パクス・ジャポニカ Vol.2

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2013/04/14
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カテゴリ: 山登りと山歩き
二俣尾から枡形山城、辛垣城を経由して、コース最高峰の雷電山まで来ました。
青梅丘陵雷電山 (4) (500x375).jpg

雷電山で折り返して、枡形山からの合流点までは来た道を戻ることになります。

途中で辛垣城との西側の分岐点に差し掛かりましたが、いくらなんでも1日に辛垣城に2回行くのは行き過ぎなので、今度はそのままハイキングコースを直進していきました。

青梅丘陵辛垣城 (4) (500x375).jpg

ハイキングコースは辛垣山のピークを避けるようにトラバースしています
青梅丘陵辛垣城 (5) (500x375).jpg

辛垣城縄張り図 (3) (500x374).jpg
ハイキングコース沿いにも辛垣城の曲輪の跡が残っており、下からだと堀切や竪堀の様子もかえってよく見えました。


コースは尾根伝いに通っているのですが、標高がさほど高くないこともあって、ずっと植林帯の中を行く感じでした。

それでも樹林帯の切れ間に差し掛かると、右手には奥多摩の山並み、左手には奥武蔵(秩父)の山並みを眺めることができました。
青梅丘陵物見山付近 (2) (500x375).jpg
奥多摩方面

青梅丘陵青梅市内奥武蔵 (500x375).jpg
奥武蔵(秩父)方面


樹林帯が大きく途切れたところに差し掛かった時、150mほど先の左手の灌木の中に、動くものがいました。
青梅丘陵青梅市内 (5) (500x375).jpg

頭は灌木の中に隠れていたのでよくわからないのですが、動物であることには間違いないようです。
下半身が黒かったので、「もしや」と思い身構えたのですが、灌木から現れた姿を見てみると、上半身は白くておまけに角が生えていました。

なんとそこにいたのはカモシカで、気付かれないように早足で近づいてみたものの、すでにハイキングコースを横切って右手の樹林帯の中に入ってしまいました。

青梅丘陵青梅市内カモシカ (500x374).jpg
写真だとわかりづらいですが、カモシカがいます。

山の中を歩いている時、野生のサルやシカに出会うことはありますが、山の中でカモシカに遭遇したのは初めてでした。

実は野生のカモシカを見たのは初めてではなく、ちょうど6年前、秋田久保田城の千秋公園で見たことがあります。。
久保田城カモシカ.JPG
2007年4月千秋公園にて
この時はこんな市街地にカモシカがいるとは思ってもおらず、超大型のレトリバーかと思っていました。

野生のカモシカも現れるような青梅丘陵ハイキングコースですが、エスケープルートがいくつもあるので、手軽にアプローチ出来るコースです。

青梅丘陵のすざわ峠 (500x375).jpg
成木方面との分岐点であるノスザワ峠

また、尾根の南側をJR奥多摩線が通っているため、青梅駅以西の各駅からアプローチが可能です。
青梅丘陵青梅市内石神前分岐 (500x375).jpg
石神前駅方面との分岐点


物見山より先では、いくつかピークを越えたのですが、いずれも巻き道があったので、大きくアップダウンすることはありませんでした。


さらに宮ノ平駅との分岐点あたりからは、ハイキングコースの様相も突然変わり、急に道幅が広くなってきれいになりました。
青梅丘陵青梅市内ハイキングコース入口 (500x375).jpg

青梅市内に近づくにつれて標高も低くなり、市街地も近くに見えるようになってきました。
青梅丘陵青梅市内矢倉台 (2).JPG
矢倉台付近
その名の通り戦国時代にはこの付近に櫓台があったようで、辛垣城と勝沼城を結ぶ警戒ラインでもあったようです。

青梅丘陵青梅市内矢倉台 (500x375).jpg
ヤマザクラもきれいに満開していました。


標高はさらに低くなり、市街地が近づいて来ると、クルマの音や駅のアナウンスまでも聞こえるようになりました。
青梅丘陵青梅市内市街地 (500x375).jpg
現実の世界に戻ってきた気がします。


四阿などの人口の建造物も目にするようになったのですが、コース脇に神社の社殿もありました。
青梅丘陵青梅市内金比羅宮社殿 (500x375).jpg
青梅金刀比羅宮です


青梅丘陵青梅市内金比羅宮亀 (500x375).jpg
社殿裏の北側(ハイキングコース側)にある玄武像

青梅丘陵青梅市内金比羅宮八重桜 (500x375).jpg
掲題の八重桜

金刀比羅宮のあたりは青梅市街地のすぐ北側になるため、行き交う人の様相も変わってきました。

分岐点もさらに多くなってきたのですが、ハイキングコースというより、地元の人の散歩道といった感じで、普通に犬を連れている人もよく見かけました。


やがてハイキングコースもコンクリートの舗装道となり、さらにはアスファルトの舗装道に合流しました。
青梅丘陵青梅市内青梅鉄道公園入口 (500x375).jpg
ハイキングコースの終点、青梅鉄道公園です。

青梅丘陵青梅市内青梅鉄道公園D51 (500x375).jpg
デゴイチ
城もさることながら、SL好きでもあります。
シリンダーから生み出す力強いストロークには、芸術的な機能美を感じます。
それでも実はデリケートな乗り物で、SLを乗りこなす機関士のやりとりは、匠の技を感じます。


青梅丘陵グーグルアース (640x454).jpg
グーグルアースで見た今回のコース





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最終更新日  2018/03/22 09:24:46 PM
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