◆◆ 呼吸法と口腔内管理 原田康夫先生のお勧めは? ◆◆
原田康夫先生
私自身は、同じ医師でありながら、
原田先生のことは、存じ上げていませんでした。
原田先生は、現在 90 歳で、現役の医師とオペラ歌手を続けておられます。
日本経済新聞で回想されていて、私Uromasterも、『原田先生』を知ることとなりました。
2021 年 10 月 5 日 日経新聞
声楽・医学 卒寿の進む道:焼け跡の広島で出合ったオペラ、歌手と研究者両立の日々 原田康夫
(
2021
年
10
月
5
日
日経新聞朝刊より引用)
2016 年、 85 歳でオペラ「リゴレット」のマントヴァ公爵を演じた(中央が原田先生)
原田先生は、耳鼻科の医師ですが、オペラ歌手でもあります。
日本経済新聞の記事から引用させていただくと
『広島大医学部に進学後、テノールの阿部幸次先生の門をたたいた。
東の藤原義江(藤原歌劇団創設者)と並ぶ大歌手だ。
散々聴いた「冷たい手を」を歌うと「発音はムチャクチャじゃのう」と一言。
聞き覚えのイタリア語だから当然だ。
だが「声はええ」と入門を許された。
芸大に行きたい気持ちもあったが「おまえは(歌と医学)両方やれ」と言われ道が決まった。
歌に役立つから、進んだのは耳鼻咽喉科。
医局に入った
58
年、
NHK
広島局主催のオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」の主役トゥリッドゥに抜てきされた。』
原田先生は、耳鼻科の医師として研修を積んだ後
1965
年イタリア・パヴィア大耳鼻咽喉科への留学。
イタリアへの医学留学中、研究の傍ら、ミラノ・ベルディ音楽院でイヨランダ・マニョウーニ氏に師事し、オペラを学ぶ。
帰国後、広大の助教授、教授、病院長、学部長、学長就任。
医師としてだけでも、成功の人生といえるでしょう。
医師としても、素晴らしい業績をあげているうえに、オペラ活動も続けています。
素晴らしい才能と業績だと思います。
まさに2足のわらじ(草鞋)ですね(2刀流)。
私
Uromaster
も米国に留学しましたが、研究で結果を出すのが精いっぱいでした。
留学して、医学研究しながら、オペラを学ぶなどというのは、想像を絶することです。
原田康夫をインターネットで検索すると、
『
呉市出身。
1945
年より阿部幸次氏に師事、広島
NHK
主催のオペラにすべて出演、
1957
年広島
NHK
会館杮落しにオペラ椿姫の主役アルフレードを演じる。
1965
年イタリア留学中、ミラノ・ベルディ音楽院でイヨランダ・マニョウーニ氏に師事し、オペラを学ぶ。
帰国後本業の耳鼻咽喉科の助教授、教授の傍ら、カバレリア・ルスティカーナ、椿姫等、多くのオペラに出演。
1999
年学長として広大移転完了の記念に蝶々夫人のピンカートンを演じた。
また
2000
年には、ラ・ボエームの主役を務める。
2003
年にはサタケ・メモリアルホールを完成させ、広島大学に寄付し、
5
月には杮落しに椿姫のアルフレードを演じ、
11
月には同じく日伊合同オペラ椿姫の総監督兼アルフレードを演じた。
その他、多くのオペラに出演。
2014
年ニューヨーク国連での平和音楽ミッションを果たし、
2015
年
8
月
6
日には、国連合唱団を実行委員長として招聘し、「平和と希望のコンサート」と原爆祈念式典での「広島平和の歌」合唱隊に参加させた。
サタケ・メモリアルホール名誉館長、広島大学同窓会長、広島大学支援財団常任理事長。
』
医師、研究者としての視点というより、オペラ歌手として紹介されています。
私
Uromaster
が、原田先生の日本経済新聞の記事で、
印象に残った部分を、引用させていただきます。
実はこの部分を紹介したかったのです。
原田先生の言葉は、以下で締めくくられています。
『 長く歌う秘訣に、耳鼻科医としての健康法がある。
寝る際、上顎犬歯の歯茎のところにこんにゃく製のスポンジを挟んで唾液をため、口にばんそうこうを貼って、下顎が落ちないようにする。
無呼吸を防ぎ、口内の潤いを保つためだ。
』
オペラ歌手であり、耳鼻咽喉科の権威である原田先生は、鼻呼吸と呼吸管理の重要性を大変重要と認識されている。
そのため、口閉じテープと口腔内乾燥予防を励行されています。
長い間、このブログで、鼻呼吸と口腔内管理(口腔内乾燥予防)を勧めています。
原田先生は、まさに実践されている。
90
歳の高齢で、お元気に現役で活動されている先生は、鼻呼吸と口腔内管理の重要性を、身をもって証明されています。
鼻呼吸と口腔内管理の重要性を説いている私 Uromaster は、間違っていなかったと、大変心強く思ったので紹介させていただきました。
90 歳になっても、お元気な原田先生の健康の秘訣は
まさに、私
Uromaster
が勧めている
『鼻呼吸と口腔内管理』
ではないでしょうか。
みなさんもそろそろ、
鼻呼吸と口腔内管理の重要性を認識され、
実践する時期が来たのではと思います。
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