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2015/04/20
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カテゴリ: 運動
激しい運動は死亡率を引き下げる


健康で長生きの秘訣は何と言っても「日頃の運動」 が重要なことが再確認できたそうです。
米国ボストン大学からも40代の運動が60代の脳の健康につながるという研究報告が出た ばかりでした。

しかし、運動強度については諸説ありますが、今回の研究では、息切れするような激しい運動をしていると、原因を問わない死亡率が低くなる傾向にあると分かったそうです。


運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)

座って過ごす時間が長い人ほど病気、短命に なりやすく、 一日中座っていると、精神衛生的にも良くない ことがわかり、 学びは「座って」から「歩きながら」すると教育と健康で効果両立 するなど運動のメリットが相次いで報告されています。


座ってばかりの運動不足な生活は、死亡リスクが肥満の2倍 とか、 座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなる など、最近は座っていることに関する健康リスク報道がかなり目立ちます。2002年に「セデンタリー・デス・シンドローム」(座りすぎが死につながる症候群)という言葉が作られたほど、 座っている時間が長いと生活習慣病や短命化を招く そうで、そのような生活習慣の場合は運動していてもリスクがあまり減らないとも言われ、「立って仕事ができるオフィスデスク」、「歩きながら仕事ができるウォーキングデスク」やスマートフォンをタイマーにして60分置きごとにストレッチしたり歩いたりすることが推奨されたりしています。またバランスボールを椅子代わりにするのもよさそうです。

人財の健康増進と企業業績向上を両立させる健康経営
脳を鍛えるには運動しかない
学力の土台は体力


運動が心身の健康維持・増進に必須なことは常識で、運動で得られるメリットはたくさんあり、いくつになってからはじめても遅すぎることはありませんが、やらない人はやりませんね。
2014年厚生労働白書によると 健康管理は「何もしない」派が46% もいるそうで、国民皆保険に甘えて世界一医療に依存する自己責任意識が乏しい日本人の一面です。
健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。

世界23カ国の健康意識調査 で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の 健康オンチ国 です。

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日本は平均寿命は世界一ですが、日本人の健康度は34カ国中34位(2011年OECD調査)、医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)で普通の国民と変らない残念な現実があります。

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終末期医療専門医の著書「 死ぬときに後悔すること25 」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。
また、 55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」 なので、後悔しているなら今からやっても十分間に合います。


最適な運動は運動経験、生活習慣や運動目的・目標などによって異なりますが、よりよい運動効果を望むには年齢、運動経験や体力に合った運動強度と運動量の組み合わせと頻度、休息、的を射たケアそして相応しい食・栄養が重要で、過不足なく習慣にしたいものです。

・人生で今日が一番若い。
・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)
・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)


今後やってみたい運動ではウォーキングがダントツですが、散歩程度では運動負荷が軽くて運動効果が大きく期待できないことから速歩、ノルディック・ウォーキング、ジョギング、ランニングする人が増えているのだと思います。

今後行ってみたい運動種目.jpg

機能・気力・体力・活力の変化1410.jpg

ハーバード大学の研究によれば予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上する6倍返しになるそうで、私の28年間の超健康マニアとしての経験から一番効果的だったのは、心身をつくる材料である 食・栄養 です。


心身の健康状態をよくし、体力をつけることは簡単でしたので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。

**************************** 【以下転載】 ****************************

息切れするような激しい運動をしていると、原因を問わない死亡率が低くなる傾向にあると分かった。

オーストラリア、ジェームズクック大学のクラウス・ゲーベル氏らの研究グループが、有力医学誌の内科版、ジャマ(JAMA)インターナル・メディシン誌において2015年4月6日に報告している。


中程度以上の運動の価値とは

中程度を超える程度の運動がどのように健康に影響を与えるか意外とはっきりしていないようだ。運動有害説まで飛び出すこともある。

研究グループは、中程度を超えるような運動の割合と全死因死亡率との関連性を検証した。

世界保健機関によると、運動強度を「MET」という単位で示したときに、中程度の運動の強度は3MET~6MET程度となる。激しい運動は6METを超える程度となる。中程度の運動は軽い散歩やダンス、ガーデニングなど。激しい運動は走ったり、自転車をこいだり、エアロビクスをしたりといった運動となる。

2006年2月1日から2014年6月15日までの原因を問わない死亡率のデータに基づいて、45歳から75歳の20万4542人を対象とした。中程度から激しい運動における激しい運動の割合と、原因を問わない死亡率に及ぼす影響について調べた。


原因を問わない死亡の危険度半減も

144万4927人年、追跡した。人年という単位は、人数と追跡年数を掛け合わせたもの。1000人を2年間追跡すると、1000人×2人で2000人年となる。追跡の間に死亡したのは7435人だった。

中程度から激しい運動をしていない人と比べて、原因を問わない死亡率の危険度は、週に10分から149分運動する人は0.66倍、150分から299分運動する人は0.53倍、300分以上運動する人は0.46倍だった。150分を超えるとほぼ半減するわけだ。

中程度から激しい運動をしていた人の場合、激しい運動の割合が増えるほど、原因を問わない死亡率が低下した。激しい運動をしていない人と比べて、激しい運動をある程度している人では調整ハザード比は0.91倍、激しい運動の割合が30%以上の人では0.87倍。1割程度、危険度が下がっていた。

関連性は、男女、BMI、中程度から激しい運動の量、心疾患の有無、糖尿病を問わずに見られた。

意識的に息切れするような運動をするとよいのかもしれない。

(出典:Medエッジ)





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最終更新日  2015/04/20 05:26:12 AM
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