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SANU 2nd HOMEというサブスクを始めて、犬連れで出かけている。ずっと、山ばかりだったが、今回は一宮海岸へ行った。オリンピックのサーフィン競技会場にもなった釣ケ先会場と同じ一宮である。朝早くからサーファーの方が沢山来られている。犬と散歩、海にも試しに入って、なかなか楽しい。一宮から90km離れた館山の波左間海中公園へ行った。過去の私のダイビングのホームグランドだ。行く前に、HPを確認して、社長の神事のビデオを見て、胸が熱くなり、行ってしまった。社長は、まだ、潜ってるんだ!行って見ると、平日にかかわらず、お客さんが沢山居て、驚いた。社長は、、、居た!86歳、少し痩せたかな、けど、相変わらず元気。「ギネスじゃないですか?」「そう、更新中だよ」「あの頃は、楽しかったよな」社長が言った。色々な思い出が、頭の中をぐるぐると蘇った。ダイブマスターの講習の時、BC無しで、タンク2本背負って、45m潜った事、太陽の日が届かない真っ暗な海、ライトを照らすと、ハナダイの群が綺麗な色を見せてくれたっけ。また、潜りたい。体が、硬直した。
2024年06月16日
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ずっと、トンネルの中にいた。ダイアンが亡くなる前の、その時々の対応を思い返して、苦しんだ。自分の知識の無さを悔やんだ。出来る事といえば、毎朝、線香をあげるくらいの事で、毎日、話している。それ程気に留めていなかった、ダイアンの残した言葉を、今になって、その通りだと理解している。ルナは、大学4年生になり、就活を頑張っている。親として出来る事を考えて、会社近くのマンションを購入しようかと思い、物件の調査、モデルルーム見学とか始めたのだった。初任給の半分は、家賃で消えてしまうだろう。一生住むわけじゃない。コンパクトマンションだ。状況が変われば、貸し出してもいいし、売ったらいい、そんな事を考えたのだ。1社内定が出たので、私のそんな計画を話したら、「嬉しい、ありがたいけれど。」の前置きの後、同棲の予定がある、と言われ、相手は女性だった。私の咄嗟の答えは、「それなら、マンション提供は、できないね。相手が、男とか、女とか関係ないよ。」不登校でも多くの苦しみを味わったが、今度はこれか。こんな子に育ったのは、私のせいなんだろうな。ダイアンが「あの子は、ちょっと変わってるよ。」と言っていた事を思い出した。全然違う事を指して言ってたんだけど、ダイアンは見抜いていたんだね。さすが、だよ。
2024年05月07日
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10月の初旬、仕事を終えて、ダイアンの所へ行くと、窓から明かりが見えていないので、不吉な予感がした。玄関のドアを開けると、ダイアンの声がして、見ると、トイレの前に倒れていた。起こそうとするが、重たいし、痛がるし、で、どうにもならない。困った挙句、気が引けたが、消防署に連絡し、消防車と救急車がきた。消防士3人でも起こすことが出来ずに、四苦八苦した後、なんとか、救急車に乗り込んだ。定かではないが、私が発見するまで、2時間程、倒れていたらしい。病院でレントゲンを撮ると、肘付近の骨が3本折れていた。その日は、仮固定して、家に帰った。夜中1時をまわっていた。翌日、改めて病院へ行くと、手術するか、自然治癒するか、検討しましょう、という事になり、入院すると、高齢者は良くないと思い、長い付き合いの内科の先生の所へ相談に行った。その時だった。ダイアンは、吐き、ふらふらの状態になり、内科の先生が大病院へ連絡を取って、結果、そのまま入院となった。脱水症状、感染症、原因不明、PCRでコロナ陰性。この時は、抗生物質で4日くらいで治るだろうと思っていたが、結果は1ケ月の入院。この間に、肘の手術を行った。何かと病院へ行くが、コロナのため面会が出来ず、看護師に様子を聞くにとどまった。心配したせん妄が発生したようで、いい話は無かった。ソーシャルワーカーからは、老人介護施設を提案された。これは、本人も希望している、という事だったが、信じ難い話だった。デイサービスも直ぐにやめたダイアンがそんな事を希望するとは思えなかった。退院させて、家に連れて帰りたい、と言うと、「あなた一人で、介護できる状態ではありません。」と言われた。施設検討の間、リハビリ病院へ転院をする事になった。転院の朝、介護タクシーに乗り込んだダイアンは、不機嫌だった。ダイアン 「どこへ行くの?家じゃないの?」リハビリ病院の部屋に到着すると、ダイアン「騙したのね? どうして、ここにいなくちゃいけないの? 私は何も悪い事をしていないのに。」正直な話、私もその個室にぞっとした。白い壁に、小さく見えるベッド、あまりにも、不憫だった。帰りたい、ダイアンは何度も言った。不足の物を買って、届ける事になり、同日夕方再訪問すると、看護師が言った。「検査室に入るなり、大声で、何でこんな所にいなきゃいけないの?と言ったんです。」
2022年11月30日
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那須高原の道の駅でランタナを見つけて買ってきたが、1日で枯れてしまい、ショック。新しい大きめの鉢に植え替えて、水を多めにあげていたら、復活し、花が咲きました。こちらは、サンタンカの挿し木です。ネットで探していたら、メルカリで、沖縄の小浜島!産がヒット。郵便で送ってくれました。赤玉の土で水はけを良くして、発根を待っています。1本でもいいから、出てくれると嬉しいな。
2022年07月24日
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昨年のコスモスは、病気になって早々に枯れてしまった。調べたら、水のやりすぎらしかった。難しい、と思う。リベンジをするにあたり、色々植えてみたよ。タネから1. ニラ2. ゴーヤ3. 香菜(別名パクチー)4. コスモス苗から1. トマト(桃太郎)市販品より、小さいけれど、食べた事がない程の美味しさ。果肉部分の、なんて表現したらいいか、硬いんだけど、硬くない。これが、トマトなのか、と感心した。ニラを植えた理由は、黄ニラが食べたいため。1年目は、緑色で育てて、来年は遮光して、黄ニラを目指します。ゴーヤの種は、とても硬かった。これは、タネの一部に切れ目を入れて植えたもの。(切れ目なしも、大丈夫だった)緑のカーテンを目指すも、それほど、大きくならない。香菜は、日本の中国系レストランで頂く香菜の茎が硬いものばかりで、あまりに美味しくないので、自分で栽培したら美味しいのではないか?と思ってやってみた。発芽は勢い良かったが、食べる前に、どんどん虫にやられた。難しいな。難しいけれど、生活に楽しみが出来た。
2022年07月22日
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そう言えば、コスモス見なくなったね。という会話から、ならば植えようか、と思い立ち、使い古しのプランターに培養土を買ってきて、タネを蒔いた。毎日、水やりを欠かさず、マグァンプもあげた。秋に咲くのを楽しみにしていたのに、突然、2個咲いてしまった。とても、とても小さな花。写真は、夜(水やりは夜なので)にiPhone12で撮影したもの。自動で、シャッタースピードが2秒になった。めちゃくちゃ、粗い写真になった。でも、記念にupすることにした。次回は、昼間撮影しようと思う。
2021年08月08日
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コロナは大変な世の中をもたらした。私も多くの事を考えた。近所の老人施設のいくつかで、クラスターが発生し、入院しても治療法が無いという事で、陽性者の老人がそのまま施設に留まり、亡くなられた。家族は、面会も出来ずに。昨年の夏には、チャンが38から40℃の熱を出し、発熱者は、どこの病院も診察不可の状況下で、県の相談室経由で保健所へ連絡すると、医者経由でPCR検査を申し込む必要がある、という矛盾にあった。「かかりつけ医から、PCR検査の申し込みをしてください」と保健所から言われ、半年ほど前にインフルエンザでかかった事がある病院へ電話したら、「かかりつけ医と言われても、一度しか来た事が無いですよね?」と言われ、診察も出来ないし、PCR検査の申し込みも出来ない、と断られた。 保健所に、診察してくれる病院を紹介してほしい、と連絡すると、病院の紹介は、権限外だと断られた。ある大きな病院は、「PCR検査の申し込みは、発熱の原因が他の要因では無い、という検査の結果を出さないといけないが、発熱者が検査が出来るような検査環境では無いので、出来ないのです。」と説明された。この説明には、なるほどね、という感じがした。困り果てて、電話したのは、高齢者の医者の病院だ。すると、本人は来なくていい、代わりに、私に来て下さい、と言われ、代理で手続きをして、PCR検査を受ける事が出来た。結果は、陰性だったが、その高齢者の先生は、「70%の確率なので、気をつけた方がいい。」と言われた。今では、PCR検査はこのような状況では無いと思うが、昨年の夏はこんな状況だったのである。かかりつけ医ではない、と言い放った病院へは2度と行くまい、と思ったし、これから行くとすれば、高齢者の先生のところだと固く心に決めていたが、先月、この先生の病院は、閉院してしまった。しかし、この記事を読んで、救われた思いがした。https://www.yomiuri.co.jp/column/naruhodo/20210604-OYT8T50038/このような時に、人の良心が問われるものである。
2021年06月14日
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開業以来、儲けたいと思って頑張ってきたが、自分が好きなものと売れるものは違う、って言う事、身にしみて、思い知った筈だった。それでも、やっぱり、何か自分の中で、納得していないというか、矛盾を感じていたのだと思う。コロナの影響で、開業以来の最低売り上げを更新し続け、お客が来ないから、時間を持て余し、すると、ぬくぬくと、いつも出来ないことをやりたくなる。売れないと解っているけれど、自分の好きなパンを焼いてみた。小麦粉からおこす、自家製発酵種のルヴァン種をつくり、そこから、かえり種、仕上げ種をつくった。所要日数1週間。毎日、粉と水を継ぎ足し、ドキドキしながら、酵母が育つ様を観察した。そして、ようやく、ロデヴを作った。粉と水だけで作るロデヴ。発酵時間は合計で約4時間。途中、1時間ごとにパンチを入れる。水分率95%、パンチは、叩くのではなくて、そーっと折りたたむ程度。成形も、ただカットするだけである。生地の取り扱いは、柔らかすぎて、とても難しく、見ていたチャンは、”何かの間違えじゃないか?”と言うほどだった。大きさは、1個400g。売りやすい価格でいうと、もっと小さくあるべきだ。でも、美味しさでいうと、この方がいいに決まっている。ドライフルーツを混ぜ込むフリュイにする材料は揃っているが、作らなかった。フリュイの方が人気がある事は解っているが、混じり気のない味わいを楽しみたかった。スチームで満たされたオーブンにスリップピールで入れ込んだ後、ずっと、オーブンの中を覗いた。ぺちゃんこな生地が、ぐーっと持ち上がってくる。感動的な瞬間である。260℃で10分後、温度を落とし、18分。オーブンの中のパンの位置を変えながら、焼き加減を調整。焼き上がり、少し冷めたところで、8mm幅でスライス。クラムは、大きめの穴と小さな穴が無数に開いており、口に入れると、クラストはバリバリ、香ばしく、クラムは、しっとりと、ほのかな麦の甘み、何とも言えない感動だった。美味しくて、食べてはスライスし、食べてはスライスし、を繰り返した。課題としては、柔わらかい生地の取り扱いだ。道具も含めて、検討しよう。聞きつけた常連さんが”欲しい”と言うので、売った。「何もつけずに、焼かずに、スライスして食べてください。」「サンドウィッチにするなら、生ハムとカマンベールとか、です。」その後、連絡が来て、・・・・ラーメンスープに浸して食べたら美味しかった。もう、何て言うんかな。絶句して、返事ができなかった。確かに、お金出して買ったのだから、それをどうやって食べようと自由だよ。だけどさ、美味しい”こしひかり”炊いて、農家の人に、ラーメンスープに入れたら美味しかった、って、言わないでしょ?って言うか、言わなくていいでしょ、それは、ラーメンのスープが美味しいって事なんだから、ラーメン屋に言うべきじゃないか?心折れた。売らなきゃ良かった。
2020年05月25日
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7週間のギブス生活が終わった。せっかく、ギブスを外したのに、今度は物足りないらしい。出来る限り、右手を使うようにオススメするが、何かと左手でやっていて、気がつくと、三角巾まで勝手に付けている。三角巾で釣っていると、安心なんだそうだ。それじゃ、筋肉が固まるよ、と、三角巾を外して、隠した。週に2、3度、病院へリハビリに行く。あー、でも、つくづく、私は、ギブスが外れて嬉しい。食事も、なんとか食べられるじゃないか。
2020年03月06日
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病院へ行くと、同じ月に、何度もギブスをつけ直すことは出来ない、と言われ、外れたギブスを半分に切って腕にはめ、包帯で固定した。この感じは、覚えがある。もう何年前かな。20年近く前なんだと思う。ヤップへ行く直前、ダイアンは、駐車場で転んで、腕の骨を折ってしまった。どうしても行きたい、と医者にお願いしたら、潜る時だけ、ギブスが外せるようにしましょう、と言って、半分に切ってくれたのだった。ボートの乗り降りは、大変だったが、骨折しながらも、ヤップへ行き、マンタに会えたのは、気の利いた医者のお陰だった。三角巾で腕を固定したダイアンを見て、ヤップの現地の方々は驚いていた。vivien ダイアン、ヤップの時と同じだねそう話すと、ダイアンは微笑んだ。頭の中をヤップの思い出が駆け巡った。巨大なマンタは、私に向かって泳いできて、私の真上で旋回したのだ。マンタには、分かっているらしかった。DIANE また、潜りたいよ。vivien それなら、運動してください。それから、2日連続でギブスを外してしまったが、包帯式なので、私でも付ける事が出来た。便利ではないか。医者にグダグダ言われないで済む。何故外してしまうのか、本人はよく分からないそうだ。”寝ている間に、痒いから。”という事らしいが。しかし、外すと、骨が痛いらしい。この連続だ。
2020年01月31日
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ある日、ダイアンのギブスが抜けてしまった。腕の腫れが引いたので、緩くなったのかな?と思った。しかし、リハビリ病院の先生は、驚いた。「こういうのは、初めて見た。」と言われ、新しくギブスをつけてくれた。それから、数日後、医者は、「やっぱり手術した方がいいじゃないか?」と言い、救急でお世話になった病院へ紹介状を書いてくれた。店を休んで大病院へ行くと、例の折れた時の医者と同じ人が診察し、手術はしない方がいい、と言われた。”手術しても、金属がきちんと止まらず、ズレたりとかね、そういうリスクがあるし、認知症の人は、入院は良くないからね、デメリットの方が大きい。”と言う理由だった。仕事を休んで、朝早くから病院へ行き、この結果は、何だか腑に落ちなかった。次の日、ダイアンから、仕事中に電話があり、痛いから早くきてくれ、というものだった。頓服を飲むように言い、早々に店を閉め、リハビリ病院へ連れて行くと、医者はまた、驚いた。「ギブスがズレています。相当な力で引っ張ったんですね。」と言われた。まさか、ギブスがズレていることには、私も気が付かなかった。ダイアンは、覚えがない、と言った。だから、寝ている間にやったのかな、という結論にした。リハビリ病院の医者と手術をしない事になった件について、話をすると、「この折れ方だと、通常は間違えなく手術です。けれど、手術後の管理ができるか?というところで、手術しない方がいい、という結論になったようですね。」と医者は言った。「手術後の管理って、どんな管理ですか?」と聞くと、「ほら、ギブスを外しちゃうでしょう?それは、認知症だからですよ。同じように、手術をした場所を本人が何かして、感染症にでもなると大変ですからね、そういう管理です。認知症の人は管理が出来ない、という事です。」そんな事するものだろうか?と疑問はあるが、返す言葉が無かった。確かに、これでギブスを外しちゃったのは、2回目なのだから。私は、ダイアンに対して、色々イラつくことはあったけど、認知症だとは思っていなかった。医者は、やさしく、「また、ギブスしましょうか。」と言って、ギブスを丁寧に巻いてくれた。そばにいた助手が、私に、「認知症になって何年ですか?」と質問した。私は泣きそうになって、「分かりません。」と答えた。情けない気持ちでいっぱいだった。直ぐに、”認知症の9大法則 50症状と対応策(杉山孝博著)”をアマゾンで購入、ダウンロードして読んだ。私は何も分かっていない、と思ったからだ。これほど、皆さんが認知症と言われるのに、私は、認知症だと思っていなかったのだから。本には、認知症になると、老化スピードは3倍になり、発症から4年以下生存率は52%、5〜9年は36%、10年以上は12%と書いてある。”今を生きる”と書いてある。この言葉は重かった。つい、先のことを考えてしまうが、今が大事なのだ、と。「長生きしても、迷惑かけるばかりで、何もいい事ないね。」とダイアンは言った。私は、「そんな事ないよ、人生100年の時代だよ。ダイアンが居なくなったら、私が寂しいじゃないか?生きている意味はあるんだよ。まだまだ、長生きしてくれ。」と話すと、ダイアンは嬉しそうに微笑んだ。「私がついているから、何も心配しなくていい。何かあったら、電話して。」そう言い残した。これは、私の覚悟だった。私は、何のために生まれて、生きているのだろう、と考えた。家族のために、自分のやりたい事を捨ててきた事を思うと、被害者意識もあった。でも、これが生きるという事なのではないか?と思い直し、覚悟した。こうやって、私は、死んでいこうと思う。そして、今日、仕事をしていると、又、電話がきた。ダイアンは、また、ギブスが外れた、と言った。一瞬、言葉を失った。25日間で、3回目。医者の顔を思い浮かべると、嫌な気分になった。でも、お金を払うのはこっちじゃないか!お客なんだから!と自分に言い聞かせて、気を取り直した。病院へ連れて行くから、待っててくれ、と答えた。店は、また、閉店となった。
2020年01月28日
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新年早々、1/2の事だった。レストランで食事をして、出てきたところの段差だった。”あぁ”という声と”ゴーン”という音、右腕が体の下敷きになった状態で、DIANEが目の前で、前に倒れた。膝が悪いから、電柱が倒れるような、ふすまが外れて倒れるような、倒れ方だった。目の前で、一瞬のことで、私は何も出来なかった。DIANEは、”痛いよー。ばかやっちゃったよー”と叫んだ。救急病院へ連れて行くと、右手首あたりの骨が2本折れている、との事。音からすると、頭もやられちゃったかな、と思ったが、腕が下敷きになって、助かった。折れた骨は離れてしまっているので、金属プレートで固定する手術が2回必要。手術しない場合は、腕を引っ張って、折れた骨同士を少し近づけて、ギブスをする。どちらにしますか?と医者は言った。どちらにしますか?って、言われても。。。DIANEは、借りてきた猫のように、ずっと黙っていた。更に医者は、説明を付け加えた。手術しない場合は、骨が元の位置でくっつく訳ではないから、手が動かしにくくなる。手術した場合は、元通りに出来るが、リハビリをしないと動かない。手が動く方がいいに決まっているじゃないか?と思う。”指は動きますか?”と医者はDIANEに質問すると、DIANEは、黙って指を見ていた。私には、動かそうとしているように見えた。痛くて、怖くて、動かせないみたいだった。しかし、医者は、この様子を見て、”認知症ですね。”と言った。”質問しても、答えないでしょう。こういう状態の人は、リハビリは難しいんですよ。手術しても意味がないんですね。”私は、”えっ?”と呆気にとられた。この様子は、DIANEにとって、普通だと思う。昔から、そうだと思う。何故かと言うと、この医者の話し方は、偉そうで、声が大きくて、早口で、聞き取りにくて、いらっとすると言うか、多分、DIANEも、そうなんじゃないかと思う。反応しないんじゃなくて、こいつ面倒なやつだ、位に思っているのではないか、と思う。そばにいた看護師は、”入院は、高齢者には良くない”と言った。”ずっと見てあげる事が出来ないので、ベッドにいてもらうしかありません。””ひとりでトイレへ行って、転んだら、危ないですからね。””もし、せん妄などが起きて、騒いだり、動き回るような事があれば、ベッドに拘束します。””高齢者は、場所が変わると、せん妄が起きやすいんですよ。”「それは、麻酔のせいじゃないですか?」と私が言うと、「そればかりではありません。」と看護師はきっぱりと言った。私が手術するか、しないか、迷っていると、DIANEは、はっきりと、「手術は嫌です」と言った。万事休す。ギブスに決定した。そこは、救急病院なので、今後の治療は、別の病院を紹介する、と言われた。紹介を受けた病院へ行くと、そこの医者は、「ずいぶん、折れちゃったね。本来、この骨は、こっちにある筈なんですよ、手術しないと難しいよね、でも、せん妄が問題だから、ギブスを希望したんですね。」と言った。私は、Yesとは答えなかった。紹介状の中に、そんな事が書いてあるのか、と思った。どうせ、認知症とか書いてあるんだろう。今後は、ギブスがしてある状態で、肩、肘、指を動かすリハビリを実施する、と言われた。病院から帰る時、車の中で、「私の名前、分かるか?」とDIANEに聞くと、DAINEは、「あなた、バカにしているの?」と笑って答えた。「手術しなくていいんだよね?」と聞くと、「大変な事は、もう嫌だから。」とDIANEは答えた。黙っているけど、実は、全てお見通しなのかもしれない。手術したくなくて、黙っていたのかもしれない。とにかく、パン屋は早めに終わって、リハビリ病院へ連れて行くのが日課になりそうだ。役立たずのvivienだけどさ、運転くらいは頑張るさ。
2020年01月05日
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カード会社からメールで、不正利用があったかも、の話。見過ごして、スーパーで支払いの時、使えませんね、とレジで言われ、よくよくメールを読むと、カード会社へ電話するように書いてあった。電話すると、「USJのネット通販で15万円使いましたか?」と聞かれ、「えっ?」である。勿論、覚えはない。その後、過去の取引について、お互いに検証して、不正利用を確認。件数が多くて、参ったが、そうこうしている間にも、TDLのネット通販でも不正利用が試みられたそうだ。これは、カード使用停止状態なので、被害は無かった。分かったのは、・カード会社は、AIを使用して、不正利用の検出している。・パスワードや暗証番号が破られたわけではなく、そういう認証が必要ないネット通販で被害が出ている。特に、USJやTDLの券は、換金しやすいので、狙われやすい。・実店舗利用では、被害が出ていない。・原因は不明。・カード番号を変更して、新規に発行して対応する。・カード引き落としにしている公共料金は、カード会社から対応する。・それ以外の手続きは、本人が行う必要があるが、不正利用のため、カード番号が変更になった、と言えば、延滞料金は発生しない。などだった。気持ち悪いな。
2019年11月04日
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これが栗あんぱんです。小倉あんに、栗ペースト、一粒の栗の3層。甘さとか、丁度よくなりました。リピーターが出てきました。
2019年10月14日
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9月中旬、店のインターネットが不通となった。7月にも不通の事があって、インターネット業者に電話したら、初めは、問題が起こっている情報はあがってきていない、お宅だけの問題かもしれないです、と言われたが、後になって、2つのエリア全体で発生した不具合である事が判明した。何故、そのような問題が分からないのか、不思議だな、と思った。復旧に、22時間所用、24時間以内の場合、補償無し、という結論になった。問い合わせ電話は、待たされる上に、電話代も高いし、言ってる事がいちいちが不愉快だし、電話しなきゃ良かった、と思った。だから、この度の不通も、直ぐに復旧するだろう、と思い、問い合わせしないでいた。店の会計は、インターネットを使用して、クラウドにデータを保管するシステムで、この処理をしないと、売り上げ分析が出来ない。しかも、固定電話も、インターネット電話にしていたので、3日も経つと、さすがに、待ちきれず、問い合わせた。今回の問題は、店が入っているマンションに問題があるかもしれないので、ネット会社側の問題か、どうかを調べないといけない、原因は台風かもしれない、と言われた。台風の後は、問題なかったですよ、と言うと、後から問題が出ることもるんです、との事。3日後に調べに行く、と言われ、落胆した。毎晩、駅前のスーパーへiPadを持って行き、Free WiFiを使用して、データをクラウドに上げて、しのいだ。お客さんからは、食パンの予約をしようと思って電話しても、通じないね、と言われ、参ったな、である。問い合わせの時、連絡先の電話番号を言ってください、と聞かれ、契約している固定電話番号を言うと、登録情報が確認できない、と言われるのも驚いた。連絡先電話番号は、携帯電話番号にしていて、その番号でないと、分からないというシステムだそうだ。ちなみに、携帯電話は、別の会社のものだが。これも、おかしいだろう。契約電話番号で、契約情報が確認できないって、変だと思う。待ちに待った、3日後、インターネットは通じなかった。また、また、電話して問い合わせると、「今日は業者が行く事が出来なかった」と言う。「それなら、何故、連絡くれないのか?」と問うと、「本日中に連絡する予定でした」と返される。「じゃ、明日来るの?」と問うと、「4日後」と言われ、ブチ切れた。補償金の件は、インターネット会社が原因の問題であれば、使用料を日割りで返金するとの事だが、新たに判明したのは、電話で問い合わせた人のみにしか、補償しない、という事だった。これも腑に落ちない。私は、7月の事があるから、元々は問い合わせ電話するつもりがなくて、もし、電話していないと、補償もされなかった、という事だ。こういう人多いと思う。vivien どうしてですか?ネット会社 通じていないことを確認できた人だけに補償する契約vivien でも、そちらに問題がある事が判明したら、 通じていない事は明らかじゃないか?ネット会社 電話を貰わないといけないんです。果たして、4日後、やっぱり、来ない。疲れてきたが、問い合わせると、「明日行く」と言われた。次の日、ようやく開通。マンション側には問題がなく、インターネット会社の問題だと言う結果。分岐の部品を交換したら、治ったと言われた。台風は関係なさそうだ。。。無いに決まっているよ。他のインターネット会社に変更しようと思い、解約料金を調べたら、2年以内の解約は、大きな費用がかかる事が分かった。それでもいい、こんな会社、もう嫌だ。チャン 「もうこんな会社はやめて、来年、変えましょう。」vivien 「来年???何で?解約料金が高いから?」チャン 「そうです。」大陸の人は、ゆったりしているんだな。今から1年、この会社に、毎月の使用料払うのは、悔しく無いか?正直な話、私は知っている。この業界のやり方。どこも、同じような手法だという事。
2019年10月09日
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栗あんぱんを作ることにした。栗あんぱんは、近所に栗の木が無いからだめじゃないか?ってチャンは言うけれど、どうだろう。業者さんに、栗のペーストを紹介してください、と頼んだら、「芋栗南瓜が始まりましたのでね。色々ありますよ。」と言う。「いや、栗のペースト」と答えるけれど、会話しているうちに、「芋栗南瓜」が度々出てきて、栗単独で言ってくれない。不思議だな、業界では、こんな会話をしているのか、と思う。つまり、芋パン、栗パン、かぼちゃパンを作るのかな?と思っていたら、「3つ一緒に1個のパンにするんですよ」って教えてくれた。どう考えても、食べたく無い感じ。いやいや、自分が食べたいのと、売れるものは違うんだよね。そういうのが、受けるのかな?でも、栗だよな。。。サンプルをお願いしたら、芋栗南瓜の3種類のペーストを持ってきた。「栗だけでいいのに。」と恐縮すると、「芋栗南瓜ですから、試してくださいよ。」と言われる。味見すると、確かに、芋やかぼちゃの方が美味しい。だけど、栗を入れたパンが作りたいんだよね。試作をして、中身や形を決めて、栗あんぱんが始まった。今のところ、連日、完売。頑張ります。
2019年10月05日
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習いに行ってたパンの先生が、辞めた事をネットで知った。理由は、業績悪化で”疲れた”らしい。私としては、いじめられた思い出があって、辞めた事を知り、意外にもショックを受けている自分を知った。チャンが、”目標がなくなりましたね。”と言った。心のどこかで、見返してやりたいという気持ちがあって、この1年間の原動力だったかもしれない。昨年のデータによると、今週末は、お客が多い予定だ。色々頑張ろうかな、と思っていると、チャンから、”無理しないでいいでしょ。”と言われた。頑張っても金額は知れているな。頑張るのは、別のことだろうな、と思う。
2019年09月06日
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開業から1年が経過した。悩み多く、当たり前の事をしみじみ痛感した1年だった。やる前から分かってたじゃないか?と突っ込まれそうな内容ばかりだ。<結果>投資回収は出来ない。設備をしっかり揃えたのは、薄利多売型商品で、1店舗で収益を上げるのは難しいだろう、3店舗でなんとか、5店舗くらい行くといいな、、、であれば、1店舗目は、工場的な存在として、と考えたからだった。2店舗目以降は、アルバイトがレジ打ちだけで済むような、というイメージだった。<大事な事>場所 :買うのに、その人にとって便利な場所。 通勤通学の途中、家の近く、他の用事のついでの場所。 わざわざ行く場所なら、よっぽどの宣伝が必要。 駐車場は、停めやすい事。 味 :あまり、関係がなさそうだ(笑)よっぽど悪くなければいい。 その時美味しいと思っても、リピーターになるためには、場所の方が重要。 種類 :迷って選びたい、らしいので、見た目、種類が多い方がいい。 珍しいものよりも、過去に食べた事があるものを選ぶ。価格 :高いものと、安いもの、両方の存在が相乗効果を生む。 流行 :若い人は、流行ものにお金を惜しまない。 写真は必ず撮る。一番売上が上がる日は、近隣学校で資格試験がある日で、短時間で多くの来客となる。色々な資格試験が開催されるので、春、秋の土日は、これで売上UPする。このようなお客を外部の方、と呼んでいるが、外から来ると、財布の紐も緩く、味など関係なく、お金を落としてくれる。一生懸命、味にこだわって作っているから、複雑な気持ちになる。このようなイベントがない日は、ひたすら、常連さんを待つ日々。2店舗目以降については、不動産物件探しが重要だが、とても難しく、諦めムード。他の事業をやろうと思う。
2019年08月30日
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電話で予約してくれるお客さんは、名前を聞くので知っているが、大抵はお客さんの名前は知らない。だから、常連さんには、勝手にあだ名をつけて、チャンとやり取りしている。<関東の6枚切り>食パン1斤を買うおじさん。初めて来店した時、『何枚切りがいいか、分からない』と言うので、『関西では5枚切りが多いですが、関東は6枚切りが多いです。』と言ったら、カチンと来たらしく、『俺は、関東だから、6枚切りだ!』と叫んだおじさん。それから、店に入ってくるなり、『関東の6枚切り頼む!』と言うようになった。しかし、更にその後、何も言われなくても、私が勝手にスライスしようとした時、『俺、何枚切りか、分かっている?』と聞くので、私は『6枚切りですよね?』と答えると、お互いに笑ってしまい、とても親しくなった。よく聞けば、小麦粉関係の商社に勤めて引退された方だった。<クッキーバニラちゃん>クッキーバニラが好きで、朝早く来て、必ずクッキーバニラを注文する。かわいい女子大生だと思っていたら、大学の先生だった。実家の両親が来られた時は、連れてきてくれて、ご両親とも親しくなった。<芸能人>髪の毛を後ろで結んだ背の高い若者。見た目が芸能人っぽいので、このあだ名にした。ダンサーを目指して、日夜練習していたが、暫く姿を見ないと思ってたら、髪の毛をばっさり切り、メガネをかけていた。理由を聞いたら、ダンサーを諦めて、タクシー会社に就職した。<アールグレイ>ゲーム音楽家。散歩の途中、寄り、パンは買わずに、アールグレイを飲んで帰る。奥さんが怖い、と言っているおじさん。いつも、面白い話をしてくれる。
2019年03月23日
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店を始める前から、やりたかったのは、ホットドッグ。けれど、作業手順が決まらず、メニューに入れていなかったが、どうしても、やりたくなって、始めたら、これが当たった。やる内に、何度か、手順改善して、早く!美味しく!を目指した。ホットドッグだけを買うおじさまがいて、私が、『うちのホットドッグは、パンが違うんですよ。』と言ったら、おじさまは、『昔から、ホットドッグは、うまいんだ。』と言った。正直な話、自分で食べて、パンが美味しいと思う。だから、このおじさまの応答には、ガクッと来た。その後もおじさまは、店に入ると同時に、『ホットドッグある?』と言って毎週やってきた。ある時、おじさまに『ハード系のパンは、いかがですか?』と聞いたら、『歯が悪いから食べられないんだ。』と言った。ある時、『あんぱんは、いかがですか?』と聞いたら、『糖尿病なんだよ。』と言った。おじさまは、それまで、ホットドッグをテイクアウトしていたが、ある時から、コーヒーと一緒に店で食べるようになった。そして、3月になって、私が、『ようやく、暖かくなって、お客さんが復活してきました。』と話すと、『商売はね、1年通さないと分からないよね。だけど、ここのパンは、美味しいから、口コミで、お客が段々増えると思うよ、大丈夫だよ。』と、おじさまが言った。涙が出そうになった、瞬間だった。
2019年03月20日
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彼女との出会いは、プレオープン数日前のことだった。オープンの告知を店先に貼っていたら、彼女が話しかけてきた。彼女 何時から営業ですか?vivien 11時です。彼女 時間は書いておいた方がいいと思いますよ。vivien (告知紙の下をさしながら)ここに書いてあるんですけど。彼女 その場所より、このプレオープンの文字の所に 書いておいた方がいいですよ。その方がわかり易い。vivien ・・・分かりました。ちゃんと書いてあるのに!読めば分かるのに!そう思ったものの、言われた通り、シールに手書きして、告知紙の上から貼った。真面目第一のvivienである。 彼女の年齢は40代後半かな?ゴルフかテニスの練習でもしているのかな?と思わせるスポーツウエアにサンバイザーを被っていた。オープンしてから、確かに彼女はよくやって来て、混んでいる時は、”私は後からでもいいからね”などと言ってくれ、帰る時は、”とても美味しかったわ”とも言ってくれた。そして、”私、来週から仕事が遅くなるから、来れるとしても、土日くらいなものだけど、又、来るからね。”と言った。彼女の言動は、見守ってくれている感があって、私は、心の中で密かに彼女を”顧問”と呼ぶ事にしたのだった。
2019年03月07日
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新規開店の時は、11:00-17:00という営業時間の設定だった。朝3時起床、家を3:30出発し、4時から作業を始め、帰りは20時を過ぎた。家に帰ると倒れるように寝た。けれど、お客さんから、”11時開店では遅過ぎる”と言われ、”17:00閉店では早過ぎる”と言われ、開店から2週間ほどで、7:45ー18:30という営業時間に変更した。作業の段取りを次々に変更して、次第に開始と終了時間は同じで出来るようになり、苦になる事はなかった。なるほど、と思ったのは、時間変更の要求をした人は、来なかった。経験的に、突発的な残業は別にして、毎日続けるとなると、12時間労働が限界だと思う。だから、このような長時間労働は、ブラック、且つ、いつか限界が来る事が心配だった。週休1でスタートしたが、3ケ月目から月に6日休むように変更した。店は休むが、仕込みや、原材料仕入れで、休めなかった。それでも、早起きしないで済む事が嬉しかった。4ケ月位で、以前よりも元気なような気がした。心配とは真逆な結果に、不思議がっていたら、チャンが” パン屋やる前よりも、今の方が睡眠時間は長いから”と言った。ゲームなどして、遅くまで起きていた事を思い出し、今は規則正しい健康的な生活をしているんだな、と気がついた。
2019年03月03日
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開店から半年。オープン当日の緊張は、今思い返しても、体が震える。初めの1週間は、死に物狂いだった。睡眠不足と体力の消耗、意識朦朧として、足はガクガクで、これは現実か?次第に思考能力が無くなり、ロボットのようになり、後悔ばかりしていた。毎日のように、改善を繰り返した。初めの特に1ケ月は、変な客も発生した。自営業の人達と話したら、オープンから1ケ月は、”発生する”らしい。とにかく、???の客っているのである。そういう人は、時間の経過と共に発生しなくなり、2ケ月もすると、顔なじみが出来て、自分に合う人ばかりになっていった。
2019年02月26日
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8は、日本では末広がり、中国では、8の発音が発展の発と同じなので、好まれる。だから、プレオープンは、8/8か18か28と決めていた。遅々として進まぬ準備だったが、もう、決めよう、お盆明けの8/18!プレオープンとは、「まだ、本当のオープンじゃないので、、、」という言い訳ができるという甘い考えだが、第一印象って大事だと思うし。100%の準備をしようと思うと、あれも足りない、これも足りない。だから、エイヤーで、深い意味もなく、開店を決めた。宣伝して、沢山のお客さんが来ると、混乱するので、ひっそりと開店する予定。今更なんだけど、なんで、パン屋なんだろう?って思う。本番さながらの数量をテストベイクしているけれど、満足行く結果はまだ出ていない。泣き言を言おうと思うと、限りなく出てくる。やるしかないよな。頑張ります。
2018年08月09日
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ハード系のパンを成型する時に必要な布がある。綿100%の厚地で、帆布の類である。例えば、フランスパンは、この腰のある布で山谷をつくり、その谷に挟んで、発酵させる。ところが、パン道具店から購入しようとすると、値段が高い。(あくまでも、私の感じ方での”高い”です)そこで、市内の布屋へ行ったら、閉店してコンビニに変わっていた。別の布屋へ行くと、既に1mにカットされたものが、少量並んでいるだけで、布屋と言える店ではなくなっていた。時代の流れということか。仕方ないから、パン道具店から買おうかな、と思ったが、諦めきれず、東日暮里へと車を走らせた。ここは、布の街。店には、布が溢れている。興奮した。求める帆布も、色々な厚みがあるし、心踊ったのは、麻と麵の割合が色々違うものを見つけた時。パン職人の本を読んだ時、麻が少し入っている方が、生地離れがいい、と書いてあるのが、頭に残っていて、綿100%しか経験がないから、ずっと気になっていたんだ。フランスパン用とカンパーニュ用として2種類を選んだ。価格は、半額どころの騒ぎではなく、めちゃくちゃ、安く買う事が出来た。何より、素材を選べるのが嬉しい。使ってみて、また、違うのも試したいな、なんて思った。お客さんは多くて、レジで私の前の人は、宅急便で自宅に送る人だった。なんだか、幸せな気分になった今日1日でした。
2018年07月10日
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内装工事は、ほぼ終了。私には似合わない、素晴らしい内装になった。機械の据え付けなどが進み、毎日、試作をしている。設備や作業台の大きさや配置など、とても満足で、悩んだ甲斐があったと自己満足。小さいけれど、私の工場だ。現行の外壁は、レンガ風なのだが、いとこが、木にしたらどうか?と言い、看板やら、ガラスへのシールやら、デザイナーさんにデザインしてもらい、来週工事する事になったが、結構高い工事である。どうでもいいや、という気持ちがあるのだが、いくら内装が良くても、外観が良く無いとお客さんが店に入らないって。なるほど、そうか、と思う。パン製造の心臓とも言える、オーブンが、搬入直前に、運送会社の倉庫で事故にあい、足がもぎれる、というトラブルが発生し、もぎれた状態で納品され、理由を聞くと、保健所の検査が遅れるといけないから、とりあえず持ってきた、という事だった。メーカーの対策提案は、破損部分だけの交換という内容だったが、”私は中古品を買ったのでは無いし、衝撃が加わったのだから、見た目問題が無い外観でも、電子部品などは異常があるじゃないか?しかも、今すぐにそれは発生しなくて、半死で、後から問題が出たら困る”相手の反論を聞きながら、体が熱くなるのを感じた。結局、8月に新品を持ってくる、という事になった。8月に入れ替え?じゃ、開店できないじゃん。納得できない気持ちが、爆発しそうだったが、のみこんだ。メーカーの営業は、値引き対応はコスト的に難しいので、小さな自社製品をプレゼントすると言った。そんなプレゼントは不要だと思ったし、こんな問題が出て、このような対応、理不尽だと思うし、私は運が無い、というか、縁起が悪い感じで、とても嫌な気分だった。しかし、こうして準備をしていたら、入れ替えは不可能だという気持ちになった。色々な什器や棚、家具類を設置してくると、オーブン入れ替えのためのスペース確保が段々難しくなってきて、これらをどこへ移動したらいいのか?っていう感じである。準備を再度やり直す感じになる。そう思うと、準備も進まない。このまま引き取って、使おうか。壊れるかもしれないけれど。。。その代わり、値引きするように要求する事にした。交渉方法は、もう、今までのvivienじゃない声と言葉使いでやる事にした。今までの業界なら、納期が遅れれば、分単位で、製造補償という賠償金を支払う取引だった。このような業界とは、違うのだと、自分に言い聞かせ、それなら、私も変わらないといけない。向こうの回答が出るまで、連絡をしないで待った。1週間の沈黙のあと、こちらの希望金額になった。この日から、私は、パン屋になったと、思う(笑)
2018年07月05日
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今年もカラーが咲いた。何もしなくても、繁殖して、4つの大きな株になった。生命力の強さに脱帽。次は、パクチーの花。って、花が咲くのを待っていたわけでは無いけれど。背丈は、50センチ以上になり、とうとう花が咲いた。よく見ると、かわいいね。タネを収穫して、また、トライしようと思う。
2018年05月05日
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今年も蜂の季節がやってきた。ベランダに洗濯物を干そうと思ったら、アシナガバチの女王が巣を作っていた。去年と同じ場所。わーと思いながら、周囲を見渡すと、もう一箇所見つけた。これがもう一方の巣。どちらも、1匹で巣作りに励んでいるところ。市役所に連絡すると、駆除に来てくれるが、余りに小さいので、自分で駆除することにした。買って来た駆除スプレー。左は強力な殺虫剤。右は、防止剤で駆除後散布する。そして、悩んだ挙句、防護服は無いので、こんな感じでやった。↓メガネは、ダイビング用。白い服が見当たらず、ダウンジャケット。暑いけど、帽子付きで助かった。殺虫剤は10秒間噴射と書いてあったけど、もう怖くて、怖くて、結構長い時間噴射した。仕上げは防止用のスプレー散布。1ケ月は、okらしい。
2018年04月23日
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主要設備の発注は終えて、内装工事の図面を設計デザイナーとやりとりして、基本配置が固まってきた。次は、資材の選定、色とか。デザイナー:どんな感じがいいですか?vivien : よく分からないんですけど。。。 でも、「素朴」は嫌いです。かと言って、フリルのカーテンがあるような感じも嫌いです。デザイナー:分かります。vivien:私は、本当は海が好きなんだけど、パン屋の雰囲気には合わないですよね。 強いて言えば、北欧の雰囲気とか好きかな。デザイナー:なるほど。こんなゆるーい感じで、会話して、工場の設計とは違うよなーとか思いながら。デザイナー:外の道路側に、看板とは別に、黒板などで案内をした方が良さそうですね。チャン :デジタルサイネージで表示したらいいじゃないか?確かにね、写真が綺麗に表示されるよね。印刷しないで、表示変更が楽に出来るのがメリットかな。そんなレベルのパン屋なのか?ってツッコミを入れたいが。気がつけば、もう5月になるじゃん。時間かかり過ぎ、って思うけど、楽しみである。
2018年04月20日
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香菜の種を蒔いたのは、去年の秋だったが、周囲の花達の影になって、育ちが悪かったまるで、もやしのようだった。ところが、冬になって花達はみんな枯れてしまい、雪も降り、春が来たら、もやしのような香菜はぐんぐん成長した。強いなぁ。柔らかそうな部分を収穫して、料理を作った。これは、「蕨根粉」という素材を使用した料理。見た目は、黒い春雨。茹でた後、味付けします。四川料理でポピュラー、大好物です。*訂正 本場は貴州料理でした。これには、香菜が欠かせないんだな〜。辛い調味料、油を沢山と山西省の酢(黒酢)で味付け。香菜と一緒に食べます。ベストマッチ。春雨とは違います。
2018年04月08日
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突然、鼻血が出た。うわーっと、布団の上にこぼれた。どこも、痛くなかった。ネットで調べると、ストレス、疲労、寝不足で出るらしい。どれも当てはまる。子供の時以来、経験がないので、焦った。何だか、頭も痛くなってきた。限界かよ。そんな訳いかないよ。
2018年04月06日
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何もかもが一気に押し寄せた。スマホで管理しているスケジュール表は、埋め尽くされ、いや、これは普通のことだ。今までと違うのは、その内容が、全て異なる目的であるという事だった。パン屋開業だけの事なら、どんなにいいだろう、と思った。単一の目的なら、一歩一歩結果に応じて進めばいいが、違う案件が次から次へと問題を提議してくれて、待った無し、集中力を意識的に振り分けて出して、精神的に圧力がかかるのを感じる。寝る間も惜しんで、辛くなってきて、焦っていて。。。なんで、生きてるんだろう?って思い、あー、これはまずいぞ。鬱になる可能性があるぞー、と自分に言い聞かせて、頭を切り替えた。予想外に大変だったのは、ルナの引越しだった。いつも利用している日通は、この時期法人契約しか受け付けない、との事で、別の業者に依頼し、マンションから家へ運ぶ事にして、寮へ運ぶ荷物は少ないから、自家用車で運べばいいか、のノリだった。今年は、昨年のヤマトの件を発端にして、引越し難民が多く発生している。価格は、通常の2倍。自分で運べるものは、自分で運ぶ事にして、業者に依頼するものを極力減らした。しかし、直前になって、案外荷物が多く、ワゴン車をレンタルして運ぶ事にした。一番大きいのは、50インチのテレビ。寮は狭いから、新しく小さいのを買ってやる、と言ったのに、これがいい、とルナが言う。ヲタクの言い訳は、テレビは見ないが、ゲームやブルーレイを見るのには、これがいい、との事。最後のわがままを聞いてやる事にした。前日からワゴン車に詰め込み作業をして、翌朝出発。寮へたどり着くと、一斉に引っ越してきた寮生の引越し業者が隊列して、横つけに出来ず、人力で運ぶ羽目になった。寮に運んだ後も、エレベーターが行列で、閉口した。こっそり運び入れるつもりのテレビを寮の職員に見られて、驚かれた。予定時間より遅れ、開梱はほどほどにして、ベッドだけを仕上げて、食事もとらずに引き返したが、引越し業者との時間の折り合いが悪く、終了したのは夜9時をまわっていた。そして、その後、自家用車で何度か往復して残りの荷物を運び、掃除をして、翌朝、管理会社に引き渡した。8ケ月だけの入居で、ネットの解約料など、何もかもコスト的には無駄な事だったが、大事な時間を過ごせたと思う。ルナは、家には2度と戻らない、と言った。理由は、分かっている。調べると、学生の場合、必ずしも転出届は必要ない、との事だったが、市役所へ行って、転出手続きをとった。寂しい気持ちでいっぱいだったが、この方が、新しい道を歩けるような気がした。これでいいのだ、と私は自分に言い聞かせた。
2018年03月31日
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物件が決まった。長かった。見学してから、21日経過。パン屋をやっていいか、どうか、不動産屋から管理会社へ問い合わせて、ずっと、のらり、くらりされた。管理会社は、理事長に確認します、と答えて、1週間後、ひとりの理事がOKした、と。え?理事長って2人いるの?変だな、と思った。2週間後、未だ確認が取れていない、と言うから、『原因はなに?理事長は入院しているのか、海外旅行へ行っているのか?』『っていうか、そもそも、規約に理事長に確認しなければいけない、って書いてあるの?』ちょっとキレました。不動産屋からの答えは、管理会社は、別件で13日に理事長に会うから、その時に確認する、って。不動産屋に、この答えどう思いますか?と聞いたら、『多分、初めから、嘘つかれてたと思います。』との事。『もし、13日の約束守らないと、この物件はやめた方がいいですね。』その約束の13日、約束は守られた。『パン屋問題ありません。』だって。実は、この物件、売り物件です。借りると、大家さんとの関係が怖いので、買う事にしたんです。9階建てマンションの1階の店舗。土地を買うのがベストだけど、そんな空き地無いしね。大学の隣で、1DKが主体で、学生が住んでいそう。大丈夫じゃないか?文句言われない、と期待する。オーナーへの価格交渉は、2時間で完了。もう、いいよ、っていう感じで。あとは、手続きだね。
2018年02月13日
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1月にパン職人コースを修了した。物件は、団地のショッッピングセンターを狙っていたが、断った。理由は、何度か現地に通ってみて、客層を見て、無理だな、と思ったから。次に検討した場所は、大型新築マンションが完成間近の隣で、客層はベストだったが、新築で、条件のやり取りをする中で、いやーな予感がしてきて、断った。中国で工場をやって、大家との関係は、とても大事だと思っている。内装や設備投資した後で、退去しなければならない事があったら、アウト。パンの先生も、店をやっている時、ミキサーの音がうるさい、という苦情が発生して、朝6時前は使用禁止となったそうだ。パン屋で朝6時前、作業が出来ないというのは、致命的である。そして、今、悩みに悩んで、選んだ物件の交渉中。並行して、自家製発酵種の検討をしている。ライ麦から、おこした。ルヴァンと言われるもの。これが、結構面白い。面倒といえば、面倒なんだけど。色々な効果が言われているけれど、焼いたパンの弾力が出るのと、老化が遅い点が気に入っている。パンってすぐ老化するでしょ。失敗も沢山して、物件が決まらないだけ、このような経験する時間が持てて、良かった、という事かな。内心は、早く、決まってほしい、とイライラしてますが。
2018年02月06日
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売る事をやめて、DIY可能物件として賃貸募集したら、貸す事が決まった。普通に賃貸する場合は、内装に投資が必要で、回収出来ないリスクもあるけれど、DIY可能として貸し出す場合、掃除をしただけでOK。家賃は、相場よりも安いけれど、DIYする故、長く住んでくれる方が多いそうで、安定らしい。庭木は、大家としての務めという事で、思い切って、伐採した。チャンと2人で1週間かかりで、伐採とゴミ出しに精を出した。東日本大震災の放射能の影響で、伐採後の木などは、特定日にしかゴミに出せない。ひとつ、ひとつ、50cm長にのこぎりでカットして、指定の袋に詰め込んだ。この先どうなるか、解らないけれど、毎月、おこづかいが入るのは、嬉しいかも。
2018年02月01日
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(記録のため、回想まとめ)DIANEは、転院したリハビリ病院では、毎日、早く退院したい、と言い出し、その理由は、暇なのと、食事が美味しくない、というもので、どうしたらよいものか、迷った。一人部屋で、ベッドに寝たきり、じっとしているのは、面白くないと思うし(大部屋は、又、別の問題もあるし)、このまま、認知症になるのも良くないな、とも思うし、食事は確かにお粗末だし、一日1回、僅かなリハビリのために、病院にいるのもどうかな、と思う一方、家に帰って、私が介護するのは難しいし、歩けないから外食も出来ないし、歩く練習なんて出来ないし、と思った。地域包括センターへ行って相談し、入院中に、介護保険認定の手続きを進め、ソーシャルワーカーから、ケアマネージャーの紹介を受け、家に帰ったら、介護保険のサービスを受けるつもりで、病院に置いてあったカタログなどを見て、昇降機能付きのベッドとか、色々検討していた。ケアマネージャーが状態確認のため、病院へ来た。(前の日記と重複するけれど)ケアマネージャーというのは、特殊な仕事だ。介護保険のサービスを受けるためには、自分で手続きをしたらダメで、必ず、ケアマネージャーが計画書を作成し、ケアマネージャーを通して、レンタルやサービスを申し込まないといけない。ケアマネージャーは、私にカタログをくれて、『色々なものがありますから見てください。』、と言った。そのカタログは、病院に置いてあったものと違うものだった。私は、『サービスの点数の計算方法が書いてある書類をくれませんか?』とお願いした。ケアマネージャー:それは、無いです。とても、複雑で面倒な計算で、単純に説明できないです。vivien:計算方法が解らないと、私は計画が立てられないです。ケアマネージャー:それは、私が計算します。認定が出ていないので、計画書が作れないのです。vivien:あなたは、介護保険内で受けられるサービスの計画を立てるのが仕事。私は、母が生活するために必要な事を計画するのが、役目。この時、サービスの範囲では足りないかも知れない。そしたら、どうしますか?一日1回のおむつ交換で我慢しろ、と母に言うのですか?これが言えないと、私は、誰かを雇わなければいけない。それは、一日何時間必要なのか、検討しなければならない。今から、募集しないと、人の手配は間に合わない。要介護いくつか、決まる前に、仮定して検討しなければならない。私には、計算方法を知る必要があるし、計算は、コンピューターがします。そして、試しに聞いてみた。vivien:レンタル洋品は、あなたの持ってきたカタログから選ばないといけないのですか?ケアマネージャー:そのカタログの所は、納期とか、色々良い所です。他の所でもいいですが。中国なら、必ず、バックマージンがある内容だ。あるんだろうな、と思う。本人負担は、少額だから、利用者は疑問なく大いに利用できる。レンタル会社は、確実に保険からお金が入る。計算すると、それは、高額だ。いい商売だ。何故、自分はこういう商売をしなかったんだ、と思ったりする。ケアマネージャーは、計算方法を紙に書いて後で渡す、と言い、DIANEに『今後一緒に頑張りましょう。』などと話しかけた。すると、DIANE:私は、何も必要ありません。ケアマネージャーは、振り返って、私の顔を見た。私は、何も言わなかった。あーあ、と心の中で叫んだ。DIANEらしい、と思った。退院した後、介護保険の認定書が市役所から届いた。要介護5。色々なサービスが受けられる筈だった。例の3日間の実績で態度が悪いから、歩けるようにならない、と言った担当医とは、退院するまで、一度も顔を合わせなかった。退院は、こちらから『退院したい。』と看護師に申し出て、退院した。転倒骨折から38日、あと2ケ月位、入院しなければいけない予定だった。状態は、コルセットで腰を固定して、短い距離を、何とか、よちよち歩けるレベルで、段差(階段)の練習はこれから、という段階。車に乗り込むのは難しいと思い、ネットで踏み台とつり革を購入して準備した。DIANEは、退院が嬉しくて、又、気合も入っていて、自分は大丈夫だと言い張った。チャンが居てくれて助かった。家の門から玄関まで階段があり、どうなるかと思ったが、一歩、一歩、チャンが介助して登り、部屋まで辿り着いた。初めは、付けていたコルセットも、次第に面倒だし痛いとかで、付けなくなり(本当は3ケ月つけるべき)、少し甘えが出た時に、『私は、介護士じゃないから、自分で出来ないなら、病院へ戻ってくれ。』と言ったら、何でも自分でやるようになって、みるみるまに、歩く能力が向上した。食べたい一心で(笑)、外食も毎日のように出掛けたのが良かったのかも知れない。誰も雇わずに、乗り切った。結果で言うと、早く退院してよかったと思う。入院中から、何故か、高尾山へ行きたい、と言ってたので、連れて行った。ケーブル電車で登り、団子を食べて、とんぼ帰りだったが、本人は満足のようだった。昔の面影が無い、と言った。付記すると、入院中発生した妄想、例えば、部屋に虫が居るとか、ねずみがいるとか、それは、退院してからは、記憶が無い、との事だった。入院中は、別人間になるって事。理由は解らないけれど、自分もそういう時が来るのだろう。初めの病院で『骨折していない。』と誤診された件で、裁判しないのか?と言った人が居た。今後のために、医者に骨折していた事を教えてあげようかな、という気持ちは少し出たが、やめにした。毎日の生活の事で、精一杯なので。
2018年01月30日
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日本での生活は、?マークが絶えない。中国にいる間に、日本が変わってしまったのか、自分が変わってしまったのか。。。両方なんだと思う。交通マナーや買い物など身近なことで、中国にいる時は、”日本なら、こうだよ!”って思ってきたのに、今は、”これが日本なの?”って呆れる事が多い。これは、時代の移り変わりで、昔の話をしても仕方がないのだ、と言い聞かせている。病院の対応も、いい加減疲れてきて、それでも、諦めきれず、いや、諦めたら終わりだと思うし。ケアマネージャーなる人を紹介されて、あの表情は、特殊な能力を持っていると思うけれど、”単位の計算方法を教えて欲しい。”と言ったら、”とても、計算が大変なのですよ。”と言われた時には、唖然とした。”計算は、機械がします、大変かどうかが問題なのではなくて、計算をして、シュミレーションして、計画を立てる必要があります。あなたは、介護保険に決められた範囲で計画をするけれど、保険内だけで、DIANEは生きていかれますか?単位が足りないと、食事をしないという対応ですか?単位は、法律だから、それでいいです、私は、その先を考えなければいけない。何人の人を何時間、雇わなければ、いけないか?計算しないで、計画を立てる事が出来ません。なのに、どこにも、書いてありません。”こんな説明は、疲れる。パンの方も、色々である。電気の問題とか、曖昧な情報に振り回されて、貰った図面は、測量の結果、全く違っていたし、それでも、じゃぁ、こうしましょう、って決めて、進もうとしたけれど。ある日曜日の夕方、現地へ行ってみると、想像以上の老人の多さに、びびって、他の物件を探している。そんなところへ、パンの講習では、夜の22時以降まで、先生が、何やら、話をされて、ひとり引き止められ、帰りの電車が気になりながら、それなりに、言葉を返すと、何故か、余計に興奮された。その時、私は、先生が何を言いたいのか、全く理解できなかったけれど。よくよく考えると、私は、いじめられているんじゃないか、と思う。もう行くの、やめようかな、って娘に言ったら、”習いに行っているのだから、習うだけでいい。””議論できない人は、相手にしないほうがいいよ。”と、諭されて、懲りずに行ったら、やっぱり、いじめられる。余り、変な事が続くと、自分に欠陥があるのではないか、と自分を責めたりするが、こんな考えは、うつ病になりかねないし、どんなに時代が変わっても、vivienは、vivienだよ。っていうか、業界が違うってことも大きいんだろうな。文化が異なる人の集まる社会で生きるっていうのは、大変な事だな、って思う。11月から、チャンが赴任してきた。そばで、この状況をずっと見てきたチャンが言った。”私なら、とっくに潰れている状況ですね。”どんな顔をしているのかと見たら、笑っていた。うん、笑う状況なんだね。こんな経験は、楽しもうか!
2017年12月05日
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DIANEが発熱し、39℃。病院へ行きたい、と言い、連れて行った。私は、病院へ行かず、寝てたらいい、と言ったが、本人の希望なので仕方ない。近所の病院はちょうど休診で、色々な所へ電話して、たどり着いたのは、大きな総合病院だった。麻薬治療で、有名な元野球選手が入院した事は、記憶に新しい。門が2ケ所あり、入った門からは、ゲートがあって、病院の入り口まで車を入れられないようになっているので、駐車場から歩いた。これが、災難の始まりだった。後から分かったのだが、もう一方の門から入れば、病院の入り口に横付け出来るのであった。長い道のりで、疲れた、と言うが、もう少しだから、となだめた。しかし、もう我慢できない、と言って、ベンチに向かって突然走り出し、なんと、入り口の直前、つまづき、前方へ倒れ、柱に頭から激突し、その反動で、後ろ向きに倒れ、柱と壁の間に倒れた。一瞬の出来事だった。守衛さんが、救急隊を呼んできて、ストレッチャーで救急室へ運ばれた。検査の結果、医者によれば、頭の方は問題無し、骨折していない、このままお帰り下さい、と言われた。しかし、本人は起き上がる事が出来ない。医者は、自分は整形外科の専門では無いので、とりあえず、入院して、明日相談します、と言われた。翌日、整形外科の判断は、骨折していない、1週間経過して、まだ痛かったら又調べます、と言った。看護師の対応としては、骨折していないのだから、という事で絶対安静の必要無し、と言われた。しかし、本人の痛がりようは、尋常ではなかった。食事をするために、起き上がるようにベッドの角度を変えると、ぎゃーっと痛がった。看護師は、”こんなに大きな声だと耳がおかしくなる。”と言われた。数日後、担当医は、内科医で、”熱は下がり、インフルエンザではありませんでした。”と言い、”本人が痛がるので、麻薬などの痛み止めを処方しましたが、効果が無く、骨折していないので、これ以上の治療が無く、病院としてはこれ以上、対応が難しいです。”と言われた。私は、”起き上がれないのに、家に帰るのは、どうしたらいいかな?車に乗れるなら、連れて帰ります。”と答えた。すると、リハビリをやっていきます、と医者は言い、期待したが、翌日、看護師に確認すると、予約は画面上入っているが、就業時間が終わりまで、リハビリ担当は来なかった。次の日は、早めに言わなきゃと思い、昼過ぎ一番に面会へ行き、看護師に”リハビリはいつ来ますか?”と言い寄り、ようやく来た。しかし、次の日は、リハビリは又来ない。私は、DIANEに立ってごらん、と言って、無理やり、ベッドから起き上がらせた。すると、看護師が飛んで来て、”断りなく、こんな事しないでください。”と言われた。DIANEは、床に足をつけると、又、大きな声を出して、ぎゃーっと言った。次の日、また、リハビリは来ていないので、今の状況と今後のリハビリ計画を聞きたい、と看護師に伝えると、担当の医者がやってきて、”ここは、リハビリ病院では無いから、他のリハビリ専門病院へ転院したほうがいい。”と言われた。”よろしければ、今日、転院できます。”との事。その日、レントゲン検査の予定が入っているので、”レントゲン撮ってからですか?”と聞くと、医者は、”治療する事が何も無いので、レントゲンの予定を入れただけです、これは、必要ありません。”と言われた。そして、ストレッチャーに乗せて、専用のタクシーで、転院した。私は、自分の車で転院先へ行った。DIANEは、寝たまま移動したので、自分がどこにいるか、理解できなくて、何度も私に聞いた。転院した先の病院は、ベッドが満杯で、ナースセンターの脇の場所に入れられた。テレビも何も無い所だった。既に夜になっていて、入院の手続きは、翌日するように、看護師から言われた。翌日、1階の事務処理の場所で、入院の手続きをし、”担当医は、誰ですか?”と聞くと、”まだ、登録されていません。担当の看護師に確認してください。”と言われた。ナースセンターへ行き、”担当看護師は誰ですか?”と聞くと、”担当は、交替があるので、決まっていません。”と言われた。”担当医は誰ですか?まだ、私は一度も会った事が無いので、誰だか知りたいし、お話も伺いたいのです。”と言うと、”そんな事、急に言われても、困ります。事前に希望日を言って、都合を合わせる必要があります。”と言われた。私にとって、不思議な世界だった。ようやく、担当医との面談日が決まり、訪ねてみると、看護師と担当医の他に男性が座っていた。あとから分かったのは、この男性は、ソーシャルワーカーだった。担当医は、画像を見せながら説明をし、”MRIを撮影した結果、背骨が3本折れています。コルセットを作成して、リバビリを行います。無理やり動かすと、脊髄への問題が出る可能性があります。そうすると、一生寝たきりになります。”と言われた。頭の中が真っ白になった。転倒から既に11日が経過していた。コルセットは、週に1回しか業者が来ないので、採寸し、完成するまでを数えると、着用できるのは、転倒から、3週間が経過してしまう。なんと言う事だ。私は、看護師達から”骨折もしていないのに、大げさだ”、とか、”声が大きい”とか言われて、無理やり立たせたりして、なんてことをしてしまったのだ、と嘆いた。背骨3本折れていた、本当に、DIANEは痛かったんだ。落ち込んでいるところへ、医者は、言った。”しかし、リハビリを本人が嫌がったらどうしますか?””どうするって、病院は治療するところですから、治療しないと意味がない。”と言うと、医者は、”リハビリをしないと思いますよ。”と言う。私は、”なぜですか?”と聞くと、医者は、”この3日間の態度から判断しました。”と言った。VIVIEN ”3日間で、どのような問題があったのでしょうか?”担当医 ”態度が悪いと言う事です。”VIVIEN "どんな風に態度が悪いのですか?”担当医 ”今日、私が骨が折れている事を言って説明したら、早く退院して家に帰りたい、 と答えて、コルセットは値段が高いから嫌だ、と言った。”VIVIEN "早く退院したいだろうし、コルセットも以前整形外科で作らされた事がありますが、 それ程効果が無くて、そういう意味だと思います。この話は、今日の事ですよね? 3日間で、他にどのような問題がありましたか?”担当医 ”この2つの発言だけです、他にありません。このような発言は、態度が悪いと 言う事です。私の経験では、こういう患者は、リハビリが進まない。”VIVIEN ”では、退院したほうがいい、という意味ですね?”そう言うと、なんだか、違う話を延々とされて、どれも意味不明で、とても疲れた。不思議な世界だった。退室した後、もうひとりの男が追いかけて来て、名刺を差し出した。”私は、ソーシャルワーカーです。何か、相談があれば、連絡ください。”と言った。帰り道、直ぐに別の病院をあたった。とにかく、この病院はやばい、というのが、私の直感だった。しかし、分かったのは、リハビリ病院を探すのはとても難しい、って事と、やっと見つけた病院は、満室で、転院のためには、今の病院を通さないといけない、個人で申し込む事は出来ない。ソーシャルワーカーに相談してください、と言われた。そっか、それであの名刺なんだ、と思った。ソーシャルワーカーに電話して、転院したいと話した。ソーシャルワーカー 今日の先生は、ちょっと変でした、たまにあるんですけどね。 あれは、後で、リハビリの効果が思ったように出なかった時を考えて、家族に確認を とっているだけの事だったんです。VIVIEN なるほどね。そう言われてみれば、そうなんでしょう。 でも、私は、医者の機嫌をとる立場ではありません。 態度が悪い、と言われましたので、その言葉は消えないですから、 転院したいです。今後、やっていく自信がありません。ソーシャルワーカー 帰られた後、看護師と心配をしていました。 とても変な面談だった、と。 こうして、電話が来て、良かったです。 先生には、内緒で、転院を進めますが、時間はかかります。 それまで、転院をする事は伏せて、やった方がいいと思います。VIVIEN わかりました。不思議すぎる世界だと思う。
2017年11月11日
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Lunaの高校受験。9月末、ネット出願の時、入力を進めると、1000文字以内、2つの課題の作文を添付しなければならない事が解り、一時中断して、完成して、出願できるまで、2週間程かかった。この間、緊張で、Lunaは、結構荒れた。入力前に、どこかに案内があれば、事前に準備出来るのに、と思った。別に、1000文字じゃなくてもいいんじゃないの?と言ったりする私のアドバイスは、イライラの油に火を注ぐだけで、全く、アドバイスになっていなかった。中学校から連絡があり、特別早く3者面談を実施する、と言われ、行っていると、校長先生が参加されて、これが丁度、本番の面接のようなスタイルになり、練習になった。中学校の制服が無いので、試験当日の服装は、いつも履いてるGパンでいいんじゃないの?と話していたが、中学校の先生に相談すると、『ブレザーにブラウスとか、、』と言われ、え?そうなの?という感じで、急いで、デパートへ行き、上から下まで、完璧に一式揃えた。馬子にも衣装だった。試験日は、丁度、私は、パン職人コースがあるので、一緒について行く事が出来ないから、受験会場までは、オープンキャンバスなどで2回程行っているが、もう一度、場所を確認しよう、と、1週間前に、練習した。しかし、段々、その日が近づいて来ると、本当に同行しなくて大丈夫か?という不安が出てきた。大丈夫か?と聞くと、良くないと思うので、何も言わずにいたが、とても心配になってきた。何か問題があった時、私は、あとになって、後悔しないだろうか?と考えた。いくつか、シュミレーションして、後悔しない、という結論になった。それも、人生だよね。当日、私は、早起きでパン職人コースへ向かった。Lunaは、前日の文化祭の疲れで、寝ていた。このまま、寝坊して、試験会場に間に合わなかったら?と、又、不安がよぎったが、それも、人生だよね。と考えた。パン職人コースが終わって、LINEで連絡を取ると、試験終了して、電車に乗るところ、だと言うので、待ち合わせをして、一緒に帰って来た。『どうだった?』と聞くと、『問題ない。』と嬉しそうに答えた。『不合格って事もあるからさ、その時は、落ち込まないで、又、考えよう。』と言うと、『あれで不合格、って無いよ。』と自信満々だった。因みに、他の受験者は9割方、中学校の制服だった、との事。『Gパンじゃなくて、良かったね。』と言って、2人で、笑った。
2017年11月04日
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電気容量の問題は、ずっと、取り組んでいるんです。この件だけで、色んな所へ行ったんです。今週は、関係者が集まって、大会議もしたんですけど、日本だから、安心だと思っていたけど、この考えは、無くなりました。何故、このように、皆さんが集まって、事実が明確に出来ないか、ここには書きませんけど、公務員系だという事なんでしょうね。私が独自で調査している事については、感謝されたりして、皆さん、悪気はないんですけど。中国も大変だったけど、ここまで酷くないな、と思う。お金出すのは、私なんだから、誰の責任って言ってらんないよ。確実に、自分で納得しなきゃいけない。それで、皆さんの結論を待たずに、ガスオーブンを検討しています。ガスの先入観とか、噂をくつがえすような説明を受けて、ちょっと、その気になっています。これで、勝負しようかな。。。
2017年11月01日
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全粒粉で食パン。正直な話、普通の味です。デニッシュ系&カスタード作りの練習。バターの折り込みは、上達したと思う。焼き立ては、経験の無い、ボリュームのあるサクサクで喜んだが、翌日食べたら、その感触は消えていた。レベイクした方がいい、そうだが、消費者目線で考えると、そのまま食べてこんなもんかな、っていうパターンになると思う。手間をかけている分、残念である。左は、クリームパン。以前も作った事があるけれど、その時より、成型は上達したと思う。右は、パヴェ。下になって見えないけど、チェリー入りパヴェもある。パン・オ・レの生地(牛乳が多い)で作りました。白いパン。低温で焼くので、白い。これは、人気が出るかも。はい、これがリュスティック。美味しいんだけど、点数では、70点。納得していない。水分が多い生地で、ドロドロで、作るのは面白かった。自分で更に研究していきたいアイテムです。あと、小さい方が価格は抑えられるけれど、特に、外皮(クラスト)が固くて、内側の水分が多いこのようなパンは、(体積が)大きくないと、その良さが発揮できないと思う。そのパンの特長を出して、良さを認めて貰いたいな。全粒粉のパンは、小さくても解りやすいです。こういう対比で、売れないかな。
2017年10月22日
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娘の件は、夏から本当に大変だった。まず、マンションを借りた。駅から3分、2LDK,オートロックとか、フル装備の物件にした。それから私は、2つの家を行き来する事になり、体力も限界かと思われる場面もあったが、ようやく、リズムをつかんできた感がある。けれど、パンである。これを立ち上げるためには、このような生活を続ける事はできない。そこで浮上したのが、学生寮である。来年4月入居の場合、10月から申し込みが始まっている。多くは、大学生や専門学校生の利用で、高校生は極僅か。メリットは、食事付だという事。今日は3件の見学予約を入れて、雨の中、訪問した。行く前は、『もう、引っ越ししたくない。』と言って、渋々だったが、途中からエンジンが掛かったようである。3件3様だった。カタログとは違う、印象が出てきた。帰りに渋谷駅で降りて、コーヒータイムを取った。どこが良かったか?と、聞いてみると、私と同じ意見だった。そこの管理人さんの話がとても良くて、情けないけれど、私よりもずっと良い指導をしてくれそうな気がした。今住んでいるマンションと比べてどうか?とも聞いてみた。すると、寮の方がいい、と言った。これには、唖然とした。お母さんと一緒がいい、とかいう話は全く無いわけだ。早く予約を入れないと、人気のある所は、埋まってしまうので、家に帰ってから、予約を入れた。これで、この子とは、お別れなんだな、と思った。悲しい気持ちがこみ上げてくる。もしかすると、この子にとっていい事かも知れない。そう自分に言い聞かせている。
2017年10月15日
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空き家になった実家を売ろうと思って、業者に片付けをしてもらったものの、買いたいと言っていた人がキャンセルになり、その後、別の人が買いたい、と言って来たが、どうもお金の問題で話決まらず。一般社団法人移住住みかえ機構がやっている『マイホーム借り上げ制度』を調べると、耐震工事が必要だという事なので、補助金申請とか、詳細を確認のため市役所へ行くと、”あれは、リフォームも必要だから新築した方が安い”とか言われ、専門家を派遣するので、相談した方がいい、とアドバイスを受けた。マイホーム借り上げ制度なら、一度貸すと、その後、借りる人が居なくても、生涯家賃保障をしてくれるので、魅力だと思ったが、やっぱり、上手い話なんて、無いんだよね。派遣された方は、市内の工務店の方で、物件を診断してもらい、色々情報交換して、気長に売れるのを待つしかない、っていう結論になった。その後、思い立って、別の不動産屋へ連絡をとってみた。そこは、DIY賃貸をすすめている不動産屋で、現物を見てもらうと、『リフォームすると、リスクありますから、このままで、DIYが好きな人に貸すというのがいいじゃないですか?』と言われた。そうそう、それよ。現状のまま、貸し出すので、こちらとしては、さほど投資しないで、貸し出せる。その代わり、家賃は相場の7割程度、というもの。借りた人は、内装を自由にしていいよ、という条件である。お金が欲しいって言うより、なんかさ、勿体ない、っていう感じで、誰かに利用して貰えたら、という想いがあって、そういう意味で、私の考えにマッチしている。しかし、” ハウスクリーニングして下さいね。”ま、これは仕方ない。” 庭の整理整頓をして下さいね ”えええええ。そうだよな、荒れちゃっているもんな。水を上げなくても、いろんな花が咲くんだよね。という訳で、今日は、朝から、庭木の剪定を行った。秋で良かった。夏なら死んでいるよ。午前中でダウンし、午後は昼寝した。まだまだ、整理整頓は、終わらない。簡単ってないよね!
2017年10月09日
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ライ麦を使用したパン。麦の香りは、ライ麦を使うと誰にでも解りやすい。ネットで見てると、パン好きな人達にとっては、必需品ともいえる。左は、クルミとレーズン。ライ麦と好相性。。。。美味しいと思いますが、私は、葡萄とワインは好きだけど、レーズンは嫌いなんだよね。小さい頃は、外して食べてたくらい。だけど、レーズン使用のパンって多いんだよなぁ。一般的には、好きな人多いのですか?ブリオッシュ生地を使った応用編。右は、クレーム・ダ・マンデ(アーモンドクリーム)の練り込み。ブリオッシュは、濃厚な味。中はふわふわ。でも、私は一口でいいな。先生は、『フォアグラと一緒に食べるといいですよ。』って。なかなか、同意できない。待望のクロワッサン。バター折り込みを手作業でやりました。私の目標のクロアソンではなかったけど、これも、美味しいな、と。ハードトースト。外はフランスパン。中はしっとり。焼き立て、そのままで美味しい。翌日、トーストしたら、これも美味しい。パン屋探索調査で、値段の高い食パンを買って比較しているけど、この旨さは桁違い、大ファンになった。パン・オ・ショコラクロワッサン生地を使用して、中にチョコレートスティック3本。バター折り込みが上手くいってるから、層が綺麗に出ている、と褒められた。今回、先生から、未だ開業は早すぎる、無理ですよ、って言われました。何が難しいですか?って聞くと、色々な種類の段取りが難しいし、パン屋は、作るだけじゃなくて、接客とか、袋に詰めるとか、販売も色々大変な事がある。そういう経験者がいないと難しいです、って。ずっと、話を聞いたんだけど、難しさが、もうひとつ、理解できないvivienでした。
2017年10月08日
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昨夜から大雨で、竜巻注意報も出ていましたが、法務局へ行ってきました。電子産業向けの会社が、パン製造販売を目的に追加って、気が引けるけど、申請費用は3万円で、いくつ増加しても費用は同じなので、思い切って、色々追加しちゃいました。コーヒーを提供するかもしれないので、喫茶店の経営とか、ジャムを売るかもしれないので、食品の販売とか、パン教室をやるかもしれないので、それも書いちゃった。申請書類は、ミスが見つかったけど、訂正印で修正可能だったので、助かった。法務局って、毎度感じるけれど、職員の方、感じがいいんですよね。親切で、丁寧に教えてくれる。あとは、待つだけ。10月6日には、出来る予定です。
2017年09月28日
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物件の担当者に、連絡を取り、事情を話した。すると、ビザの件は了解して、契約は待ってくれる、と言われた。えーーー、である。先方にも諸事情があるようであるが、期待していると言われ、事業計画を出すように言われた。第一関門クリア、である。物件の問題としては、担当者も現在把握していない、電気容量がある。特に、古い物件なので、何らかの対応が必要だと思われる。場合によって、キュービクルが必要であると、5000万円必要だと言われた。居酒屋ならば、このような心配はいらないが、パン屋は、電気の問題がついてまわる。ガス式のオーブンもあるが、各段で同一温度設定しか出来ないので、不都合である。フィルムでもそうだった。電気が問題で、仮契約が破談になったのを2回経験した。vivien 全く、同じだね、電気が問題。チャン 全く、同じです。vivien ダメなら、他を探すけど、ビサだけは、対応不可能だね。 ダメな時、対策がない。そんな話をしながら、車を家の車庫に停めようとすると、郵便屋さんが家の前で自転車を停めた。vivien ごめん、サインして、受け取っておいて。チャンは、先に車を降りて、サインしている。車を停めた後、玄関へ行くと、チャンが笑顔で立っていた。チャン 入国管理局からです。vivien え?早すぎる。10月って言われていたのに。チャンは、封を開けると、あっ、と声をあげた。チャン 見覚えがあります。許可がおりました。vivien ほんと? 嘘つかないでよ。ほんと?恐る恐る、郵便物の中身を取り出して、確認すると、本当に、本物の、ビザの許可証だった。2人で奇声を上げて、握手した。神様は、とにかくやれ、と決めているらしい。
2017年09月26日
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パン職人コースは、1月までの予定。物件は、早めに探さないと、見つけにくいと考えて、ずっと、探していた。初めは、呑気に、馴染みのある新橋がいいな、と思った。毎日、ランチはどこも盛況で、値段も高くて、仕方がなくて、のサラリーマン時代を思い出し、パン屋があったら、週2位は、絶対行ってたよな、と考えた。コンビニのパンじゃなくて、美味しいパンが食べたい、そういう人が必ずいるから、きっと、大盛況になるんじゃないかと単純に考えたわけだ。場所によって、家賃の坪単価が違うけれど、これは、実にうまく出来ていると思う。場所が良ければ、想定される集客数は増え、場所が悪ければ、集客数が少なくなる。地域が良ければ、想定されるひとりあたりの購入単価は増え、逆ならば減る。それを前提に損益計算すると、坪単価は、よく出来ているんである。何度か計算するうちに、パン屋の問題は、設備投資額が大きい事と、設備の設置場所の分、広い店舗が必要な事が、他の飲食業と違うな、という結果が出てきて、坪単価は抑えないといけない、という結論に達した。新橋では、不可能だ。次に解ったのは、案外大家さんは、パン屋を快く思わないこともあるという事だった。営業時間の問題とか、匂いの問題とか、色々で、先々、大家さんともめるのは、まずいな、と。そもそも、工場をやめたのは、大家が2倍の家賃値上げを突然言い出したのが発端だった。そこでふと思いついたのが、公団だった。家賃は特段安くはないが、大家と揉める心配がないので安心である。問題は、古い。老人ばっかりなんだろうな〜と思いながらも、いくつかピックアップし、連絡をした。そんな矢先、2路線が交差するJRの駅前の大型マンションが来年春完成で、その周辺は子供の人口も増加して、小学校も出来るという、近年の流れと逆行したような地域があって、こういう場所で開業できたらなーと思っていたのだが、ふと見ると、なにやら重機が入っている場所があり、テナント募集という看板を見つけた。電話すると、来年1月にビルが完成予定、2階以上は、カラオケ、大型居酒屋が決まっているけれど、1階はこれからです、との事で、図面を送ってもらった。広さもちょうど良い。私は、興奮した。チャンが来てから、業者さんと打ち合わせたり、これらの物件を一緒に見て歩いた。一連の作業が終わって、どれがいいか?とチャンに聞いてみた。私が興奮した物件は、やめた方がいい、とチャンは言った。チャン 確かにお客さんは多いと思いますが、我々の実力に合っていない。 圧力が大きいです。チャンがいいと思ったのは、公団の中でも特に老人が多い物件だった。他の物件で、東京に隣接した物件もあったのだけれど、中国人が多く、それは落ち着かないし、大きさも合わない、と言った。私は、ふーん、と答えた。すると、チャンは厳しい顔をして言った。チャン 問題は、あなたなんですよ。vivien 何よ。 チャン あなたは、工場始める時、何も怖くなかった。 私が何を言っても、大丈夫と答えて、自信があって進んだ。 それで、我々は、大変だったけれど、成功した。 けれど、今のあなたは、自信がない。 やる気がみられない。これでは、うまくいかない。確かにチャンの言う通りだと思った。フィルムのことなら、分かる。設備の事、原価の事、なにもかものコストが体の中にあった。問題があっても、解決できる、と思うから、怖くなかった。でも、パンの事は分からない。計算するけれど、体の中に染み込んでいない。本当に、投資していいのかな、という迷いがあった。大体、なんで、私がパンなんだ?っていう思いもあった。チャン 勿論、やらなくていい。 他の事を考えてもいい。vivien ・・・・・。 じゃ、私、申し込むわ、その老人の多い物件。 その代わり、あなたのビザが取れるか、どうか、 結果が出るまで、契約は待って欲しいと交渉してみる。 ダメなら、他をあたろう。 それで、いいよね?チャン ふむ。8月に入国管理局に申請した居留ビザは、10月に結果が出る予定だった。行政書士に頼まず、自分で書類を作成した。認可が出るか、どうか、全く見当がつかなかった。ただ、精一杯、書類作成した。神様が決める。そう心の中で思った。
2017年09月26日
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パン職人コースでは、力仕事は何とか力を発揮できるけれど、手先の器用さでは、普通以下で、情けないレベルです。それでも、やろうって決めてやっている訳だし、勿論、事業計画を立てて、投資の価値が無ければやらないのだけれど、事業計画を立てるには、店舗の費用とか、生産コストとか、設備投資額とか、解らないと計画書は作れない訳だし。どんなパンを売りたいですか?と先生に聞かれて、考えたんだけど、それって、売る場所によって変わると思うし。先生は、私の技術レベルを心配したのだと思う、「最近流行りのコッペパン専門店はどうですか?あれなら、1種類のパンだけでいいから、いいかもしれない。」と言われた。それで、コッペッパンの有名店を廻り、購入して食べたり、本を購入したり。。。でも、そこには、とても、悲しい気持ちのvivienがいるのでした。何故かって、私はパンが好きで、でもそれは、コッペッパンじゃないから。私にとって、コッペパンは、給食のイメージで、有名店のコッペパンで一番の売れ筋と言われる、あんマーガリンは、マーガリンの味がきつくて、懐かしのナポリタンが美味しいって本に書いてあるから食べたけど、やっぱり、マーガリンが塗ってあって、あーーー、違うよなーーー。私が一番好きなパンは、クロワッサンじゃなくて、クロアソンなんです。食べる時、外皮がハラハラと落ちる、サクサクで、中は、1層づつしっとりと、噛むと口の中に濃厚なバターの香りが広がるクロアソン。でも、売れるものを作らないといけないよね?これは、事業なんだからさ。先生は、パン職人になるには、最低5年は必要だと言われる。温度、湿度、時間、そして、力の入れ具合でグルテンの形成構造が変わる。発酵という工程は、マニュアル通りではなかなかうまくいかず、毎回、異なって、そう言われるのだと思う。そこへ中国からチャンがやってきた。色々なパン屋を一緒に廻った。多店舗展開している人気のパン屋については「これは、ただのパンです。」と言った。そして、チャンが美味しいと言ったのは、たった1軒だった。ベッカライ・ブロートハイムのリュスティックを食べた後、「これは、記憶に残ります。」と言った。何でだ?チャンは、パンの事なんて、何も知らない筈なのに、何で、私と同じ評価結果出せるんだ?チャン 麦の香り。これがないと、ダメですね。vivien 今さ、冷凍生地が普及しててさ、、、。焼きたて、って言うと売れるじゃん。 冷凍生地を焼いて、焼きたてって言ってるんだよね。チャン 粉から作るのは、意味があるんです。vivien あと、天然酵母とか言うと売れるんだよ。チャン 天然じゃない酵母なんて、無いですよ。vivien そうなんだよ、だからパン協会では、この表現を規制してるんだけど、 そう言うと売れるから、よく使われている。チャン 我々は、未だ、技術が低いので、スタートは、少ない感じで始めた方がいい。 そして、徐々に技術を貯めた方がいい。 だから、コッペパンはダメです。 ずっと続けても、パンの技術が貯められない。 vivien そう言えば、あなたの故郷の饅頭は、美味しかったね。 麦の香りがあった。弾力も凄かった。チャン パンと同じです。 ちゃんと作らないと美味しく無い。 冷凍生地の店は、誰も行かないから、潰れるだけです。 冷凍品を気にしなくていい。チャンは、麦の国の人だったんだ。中国語で、麦の製品を面という。数え切れない多くの面がある。チャンの意外な発言に、驚いたけれど、お陰で吹っ切れた。
2017年09月25日
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左、メープルブレッドです。匂いがきつくて、ずーっと匂いが拡散します。右は、同じ生地で、くるっと回して結んだもの。メープルブレッドは、切ると断面がマーブル状になっています。ブリオッシュです。卵、バター、牛乳をふんだんに使用したもの。とてもコストかけていて、焼き上がりはしっとりして、美味しい。けれど、普通は、ここまで、コストかけても、売れないそうです。下の典型的な成型は、ア・テットという形で、お坊さんの意味。難しかった。
2017年09月25日
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フランスパンの生地を使用して、ベーコンエピです。エピは、小麦の穂の意味で、これをイメージした形に成型します。中にベーコンが入っています。先生が用意してくれたベーコンは、生ハムみたいな高級品でした。カリカリベーコンと硬いフランスパン生地がマッチして、美味しいよ。安物ベーコンだとどうなるんだろう。右下は、ソーセージが入っています。これも、美味しいよね。ちょっと顔が見えた方がいいと思う。シャンピニオン。フランパン生地を使用。きのこの意味です。私は、別に何も感じないけど、フランス人には人気だって。右下、カマンベール入りです。売れ筋だそうです。私も、好きです。焼くときに、空の天板を上に載せるだけで、こんな風に平たくなるんですよ。なんだ、簡単じゃん!長野のおやきみたいだな、って最近思う。
2017年09月24日
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