前作を受けて製作された、何でもありの続編
男たちの挽歌 II
英雄本色II:A Better Tomorrow II
1987年 香港 104分
■ 監督 ジョン・ウー
■ 出演者
チョウ・ユンファ / レスリー・チャン / ティ・ロン
ディーン・セキ / クァン・サン
...............................................................................................................................................................
-Introduction-
日本映画興行収入記録を樹立したメガヒットシリーズ 「踊る大捜査線」
の完結編の製作が
決まった邦画界であるが、根強い人気が映画の制作に繋がり 民意が企業を動かす図式と
しては経済不振の日本においては 正常な行為
であったと言える。
そんな事情は海外も同じらしく、本作も一旦は幕引きされた人気作を、復活させるに十分な
経済効果
を見込めての事であるのは言うまでもあるまい。
ブログ主が好きな作品ともなるとイントロも マジ
になってしまう、そんな慌しさが戻りつつある
一月半ばの自宅でのひと時で あっ た・・・
...............................................................................................................................................................
-STORY-
親友マークを失い死を悼みながら服役していたホーに偽札製造組織への潜入捜査の
依頼が来る。一旦は断ったが、弟キットが捜査に関わっている事を知り依頼を受ける事に
する。
ホーは出所すると組織の大物ルンに接触するが、部下コーの裏切りが事件の発端だと知り
組織を追われるルンをニューヨークに逃亡させる。その為に娘を殺される事になりルンは
ショックから俳人と化してしまう。そのルンを助けるのは死んだマークの双子の弟のケン
だった。
...............................................................................................................................................................
-解説-
大ヒットした前作を受けて製作された続編らしい、堂々とした画面にまず圧倒さる。
例のテーマが流れ始めると否応無しに観る者をヒートアップさせる所は、製作者は映画の
ツボ
というものを良く理解できていると言う事が見て取れる。
死んだキャラの 掟破りの復活
や、目まぐるしい場面展開に、 蜂の巣
になっても死なない
銃撃戦や、超人気俳優演ずる 悲劇の死
、などなど・・・
ありえない位の盛りだくさんな内容で、並みの監督なら波状するような超ベタなドラマ
展開を、ジョン・ウー監督の様式的演出の 力技
で、ハリウッドが注目するに値する傑作
として仕上がっている。
今観ても、奇妙なストーリー展開という印象は変わらないし、それを解説した所で意味は
無いが、製作者が調子に乗り過ぎと言わんばかりの、一つ一つの場面に設けられた盛り
上がりが当時、この作品がどれ程 大きな話題作
であったかを伺わせる。
映画そのものが伝説と言える本作の ツワモノ達
が血まみれでソファに深く腰掛けるラストは
荘厳と呼ぶに相応しく、既に映画の中で 伝説
と化している主人公達を見れば明らかな様に、
製作者達が映画を越えた伝説に関わっている 自負
を感じる中での映画製作であったに
違いない。
いつもの慌しさにもようやく慣れ、忙しい日々を送る人々であれば
この伝説的映画に触れてみて、内なる高まりを再確認してみるのも悪くはない。
映画レビュー 『クリフハンガー』 かつて… 2014年04月12日 コメント(18)
映画レビュー 『トゥルーライズ』 超弩級… 2014年03月23日 コメント(8)
映画レビュー 『M:I-2』 "スター・トレッ… 2014年02月21日 コメント(9)
PR
カレンダー
カテゴリ
コメント新着
キーワードサーチ