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パワハラ実態

パワーハラスメントの実態

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◆4割が「職場にパワハラある」、上司と部下の感情対立が深刻に
パワハラとは以下のような行為のことを指します。
・職権などのパワーを背景にして、本来の業務の範疇を超えて、継続的に人格と尊厳を侵害する行動を行い、就業者の働く環境を悪化させ、あるいは雇用不安を与えること(岡田康子氏・「パワハラほっとライン」主宰者の定義)

▼年代が上がるほど実体験率が上昇
「自分がパワハラを受けた」と回答した人を世代別に見てみましょう。29歳以下では18.7%なのに対して、30代、40代、50代と年齢が上がるに従い、少しずつ回答者の割合が増えています。50代では27.2%に達しました。同時に、周囲にパワハラは「ない」と答えた人の割合は、20代から50代にかけて、減っています。
「権力」を背景にしたパワハラを受ける人の割合は、年齢が上がるほど減るものと予想していましたが、50代が、最もパワハラを受ける人の割合の多い世代だという結果が出ました。
ただし、60代に限っては、話が違うようです。「自分が受けた」人は15.4%と、50代の27.2%よりぐっと下がります。60代以上の回答者には、経営者や役員など「権力」を手にした人が多いせいなのかもしれません。一方で「自分が行った」との回答者は、最高の5.1%でした。

▼パワハラ最大の原因は「上司の感情や人格」
パワハラを受けた理由について、回答者本人が受けた場合、本人以外の周囲の人が受けた場合のそれぞれについて聞きました。パワハラを受けた回答者本人がその理由と考えているのは、「上司の感情や人格による」が84.1%、次いで「上司の無知」「会社組織・人事の不備」「上司と部下の感情的対立」と続きます。
かたや自分以外の周囲の人が受けた理由については、1位こそ「上司の感情や人格による」で同じですが、2位には「上司と部下の感情的対立」が上がりました。さらに「部下のパフォーマンスが上がらなかった」は29.9%、「上司に対する部下の振る舞い」が26.3%と、部下にも原因があると見る人の割合が、回答者本人がパワハラを受けた場合より高くなりました。自分が受けた場合は「上司」や「組織」に原因を見出しがちですが、周囲の人が受けた場合には第三者的な見方が強くなっています。

▼自分が行った理由は「部下のパフォーマンス」
パワーハラスメントを「自分が行った」とする回答者の詳細を見てみましょう。母数は35と小さいのですが、理由の1位は「部下のパフォーマンスが上がらなかった」で54.3%、次いで「感情的対立」が42.9%でした。パワハラを行う立場の人に言わせれば、原因は「部下」に、受けた本人にすれば原因は「上司」にあるというわけです。
職場の人間関係は、いったん感情がもつれると一筋縄ではいかなくなるものです。ただでさえ厳しい経済状況の中、従業員のこころの健康の悪化は、企業活動にとってもマイナスです。公正さをいかに担保するかは、成果主義を掲げる以上、どの会社・職場においても、今後、真剣に考えなければならない課題です。
(出典:日経BP)

夢は見るものではなくて、叶えるものです。たった一度の大切な人生を精一杯エンジョイするには、どんなお仕事を選ぶかがとても重要です。『ユダヤ人大富豪の教え』の自由人になれる好条件が揃ったビジネスで、必ずお役に立ちます。
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