やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2015/06/21
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カテゴリ: 写真
昨晩は嫁の女子会。それに合わせて?やまやろうも家飲みをしておりました(いつもですが)。夕方の買い物ついでにコソ酒を既に買い込み、それを飲んでさらにコンビニに買いに行っている、懲りないやまやろう。飲みきれなかった缶チューハイは、余りにぐでんぐでんな愚夫を見て怒った嫁さんに飲まれてしまいました。

昨日のブログでは、県外遠征だとか大日岳を登るとか威勢のいいことを書き連ねていたが、いざ当日になれば深酒によって起きられないという現実。おまけに天候はぐずついている。遅く起きても午後から登れる山を「富山の百山」で探していた。これはと思ったところを見つけて喜んでいたが、昼からざーっと降ってきた。だめだこれは。

しかしながら、父の日フリータイムをもらっている身としては、何かいつもはできないことをしてみたい。はたと思いついたのは、長らく懸案となっていた、 セレネ美術館 である。

黒部今昔 冠松次郎と、現在の黒部

期間が3ヶ月と長いせいか、今日は誰も客がいなかったよ。そのおかげでじっくり拝観することができた。冠松次郎が黒部の下の廊下を完全遡行したのは、今から90年前の1925年である。メンバーは冠始め、岩永信雄、沼井鉄太郎。案内人は宇治長次郎他、人夫9名。この時の冠は41歳。今のやまやろうと変わらぬではないか。

いささか衝撃だ。果たしてやまやろうはこの歳で山岳史に名を残すような功績を残すことができるのであろうか。登攀の記録は実力からして無理なので、新発見とかくらいしかないのかなあ。

冠の写真と並べて展示されているのは、黒部の沢に多くの記録を残したしみてつさんである。我が会にも少なからず関係がある。

やまやろうが特に感銘を受けたのは、志水氏の定点観測写真。冠が昔日撮影した場所で撮った作品が並べられている。その違い、そして変わらぬところを比較する。S字峡や柳又谷の魚止めの滝などは、90年近く隔ててもほとんど変わりがないのだ。黒部川流域の豪雪、濁流を見ていると軒並み岩は削られ谷は埋まって形を変えていくものだと思っていたが、そうでもないことが新鮮であった。

また冠の時代は当然ながらモノクロームなのだが、色がない方が山そのものの形や陰影に集中できる気がした。不思議なことだが白黒写真をじっと見ていると、黒部川の水の青さや奥山の緑が感じられるのだ。

必要なことはメモしておいた。ブログの資料にもなるし、今後の人生に役立つこともあった。写真展をこんなにじっくり鑑賞することって、なかったのではないだろうか。芳名帳に記名しておいた。ページをめくると、190さんが見に来ていた。むべなるかなー。

宇奈月は雨。このまま帰るのも口惜しいので、とちの湯までドライブすることにした。ダム湖には霧が立ち込め幻想的な雰囲気。傘を差してしばし眺めている。写真展を見て、写真を撮りたくなっていた。MX-1は持ってきていたので、傘を差しながら何枚か撮ってみた。

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湖面を漂う霧。その上方には警笛を鳴らしてゆっくりと走るトロッコ電車。新柳川原発電所と霧にむせぶ山並みがいい感じではないか。





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Last updated  2015/06/21 09:55:18 PM


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