業中のフロントホイール純正と同じ大きさのニップルホールのため隙間は生じないZ金具で作ったステーステーで延長したフェンダーステー本来なら三日月形に覗いた穴が右のボルトに共締めされるグラインダーで削ったフェンダーエンドのツバリアからのフォルム迫力のあるフロントからのフォルムホイールとタイヤの交換が終わったスーパーカブ90
2024.04.21
コメント(0)
4月になって気温が上がり、夜でも暖房が必要無くなったので、フレンディーを8ナンバーにして初めてのキャンプに行くことにした。今回選んだキャンプ場は井原市(旧芳井町)にある、天神峡キャンプ場だ。このキャンプ場は名勝天神峡にあり、5箇所の駐車場と綺麗な水洗トイレ、ベンチなどがあり、小田川の支流沿いにモミジが植えられたサイトと小田川の河原サイトがある。広くはないが綺麗に整備されており、好感が持てる。16時頃到着し、サイトを見て回ると、既に4組ほどテントを張っている。平日だが無料なので、人気があるのかも知れない。しかし、このキャンプ場はサイトと駐車場がハッキリと分けられており、距離もあるのでカートがないとキャンプ道具を運ぶのが大変だ。今日は、焚き火をして飯を食いながら酒を飲んだら、車中泊をするつもりなので、荷物は少ないがサイトまで運ぶのが面倒になってきたので、焚き火は諦めた。やはりクルマでのキャンプの場合、クルマが横付けできるサイトが理想だ。バイクならサイトに入れるので、今度来るとしたらバイクだろう。駐車場で1時間ほど昼寝をして、6時過ぎに1人宴会の準備にかかる。今日は、キャンパーには超有名な万能調理器その名も「マルチグリドル」を購入したので、そのテストも兼ねているのだ。マルチグリドルとは、フライパンに両手鍋の取っ手が付いたような形をしたアルミ製の調理器だ。表面は凸凹しているが、イノーブルコーティングなる特殊加工が7層にも施されており、テフロン加工のようにツルツルして、軽くて錆びないので、ダッチオーブンやスキレットのようにシーズニングをする必要もない。しかし、購入の決め手となったのは何と言っても油を引かずとも食材が焦げて調理器にこびり付かないという魔法の仕掛けだ。しかも、これ1台で焼き物、煮物、鍋物など何でも調理でき、調理で出た余った油や汁などはキッチンペーパーで軽く拭くだけで、綺麗になるので、料理によって調理器具を替える必要が無いのだ。この魔法のマルチグリドルは人気が故に模造品も多く出回っており、正規品である太宰府市の株式会社JHQの定価が15,290円に対し安い物では2,000円前後で売られている。安物で試しても良かったのだが、日本製の正規品を是非使ってみたかったので、深型29㎝、取っ手、鍋敷き、ケース付きを定価で購入したのだ。先ずは鶏のモモ肉を焼いてみる。熱伝導率が良いので中火で油を引かずともドンドン焼ける。焦げ付きは一切無い。野菜を添えて、日本酒のアテとする。次は、そのままホタテを焼いてみる。これも焦げずに綺麗に焼ける。酒を飲み進め、最後はキッチンペーパーで拭いただけのグリドルにうどんスープを入れてうどんを煮る。翌朝はそのグリドルでベーコンと卵を焼く。4種類の食材を試したが焦げ付きは皆無であったし、汚れないので、キッチンペーパーで拭くだけという便利さも相俟ってキャンプにはこれ1台で全て賄える事を実証して見せた。さすがMADE IN JAPAN恐れ入った。マルチグリドルのテストを終え、酒もウヰスキーも飲んだので、オートフリートップ内に常に敷いているエアーマットと冬用シュラフを降ろしてYouTubeでも見ようとスマホ開いたが、圏外で電話もネットもアクセス不能。仕方がないので、本を読んでいたら寝てしまっていた。すると、突然けたたましい緊急発信音で飛び起きた。豊後水道で地震。大きな揺れに注意して下さいのアナウンスがあるも何も感じない。ホット一息だけども、今度は寝付けない。ウヰスキーを更に飲んでやっと安眠できた。ガス、IH、直火全てOKなマルチグリドル、今度は焚き火で試してみよう。誰一人いない駐車場で車中泊の準備が整ったフレンディー小田川沿いのキャンプサイト小田川支流沿いのキャンプサイト綺麗なトイレマルチグリドルで焼く鶏のモモ肉続いてホタテを焼く締のうどんを煮る朝方寒いと思い今夜は1階で就寝
2024.04.18
コメント(1)
スーパーカブ90を貰った時からタイヤが前後共くたびれていたのだが、最近サイドのヒビが激しくなり、山も無くなって来たので限界と判断し、新品に交換する事にした。このカブはダックス風マフラーでオフロード寄りの改造をしているので、この際タイヤもオフロード用のブロックタイヤしてやろうと思い探したら、タイ製のDEESTONE(ディーストーン)なるタイヤが1本3,525円で売られていた。しかし、タイヤサイズは純正が2.50–17に対して2.75–17と幅が1サイズ大きい。嵌まらない事は無いだろうがどうしたものかと暫し思案。タイヤもさることながら、錆落としを施してピカピカにしておいたメッキホイールも赤錆が広がり、見た目もよろしくないので、この際アルミホイールに換装しようと探してみたら、ジルズプロダクツから1本6,207円という格安のアルミホイールが出ているのを見つけた。しかし、この手のホイールは純正よりも太いスポーク用で、ニップル穴が純正より大きく作ってあるので、ニップルとホイール穴との間に隙間ができて、そこから水が浸入する恐れがあるものが殆どであるが、このホイールは国内仕様として純正と同程度のニップル穴が開けられているとの記述があった。これなら純正のスポークが使えそうだ。カラーは黒しか無かったが、純正の1.40–17より幅広の1.60–17があり、ディーストーンの2.75–17タイヤがピッタリ嵌まるはずである。前後共同じサイズのホイールとタイヤで足下が重厚な雰囲気になり、オフロードの走破性もアップするのではないかと、期待が高まる。組み替えるにはスポークまでバラす必要があるので、面倒くさいがやるしかない。メッキが剥がれ錆びたホイールとヒビ割れたフロントタイヤサイドにヒビが目立つリアタイヤ溝が殆ど無くなったリアタイヤDEESTONE(ディーストーン)2.75–17のブロックタイヤ梱包でペッタンコになったタイヤをホイールが届くまで嵌めやすいように広げて置く1.60–17サイズのアルミホイール前後共同じサイズの黒いアルミホイール
2024.04.17
コメント(0)
スーパーカブ90のキックスピンドル辺りがオイル漏れで黒く汚れている。オイルシールが損傷しているようなので、交換する事にした。車体の型式BCーHA02、オイルシールの純正部品番号91202ーKFLー841で検索すると色々なバイク部品店で販売されていたが、何れも送料の方が高い。酷い部品店では送料が1,100円となっていた。いくら働き方改革と言っても、500円玉ほどの大きさのオイルシール1ヶの送料としてはぼったくりだろう。モノタロウは安いが3,500円以上購入しないと、送料が無料にならない。困った時のamazon頼みで、内径13.8×外径24×厚さ5で検索すると、キタコ製の互換オイルシールがヒットした。1ヶ286円、プライム会員なので勿論送料無料だ。早速、交換にかかる。10ミリのボルトを緩めてキックペダルを引き抜くとオイルシールにアクセスできるので、千枚通しをシールに突き刺し引っ掛けるようにして手前に抜き出す。新しいオイルシールにシリコングリスを塗って、スピンドルに養生テープを貼り、シールを挿し込む。真っ直ぐ入るように、17ミリのディープソケットをあてがい、ゴムハンマーで水平に打ち込めば作業完了である。これで当分オイル漏れはないだろう。オイルが滲んでいるスピンドル付近キタコの純正互換オイルシール古いオイルシールを外したスピンドル打ち込みに丁度良い径の17ミリディープソケット打ち込み後のオイルシール
2024.04.14
コメント(2)
PUMAのエアーコンプレッサー「ジーフォース・ガッツくん」1.5馬力を買ってから20年ほどが経過した。バイクやクルマのタイヤへの空気入れや塗装、掃除など色々と活躍して貰っているが、一度オイル交換をしようとコンプレッサーオイルを購入し、点検したがオイルは汚れておらず、綺麗なままだったので、そのままにしていたのだが、流石に一度くらいは交換しないと壊れるのではないかと思い、交換する事にした。レベルゲージに付いたオイルの色は相変わらず半透明で綺麗だったが、ドレンから抜いてみると、最後の方は黒い玉状のオイルが少し出て来た。説明書に通りに300ccを計量して新しいオイルを注入。エアークリーナーを開けてみると、スポンジが黒ずんでいたので、これも説明書通りに水洗いして汚れを落とし、乾燥後取り付けた。ついでにタンクのドレンを外し、中の水を排出したが、これは何回かやっているので、出て来た水は少量だった。ガッツくん、20年経っても排出調製用の圧力ゲージのカバーが外れてそうになっている以外は元気そのものだ。まさにガッツくんだ。エ衣エアーコンプレッサー「ジーフォース・ガッツくん」コンプレッサーオイルを300cc注入最後の方に黒い汚れの筋が見える小さなスポンジのエアークリーナー
2024.04.10
コメント(0)
妻のデミオに乗って一番がっかりした事はフォーンの音であった。あの情けないボーというフォーンを鳴らすのが嫌で、使わないようにしていたのだが、そうもいかず何とかならいないものかと、調べてみたら、ユーザーの皆さんは同意見で、社外品に交換している人が多いようだ。こんなに不人気なのに、何故マツダはこの音を採用したのだろうか?開発担当者は何も感じなかったのだろうか?聞いてみたいものである。デミオのフォーンは右側バンパーの後部に1ヶだけ取り付けられているようだ。何故1ヶ。コストダウン?クルマのフォーンは高音と低音の2ヶセットで設置してあるのが普通だと思っていたのだが、こういうクルマもある事を初めて知った。しかもこのフォーンは本体からプラスとマイナスの端子が出いている普通のフォーンの形態では無く、プラス端子のみで、マイナスは取り付けボルトになっているようである。2ヶのフォーンを付ければ、普通のフォーンのような音になるが、その場合、現車のプラス線を分岐すると、電圧がオーバーする可能性があるため、バッテリーからリレーを咬まして配線する必要があるので少々面倒くさいし、エンジンルーム内が配線でゴチャゴチャするのでフォーン如きにそんな事はしたくないので、取り敢えず普通の中華フォーンでも付けてみようと思い、TEMUで663円の赤いフォーンを購入した。デミオのフォーンを交換するには、フロントバンパーを外さないと交換出来ないらしい。何と整備性の悪いクルマだ。ネット情報を参考にしながら、手順に従ってクリップやネジを外して行く。1箇所だけ違っていたのは、フロントフェンダーの内張りのクリップ3ヶを外して内張りを引っ張るとその中にボルトが1本あるという事だったが、現車には何もなかった。バンパーのはめ込みダボを引っ張って抜くのが少し力業が必要だが何とか外れた。今回は、フォーン1ヶのみを交換するので、右側バンパーの隙間に手が入るだけの取り外しとして、純正フォーンを取り出し、同じ場所に中華フォーンを取り付けた、マイナスはアース線を作って近くのボルトにボディーアースとして完了である。さて、期待を込めて鳴らしてみると、改善はしたが、やはり2ヶ装着には及ばない。1ヶでは限界があるようだ。当分は様子見にしておこう。TEMUで購入した赤い中華フォーンバンパーの奥に取り付けられている純正フォーンボルト類を取り外し中のエンジンルームプラス端子が1ヶの純正フォーンLOと刻印された純正フォーン
2024.04.06
コメント(2)
フレンディーのギャレー上部の窓には換気扇としてPCファン2台を取り付けているが、1月の夜に妻はイルミネーション撮影、私は車内でおでんを煮ながら酒を3合飲んだ帰りの高速で、換気扇の外側のマグネットシートを取り付けるのを忘れ、後部寝室で寝ていたら換気扇から入って来る風で寒い思いをした。また、山口でのぼっちキャンプでは寝る前に雨が降る中、外に出てマグネットシートを取り付けるのが億劫だった事もあり、換気扇から車内に入って来る風を防ぐカバーを取り付ける事が出来ないかと考えた。換気扇は厚みがあるので、箱のような物を被せる方法が一番手軽であるとの結論に達し、電動カーテンにも接触しない適当な箱はないかと探したら、丁度良いサイズの素麺の空箱を見つけた。幅はピッタリだが、上下が大きいので、カットして換気扇の大きさに成型し、グレーで塗装した。このカバーの取り付け方法は、ファンを取り付けているボルト1本を利用する事にした。ボルトには見た目を考慮してキャップナットで締め付けているので、外してみるとM4であった。TEMUでM4の長ナットのような物がないかと探してみたら、六角真鍮スペーサーボルトなる物を見つけた。片方がオスネジでもう片方がメスネジのM4/20ミリ、6本セットで349円ナリ。それに合わせたM4ノブ雌ネジ5ヶセットが179円ナリ。部品が揃ったので製作に取り掛かる。ファンのキャップナットを外し、六角スペーサーボルトを締め込む。ボルトの先に赤色ブレーキノイズ防止剤を塗って、カバーを仮付けする。ボルトが当たった箇所に赤い印が付くのでその箇所をドリルで六角スペーサーボルトのオスネジよりも僅かに大きい穴を開ける。完成したカバーをファンに被せ、穴をボルトに合わせ押し込むとボルトの先が3ミリ程突き出るので、そのボルトにノブ雌ネジを締め込めばカバーをガッチリと留める事ができた。取り外しも、取り付けもノブ雌ネジ1つを緩めたり締めたりするだけなので、手軽である。これで車外からの風対策ができたので、車中泊でゆっくりと酒が飲めるというものだ。外側のマグネットシートを外すと風が入ってくるPCファン換気扇カバーのサイズに成形した素麺の空箱TEMUで購入した六角真鍮スペーサーボルトとノブ雌ネジ塗装した換気扇カバーと取り付け部品カバーを取り付けた換気扇カバーを取り外した換気扇(通常スタイル)六角スペーサーボルトとノブ雌ネジは小物のフックにもなる
2024.03.26
コメント(0)
3月初旬にフレンディーの左側フォグランプが発光しなくなったので、バルブを外して天眼鏡で確認したがフィラメントは切れていないように見えた。試しにバッテリーに繋いでみたら、発光しない。やはり、バルブが壊れているようだ。このバルブはハロゲンでH4のようなソケット式ではなく、座金からプラス線が出ている形状なので、特殊なものと思い込み、娘に頼んでマツダ純正品を発注したら、色々調べてくれた。バルブはホワイトとイエローの2種類があり、何れも1灯2,000円。LEDもあるが、2灯で15,000円という事であった。LEDの価格に怖じ気づきながら、右側と同色のホワイトハロゲンにした。届いたバルブとライトケースをよく見たら、ケースに12V55W/H3と表記されてるのに気が付いたので、H3で検索したら同じ形状のバルブが多種多様に販売されていた。LEDでも中華製なら2灯で2,000円程度だ。H3規格のバルブは見るのが初めてだったので、特殊な物と思い込んでしまったのだ。何たる不覚。腹を切って死にたい心境である。この歳になってこんな事も知らないなんて恥じ入るばかりである。情けないが今度右側が切れたら、両方LEDのイエローにしてみよう。気を取り直して取り付け準備に掛かる。外したランプのステーは真っ赤に錆びて余りもみすぼらしいので、ランプから外してサンダーにカップワイヤブラシを取り付けて磨き、黒サビ転換剤を塗って、塗装した。片側のステーは以前の事故でビスを止めるプラボディーが破損したためだろう、大量の接着剤のようなもので貼りつけてあり、剥がす事が出来ないのでそのまましてステーだけ磨いて塗装した。ライトに新しいバルブを入れて、プラスの平端子をカプラーに挿し込む。マイナスはカプラーからアースされている。タイヤを左一杯に切り、その隙間からバンパーにランプステーを4箇所ビス留めすれば修理完了である。スモールスイッチを点け、フォグのスイッチを入れてみると、見事点灯。やはりバルブが壊れていたようだ。バンパーから外した左側フォグランプスタンレー12V55W/H3と記されたライトケースバルブを外したライトケースとサビサビのステーホワイトハロゲンH3バルブ中華製のマツダ純正ホワイトハロゲンH3バルブ修理が完了したフォグランプ
2024.03.24
コメント(0)
キャンピングカーのエンジンOFF時に天井から照らす照明が欲しくなり、ライトバーを設置することにした。これまでは充電式LEDライトを側面に設置した小物入れに取り付けたフックに吊していたのだが、光りを照らす場所が偏るので不便であったため、その場の状況に応じて設置場所が簡単に変える事が出来るようにしたいのだ。しかし、このボンゴフレンディーはオートフリートップが装着されているので、天井にライトを埋め込む事は難しい。色々と考えた結果、最近流行のポータブル電源からの配線は大きいし、重いし、高額なので現段階では見送る事として、手持ちの充電式LEDライトと電池式LEDランタンを天井付近に設置できるライトバーを取り付ける事にした。現車は右後部に1×4材を座板にしてハンガーレールを取り付けており、左後部には同じく1×4材で小物入れを取り付けているので、この両方の板に鉄製のフラットバーを渡せば磁石付きのLEDライトや、磁石フックを利用してライト等を吊り下げる事ができる。早速車内寸法を測ったら約1200ミリと出たので、ホームセンターで使えそうな金物を物色すると、建材用の鉄製C38チャンネル材を見つけた。寸法は幅39ミリ長さ4000ミリ厚さ1ミリで丁度良いサイズの幅であった。厚さが少し薄いが両端がコの字に曲げられているので強度は十分で少々重い物を吊り下げても大丈夫そうである。流石に長さ4mはクルマに入らないので半分の2mにカットして貰って購入した。価格はカット代の100円を含めて580円ナリ。取り敢えず金属用卓上丸ノコで1200ミリにカットして、現物合わせを行い、更に数ミリカット。取り付けステーは余ったチャンネル材をカッとして、コの字の折り目をグラインダーでカット。更に両頭グラインダーで整形して、ハンドベンダーで車内両側の1×4材の傾斜に合わせてL字形に曲げ加工を行う。チャンネル材とステーにボール盤でビス穴を開けボルトとナットで固定。組み立てたライトバーを車内に持ち込み左右の振れと高さを調節の上、1×4材にビス止めして完成である。グレーに塗装しても良かったが、チャンネル材が以外と綺麗だったのでそのまま取り付けた。手持ちの磁石内蔵LEDライトをくっつけてみると、かなりの磁力なので、クルマが揺れても落下する事は無いだろう。手持ちの100均で買った磁石フックをくっつけて、電池式LEDランタンを吊してみたがこちらも磁力が強力で落下の心配は無い。これで、シンクの上や、中央と手軽にライト位置を移動する事が出来るようになった。充電式LEDライトはライトバーに常時取り付けたままにして、充電ケーブルを繋いでおけば、いつも満充電で直ぐに使用する事が可能となる。追加情報任意保険料は3ナンバーから8ナンバーに変更した場合年間90円のアップという事であった。2mにカットして貰ったC38チャンネル材1×4材に自作ステー取付部天井に押し付けた状態で設置したライトバー充電式LEDライトと電池式LEDランタンを吊したライトバー
2024.03.22
コメント(0)
2年程前から工作車にギャレーや簡易座席を自作設置して車中泊仕様にしていたので、昨年の車検時にはキャンピングカー登録として8ナンバーに出来ないものかと、陸運局や近所のモータースに相談していたのだが、排ガスが怪しいと言う事で諦めていたのだが、娘が「マツダ純正のエンジン添加剤を注入すれば、排ガスをクリア出来るし、陸運局で現車を見て貰いキャンピングカーとしての構造変更が可能かどうか聞いてくる。」と言うので、工作車を預けた。結果はビックリ仰天。キャンピングカーとしての要件を全て満たしており、乗車定員5人で就寝定員2人として登録出来るとの事であったので、そのまま構造変更の車検を受けたら見事合格したと言うのだ。これは驚き、耳を疑った。キャンピングカーの仕様については、昨年4月に8ナンバーの構造要件が大幅に変わり、シンクの高さが850ミリ以下の場合はシンク前の床面が300ミリ×500ミリあれば良く、この場合床から天井までの高さは1,200ミリ以上でOKとなる。従って、シンクの対面に自作の簡易座席を設置した場合でも要件を満たす事が出来たのだ。因みに何も考えずに作ったシンクと簡易座席との間は310ミリであった。しかし、問題は構造変更の車検である。一番気になっていた事なので1つ1つ娘に尋ねてみた。1.排ガス濃度マツダ純正ズームパワーディーゼルポリューションリデューサー(K450 W0 862)をエンジンに注入したら、排ガス値が規定値の半分に激減したので問題無くOK。2.タイヤサイズ純正はフロント195/70R15/92S、リア215/65R15/96Sだが全輪205/70R15/96Tに換装しているので、タイヤ幅はフロント+10ミリ、リア-10ミリとなり、タイヤを太くする場合は+20ミリまで、細くする場合は-10ミリまでに適合するのでクリア。次にロードインデックスであるが乗車定員5人×55㎏+車両重量1950㎏÷4本=556.25㎏となりロードインデックス対応表から88以上のタイヤ使用となり、96を装着しているので問題無し。3.ハイマウントストップランプの球切れ沢山ある中の3球が切れていると思っていたのだが、ブレーキを踏んで検査員が目をこらしてよく見たらうっすら光っていたので問題無し。4.中華製LEDヘッドライトバルブ装着テスター屋で光軸調整をして持ち込んだら光度、光軸共問題無し。5.修理中につき片方外しているフォグランプ平成18年以前のクルマは1灯あれば問題無し。と、言う事で全てクリア。めでたし。めでたしなので、その夜は嘉美心の純米吟醸生原酒を開封したのは言うまでも無い。一週間後、自賠責を一旦切って、車体番号で25ヶ月に入り直して、娘が車検証書き換えと、8ナンバープレートに交換のため陸運局に行ってくれ、晴れて8ナンバープレートを付けて帰って来た。このクルマは中古で購入する時には大阪ナンバーの8ナンバーだったので、23年後にまた元の8ナンバーに戻ったと言う訳だ。クルマも満足している事であろう。これで、車検ごとにギャレーや簡易座席を降ろさなくて済むのは有り難い。そして車内の改造もやりたい放題だ。良い事ずくめのようだが8ナンバーにすると経費的にはどうなのか、経費は概ね次の通りである。自賠責保険料 3ナンバー 17,650円 8ナンバー 20,580円 +2,930円重量税 3ナンバー 50,400円 8ナンバー 37,800円 -12,600円任意保険料 100円以下のアップに留まり、殆ど変わらないらしい。後日金額確認。自動車税 15年以上の3ナンバーで51,700円だが、これよりは安くなる筈である。高速料金も2年車検も3ナンバーと変わらないので、トータルで計算すると15年以上の古いクルマは8ナンバーの方が維持経費は安く上がると思われる。今回は検査費用その他がかかっているので、車検時に8ナンバー登録にするのが費用的には抑えられるが、諦めかけていた8ナンバー取得ができたので、よしとしよう。堂々たる8ナンバープレート/外している左のフォグランプ/中華製LEDバルブのヘッドライト排煙予防剤(マツダ純正ズームパワーディーゼルポリューションリデューサー)205/70R15/96Tのナンカン製オールラウンドタイヤ3球が弱いハイマウントストップランプ
2024.03.20
コメント(2)
工作車には後部に12Vソケットが標準装備されているので2口の延長シガーソケットを接続して、ギャレーの側板に両面テープで簡易的に取り付けていたのだが両面テープの粘着力が弱く直ぐに剥がれて落ちていたので、この際ガッチリと取り付けるべく、ステーを探したら、適当なL字型の金具が出て来たので、ビスと両面テープの併用で取り付けた。片方のソケットにはFMトランスミッターをセットし、もう片方にはUSB2口ソケットを取り付け、ライトニングとタイプCとマイクロUSBの三つ叉USBケーブルを挿し込みスマホの充電等に使用している。FMトランスミッターにもUSBソケットが1口付いているので、合計3口のUSBソケットとなり、三つ叉USBケーブルを挿し込んでもまだ空きが2つという充電環境の充実ぶりである。ついでに、自作の簡易座席の塗装を省略していたのだが、いくら何でもベニア板の色ではギャレーとアンバランスなので、同色で刷毛塗りした。これでバランスがとれてキャンピングカーらしくなった。両面テープとビスでギャレーの側板に取り付けたステーステーに取り付けたFMトランスミッターとUSB2口ソケットと3Way充電ケーブルギャレーと同色に塗った簡易座席
2024.03.16
コメント(0)
工作車を昨年末から2回に分けての修理がやっと終わり2月25日にやっと帰って来た。今回の修理箇所は明細によるとエアコン総合診断、エアコン中古コンデンサ購入及び取替、クーラーガス注入、エンジン及びミッションマウント交換、サーモスタット交換、EXガスケット交換、同折損スタッドボルト交換、オイルリターンホース取替、エンジンオイル及びオイルフィルター交換、その他と盛り沢山の内容となったが、全て丁寧に仕上げて下さりこれで当分修理しなくて済みそうである。特に劇的な変化があったエンジン及びミッションマウント交換は衝撃を受けた。27日~28日には京都、大阪、奈良に所用がありいきなりの荷物を載せての長距離だったが、エンジンの調子も良くトラブルは皆無であった。ただ、4日も掛けて丁寧に洗浄したヒーター関係であるが、レジスター(吹き出し口)をインパネと足下にすると効くが、インパネだけにすると殆ど効かない点は直っていなかった。アクチュエーターの故障だろうか?暖房はインパネと足下にすれば効くので冬は凌ぐ事が出来るので大丈夫であるのだが…。エンジンマウント2ヶ8,810円、ナット318円。ミッションマウント13,673円、ナット616円。工賃23,100円なり。
2024.03.02
コメント(0)
新年早々に修理から帰って来た工作車であったが、暖房装置が直っていなかった事と、新たにEXマニホールドのスタッドボルトが1本折損している事が判明。また、ヘッドガスケットからのオイル漏れもあるようなので、ガスケットの交換と丁度交換距離に達していたのでオイル交換もお願いするために2度目のドック入りと相成った。EXマニホールドのスタッドボルトは平成25年に1番が折損したので交換済みであったが他のボルトがまた折れたようである。娘がこの際全部新品に交換したらと提案して来たが、前回マツダディーラーでの交換時に途中で折ってしまいシリンダブロックから取り出すのに苦労したようなので、また同じ失敗をしたら面倒な事になる事が予想され、今回も折損したボルトだけ交換する事にした。年末にエアコンのコンデンサーを中古品に換装する事から始まった修理は、エンジン・ミッションマウントの交換、ヒーターの修理、EXマニホールドのスタッドボルト交換、ヘッドガスケット交換、オイル交換と次々不良箇所が見つかり、長いドック入りとなっている。古いクルマなので仕方がないのだが、全てやっていたらお金が幾らあっても足りないので、過剰整備は切り捨て、どうしてもやって置かなければならない所だけに絞っているがこの有様だ。しかし、この修理が全て順調に進めば、エンジン回りは排ガスだけを残して完調となり、30万㎞に向けて光明も見えて来るだろう。来週辺りには帰って来て貰いたいものだ。スタッドボルトが途中で折損した穴が見えるEXマニホールド
2024.02.17
コメント(0)
14日の朝、カブに乗って郵便局へ重要郵便物を出して帰宅したら、妻からディアベルさんからツーリングの誘いがあった旨の報告を受けた。本日は気温も上がり3月下旬から4月上旬の陽気になると天気予報が出ていたので、ドンキーベースの入口までクルマが入れるように土方仕事をしようと思っていたのだが、何時もなら寒くてバイクで遠出など出来ないこの時期にこの陽気。出掛けぬ手は無いと思い直し、急遽ディアベルとのツーリングと相成った。暖かいとは言え、未だ2月の中旬なので、防寒対策だけはしておく。足下からロングソックス、モモヒキ、ヒートテックの長袖の上に薄手のトックリシャツ、その上に少し厚めのトックリシャツを重ね着。すべてユニクロ仕様だ。最後にパッド入りズボンとジャケットを羽織る。手袋はホームセンター仕様の綿入り防寒用だ。何時もの山陽道道口PAで10時に待ち合わせ。高速を広島に向けて走る。ネイキッドのV7は風を真面に受けるが、今日の装備は完璧で、何処にも寒い箇所がない。これなら休憩無しで走れそうである。今日は、竹原から呉方面に走り、海鮮と手打ちラーメンが有名な海辺のドライブイン灘で昼食をとり呉の高尾神社に参拝する予定である。河内ICで高速を降り、コンビニで休憩。竹原方面へ南下する。町並み保存地区のある竹原の市内を通り、呉方面へ。海岸線を走るR185は長閑な漁村風景が楽しめる。大芝島に渡る大芝大橋を過ぎると間も無くこれまた海鮮が美味いドライブイン黒浜があるが、本日は定休日なので、次にあるドライブイン灘に向かう。12時前ドライブイン灘に到着したが、駐車場はほぼ満車。店外に数人並んでいる。人気店だけあって順番待ちだ。客はクルマで来た老夫婦が多く、一瞬日本の豊かさを感じた。待ち時間に広島から来たという同年代らしき紳士が「良い趣味ですね」とバイクを愛でに来た。少し話しをしている内にお呼びが掛かり、大きな石のテーブル席に案内される。店内には大きな石のテーブル席が数席、どうやって運び込んだのかその方が気になる。この店は旬の牡蠣と手打ちラーメンが有名との事だが、大海老の天麩羅定食を食べている客が多かった。隣のテーブルでは黒メバルの煮付け定食。見ただけで酒が飲みたくなる。ディアベルは牡蠣の天麩羅定食。私は昼は小食にしているので名物の手打ちラーメンと焼き牡蠣を注文。牡蠣は本場だけあって大ぶりで美味い。酒が飲めないのが残念でならない。ラーメンは尾道風の背脂が浮いたスープと平麺だったが、スープが少し醤油辛いのと麺が少し柔らか過ぎるのが気になった。次は、高尾神社だが信号で止まるとニュートラルが出にくい。ランプも点かない事もある。今日はホームセンターのブカブカ手袋なのでクラッチレバーに力が入りにくいからだろうかとか色々考えながら走っていたが、クラッチ調整で何とかなるかもと思い、レバーに目をやると、調製レバーが4段になっていた。確か5段で丁度良かった筈。5段に戻すとニュートラルもバッチリ入りだした。掃除をした時に調製レバーが動いたのかも知れない。今度からは気を付けて確認する事にしよう。そうこうしている内に高尾神社に到着。駐車場の坂路の進入路の曲がりがきつく大型バイクはテクニックが必要だが、V7は小さいので何の問題も無く通過できた。宮司さんの好意で境内を色々案内していただき、話しが弾み1時間以上も長居をしたので、福山に寄って帰る事にした。福山の街は丁度帰宅ラッシュで、渋滞に巻き込まれるが、何とか脱出して、鋼管道路に迂回し笠岡方面に向かう。鴨方からは玉島笠岡道路に乗り、玉島を目指して走る頃には夕闇が迫って来たが、今日は高速ではではないので、日が暮れても怖い思いをする事はないだろう。ディアベルと分かれてR2の高架を走るが、信号が無い筈なのに何故か渋滞。日もとっぷりと暮れたので、もう焦っても仕方ない。ゆっくりと安全運転で無事帰着。湯豆腐と焼き餃子それに千崎の竹輪で妻と2人慎ましい夕食を摂りながら地酒を3合飲んで寝た。目の前の海に牡蠣筏が広がるドライブイン灘の駐車場満車状態の駐車場ドライブイン灘大きな熱々の焼き牡蠣
2024.02.15
コメント(2)
TEMUのサイトを閲覧していたら、中華製格安スネークカメラを見つけた。以前から欲しいと思っていたアイテムの1つであったが、専用のディスプレイ付きで1万円以上もしていたので手が出せなかったのであるが、この商品は手持ちのiPhoneにアプリをダウンロードする事により、カメラの画像をiPhoneで確認する事が出来、その上写真も動画も撮影可能なので、非常に手軽である。ケーブルの長さや硬さを選べたが、目的は主にバイクのタンクの中を見たいだけなので、一番短い1mのソフトケーブルを選んだ。これがたったの1,599円で販売されていたので買わない手は無いだろう。商品が届いたので、中国語と英語の説明書に記載されているQRコードからiPhone用アプリをダウンロードして、カメラを接続するとiPhoneの画面に画像が映し出される。カメラの回りに埋め込まれたLEDライトの明るさはケーブルの途中にあるツマミで調節出来る。試しに真っ暗な場所にカメラを突っ込み光量を最大にして確認してみると、綺麗に映っている。十分実用に耐えられそうである。付属でピックアップ用の磁石なども付いてこの価格は有り難い。中華製品未だ健在なり。中華製スネークカメラ(商品名は有線内視鏡カメラ)
2024.02.10
コメント(0)
令和4年6月に工作車のワイパーブレードを中華製のブレード(600ミリ424円、400ミリ297円)に交換していたのだが、最近拭き取りがすこぶる悪く、ガラス面に拭き残しが出るようになったので交換する事にした。2年ほどしかもたなかったが、中華製の安物なので仕方がない所ではあるが、もう少し期待していたのに残念である。今度はもう少しましな物を取り付けようと探していたら、TEMUなる中華サイトでブレード付きのワイパー運転席用600ミリが449円、助手席及びリア用400ミリが1本443円で売られていた。ブレードではなくワイパーの価格なので相当お買い得だ。このサイトでは2,800円以上の買い物で送料無料となるので、他にバイクからスマホに接続するライトニングケーブルなどの小物と共に注文したら6日で届いた。早速、取り付けに掛かるが、古いワイパーを取り外したまでは良いのだが、取り付け方が違うようで手順がが分からない。安物なので当然説明書も無い。またやっちまったか!と落胆しかけたが、最悪、ブレードだけ交換すればよいので、気は楽だ。分解して構造を確かめるも良く分からない。諦めかけた頃、このワイパーはラッチを跳ね上げワイパーの先を挿し込むだけでワンタッチで取り付ける事が出来る事が分かった。たぶん今のクルマのワイパーはこのような構造になっているのだろう。古いワイパーしか知らない私は目から鱗だ。中華製が最先端を行っているのか。3箇所全てワンタッチで交換して、水を流したフロントガラスを拭き取ってみる。僅かな拭き残しも無く、完璧に拭き取っている。拭き取り音も聞こえない。素晴らしい。ワイパーが鉄製ではないので、弾力があり、ガラスへの吸着性が良いのかも知れない。後は耐久性だけだが、安いので頻繁に交換しても良いだろう。恐るべし中華製ワイパー。600ミリと400ミリの中華ワイパー(緑の部分はブレードの保護材)ワンタッチワイパーを装着したフロントリアに取り付けた中華製ワンタッチワイパー
2024.02.06
コメント(0)
工作車のエアコンの効きが悪いので、娘のツテで電装屋に検査して貰い故障箇所の特定に漕ぎ着けた結果、エアコンコンデンサーのガス漏れという結果になったので、ヤフオクで出品されていたコンデンサーの写真と型式で適合の可否を尋ねたら、まさかの不適合との悲しい知らせが届いた。ロシアから出品されているパチ物は買う気がしないので、他を探したがなかなか見つからず途方に暮れていたら、娘がガス漏れ点検済みの中古を1万円で探してくれた。これで、やっと部品が揃ったので、年末に修理に出したところで、電装屋から娘の所へ「ついでに各所をを点検したところ、エンジンマウントがかなりへたっているので、交換すると振動がなくなって劇的に乗りやすくなるよ」とアドバイスが入った。エンジンマウントとミッションマウントを新品に交換すれば、静かになって、ストレスがなくなる事は以前から分かっていたのだが、マウント自体は安いものなのだが工賃が高いし、古いクルマなのでどれ程の効果があるのか分からないので今まで放置していたのだが、工賃も頑張ってくれると言う事なので、マウント交換もお願いした。それと、暖房の効きも今一つなので合わせて点検もお願いしたら、冷却配管に付いているサーモスタットの不良も発覚した。費用が嵩むがここは交換しかないだろう。古いクルマなので弄りだしたらあれもこれもと交換部品が増えてくるのは致し方ないが、冷暖房が効かなくなったら、今のご時世クルマとは言えないだろう。修理箇所が増えた事で年内納車がずれ込み、正月を挟んで1月3日の納車となったが、毎年正月は何処にも行かないので問題無い。1月4日、所用で近くまで出掛ける用事ができたので、修理後の工作車のエンジンを初めて掛けてみた。キーを捻るとセルが回り後は音もなくエンジンが掛かる。何?。何時ものような振動が全くないのだ。車体が全く揺れない。嘘みたい。走ってみるとディーゼル特有のガラガラ音はするが、他に何も音がしないので、新車に乗っているようだ。凄い。エンジンを切ってみると、これまたたまげた。エンジンが何時止まったのか分からない内にスゥーと止まる。まるで別のクルマに乗っているような錯覚を覚える。エンジンマウントとミッションマウントを交換するだけでここまでハッキリと静かになるものだろうかと、正に驚愕した。エンジンも静かになっているような気がしてまるでガソリン車に乗っているようにも思える激変振りには脱帽した。たった3ヶの小さなゴム部品なのにクルマの性能をここまで変える事が出来るとは、恐るべしエンジンマウント。外したマウントは一度確認したかったので、車内に置いてもらっていた。箱から出してゴムブッシュのへたり具合を確認してみると、かなり潰れていて金具と金具の隙間がかなり狭まっていた。厚みを計測してみると35ミリ。純正のマウントが43.2ミリだから8.2ミリもへたっていたのだ。恐らく新車から一度も交換していないだろう。エアコンと暖房は走る距離が短かったので、何とも言えないが、冷房は以前よりかなり改善されたように思えた。今年の夏は何とか乗り切れそうだ。だが、修理必須箇所はまだあった。部品と工賃の見積が出てからもう一度整備工場送りだ。工作車から外したエンジンマウントとミッションマウントかなり潰れているゴムブッシュミッションマウント
2024.01.05
コメント(3)
11月も終わろうとする26日の日曜日の午後から山口県の湯田温泉への出張が入っていた。折角山口まで行くのだから帰りにぼっちキャンプを計画した。湯田温泉へのアクセスをGoogleMapで確認すると、山陽道から山口JCTを逆方向つまり広島方向に少し戻ると最近出来た湯田温泉スマートICがあるので、ここで高速を降りるのが楽なように思えたが地図をよく見ると、山陽道の防府東ICで降りてR262を使う方が距離的には近いとわかった。道路も真っ直ぐ延びているのでスピードも出せるだろうと思いこのルートに決定。当日午後1時過ぎ、キャンプ道具を積載した工作車で出発。エアコンのコンデンサーの修理が未だ出来ていないが、この気温では使用する事はないので問題無い。高速は快調だったが、徳山東IC出口の看板が見えた時、防府東と完全に間違えてナビの指示もないのに慌てて出口に向かってしまった。ICを降りてナビの時間をみたら、目的地まで1時間30分と出ていた。そこで初めてICを間違えて降りてしまった事に気が付く始末である。東、東と思っていたのが悪かったようである。情けない話しである。再び高速に復帰して今度は間違いなく防府東で降りる。思った通りR262は走りやすい直線道路だった。今日は目的地に着く前に参道の両側一面に彼岸花が咲く鰐鳴八幡宮に参拝する予定なので、途中で国道から離脱する。鰐鳴八幡宮は二階建てのような拝殿を持つ立派な神社で拝殿前には仙水付きの庭もある。参道の彼岸花は花は当然無いが、筋状の葉が沢山出ていたその量をみてシーズンには相当な数の花が咲くのだろうと想像出来た。神社の広い駐車場の隅にクルマを駐めて、コーヒーを飲むべくギャレーで湯を沸かす。のんびりとコーヒーを飲みながら、本日の宿泊ホテルを確認するも、新しいホテルなので、カーナビに表示されないので、スマホナビで行く事した。ホテルには別館で温泉が用意されており、松田屋での会食の後、温泉に入る事ができた。流石湯田温泉。翌日の仕事が終わったのが午後1時、スマホで食料調達場所を探すと近くに海鮮市場なるスーパーマーケットがあったので、行ってみると、何とスーパーの駐車場が有料。1時間200円だ。有料駐車場のスーパーは初めてだったが、仕方がないのでこの店で本日の鍋料理の食材を購入し、山口ICから中国道に乗り、周南市の鹿野ICまで走り、山口方面に県道9号を少し引き返すとスーパーマーケットがあった。こんなもんだ。更に下ってキャンプ場の看板を脇道にそれると枯れ葉だらけの細い山道に変わり、間も無く高瀬湖の上流の新平ヶ原公園キャンプ場に到着する。このキャンプ場は無料でありながら、設備やロケーションなどが優れているとして県内では人気が高いらしい。キャンプ場は桜の木が植えられた林間区域と一段下がった平原区域に分かれており斜面の下には川も流れている。この時期で、しかも平日なので誰もいないと思いきや、ワンボックスが1台駐まっていた。早速、河原に降りて薪を集めて、焚き火の準備に取り掛かる。午後4時頃、焚き火台を組み立て焚き火を開始。今日は思ったほど、気温が下がらず、持って来た防寒着も必要無い。本日は豚肉と野菜やキノコを入れた醤油仕立ての鍋で、清酒のカップ酒を飲もうという算段だ。鍋の準備に取り掛かる頃、ワンボックスが帰って行った。デイキャンプだったのだろう。これでまたしても、ぼっちキャンプとなってしまった。鍋をつつきながら酒を飲んでいると日が暮れて来た。看板に熊の目撃情報が書かれていたので、ここでも熊が出るらしい。今日も一応熊撃退スプレーを持参し、手元に置いているのだが暗闇の中忍び寄られた分からないだろうが、入口に蛍光灯が1灯点っているのが心強い。そうこうしている内に雨がポロポロと降り出した。今回は車中泊で昨年買ったー20°対応と謳う中華製のシュラフを試すべく持参したので、鍋と酒を車内に持ち込み、心ゆくまでぼっちを楽しむ。酒が終わったので、スマホでYouTubeでも見ながくつろぐ事にする。中華製のシュラフを広げてみるとマミー型ではなく封筒型でかなりゆったりしている。中に入ってファスナーを上げて眠ってみると段々と暖かくなり、ついには暑くて服を1枚脱いだ。明け方には少し肌寒く感じたが暖房なしでもまずまずだった。当夜の気温は少し高めだったので快適であったが、真冬になったらどうだろうか。少し不安が残るお試しシュラフであった。朝になり雨は殆ど上がっていたが、薪も濡れていたので、車内のギャレーで昨夜の鍋の残りにうどんと卵を入れて朝食とした。車中泊はテント泊と違って、車内で全て完結できるし、シュラフやエアーマットなどを袋詰めする必要も無い。特に雨の日は濡れなくて済むのが有り難い。夏はテント、冬は座席を倒しての車中泊、春と秋はオートフリートップを上げて2階での車中泊が良いかも知れない。工作車に苦労してギャレーを取り付けた効果は抜群で、車内で水が使え、コンロが使える利便性は格別なものがあり、大いに威力を発揮した。鰐鳴八幡宮駐車場でコーヒータイム山道の彼岸花が有名な鰐鳴八幡宮周南市の新平ヶ原公園キャンプ場薪を集めて夕食の鍋を煮る電動シェードを下ろしてお休みタイムに入った車内霧が立ち込める中朝食のうどんを煮る桜の木が植えられた林間区域
2023.12.01
コメント(2)
今年の夏は去年にも増して暑かった。10月になっても車のエアコンを可動させた程であるが、工作車のエアコンは以前に比べて送風される冷気が弱って来ており、汗こそ出ないが、走行中も車内は明らかに暑い。それも日が経つにつれ段々と効きが悪くなっているのが分かる程である。このまま放置しておけば、来年の夏は地獄を見る事が予想されるので、何とか修理したいとブツブツ念仏を唱えていたら、娘が費用は掛かるが、不良箇所を特定して貰えるクルマ屋だかエアコン屋だかを知っているので、持って行くと言うので工作車を預けた。丁度一週間の検査で不良箇所がエアコンコンデンサーだと突き止めた。流石プロだ。コンデンサーからガス漏れを起こしているとの事で、マツダの純正部品S09Aー61ー480を調べたが、現在廃番となっていて入手不可能との回答。さて、これは困った。ネットでリビルド品を調べたが、この手の部品はリビルドは出来ないようで、何処にもない。社外品の新品もない。こうなると中古を探すしか方法がないので、探してみたら、同じ部品番号でロシアから485ルーブルで出品されていた。日本円に換算すると819円だ。余りにも安いので信用し難いし、ウクライナを虐めているのでそんな国とは取引したくないので諦めた。後は頼みの綱のヤフオクしかない。検索してみたら、有り難い事に5点ほど出品されていた。その中で一番登録年が新しく、走行距離が少なく、ガス漏れ検査確認済みのエアコンコンデンサーを選んだが、平成17年式のRSーVエアロオートフリートップの2,000ccガソリン車用なので、車体型式が全く異なる。しかし、掲載写真と現車のコンデンサーを比べてみると配管の取り回しが全く同じように見えた。これはイケルと思ったが、念のためにマツダに適応の可否の確認を依頼した。さて、どうなる事やら。工作車のエアコンコンデンサーヤフオクに出品されているRSーV用エアコンコンデンサー
2023.11.23
コメント(0)
延び延びになっていた香住蟹を食すツーリングが雨と寒波の間隙を縫って行われた。今回は、言い出しっぺのドゥカティMHRが案内役で、ディアベルとV7ドンキーが参加だ。行程表は何時もの企画室長であるディアベルが組んでくれた。バイクにはナビも搭載してあり、何時もの事ではあるが、ありがたい事である。午前6時50分岡山自動車道総社PAに到着するとディアベルが既に到着していた。到着後、シートバッグを見ると、何と上の段のファスナーが全開のままになっていた。中を確認すると、タオルとインカムの簡易説明書が無くなっていた。早速やらかした。途中の高速でバラ撒いたに違いない。今日は早朝から嫌な予感がする。休憩無しでそのまま北房JCTに向かって走り出す。夜半には酷い風雨だったが、天気予報では本日は晴れとなっている。しかし、強風が吹くようで、4m~7mに達するとの事なので、ネイキッドのV7では苦しむだろうと思いながら走るが、予想した風は吹かない。北房JCTから中国道に分岐し、津山ICで高速を降り、第二集合場所のセブンイレブン津山高野本郷店に予定通り到着。トイレにいると聞き覚えのある迫力サウンドが聞こえて来たMHRの到着である。ドゥカティ900MHRはマン島TTレースでマイク・ヘイルウッドを擁するイギリスのSMCがホンダのファクトリーチームを破った記念に発売されたバイクで、彼の名前を冠してMHと命名された名車である。このバイクの特徴はベベルギアのエンジンとタンク一体型のFRPシートカウル、コンチ製マフラーそれに何と言っても美しいロケットカウルとセパハンである。丁度40年前のバイクだそうだが、古さを感じさせないデザインとカラーは流石だ。大原へ向けてR429を走り出すといきなりMHRからのバックファイアーの連打が始まる。もう壊れたかと思いきや、キャブの同調が狂っているようで、走りながら調整すると直ったようだ。レーシングキャブを着けているので、微妙な調整が必要なのだろう。これはオーナーでないと分からない領域である。MHRの走りを後から眺めていると、コーナーの入口で車体を中央線寄りに寄せ一気にINに切れ込んで、アクセルを開けながらクリアする姿は実に美しい。コーナーを高速で攻めなくても、ゆっくり回っても楽しいバイクだろうなぁと思えるライディングだ。R373を少し走り大原で直ぐに再びR429を氷ノ山方面に分岐、夏にセローで行った後山キャンプ場の下を通って、宍栗市の斉木口でR29に分岐、ここは既に兵庫県だ。途中道を間違えて迷子になるハプニングもあったが、快走路を北上し、道の駅「はが」で休憩。日の当たらない山間なので少し肌寒い。気温は13°程度。休憩中に大幅に狂っていたメーター内の時計を合わす。鳥取県の若桜までは快走路であったが、R482に分岐して標高を上げ氷ノ山スキー場を過ぎるといよいよ小代峠だ。以前氷ノ山ツーリングを行った時にはこの峠が通行止めで通れなかったが今日は企画室長の事前調査で通行可能との事。3人とも走った事の無い峠に突入するといきなり道が細くなりアスファルト舗装はしてあるもののクルマの幅ほどしかない。加えて昨夜の強風で杉や雑木の葉で路面が見えないほど散らばっている箇所もある。しかも所々で水が流れ急な下りなのでブレーキングに要注意だ。スリップが怖いのでフロントは使わずにリアブレーキだけで慎重にクリアする。先頭車がインカムで道路状況や障害物を連絡してくれるので咄嗟の不意打ちは無いが、ドン亀走行を強いられる。麓まで下るまでに対向車はジムニー2台のみ。この酷道はセローなら楽しく走れるだろうがもう遅い。香美町のコンビニで休憩した時に、車体を見るとスイングアームやフェンダーが泥だらけ。これは後で掃除が大変だ。ここからは県道4号を香住まで下るだけだ。香住の町では道路の中央に埋められた消雪パイプから水が噴水のように出てビチャビチャだ。もうこの辺りでは冬支度の用意が始まっている事を実感。本日の目的の蟹は企画室長がお薦めする日本海に面したKANーICHIなるモダンな店である。店内は広いが既に大勢の客で満席状態であったが、運良くまだ2テーブル空いていた。蟹漁が解禁になって1匹1万5千円の松葉蟹もあったが、昼間からそんな贅沢はできないので、香住蟹のがっせぇ丼と焼き蟹のセットを注文した。初めて食べた蟹のドンブリは美味しゅうございました。食事が終わる頃には満席で、席待ちが大勢の上、蟹のがっせぇ丼は売り切れ。何とか間に合って良かった。帰りは、余部に寄って以前のツーリングで参加バイクを並べて記念撮影した思い出の橋梁の前で同じように3台のイタ車を並べて撮影。あの時のツーリングが甦る。そのまま但馬漁火ラインを鳥取方面へ走るといきなり通行止め。仕方なく余部に引き返し余部ICから山陰近畿道終点の新温泉浜坂ICまで高速を利用し、R178で海岸沿いを西進。風を遮る物がない海岸では大きな波が打ち寄せ、瀬戸内では見る事が出来ない迫力の中、サーフィンを楽しむ強者もいた。鳥取砂丘と鳥取の街を抜け、海岸沿いの直線道路を進むと前方に警察車両が小さく見えた。速度取締か!と思いきや、レーダーが見えなかったし、警察と作業服姿の役人風の作業員が大勢いたので、どうやら重量オーバーのトラックかイカサマ燃料のを使用するトラックの取締だったようである。途中、船磯で抜群のロケーションを誇る魚見台に寄って見学休憩。湯梨浜からR179に分岐し、三朝温泉を通って鏡野に向かう道は途中2箇所の片側交互通行と、夕日が眩しく思うように走れない所もあったがクルマが少なく快調に走る事が出来た。道の駅奥津温泉に到着する頃には晩秋の日暮れが近づきつつあり、帰りが心配になる。地元が奥津のMHRはエンジンオイル切れに付きここで帰宅。ディアベルと2台で院庄に向けて帰りを急ぐが、帰宅ラッシュか遅いクルマが多い。それでも何とか夕闇迫る中、院庄ICから中国道に乗り、高速で沈んでしまった太陽を追いかけるが間も無く漆黒の闇となると同時に、一気に視界が狭くなり、カーブのRの大きさが分からなくなる。ライトをLEDから純正のH4バルブに戻している事もあろうが、兎に角回りがよく見えないのだ、大型トラックを追い越す時はトラックの車体に吸い込まれるような錯覚を覚えたり、大きなカーブではガードレールに向かってぶつかって行くような錯覚が何度も訪れたのである。北房JCTから岡山道に入っても改善されないので、スピードを落とし遅い車の後で、何とか凌ぐ。途中で先行したディアベルが走りを見て察したのか、急遽総社PAで休憩する事にした。もうここまで帰ったら、後1区間走るだけなので、ゆっくりと走行車線を遅いトラックに張り付いて走るのみである。ライトが暗いのか、視力が落ちているのか、長時間のロングツーリングで疲れたのかは分からないが、夜の高速道路が怖いという感覚を初めて経験した。今回のツーリングを最後に、夜の高速はもう走らないと、心に決めた。しかし、1日で500㎞ほど走ったツーリングは無事故、無違反で無事に帰れた事が何よりで、水炊きをあてに一杯やって余韻に浸った事は言うまでも無い。ドゥカティ900MHRの勇姿雨で砂が流れたR482落ち葉が一杯のR482R482の走破後スイングアームがドロドロになったV7蟹のがっせぇ丼と焼き蟹のセット荒波が打ち寄せる香住の海岸とV7余部の橋梁前に並ぶイタリア3兄弟魚見台からの眺望魚見台に並ぶイタリア3兄弟道の駅奥津温泉から望む紅葉道の駅奥津温泉に並ぶイタリア3兄弟
2023.11.08
コメント(2)
前回の出雲ツーリングで発覚したV7のフロントタイヤの亀裂が気になるので新しいタイヤを探したら格安で純正と同じピレリのSPORT DEMON 100/90-18 M/C 56Hチューブレスがネットに出ていたので早速購入。届いたタイヤはMaid inブラジル。何?と思ったが純正と同じだった。ところが新品とは言え、3年落ちのタイヤでやけに硬い。これは如何なものかと思ったが、外した純正タイヤと比べたらあまり遜色がないようにも思える。ツーリングの前日だったので、取り敢えず車体に装着して試験走行に出掛ける。新品の上にタイヤが温まっていないので、スピードを落としてタイトなコーナーを回ってみるも、フロントが滑るような挙動は無かったので一安心。翌日の午前8時、山陽道の吉備SAでディアベルと待ち合わせ。何時ものように、ディアベルは既に到着していた。今日は神戸まで高速なので、風をもろに受けるネイキッドのV7は辛いところであるが、フロントの皮剥きも出来るので苦にはならない。しかし、排気量が2倍近くあるディアベルの巡行速度は何時ものように少し高めなので、追い越し車線を走る時間が長い。タイヤもフロント回りにも異常が無い事を確認しつつアクセルを開け続けると、三木SAまではクルマで走るよりは早く着いた。ディアベルがSAの売店で丹波の枝付き黒枝豆を買い込んで勝ち誇ったように見せびらかす。悔しい。この枝豆があったら今夜のビールが進むに違いないのだが、V7のシートバッグは小さくて枝ごと入り切らないのが何とももどかしい。黒枝豆に後ろ髪を引かれつつ三木JCTで第二神明方面へ分岐、阪神高速3号線を東進、京橋ICで高速を降りて少し引き返すと道路沿いに大きな市営駐車場があった。ディアベルの事前調査ではこの駐車場はカワサキワールドと南京町の丁度中間辺りにあり、どちらにも近い。しかも市営なので、バイクを1日駐めても110円は有り難い。暑くなってきたので、シャツを1枚脱いで海に向かって歩き出す。300m程でカワサキワールドに到着だ。カワサキワールドは神戸海洋博物館の1階に併設されており、カティーサーク等の帆船を見た後入館。カワサキはバイクを造る前は蒸気機関車やタービン、飛行機は知るところであるが、扇風機やフライパンまで作っていたようである。展示バイクの数は思っていたより少なかったが、メグロ、マッハⅢ、ZⅡなど新品同様のバイクがずらりと並んでおり、写真撮影もOKとの事。輸出仕様の白タンクのマッハⅢなどは現在でも十分通用する美しさがあり、何時まで眺めていても飽きない。11時30分近くなったので、昼飯を食べに南京町に向かう。途中、暑さが増して来たのでジャケットをバイクに置いて、観光客で賑やかな中華街を散策していると、強引な客引きの中国人に声を掛けられなかなか進めない。同じような派手な店ばかりで、何処にして良いか全く分からないので、看板がおとなしめで少し奥まった広東料理昌園に決めた。色々と食してみたいが、昼なので沢山はたべられないので、3,500円の中華コースとノンアルコールビールを注文。本場の中華はどうだろうかと思いながら運ばれた前菜を食すと「美味い」どれを食べても美味い。日頃の昼食は少食なのだが、最後の杏仁豆腐のデザートまで2人で全部たいらげた。満腹で満足満足。帰りは阪神高速3号線の入口を間違えるミスをやらかしたが、何とか高速に乗り、加古川バイパス、姫路バイパスと繋いで、相生でR250に分岐。通常なら山陽道が早いのだが、9月5日の事故により、播磨JCT~赤穂IC間の下り線尼子山トンネルが未だに通行止めになっているので迂回しなければならないのだ。開通は本年末になるらしい。赤穂から山陽道に復帰。ガラガラの高速を岡山に向けてひた走る。吉備SAで最後の休憩時に涙目になった私にディアベルが黒枝豆を分けてくれ、カワサキワールドと中華堪能ツーリングは目出度く幕を閉じた。晩酌時に食べた熱々の黒枝豆は「美味い」に決まっている。フロントタイヤを外した車体タイヤを外したフロントホイールタイヤを装着したV7メグロZⅡマッハⅢ双発ヘリのコックピット神戸ポートタワー南京町中華街コース料理の前菜ディアベルとV7
2023.10.27
コメント(0)
今年の気候は異常で、10月になってもまだ暑いが、朝晩は涼しくなったので10月4日、5日はぼっちキャンプに出掛けようと計画してしていた矢先ディアベルさんから10月5日のツーリング話しが舞い込んできた。以前、島根県のとある事務所に表敬訪問をすると言ってあったのが気に掛かったので、行き先を出雲と日御碕とする事にした。古いBMWも同行予定であったが、前日に体調不良に陥り急遽断念。結局ディアベルとV7のツインツーリングとなった。10月5日の出雲の天気は曇り、気温22°と予報されていたので、服装に悩む。前日に所用でV7を走らせた時には暑くて汗が出た事もあり、県境付近の中国山脈越は少し気温が低くなるだろうが、寒いほどではないだろうと思い込み、長袖のインナーシャツの上に防寒インナーを取り外したジャケットを着て出掛けた。7時30分道口PAにてディアベルと落合い、インカムを繋いで出発。高速では風切り音が大きくヘルメット内のスピーカーでは音声が聞き取りにくいので、話しは控えて山陽道を尾道JCT目指して走る。気温は22°ほどで、風が強いが寒くはない。今日のウエアーはベストチョイスであったとこの時点では思われた。尾道JCTから尾道道に分岐、ここから島根県の三刀屋ICまでは無料区間なので有り難い。北上するにつれて気温が少しずつ下がって行く。20°を越えていた気温が19°まで落ちて来た。三次を過ぎ、中国山脈に突入すると気温は更に下がり、最低気温16°まで下がった。流石にこの気温では寒い。もう一枚長袖のシャツを着てくれば良かったと後悔するももう遅いが、我慢出来ないほどでもない。所々にあるトンネルに入ると暖かい。気温は23°近くに上昇する時もありゆっくり走りたくなる。休憩予定の道の駅「たかの」までは我慢して走る。平日なのでクルマの数も案外少なく低速車は追い越し区間で抜き去り寒さをこらえ快調に飛ばす。「たかの」でやっと休憩と思いきや黒雲が押し寄せ通り雨がぱらつくも何とか切り抜け、再出発。三刀屋辺りまで下ると気温が20°近くまで上昇してもう寒くはない。宍道JCTで山陰道に分岐し、終点の出雲ICを降りて大社に向かう。もう少しで大社に到着するという所で突然の通り雨。ジャケットがびしょ濡れになるが、止まっても仕方がないので、そのまま大社入りすると雨は上がった。お土産にスーパーでアイスを買おうと思っていたが寒い思いをしたのでチョコレートに変更。事務所に到着するとバイクの音で気が付いたのか、事務局長以下職員がお出迎え。暖かいAppleティーをいただき暫し歓談。女子職員はバイク好きらしく一人でバイクを眺めていた。今日は会議があるらしくちらほらと出席者が到着し始めたので、退散。バイクを日御碕に向けて発進するとその背に向けて皆が大きな手を振っての見送り。有り難い事である。大社港から日御碕までは海岸沿いのクネクネ道である。今日は風が強いので日本海は荒波が立ち、かなり荒れていた。日御碕の駐車場にバイクを駐め少し早いがお目当ての海鮮丼を食しに食堂花房に向かう。何時もなら大勢の観光客が土産物屋の店先で焼かれるサザエやイカを頬張る姿が見受けられるのだが、今日は閑散として誰一人として食べている者はいない。花房は4組ほどの客がいたが、店内は空いていた。早速お目当ての海鮮丼「古事記」を注文。すると給仕のおばちゃんが商魂たくましくノドグロの刺身を強引に追加注文に加えるよう食い下がる。酒でも飲めれば注文するかも知れないが、余りにも強引なので少し閉口した。名物の古事記はこの店の海鮮丼の具材全部入りという事で、魚類の他にサザエ、イクラ、ウニまで入っている豪華版だ。海藻味噌汁、総菜1品と漬け物付きで3,100円ナリ。腹が満腹となった所で、日御碕を後にして出雲大社に向かう。ここは平日にもかかわらず参拝者が多い。本殿前で無事の帰着を祈って帰路につく。帰りは快走路を走りたいので、三刀屋木次ICで高速を降りてR314を東城に向けて走る。この道は適度にカーブがあり高速ワインディングでとても走りやすい。道の駅「おろちの里」で小休憩。おろちループに向けて標高を上げて行く、気温は最低15°を記録したが、行きより寒さを感じない。何故だろう。高級海鮮丼を食べたからだろうか。おろちループで休憩しようと思っていたのだが、うっかり通り過ぎてしまい、休憩は東城に変更。東城に向けて更にR314の快走路を下って行くと原っぱの中にポツンと芸備線の踏切があった。廃線寸前の芸備線などたまたま汽車が通る筈もないが、ブレーキを掛け止まる寸前で左足をちょんと突いてそのまま通過したら、インカムにディアベルからパトが隠れているとの連絡が入った。しかしもう遅い、振り向いてパトを確認するとまだ赤色灯を点けていない。来るな!と祈りつつそのまま逃げるように走るとパトはそのまま追ってはこないようだ。やれやれ冷や汗もんだ。踏切からパトまでの距離が遠かったので、警官は止まったように見えたのかも知れないが危ない。危ない。出雲大社のお参りが効いたのだろう。ありがたや出雲の大神。ディアベルから続いて、捕まっていたらブログのネタになったのに。残念。との連絡が入る。バカヤローだ。東城の道の駅で休憩。ホットココアを飲みながら帰り道の算段に入る。このまますぐ前の東城ICに乗って帰るのもつまらないし、R182で福山に出るのもあまり楽しそうにない。そこで少し大回りで距離は長くなるが、R182を新見方面へ少し逆走して野地の手前から県道50号を走り万歳で県道33号へ合流、成羽、矢掛を通って帰着するというルートをディアベルさんが提案してきたので、即乗った。県道50号は初めて通る道だったが、前半は快走路で後半は細い道もあったが、クルマに出会う事も殆ど無く距離の割りには短時間で通過する事が出来た。後は何度も走った快走路なので楽しく走る事が出来た。R313に合流して少し成羽方面に走ったJA晴の国岡山神楽の里で最後の休憩。フロントタイヤは来年の車検までには交換する予定なので、溝の具合を確認していたらとんでもない損傷箇所を見つけてしまった。何とフロントタイヤを横断するように裂け目が入っているではないか。目のよく見えるディアベルさんに詳しく見て貰うと、ナイフで削いだような裂け目はサイド部分にもヒビが繋がっているようである。これはマズイでないの。絶対まずいやね。面倒くさいが早急にタイヤ交換をやってみるか。出来なかったらバイク屋に持ち込むかなどなど考えながら無事生還。1日中よく走ったツーリングとなった。ディアベルと走ると何時もこうなる。灯台が見える日御碕駐車場食堂花房特選海鮮丼「古事記」東城道の駅にて損傷箇所が見つかったフロントタイヤ
2023.10.06
コメント(0)
工作車のリビルト品オルタネーターの故障が判明したので、保証書と共に販売店へ送った。送る前に故障の症状を電話しなかった為に少し手間取ったが代替えリビルト品を送って貰えた。保証書は前回のままなので、保証期間はあと1年だ。早速モータースに持ち込み、取付と車検整備をお願いした。今回は要件が整ったら8ナンバーに変更しようと、色々と画策していたのだが、なかなか難しい事が分かったので、ナンバーは変更せず自賠責保険もそのままで更新し、車検を通す事に専念した。今回の交換部品はブレーキオイル、リアブレーキパッド、ステアリングラックブーツなのだが、ステアリングラックブーツはブログの記事によると9年前に新品に交換しているが、また破れていたようである。9年もったなら仕方がないか。それと今回はワコーズのエンジン洗浄剤フューエルワンとフューエルツーを使用してエンジン内のクリーニングを行った。燃料に混ぜて使用するタイプの添加剤で先ずワンを使用して燃焼室、吸排気バルブ、インジェクターなどに堆積したカーボン・ワニス・ガム質などを除去する。次にツーを使用する事により、カーボンの付着を抑える効果があり排ガスをクリーンにする事が出来るようである。オルタネーターの故障から始まった車検整備であったが、2週間ほど掛かってやっと工作車が帰ってきたので、早速バッテリーの追加充電とヘッドライトバルブをLEDに戻した。これで取り敢えず後2年は乗れるだろう。代替え品のリビルトオルタネーター型番が印刷されたステッカー
2023.10.01
コメント(0)
工作車のオルタネーターの故障が濃厚となったので、ネットでリビルト品を探していたら、娘が去年買ったリビルト品なら保証書がある筈だからそっちを先に探したら!とご尤もなご意見を頂戴する。なるほど忘れていたと言うより記憶が無い。早速、探したら車検証と一緒にバッテリーとオルタネーターの保証書が出て来た。保証期間は2年又は2万キロとなっているので、十分保証期間内である。娘のお蔭で16,000円助かった。取り敢えずクルマを動かす必要があるので、バッテリーに充電器を繋いで一晩中充電してみた。繋ぐ前の電圧は11.5 Vしかなかったが、午前9時頃には両バッテリー共やっと12.9 Vまで回復した。セルを回してみると、何事も無かったように1発でエンジンが始動。そのままモータースへ持ち込みオルタネーターの点検と車検前整備をお願いするも、代車は無いとの事。やはり聖湖には行けそうにない。そもそも聖湖でキャンプをする計画は、13日、14日と島根県の益田に出張の予定が入り、地図で最短距離を探してみると聖湖がその道中にある事が分かったので、1日前倒しして遊んでやろうと密かに企んでいたのだ。家に帰って妻のデミオを3日間貸す、貸さないの攻防の末、聖湖でのキャンプは諦める代わりに、妻と一緒にデミオでインスタ映えする名所を巡りながら益田に向かうという案に落ち着いた。13日、午前8時30分出発。山陽道を広島JCTまで快調に飛ばす。広島道に分岐し、広島北JCTで中国道に分岐、草ぼうぼうの加計スマートICを出てR191を南下、井仁の棚田に向かう。10月1日に稲刈りイベントが開催される予定との事なので、稲穂が丁度良い頃と期待していたのだが、既に稲刈りが始まっており、はで懸けをしている田んぼもあった。しかし、それよりも深刻なのは休耕田が半数近くあり、担い手不足がひしひしと感じられた。駐車場で「とちぎ」ナンバーのクロカン4WDに乗るいちご農家の青年と話しをしたら、閑散期である7月~10月は毎年全国でキャンプや車中泊をしながら棚田巡りと登山の旅をしていて、今年は北海道から始めて、鹿児島まで行く途中との事。羨ましい限りである。再びR191に復帰し今度は北上。戸河内でうどんと田舎寿司の昼食を取り、更に北上すると名勝三段峡がある。ここは藤さんのBMWとツーリングをした帰りにグリフィスさんに出会った思い出の場所である。島根県の県境付近はアジサイロードと呼ばれ道路の両側にアジサイが植えられており、気温が低いせいか未だにちらほらと花が咲いている。R191の最高地点に達すると、いよいよ聖湖だ。キャンプ場を見たかったが、次の予定があるので、パス。益田まで一気に下る。益田は初めて訪れる町だ。万葉の歌人、柿本人麻呂が没した地とされる事で、柿本神社が2社ある。どちらも参拝したが、戸田柿本神社の向拝柱の下に赤マムシが蜷局を巻いていたのには驚いた。次はインスタ映えする衣毘須神社だ。この神社は、細い砂浜で繋がっている日本海に突き出た松の生えた大きな岩礁の上に鎮座しているので、観光名所となっているようだ。それにしても、夕方になるにつれ蒸し暑い。少し歩くだけで汗びっしょりとなったので、早めにホテルに入り風呂に入る。妻は一人で、夕日や萩・石見空港を撮影したいと言うので、どうぞご勝手に!私は付き合いきれません。翌日、目覚めると雨。所要の会場まで担当者のプリウスで送って貰い、12時30分無事終了。地元の親分がお土産にと格安で名産の生きたモクズガニと鮎を大量に届けてくれたので、妻に電話すると益田駅でパフェを食べているとの事。いい気なもんだ。デミオに土産を積み込み、御礼のご挨拶をしてR191を引き返す。どうしても一目見たかった聖湖キャンプ場に未練がましく行ってみる。芝生張りの広いキャンプ場は整備が行き届き美しい。ゴミ1つ落ちていない。キャンプサイトには車両は進入出来ないが、舗装路が各サイトを巡っており、近くで荷物を降ろして駐車場にクルマを駐めるスタイルだ。炊事棟や東屋、トイレなど完備されており、これが無料とは驚きだ。雨が上がっていたので、折角だから益田で頂いた弁当を悔し泣きしながら食べた。昨日、クルマの中でモータースから連絡があり、やはりオルタネーターの故障が原因らしいとの事。外してあるので、引き取りに来てくれとの事なので、帰りに回収に向かう。説明ではアイドリング時の充電電圧は正常値であったが、負荷時(エアコン等の稼働時)は11.5 Vしか電圧が上がらないようである。正常であれば14V弱の数値が出る筈であるので、オルタネーターの故障で間違いないであろう。早速、保証書と経緯をしたためた文書と共にパーツ店に送った。次に8ナンバーに変更するため陸運局での車検について調べて貰っていたので、対応の説明を受けた。1.排気ガスの数値の問題エンジン内洗浄その他対策を施してみるとの事。2.ヘッドランプの光軸中華製の明るいLEDバルブは光軸が定まらないので、車検は不可との事だったので、予め自分で暗いH4のハロゲンランプに交換したので これはOK。3.後部のハイマウントストップランプの球切れハイマウントストップランプを外してみると小さな豆球のような物が10ヶ程付いている内の3ヶが切れていたので交換しようとしたら、ハウジング一体型で分解出来ないようになっていた。グラインダーで割腹して修理した強者もいるようだが、特殊形状の球だかLEDだか分からない小さな発光体なので入手が難しいと判断してそのままにしており、車検時に外しておいたらどうかと思い調べて貰っていた結果、この年式のクルマは外しておけばOKとの事。4.タイヤサイズボンゴフレンディーはタイヤ径が変則形状となっており、前輪195、後輪215が純正仕様となっているが、フレンディーユーザーはタイヤローテーションの事を考慮し、殆ど前後輪同サイズに変更している。工作車も例外ではない。フロントは昨年購入したスタッドレスが195なので何とか確保できるが、後輪用の215がない。マツダに中古を探して貰っているが、どうだろう。厳しい状況に陥っているのが現状である。因みに蟹と鮎は美味かった。酒が進んだ事は言うまでも無い。残念だった井仁の棚田日本海に浮かぶ衣毘須神社聖湖キャンプ場
2023.09.16
コメント(2)
9月11日、真庭市に所用で出掛ける用件があり、丁度昼時を挟むので涼しい山の中でラーメンでも作って、翌日の広島県山県郡北広島町にある聖湖でのぼっちキャンプに備えようと工作車を車中泊仕様にセットして、いざ出発。高速を使わずに一般道を落合に向けて只管北上するも、吉備中央町を過ぎた辺りで道を間違え、細いクネクネの峠道を越えて有漢経由でR313に出た。これから先は山はないので、仕方なく空き地に工作車を駐めて、後部キッチンでインスタントラーメンを煮る。エアコンで冷えた車内だったが、ガスコンロを使ったために、ツイン換気扇を回していても車内の温度がグングン上がるので、運転席と助手席の窓を全開にした。その時パワーウインドウを下げるスピードが少し遅いように感じた。後から思えばこれが悪夢の前兆だったのだ。熱々のラーメンをかき込んで、スーツに着替え目的地に向けて再出発。ゴールは目前、約束の時間にはゆっくり走っても間に合いそうだ。所用を済ませて外に出ると、雨が降っていた。空もどんより曇っている。やはり県北の夏場は夕立があって、夜は涼しいだろうなぁ。と呑気にお気に入りのJAZZを聴きながら走っていると、曲の合間にビー、ビー、ビーとノイズが入り始める。このカーナビも20年ほど使っているのでそろそろ寿命かなぁと思っていると、落合の町を過ぎた辺りから雨脚が激しくなり、R313から県道66号へ分岐して山間部に入った頃にはバケツをひっくり返したような土砂降りとなった。ワイパーを最速にしてもフロントガラスを流れる雨を拭き切れない。視界が極度に悪いのでフォグランプも点けて徐行運転だ。道路の低い所は雨水が溜まって池の様になっており、確認を怠って突っ込むと凄まじい飛沫で一瞬前が何も見えなくなるので、慌ててブレーキを踏んで減速する。そんな事を繰り返しながら、吉備中央町に着く頃やっと雨が小降りになった。やれやれと安堵した矢先、メーターパネルにABSの表示が点灯すると同時に、タコメーターとスピードメーターの針が暴れ出したかと思ったら、いきなり全て0を指してダウン。ABSが消灯すると何もなかったかのようにメーターも正常に戻るが、直ぐに点灯して、メーターが無茶苦茶になる。これは明らかに重大な異常事態だ。幸いエンジンには支障が出てなく水温計も正常なので、走れる所まで走る事にした。ABSが点灯したのは初めての事なので、色々と考えを巡らせてみると、先程の大雨がどうも気になる。何回も雨水の池に突っ込んだから、ブレーキ回りに取り付けられているABSのセンサーが雨の影響で誤作動を起こしているのかも知れない。現にABSが作動したような挙動はブレーキペダルからは感じ取れていないので、誤表示なのかも知れない。それではメーターの大暴れは?ABSとの関連はあるのか。いや、無いだろう。関係するとは思えない。それではやはり何処かが壊れているのか?分からない。などと思っていると今度はカーナビの音楽がダウン。勝手にナビ画面に切り替わった。何か嫌な予感がするので、ナビはOFFにして格納。暫くすると、何だか車内が暑くなってきたと感じたのでエアコンの送風口に手をかざしてみると暖かい風が吹き出しているのを確認したので、思わずエアコンをOFFにして窓を開けた。次々と襲い来る各所の異常。古いレーダー探知機も変な音が鳴り出したのでOFF。これは大変な事が起きる前兆に違いない。エンジンが止まるのは何時なのか。火災は大丈夫なのか?雨の中を祈りながら1mでも家に近づくように走る。ただ只管走る。すると突然、ABSのランプが消えて、メーターが何も無かったように正常に戻った。えっ。何故?。う~むなるほど、雨は殆ど上がっているので、走行風でABSのセンサーが乾いて正常に戻ったのかも知れない。やれやれ、何て人騒がせな雨だ。と安心してほっと一息。家まであと4㎞ほどになったので、もう大丈夫だと心に余裕が生まれた頃、また、いきなりABSが点灯、メーターが暴れ出した。直っていなかったのか。ガックリ。これはどうもおかしい。ABSと言うよりは電気系だ。オルタネーターの異常だろうか?しかし、オルタネーターは去年の10月にリビルド品だが新品に交換したばかりだし、バッテリーへの充電異常なら赤い警告灯が点灯する筈である。異常が発生してからの警告灯の点灯はABSのみだ。何処が壊れているのだろうかとあれこれ考えながら、なにげにシガーソケットに挿し込んである中華製の電圧計及び温度計に目をやると、何と電圧が8.5Vを表示している。ビックリして、思わず目を疑った。いくら中華製の精度がままならない簡易電圧計でも8.5Vは無いだろう。昨年9月に新品で購入した90D容量のツインバッテリーが危篤状態だ。直ちにフォグランプとスモール灯をOFFにして、ワイパーも止め、電圧計もソケットから引き抜いた。車内で使用する電気は全てOFFになっている事を確認しつつ、家路を急ぐ。幸いプラグの無いディーゼルエンジンなので、エンスト以外では止まる事はないだろうと思えるのがせめてもの救いだ。満身創痍で家に辿り着き、工作車を車庫に格納し、キーOFF。何とか無事だった。試しに再びエンジンスタートを試みるも、燃料ポンプの作動音だけで、セルは全く動かず。バッテリーがご臨終のようだ。途中で止まらずに走り続けた判断は正しかったようだ。もし、止まってエンジンを切っていたら、再始動は出来ず、レッカー移動の憂き目に会っていた事だろう。部屋に入って落ち着いてよく考えると、バッテリーが弱っていた思い当たる兆候は、最近エアコンの効きがいまいちであった事、パワーウインドーの動きが遅くなった事、カーナビの音楽に変な雑音が入る事が上げられるが、気温が高い事や古いクルマだからだろうと、勝手に決め込んで、交換して1年も経たないオルタネーターが故障するとは夢にも思わなかった。それに故障に気づくのが遅れたのはバッテリーの警告灯が点灯しなかった事もあるだろうが、真庭を出る時は何時ものようにセル1発でエンジンは始動したので、この時はまだバッテリーの容量は減ってはいたが、余力はあったと思われる。しかし、運悪く大雨のため、ワイパーをフル稼働した上にフォグとポジションランプを点灯、エアコンにカーナビも稼働していたために少ない電気を一気に使用してしまって、電気系のトラブルが次々と発生したと思われる。「壊れていますよ!」のサインを見落とした私の責任も重大だ。今回のトラブルの原因はまたもやオルタネーターの故障で間違いないだろう。それにしてもオルタネーターが故障したのは何時からだったのだろうか。昨年新品にしたツインバッテリーの容量は相当なものだろうから、何日も前から壊れていたのかも知れない。しかし、残念なのは楽しみにしていた明日からの聖湖でのぼっちキャンプは絶望的となった事である。1年も経っていないが故障したと思われるオルタネーター
2023.09.13
コメント(3)
セローのリアタイヤをIRCのトライアルタイヤに交換が終わり、テスト走行も済ませたので、急にぼっちキャンプツーリングに出掛けたくなった。今年は8月も終わろうと言うのに、連日の猛暑続きなので、涼しさを求めて標高の高い県北にターゲットを絞り探してみたら、現在は美作市となっているが旧東粟倉村に岡山県最高峰の後山の麓に後山キャンプ場があるのを見つけた。標高は600mなので、きっと涼しく、夜もエアコン無しで快適に眠れるだろうと、行き先を後山キャンプ場に決定した。近くには風呂に入れる施設もあるし、林道も何本かあるようである。今回は快適に眠りたいので、30年ほど前に買ったダンロップの4人用テントを持参する事にしたので、持ち物を厳選し、水は小型ポリタンクから給水袋に替えてテントが大きくなった事によるバッグの空きスペースをカバーしたが、現地調達の食料品と冷えたビールが入らないのでリュックを背負う事にした。 セローのリアキャリアに防水バッグとテントマットを積載し、12時20分後山に向けていざ出発。足守から建部を通って、吉井までは信号が殆ど無く快走路だ。高速走行でもタイヤのブレは感じられず、グリップもまずまずだ。ブロックパターンなのであまり倒すと滑りそうなのでほどほどにして楽しむ。吉井からはR374を北上し、湯郷温泉を抜けて県道354号を佐用方面に分岐、江見で更に県道5号に分岐して大原方面に北上。吉野川沿いの快走路に入ると幾分暑さが和らいだように感じる。大原のコメリでバイクを止めて初めての休憩。時間はまだ2時30分頃だ。ここで食料の買い出しをてもクーラーボックスが無いので、ビールが温くなってしまう。後山近くや温泉施設に小さな店があるかも知れないし、時間があるので無かったらまた大原に戻ってくれば大丈夫だろうと思い、後山に向けて出発。途中の簡易郵便局で食料の移動販売車を見かけたので、この先食料品店は期待薄だ。後山キャンプ場は大原から看板が幾つも掲げられているので、間違うこと無く到着した。アスファルト舗装の広い駐車場の上手が林間の第2キャンプ場だテントサイトは木枠で囲まれ良く整備されている。クルマの横付けは出来ないが、短い坂を登れば距離は近い。大きな炊事棟もある。駐車場入口から分岐する坂を登れば第1キャンプ場が開ける。途中に車止めの鉄柵があるが、バイクは通過できるし、柵はロックされていないので、引き抜けばクルマも通過できる。登ってみると誰もいない。こちらも7つのサイトで芝生張りだ。回りの草も綺麗に刈られ、ゴミ1つ落ちていない。手入れが行き届いていて本当に無料なのかと疑いたくなるようなキャンプ場だ。ここは大きな炊事棟と水洗トイレがあり、奥の方にもテントを設営出来そうな場所が見えたのでバイクで確かめに行く。遊歩道に続く長い階段の上にもサイトらしき広場が見えたので、荷物を積んだまま急斜面をアタック。樹木が邪魔して広場に続くルートが見つからない。諦めてターンをしようとした時、フロントが滑った拍子にバランスを崩して坂の下側に傾いた。まずいと思ったが斜面の下側なので足が届かない。そのままスローモーションのように急坂で倒れた。腰を少し打ったが体は大丈夫だった。しかし、タンクからガソリンが少しこぼれているので、慌ててキルスイッチでエンジンを切った。斜面で、しかも下向きに倒れているので、引き起こしは相当大変な事が予想出来る。しかもキャンプ道具満載だ。フロントを少し下側に向けながら渾身の力で引き起こすと、なんとが半分くらい起きたので膝で支えながら少しずつ起こして行く、ギアは1速に入ったままなので、いきなり動き出す事はない。やっとの事で斜面から脱出。バイクを点検してみるも、斜面が柔らかかったのが幸いし、クラッチレバーも無事。損傷も傷もなし。流石セロー軽量車の強みが生かされた。このサイトは東南が開けてロケーションが良いので、本日の宿泊地に決定し、早速テント設営に掛かる。30年ぶりに開封するテントに不安を感じたが、シミのような汚れが少しあるものの、全く問題無いレベルであった。設営も吊り下げ式なので、至って簡単あっという間だった。荷物をテントの中に仕舞い、一服する。標高600mだけあって、吹く風は爽やかで、気持ち良い。気温は25°~26°くらいであろうか。喉が渇いたので、リュックを背負ってビールと食料の買い出しに大原まで引き返す。商店街の看板があったので行ってみるが、酒屋と少しの雑貨屋がある程度で、スーパーなどは見当たらない。宅配のオジサンに尋ねてみると、この辺りでは農協ストア1店のみだそうだ。国道沿いの農協に併設されたストアで夕食と朝食の食材を調達、それと冷えたキリンビールとおつまみ。このまま、入浴施設に向かおうかと思ったが、冷えたビールがすぐに飲みたくなったので、入浴は諦めてキャンプ場に全速力で引き返す。テントサイトの隣の大きな岩に腰掛けて冷えたビールを飲み干す。最高だ。午後5時、焚き火台の準備をして、持参したエビナタを手に薪を探しに熊出没注意の看板が掲げられた山に入り、杉や松、雑木の枝を運んで帰る。ナタで適当な長さに叩き切り、薪を整え、杉の枯れ葉で着火。適当な熾きが出来るまで燃やし続ける。午後6時、熾きが出来た所で、調理に掛かる。調理道具は今回も100均のスキレットだ。直火にはこれに限る。煤も気にする必要もなく、何でも焼ける。今日は、豚肉の角切りと、カット野菜の炒め物をあてに日本酒を飲もうという算段だ。スキレットが小さいので何回にも分けて肉と野菜を炒める。一人だとこの大きさが丁度良いのだ。持参した酒も全て飲み干したので、締にうどんを煮て食す。焚き火の前に座っているのだが、暑くはない。気温も少しづつ下がっているようだ。夕闇が迫ってくる。それにしてもこの辺りには熊出没注意の看板がやたらと多い。生息地域になっているようだ。見つけたら電話して下さいと電話番号も記載してある。その恐ろしい環境下で、真っ暗な誰もいないキャンプ場で、ぼっちで一晩過ごすのは面白いではないか。午後9時、星空も雲で隠れ、焚き火も飽きたので、寝ることにした。妻に生存連絡のLINEをして、夜中に熊が襲いに来た時のために、枕元にエビナタとシースナイフを置いて、LEDのランプの明かりを少し落とし、iPhoneのラジオを点けっぱなしにして眠りについたがなかなか寝付けない。風が出てきたのだ。時折、回りの木々の葉が大きくざわつき、もの凄い音がするのだ。この音だと熊が近づいても気づかないだろうが、こんな大風の中では熊もうろつかないだろう。しかし、久し振りにエアコン無しで寝る事ができるのは有り難い。両方の出入り口をメッシュにしたまま、夏用シュラフに包まり丁度良い。夜明けと共に目が覚めた。LEDのランプは点いていたが、ラジオの音は消えている。iPhoneを確認すると、バッテリー残量が無くなっていた。一瞬立ち上がるが、LINEを送ろうと操作している途中でシャットダウン。しかし、慌てない。こういう時のために、モバイルバッテリーを持参しているのだ。悠然とバッテリーを取り出し、iPhoneに接続しようと、ケーブルを探すが、無い。LEDライト用のタイプCケーブルはあるのだが、iPhone用のライトニングケーブルが何処を探しても見つからないのだ。良く考えてみると、ケーブルをバッグに入れた覚えが無い。入れ忘れだ。やっちまった。これでは朝の生存確認連絡出来ないので、このままでは最悪、妻から警察に捜索願いが出されるかも?これはやばい事になった。ここで慌てても仕方がない。まだ午前5時を回った所だ。妻もまだ寝ている頃だろう。ゆっくりと片付けをを終え、朝食の飯を炊いて、ハムエッグを作り、麓に降りた所に交番があったので、そこで電話を借りて連絡しようかと思いながら、ゆっくりと朝食を食す。7時になったので、そろそろ出掛けようと第2駐車場まで降りてきたら、何とテントが二張り。遅くにクルマで来たキャンパーがいたのだ。早速、電話を借りて妻に生存連絡。すると「午前6時前から、LINEや電話を掛けるも繋がらないので、娘と熊に喰われたのかもと凄く心配していた。」、「掛かって来た電話が、知らない番号だったので、地元の人から熊に襲われた知らせかと思ってビックリした。」などと口早にまくし立てられた。面目ない事である。生存連絡もしたし、片付けも終わったし、メシも食ったので、林道アタックに出掛ける事にした。今日の目当ては駒の尾山を通って西粟倉村の大茅スキー場に続く林道ダルガ峰線を走る事である。ダルガ峰林道の入口にももれなく熊出没注意の大きな看板が設置されいている。道幅は狭いが、舗装路となっていたので拍子抜けだ。それでも細いクネクネ道を上って行き、標高が上がって行くにつれガスが出てきて、ジャケットを着ていても急に肌寒く感じるほど涼しい。ここは別天地だ。山深い頂上の稜線を縫うように走って行くと、カーブを曲がる度に熊が出てきそうな雰囲気である。途中に展望台や名勝白雲の滝などの見所のある林道は、千草高原への分岐で大茅へと下って行くと大茅スキー場兼キャンプ場に出る。このキャンプ場は30年ほど前に家族で利用した事があるのだが、水を汲みに入った沢にマムシが何匹もいたのを思い出す。ここはオートキャンプもできるが有料であるにもかかわらず、木陰がなく、草もボウボウで無料の後山キャンプ場の方が整備されていて断然綺麗だ。標高は同じく600mとの事。西粟倉村からR373を南下、後は帰るだけなのだが、このままでは、もしも何かトラブルがあっても連絡が取れないので、大原の国道沿いにあったコンビニに入店。ライトニングケーブルはあったものの2千円を超える値段だ。こんなケーブル家に帰れば幾らでもあるので、この時だけのために買うのはバカらしいと思い止めた。更に下ると、昨日休憩したコメリが見えて来て、閃いた。ホームセンターにあるケーブルは安いかも知れないと思い、入店。やっぱりあった。半額以下の850円なり。それでも少し高いが、休憩させて頂いた御礼と、安全を手に入れるために購入。早速、妻に「もう大丈夫」と連絡。昨日、走った道を逆方向に快調に飛ばして帰宅したのが午前11時30分。なかなかハードな2日間であった。テントを立てて買い出しを終えビールで一息本日の野営地キャンプ場に立てられたクマ注意の看板南東が開けた第1キャンプ場本日の食材酒を飲みながら小さなスキレットで少しずつ炒める夕闇迫るキャンプ場シメのうどん 具無しライトニングケーブルを調達できたコメリ
2023.09.02
コメント(4)
セローのリアタイヤの交換が終わったので、夕方少し涼しくなってからテスト走行を行うべく近くの山へ走りに出た。かなりトリッキーな獣道やガレ場、舗装路などを40分程走り回って帰って来た。タイヤは柔らかくグリップもまずまずだ。組み上げたリア回りにも問題はなかったので一安心して、早速プレミアムモルツと枝豆で一杯やった。二日後、カブで用事を済まそうとドンキーベースに入ると、隣のセローにナンバープレートが付いていない事に気が付いた。何で?まさか盗まれたのか?いや、セローは一昨日テスト走行から帰ってドンキーベースにそのまま格納して、出入り口の戸は鍵を掛けていたので、盗難ではない。それなら山で落としたのか。ステーにはボルトもナットも残っていない。昨年車体を磨いた時にナットの締め忘れをしたのかも。そんな事はないと思うが最早記憶がない。そんな事はどうでも良いのだ。現実にプレートが無いのである。探さなくては。昨日は1日雨だったので、まだ誰にも拾われずに道路の端にでも落ちているのではないかと淡い期待を胸に、カブで捜索を開始する。記憶を頼りに昨日走った道を逆回りにゆっくりと走ってみる。一番期待が持てそうな獣道やガレ場は特に念入りに探したが、結局見つからなかった。失意で心が折れたまま帰宅。早速、交番に行ってプレートの拾得物がないかと確認するも該当無し、隣の交番にも問い合わせできないかと尋ねると現在遺失物は全国ネットワークになっており検索できるようになっているとの事で、届けは無いとの事なので、遺失届けを行い受理番号を貰って帰宅。落としてから2日経っているし、待っていても仕方がないので、プレートの再発行のやり方をネットで検索。準備書類は軽自動車届出済証、自賠責保険証明証、納税証明書、遺失又は紛失理由書、印鑑を用意して陸運局で手続きをすれば新なプレートが交付される事が分かった。遺失又は紛失理由書はネット上にある物をPDFでダウンロードできた。記入欄に遺失届けをした警察署と受理番号を記入するようになっていたので、届出をしておいてよかった。陸運局の記入欄には警察確認済印を捺印するようになっていたので、陸運局から警察に問い合わせをするのだろう。書類を整えV7ドンキーで、いざ陸運局へと心の昂揚を抑えつつ事務室を出ようとしたその時、妻が「世羅高原へヒマワリの花を撮りに行きたいのでデミオに乗せて行って」と無理難題を押し付けに来た。見れば分かる筈である。今はそれどころではないのだ。ヒマワリ花なんぞそこらになんぼでも咲いているだろう。セローのプレートがどうなるかのか。この緊迫した状況が見て取れないのか。これだから女子供にはバイクの話しは出来ないのだ。それからすったもんだの攻防の末、先ず陸運局で新しいプレートを手に入れる事ができたら、その足で世羅高原へ行くと言うことで手を打って何とか落ち着いた。陸運局までデミオを飛ばし、OCR用紙に記入して書類一式を提出。1時間は覚悟していたのだが、書類の不備もなく1時間足らずで新しいプレートを手に入れる事ができた。紛失前と同じナンバーにすると、数日かかるらしいが、プレートの番号なんて何でも良いので、新しいプレートにして貰った。手数料は0円、プレート代が570円だけで済んだ。何と拍子抜けだ。後は自賠責保険証明証の記載(ナンバー)変更をして保険ステッカーを貰えれば、直ぐにでもキャンプツーリングができる。やれやれである。妻をクルマの中で待たせていたので、近くの吉備SAスマートICから高速に乗って、尾道道の世羅ICまでノンストップでぶっ飛ばす。デミオは小さな車体ながら、1.5Lのディーゼルターボを搭載しているので、アクセルを踏み込むと上り坂でも軽快に加速するのがよろしい。ヒマワリの写真を撮って閉園迄には何とか脱出。書類の整理や作成で昼食も食べていなかったので、福山SAにて尾道ラーメン大盛りを食し、帰り着いたのが8時前、晩酌の時間が1時間もずれてしまい、何だかんだで1日潰したが、セローの新しいナンバープレートを手に入れた安堵感を実感しつつ、美味い烏賊焼きと芋焼酎のロックで密かに祝杯を挙げたのは言うまでもない。新しく交付されたナンバープレート
2023.08.21
コメント(3)
amazonでエアチャックガン2,790円とエアゲージ2,148円を購入した。エアチャックガンはホースに穴が開き使用不能になったので購入を余儀なくされたのだが、以前誤って踏んでしまいゲージの表面アクリルが割れていたのと、最近ではゲージの針が動かなくなっていたので、買い時だった。新しいゲージは口金具がクリップタイプとロッドタイプの2本が付属している。壊れたガンのホースを外し取り付けてみるとネジ径がピッタリ合ったので、こちらにはクリップタイプを取り付けた。ゲージが壊れているのでエア圧は測れないが、空気を入れるだけなら使える。エアゲージは昨年、空気圧が0.1気圧単位で計測できるトライアルで使用可能のデイトナ製を買っていたのだが、工作車のスタッドレスタイヤの空気圧を調整したのを最後に行方が分からなくなった。ここぞと思われる場所をいくら探しても見つからない。そろそろボケが始まって来ているのかも知れない。無くしたエアゲージは口金部分が固定されていたため、計測するのが非常にやりにくかった失敗を踏まえ今度は、同じデイトナ製だが口金部が回転するタイプを購入した。これで全て揃ったので、バルブにバルブコアをねじ込み、タイヤに空気を入れる。ビードは上がっているので普通に入れるだけだ、エアゲージで適正圧に調整し、念のためにホイールバランサーに掛けてみたが、振れは殆ど無かったので、車体に装着。左右のチェーンアジャスターを同じ位置にしながら、チェーンを張り、アクスルナットを締めて完成である。新たに購入したエアチャックガン(上)と壊れたエアチャックガンエアチャックガンのノズル部分と破れたホースから外したノズル部分(上)ノズルの先端部分が回転するエアゲージアクスルナットを締め終わって車体に装着された新品タイヤタイヤ交換がやっと完了したセロー225
2023.08.19
コメント(0)
暑い。熱い。とうとう過去最高の38°が出てしまった。日中に外に出ると倒れそうな暑さである。この暑さの中、延び延びになっていたセローのタイヤが届いたので、嬉しさのあまり早速交換する事にした。このセローは新車時に付いていたであろうオフロード用の純正タイヤからダンロップのトライアルタイヤに2回交換しているが、競技用タイヤのため舗装路を走ると減りが激しいのが欠点である。今回はタイヤを長持ちさせるために普通のオフロードタイヤに戻そうと考えていたのだが、ネットで探してみるとIRCのTRー011ツーリストが安い事に気がついた。TRー011ツーリストはトライアルタイヤではあるが、競技用では無いトライアルタイヤなので、ダンロップよりは長持ちするのではないかと、淡い期待をしつつamazonで注文した。4.00-18/64Pのチューブレスが9,975円なり。ドンキーベースは屋内なので、暑さで倒れる事はないが、エアコンは設置されていないので、それなりに暑い。頼りの綱は業務用扇風機1機のみだ。早速、ホイストで車体を吊り上げリアホイールを外す。ハブに付いたドリブンスプロケットとブレーキディスクを外すのが面倒なので、タクトの古タイヤ2本を重ね、更に外したホイールその上に重ねるとスプロケットとディスクを浮かす事ができた。タイヤの空気を抜いて、ビードを落とすのだが、ビードブレーカーが無いので、タイヤレバーで格闘すると既に汗が噴き出る。タイヤレバーで周囲をコジてもなかなか落ちない。色々と試行錯誤を繰り返す内に、1本のレバーをリムに掛け、タイヤを凹ますようにして、もう一本をその近くに深く挿し込みビードをリムから離すようにコジるとポコッという音と共にやっと落ちた。反対側も同じように落とし、後はタイヤレバー2本でホイールからタイヤを抜き取る。折角ホイール単体になったので、写真屋に行ってホイールバランサーを借りてきた。このホイールは以前ゴールドのアルマイト加工に出すために一度スポークを外しているので、ホイールバランスが狂っている可能性大なのだ。バランサーにホイールをセットして回してみたら、何とビックリ。振れが殆ど無く、芯出しもOKだった。スポークを張る時にニップルを同じ締め具合にしたのが良かったのか。それとも偶然なのか分からないが、これは触らない方が良いと判断してタイヤの組み込みに掛かる。黄色の〇をバルブに合わせ、タイヤの回転方向を確認してビードにシリコンスプレーをたっぷり吹いて片面を嵌める。ひっくり返して反対面を嵌めるのだが、最後の30センチ程が硬くて中々嵌まらない。二本のタイヤレバーで両側を押さえて置き、3本目のレバーで少しずつビードを入れて行くと最後はすんなり入った。流石新品タイヤだ。後は、エアーコンプレッサーでタイヤに空気を入れるだけなので、楽勝と思えたのだが、バルブにエアーノズルをあてがい空気を入れるとタイヤが膨らみ…。膨らまない。何故だ?長く空気を入れ続けても一向に膨らまない。よく見るとエアーチャックガンのホースから勢い良くエアーが漏れていた。穴開きだ。これでは膨らむ訳がない。仕方が無いのでエアーツールをエアーガンに取り替えてバルブコアを抜き取ってガンの先をバルブに直接押し付けてエアーを注入。今度は大丈夫だろうろと思いきやタイヤは膨らまない。何故だ?ホイールとタイヤををよく見てみたら、両側ともビードが落ちてしまっていて、ホイールとの間に隙間が出来ていたので、タイヤを転がしたり、トントンと落として衝撃を与えたりしながら、なるべくビードとホイールを密着させ、特にバルブの辺りは、タイヤの上から乗ってビードを広げるようにしながらエアーを注入すると膨らんだ。エアーチャックガンのメーターが壊れているので何キロ入ったかは分からないが、入れ続けると片側がパンという音と共にビードが上がり更に入れ続けるともう片方もパンという音と共にビードが上がった。ガンを抜くとバルブコア無いのでたちまちエアーは抜けてしまったが、ビードは両方とも上がっているので、後はエアーチャックガンとエアーゲージを買ってから適正空気圧にするだけだ。やれやれである。気が付いたら汗びっしょり。このままでは熱中症になってしまうので、早速、冷凍庫でキンキンに冷やしたビールで喉を潤したのは言うまでも無い。すり減ったダンロップのトライアルタイヤIRCのTRー011ツーリスト 4.00-18/64P古いダンロップと新品IRCホイールバランサーにセットしたリアホイールホイールに嵌めたIRCのトライアルタイヤ
2023.08.15
コメント(2)
梅雨時期の久々の晴れ間を狙い半日ツーリングに出掛ける事になった。相手は午前中で仕事を終えたディアベルだ。V7に乗るのも久し振りであるが、過日交換した中華製の可動式クラッチとフロントブレーキレバーの具合をやっとみる事が出来る。午前11時30分遅めの出発。ディアベルと合流すべく玉島に向かう。ディアベルの奥さんと長男に見送られながら、何時もの道を矢掛に向けて快走する。今日は二人ともインカムを着けているので色々と話しをしながらのツーリングはクルマに乗っているようである。交換したレバーの形状が少し角張っているので、最初は違和感があったが、慣れるとそうでもない。クラッチの切れ、ブレーキのタッチ共に申し分無いセッティングである事を確認できた。矢掛から成羽に抜けて、成羽美術館の信号を右折して成羽川に架かる橋を渡るといよいよお目当ての県道300号だ。成羽にある羽山第二隧道は県道300号(宇治下原線)にある巨大な石灰岩を素掘りで造った全長32.0m、幅員3.0mで、大正10年開通のトンネルである。トンネルまでの道は細い山道で時折水が流れていたり、泥濘があったりで慎重に走らないと転倒の虞がある。そのために可倒式レバーに交換したのだが…。やはり転けたくはない。山道を5㎞ほど進むと素掘りのトンネルがいきなり眼前に現れた。左は羽山渓なる渓谷で高千穂峡によく似た深い谷となっている。トンネルを抜けると小さな休憩所があり、狭いが駐車場所もあった。振り返ってトンネルを見ると、石灰岩の巨大な岩に圧倒される。川は深い渓谷となっているので、川沿いに道を造る事は不可能となり、この巨大な石灰岩を彫ったのだろうが、当時としては大工事だったに違いない。トンネルから続くこの巨大な石灰岩は鍾乳洞にもなっており、中に入って一周する事もできるようなので、スマホのライトで照らしながら、入って行くといきなり屈まないと進めない高さになる。暫く行くと天井が高くなりコウモリが飛び交う広場に出た。冷気が漂いかなり涼しい。1メートル程の段差を越えると、その先も行けそうだったが、服が汚れそうなので引き返す事にした。念願の隧道を見学できたので、近くの吹屋ふるさと村にてコーヒータイムをとる事にした。何十年振りかの吹屋はベンガラで彩られた町並みが綺麗に整備され、正に観光地のように様変わりしていた。開いていた喫茶店でアイスコーヒーを頂き暫し談笑。汗も引いた所で帰路につく。帰りは神楽街道のワインディングを楽しみながらR180の川面に出て南下、木野山でR313、更に吉備高原方面に分岐し、賀陽道の駅でトイレ休憩。再び日羽でR180に復帰して解散となった。梅雨時期の久々の晴れ間、しかも快晴の半日でリフレッシュできたツーリングであった。羽山第二隧道/成羽側入口高千穂峡に良く似た羽山渓羽山第二隧道/吹屋側入口巨大な石灰岩狭い駐車スペース整備された吹屋ふるさと村の町並み賀陽道の駅にて
2023.06.22
コメント(0)
工作車のタイヤは平成29年に交換してから6年が経過した。前回まではダンロップのグラントレックAT3のA/Tタイヤを装着していたのだが、現在ではAT3が廃番となっている上に、この所の諸費用の値上げにより、タイヤ価格もかなり高騰しているので、安くて信頼できるタイヤはないものかと探していたところ、兄がジムニーにNANKANG(ナンカン)タイヤを装着しているのを思い出したのでレビューを聞いてみたら、問題無さそうである。ナンカンタイヤは台湾で最も長い歴史をもつタイヤメーカーで、1959年創業、数々の国際的な賞を受賞し、 世界180ヶ国以上での販売実績があるようである。工作車用205/70R15のA/Tタイヤを探してみたらFT-7 A/T OWLシリーズが適合した。FT-7 のA/Tは(All-Terrain tire全地形タイヤ)でOWLは(Outlines White Letter)でM+S(マッド&スノー)となっている。現在装着しているダンロップのグラントレックAT3と同じような位置づけとなり、4×4、SUV用の全天候型タイヤである。価格は送料、税込みで1本9,920円と1万円を切りとてもリーズナブルであったので発注したら翌日には届いた。このタイヤはホワイトレターとなっているので、タイヤの文字が白く浮き出て恰好良いのだが、新品時には上から青い保護材が塗られており、これを剥がす必要がある。説明には洗剤を付けてブラシで擦れと書いてあったので、水で濡らして強く擦ると保護材が取れてホワイトレターが浮き出て来た。文字の狭い箇所は精密ドライバーで削り取る。保護材を全て剥がすとホワイトレターが浮き出てオフロードタイヤの様相を呈して来た。ただ、このタイヤのホワイトレターは文字の輪郭のみで、ベタ塗りではないので、さほどは目立たないが、控え目の方がノーマル車高のワンボックスには似合うと思う。タイヤは指で押してみると思ったより柔らかい感触で、トレッドパターンもAT3に良く似ている。早速、タイヤ交換をして貰うために近所のモータースに運び込む。このモータースはタイヤの持ち込みOKなのでありがたい。FT-7 は回転方向の指定がないので、どちら向きにも付ける事が可能である。ホワイトレターを外側にして、後輪のみ3ミリのスペーサーを挟み、バルブは新品にし、空気圧は夏場なので2.7㎏にお願いして、一旦自転車で帰宅。数時間後、装着完了の電話を受け引き取りに行ってみると、ホワイトレターで足下が引き締まった工作車が鎮座していた。自宅まで数百メートル乗ってみた感じではAT3との差はあまり感じられなかったが、ロードノイズは少し低いように思えた。今月は伊勢までの長距離運転があるので、高速走行でのFT-7をじっくりと試してみる事にしよう。NANKANG FT-7 A/T OWL 205/70R15青色の保護材が塗られたホワイトレター洗剤を付けたブラシで保護材を除去中のタイヤ保護材を除去後のホワイトレター工作車に装着したNANKANG FT-7
2023.06.06
コメント(3)
5月29日、30日に1泊2日で阿蘇ツーリングを計画していたのだが、梅雨が早まって丁度29日に梅雨入りしてしまったため、ツーリングは敢えなく中止。ホテルもフェリーもキャンセルとなった。このツーリングにあたり、準備していたものが1つあった。V7ドンキーのブレーキとクラッチレバーだ。長距離ツーリングなので、旅先で転倒、立ちごけなどに遭遇した際に一番破損し易いレバーを何とかしたかったのである。現在は両レバー共純正のアルミ製レバーが付いているのだが、可倒式では無いためバイクを倒すと必ず曲がるか折れてしまう事が予想できる。従って市販品の可倒式にしてリスクを少しでも軽減する目的で探してみた。メーカー品の高級な物は必要無いので色と形状だけで、V7用をamazonで探してみたら中国製と覚しき物が見つかった。色は赤/黒の可倒式が左右セットで3,410円ナリ。V7用なので純正品を外してポン付けで取り付けできた。カラーもV7の赤フレームに溶け込んで思った通り違和感は無い。中国製とは言え、細部に渡っての仕上げは美しく、可倒部分のガタもない。取り付けにあたっては、六角ネジでレバーの長さも調整できるので純正と同じ長さにする事ができた。オマケに両方のレバー共6段階の調整ダイヤルが付いているので、微妙な調整が可能である。最初はクラッチの調整ダイアルを3段にして試乗してみたが、切れがすこぶる悪い。5段にするとバッチリであった。レバーが少し角張っているので、握った時の指の感触に違和感があったが、慣れるとそうでもない。これでバイクを倒してもレバーが折れる事はないだろうが、念のために外した純正レバーをシート下に忍ばせておきたい。V7純正のアルミレバー純正レバーと可倒式レバー長さの調整が出来る可倒式レバー可倒部分を倒した状態のレバーブレーキ側クラッチ側両方のレバーを交換したV7
2023.06.02
コメント(2)
シャリィのレッグシールドには3箇所の亀裂が入っており、少々恰好が悪い。一番大きな亀裂はシールを貼って誤魔化していたのだが、そのシールも亀裂に添って千切れてしまっている。材質はポリプロピレンなので、普通のセメダインやボンドは効かないし、ガッチリと修理したいので、溶着修理する事にした。ポリプロピレンの亀裂修理の定番はステンレスネットをハンダゴテで埋め込む方法なので、早速100均のキッチンコーナーで200円のステンレスメッシュ蓋を購入。金切り鋏で適当な大きさに切り取り、亀裂に当てて、ハンダゴテの熱で埋め込んで行く。埋め込みはレッグシールドの内側から行ったので、メッシュが見えてしまうが、外側はあまり目立たない。一番大きな亀裂は凹みもあったのでバンパーパテで処理しておいた。これで様子を見てみる事にしよう。一番大きな亀裂放置して置くと悪化しそうな亀裂220円のステンレスメッシュの落とし蓋ハンダゴテを使用する前に千枚通しを炙っての溶着を試したが失敗ハンダゴテ埋め込んだステンレスメッシュパテ埋めで修理中のレッグシールド
2023.05.31
コメント(3)
シャリィのキャブ清掃でエンジンが快調になったので、気になっている箇所を修理する事にした。先ずはシートの裂け目である。最初の分解修理時にも裂け目があったので、ウルトラ多用途SUボンド(黒)を塗って急場を凌いでいたのだが、ここに来て経年劣化が進みまた表皮が裂けて来た。FC50用のシートは厚みもありシッカリした作りなので、中古でも結構なお値段である。表皮だけでもないものかと探してみたが、当時物を含めもう無いようなので、前回同様ビニールやゴム対応の接着剤で補修する事にして買い出しに走ったのだが、お目当てのウルトラ多用途SUボンドが無く良く似た物でセメダインスーパーXブラックなる接着剤があったので、購入。裂け目の上から塗って補修してみたところ、ウルトラ多用途SUボンドとセメダインスーパーXは良く似た接着剤で、表皮にも対応出来て乾燥後も弾力がありどちらもブラックなので目立ちにくいのだが、セメダインスーパーXの方は光沢があるので、マット風のウルトラ多用途SUボンドの方に軍配が上がる。表皮が裂けてきたシートセメダインスーパーX(ブラック)補修後のシート
2023.03.21
コメント(0)
シャリィ75に乗っていると突然エンジンの回転が落ちてしまう不調が度々あったので、調子の良いカブばかりに乗って、2年程放置していたのだが、工作車に乗せて島巡りをしたくなり、修理してみる事にした。エンジン不調から2年、ガソリンを送っても、もうエンジンを始動する事すら出来なくなっていた。エンジン不調の原因は恐らくキャブの不調だろう事は予想がつくので、キャブを取り外してバラす。この車体には社外の京浜PC20を取り付けているので、脱着はエンジン側のインマニごと外す事になる。キャブ内はガソリンを抜いていたので、綺麗なものだったが、全てのパーツを外して洗浄を行い、再び組み付けた。ガソリンを送って、エンジン始動。キックで直ぐにエンジンが掛かったがアイドリングしない。十分に暖機した後でもアクセルを戻すとエンジンが止まるし、アイドルスクリューでの調整もできない。回転はスムーズに上がるので、パイロットスクリューが詰まり気味なのかも知れない。しかしパイロットスクリューは一番念入りに洗浄した筈である。他に原因があるのかも知れないと考えながら再度キャブをバラしていてふと気が付いた。PC20キャブはパワーフィルター仕様にしているので、エアーが純正よりもより多く吸入される。従ってエアースクリューを純正の1回転半戻しでは開き過ぎなのかも知れない。そう言えば最初にバラした時のエアースクリューは殆ど戻していないようだった。パイロットスクリューをもう一度掃除して、エアースクリューを半回転だけ戻してインマニ付いたキャブを取り付けていたら、フレームに近い方のボルトが途中で空回りを始めた。何とも嫌な予感。まさかエンジン側のボルト穴をナメたのか。フレーム側はラチェットレンチのエクステンションバーが接触するので、ボルトが斜めに入ってしまったのだろうか。エンジンはアルミなので硬いステンレスボルトだと直ぐにナメてしまう。ここは気を付けなければならない箇所とは分かっていたのだが…。大事にならなければ良いのだがと冷や汗をかきながらボルトを全て抜く。ボルト穴に6ミリのタップを立てようとねじ込むが、硬くて入らない。狭い場所なのでタップのハンドルも入らない。暫し考えたが、ここは安全策をとって面倒でもエンジンを一旦降ろして、作業しやすい場所でじっくりと状況を把握して対処する事にした。エンジンを降ろすには、レッグシールドを外し、チェーンを外し、リアブレーキアームを外し、マフラーを外し、エンジンからの配線カプラを外し、フレームボルトを外さなければならないが、250ccクラスに比べれば簡単至極である。降ろしたエンジンのボルト穴を調べてみたら、溝が潰れているようには見えない。タップで直りそうである。やれやれである。早速タップを立てネジ山の修正を行う。やはりエンジンを降ろした事によりタップが真っ直ぐ入りそれ程抵抗なく修正する事ができた。エンジンを降ろして正解であった。ボルトを少し長い物に変えインマニを締め込むと今度は大丈夫だったので、この時点でエンジンにキャブを付けてしまう。外したリアブレーキアームとマフラーは分解修理後屋根があるとは言え屋外保管をしていたために、かなり錆が進行しているので、ついでに補修する事にした。リアブレーキアームはメッキが殆ど剥がれ地金に錆びが出ているので、サンドブラストで錆落としを行い赤サビ転換剤を塗布した後、シルバー塗装を行った。マフラーは分解修理した時には赤サビ転換剤を知らなかったので錆落としの後、そのまま耐熱塗料を吹いた記憶がある。それで直ぐに真っ赤に錆びたのだ。今回はサンドブラストで錆落としの後、赤サビ転換剤を塗り、耐熱塗料を吹き、バーナーで炙った。レッグシールド以外、全てのパーツを組み立てて、エンジン始動を試みる。キック1発でエンジンは目覚めた。今度はアイドリングの低回転でも止まらない。やはりエアーの流入量が多過ぎたのだろうか?アクセルを開けると高回転の吹き上がりも申し分無い。アイドリングが少し高いのでアイドルスクリューを調整して、試運転を行う。1速、2速、3速全て問題無い。暫く乗ったが走行中に回転が落ちる現象も現れない。急な坂道も息継ぎ無く一気に駆け上がる。やっぱり75ccはパワーが違う。生き生き走るシャリィ戻った。シルバー塗装を終えたリアブレーキアーム耐熱塗料の焼き付けを終えて装着したマフラー
2023.03.20
コメント(4)
工作車のオドメーターが21万キロに近づきオイル交換の時期が来たので準備に掛かる。今回はエレメントも交換するサイクルなので、ネットで探してみると、amazonでMAHLE(マーレ)のオイルエレメントが2ヶセットで3,496円で販売されていた。1ヶあたり1,748円である。前回はG-PARTS FILTERを送料込みで2,268円で購入したのでそれよりも安い。マーレは1920年に創業したドイツの自動車部品メーカーで日本でも事業を展開しており、世界№1のフィルターメーカーだそうである。ならばひょっとしてドイツ製?期待して製造国を見たら中華製だった。やっぱりな。そう甘くはない。型番OC685はマツダ純正品番VSY3-14-302の互換品となる。早速近所のモータースに持ち込み交換を終えた。これで当分エレメントを買わなくて済むのだが、それまでクルマがもつのかが心配だ。あと9㎞で21万キロとなるオドメーターマーレのオイルエレメント2ヶセット
2023.03.13
コメント(0)
昨年から工作車(ボンゴフレンディー)を車中泊仕様に改造して来たが、フロントガラスと運転席、助手席のウインドウの目隠しが宿題として残っていた。目指すところは設置が簡単で見た目がスマートな目張りであるが、これがなかなか難しい。色々と調べてみると、サンバイザーの取り付けボルトを利用して設置できる日除けロールカーテンがあった。これは引っ張ってカーテンを引き出すだけなので最も手軽でスマートである。ボンゴフレンディーに取り付け可能かメーカーに問い合わせをしたところ、この車種は取り付け不可との回答であった。残念。次なる手はフロントガラスの内側に広げて設置するサンシェードだ。このタイプは吸盤で取り付ける方法となっているところは致し方ないが、畳んだ状態でも結構嵩張るので、置き場に困る難点がある。しかも、フロントガラスは何とかなっても運転席と助手席の窓にも目張りを作る必要がある。よく考えてみると、このクルマはオプションで室内の間仕切りカーテンが用意されていた筈である。ネットで中古を探してみたが、見当たらない。しかし、オプションのカーテンレールの取り付け画像が見つかった。専用の金具が付いたレールを天井に取り付けられた後部エアコンの吹き出しカバーのピンに引っ掛けて使用するらしい。なるほど。これなら市販のレールを加工すれば何とかなるかも知れないし、何と言ってもフロントの3箇所を別々に目張りする必要が無く、手軽でスマートだ。早速amazonで曲がるカーテンレール2mを1,780円で購入した。レールを内幅ギリギリでカットし、同梱のL字フックを取り付け、オプションの取り付け金具を真似して作成してみたが、上手く行かない。仕方が無いのでこの方法は諦めて、エアコン吹き出し口のカバー2箇所に下穴を開け、直接タッピングビスで留める事にした。少し見てくれが悪いが頭の丸まった小さなタッピングビスなので、それ程目立たない。レールの両端は折り曲げた平金具を取り付け、内張りの隙間に挿し込む事でガッチリ固定する事ができた。残るはカーテンだけだ。家庭用のカーテンはヒダの間隔が広く、束ねた時に嵩張るのでヒダの狭いカーテンがないものかと探したら、amazonでトラック用センターカーテン幅120cm×丈100cm2枚入り3,180円なる物を見つけた。幅はレールより8センチほど長いがカーテンなので問題ないだろうと思い購入した。カーテンを束ねた時に嵩張るので、半分に切って両開きにしようと思っていたのであるが、このカーテンはヒダが細く取り付けて束ねてみてると、予想以上にコンパクトになったので、片開きにする事にした。それでも天井付近は室内幅が狭まっているので両端に少し隙間が出来てしまう。この隙間を塞ぐため、左側は先端のフックをローラーから外し、サイドの内張りに直接差し込み、右側は内張りにマジックテープを貼ってカーテンを固定する事により、隙間を完全に塞ぐ事ができた。カーテンなので設置は極めて簡単、嵩張らず実にスマートである。これでクルマの準備は全て整った。県北の雪が消えない内に車中泊体験を行いたいものだ。エアコン吹き出し口カバーに取り付けたカーテンレール純正のカーテンレールとフック(拝借画像)トラック用センターカーテンカーテンとレールの隙間は僅かなので、外からは見えない内張りにフックを挿し込んで固定した左側カーテンを引いた状態の室内カーテンを束ねた状態束ねたカーテンによる後方視界の不良はない
2023.02.11
コメント(0)
平成15年4月1日以降、キャンピングカーの規制が強化され、水道と炊事設備の前は人が立てる高さ(160センチ)がなければ構造変更が認可されなかったので、室内高が130センチ程度の通常のワンボックスやミニバンなどはキャンピングカーとして登録する事が出来なくなっていたのである。ところが、最近のキャンプや車中泊ブームを受けてかどうかは知らないが、令和4年4月1日からは規制が緩和され、室内高の制限が調理台の高さが85センチ以下であれば120センチ以上と、大幅に緩和されたのだ。今までは立って調理をする事が前提だったのだが、座って調理をする事も認められたと言う事である。それと就寝定員も今までは乗車定員6人までは2人以上必要だったが、乗車定員5人までは1人以上に緩和された。就寝スペースは180センチ×50センチと変わりないが、最低1人用の就寝スペースがあればOKという事である。この2点が緩和された事により、ワンボックスやミニバンはもとより、軽自動車でもキャンピングカーとして登録する事が可能となったのである。これは画期的な事であると同時に安価なキャンピングカーが販売されそうな気配がして来ると喜んでいたら、更に令和4年5月13日からトラックの積載制限も緩和されたようである。今まではトラックに荷物を積載する場合、車体の左右からはみ出してはならず、前後は車体長の1/10までとなっていたのだが、緩和後は左右に車体幅の2/10、前後も車体長の2/10となり、前後に1/10ずつ出す事ができるようになったのだ。この緩和措置により、トラックの荷台にキャビンを積載する場合、規定値以内なら車体からはみ出しても良いということとなり、積載型キャビンを作成する場合、従来よりも広いスペースが確保できるメリットが生まれた。これからはトラックベースのキャビン搭載型キャンピング仕様が流行るかも知れない。今後も規制緩和大いにやって貰いたいものである。
2023.01.22
コメント(0)
工作車のスタッドレスタイヤ付きホイールを買ったので、近々ホイール交換を行わなければならない。車載ジャッキでは面倒なので30年以上前に買ったオイル漏れだらけのフロアジャッキを引っ張り出してみたが、10センチ程しかリフトしない。もう何年も前からオイル漏れを起こしていたのをそのままにしていたので、オイルがかなり抜けているのだろう。オイル漏れの箇所はハンドルを挿し込んで上下にポンピングするリリースバルブからのようである。たぶんリリースバルブのOリングの劣化によるものと思われる。リリースバルブを抜くには、ハンドルベースの固定ピンを抜く必要があるが、このジャッキはピンが筐体に当たって抜く事ができないので、筐体を留めているボルトを抜いてハンドルベースの角度を変えると抜く事が出来た。ハンドルベースに繋がったままのリリースバルブを引っ張ると簡単に抜けたのだが、バルブの先に付いているであろうOリングを見て愕然とした。付いていたのはOリングではなく、凸形をしたゴムシールだったのである。こんな特殊な形状のゴムシールは単体では売っていないだろうという事は想像がつく。仕方が無いが取り敢えず外してみようと精密ドライバーでこじたらシールと共に溝に嵌まっていたプラのスペーサーが砕けた。がっかりである。もう後戻りする事はできない。ゴムシールを何とか外してノギスで計測してみると、ゴムシールは内径5ミリ外径11ミリであったので、早速ネットで検索したが、予想した通り凸形のゴムシールは見つける事が出来なかった。仕方がないので、手持ちのOリングを調べたが適合する物はなかった。それならばと、ネット検索するとamazonのサイトでニトリルゴムの適合するOリングを見つけた。10ヶ入りで621円と少し高いがやむを得ず購入。リリースバルブの先に嵌めてみたら3ヶ嵌まった。リリースバルブを元に戻して、ジャッキを組み立ててシリンダーのオイル注入口を外し、オイルを注入するのだがジャッキ用作動オイルを買いに行くのが面倒だったので、代用でエアーコンプレッサー用オイルを注入して、蓋を開けたままハンドルベースをポンピングさせてエアー抜きを行った。ハンドルをセットして作動状況を確認してみると、今度はしっかりと90°まで持ち上がり、直ったかに見えたが、リリースバルブから少しオイルが漏れている。やはり3枚重ねとは言えOリングではシールしきれないのだろう。漏れる量は修理前と比べて僅かなので、取り敢えずこれで使ってみる事にする。フロアジャッキはあまり使う事がないので、オイルを補充しながら使えば何とかなるであろう。30年物のオイル漏れしているフロアジャッキリリースバルブからかなり漏れているオイルリリースバルブから外した特殊なゴムシールと砕けたスペーサーリリースバルブに三枚重ねで嵌め込んだOリング作動油の代わりに代用したコンプレッサーオイル適正な位置まで持ち上がるようになったジャッキ
2023.01.18
コメント(4)
2月に長門市に行く事になった。長門市は山口県の日本海側なので、中国山地を横断しなければならない。2月だと当然降雪が予想されるので、工作車に履いているATタイヤと雖も、スリップサインが出て限界に近づいている現状では到底無理なので中古のスタッドレスタイヤを購入する事にした。スタッドレスを工作車に履かせるか、デミオに履かせるかどちらにしようかと迷ったが、少し値段は高くなるが安全面を考慮して4WDの工作車に履かせる事にして、ネットで検索してみたら、「珍しいサイズ入荷」の見出でアップガレージ埼玉大宮店にマツダ車用アルミホイール付き4本セットが39,490円で出品されていた。送料が7,700円だが写真ではホイールもタイヤも綺麗だったし、ホイールのサイズも純正と大体同じだったので、取り付け可能と判断して購入する事にした。ホイールはVERTHANDI(ヴェルザンディ)シンガポールのYHI Internationalが製造する自動車用ホイールブランドで国土交通省が定めた「軽合金製ディスクホイールの技術基準」をクリアしたアルミホイールであり、また、「JWL」「JWL-T」の基準もクリアしている。安くて塗装もしっかりしている人気ホイールである。タイヤはダンロップのスタッドレスタイヤWINTER MAXXで2021年製造の殆ど新品。マツダ純正タイヤ フロント195/70R15 リア215/70R15ダンロップ/WINTER MAXX フロント、リア共に195/70R15マツダ純正ホイール フロント、リア共に15×6JJ 5穴 PCD114 オフセット40 ハブ67VERTHANDIホイール フロント、リア共に15×6J 5穴 PCD114.3 オフセット43タイヤはリアが純正よりも細いがフロントと同じなので問題ないだろう。ホイールはオフセットが3ミリインセットになっているので、取り付けた時に奥に3ミリ引っ込む事になるが、3ミリのスペーサーを咬ませれば純正と同じになる。しかし、僅か3ミリなので取り付けてみて何処にも干渉しなかったら、そのままでも問題無いだろう。発注して3日程で現物が届いたので、梱包を開けてみると4本共綺麗にクリーニングされており、ホイールもタイヤもピカピカである。ホイール1本に小さな傷があったが、目立つ物ではないし、雪道を走ればどうせドロドロになるので問題ではない。タイヤは殆ど新品のように溝も深く、弾力もある。3年間位は使えそうである。不具合があった場合は3日以内なら返品可能だったので、早速片側の前後輪だけ付け替えてテスト走行を行い、ハンドルを左右一杯に切って干渉を確かめたが、問題はなかった。空気圧を2.2キロに調整してタイヤを元に戻した。県北に雪が降るのを待って雪道走行のテストを行う事にする。ヴェルザンディとウインターマックスのセットヴェルザンディのロゴ入りのアルミホイール殆ど新品のスタドレスタイヤ2021年29週製造の刻印純正のフロント用と同じサイズ工作車に装着したタイヤ(若干奥に引き込みぎみになる)
2023.01.16
コメント(0)
V7ドンキーは2016(平成28年)に新車で購入してからバッテリーを一度も交換していない。最近ではトリクル充電器という便利な物があるので、バッテリーに充電器を繋ぎっぱなしにしていても、満充電になると自己放電分を補うために微量の電流を流し続けて満充電状態を維持するのである。これを取り付けていたお蔭で、実に6年もの間ノントラブルで活躍してくれたのだが、此処に来てセルを回す力が少し落ちたように感じる事があったので、予防措置として交換する事にした。amazonで調べてみると純正品のユアサバッテリーは1.5万円。台湾ユアサでも1万円を超える。セローのバッテリーはノーブランドを使っているが、トリクル充電器のお蔭で6年ほど持つことが実証されているので、ブランド品のユアサもノーブランドも遜色がないという結論から、NOEブランドのYTX14-BSの互換品BTX14-BSを4,860円で購入した。純正ユアサを車体から外して電圧を測ってみたら12.51Vだった。電圧が12.5Vを切るとバッテリー交換の目安なので、やはりギリギリという所であった。新品のバッテリーを取り付け電圧を測ってみたら意外と低く12.96Vだったので、放電してフル充電になっていないのだろうと思い、トリクル充電器に繋いで一晩充電して、翌朝電圧を測ってみたら13.18V出ていた。13Vを上回れば問題ないのでこれで何年持つか試してみよう。車体から外したユアサバッテリーは12.51VユアサバッテリーとONEバッテリー車体に取り付けたONEバッテリーは12.96V一晩充電したら13.18V
2022.10.27
コメント(2)
その日も突然にやって来た。工作車で県北に行くため高速に乗って10分程走った時の事である、突然メーターパネルの充電警告灯とセジメンタ水量警告灯が同時に点灯した。バッテリーは先日2ヶ新品に交換したばかりなので、オルタネーターの故障が濃厚である。それにしてもセジメンタ水量警告灯も点いているのはどういう事だろうか?他にも異常があるのだろうか?何れにせよこのまま長距離を走る事は無理と判断して、最寄りの総社ICで高速を降りて近くの矢喰公園の駐車場に駐めて妻のデミオを呼び寄せる。9時45分までに久世に着かなければならいので、デミオで飛ばす。結局到着は9時42分、3分前だが何とか間に合った。所用を済ませ矢喰公園まで帰って工作車に乗り込む。充電されていないとは言え、90Dの新品バッテリーを2ヶも積んでいるので、セルは軽々と回り直ぐにエンジンは掛かった。季節外れの真夏日で外気温は30°を軽く越えているが、念のためにエアコンとカーナビを切って窓を全開にして近所のモータスまで何とか辿り着いた。直ぐにテスト機器で調べてみたが、ツインバッテリーのせいで器機が反応しないようだ。オルタネーターを確認するも、ベルトの外れや配線の断線も無いようなので、オルタネーターの故障だろうという結論に達した。セジメンタ水量警告灯の点灯はオルタネーターの故障によって点灯するようである。因みにセジメンタとは燃料に混じっている水分やフィルターで除去できなかった微細な異物を分離する装置で燃料噴射装置やエンジンそのものを水分から保護するものであり、主に軽油を燃料とするディーゼルエンジン車に装着され、水と油の比重の差を利用して、水分や沈殿物が一定以上溜まると警告灯が点灯し、水抜き時期を知らせるものらしい。工作車の走行距離はもう20万キロを越えているので、オルタネーターが故障しても不思議ではない。逆によく20万キロももったものだと感心した。3日後には岡山に行く用事があり、その日はデミオも出はらっており、早急な修理が求められるので帰宅して直ぐにネットでオルタネーターのリビルド品をあちこち探したら、ヤフオクで16,000円の格安品を見つけた。取り外したコア返却が必須であったが送料着払いの親切設定が有り難い。車台番号と型式番号を確認して2日後に無事到着。リビルド品だが、全てピカピカで新品のように輝いている。プーリーのベアリングもスムーズそのものだ。早速モータースに持ち込んで交換をお願いしたら30分程で完了。警告灯もバッチリ消えている。25年、20万キロも乗っているのだから故障は仕方がないところではあるが、不安があったオルタネーターを交換した事により、次の不安材料は燃料ポンプに絞られて来た。東海パーツのリビルド品オルタネーター故障し取り外したオルタネーター
2022.10.05
コメント(0)
その日は突然にやって来た。工作車で伊勢に行き、帰りに大量の荷物を積載する予定があったので、前日に後部のシンクや椅子を外すため車庫から移動しようとキーを捻ったら、セルモーターが全く動かない。燃料ポンプが作動する音は聞こえるのでセルモーターの故障かバッテリー上がりだろう事は想像がつく。バッテリー上がりなら何とかなるが、セルモーターだと明日には間に合わない。バッテリーのインジケーターは正常時には緑色だがどちらとも真っ黒になっている。テスターをバッテリーの端子に直接当てて電圧を測ってみたら2個共9.6Vほどしか無い、やはりバッテリー上がりのようだ。ダメ元でバイク用の15型のバッテリーを繋いでみたが、ディーゼルなのでセルは全く動かない。現在搭載しているバッテリーは90D26Lなので、今日中に入手可能なカー用品店の価格を調べてみたら、何と1個38,000円だった。2個必要なので76,000円。ビックラこいた。そこで賭けに出る事にした。バッテリーは最初の数字が容量を示す。工作車はディーゼルエンジンなのでプレーヒートの必要がある上、ガソリン車に比べて高圧縮となっており、エンジン始動時に大きな電圧を必要とするのでガソリン車より容量の大きなバッテリーが搭載されている。しかし、一旦始動さえできれば、プラグが無いのでバッテリーの消耗はガソリン車より低く抑えられる筈である。しかもこの工作車は寒冷地仕様車なので、発電機も通常より大きな物が搭載されていると思われる。1泊2日でエンジンを掛ける回数を数えたら最低6回である。と言う事はセルが6回だけ回れば良いので、ご臨終になった2個のバッテリーを取り外し、サブバッテリーターミナルにはビニールを被せ絶縁を施し、オートバックスで最安値の軽四用の40B19Lを4,000円程で購入し、取り付けた。流石に不安になるほど小さい。早速、エンジンを1回だけ掛けてみたら、セルの回転が弱々しいが直ぐに掛かった。微妙なところだ。念のため充電器に繋いで一晩中充電をしておいた。翌朝の出発時にエンジンを掛けると少し弱々しいが直ぐに掛かったので、ブースターケーブルや工具を確認して決行する事にした。朝の渋滞では発電量が少ないので念のためカーナビもエアコンも切っての走行で、簡易電圧計は13V前後を表示している。岡山で同行人1名を乗せ、赤穂ICから山陽自動車道に乗り茨木市に向けて快調に飛ばす。高速では13.5 Vほど出ている。途中のSAでは、エンジンを掛けたまま、スペアキーでドアロックをして休憩する。なるべくエンジンは切りたくないのだ。茨木で用事を済ませ、一杯290円のラーメンを食し2回目のエンジン始動。少し弱いが直ぐに掛かった。これで伊勢までは何とか到着出来そうである。伊勢で3回目の始動、ここでも何とか大丈夫だった。後はホテルに駐めるだけなので、心配した1日目は無事終了となった。2日目の朝ホテルで4回目の始動、今日もセルの回りが少し弱く何とか掛かったが、直ぐに給油となり5回目の始動。次に目的地の駐車場3箇所で6回目、7回目、8回目の始動。帰りに荷物を積み込む間はアイドリングのままで、伊勢を後にした。これでもう立ち寄る所は無いので、帰るまでエンジンは切らなくて済む事になったのだが、最後のSAで気が緩んでエンジンを切ってしまった。もう大丈夫だろうと、再スタートしようとキーを捻ったら、セルの回りが異常に遅い。顔面から血が引きかけた時、辛うじて始動してくれた。最後が一番危なかった。もう帰るまではエンジンは絶対切らないと心に誓いながら、夕暮れのR2の渋滞を切り抜け無事帰還となった。今回の強行軍は兎に角バッテリーの電力の温存と万が一のためのレスキューを考慮し、ボンネットの中にあるバッテリーにアクセスし易いように駐車する時は必ずバックを心掛け、スライドドアを閉める時はエンジンを掛けてからとの念の入れようだった。その結果、軽四のバッテリー1ヶでも10回程度の始動ができる事が分かったので、今後のトラブルに何か役に立つのではないかと思われるが、もうこんな事は懲り懲りである。因みに翌朝エンジンを掛けたら軽々と1発で掛かった。高速でフル充電になったのかも知れない。伊勢に出発の前にamazonで注文しておいたATLASBX(アトラス)バッテリー90D26Lが留守中に届いていたので交換する。前回は同じバッテリーを平成28年1月に交換しているので、6年ほど使用できた事になる。韓国製だが、日本製と比べても遜色がない事が証明された。前回の購入時には1ヶ6,628円と格安だったが、今回は8,382円と1.754円の価格アップとなっていたが、国産の1ヶ38,000円と比べると2ヶ買ってもお釣りが来る価格は有り難い。朝一番で軽四バッテリーを外して、メインとサブのバッテリー2ヶを搭載し、エンジン始動。当然だが軽やかにセルが回り瞬時にエンジン始動となる。これでもう5年ほどは大丈夫だろう。ATLASBX(アトラス)バッテリーMF90D26L端子が小さいのでアースネットを巻いてターミナルの抜け止めにガムテープを貼った軽四バッテリーアトラスバッテリー90と国産軽四バッテリー40フロント左右に2個搭載したアトラスバッテリー
2022.09.30
コメント(0)
全1683件 (1683件中 1-50件目)