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2015/04/27
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カテゴリ: 運動
運動すると鍛えられるのは体だけではない 脳にもよい効果がある


運動することが身体だけではなく、心・脳にもよいことはすでに常識になりつつあると思います。
ウォーキング、ジョギングなどの活発な運動を続けることは、高齢になってから介護の必要のない健康寿命を延ばすためにも重要ですね。

健康で長生きの秘訣は何と言っても「日頃の運動」 が重要といわれ、 米国ボストン大学からも40代の運動が60代の脳の健康につながるという研究報告が出た ばかりでした。

運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)

座って過ごす時間が長い人ほど病気、短命に なりやすく、 一日中座っていると、精神衛生的にも良くない ことがわかり、 学びは「座って」から「歩きながら」すると教育と健康で効果両立 するなど運動のメリットが相次いで報告されています。


座ってばかりの運動不足な生活は、死亡リスクが肥満の2倍 とか、 座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなる など、最近は座っていることに関する健康リスク報道がかなり目立ちます。2002年に「セデンタリー・デス・シンドローム」(座りすぎが死につながる症候群)という言葉が作られたほど、 座っている時間が長いと生活習慣病や短命化を招く そうで、そのような生活習慣の場合は運動していてもリスクがあまり減らないとも言われ、「立って仕事ができるオフィスデスク」、「歩きながら仕事ができるウォーキングデスク」やスマートフォンをタイマーにして60分置きごとにストレッチしたり歩いたりすることが推奨されたりしています。またバランスボールを椅子代わりにするのもよさそうです。

人財の健康増進と企業業績向上を両立させる健康経営
脳を鍛えるには運動しかない
学力の土台は体力

座って過ごす時間が長い人ほど病気になりやすく短命に!?
一日中座っていると、精神衛生的にも良くない
学びは「座って」から「歩きながら」へ? 教育と健康で効果両立
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「座る時間」が1時間増えるだけで身体が不自由になるリスクが1.5倍に
長時間座る高齢女性は死亡リスクが高い
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世界のエリートはなぜ歩きながら本を読むのか?
長時間座り続けることの弊害
オフィスで立って仕事をする時代がやってくる
座っている時間が長いと糖尿病 を招く
座りっぱなしの生活で高まる慢性疾患リスク
1日11時間以上座る人では死亡リスクが40%以上増大
長時間の座位姿勢は成人病リスク高める、スウェーデン研究


運動が心身の健康維持・増進に必須なことは常識で、運動で得られるメリットはたくさんあり、いくつになってからはじめても遅すぎることはありませんが、やらない人はやりませんね。
2014年厚生労働白書によると 健康管理は「何もしない」派が46% もいるそうで、国民皆保険に甘えて世界一医療に依存する自己責任意識が乏しい日本人の一面です。
健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。

世界23カ国の健康意識調査 で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の 健康オンチ国 です。

健康意識調査2015.jpg

日本は平均寿命は世界一ですが、日本人の健康度は34カ国中34位(2011年OECD調査)、医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)で普通の国民と変らない残念な現実があります。

長期的不調.jpg

慢性疾患.jpg

終末期医療専門医の著書「 死ぬときに後悔すること25 」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。
また、 55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」 なので、後悔しているなら今からやっても十分間に合います。


最適な運動は運動経験、生活習慣や運動目的・目標などによって異なりますが、よりよい運動効果を望むには年齢、運動経験や体力に合った運動強度と運動量の組み合わせと頻度、休息、的を射たケアそして相応しい食・栄養が重要です。

***** 【以下転載】 *******

運動をすると筋肉が鍛えられることはよく知られていることだが、脳にも良い効果があるということが最新の研究で示された。ひとりは運動をし、もうひとりはあまり運動をしていない双子を比べた結果、運動をしていたほうが、脳の運動制御をつかさどる部位である「灰白質」がはるかに多かったのだ。

双子は同じ環境で育ち、もちろん遺伝子構造も同じであるためこの灰白質の量の違いを説明できるのは運動習慣によるものだと言えそうだ。

【研究方法】

研究は若い10組の一卵性双生児たちを被験者にして行われた。双子のうち「活動的な方は活動的でない方よりも平均して1週間に3時間多くジョギングをした」と、健康情報ウェブサイト「HealthDay」は伝える。また、The New York Times紙によると、双子は運動習慣は異なるものの、食習慣には大きな違いはなかったという。

【結果】

彼らの身体組成、インスリン値、脳のMRI検査を調べた結果、双子のうち定期的に運動しているほうが体脂肪が少なく、インスリン値も健康的で、脳の線条体と前頭前皮質の灰白質量が多かった。

灰白質は、脳内で感覚ニューロンや運動ニューロンから得た情報を処理する神経細胞体が集まった領域だ。灰白質の量が多いことは脳にとってはよいことだといえる。

「子供の頃には同じような運動習慣があっても、大人になってから違う運動習慣を持つことで、双子たちの脳の構造にこれほどはっきりとした変化が起こるということは、我々にとって驚きでした」と、この研究を監督したフィンランド・ユヴァスキュラ大学の教授、ウルホ・クヤラ博士はハフポストUS版に述べる。

また「アメリカエクササイズ評議会」の最高科学責任者、セドリック・ブライアント博士はハフポストUS版に対して「運動をしてこういった変化が起こることで、年齢を重ねる体によりよい運動機能が備わることが期待できます。双子のうち活動的でない方がもっと体を動かすことで、活動的な方と同じような効果を得られるようになるまでに、どれくらいの時間がかかるのかを調べるのも興味深いことです」次のように語った。

運動することが脳にもよい効果をもたらすことを示す研究は、今回が初めてではない。たとえば2014年に行われた研究は、1日20分間ウエイトリフティングをするだけでも、長期記憶を約10%高めることを示唆している。

研究チームは引き続き、運動が脳の機能に及ぼす影響について調査結果をさらに詳しく分析し、報告する計画だという。

今回の研究は、『Medicine & Science In Sports & Exercise』誌の2015年3月号に掲載されている。

(出典:ハフィントンポスト日本版)





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最終更新日  2015/04/27 05:30:28 AM
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