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色々な蘭を仕入れてきた胡蝶蘭、カトレア、シンビジューム、オンシジューム、デンドロビウム個性的な容姿で色鮮やかな蘭たちは、周囲の雰囲気を明るくするだけでなく、見ているだけで気持ちをも華やいだ気分にさせてくれるそんな数ある蘭のなか、一際異彩を放っていたのが、“ジゴペタラム”ダークブラウンをベースに、白と紫が鮮やかに映えるその色彩は、どことなく淫靡なムードを漂わせ、華やかさの陰に妖しさを秘めた表情を窺うことができるジゴペタラムは、別名“紫香蘭”とも呼ばれ、香りを楽しむことができる蘭早速、顔を寄せてみたのだが、あいにく芳香を感じることができない花に鼻がつくほど密接してようやく、かすかに蘭特有の香りがするだけである品種によっては芳香の差があるようなので、今日仕入れてきたものはあまり芳香が強くない品種なのかもしれないすると、鉢に説明書きが括りつけられているのに目が留まった『午前10時に香る蘭』なぜに時間指定なの!?そこら辺の云われは書かれていなかったが、午前10時になると香るらしい今は10時ではないから、どおりで香りがしないわけだということで、検証すべく、午前10時を楽しみにしていた午前9時30分…ちょっと早いけど顔を寄せてみたが、なんら変化は感じられない午前9時50分…今だ変わらず午前9時59分…まったくもって変化なし本当に10時になったら、香りがするのだろうか?というか、そもそも蘭に時間が判るのか?そんなん分かるわけないわなぁじゃあ、“10時に香る蘭”って、なんの根拠があって言うてんの?そうこうしているうちに、時計の針は午前10時を廻った期待と半ば諦めが入り混じったなか、ジゴペタラムに顔を寄せた……………なんも変わらへんその後、11時、12時と時間が過ぎていっても、ジゴペタラムから香りが放たれることはなかったこれは一体どういうことだ!?この謎が解明されないかぎり、このまま販売したら、お客様に「10時になっても香りがしないじゃない!」と言われかねないそこで調べてみると、ジゴペタラムの花が開花しても芳香が弱いときは、朝日に当てると良いとのことつまりは、日の出から朝日に当てさせ続けていると、数時間経った10時頃になれば、香りを感じ始めるというわけであって、10時に香る蘭というのは、なんら根拠があるわけではないのだだから、店に置いてあるジゴペタラムは太陽の日差しを浴びていないから、芳香が感じられないのか謎は解けたじゃあ、その謎を実証すべく、明日は蘭を朝日の日差しに当ててみるとするか
2008年01月31日
一昨日の夜、母が相談したいことがあると言ってきたなんでも、犬を飼いたいとの事母の知人の方が飼っている犬がたくさん子犬を出産して、すべての面倒を見る事まではできないらしく、飼い主を探していて、母に話が持ちかけられたというわけ以前我が家では猫を飼っていて、自宅で最期を看取ったときあまりにも辛かったので、それ以来ペットを飼うことを避けていただが、今は母は仕事を辞めてから一日中家の中で過ごしているので、犬がいればいい遊び相手になるかも…と自分は承諾した犬の種類を聞くと、ダックスフントとマルチーズのミックス犬だというえっ!?そんな掛け合せの犬なんているんだ初めて聞いた自分は猫派で、犬には興味がないので、そこら辺の知識はまったく持っていないのであるダックスフントとマルチーズのミックスというと、顔がマルチーズで、身体がダックスフントのような胴長なのかな?そもそもマルチーズがどんな犬なのかイマイチはっきりしないので、まったく想像がつかないとりあえず、母が知人の方の家まで出向き、犬を見て可愛かったら飼うということで話は決まった昨日、飲み会から帰ってくると、玄関を入ってすぐのところに、水の入ったカップと、ペットフードが並べて置かれていたあれっ!?もう貰ってきたの?昨日話したばかりだというのに、今日連れて帰ってくるだなんて早すぎない?よっぽど気に入った犬だったのだろうか?リビングに行くと、まるで自分のことを警戒するかのように、隅の方で身体を丸めている小さな犬がいた黒々とした真ん丸の目は、「お前誰だ?」と言わんばかりに、こちらを見つめている聞くところによると、生後5ヶ月目だとか薄いベージュの毛並みに覆われた身体は、ダックスフントのように胴長だが、顔はマルチーズの面影が残っている初めて見るそのミックス犬に、少々興味津々だったが、今日が初対面ということもあってか相手はかなりこちらを警戒しているらしく、物陰に身を潜めてしまったまぁ初日だし、こんなものか今日はあるものを手土産に帰宅したそれは、犬用の家犬を我が家に迎え入れる為には、あまりにも準備不足だったので、仕事終わりに買ってきたのであるどれどれ喜ぶかなぁ?なんて、思ったんだけれど、相変わらず犬は、自分を警戒しているのか、遠くからこちらを眺めているだけこちらが近寄ろうものなら素早く移動し、ある程度の距離感を保とうとするで、折角家を買ったというのに、お気に召さないのか入るどころか、見向きもしない可愛くねェェェ!!犬を飼うのは初めてだから、よく分からないのだが、初めのうちはこんな感じなのかな?まぁ、犬とベタベタ仲良くする気はないからいいんだけれど、なんかね、もうちょっとフレンドリーでもいいんじゃない?って思うわけこちとら、スキンシップとろうとしているんだからさぁまぁ追々日が経てば馴れてくるのかな?あ、それから犬の名前も決まっていたらしい母が『チャチャ』って呼んでいた毛の色が茶色だから?かなり単純すぎ自分てきには、もうちょっと小洒落た名前がよかったのだが、いつも顔を突き合わせているのは母だからねまぁ好きにしてくださいなちなみに、仕事のために夜中起きたとき、買ってきた犬の家の中を覗いてみたら、中でスヤスヤと眠っていたそうな…お気に召されたようでなによりですカモナマイハウス(Come on a my house)“家へおいでよ”という意味
2008年01月30日
飲み会に誘われた突然の話だったし、仕事で疲れているので断ったのだが、「どうしても」と言うならばと、仕事を理由に断ると、遅くなってもいいからと、執拗に誘うう~ん、嫌で断っているんじゃなくて、今日はそんな気分じゃないんだよ断り方で察してくれないかなぁ結局は、とうとう根負けして、飲み会に行くことを承諾した仕事を片付け終えてから外にでると、外は小雨がぱらついていたただでさえあまり乗り気がしないのに、雨が降っているせいか、余計に足取りが重くなるそれでも、約束したのだからと、飲み会の会場へと向かった居酒屋に着くと、始まってだいぶ時間が経っていたせいか、宴もたけなわで、皆は顔を赤らめて盛り上がっていたテーブルの上には、空いたジョッキや皿などが、所狭しと散らかっている席につくなり、メニューを渡されたこんなときは、「とりあえず、ビール」なんて注文をするのだろうが、自分はアルコールは飲まない目で追うようにしてメニュー表を見ると、店員さんを呼んでこう注文した「はちみつバニラトースト!」一同、えっ!?というような顔をした雁首そろえて、いきなりそれを頼むの?みたいな表情だって、食べたかったんだもんアルコールを飲むわけじゃなし、それなら自分が食べたいものを食べたほうがいいでしょで、目についたのが、はちみつバニラトーストだったというわけそんなに長居する気はないから、さっさとデザートを食べて、サクッと帰ろうという腹づもりでもあるのだ程なくして運ばれてきましたよォはちみつバニラトーストが…しかも2つ同時に!えっ!?そう、2つ注文したのだ皆呆気にとられてるでも全然気にしないだって、いっぱい食べたかったんだもんッ!厚切りのトーストにたっぷりのハチミツその上には、アイスがのっているう~ん、夢のような食べ物ですよ、これは温かいトーストの上でアイスが溶けて滑っていくさまは、まるで優雅にワルツでも踊っているかのようトーストにアイスをからませていただく噛みしめると、トーストに染みこんだはちみつが口の中でジュワッと広がるあまぁ~!!んまぁ~!!はちみつのコッテリとした濃厚な甘さと、ひんやりとしたアイスの甘さが舌の上で絶妙かつ濃密に絡みつくはぁ…幸せぇぇぇぇ食は進み、あっという間に2皿平らげてしまったアルコールは飲まないが、酒の席に付き合うことは苦ではないはじめは乗り気でなかった今日の飲み会も、皆と顔をつき合わせて、馬鹿話に花を咲かせたり、時には真面目な話をしたり一緒に盛り上がっていると、時が経つのも忘れてしまうお開きになると、2次会も…と誘われたが、明日も朝が早いので、さすがにその誘いは断固拒否帰宅の途についた
2008年01月29日
ある人のことが頭から離れなかったその人とは仕事を通じて知り合ったのだが、まだ数えるほどしか会ったことはない元気があって、笑顔が素敵な人気になる存在ではないと言えば嘘になるが、特別な感情を抱いているわけでもないいつもは、その人の影は自分の心の片隅に存在している程度なのだが、なぜか今日はその想いが表立っていたなんなのだろう、この気持ちは…意識しているわけではないのだけれど…う~ん、自分でも自分がわからない昼休憩のとき、振込みをする為に某銀行のATMへと出かけたその帰り道、別に寄り道をする気は一切なかったのだが、なぜかATMの近くにある弁当屋が気になった最近は無駄遣いを減らそうと、家から弁当を持参しているので、弁当屋で買うものなど何も無い筈なのだが、なにかに導かれるように足がそちらを向いていたのであるお店に入ると、入口の近くに1人の人が立っていたふと視線が合った瞬間、自分は驚いたなんとその人は、今日半日の間ずーっと自分の頭から離れることがなく想っていた人だったからであるこんな偶然があるのだろうか?思いもかけない展開に、ただただ驚いてしまった自分は、寒さから身を守るために目深に被っていた赤いフードを脱ぐこともなく、「どうも…」と、声を掛けるのが精一杯だったすると相手は、「こんにちは!」と、笑顔で言葉を返してくれたあぁ、なんて眩しい笑顔なんだろう…その後、何か言葉を交わせばよかったのかもしれないが、なんとなく遠慮してしまい、社交辞令のような挨拶を交わしただけにしてしまったそれからの自分は、別に買う必要もなかった惣菜を手にすると、お会計を済ませてそそくさと店を後にした折角の会話するチャンスだったのに…惣菜の入ったビニール袋を提げながら、自分はちょっと後悔をしていた挨拶だけだなんて、愛想のない人ね…なんて思われたかもしれないだって、ほんとに偶然の出来事にただただ驚いて、心の準備ができていなかったんだもんえぇ、ビックリするほどウブで、アドリブが利かない自分ですそれでも、会うことができただけで、自分の心の中はハッピーになっていた数回しか会ったことがないのに、ちゃんと自分のこと覚えていてくれていたということだけで十分それにしてもほんと驚いたなぁ今日に限って、その人の事を強く思い続けていたら、偶然にも再会するそんな言葉ではうまく説明できないような出来事ってあるんだね自分の思慕の念が通じて、二人の出会いを演出すべく、弁当屋に導かれたのかな?それとも、相手も自分のことを気に留めていてくれて、手繰り寄せられたのかな?…って、それは無いかこれは、ほんとのほんとの偶然だよね、きっと
2008年01月28日
仕事の合間を縫って、店で使用する資材を購入するために大型のホームセンターへ自分は、こういった仕事での用事の時にしかホームセンターには来ないのだが、意外にも店内は大勢の客で混雑していた日曜の午前中ということもあってか、家族連れの姿も多く見られる店内には、季節の花や観葉植物といった鉢物から、肥料・プランターなどの園芸商品をはじめ、カー用品、工具、木材、ペット商品、文房具、日用雑貨など、実用品から、専門の人が使用するようなものなど、実にバラエティーに富んだ商品が所狭しと並べられているこれだけのアイテムが揃っていると、自分が買い揃えたいものがどこにあるのか探すだけで一苦労大きなカートを押しながら、売り場をあちこちと移動した必要なものを一通り揃えて会計を済ませると、階上の駐車場へ戻る為にエレベーターへと向かった売り場が広い割には、エレベーターは2基しかなく、待っていてもなかなかこないはじめは自分だけが待っていたのだが、いつの間にか待たされている人は結構な数となっていたようやくエレベーターが到着し、続々と人々が乗り込み始める一番先に待っていた自分は、必然的に一番最初に乗り込んだので、エレベーターの奥へと乗ることになったカートを隅の方に寄せて、少しでもスペースを空けるように気をつかう階が進むにつれ、徐々にお客は降りていき、自分が降りる最上階に向かうエレベーターの中は6~7人程度になっていた程なくして、エレベーターが最上階に到着した扉が開くと、一斉に人々が降りていくちょ、ちょっと…こういう時って、誰かしらが気をきかせて、扉が閉まらないように開閉ボタンを押していてくれてもいいんじゃないの?こっちは、沢山の荷物をカートに乗せている状態で、エレベーターの隅に追いやられているっていうのに…ほんと冷たい人たちばかりだねぇ…なんて思いながら、エレベーターを降りようと思ったときだった一緒にエレベーターに乗っていた幼い男の子が、エレベーターの扉が閉まらないように、小さな人差し指で“開”ボタンを押し続けてくれていたのであるその姿ときたら、微笑ましくもあるが、なんと頼もしいことだろうかほんのちょっとした出来事なのだが、男の子の気持ちが嬉しくて、自分の胸の内がジンワリと温かくなる感覚を思えたきっと心が優しい子か、ご両親の躾ができているんやねええ歳した大人たちは我先にと言わんばかりに、エレベーターを降りていったのに、こんな小さな男の子が気を使っているだなんて、なんだかおかしな話だよこういうシチュエーションの時、扉が閉まらぬようボタンを押さえてくれているのが大人だったら、「すみません」の一声でもかけて降りるのだが、小さな子にそんなこといってもいまいち理解できないよねという事で、降りる際に「ありがとう」と声を掛けてからエレベーターを降りたそれが、男の子の優しさに対しての自分なりの誠意だった自分がカートを押しながら降りると、男の子はエレベーターを降り、駆け足で父親らしき男性の元へと駆け寄っていったその男性、真っ先にエレベーターから降りた人だった…“子供は親の背中を見て育つ”なんていう言葉があるけれど、きっとお母さんの躾がいいのかな!?!?まぁ何はともあれ、その優しさ溢れる気持ちは、いつまでも大事にしてほしいな父親の背中の後を追うようにして歩く男の子の姿を見て、そう思った
2008年01月27日
今日は、仕事も早く終わり、気持ちにもゆとりがあったので、久しぶりに自宅で料理をすることに作るのは、生春巻き以前、アジア料理を食べにいった際、生春巻の食感が気に入り、いつか自分でも作ってみようとライスペーパーを購入していたので、そろそろ使わねば…と思ったのである中に巻く具材は、前日の夜に半額で売られていたマグロの赤身、それから冷蔵庫の中にあった山芋、オクラに貝割れ大根のみライスペーパーに巻きやすいように、具材は大きさを揃えて短冊切りにしておくさて、肝心要のライスペーパーだが、扱うのは初めてまずは袋の裏に書かれた説明書きを読むライスペーパーをお湯にくぐらせて、柔らかくなったら取り上げて、2~3分乾かし、それからお好みの具材を巻いて完成なるほど、分かりました手をつけられるほどの熱さになるまで、お湯を沸かしたこんなプラスチックの下敷きのような状態で、あんなにモッチリとした食感の生春巻きの皮になるのだろうか?半信半疑な気持ちで、ライスペーパーを湯に潜らせたすると、みるみるうちに、柔らかくなっていくのが分かるそろそろかな?と、引き上げると…!!!あまりにも柔らかくなりすぎてしまったのか、ライスペーパーは丸く捲れてしまい、皮同士がくっついてしまった剥がそうにも、粘着力が強いのか一向に剥がれないそうこうしていると、とうとう噛み終わって吐き捨てたガムのように丸まってしまった失敗!お湯につけている時間がちょっと長かったんだね同じ失敗はしまいと、次は湯に潜らせる時間を短めにしたうん、いい感じ皿に広げて置くライスペーパーを重ねると、くっついてしまうので、キッチンペーパーを間に挟んでいき、湯で戻した皮を重ねていったさて、2~3分経ったから、そろそろいいかな?キッチンペーパーから剥がそうと手を伸ばすと…!!!なんと、ライスペーパーが、キッチンペーパーにピッタリ密着してしまっているではないかソーッと慎重に剥がすも、所々繊維が付着してしまい、とてもではないが食すことはできないまたしても失敗!ライスペーパー、扱うの難しすぎいや、それとも自分がダメなのか!?ライスペーパーをお湯で戻すという単純な作業の筈なのに、既に6枚もダメにしてしまった失敗から学んだから、もう次は失敗することはないと思うそう、面倒臭がらずに1枚ずつ湯に戻して、具材を巻いていけばいいんだよねということで、1枚ずつ作業することで、事なきを得たモチモチとしていて、透き通るような白い生春巻きの皮切り口のことを考えたり、皮から覗ける中の具材にも気を配って巻いたら、見た目にも美しいご馳走になるかも今回は、初めて扱う食材ということで、具材を巻くのに精一杯だったので、出来栄えはイマイチまぁ、でも自分としては上出来でしょ味はというと…生春巻き自体には味付けをしていないので、不味いわけがないわなぁそれにしても、生春巻きの皮のこのモッチリとした独特の食感、好きだなぁ…マグロと、シャッキリ&ネバネバの山芋にオクラと、なんとも複雑な食感も相まって、美味しくいただきましたあれだけ失敗したけど、まだライスペーパーは残っている今日はだいぶ手こずったけれど、もう次からは大丈夫でしょさて、次生春巻きを作るときは、何を巻こうかなぁ…
2008年01月26日
テレビの電源をいれると、クラシック音楽を紹介する番組が放送されていたとくにクラシックが好きなわけではなかったが、なんとなくチャンネルはそのままにしていたすると、程なくして聞き覚えのある音楽が流れ始め、そのメロディーを聴いた自分は、にわかに興奮を覚えるのであったというのも、そのメロディーは、喉元に引っかかった魚の骨の存在のように、以前から気になって気になってしかたなかった曲だったからである今から遡ること十数年以上も前のことある単発ドラマのテーマ曲として、その曲は使用されていた1回聞いただけで気にいってしまい、曲のタイトルは何なのか、誰が作曲したものなのか知りたかったのだが、ドラマのエンドロールで紹介されることはなく、自分の想いは永遠の闇に葬られていたインターネットで検索しても判らないし、お手上げ状態唯一の手がかりは、自分だけそう、その曲のメロディーのラインを覚えていて、それなりに忠実に口ずさむことができるのだ本気で探そうと思えば、大型のCDショップにいって、店員さんを前にメロディーをハミングして、「この曲わかりますか?」なんて尋ねることもできたのだが、さすがにそこまではねぇ…恥ずかしくてできないメロディーを追って、それで分かってくれれば儲けものかもしれないが、「わかりません」なんて言われてしまった日には、生き恥を晒すことになるからねそれなら、謎は謎のまま、自分の胸のうちに秘めておいたほうがいいたまに自分でハミングすればいいんだもんッそんなこんなで月日は流れ…あの日あの時聞いた曲が、今こうして、ブラウン管を通して自分の耳元へと届いているかなり久しぶりに聞いたけど、やはり心が突き動かされるものを感じるメロディーに合わせて、自然と自分もハミングをしていた番組により、曲目は、ベルリオーズ作曲の『幻想交響曲』ということが判明した幻想交響曲は、フランスの作曲家であるエクトル・ベルリオーズが1830年に作曲した最初の交響曲「恋に深く絶望したアヘンを吸った豊かな想像力を備えたある芸術家」の物語を音楽で表現したもので、ベルリオーズの代表作であるのみならず、初期ロマン派音楽を代表する楽曲である(某サイトより引用)幻想交響曲は、5部構成となっているが、自分がよく口ずさんでいたのは、第4楽章『断頭台への行進』ということも判った早速、携帯電話の着信メロディーを幻想交響曲の“断頭台への行進”に変更したうん、いい感じ暇ができたら、CDを買い求めに行こうかな思いがけず、長年気になっていたことが解決することができ、言い知れぬ喜びに満ちる自分であった
2008年01月26日
オレが好きオレはオレでも、自分のことではなくて、飲み物のオ・レのこと“オ・レ”とは、英語でいう「with milk」の意味にあたり、ミルクが入った飲み物のことをさす 一番好きでよく飲んでいるのは、明治のいちごオ・レこれ、かなりの定番で昔から愛飲しているその他には、バナナオ・レなんかも好きそういえば去年末に、明治からいちごオ・レの姉妹品で、メロンオ・レなる商品を見かけて、メロン大好き人間の自分としては、かなり心躍ったのだが、店頭では1度きりしかみかけなかったパックには「期間限定販売」なんて書かれていたから、そんなに出回らなかったのかも!?もうちょっと飲んでみたかっただけに残念今日コンビニに行くと、初めて見る商品があった森永が販売している、その名も『おもいやりのバナナオレ』単にバナナオレじゃなくて、おもいやりが中には詰まっているんですか?なんだかネーミングに惹かれて購入した味はというと、ミルクたっぷりというだけあって、かなりミルクのコクを強く感じるバナナの香りを楽しめる牛乳といったところだろうか甘みは控えめで、やさしい味がするなるほどォこのやさしさがおもいやりの味ですかぁ?飲んでホッコリして、なんだか、誰かに優しくしたい気持ちになりましたハイ、感化されやすいんですちなみに、この『おもいやりのバナナオレ』というネーミングの由来だが、乳飲料が「ホッとしたい時」や「疲れている時」に飲まれることが多いことにちなんでつけられたそうへぇ…という事はだ自分がオレを好んで飲んでいたということは、無意識のうちに日々の仕事の疲れや、安堵を求めてのことだったのか妙に納得……森永【おもいやりのバナナオレ】105円(税込)
2008年01月25日
所用で銀座へ出かけた早々と事を済ませると、その足で銀座松屋へと向かった折角なので、デパートの地下で何か美味しいものでも買って帰ろうと思ったのである夕刻すぎとあって、デパ地下は仕事帰りの人々で賑わっていた地方の名産品、贈答用の名品、和食・洋食・中華を問わずしての惣菜やお弁当など、実に様々な商品が取り揃っているなかでも目を惹いたのはスウィーツを扱っている一画さすがは名店が揃っているだけあって、ショーケースに並べられているケーキはどれもこれも美味しそうこれだけあると、逆にどれを選んでいいのかわからないそれにしても、やっぱりケーキ1個とはいえ、結構な値段するなぁ…フロアを廻りながら目で楽しんでいると、ある1つのお店に目が留まった黒を基調としたシックな店構え店の名前を見ると『mOCHI CREAM』とある以前、ある女優さんのブログを拝見したとき、話題のスウィーツとしてもちクリームを紹介し、称賛していたので、ちょっと気になっていたので、覗いてみることにした “もちクリーム”とは、コクのある特製クリームと上品で深みのある餡をやわらかな大福もちで包んだ、直径約5センチほどの手のひらサイズの創作大福餡にはカラフルで豊富なフレーバーが揃い、あずきや黒ごまといったオーソドックスなタイプのものから、カフェオレやキャラメルプリンといった洋風のものとバラエティーに富んでいるさらには、定番のアイテム商品に加えて、新フレーバーとして12種類が新たに加わり、大福の概念を覆すかのような和洋問わずしての魅惑的で充実な品揃えを誇っているショーケースを覗くと、実に綺麗な色をした大福たちが、整然と並べられていたいや、こうも美しいと、大福と呼ぶのが失礼なような気さえするあ!大福じゃなくて、店の名前にもなっている“もちクリーム”と呼ぶのね充実した商品はあまりにも種類が多いので、どれを選ぼうか悩んでしまう値段はマチマチではあるが、基本的には1個158円のものが中心店の前でボーっと突っ立っているのも申し訳ないので、店員さんを呼び注文をするさて、何を選んだかというと、ショーケースの右側から、自分が食べたいモチクリームの名前を順に挙げていったひたすら注文していったので、『いくつ頼みました?』なんて、途中で店員さんに確認したりして、結局、チョコレート・モンブラン・キャラメルプリン・メロン・ラズベリーミルフィーユ・ダブルキャラメル・ラムレーズン・ホワイトチョコの8つを購入したちなみに、数ある商品のなか、人気のフレーバーは、「クリーム宇治金時」、「クリームショコラ」、「キャラメルプリン」の順なんだとか次購入する際、参考にしますもちクリームは、1つ1つ包まれていて、その紙には商品名が刻印されているので、食べる際、あれこれと迷うことがないとりあえず、お皿に並べてみた大福もちは、手にすると指の形が残るほどにかなり柔らかいそれぞれがフレーバーをイメージした淡い色合いになっていて、目でも楽しめる早速いただいてみたんま~とにかく、もちが柔らかい歯が無くても噛めるほど薄い大福もちの中には、それぞれ特徴あるフレーバーの餡がたくさん詰まっていて、まさしく和洋折衷の大福といった感じ一見すると、もちとの相性が噛みあわないフレーバーもあるのでは?と思ったが、さすがは創作大福だけで勝負しているお店だけあって、そこら辺は抜かりがないようす実に色々な創作大福を楽しませていただいたお皿左上からチョコレート…チョコとクリームが絶妙モンブラン…栗の味が効いているキャラメルプリン…一口噛むと、小籠包の肉汁のようにカラメルソースが溢れるメロン…メロン好きなだけに1番期待していたが、少々肩透かしを食らった感は否めないが、香りはみずみずしいラズベリーミルフィーユ…ミルフィーユのパイ生地を思わせる食感が楽しいダブルキャラメル…香ばしいキャラメルの味が勝って、2種類のキャラメルの違いがわからなかったラムレーズン…芳醇な香りに酔いそうホワイトチョコ…和のテイストを感じさせる仕上がり自分が購入した8つのモチクリームの中では、キャラメルプリンが1番のお気に入りかな?さすがは人気フレーバーの上位に食い込むことだけはある…と納得させる美味しさだったちなみに、8つすべてがすべて美味しかったわけではなく、なかにはムムッ!?と、自分の口にはイマイチ合わなかったものもあった美味しいもんだから、ついつい調子に乗って、もちクリーム8つすべてを一度に平らげてしまったわけだが、考えてみれば大福8つでしょ?一度にそれだけ食べたら、餅は腹持ちがいいだけに、当然苦しくなるわなハイ、食べすぎました…【もちクリーム】1個158円(税込)※商品によっては、168円・189円と例外あり
2008年01月24日
今日は日中、東京にも雪が降るらしい仕事に出かける準備をしながら見ていたニュース番組の天気予報が、そう報じていた子供の頃は、雪が降るとはしゃいだものだが、大人となった今では、どちらかというと嬉しくないハラハラと舞う程度なら趣もあっていいが、積もるほどとなると、生活や仕事といったいろいろな面で支障をきたすからだ今日の雪はどれぐらい降るのだろうかまだ夜が明けぬうちに家を出たときは、雪というよりは霙のようなものが車のフロントガラスをかすめる程度だったが、職場に着いた頃になると、天から降り落ちてくるものは、紛れもなく雪となっていた夜が明け白む頃には、雪の粒は大きくなってきていて、降り方も本格的となってきた空はねずみ色をした厚い雲に覆われ、街は降り続ける雪で薄化粧が施され、いつも見ている筈の景色の筈なのに、目の前に広がる景色からは色彩が奪われ、まるで別世界を見ているような錯覚を覚えた雪は、街に溢れる色彩を奪ったどころか、都会の喧騒をも掻き消したようで、辺りはひっそりとしている静まり返っている白墨の世界を前にしていると、いつも以上に寒さが身に堪える吐き出される自分の白い吐息を悴む手のひらにかけ、僅かばかりの暖をとる切り花を仕入れる為に、市場へと向かったこんな雪が降る天候では、今日の売上げは見込めないのだが、明日以降の予定を考えると、どうしても今日仕入れる必要があった車を花卉市場の場外に路上駐車すると、手押し台車を押して、雪降るなかを歩いた本来なら、車は市場へ入場する為の登録をしているので、そのまま市場内へ乗り入れることができるのだが、如何せん市場の駐車場は混雑していて、毎回車を駐車するスペースを探すのに一苦労するので、さほど長時間居ないこともあってか、いつも場外に路上駐車するのである歩いて二、三分ほどの距離とはいえ、大粒の雪は、傘を差さずにフードを被る自分の身体に容赦なく降ってきて、建物の軒下に入った頃には、すっかり雪塗れになっていた身体の雪を払い落とすと、いざ仕入れに雪が降っていようが、市場はいつもと変わらず活気に満ちていた最近は専ら日本水仙ばかり仕入れている今日も安かったので沢山仕入れたその他にも、香りが良いストックなど、安い花材を中心に選んでいくある一軒の仲卸で切花を仕入れ終えたときのこと花を乗せた手押し台車を押し始めると、不意に後ろから声を掛けられた『お客様、ちょっと…』その声に、自分は肩を若干ビクつかせて振り返った声を掛けてきたのは、先ほど花を仕入れたばかりの仲卸のスタッフの方だ???このシチュエーション、なんかで見たことあるそうそう、ニュース番組で特集として取り上げられた際に見た、万引き事件の密着取材だ万引き犯が会計を済まさないで店を出ると同時に、店員や保安員に呼び止められるってヤツ自分はきちんと代金は支払ったし、何も疚しいことはしていないけれど?…って、何を自分が万引き犯と疑われているという前提で物事を考えているのだろうかすべては自分の妄想にすぎない んだけれどそれにしても何だろ?キョトンとした顔を自分が向けると、スタッフの方は、申し訳なさそうな顔をして、こう言葉を続けた『お会計を間違えていまして、頂戴する代金が不足していますので…』へっ!?なんでも、花の本数を間違えて少なく入力したのが原因で、支払い金額が不足しているとのことどおりでねぇ沢山仕入れたわりには、驚くほど安いな?とは思っていたんだけれど、一々手渡された領収書、その場では確認しないからなぁ…自分が計算した数字より想像以上に請求が高いと、その場で照らし合わせるんだけれど…きちんと正当な金額を支払って、店を後にした念のため言っておきますが、実際の購入金額より請求額が安いことに気づいて、あわよくば…なんて考えは一切持っていませんでしたから声掛けられるまで、ほんと気づかなかったんですよなんてったって、自分は幼い頃から算数が大の苦手なんだから朝から降り始めた雪は、10時を過ぎると雨混じりになり、昼前には完全に上がってしまった積もったら積もったで迷惑がるくせして、いざ止んでしまうと、やはり寂しいもう少し冬の風情を楽しませてくれてもよかったのに…土の上にわずかに残る、いまにも解けてなくなりそうな雪を手に、そんなことを思った
2008年01月23日
店頭に並べているヒヤシンスが満開に花を開かせた辺りには、寒々とした空気を柔らかく包み込むような、早春を告げる甘い香りが漂っているその甘い香りに誘われて、顔を花に寄せた深い色味のなかに光沢があるベルベットを思わせるような花の1つ1つから、競い合うようにして香りが放たれ、むせ返るような強い芳香が臭覚を誘惑するヒヤシンスの和名は、 「風信子」「飛信子」といった漢字で書くこれは、香りが風によって運ばれるさまを表しているそれほど、ヒヤシンスの香りは自己主張が強いあまりにもヒヤシンスの咲きっぷりが見事だったので、事務所のデスクに飾った香りの渦の中にいると、自分の身体がヒヤシンスの色に染められていくのがわかるそんな時だった事務所に入ってきたスタッフの一人がこう言った『ヒヤシンス臭いですね』臭いいだと?その言葉遣い間違ってないか?ヒヤシンスの香りのどこが臭いというのだ?というのも、部屋のなかは、暖房の風も手伝ってか、かなりヒヤシンスの香りで充満していて、そのむせ返るような香りが鼻を衝いて、思わず“クサイ”という言葉が出てしまったらしい事務所のなかにいた自分は、香りに酔いしれていて全く気づかなかったのだが、人によっては不快に思うこともあるんだねそいうえば、自分は、香水がキツイ女性は苦手だったシチュエーションは違えど、意味合い的には一緒のことか?すみません、自分のことしか考えていませんでした以後気をつけますやはりヒヤシンスは、和名の如く、風によって運ばれてくるぐらいの、ほんのり香りを楽しむ程度にしたほうがいいのかな?
2008年01月22日
今日でこのブログを開設して、丸2年が経った始めるとき、飽き性の自分がまさかこんなに長く続けられるとは思ってもいなかった(ほんと我ながらビックリです)始めるとき、ブログを通してさまざまな出会いや繋がりが生まれようとは思ってもいなかった(日々感謝感激です)始めるとき、我ながら漢字や言葉の意味を知らず、辞書を引きながらブログを書くとは思ってもいなかった(少しは賢くなりました)始めるとき、こんなに嵌るとは思ってもいなかった(今ではライフスタイルの一部です)始めるとき、ブログの更新がこんなに億劫だとは思ってもいなかった(えっ?)いやね、自分は毎日パソコンと向き合えるわけではないそのくせして、毎日の出来事を欠かさず書こうとするそれもこれも、このブログは自分の人生において、日々感じたことや思ったこと、身の回りに起きた出来事を記すための日記と位置づけているためその為、平気で更新が遅れても、マイペースを貫いている2、3日の遅れは当たり前で、酷いときは1週間も遅れて更新することもしばしばさすがにそこまで溜めてしまうと、正直言ってブログの更新はかなり億劫になる自分は小説家か?と錯覚してしまうほど、暇を見つけてはパソコンと睨めっこで、ひたすら言葉を綴るこの小説家、かなり遅筆で、一稿を仕上げるだけでも相当時間をかけているらしい気分が乗っているときは、スラスラと言葉も出てくるが、必ずしもそうとは限らない特に最近は、自分の発想力の未熟さ、ボキャブラリーの無さが災いしてか、自分の言葉を紡ぎ出せなくなってきている書きたいことはあるけれど、その思いや気持ちを伝える、自分なりの言葉が浮かんでこないゆえに、最近は特に更新が遅れがちになってしまっている焦りと苛立ちのなかから、必死に自分の言葉を生み出し、編み出し、一つのものとしてなんとか紡ぎだしているもうね、大げさな言い方かもしれないけれど、ここのブログには、魂というか、生き様というか、自分の人生そのものが詰まっている他人様のブログを見るのは楽しいでも、以前にも書いたが、できるだけ見ないようにしているなぜならば、嫉妬してしまうからである面白いものや、勉強になるもの、感銘を受けるものなど、たくさんの魅力的なブログが巷には溢れかえっていて、そのどれもが語られているものの趣旨が一環しているそれらのものに比べたら、自分のブログはどうだろう?なんと未熟なのだろうか仕様も無いことを長々と書きやがってと、いろいろと比較してしまい、自分もあんなブログを書けたら…と、不埒な考えが頭を擡げ、自分らしいブログを見失ってしまいそうになってしまうのだただ幸いなことに、そんな苦々しい気持ちを抱きつつも、自分には人々を突き動かすような芸当も文才も無いので、ただただ、日常の生活を綴っているいや、自分にはそれしか綴ることができないのだ気取ることなく、着飾ることなく、言葉を華やかに演出することもなく、ありのままの等身大の自分をさらけ出しているので、今日までこのブログを続けることが出来たのだと思うきっと、これからもそのスタイルは変わらないと思うそもそもこのブログは、薄れゆく記憶のなかに、自分が歩んできた日々を書き記しておきたかったという思いが事の始まりその事さえ念頭に置いておけば、自分のブログにおいての信念のようなものが揺らぐことはあるまい誰しも、ハッピーで幸せに満ち溢れるばかりの人生を送ることなどまずあり得ない喜怒哀楽に塗れた日々を過ごすだからこそ、辛い悔しい思いをしても、明日を夢見て頑張り励み、幸せが訪れた時は噛み締めることができるのだそして何よりも、何事もなく平穏に日々を過ごすということがどれだけありがたいことかを思い知らされるこれからも、日々暮らしていくなかで感じた喜怒哀楽な部分を、自分の言葉で紡いでいきたいそれらの日々は、振り返って読むとき、きっと自分へのエールになるに違いないなぜならば、そこには紛れもなく自分が生きた証が残されているから…
2008年01月21日
立ち寄ったショッピングモールで、“京都のれん市”なるものを催していたさほど広くない特設ブースに、京都の名産品がズラリと並んでいる今年のお正月に京都を訪れた際は、時間が無くて土産物をゆっくり見て廻ることができなかったので、ちょっと覗いてみることにした八ツ橋や、和菓子、落雁、抹茶を用いたお菓子など、いかにも京都らしい銘菓をはじめ、唐辛子、お漬物などが所狭しと並べられているひとつひとつの商品を見ていると、半月程前に京都に行ったばかりだというのに、また京都へ旅したくなってきてしまったそれほど、自分にとって京都は魅力で溢れている街なのであるしかしながら、美味しそうな名産品を前にしても、なぜか一向に自分の触手は伸びない旅に来ているという旅情的な付加価値がないと、京都ブランドの魅力も半減し、今ひとつコレといった後押しがないので、購入する気にはなれないのであるそんななか、ようやく購買意欲をそそるものを見つけたそれは“湯葉”花見小路の料亭で食した生湯葉の刺身の美味しさが忘れられなくて、また食べたいと思っていたインターネットで、生湯葉を販売しているサイトをいくつか見つけたのだが、高級な食材なのか、これが結構な値段するんだよねぇなので、購入するのはちょっと尻込みしていたので、この商品を見つけて正直嬉しかったが、この湯葉は乾燥させたもの説明書を読むと、お湯で戻してから料理に使うそうなのだが、果たして、この乾燥させた湯葉が、生湯葉のようなモッチリとした食感、大豆のクリーミーな味わいを楽しむことができるのだろうか薄っぺらで、パリパリとした乾燥湯葉からはおおよそ検討もつかないんだけれども…生湯葉と乾燥湯葉は別物として考えたほうがいいのかな?まぁとにもかくにも、戴きかたは後々考えるとして、1袋だけ購入することにしたあとは何か目ぼしいものはないかなぁ…レジの横には冷蔵ケースが置かれていて、そこには、京都の漬物を代表する千枚漬けのほか、いろいろな漬物が並べられていたそのなかで気になったのが、山芋の漬物芋好きな自分としては、ちょっと気になったので手にとってみた短冊切りにした山芋を浅漬けにしたもののようだしかし、よく見てみると“わさび風味”の文字が!山葵は食べられないことはないのだが、辛みが鼻からツーンッと抜ける感覚が苦手で、できれば避けたい食材折角だったが遠慮して元に戻したレジで会計を済ませようとすると、京都弁を話す店員さんに声を掛けられた『漬物、安くしますよ』へっ?はじめは何の事を言っているのか分からなかったのだが、今さっき自分が山芋の漬物を手に取って戻したのを見ていたようで、賞味期限間近のものでよかったら、安い値段で売ってくれるというありがたい話ではあるが、ちょっと待てよ!?そんな話を振ってきたということは、漬物は高いと買わないが、安くしたら買ってくれるだろうと思われたわけ?人としてとんだ値踏みをされたもんだッ!って、これはあくまでも自分個人の勝手な想像なんだけれどね…折角のご厚意だったし、思いのほか値引きしてくれたので、買うことにした乾燥ゆばと山芋の漬物のほかに、生八つ橋も購入東京にいながら、京都を感じたひとときであった
2008年01月20日
観劇のために下北沢にある本多劇場へと出向いた今月だけで観劇は4本目自分としては、かなりのハイペース他にも今月は観たい公演がいくつかあるのだが、如何せん舞台のチケットはそう安いものではないので、あれもこれもといくわけにはいかない自分の唐突に決まる休日のスケジュール範囲内のなかで、財布と相談しながらの観劇である今日観劇するのは、劇団たいしゅう小説家・第14回公演『SOHJI-そうぢ!』新選組を題材にした幕末のカリスマ剣士誕生ストーリー創られた伝説に翻弄され七転八倒する、切なくおかしい男たち入り口でチケットを渡すと、公演の宣伝のチラシを渡されたその量ときたら半端じゃないそのチラシの束をイソイソと鞄にしまうと、しばらくはロビーに置かれた公演のチラシなどに目を向けていたなんてったって、本多劇場には初めてきたので、興味本位というか、どこか落ち着きがないというか、とにかくウロチョロするそれにしても、昨日が初日ということもあってか、劇場ロビーには所狭しとお祝いの花が届いており、なんとも華やいだ雰囲気ちょっと乱れた花を見かけると、あぁ…ちょっと手直ししたいとか、この花の活け方マネしたい…だなんて、ついつい職業病が疼くのを抑えて、客席へと着いた今日は補助席も繰り出されていて、満員御礼のようださてさて開演…主役の沖田総司を務めるのは、お笑いコンビ・アリtoキリギリスでお馴染みの石井正則氏ブラウン管を通して見る石井氏は、かなりの小柄な方かと思っていたが、舞台上に立っている石井氏はやはり小柄だったしかしながら、その小柄な体格から捻出される喜怒哀楽の表現は見事で、折り目正しい演技で観客を魅了していたまた、今回初舞台ということで初々しい演技を披露された大林素子氏ブラウン管を通して見る大林氏は、かなりの大柄な方かと思っていたが、舞台上に立っている大林氏は想像以上に背が高かった以上、見たまんまの率直な感想でした物語は、池田屋事件後に有名になった新選組を題材にしたもの歴史に疎い自分は、新選組ですら詳しい話は知らないので、話の流れについていけるかどうか心配ではあったが、個々の人物のキャラクターはかなり脚色されており、セリフも現代調にアレンジされているので、難なく楽しむことができた元々の新選組の話を知らないだけに、かえってなんの先入観も持たずに純粋に作品を観れたかもしれない端々に笑いも盛り込まれており、演者たちの魂が宿った息づいている演技も手伝ってか、肩の凝らない娯楽作品に仕上がっているただ、まぁこれは人の好みにもよるが、作品全体が明るい感じに仕上がっていながら、ラストがほろ苦いものになっているので、どうせならそのままハッピーエンドを突き通してほしかったなぁ…と個人的には思ったさてさて、自分の場合、舞台を観に行くのは、好きな役者さんが出演されているから…というのが最大の理由演目は二の次であるところが、今回の芝居は特に好きな俳優の方は出演されていないかといって題材となっている新選組に興味があるわけでもないではなぜ、高価なチケットを払ってまで今回の舞台を観に来たのか?それは、母のある一言がきっかけだったテレビドラマに出演していたある俳優さんを指しながら「自分と雰囲気が似ている」と言ったのだ顔が似ている云々の話なら判るが、雰囲気って似るもの!?そんな時、その俳優さんが舞台に出演するという情報を得たならば、自分が醸し出す雰囲気とはいかなるものなのか、人の姿を通してこの目で確かめてみようと思ったというわけえぇ、それが今回の観劇の動機ですで、その俳優さんを目の当たりにしてきたわけですが、ムチャクチャ、イケメンでしたよォ!って話がずれました肝心の雰囲気が似ている…って話だが、そもそも自分自身がどんな雰囲気を漂わせているかわからないから、その俳優さんを通して見たところで、何も見えてこなかった強いていうならば、体格と髪型が似ているから、全体的に受ける印象が母は似ていると思っているのかもしれない劇団たいしゅう小説家 第14回公演『SOHJI-そうぢ!』下北沢・本多劇場1月19日(土)~1月27日(日)まで出演/沖田総司…石井正則/沖田承之進…高杉瑞穂/近藤勇…柳浩太郎/お光津…大林素子/土方歳三…水谷百輔/桂川小十郎…山崎直樹/八木源之丞…小野剛民 ほか
2008年01月20日
DeAGOSTINI(デアゴスティーニ)が新しく発行した『地球の鉱物コレクション』鉱物のすべてがわかるデータマガジンに加え、毎回ついてくる自然の鉱物を集めることによって、魅力あふれる“神秘の結晶”の世界に触れることができます(冊子より)テレビのコマーシャルで放映されていて、以前から気になっていた本鉱物に興味があるわけではなかったのだが、創刊号についているアメシストの石に惹かれたのである青や紫といった寒色系が好きな自分にとっては、当然アメシスト(紫水晶)の石にも興味がある今日仕事帰りに本屋に出向くと、レジ脇の目立つコーナーに「地球の鉱物コレクション」が平積みされていたので、手にとってみた商品の箱自体は大そうな大きさだが、それは付属の鉱物を梱包するための箱であって、あとはデータファイルと呼ばれる薄い小冊子が申し訳なさそうについている程度箱は覗き窓になっていて、中に入っている鉱物をチェックすることができるのだが、アメシストの色はかなり薄い淡い藤色といったところだろうかそれに、石の大きさを揃えるためだろうか、鉱物には不自然な切り口が見受けられ、石の形の魅力を損なっているいくつかの箱を覗いてみたが、どれもこれもほとんど一緒はっきり言って思っていたよりも魅力を感じるものではなかったが、それでも創刊特別企画として、390円という価格に惹かれて、1冊購入した表紙もそうだが、アメシストを前面に打ち出してきているので、アメシストに関して詳しく取り上げているのかと思えば、とくにそういった訳でなく、様々な鉱物が取り上げられているそのほかには、日本の主要な鉱物産地の紹介や、砂金の採集方法など、鉱物全般の話題が取り上げられていたう~ん…鉱物好きな方なら堪らない本かもしれないが、自分的には思っていた内容とかなり違った創刊号こそ特別価格として390円という価格だったので食いついたが、第2号以降からは通常販売価格の990円それだけの金額を出してまで購読を続けるようなものではないなぁ…とはいえ、この「地球の鉱物コレクション」のコンセプトでもある“神秘の結晶の世界に触れる”ことは十分に堪能することはできる地球が長い年月をかけてつくりだした産物の美しさは、見る人を魅了して止まないDeAGOSTINI【地球の鉱物コレクション】隔週刊発売創刊号は特別価格 390円(税込)第2号以降は通常価格 990円(税込)
2008年01月19日
仕事から帰宅すると、自宅前で車を停めて、ガレージのシャッターを開けたマイカーをガレージに納めるべく、再び車に乗り込もうとしたときである運転席のドアを開けたとき、痛みというか熱さというか、右足に電気が流れたような激しい衝撃を覚えたその瞬間は、自分の身に一体何が起きたのか分からないという一種のパニック状態に陥っていて、痛みまで感情が行き届く余裕がなかったようだが、その魔法も解け現実に引き戻されると、猛烈な痛みが右足の脛を襲った心の中では、無茶苦茶痛いィィィィィ!!と叫んでいたが、実際のところはあまりの激痛ぶりに言葉を発することもできず、ドアノブに手をかけたまま膝を折り、そのまましゃがみ込んでしまった痛みに悶えながらも、事態の収拾を図るべく、一体何が起きたのか振り返ってみる車に乗る為に運転席のドアを開けた右足の脛に激痛が走った……………!!!!!結論ドアを開けると、ぶつかってしまう立ち位置にいた自分そんな事とは露知らず、思い切りドアを開けて、一歩前に出していた右足の脛にフルスイングで開けたドアをぶつけたというわけ普通に行動すれば起こり得ないと思うのだが、実際こうして起きているわけだから、世の中どんな危険が潜んでいるかわからない脛の骨は皮膚の表面に近いところにあるので、痛みが尋常ではない“弁慶の泣き所”といわれる急所に、鉄の塊を直撃させたのだから、自分で引き起こしたこととはいえ、身震いするほどの出来事である痛いやら、ドジな自分が情けないやらで、この怒りにも似た感情をどこにぶつけたらいいのか分からず、一人で苦々しい思いをしていたしかしながら、寒空の下でいつまでもしゃがみ込んでいるわけにはいかないので、痛さでワナワナと震える右足を踏ん張らせて、車に乗り込んだ手で介添えしながら、右足でアクセルを踏む力が入らず、膝がカクカクと笑うそんな光景を見て、痛みで悶えている筈なのに、おかしくて情けなくて笑みがこぼれてきた泣いたり、悶えたり、笑ったり、喜怒哀楽が忙しない賑やかな男であるようやくの思いで、車をガレージに納めると、足を引き摺りながら自室へと戻ったあまりの衝撃だったので、もしや脛の骨に?なんて思いも頭をよぎったが、歩くことも踏ん張ることもできるので、大事には至っていない様子不幸中の幸いだったかどうかはわからないが、今日は先日購入したばかりの丈の長いブーツを履いていて、ある程度は脛の部分をカバーしていたので、それが僅かながらクッションの役目を果たしてくれたのかもしれない履いていたジーンズを脱いだ強い衝撃だったわりには流血は殆ど見受けられなかったが、脛は我が目を疑うほど大きく赤く腫れ上がっていたこれ、きっとすごい青アザになるんだろうなぁ…とりあえず冷やして、もう寝ます
2008年01月18日
仕事でお世話になっている方が、所用で地元の静岡から上京してきた際、時間に余裕があったからと、わざわざ顔を出してくださったこの方、毎回顔を出してくださる度に手土産を持参してきてくださるのだが、その手土産は決まって“うなぎパイ”言わずと知れた静岡の銘菓中の銘菓であるうなぎパイは美味しいし、こんな時でもないと食べる機会がないので、今日も密かに期待していた案の定、今日も気を使っていただいて、手土産を頂戴した“うなぎパイだ!”と思ったのも束の間、手渡された箱はいつも戴くのとは違った包装紙???怪訝そうな自分の表情を汲み取ったのか、いつも一本調子のうなぎパイばかりだと飽きると思って、今日は違ったお土産にしてくださったんだとか『クリームが好きそうな顔をしているから、これにしてみた』との事まぁ、よく好みをご存知でしてありがとうございます…って、クリームが好きそうな顔って、どんな顔だ?人が感じ取る印象って、よくわからんッまぁ餡子が好きそうな顔っていわれるよりかは、心持ちいいかよくわからない納得の仕方だけど…頂戴したお土産は、静岡銘菓『こっこ』新鮮な卵だけを材料に、静岡のおいしい水でやわらかく優しく蒸しあげた、ふんわりしっとりしたケーキなかに閉じ込められたミルククリームとのハーモニーをお楽しみください(商品に同封されていたしおりより)ヒヨコの絵が描かれた包装紙に包まれた、可愛らしいお土産である早速いただいた見た目といい、味といい、市販されているごく普通の蒸しパンとさほど大差ないが、食感に弾力があるというか、やや固めその蒸しケーキのなかに、クリームが入っているが、かなりミルクの味を強く感じるクリームこれといって特色が強いお土産物ではないが、蒸しケーキの卵といい、クリームのミルクといい、素材の味そのものを味わうことができる一品美味しく頂戴いたしました
2008年01月17日
昨年末、行きつけのガソリンスタンドにて申し込みの手続きをしていた“ENEOSカード”いつの間にか届いていたみたいえっ!?手紙や葉書はすぐ見るんだけれど、ダイレクトメールのような見慣れない処から送られてくる封書はすぐには開封せずに、玄関入ってすぐの棚に置きっぱなしにしちゃうんだよねだから、カードがいつ届いたのか判らないそもそも、カードは作りたくて作ったわけじゃなかったし…というのも、自分は支払いは現金主義だからだ“現金で支払えないものは買わない”これ、モットーカードで支払ってしまうと、見境無く買い物をしてしまう自分の性格が判っているからこそだから、カードは他に一応持ってはいるが、まず使わないそんな自分だから、ENEOSカードを作ったところで、あまり役に立たないと思うんだけれど…真新しいカードを手にした時だったそういえば、このカードの暗証番号って何番だったっけ?全く覚えていない…カードの暗証番号って、数字のゾロ目や、誕生日など、すぐ見当がつくものは避けてくださいって注意書きされているでしょ?だから、自分が暗証番号を決める時は、好きな数字を組み合わせしたものにしているんだけれど、果たしてその番号にしたかどうかの確証が持てないなんてったって、カードの申し込みをしたのは、2ヶ月近くも前の話だからなぁたかだか2ヶ月前の話…されど、2ヶ月前の話…思い出そうとしても、どうしても4桁の数字に何を選んだのか、皆目見当もつかないカードが同封されてきた封書には、“暗証番号をお忘れになった方は、ご連絡ください”と、住所が記されていたので、そこに連絡するか手元に届いてから、一度もカードを使用せずに暗証番号を問い合わせるだなんて、お恥ずかしいかぎりですパソコンを使用していると、サイトにアクセスする際、ログインなる手順を踏まなければならないことがある複数のユーザーが使用するコンピューターやサイトに、他人によって不正に介入されないよう、パスワードで管理されているのだ自分の身近でいえば、このブログを書く際もそうだし、パソコンに送られてくるメール、会社のデータ管理、タイムカード、インターネットでの買い物など、ありとあらゆるものがパスワードで管理されている毎日のようにパスワードを打ち込んでいるものは、頭というより指が自然と覚えているので、難なくログインできるのだが、久しくアクセスしていないものとなると、パスワードを忘れてログインできないことが多々あるそれもこれも、どのパスワードも微妙に変えていたり、はてまた全く別のものだったりと、一つとして同じパスワードがないからであるパスワードが思い出せないという事態を巻き起こすのだったら、すべて同じものにしておけばヨカッタ…なんて今にしてみれば思うのだが、その時は“無用心だ”と思ってしまったんだよね管理する当人がパスワード忘れているんじゃ、意味ないかつい先日なんかは、会社のデータの管理をする為にアクセスしようとログインすると、いつも通りにパスワードを入力したつもりが、画面には“パスワードが間違っています”の文字が!えっ!?習慣というか、指の感覚が覚えていることなので、いざパスワードが違うとなると、自分の頭の中は“はて?”と真っ白状態暫し、パソコン画面を前にして、自分がフリーズ状態えぇ~っと、何だったっけ!?考えれば考えるほどドツボに嵌って、思い出す事ができないデータ管理のパスワードは、自分と社長しか知らないので、他のスタッフに聞いてもラチが明かないし、さぁ困った結局は、うぅぅぅん…と唸って、必死になって記憶の片隅を探っていたら思い出したから良かったものの…これって、度忘れ?物忘れ?はてまた記憶の欠如?なんだか、日常のちょっとした1コマの出来事だったんだけれど、自分の記憶力というか脳に限界を感じたこれから、どんどんこういった思い出せない!というシーンが増えていくのだろうか…若くない若くないと自分ではわかりつつも、思い出せない、疲れが取れないといった症状を現実に突きつけられると、かなり凹むハァ…こんな調子じゃ、この先が末恐ろしいよとりあえずは、パスワードや暗証番号は、まとめて紙にでもメモっておこうかな!?そのメモを失くしたりして…どこかしら抜けている今の自分だとやりかねない話だけに恐ろしい
2008年01月16日
ここ数日、急激に寒さが厳しくなってきた天気予報を見ると、例年通りほどの寒さだという毎年味わっている冬の寒さの筈なのに、こうも堪えるというのは、身体がまだ慣れていないせいだろうか?自宅の唯一の暖房器具であるエアコンの調子が、以前から今ひとつよくない故に、今は暖房無しの生活を送っているまぁ家には寝に帰っているようなものなので、暖房が無くてもさほど苦でもなかったのだが、さすがにここ数日の冷え込みは辛かった身体は服を着込めば寒さから身を守ることができるが、足先の冷えはどうにもこうにもカバーすることができないそこで、スリッパを買ったリラックマのキャラクターのスリッパ!?!?!?ええ歳した男が履くようなものではないことぐらい、重々承知はしていますが、仕方ないやないですかだって、可愛かったんだモンッ!このスリッパ、むちゃくちゃラブリーでしょ?もともと、リラックマが醸し出すほのぼのとした雰囲気が好きだということもあってか、お店で見たとき一目惚れで、年甲斐もなくお買い上げしてしまったというわけ早速、自宅で履いた靴下だけでいるより、はるかに暖かいでも自分の足元見ると、なんか変な感じ部屋の雰囲気に似つかないし、やっぱり大の大人がはくようなシロモノではないまぁ誰かに見られるわけじゃないから、いいかと、かなりお気に入りのスリッパなのだが、1つ問題が…それは、サイズが小さいことお子様と女性を対象にした商品なのか、自分が履くと若干踵が収まりきらないのだだからね、リラックマのほのぼのとした表情といい、その小さいスリッパを履いて、パタパタと歩いている自分の姿といい、なんだか滑稽な感じでも、これで足先の冷えの解消は解決できたから、いいんじゃない?ハッ!自分的にはスリッパを購入して満足していたが、何か根本的なことが解決されていないような気がするそう、エアコンを早く直せばいいのではないだろうか?「………………」ここで短歌をひとつ“エアコンを 早く直せば いいものを スリッパ買って ひとときの夢”【リラックマのスリッパ】1575円(税込)
2008年01月15日
スイートピー、水仙、ストック、フリージア…これからの時期は、芳香性のある花が多く市場に出回ってくる早春を告げるチューリップや菜の花、ポピーなど、色とりどりの花が集まってくる市場に来ると、見て廻っているだけで楽しいそんな、花から貰える幸せやパワーを、お客様にも感じていただけたら…と今日も様々な花を仕入れる今日は、千葉県鴨川市の日本水仙を多めに仕入れてきたまさしく今が旬の花で、シーズンの今は市場にも多く入荷してきているので、比較的安く仕入れることができるのだスラッとした容姿に小さくて可憐な花を咲かせる日本水仙は、華やかさこそないが、日本に古来からある花だけあって、その姿は凛とした面持ちをしていて、日本の美を感じさせる水仙と言っても、花つきが大きいラッパ水仙や、花が黄色い黄房水仙などがあるが、やはりオーソドックスな日本水仙が一番好き久しく家に花を飾っていなかったので、日本水仙を自宅用に10本買って帰った長方形の花瓶に、水仙をそのまま活けこみ、部屋に飾る冷たく張り詰めた部屋の中に、水仙の甘い芳香がまるで春のそよ風のように一縷の風となって吹き抜けたそれにしても、ひとつの花はこんなに可愛らしいほど小さいのに、これほどまで芳しい香りを漂わせる力をどこに秘めているのだろうか水仙の花言葉は、うぬぼれ、我欲、自己愛お世辞にも褒め言葉とは言い難いものばかりであるが、容姿端麗でしかも芳香が良いときたら、水仙自身がうぬぼれるのも仕方あるまい“うぬぼれる”を漢字で書くと、“自惚れる”と書く自分で自分のことを惚れる簡単なようで、これがなかなかできないかく言う自分も、自分の好きなところを挙げてみろと言われても、一つとして挙げることができない度が過ぎると鼻持ちならない嫌味な人間になってしまうが、少しは自惚れることも大事かな自分で自分自身を惚れるような人間になりたいものだ可憐に、かつどことなく誇らしげに咲く日本水仙の花を見て、そんなことをふと思った
2008年01月14日
幼い頃、唇を舐める癖があり、冬の時期になると唇が荒れて、それでも舐めるものだから、よく口の周りを赤く爛れさせていたそんなこともあってか、リップクリームが欠かせなくなった自分は、四季を問わず、暇さえあれば四六時中塗っているもうそれは一種の依存症のようなもので、唇が潤っていないと落ち着かないのだ乾燥する冬場はとくにそうで、少しでも時間があると、リップクリームを手にしてしまうドラッグストアに行くと、リップクリームを眺めていた安いときに買い溜めしているので、もう幾つもストックは抱えているのだが、ついつい目が入ってしまうオーソドックスなメンソレータムの薬用リップスティックを愛用しているので、いつもは他の商品に目移りしても、まず購入することはないのだが、今日はちょっと浮気をして、気になるリップクリームを購入してみたその商品とは、ロート製薬から販売されている『I LOVE Cafe』おいしそうな、ほんのり甘い香りがするリップスティックらしい一体リップクリームに何を求めているのだろうか?と思いたくなってしまう商品唇の乾燥を防いでくれればいいのだが、その点は抜かりなく、はちみつや3種のビタミン(ビタミンA油・ビタミンC・E誘導体)といったうるおい成分が含まれているので、荒れ・乾燥を防ぎ、しっとりやわらかな唇に整えてくれるそうしかも紫外線から守るUVカット機能もついているんだとか『I LOVE Cafe』シリーズのリップスティックは、“とろ~り、まろやか~なキャラメルマキアートの香り”、“しっとり、マイルドなアールグレイティーの香り”、“あま~く、スウィートなプレミアムバニラの香り”と3種類あるその中で、自分はプレミアムバニラの香りのものを選んだただ単にバニラが好きなだけという理由からである早速使ってみることにしたキャップを外し、口元に持ってくると、ほのかにバニラの香りが鼻をくすぐるほんと、おいしそうなリップスティックであるこのリップスティックには、砂糖から生まれた唯一のノンカロリー甘味料・スクラロースが配合されていて、それで甘みを感じるんだとかで、舐めてみたオエッ!!味は、普通のリップクリームだった…って、我ながら何をしているんだか(よい子の皆はマネしないように!)塗ったあとの唇は、いい感じかなりしっとりしている唇を合わせるとごくごくわずかだがバニラの香りもするしねそれにしても、バニラの香りがする唇の男ってどうよ?きっと、『バニラのアイス食べたでしょ?』なんて、言われるんだろうね【ロート製薬 I LOVE Cafe】298円(税込み)※某販売店価格
2008年01月13日
朝、目が覚めると、外は小雨が降るあいにくの空模様だった折角の休日とはいえ、天候が悪いと出かける気になれないそれよりなにより、睡眠不足で、仕事が休みの日ぐらいもうすこし寝ていたい気持ちが強かったので再び瞼を閉じたようやく昼前になって起床本心からしていえば、まだまだ、いや今日一日ず~っと寝ていたいような気さえしたが、いくらなんでもそんな時間の過ごし方は勿体無い湯船に浸かり、身支度を整えると、雨が降るなか新宿の街へと向かった今日は新宿コマ劇場で舞台を観劇なんと、一昨日昨日に続いて、立て続けに今日と3日連続での観劇三昧今日観る舞台は、松平健氏と鳳蘭氏が20年ぶりに競演を果たすことで話題となっている新宿コマ劇場1月公演『美ら島伝説~暴れん坊将軍スペシャル2』である享保年間の江戸琉球王朝使節団が将軍・吉宗の謁見を得るために遠い地から江戸にやって来ていたその夜更け、琉球を発つ際に、ある人物から将軍宛の書状を託された使節団の娘・加那が目安箱を目指し夜道を急ぐ途中で、追ってきた影の一団に襲われ、書状を盗まれ、命まで奪われそうになるその危機を救ったのが、旗本三男坊と称する徳田新之助だった加那から琉球の現状を聞き、薩摩藩と琉球王朝の関係に不審感を抱いていた新之助は、自ら琉球に渡る決心をする遠い琉球の地で待ち受けていた現実とは…!?(公演チラシより)公演のチラシには、“ミュージカル+本格時代劇”と書かれていた松平氏の代表作のひとつとして挙げられる、長年テレビで放送されてきた時代劇『暴れん坊将軍』がミュージカル!?なんだかミスマッチなような組み合わせなような気もするのだが、果たしていかがなのだろうか?開演間近に客席につくと、今回の公演仕様として沖縄の海と空、そしてハイビスカスが描かれた幕が降りていたはやくも沖縄ムードに駆り立てられる幕が開くと同時に賑々しい歌と踊りが展開される1月の公演ということで、お正月らしいナンバーで、早くも自分の心は掴まされた物語は、勧善懲悪ものの肩の凝らない娯楽作品に仕上がっていて、思いのほか楽しめた要所要所に盛り込まれた歌と踊りは舞台に華を添えて、ミュージカルと時代劇のコラボレーションは、これはこれで1つのジャンルとして大いに成り立っていたミュージカル+本格時代劇=…その答えは、“有り”である鳳氏の極彩色の琉球衣装にも負けない華やかさに目を奪われ、松平氏の美声に聞き惚れ、コマ劇場という名の通り、場面転換の度にクルクル回る盆を食い入るように見たり、物語ラストの殺陣のシーンで、テレビでお馴染みの暴れん坊将軍のテーマ曲が流れると、思わず一人にやけてしまったりと、すっかり目の前で繰り広げられる世界に引き込まれてしまっていた芝居が終わると、ショーが併演される松平氏と鳳氏が20年前に競演したミュージカル『王様と私』より、シャル・ウィ・ダンス!?を披露した洒脱に歌い踊る姿はさすがだったが、衣装が和装だったのがちょっと残念ここは洋装で見たかったかな?その後、汐風氏と松平氏のソロパートが終わると、劇場内にはミラーボールが煌きはじめたすると、聞き覚えのあるイントロが…マツケンサンバやぁ!!舞台にはキンキラに輝く着物に身を包んだ腰元ダンサーズが登場、見覚えのある振りで踊りまくる程なくして、セリ上がりで松平氏登場!金色の総スパンコールの着物である照明に反射して、スパンコールが煌びやかに光るま、眩しすぎる…そのゴージャスぶりに思わず笑ってしまったマツケンさん、派手すぎですッ!ショーになって、その魅力を一挙に開花させたのが、“マジー”の愛称で親しまれている真島茂樹氏である云わずと知れたマツケンサンバ2の振付をされた真島氏は、さすがは日劇ダンシングチームのトップダンサーだっただけあって、とにかく踊りのキレが素晴らしいお芝居ではさほど見せ場がなかった分、ショーでは十分に力を発揮されておりました踊りもさることながら、素敵なのが笑顔!輝いておりますお客様に楽しんでいただこうというショーマンシップの精神なのか、それとも踊っていることが楽しいのか、とにかく笑顔が眩しい!マツケンサンバ2から、マツケンサンバ3へと繋がれ、ショーは終了出演者一同総出のフィナーレへここでは、ショーに出演していなかった主要キャストの方も、キラキラの派手な着物に身をまとい登場そのなかで印象的だったのが、芝居では悪役を演じておられた勝野氏派手な着物に抵抗があるのか?客席の前に登場される際、だいぶ恥ずかしい表情をしておられた素の表情を垣間見れたような気がして、これまた一人ニンマリとしてしまった最後に松平氏からお客様に挨拶があって公演は終了色々と盛り込まれていて、まさしくエンターテイメントといった感じ肩が凝らずに楽しむことができた舞台だった新宿コマ劇場1月特別公演「美ら島伝説~暴れん坊将軍スペシャル2」1月2日(水)~1月31日(木)まで出演/徳川吉宗(徳田新之助)…松平健/鳳彩王女…鳳蘭/伊集院修理…勝野洋/加那…汐風幸/金城貢…松山政路/陣十郎…園田裕久/島津久貴…新田純一/野分…真島茂樹/楓…若葉ひろみ/谷茶…江幡高志/加納五郎衛門・儀間恒心(二役)…内山惠司 ほか
2008年01月12日
昨日に続いて、今日も神奈川県立青少年センターにて、五大路子詠み芝居を観劇今日の演目は『走る女~国木田独歩の妻 佐々城信子』時代を疾走した女・佐々城信子スキャンダルの嵐を駆け抜けた令嬢は有島武郎“或る女”のモデルとなり、明治の文士たちの心を激しく揺さぶった封建制のなごりの残る明治時代、信子の情熱的な行動の軌跡は“新しい女”のさきがけだった(公演チラシより)今日も一番前の列で、しかも、座席は昨日座った同じ席!さも自分の指定席かのように腰掛けるさてさて、睡眠不足のせいか今日一日ずっ~と眠たくて仕方なかったが、観劇のほうは大丈夫だろうか?実をいうと、昨日の公演を見た限りでは、詠み芝居という独特のスタイルのせいか、何人かの方はスヤスヤと眠っていた姿を見かけていたのである自分も寝てしまうかも?って、一番の前の席に陣取っておいて、そんな振る舞いをしたら、役者さんに失礼だよねしかも1列目の席だというのに、横の席は何席もがら空き悪態ついたら、周りが空席なだけにかなり目立ってしまうあぁ…なんだか変なプレッシャーを感じるきっと面白い舞台なら、眠ることもないだろうと、寝るも寝ないも舞台の出来次第のせいにしてみる昨日観劇した『エゲリア』の岡本かの子もそうだったが、佐々城信子もまた、生きることに関しては迸るほどの情熱を滾らせる女性その華やかで賢く自由奔放な信子の生き様を、時代の流れに縛られながら生きていく従兄弟である良と対峙させて物語は進行していくアメリカに渡りジャーナリストになることを夢見ていた信子だったが、国木田独歩との出会いが運命を大きく変え、周囲の反対を押し切って結婚するも、その新婚生活は長くは続かなかったそして妻ある身の男性と恋に落ち、旅館の女将におちつくまさしくタイトル通り佐々城信子は、決して自分が進み望む道ではなかったにせよ、自分の気持ちに嘘つくことなく、懸命に時代を駆けて生き抜いたしかしながら、舞台を観終わってみると、なにひとつとして胸に引っかかるものがないなぜだろう?それは、彼女の生き様に感銘を受けたり、共鳴することができなかったからだろう舞台の内容はともかくとして、役者さんの演技は素晴らしかったなかでも物語の主軸となる、佐々城信子を演じた五大路子氏をはじめ、国木田独歩役の平田氏の喜怒哀楽を剥き出しにした演技、良役の富沢氏の抑えた演技と、御三方の“静”と“動”、“陰”と“陽”のアンサンブルが実に見事だったのが印象に残った舞台のセットも、シンプルながら色々な場面で様々な風景を作り出し、舞台に表情をくわえて一役買っていた二夜連続で、息遣いが聞こえるほどの間近で五大氏の演技を拝見し、幸せな気分ちなみに、睡魔のほうだが…作品の上演時間が1時間30分ほどという1幕ものだったのと、いざ開演してしまうと物語の世界にのめり込んでしまっていたので、一切睡魔に襲われることなく観劇することができたゆえに、観劇の緊張と快楽から解放された帰りの車内で爆睡してしまったのは、いうまでもない芸能人というと、ブラウン管で姿を拝見しなくなると、“あの人はどうしているのだろう?”と思われてしまう節がある五大氏も近年では久しくその姿をブラウン管で拝見することがなく、寂しいかぎりではあったが、現在ではご自身が旗揚げした横浜夢座の座長として精力的に活動されている横浜夢座とは、女優・五大路子氏を中心に、横浜から全国(世界)へ舞台芸術を発信し、「自分達の観たいものを自分達の手でつくろう」と地域からの文化活動として推進したいと闘う有志が集まり、横浜の市民による横浜夢座実行委員会が上演する演劇で、横浜を舞台にした作品を公演している今回の詠み芝居、『エゲリア』と『走る女』の2作品も過去に上演されて評判が良かったものの再演で、作品のモデルとなった岡本かの子も佐々城信子も、神奈川ゆかりの人物として取り上げられたもの生まれ育った街・横浜をこよなく愛する五大氏の舞台にかける情熱と意欲はこれからも潰えることはないだろういや、むしろ益々輝いているようにさえ見えるその漲るパワーに、時代を駆け抜けていった岡本かの子や佐々城信子に似たものを感じたもしかしたら、何時ぞやは『ヨコハマの女優~五大路子』なる芝居ができるかもしれない終演後のロビーにて、お客様に囲まれて華やかな笑顔を振りまいている五大氏の姿を遠目から拝見して、ふと、そんなふうに思ったかながわ詠み芝居シリーズ連続公演五大路子詠み芝居「走る女~国木田独歩の妻 佐々城信子」1月11日(金)19時開演/1月12日(土)13時開演出演/佐々城信子…五大路子/国木田独歩…平田広明/星良…富沢亜古/佐々城豊寿…村田美佐子/武田耕太郎…関輝雄/鈴木完介…加山到
2008年01月11日
昨日は24時過ぎに帰宅睡眠時間が2時間足らずということで、ものすごく眠いわけで…身体を動かしている分には気が紛れて眠気もどこへやらところが、ちょっとでも気を許すと、奴はつけ入る隙を見つけては眠りの世界へと誘惑してくるよほど相手は強敵なのか、冷たい水で洗顔しても、眠気を晴らすことは一向にできなかったあぁ…一発で眠気を解消する薬なんてないかなぁ?あれば愛飲するのに…と、夢みたいなことを言っていますが、ちゃんと起きています!!午後になっても、睡魔の呪縛から解かれることはなかったそんなときに限って、急遽仕事の打ち合わせが入ったりする眠気が酷い状態で、大丈夫だろうか?打ち合わせの場所に行くと、そこは、これでもかと云わんばかりに暖房が効いていた部屋だった寒い場所から入ったので、余計にそう感じたのかもしれないいざ打ち合わせが始まると、はじめのうちはよかったものの、次第に暖房の暖かさが心地よくなってきて、睡魔が襲ってきた必死に堪えるも、打ち合わせがなかなか進まずに膠着状態であることが、拍車をかけたうぅ…眠いよォォォ身体を動かして気分をリフレッシュしたいところだったが、そんなことをしたら怪しまれるので、自分の身体を抓ったり、瞬きをしないように眼に力を入れたりと小細工をして、なんとかその場を凌いだのだった一日中睡魔と闘いながら、なんとか仕事を終えると、芝居を観に行くために電車で横浜へと向かった丁度帰宅時間帯と重なったせいか、車内は結構混雑しているそれでも、自分のスペースは確保できるほどの若干の余裕はあった吊革に掴りながら、何をするでなく、車内の中吊り広告や、流れゆく夜の町並みを見ていたふと気づくと、電車は間もなく自分が下車する駅のホームに滑り込もうとしていた???あれ?いつの間に?現状を把握することができず、ちょっとした軽い混乱に陥った記憶を辿ると、降りる駅までたしかまだ数駅はあった筈なのに、もう電車は到着しようとしているう~ん…どうも信じ難い話ではあるが、どうやら立ったままで、眠りに落ちてしまったらしい自分としては、ほんの一瞬瞬きをした程度の空白しか感じていないのだが、数分は立ち寝をしていたことになる立ったまま寝ていて、よく倒れたりしなかったねよほど吊革をしっかりと握って、安定したバランスで立っていたんだろうねって、感心している場合じゃないかそこまで、自分の身体と脳は睡眠時間を欲しがっていたんだねぇ十分に睡眠時間が確保できなくて、ごめんなさいそれにしても、いざ自分が立ち寝をしていた事実を掌握すると、急に周囲の目が気になりだした隣に立っている人にぶつかったり、膝が折れてバランスを崩し無様な姿を晒したりと、なにか失態をしなかっただろうか?顔は動かさずに、視線だけを左右に動かすと、周囲の乗客は何食わぬ顔をしているどうやら、何事もなかったようだほんと、よかった電車は駅に到着し、扉が開くと、一斉に人が流れ出るようにホームへと降り立っていくその流れに混じって、自分も下車した車内の暖房にすっかり身体が慣れてしまっていたせいか、外は身震いするほどの寒さだったこれで、少しは目が覚めたかも!?
2008年01月11日
今から遡ること一ヶ月前、2007年12月初旬の頃の話秋の景色を楽しもうと、横浜・本牧にある三渓園を訪れた見事な景観に見惚れてご満悦ちょっと休憩しようと、展示室をかねた休憩所のような建物に入ったそこで、あるチラシが目に止まった“Arts Fusion 2007 in KANAGAWA”と冠付けられたもので、 「五大路子詠み芝居」と題して、『エゲリア』と『走る女』という2作品を公演するという今夏、横浜赤レンガ倉庫で見た、五大氏の一人芝居「横浜ローザ」を観劇してから、すっかり女優・五大路子の虜になってしまった自分としては、ぜひ観劇したいと思った公演は、来年2008年の1月10日から13日までのわずか3日間仕事の関係上、そんな先の予定を組むことはできないので、チケットを購入するかどうか迷ったのだが、幸いにも開演時間が19時からなので、それなら仕事でも終わってすぐ向かえば間に合うと思い、観劇することにした観劇することに決めたものの、2作品公演されるうち、どちらの作品を観ようか?本来なら、2作品とも観劇したいのだが、五大路子氏以外の出演者の顔触れは全く存じ上げない役者さん達ばかりだし、“詠み芝居”という公演のスタイルがよく判らなかったので、はたして舞台を楽しめるかどうかという思いがあったからだ2作品の物語の粗筋を読んで、どちらにしようか迷っていたチケットの料金はというと、3000円と格安だったん?よくよくチラシを見てみると、 『エゲリア』と『走る女』の2作品のチケットを合わせて購入すると、セット割引として4500円になることが書かれていた2つの公演チケット代が6000円のところ、1500円値引きされるのだそれなら、2つの公演を見たほうがお得でしょ!ということで、両作品とも観劇することにところが、このチケットのセット割引の前売券取扱窓口は限定されていて、神奈川県民ホールチケットセンターか、県立音楽堂チケットセンターの2箇所のみ東京都民の自分としては、その2箇所のチケットセンターがどこにあるのか判らないそこで取り出したるは携帯電話チケットセンターの名称を打ち込んで検索すると、アッと言う間に住所が判明でも住所だけでは土地勘がないので、地図で場所をも検索ほんと、携帯電話って便利やね三渓園を後にすると、チケットを購入する為に、山下公園の目の前にある神奈川県民ホールチケットセンターへチケットが前売りされてからだいぶ日にちが経っていたので、良い席が取れるかどうかわからなかったが、幸いにも2公演とも一番前の席を確保することができた最前列の席で、がっつり観劇します!そして今日、1月10日2008年初観劇となる、五大路子詠み芝居『エゲリア』を観劇するために、仕事を終えると、横浜・桜木町にある神奈川県立青少年センターへと出向いただいぶ傾斜のきつい紅葉坂の途中にある公演会場には、開演の15分前に到着した会場内に入ってみると、想像以上に広くて綺麗なホールで驚かされた静々とゆるやかな階段を下りていき、一番前の席に腰掛けると、入場の際に戴いたパンフレットに目を通した五大路子詠み芝居『エゲリア~生々流転 岡本かの子』灰色の戦時体制下で絢爛豪華な“生命の小説”を紡ぎつづけた岡本かの子夫は国民的漫画家・一平、息子は天才前衛画家・太郎途絶えることない男性遍歴や幾多の伝説に覆われた女流作家かの子その凄絶な生涯が幕を開ける!(公演チラシより)詠み芝居とは、いったいどんなものなのか朗読劇とは違うのだろうか?開演のベルが鳴ると、役者の方々が、舞台上に置かれている椅子に腰掛けた手にはファイルのようなものを持っているそのファイルに目を向けて、さも自分の言葉かのように、歌うようにして感情を込めてセリフを吐いていく程なくして、着物姿の五大路子氏が舞台に登場したこう言っては失礼だが、五大氏は脇を支える役者というイメージがあるのだが、こうして舞台の中央に立っている姿を見ていると、華があって、周囲を圧倒する存在感があるさすがは女優さんやねぇ朗読劇と違って、役者さんは舞台を行ったり来たりと動き回るが、目は台本から離れないなので、感情的な台詞を交わすシーンでも、身体は向かい合っているのに、顔は台本に向けて台詞のやり取りをしているので、観ているとなんとも奇妙な感じこれが、文字通り詠んで芝居する詠み芝居?なんだか目を瞑った方が物語としては臨場感があるかも…と、はじめはなんだか見慣れない公演スタイルに戸惑いつつも、見慣れてくれば、公演の稽古風景を見ているような感覚で、これはこれで観ることができたそうそう、今回の公演に出演されているある役者さんのブログを拝見したとき、こんな舞台の裏話を暴露していた“五大さんの台本だけ、字が大きいんですよ”自分は一番前の座席で観劇しているので、役者さんが立たれる位置によっては、手元の台本が見えるで、事の真相を確かめてみた役者さんの台本は皆同じ文字のサイズだった五大さんの台本はというと…!!!確かに、文字は大きかった!何も台本を見なくても、他に確認する方法はあったそれは、台本のページを捲るタイミングである役者の皆さんは台本を読みながら舞台を進行している皆さんは文字の大きさが同じなので、ページを捲るタイミングがほぼ同じだが、五大さんだけタイミングが違うのであるそれは、本に書かれている文字が大きいからだ…って、舞台に集中しないで、どこに着眼しているんだかいやいや、舞台も楽しみつつ、色々なところにも眼を向けて楽しんでいるのであります肝心の物語はというと、事実を基にしたフィクションで、女流作家・岡本かの子が激しいまでに時代を駆け抜けた人生が描かれた作品情熱的な役を五大氏が緩急自在の演技で熱演するそれにしても、夫がいながら愛人と同居したりと、その人生はなんとも凡人の自分としては理解しがたいところしかも、かの子は情熱的ではあるが我侭で自分勝手こんな自由奔放な女性に、どうして次々と男性は惹かれていったのだろうか?いまいちそこら辺が自分には解せないところではあったが、生きるということに関してのパワーは凄まじいもので、守りに徹して生きている自分としては、憧れにも似た感情を抱き、いい意味で刺激となった自由奔放な人生を送ってきただけに、彼女の人生の終幕は呆気ないもので、公演が終わってみると、ただ自分の思うがままに好き勝手に生きた女性の話にしか印象が残っていないのだが、人の一生なんてそんなものなのかもしれないかならずしも、起承転結にはならないのである憧れの五大氏の演技を間近で齧りつき、大満足でホールを後にするのであったかながわ詠み芝居シリーズ連続公演五大路子詠み芝居『エゲリア~生々流転 岡本かの子』1月10日(木)19時開演/1月12日(土)18時開演出演/岡本かの子…五大路子/岡本一平…関輝雄/岡本太郎…岸槌隆至/恒松安夫…平田広明/新田亀三…若松泰弘/きん・光子(2役)…由愛典子/堀切茂雄…高橋圭/住職…加山到※「エゲリア」とは、イタリアの古伝説に登場するヌマ王の妻の名処女性と母性をあわせ持つ、男性にとって永遠の女性の意
2008年01月10日
今年になって初めて市場に花を仕入れに出かけた市場の初市は1月4日からだったのだが、都合がつかず今日となったのである何か目ぼしいものはないかと、仲卸の店舗を見て廻っていると、いたるところにポスターが貼ってあるのに気づかされたそれは、フジテレビで1月14日から放送される、SMAP・香取慎吾氏主演のドラマ『薔薇のない花屋』の宣伝ポスターだった花屋が舞台のドラマだけに、花卉の市場がタイアップしているのだろうか?それぞれの仲卸の店では、ドラマの告知ポスターがたくさん置かれていて、“ご自由にどうぞ”なんて書かれてあるはは~んさては、それぞれの花屋に貼ってもらって、ローラー作戦で宣伝効果を狙っているというわけか?なかなかやるなぁなんて感心しながら、自分もポスターを貰ったポスターには、こんなことが書かれていた“1月14日もしよかったらこの日、あなたが大切に想っている人にバラの花を贈ってあげてください恋人でも、両親でも、友人でもROSE DAY愛と希望と勇気のリレーをつないでいく日に”(番組告知ポスターより)てっきり、ローズデーは番組を宣伝するための戦略のひとつだと思っていたのだが、調べてみると、実際にローズデーなるものは存在していた韓国のみの習慣のようだが、5月14日をローズデーと呼び、その日は恋人同士で薔薇の花束を贈りあうのだとかう~ん…月が違うのかしかも韓国だけの習慣?となると、“1月14日はROSE DAY”というコピーは、やっぱり番組宣伝の戦略といえようかまぁ、何はともあれ、何か理由がないと花なんて贈ることはないから、いいんじゃないかな?くれぐれも番組宣伝の為に利用したのではなく、毎年1月14日がローズデーとして定着することを願ってやまないさて、肝心のドラマ『薔薇のない花屋』だが…たぶん見ないと思う出演者の顔触れだとか、ドラマの内容がどうだとかというのではなく、連続ドラマ自体滅多にみないのである放送している時間帯に、まず家にいることがないし、録画をしても、いつか観れるだろう…と、そのままにしてしまうからだ現に、去年の夏に放送された連続ドラマを録画してあるのだが、未だに見ていないだから、おそらく見ないと思ういや、きっと見ないと思う
2008年01月09日
年下の男性のスタッフと話をしていた時のこと話のなかで唐突に、『陰険ですよね』と、云われた【陰険】表面はよく見せかけて、裏でこっそり悪いことをするさま(辞書調べ)なんだ、見抜かれていたか…って冗談はさておき、陰険だとォ?確かに、善と悪の両方の心は持っているから、少なからずとも悪巧みは考えてはいるが、別に表面上は良いように取り繕っていないから、そういうのって陰険って云わないんじゃない?それにしても、自分は傍から見ると陰険そうに見えるんだまぁ食べ物や異性のタイプなど、人それぞれ好みが違うように、人は誰しもが同じ考えや趣向を持っていない肯定的な意見もあれば、逆の考えの意見を持っている人も当然いるなので、若いスタッフが、自分のことを「陰険そうだ」といっても、それは相手がそう思い、感じ抱いているのだから致し方ないことで、別に腹は立たないそれどころか、陰と陽でいうならば、自分は陽のイメージばかり持たれるので、陰険呼ばわりされて心外と思いつつも、ちょっと新鮮な気分になったほど歳を重ねて、ようやく自分も陰が見え隠れする男になってきたってことですか???ところで、自分のどういうところが陰険に見えるのだろうかスタッフにはあまり優しい表情を見せないから?淡々としているから?参考までに聞いてみると、若いスタッフは、別にこれといった理由はないが、なんとなくそう感じるのだと言ったそして、最後にこう一言添えた「皆が、陰険そう…って言ってますよ」ハァ?陰でそんなことを言っているお前らの方が、よっぽど陰険だろうがッ!!誰にどう思われようと、自分は気にはしないだって、良くも悪くも、今までこれで生きてきたんだから自分は自分これからも自分自身に偽ることなく、自分のままで生きていく他人の顔色やご機嫌ばかり伺って生きていたら、それは自分の為でなく、他人の為の人生になってしまうときには、同調や協調といったことも大事だが、流されることなく、自分のなかで、芯となるべく揺るぎないものを中心に据えて、自分というものを見失わないでいきたい
2008年01月08日
今日は病院の通院日しかし、仕事の都合上休みをとることができなかったので、比較的手が空いている午前中に、職場を離れて病院へと向かった一般の病院は、患者さんが多いし、診察の進行具合が判らないので、どれだけ待たされるか時間が読めないでも、自分が通院している病院の診察は完全予約制なので、長い時間待たされることがないのだいつもなら診察と血液検査で終わるので、正味30分程で帰ることができるが、今日は腹部のエコー検査があるとのこと早く職場に戻れると思っていた自分は、少々出鼻を挫かれたが、案内がされるままに病院の方の後についていった【超音波検査・エコー検査】超音波を対象物に当ててその反響を映像化することで、対象物の内部の状態を非破壊的に調査することのできる画像検査法の一種(辞書調べ)超音波と聞くと、なんだか物凄く不安を覚えるが、甲状腺の病気のときに、咽頭部のエコー検査をしたことがあるので、検査の方法は大体わかっているつもりでいたそれでも病院という独特の雰囲気の中に身を置いているというだけで、不安感に苛まれ、どこか落ち着くことができない案内された部屋に入ると、そこには診察ベッドと、普段生活している分にはまず見ることのない、何やら大きな機材が沢山並んでいたなんとも寝心地の悪そうな薄くて硬い診察ベッドに横たわるシャツをまくり、腹部を曝け出すと、検査技師の方がゼリー状のローションのようなものを露になった腹部に万遍なく塗りたくったくすぐったいような、気持ち悪いような、変な気分である程なくして、検査は始まった検査技師の方の「息を吸って、吐いて」の声に合わせて呼吸をしていくその間、検査技師の方は、映っている映像を確認しながら、自分の下腹部やわき腹の部分を棒状のようなもので、グリグリと押さえていくこれで、自分の内臓の状態がわかるというのだから、医学の進歩は実に素晴らしい自分の身体の内部がどうなっているのか気になったので、映し出されている画面を見ようとしたのだが、丁度自分の眼と画面のモニターが平行の位置にあるので、体内の映像を伺いしることはできなかった検査が進んでいくと、呼吸の仕方も変わってきた「大きく息を吸い込んで…もっと吸い込んで…ハイ、息を止めて」これでもかと大きく息を吸い込んで止めて、吐き出すの繰り返しのパターンその呼吸方法を何回か繰り返した時だった検査技師の方に言われるがままに、大きく息を吸い込んで、息を止めていた呼吸を止めている状態でただでさえ苦しいのに、鳩尾の辺りを器材で強く押された「うっ……」息と声が漏れそうになるのを必死に堪えるそろそろ息を吐き出していいOKサインが出る筈なのだが、なかなかそれが出ない長く呼吸を止めているだけでも辛いのに、鳩尾を幾度となく圧迫されて、かなり辛い顔面は紅潮して、身体がごくごく僅かだが小刻みに震え始めていた(まだ呼吸したらアカンの?)なにぶん検査中のことで、勝手に息を吐き出して検査に支障をきたしたらマズイと思い、とにかく我慢するしかない自分は、俎板の鯉ならぬ俎板の男となって、されるがまま、ただただベッドの上で必死に堪えていたようやく検査技師の方の口が開いた「ハイ、大きく息を吸い込んで」!?!?!?!?!?大きく息を吸い込めるだけ吸い込んで呼吸を止めた状態で今までいたのに、呼吸を吐かずに、さらに息を吸い込むの?これって拷問!?さすがに呼吸を吐かないと、新たな息を吸い込むことはできないので、検査技師の方に気づかれぬように息を吐くと、また吸い込んだ「ハイ、止めて」ふたたび鳩尾のあたりを激しく圧迫される案の定、今回も息を吐くお許しがなかなか出ない(やっぱり、これは拷問だ)このままじゃ窒息するよッ!でも、息を吐いて…って言ってくれないから、タイミングが判らず、呼吸することができないただ単に、検査技師の方が“息を吐いて”って言い忘れているだけ?どうなの?検査が終わって、ようやく解放されたときは、呼吸は乱れ、グッタリとしているのであった【俎板の鯉】他人の意のままになる以外に方法のない状態(辞書調べ)
2008年01月07日
今日は仕事は休みたまの休日ぐらいゆっくりと眠りたいところだったが、母に「お墓参りに行きたい」と声を掛けられていたので、お供することに車に乗り込むと、ストックの甘い香りが車内に充満していたそれは、母から頼まれていた供花に用いた花の香りだったいつもは混雑している幹線道路も、まだ若干正月ムードが残っているせいか、今日は空いていたので、思ったより早く到着した砂利と枯葉が敷き詰められた道を静々と歩いていく墓地は閑散としていた苑内に植えられている桜の樹は、冬の空に枝を剥き出しにし、なんとも寒々とした光景がそこには広がっていた新年が明けて間もないというのに、他所様の墓地には、まだ真新しい供花を見受けることができたお寺の方の話によると、元旦にお墓参りに訪れる方が結構いるんだとか人によっては、松はめでたいものだからと、供える花には相応しくないという方もいらっしゃるが、こうして供えてある花を拝見していると、松が入っているお正月らしい花が供えられているのを多く見受けられたなかには、チューリップやかすみ草といった、自分のなかでは供花としてイメージをもたない切り花を供えているところもある“供花=菊”と固定概念に捉われすぎだが、要は故人の好きな花であるならば構わないのかもしれないそして、なによりも先祖・故人を敬う気持ちが大事なんだと思った先祖代々の墓お墓をきれいにすると、花を供えた香り芳しいストックに鉄砲ゆり、白と赤の菊であるだいぶ小ぶりに作ってきたのだが、それでもいざお墓に備えてみると、まだ幾分丈が長かったようだ思えば、お墓参りなど物心ついてからは来ることはなかったそれなので、仕事でお墓参り用の花をお客様から注文されても、今まではごくごく当たり前に丈は長いままで作っていた丈が長いままであるならば切ることはできるが、短くしてしまうと元には戻せないからである昨春祖父が亡くなって、数十年振りにお墓参りに訪れた際、自分が供花を持参したのだが、丈が長くて供えるにもバランスが悪く、その場で組み直したものだそれからは、お墓用の花は小ぶりに作るようにしている花を供え終えると、線香に火をつけた母が用意する線香は、いつも火のつきが悪いライターの小さな炎が冬の風に揺らめくので、自分の身体を盾にし、火をつけた炎が線香を包むと、その時だったいつもはなかなか着火しない筈なのに、今日に限っては、炎が束となり、その勢いは止まることを知らず、線香を手にしていた自分の手をも紅蓮の炎は巻き込んだのであるあちぃぃぃ!!炎に包まれた手は熱さのなかに刺すような痛みを感じ、思わず線香を地面に落としてしまった土の上に横たわる線香は、まだ炎を上げているその声を聞いて驚いた母は、慌ててこう言った「灯油を染みこませてきたの」!?!?!?毎回、火のつきが悪いので、線香を灯油に潜らせてきたのだというどおりで火のつきが良いわけだ…って、感心している場合ではない危うく惨事になるところだったよまぁ、幸いにも大事には至らず、伸ばしていた中指の爪が若干燃えて欠けた程度で済んだからよかったけど…お墓に手を合わせると、その場を静かに去る次はいつ来られるかわからないお墓を今一度振り返ったストックは甘い香りを冬の空に放ち、鉄砲ゆりは誇らしげに咲いていた…
2008年01月06日
身体が音を上げていた思えば、12月は中旬以降から休み無く働き詰め仕事納めだった大晦日には、夜行バスに飛び乗って京都へ唯一の正月休みである元旦は京都で過ごしたが、滞在時間8時間という限られた時間のなかで、慌しく観光を満喫再びバスに揺られて、その日のうちの深夜に帰宅3時間程眠って、2日からは仕事始めでいつも通りの生活…元旦1日だけでも休んだとはいえ、半日だけ過ごした京都では、ずうっと街中を歩きまわっていた行き帰りのバスの中でもろくに睡眠をとっていない旅をして、気持ちはリフレッシュすることができても、身体は休まっていなかったのである旅行から帰ってきて暫くは、感覚が麻痺していたのと、気持ちが満たされていたので、身体を騙すことはできたが、普段のいつも通りの生活に戻ると、その魔法もいつしか効果が解け、溜まりに溜まっていた疲労が今日になって噴出したのだろう昔は、若さゆえかどんなに無理をしても乗り越えられたものだが、ここ近年はほんとダメいや、自分の年齢を考えると、もう若くはないことは重々判っているそれでもなんとかなるとは思ってはいるものの、如何せん身体は正直者で、容赦ない物言いで、厳しい現実を突きつけてくれる気持ちは急くが、身体が言うことをきいてくれないなんとも歯痒いばかりである今までは自分に厳しいあまりに、自分自身にだいぶ無理を強いてきたが、これからは身体を労わるためにも、 “無理をしない”、“程ほどに”ということも大切かもしれないだからといって、甘えや堕落はしたくはないので、程ほどにすることも程ほどにしたい疲労が固まった身体で仕事をこなすのは、なかなか辛かったが、明日は休みをいただけるので、それを糧にしてなんとか今日を一日終えることができたそんなギリギリのところで1日を送った気分転換というわけではないが、ブーツを購入したWhoop’‐de‐doo’のエンジニアブーツボリュームのあるラウンドトゥ(靴のつま先が丸くなっているデザインのこと)が、本来ゴツいイメージのエンジニアブーツに愛らしい表情をプラスし、なんとも愛嬌のある独特のフォルムになっている購入するつもりはなかったのだが、新春セールで定価の40%OFFの価格で販売していたので、ついつい衝動買いしてしまったこの手のブーツは、歩いていると靴の重みで疲れてくるのだが、このWhoop’‐de‐doo’のエンジニアブーツは、見た目ほど重さは感じず、履いていても足取りは比較的軽やかである冬はブーツを履く機会が多いので、今冬重宝してくれそうなアイテムになりそう
2008年01月05日
新年が明けて4日経ち、ようやく今になって年賀状を書き始めた12月の早いうちから年賀状を書いてしまえばいいのだが、どうも年の瀬が迫らないうちから年賀状を書く気にはなれないそうこうしているうちに年末の仕事の忙しさに追われて、書いている余裕が無くなり、気づいたら年が明けていた…そんなパターンを、懲りもせず毎年繰り返している届いた年賀状を見る大半が、子供が写っているものである自分もそんな歳なんだなぁ…なんて、年賀状を見るたびにしみじみ思うでも、正直言ってお子さんが写っている年賀状って、どうなのかな?自分的には、???であるまぁ友人の子供の成長が判っていいとは思うのだが、微笑ましくもあり、妬ましくもあり、返答の仕様に困るんだよね“お子さん、ずいぶんと大きくなりましたね”なんて、毎年、決まり文句のように同じセリフを書いているような気がする子を持つ親の気持ちが判らない者の発言かもしれないが、自分も子供を授かったときは、親バカぶりを発揮して、子供の画を使った年賀状を作ってしまうのだろうか?それから、困る年賀状といえば、印刷だけのもの相手は大量に送っているからかもしれないが、印刷だけのものって、堅苦しいというか、事務的というか、人間味が感じられない何か、一言だけでもいいから、直筆のものがあれば、だいぶ違うんだけれどねと、年賀状をいただいておきながら散々うんちくをたれたが、そんなこと、きちんと元旦に年賀状が届くように書いた人間が言えって感じですねハイ、スミマセンあれこれ言える立場の者ではありません皆は元旦に届くよう律儀に送ってくれたのに、なんだか申し訳ない気持ちでペンを取るいくら遅れて出すとはいえ、形式ばった堅苦しい新年の挨拶だけは嫌なので、一人一人文面を考えながらペンを走らせていると、ふと数日前に読んだ新聞記事を思い出した12月27日付けの讀賣新聞、一面の下のほうに載っている“編集手帳”というコラムのようなものであるそこには、【辞書の中に『戻り年賀』という言葉を見つけたときほんの少し気分が軽くなった覚えがあり、”無精年賀”とか”無礼年賀”とは呼ばずに、『戻り年賀』は風雅な響きがありがたい】と、書かれていた『戻り年賀』とは、“年賀状を受け取ってからその相手先に出す年賀状”である確かに、戻り年賀という言葉は響きがきれいで、それはそれで一つのものとして地位を確立しそうではあるが、やはり送った相手から遅れて返事がくるだなんて、あまり気持ちがいいものではないんだろうねとはいえ、性懲りも無く自分は毎年戻り年賀を書いているわけだが…ほんと申し訳ないですでも、誰か特定の人に…というわけではなく、皆が平等に戻り年賀なので、どうか“年賀状が遅く届くのは自分だけか?”なんて思わないでください自分の年賀状は、皆さん遅く届いています(胸を張って言うことではないが…)ちなみに、松の内の1月7日までに郵送されないと思われるので、『寒中お見舞い申し上げます』と、させていただきましたあしからず
2008年01月04日
2008年の運勢を占う番組が放送していた占いはあまり信じていない結果が良ければ浮かれるだけ結果が悪ければ凹むだけただ、結果に左右されるだけそれなら、運勢が良かろうと悪かろうと、結果を知らずに過ごしたほうがいいだったら、番組を見なければいいだけの話なのだが、信じていないくせして、なぜか結果は気になるで、ついつい番組を見てしまった待つこと数分…いくつものタイプに分かれているなかで、自分が該当するグループの今年の運勢が発表された仕事運は…やる事なす事、全て裏目に出る!なぬッ?すべて裏目に出てしまうということは、自分の考えと相反した行動をとればいいのか?ん?待てよ結果的には裏目に出るのだから、裏目に出ると思って裏をかいたらそのままで、裏のままになってしまうかもしれないじゃないかそれなら、始めから自分の思うがままに行動をしたほうがいいでも、結果は裏目にでるどうしたら裏目じゃなくなるんだ!?!?考えていたら、なんだか訳わからなくなってきた金運は…散財、借金地獄に陥るええッ!?借金地獄って、いったい自分の身に何が降りかかろうとしているんだ?投資失敗?連帯保証人?詐欺?浪費?一体、自分の身に何が降りかかろうとしているのだ?新年を迎えると、少なからずとも“今年一年はどんな年になるのだろうか?”とか“こんな年にしたい!”などと、夢や希望に溢れるものなのだが、新年早々から、行動は裏目に出るだの、散財するなどと云われ、なんだかスタートダッシュから蹴躓いてしまい、かなりの凹みよう見なきゃ良かったぁ…って、今さらそんな事いったところで、後の祭りかいくら占いはあまり信じないとはいえ、番組内で、「今年は最悪の年!」などと断言されてしまうと、心中穏やかではない今年一年、来たるべく災難に備えておとなしく過ごすかそれとも、自ら荒波に呑み込まれていき、当たって砕けるかいや、砕けちゃダメかう~ん、攻めるか守るか…悩むところ暫く考えさせてください運命の悪戯に泣き、喚き、叫び、悩み、もがき、苦しむのかそれとも、負のパワーを撥ね退けて、笑って、楽しく過ごせるのかその答えは、一年を振り返る大晦日の日に出るだろう
2008年01月03日
毎年のことではあるが、1月2日が仕事始め12月は後半から休みがなく、怒涛の忙しさを潜り抜けてきたので、元旦のたった1日だけ職場を空けただけなのに、ものすごく久しぶりに顔を出すような感覚でいたさあ!今日から仕事!正月気分はどこ吹く風、今日から、またいつもと変わらぬ日々が始まる仕事始めのわりには、なんだか忙しない1日を過ごして帰ってきた帰宅してちょっと落ち着くと、おせち料理を食卓に出したといっても、重箱に入っているような立派なものではないあまりおせち料理が好きではない自分は、そのなかで好きな、栗きんとんと伊達巻きだけ単品で購入していたのである昨日の元旦は、23時過ぎに京都から戻ってきて、家ではなにも口にしなかったので、今日おせち料理を頂くことにしたおせち料理には、見た目にも鮮やかな色々な食べ物が入っているが、それらには一つ一つ意味が込められているそう例えば、黒豆は“マメに暮らせるように”、海老は腰の曲がった姿を老人に例えて“長寿の願い”、数の子は“子孫繁栄”などであるそういう意味合いを知ったうえで頂くと、おせち料理の有難みが判るとはいえ、自分の食卓のうえに並んでいるのは、おせち料理と呼ぶにはおこがましい、栗きんとんと伊達巻きだけ気になって、自分が頂く二品には、どんな意味が込められているのか調べてみた栗きんとん…財産が貯まるように伊達巻き…進化、教養、文化を表しているとの事栗きんとんは、黄金色のイメージからして、なんとなく想像がついたが、伊達巻きにも意味があったんだぁ“お金が貯まりますように…”なんて卑しい気持ちではなく、美味しくて甘い栗きんとんと伊達巻きを頂き、ようやくちょっぴり正月気分を味わうのであった
2008年01月02日
元旦の京都の旅も、いよいよ大詰め残すは八坂神社への初詣だけとなった料亭・美登幸での昼食と、八坂神社の初詣は、ツアーの日程に最初から組み込まれていたので、ツアー客全員で挙って参拝に行くと思っていたのだが、そうではなく、バスの出発時間まではフリータイムとのことそうとなると、ツアー客の人たちは、時間が勿体無いと言わんばかりに、1組、また1組と慌しく料亭を出て行く腕時計を見ると、集合時間まで1時間弱それだけの時間があれば、どこかに行けないわけでもなかったが、折角京都に来たのだからと、ここは大人しく八坂神社へ参拝して、今回の旅を終えることにした料亭を出て、沢山の店舗が軒を連ねる四条通りに出ると、歩道は八坂神社へと向かう人と、参拝を終えて帰る人とで埋め尽くされていたその人込みの中に身を委ねて、ノロノロと八坂神社へと向かう四条通りには、いかにも京都らしい色々な店舗があるのだが、この人込みを考えると、参拝に相当時間がかかりそうなので、店には入らず、ウィンドーショッピングだけに留めておいた四条通りと東大路通りがぶつかる祇園の交差点に出ると、テレビやドラマでお馴染みの風景を目にすることができた八坂神社である地元の方からは“祇園さん”の名で親しまれ、疫病封じの神社として知られている八坂神社朱塗りが実に鮮やかな西楼門を潜ると、境内は沢山の人でごった返していた人込みに揉みくちゃにされながら、細い参道を歩いていく集合時間までに参拝間に合うやろか?そんな危惧を抱きながら歩を進めていたが、ほどなく参道が切れて広い境内に出ると、人々の動きを鈍らせていた流れから解放された思い思いに参拝をする人、着物で着飾っている人と、境内の中は実に賑々しく、お正月ムードで溢れ返っていた自分も参拝しようとしたものの、あまりの人出に、前のほうへ近寄ることができないので、遠くから賽銭箱めがけて小銭を投げると、今年一年のお願い事をしたさて、初詣といえば、お御籤である去年の初詣で浅草・浅草寺で引いた時は“凶”であったが、今年はどうかなぁ?200円を支払うと、三方のような台の中に無造作に置かれているお御籤を選ぶどれにしようかなぁ?なんて、あれこれ迷うのはみっともないので、自分の直感と運を頼りに、インスピレーションで1つのものを掴んだその場で籤を広げるのは厭らしいので、少し離れたところでヒッソリと見ることにドキドキするぅ!結果は…『末吉』微妙ぅぅぅぅ!!ま、凶じゃなかっただけでも、良しとするかお御籤に書かれていた和歌より“織りかけし 都の錦青柳の たての糸のみ見ゑわたるかな”(詠人・香川景樹)二月の末、八坂の里より眺めた都の景色を詠んだ御歌で、春のさかり近きを思わせる歌の心で、末遠からぬうち幸あることゝの知らせ末遠からぬうちに幸があるんですね今が踏ん張りどころ、我慢のしどころ肝に銘じて、今年一年過ごしますさてさて、気づけばもうそろそろ集合時間八坂神社から円山公園へと抜けて、バスが停まっている知恩院の駐車場へと向かう歩きながら、今日の出来事を思い返していたいかがでしたか?新春の京都の旅は…バスツアーということで、見ず知らずの人たちと行く団体の旅に、自分ひとりだけの参加は若干の不安要素はあったものの、昼食の時に顔を合わせた程度で、終始自由行動だったので、なんの気兼ねもせず、思いのまま羽をのばすことができ、さながら一人旅の気分を味わうことができたフリータイムの時間が限られていただけに、ある程度の慌しさは覚悟していたのだが、時間との戦いで、まさかここまで忙しないとは思いもしなかったそれでも、自分が訪れてみたいと思った名所を堪能することができたし、早朝ゆえに、観光名所ではない普段の京都の街を垣間見ることができ、美味しい京料理も頂くことができたので、とっても満足!たった8時間の滞在という短い時間ではあったが、自分なりに京都を満喫しましたッ!13時30分集合時間に誰一人として遅れることなく、ツアー客を乗せて、東京行きのバスはゆっくりと走り出したみるみるうちに、新春の賑わいを見せる京都の街並みの景色が流れていく今帰るにはあまりにも早すぎる時間ではあるが、これからの東京へと向かう長い長い道中のことを考えると、それもいたしかたない名残惜しい思いで、車窓から京都の街を眺めるのであった……
2008年01月01日
三十三間堂を出たのは、11時すこし前だった昼食を予定している祇園花見小路にある料亭の集合時間は、11時30分ということは、あと30分しかない地図を広げて確認すると、近くを通る東大路通りを真っ直ぐ歩いていけば、料亭から程近い祇園の交差点に出ることができるので、歩いていくことに五条坂の交差点まで来ると、清水寺や、大谷本廟へ参拝に向かう人で、辺りはごった返していた京都に来て、ようやく出くわした人込みであるそれまでは、早朝という時間帯と、ちょっとマイナーな場所へ足を向けていたので、ひっそりとした京都の街を満喫してきたのだが、ここに来てようやく賑わいを見せてきて、どことなく正月ムードが漂い、なんだか楽しくなってきたしかしながら、これから京都の街は新春の祝いに沸き立とうとしているというのに、自分に残された時間は、もう僅かしかないそれでも、残された時間を、悪足掻きと言わんばかりに、最後まで満喫しようと人込みのなか突入していくこのまま東大路通りを真っ直ぐ歩いていけばいいのだが、歩くペースが速かったせいか、若干時間に余裕があったので、心残りになっている事を解決しようと、わき道に反れた三年坂から二年坂へと下っていく数時間前同じ道を歩いた時は、店は閉まり、人影はちらほらしか無くずいぶんと寂しかったが、今ではその静けさとは打って変わり、人で溢れ活気で満ちていたそうそう、これこそテレビで見る坂の風景である和装小物、漬物、焼き物、喫茶店、どの土産物屋も大勢のお客さんで賑わいを見せているその数ある土産物屋で気になったのが、1軒の唐辛子屋さん七味唐辛子好きの自分としては、堪らないお店でも、でも…時間がなあぁぁぁい!!ゆっくり店内を見て回りたかったところだが、腕時計を見ると、とてもではないがそんな時間の余裕はないならばと、手短なところにあった唐辛子に手を伸ばそうにも、会計には列を成しているうぅ…買いたいけれど、ツアーは団体行動だから、集合時間に遅れて他の皆さんに迷惑をかけることはできない泣く泣く諦めましたで、どんどん坂を下りながらも、軒を連ねる土産物屋が気になって気になってしかたないあ、ちょっと覗きたい…あ、あれなんだろ?と、見るものすべて興味津々そりゃあそうだよねぇ大好きで憧れの街、京都に久しぶりに訪れたのだから、興奮するのも無理ないワしかしながら、ほんと時間がなぁぁぁい!あぁ、せめてあと30分時間があったら…見るだけでお預けやなんて、残酷やワそもそも、どうして朝訪れた三年坂から二年坂を再び歩いているのかそれは、心残りである、あることを解決したかったからである心残り?そう!それは、二年坂で見つけた“最中コロッケ”どうしても気になったので、花見小路へと向かう通り道ということもあってか、寄ってみたのである覚えのある店の前に来ると、営業はしていたが、店の人はいない「すみませ~ん」と、顔を覗き込むようにして声を掛けると、店の前を掃いていた女性が慌てて店の中へと入っていった湯葉のおから(卯の花)で作った手作りヘルシーコロッケを最中の皮でサンドした、二寧坂“いちせん”の最中コロッケ注文してからコロッケを揚げてくれるので、アツアツの出来立てをいただくことができるコロッケと聞いて、ごくごく一般的な小判型のものを想像していたのだが、1口サイズの小ぶりなもの最中の皮に揚げたてのコロッケを入れて、ソースをかけて出来上がり!これで150円!?なんで最中にコロッケ!?なんて、野暮な問いかけは言いっこ無し!おからのコロッケということで、パサパサしてもっさりしているのかと思いきや、中は意外としっとり蓮根だか牛蒡だかわからないが、食感も楽しめて、濃い目のドロっとしたソースと相まって美味しいこれが、最中の皮にサンドしたところで、正直なところ???なところはあったが、まぁ旅情気分のドサクサにまぎれて良しとするかそれにしても、今気づいた京都に来て初めて口にしたのが、最中コロッケってどうよ!?なんか京都らしくないよねぇでも、観光に追われて、どこかでのんびり食事なんて時間はなかったから、致し方ないか折角なので、最中コロッケをお土産(6個入り・900円)として購入した京都の土産物といえば、八つ橋や、千枚漬けといった漬物が主だが、なぜ最中コロッケなのか、ちと捻くれたチョイスに我ながら驚いた気がかりだった最中コロッケを食すことができ、もうこれで思い残すことはござらんッ!いやいや、本音をいえば、まだまだ行きたいところ、見たいところは沢山あるのだが、もう時間切れ!フリータイム終了~!!大人しく花見小路へと向かいます石畳の道に趣きある料亭が立ち並ぶ、祇園花見小路なんとも風情がありますなぁそのうちの1軒『美登幸』で昼食をいただきます祇園の料亭といえば、“一見さんお断り”のような敷居が高いイメージがあるが、美登幸さんでは、気軽に京料理を味わっていただこうと、リーズナブルな価格で提供されているまさか自分の人生において、祇園の料亭でお食事をいただくなんて夢にも思っていなかったので、かなり緊張気味時間通りに店に着くと、殆どのツアー客の方が到着していた「ようこそ、おこしやす」2階の座敷へと通されると、卓上には色鮮やかな料理が並べられていた今日頂くのは、「祇園御膳」と呼ばれるお昼のみにいただけるコース三種盛、籠盛り、湯葉のお造り、湯葉饅頭衣揚げ、湯豆腐、せいろ蒸し、赤だし、抹茶、和菓子といった品々見た目からして上品だが、素材を生かした薄口の上品な味付けはさすがは京料理黒豆や人参といった煮物、魚の焼き物と、ひとつひとつ、じっくり味わいながらいただくこのとき、自分はある食材と衝撃的な出会いをしたそれは、湯葉今まで湯葉を食したことがなかったので、湯葉のお造りを出された時、どんな食べ物なのだろう?と、少々臆して箸を伸ばした山葵をのせて醤油にくぐらせて、一口もっちりとした食感に、クリーミーな味わい湯葉、美味しいやんけっ!!もう、湯葉に一目惚れですワなんで今まで、こんな美味しいモン食べなかったんだろうぅ…湯葉と出会えただけでも、今回の京都旅行に来た甲斐があるっちゅうもんですそれほど、湯葉は美味だった湯豆腐で身体を温め、せいろで蒸されたもち米でお腹いっぱいになり、最後は和菓子とお抹茶で締めて、大満足の昼食でした「ごちそうさんどした」
2008年01月01日
只今の時刻、9時30分前京都での自由時間も、残すところあと2時間えっ?もうそんな時間?いやぁ、楽しい時間は瞬く間に過ぎていきますなぁさて、これから三十三間堂へさすがに歩いていくことはせず、南禅寺の最寄り駅の地下鉄東西線・蹴上駅から、途中京阪線を乗り継いで、七条駅に降り立った地図を片手に、歩くこと数分お目当ての三十三間堂に到着した長寛2年(1164)、平清盛が後白河法皇のために建てたのが三十三間堂正式には蓮華王院といい、内陣の柱間が33間あることから“三十三間堂”と呼ばれている(パンフレットより)旅に出る前に京都のガイドブックを購入し、道中のバスの中で、どこに行こうかページを繰っていると、三十三間堂の千手観音像の画が衝撃的で、観音様やら仏像には興味がないのに、不思議と何か引き寄せられるものを感じ、ぜひ訪れてみたいと思ったのである拝観料の600円を支払うと、中へ本堂内は土足厳禁なので、スリッパに履き替えるお香のような独特の香りが漂い、静寂に包まれた本堂内を静々と中へと進んでいくすると、雛壇に立ち並ぶ千体仏が眼の前に現れた正直、度肝を抜かれた千体仏を前にした時、その光景たるや圧巻で、思わず息を呑んだ神々しく、厳かそこには、今まで目にしたこともないこの世とは思えない世界観が広がっていた魂を揺さぶられるというか、なんというか、言葉では言い尽くせない何かを身体で感じていて、ただただ圧倒されてしまい、暫くはその場に立ち竦んでしまったほど観音様の両肩から出る手の数は一体につき40本1本の手がそれぞれ25の苦悩を救済するというところから、40×25=1000で、千手観音という本堂内には1001体(数体は博物館に貸し出していたり、補修中)の千手観音像があるが、ひとつとして同じものがないというから驚きであるたしかに、ひとつひとつ見ていると顔の表情やら手のしぐさなど一体一体違うそれにしても、ほんと凄い何が凄いって、色んな意味で凄いただただ凄いの一言本堂内には、本尊・千手観音坐像を中心としての千手観音像をはじめ、風神・雷神像といった国宝の像もいくつも展示されており、見応えがある今回は時間に制約がある為、ゆっくりできなかったが、ぜひ再度訪れる機会があるのであるならば、千手観音像とじっくりとゆっくりと対峙させていただきたいものである信仰心が無い自分ではあったが、気持ちばかりではあるが、献灯をさせていただいた薄暗く、ひんやりとした本堂内に揺らめく一筋の炎その火は邪念を燃やす炎か、愚かな自分の身を滅ぼす炎か燃え尽きるのを見届けるまえに、本堂を後にした三十三間堂の千手観音像自分の人生において、忘れることのできない光景の一つとして、深く深く心に刻み込まれるのであった休憩所には、三十三間堂を解説した冊子や、お守りなど、ちょっとした販売スペースが設けられていた何気なく視線を配らせていると、ひとつのお守りに眼が留まった“頭痛封じ守”頭痛封じのお守りこのお守りは、毎年一月に厳修される「楊枝(やなぎ)のお加持」という法要で、加持された浄水を楊枝の枝で参拝者に灌頂する作法に因み、当院の楊枝の枝と供に秘呪「消伏毒害陀羅尼経」一巻を収めた効験ある“頭痛封じ”のお守り三十三間堂に伝わる独特のものであり、頭痛に悩む方は是非肌身につけて癒してください(お守りに同封された説明書き)色々なお守りがあるが、頭痛に効くお守りがあるとは初めて知った自分は、わりと頭痛に悩まされることが多いので、1つ購入することにした京都に来て初めて、ようやく土産らしいものを買ったこれからは、この頭痛封じのお守り毎日持ち歩きますあとから知ったことだったのだが、京のご利益巡りとして、厄除け・安産・学業上達・商売繁盛・縁結びと、色々な神社仏閣があるのだが、そのなかで、ここ三十三間堂は、頭痛平癒にご利益があることで有名なんだとかなぜ今回の旅で訪れるスポットを選ぶ際、三十三間堂に強く惹かれるものを感じたのかもしかしたら、頭痛平癒に関係があるのかもしれないインスピレーションで訪れた場所で手に入れた、長いこと悩まされてきた頭痛を封じるお守り偶然かもしれないが、導かれたような、訪れるべくして訪れたような、何か縁のようなものを感じずにはいられなかった
2008年01月01日
清水寺を後にしたのは、8時ちょっとまえだったさて、次はどこへ行こう?三十三間堂に行きたいのだが、拝観時間は9時からなので、今から行っても時間を持て余すことになる近場で、拝観時間に関係なく楽しめるところはないかと、地図と睨めっこしていると、南禅寺の文字が目にとまった南禅寺は、十年前に一度訪れた場所ではあったが、その時見落としてしまい、どうしても訪れてみたいところがあったので、次なる場所に決めた地図で見る限りでは、歩いていくとなると結構な距離のようだが、三年坂、二年坂と抜けて、散歩がてら歩いていくことに坂を下りていくそろそろ三年坂かな?と思い歩いても、一向にそれらしき坂が見えてこない道は間違えていない筈なんだけれど…坂の途中に掲げられていた近隣の案内図で確認してみると、だいぶ通り過ぎていたなんのために地図見ながら歩いているんだろ慌てて戻って、地図が示していた場所にいくと、細い路地のような曲がり角から、三年坂は始まっていたこりゃあ、気づかないよ石畳のゆるやかな坂道の両脇には、京小物や、漬物屋など、風情ある店が軒を連ねていて、いかにも、京都!といった雰囲気であるしかしながら、残念やなぁだって、朝が早いからどこのお店も閉まっているんだもんッ!人込みを避けることはできて風情を楽しむことはできるが、やはり何か物足りなさを感じてしまうのは否めない朝早く着いて、ゆっくり観光できると思っていたのだが、あまりにも早く着きすぎてしまうのも問題やね二年坂へと続く曲がり角をやり過ごし、三年坂を降りていくすると、目の前に八坂塔が見えてきたあれ?この風景、なんか見たことがあるんだけれど…そうそう、2時間ドラマの山村美紗サスペンス!!京都を舞台にした推理小説を数多く残した山村氏その作品を愛読している自分にとって、京都は大好きでもあり、憧れの街なのである山村氏の作品は、数多く映像化されており、今自分が目の前にしている風景も、二十数年前に放映されたドラマの1シーンとして登場していた二十年も経つと、街並みも変わりそうなものだが、ここはドラマの中の風景と殆ど変わらないほんと、京都は絵になる風景がたくさんあるなぁ三年坂を戻り、二年坂をくだるこちらも坂の両脇にある数々の店は、どこも閉まっていたそういえば、「二年坂で転ぶと、二年以内に死ぬ」なんて、なんとも物騒な言い伝えを聞いたことがあるが、本当なのかなぁ?転ばないよう気をつけねば!そんななか、ある看板に目がとまった最中コロッケ!?絵をみると、最中にコロッケが挟んであるそのまんまやんッ!へぇ…美味しいのだろうか?ちょっと食べてみたい気がしたが、当然のことながら、そのお店も開いていなかったもうガッカリ!ねねの道を抜け、東大路通り、さらには地下鉄東西線に沿うようにして歩いていき、目的地である南禅寺へと着いた着くなり、その大きな三門の圧倒的な存在感に驚かされる高さは22メートルもあるのだとか人影もなく、冬の澄みきった空気の中に佇むその堂々たる三門の姿は、なんとも威厳を感じるさてさて、南禅寺で訪れてみたかった場所というのは、境内の南側にあるレンガ造りのアーチが美しい明治建築の水路閣こちらも度々、山村美紗サスペンスでは登場する場面どこかしら哀愁を漂わせる場所のせいか、ドラマでは犯人の告白シーンや、密会現場など、陰のイメージとして使われることが多いそんなロケ地を、一度この目で見てみたいと思っていたのである境内を進むと、奥にひっそりと佇むレンガ造りのアーチ橋が見えてきたテレビで見るより、意外と短い神社仏閣のなかに、西洋のものがあるだなんて、なんだかミスマッチなような気がするのだが、その光景は不思議と違和感を感じさせないコケが生えて歴史の重みをズシリと感じさせるレンガに手を触れ、アーチの部分から顔をそっと覗かせてみて、一人山村美紗サスペンスごっこをしたりと、傍から見たら十分に怪しい振る舞いをしてしまったそもそも水路閣とは、琵琶湖の水を京都に引くという、明治前半期の京都の最大の建設事業であった疎水事業の一環として造られた、南禅寺境内を通る水路橋坂を上がり、水路閣を覗き込むと、時が経た今でも、たおやかに水は流れていた水路閣を後にすると、再び三門へと戻ってきた楼上からは、盗賊・石川五右衛門氏が「絶景かな、絶景かな」と見得を切った光景を見ることができる前回訪れた時はパスしてしまったが、今回は折角なので、あがってみることに500円を支払うと、楼上は土足厳禁なので履き物をビニール袋に提げ、急な角度の階段を上がっていくひんやりとした木の床が、なんとも冷たい楼上に出た太くてしっかりとした木の欄干に手をかけ、景色を見渡す空は青く澄み、緑は深く、遠くには京都の街並みが見えるこれが、石川五右衛門が見た光景かぁ年月は流れ、その頃に比べたらだいぶ景色は変わってしまっただろうが、石川五右衛門と同じ場所に立ち、彼が観た同じ景色を眺めているのかと思うと、なんとも不思議な気持ちになるのであった楼上を回っていると、やわらかい日差しが差し込んできた清水寺で拝むことができなかった、初日の出である『絶景かな、絶景かな』身体が心底冷え切っていた自分にとって、その初日の出はなんとも暖かかった
2008年01月01日
“国境の長いトンネルを抜けると雪国であった”(川端康成著「雪国」冒頭部分より)“長い眠りから醒め、瞼を開けると京都であった”本来であるなら、そうなるべきであった年末は仕事が多忙で、ろくに睡眠時間も取れずにいたバスの車内では久しぶりに長い睡眠にありつけることを期待していたのだが、実際のところは、短いうたた寝を繰り返すだけに留まった座席のシートを倒すにも後部座席の方に気を使うので、座席の角度はほぼ直角自由の利かないスペースの中での安眠体制の確保は難しいさらには、真夜中の走行中は暖房を切っているのか、車内はかなり冷え込むそんな状況下のなかでは、眠りにつくことはできなかったようだ睡眠できなかったのは、何も車内の環境だけが理由ではない最大の原因、それは…憧れの京都に向かっているということで、気分が高揚して寝つけなかったんだと思う現に、ほぼ睡眠はとっていないにもかかわらず、まったく眠気も無いし、疲れてもいないむしろ心は躍り、楽しくて仕方ないそうこうしているうちに、バスは京都東インターを降り、京都の街を走る時刻は5時すぎ街には人影は無く、まるで街全体が眠りについているかのようだなんだか京都に着いた実感が全くないのだが、車窓から煌々とライトアップされた京都タワーが見えたとき、「あぁ、本当に京都に到着したのだ」と始めて思ったバスは京都駅八条口に到着東京から京都、夜行バスに揺られること約6時間の長旅であったここからは、フリータイムツアー客は各々、元旦の京都を楽しむため、蜘蛛の子を散らすようにして四方へと散らばっていったさて、自分も行くとしますか!昼食は花見小路にある料亭でとることになっており、その料亭に11時30分に集合となっている今は5時30分だから、6時間が自分に与えられた自由な時間6時間と聞くと、すごく時間があるような気がするのだが、実際のところどうなんだろうか?さあ!戦いの火蓋は切って落とされた!!って、京都にまで来て何と戦うの?折角なんだから、ゆっくりすればいいのに…あかんがな!そんな悠長なこと言うてる場合じゃない時間が限られているんだから、サッサ廻らんとな時間の許す限り、自分なりに京都を満喫しようまずは、清水寺へと向かう為、地下鉄に乗車、京都から一駅隣りの五条駅に降り立った地上に出ると、相変わらず外は闇に包まれていたカバンからガイドブックを取り出し、地図を見ながら歩いていく傍から見たら、観光客丸出しでも恥も外聞も気になんてしていられないいかに効率よく廻るかにかかっているんだからそれなら、タクシーを利用すればいいのだろうが、そんなにお金を持ち合わせていないし、歩きながら京都の街並みも楽しみたいんだよね…って、周囲を見回しても辺りは真っ暗普通、こんな朝早い時間帯から観光客って出歩かないかだって、まだ6時前だもん!地図と街に出ている表示板を頼りに、ひたすら清水寺へと向かうのであった五条坂、茶わん坂と上がっていくと、清水寺の三重塔が見えてきたここまで来ると、人影に出くわすようになった腕時計を見ると、時計の針はちょうど6時を指していた清水寺の入り口とでもいうべき仁王門では、ライトアップされたその鮮やかな朱塗りの門を撮影しようと、それなりの人手で賑わっていて、ようやく観光らしいムードになってきた拝観料の300円を支払うと、本堂へと進んだそこが、かの有名な清水の舞台であるまだまだ闇に包まれているせいか、清水の舞台や奥ノ院、辺りの山林はライトアップされていて、なんとも幽美な光景が広がっていたよく、何かを決断するときの心意気として、“清水の舞台から飛び降りる…”なんて諺があるが、実際どれほどの高さなのだろう?太くてしっかりとした欄干に手をかけ、恐る恐る下を覗き込んだムチャクチャ怖いんですけどォ!暗くてよくは見えないが、高い所が苦手な自分としては、足元がすくむような高さだということだけは判るなんでも高さは13メートルあるんだとかこりゃぁ、そう易々と飛び降りられる高さじゃないでしょうよほどの決断をする時にしか、“清水の舞台から…”なんてセリフは吐けないね意外だったのは、清水の舞台から京都の夜景が一望できたこと清水寺って、高いところに建てられているんだね知識がまったく無いので、その眺望の良さに驚いてしまったそれにしても、ライトアップされた清水寺を見ることになろうとは、夢にも思わなかった思えば、6時といえば東京でもまだ暗いのだから、さらに日の出時間が遅い京都なら、暗いのは当たり前かよくよく考えてみれば気づきそうなものなのに…ライトアップされた清水寺は、それはそれで魅力的ではあるが、なんせ初めて来るものだから、明るいときの清水寺も見たかったかな奥ノ院に足を運び、そこから清水の舞台を見たそこには、テレビなどで見かける構図があったそうそう!これが清水の舞台だ!うほ~一人興奮する自分顔、たぶんニヤけていますだってだって、一度は来て見たかった場所に、今こうしているんだよ?そりゃあ興奮するでしょ!舞台上に立っているときにはわからなかったが、こうして奥ノ院から全体を見ると、舞台を支えている立派な骨組みが見える崖からせり出すようにして立つ堂は、139本の欅の柱によって支えられている以前清水寺に関して放送しているテレビ番組で得たうろ覚えの知識なのだが、柱に使用されている欅の木は、樹齢数百年を経過しているもののみ使用しているというそこで、清水寺では広大な山林を買い、欅、檜の苗木を入手した山に植え、将来(数百年先)の修復に備え自前で木材を調達するという超長期のプロジェクトに取り組んでいるそう沢山植樹しても、骨組みに使用できるような木材に育つのはごく僅かとのこと大変な取り組みですそれよりなにより、このプロジェクトは、数百年もの歳月を有する気の遠くなるようなもの今携わっている人々、いやそれに限らず、数代の人々はその仕事を見届けることができず、何代もの人々の手に受け継がれ、繋がれていく、まさに魂のリレー今日明日のことすら考えられない自分にとって、数百年も先の事を見越しての行動とは、なんとも恐れ多い話であるそれもそのはず、舞台を支える樹齢数百年の大木となると、なかなか数が集まらないらしいそこで自己防衛策に踏み切ったというわけ世界遺産を守っていくのも大変なことなんだね気づけば、闇夜だった空も、段々と白み始めてきていたにわかに舞台上の人影も多くなってきていた人々は舞台に腰掛けたり、欄干に陣取りをしているもしかしてご来光が拝めるの?自分も奥ノ院から、清水の舞台へと移動した幸いにも、舞台前に空いているスペースがあったので、そこに陣取った京都は、徐々に夜が明け始めてきていたすると、ライトアップの照明が落とされたいよいよか?若者たちが中心の見物客が賑わいたそれにしても、今日は寒いいや、京都が寒いのか?京都は夏は暑くて、冬は寒さが厳しいと聞いてはいたけれど…昨日のニュースでは、大晦日と元旦の冷え込みは厳しいとのことしかも、昨日出掛け前に調べた天気では、元旦の京都の天気は、晴れのち雪だとか雪が降ったら、そりゃあロマンチックだけれど、この寒さは身に堪える冬の空気に晒された掌は悲鳴をあげ、あまりの寒さゆえに悴んできて、痛さを通り越して殆ど麻痺状態もはや、自分の思いのとおりに掌を動かすことができない無駄な抵抗だとは思いつつも、少しでも暖を取ろうと、自分の吐息を吹きかけ続けた山の上に浮かぶ空は茜色に染まっていた眼下に広がる京都の街並みも、朝日を浴びているのか、オレンジ色に染まっているそれなのに、お日様は一向に顔を出す気配はない本当に、清水寺から初日の出を拝むことができるの?そんな疑問が頭の中を過ぎったもう、どれぐらいこうして待っているだろうか?ただただ突っ立っているだけなので、厳しい寒さは全身に回ってきていたそれに、自分は初日の出を待っているようなほど、のんびりとしてはいられないのだと思いつつも、ここまでこうして待ったのなら、もう少し待ってみようか?なんて、自分のなかでせめぎ合いが始まっていたそんな時、自分の後ろの方から、一人の若者の声がした「初日の出見えるまで、あと1時間ぐらいかかるて」耳にしたその情報に信憑性があるものかどうかすら判らなかったが、その言葉を聞いたとき、“もうこれ以上待つのは止めよう”と、自分の足は清水の舞台から遠ざかっていた本堂の下には、清水寺の名の由来となった音羽の滝がある3筋の清水の流れは、万病に効く霊水といわれ、枯れることなく絶え間なく水を落とす清水寺では、舞台と並ぶ人気スポットらしく、行列ができるんだとかでも、今日は朝が早いせいか、ほとんど人影は無く、折角なので自分も一口頂戴した長い柄杓で、上から落ちてくる水をすくうさぞかし、水は冷たかろうと口にすると、そうでもなかったところで、後から知ったのだが、この3筋の流れには、それぞれに「健康長寿」、「学業上達」 、「縁結び」にご利益があるんだとかで、自分が無意識に選んで口にした水はというと…“縁むずび”でした
2008年01月01日
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