ザ・スーパー・ポップ宣言

甘茶コンピ(3)

甘茶ソウルコンピの世界(3)
SWEET SOUL COMPILATIONS (3)

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スウィート・ソウル・ベスト10 集計一覧

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湯村輝彦 GANGSTA LUV

山下達郎 サンデー・ソングブック

山下達郎 SSB スウィートソウル オンエアポイントランキング(1) (2)

山下達郎 SSB スウィートソウル特集

甘茶ソウル入門の部屋

U.S.BDG 究極のLPコレクション - グループ編(1) (2) (3)



【甘茶ソウルコンピ紹介】

甘茶偏差値の基準や例は「私の好きな甘茶ソウル」のページの数値を参考にして下さい。偏差値の高い曲は次の色で表示してあります。ご参考まで。

(甘茶偏差値65以上)
(甘茶偏差値61以上)
(甘茶偏差値60)

THE PARTY CRASHERS '91(BLUES INTERACTIONS PCD 2292)
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coming soon

THE GIFTS FROM PAUL KYSER '92(BLUES INTERACTIONS PCD 2341)

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甘茶ソウル・プロデュースの巨人、ポールカイザーの手がけた作品集。副題は「PI KAPPA , J CITY SINGLE COLLECTION」。いわゆる甘茶ソウルは1-5まででそれ以降はアップテンポ曲という構成です。彼の作品集としてはフラミンゴスタジオによる傑作コンピ「SUPER SWEET SOUL VOL.2 / TOGETHER , FOREVER '92」がありますが、本作はそれと同じ年に製作されたもので解説はやはりフラミンゴスタジオの面々。前者にはSoul Generation , Jimmy Briscoe & The Little Beaversという二大看板グループがメインで収録されていましたが、本作は70年代後半になって彼等の二匹目のドジョウを狙って結成されたB級グループの作品集という趣き。

1,2は甘茶ソウル百科事典P.17掲載曲。イントロの感じが「Soul Generation / Body & Soul」にそっくりな1は感情のこもった歌いだしやA,Bメロは甘美なムード満点なんだけれど肝心のサビがいまいち糖度に欠けます。2の出だしも緊迫感があっていいですねえ。Aメロ、Bメロとちょっと暗く悲しげだけど、サビのほのかに暖かい陽が射す感じで中和されて丁度いい塩梅。3も悲しげで濃密な甘さを感じさせるスウィート。ハープやストリングスの入ったゴージャスなサウンドが悲しみの感情を一段と引き立て、より劇的なものとしています。

4も2,3同様に悲しみに満ちた甘茶ソウル。無演奏部分を入れたりバリトンが切り込んできたりと表情も豊か、そして何よりポールカイザーPによるサウンドは品があるんだよね。この辺りどれも金太郎飴的に似た内容だけど、このレベルの作品ならば幾らでも歓迎出来ますね。もっとどこかに大量に埋蔵されていないんでしょうかねえ。5はサビはキャッチーだけど、それ以外のところがドタバタしてしまって締りが悪く惜しい内容。6以降のアップ/ミディアム作品に特に妙味のあるものは有りません。なお本CDに収められた曲の長さは、2が3分17秒、3が4分21秒とそれぞれシングルの表記よりも長くお得な内容となってます。

1.ULTIMATE TRUTH / HOOKED ON LOVE(甘茶偏差値61)
2.ULTIMATE TRUTH / I'VE GOT THAT LOVIN' FEELIN'(甘茶偏差値64)
3.DYNAMIC BELTONES / I NEED YOUR LOVE(甘茶偏差値63)
4.STORM / I DON'T KNOW WHY (I LOVE THE WAY I DO)(甘茶偏差値63)
5.EIGHT MILES HIGH / ALL'S WELL THAT ENDS WELL
6.ULTIMATE TRUTH / TAKE A LITTLE TIME
7.DYNAMIC BELTONES / ROAD TO HAPPINESS
8.STORM / SHE COMES UP
9.BREEZ / JUST IN THE NICK OF TIME
10.RHYZE / BIZZAAR
11.RHYZE / GIVE IT UP (GIVE ME YOUR LOVE)
12.RHYZE / OVERTIME

SWEETEST SYRUP OF ALL PLATINUM VOL.1 SOUL JE T'AIME '90(CENTURY RECORDS CECC 00040)

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甘茶ソウルの最重要地、ニュージャージーの有名レーベル「オール・プラチナム」の日本製コンピ。VOL.2も出ています。日本語タイトルは「ソウル・ジュ・テーム / オール・プラチナムのスウィート・シロップVol.1」。解説は鈴木啓志氏。帯に「極甘!取扱注意。」との但し書きがあります。ジャケアートは「DR.YORK / 1990」も手掛けたナイアガラーの大嶽好徳さんです。このセンチュリーレコードは甘茶ソウル以外にもアリワなどのラヴァーズロックも出したりと個人的嗜好があう会社。

本作はご覧の通り甘茶ソウルの定番曲がズラリと並ぶ素晴らしいクオリティ。その多くの曲をシルビアやジョージカーがプロデュースしています。誰でも口づさめる大味なメロディを持った曲というのは少なくて全くの入門編にはきつい内容かも知れないですが、これぞ甘茶ソウルという名曲が多いので初心者にはうってつけの内容ですね。

1は70年にソウルチャートで1位になったほどの甘茶ソウルの代表曲。2,8,10のセクシー唱法の女王シルビアは鈴木啓志氏によると普通はスウィートソウルとは呼ばないらしい。ファルセットでないし、コーラスを伴わないからだろうけど、まあいいじゃないですか。そういえばシルビアはU.S.BDGにも掲載されなかったですね。

9はモーメンツのカバー。10はモーメンツのヒット曲のカバーですが、このホワットノウツ版もいい出来。13はそのホワットノウツのカバーと複雑にカバーしあってます。

14は「Je T'aime Moi Non Plus / Serge Gainsbourg & Jane Birkin」( http://www.youtube.com/watch?v=U4MaOicOJ6A )の甘茶カバー。元歌も官能的なムードが素晴らしいが、このシルビアの一人セクシーな内容も高品質なエロスを感じさせてくれて実に良い。オルガンの聖なる響きとシルビアの色っぽさのコントラストが見事です。

15はGEORGE KERR & SYLVIA ROBINSON & DONNIE ELBERTのプロデュース。こってりと濃密でキャッチーなメロディを持つ泣きの名曲。山下達郎も何度もオンエアしています。ここに収録されているアルバム「FIRST CLASS (SUGAR HILL 255)'80」バージョンでは出だしにコイン投入ダイヤル回しなどの擬音が入り、シングル盤よりもムードが出ています。

なお、本作と同様のALL PLATINUMのコンピは、
「THE BITTER & SWEET CHOCOLATE (OF N.J.) CECC 00341」'91
「THE SWEETEST CHOCOLATE (OF N.J.) CECC 00342」'91
「ALL PLATINUM AND UNDISCOVERED GEMS (2CD)」
「Message From A Black Man: The All Platinum Anthology」
など多数出ていて誰でも手軽に聴ける状況です。

1.LOVE ON A TWO-WAY STREET / MOMENTS(甘茶偏差値63)
2.DIDN'T I / SYLVIA(甘茶偏差値62)
3.I'LL ERASE AWAY YOUR PAIN / WHATNAUTS
4.WHAT'S YOUR NAME / MOMENTS
5.ALIBIS AND LIES / WHATNAUTS
6.I WON'T DO ANYTHING / MOMENTS
7.TRY ME (AND I'LL SHOW YOU) / WHATNAUTS(甘茶偏差値62)
8.PILLOW TALK / SYLVIA(甘茶偏差値63)
9.I DO / FIRST CLASS(甘茶偏差値63)
10.MY THING / WHATNAUTS(甘茶偏差値63)
11.NOTHING YOU CAN DO / FIRST CLASS(甘茶偏差値61)
12.LOVELY WAY SHE LOVES / MOMENTS(甘茶偏差値63)
13.I WASN'T THERE / FIRST CLASS(甘茶偏差値63)
14.SOUL JE T'AIME / SYLVIA(甘茶偏差値69)
15.COMING BACK TO YOU / FIRST CLASS(甘茶偏差値66)

SWEETEST SYRUP OF ALL PLATINUM VOL.2 ME AND MY GEMINI '90(CENTURY RECORDS CECC 00041)
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1. Not On The Outside - Moments
2. You Sure Love To Ball - Sylvia
3. Tweedly Dum-Dum - Whatnauts
4. To You With Love - Moments
5. I Just Can't Lose Your Love - Whatnauts
6. Hypnotize - First Class
7. Sunday - Moments
8. Me & My Gemini - First Class
9. What's Left To give(After Giving It All) - Whatnauts
10. My Thing - Sylvia
11. Give Him Up - First Class
12. If I Didn't Care - Moments
13. Lucky Me - First Class
14. Ooh Baby Baby - Whatnauts
15. Gotta Find Away - Moments

BUDDAH DE JURE SOUL RARE COLLECTION (VICP-5434)'94

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ブッダの希少シングルばかりを集めたコンピレーション。名曲、人気曲、そして甘茶ソウルも多く、名コンピと言える内容です。「YOU TUBE」全盛の現在ではどれも聴くことは容易でしょうが、これが出た当時はマニアには大変重宝されたものと思われます。

1は悲しげなメロディとキャッチーなサビが印象的な人気甘茶ソウル。2は甘茶ソウル百科事典P.30掲載の空港擬音入り甘茶でこれも非常に人気の高い曲。惜しむらくは間奏にも擬音を入れて欲しかった。3はシタールの鳴り響く中、リードが高らかに歌い上げるという、甘みと悲しみ、そして高揚感をも感じさせる甘茶名曲中の名曲。と、ここまでの甘茶銘曲三連発の流れは流石名門ブッダという感じですね。

5はファンキーなディスコ曲。7はブルーノーツ辺りを思わせる大仰なバラード。8は憂いを帯びたメロディと洗練された雰囲気を併せ持つモダンソウル。同じブッダのモダンソウル・コンピ 「SOME 'MODERN' SOUL : THE BUDDAH COLLECTION (SEQUEL 154)'90」 にも収録されています。11は適度に盛り上がる弛めのディープソウル。マスクマンのコンピ 「MASKMAN PRESENTS SOUL DAY THEME '06(DISC UNION特典 MIX CD)」 にも収録されていた。ええ?あれからもう6年も経つのかあ、速っ!

14はリードのダイナミックな唱法が魅力的なフューチャーズの曲。15は冒頭にテレフォントークの入る落ち着いた雰囲気のバーバラ・メイスンによるレディソウル。16はこの両者による競演曲。女性歌手とグループの組み合わせってちょっと珍しいですね。交互にリードをとる形で、しっとりと落ち着いた雰囲気に出来の良いメロディ、そして甘いコーラスが素晴らしい。

1. He Who Laughs Last - Monday After (甘茶偏差値63)
2. Growing Up Fairy Tale - Curt Darin (甘茶偏差値64)
3. What Good Am I - Modulations (甘茶偏差値67)
4. Your Love Has Me Locked Up - Modulations
5. Everybody's Doin' It - Monday After
6. Treat Her Like A Baby - Fresh Flavour
7. Con Me - The Paragons
8. I Wanna Make Love To You - Jimmy Norman (モダン偏差値62)
9. It Ain't A Thing You Can Do - Chuck Ray
10. Fence Around Your Heart - The Monitors
11. That's Why I Cry - George Hughley (ディープソウル)
12. Make It Last - The Futures Featuring Barbara Mason
13. Everybody Ia A Star - Stairsteps
14. The Way Of A Woman - The Futures
15. From His Woman To You - Barbara Mason
16. We Got Each Other - The Futures Featuring Barbara Mason(甘茶偏差値64)

FROM PHILADELPHIA COMES SWEET SOUL (フィラデルフィア・スウィート・ソウル) '86 (P-VINE PLP-6077)
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U.S.BLACK DISK GUIDE P.280でも少し触れられているCHESS/JANUS等のフィラデルフィアのグループものを集めたコンピLP。久保田泰広氏のライナーによると、「(前略)いわゆるフィリー系スウィート・グループ作品を編集した物で、こういった内容のコレクション物のLP化は、本邦初、いや、世界でも初めてのことではないだろうか。」とある。つまり今では数多く巷に溢れる甘茶ソウル系コンピの世界初の作品ということらしい。P-VINEさん、偉いゾ!内容もかなり高水準でオススメです。これと兄弟盤の「FROM DETROIT COMES SWEET SOUL」も出てます。

A-2,A-3,A-5は共にリードがファルセットじゃないからかトキメキ度は足りないが、まずまず良く出来たスロウバラード。Ferguson, Davis And LeeはLIFESTYLEの前身にあたる。A-6はなかなかタイトなフィリーダンサー。A-7が憂いを帯びた甘茶ソウルで盛り上がりはかなりのもの。この2曲のT.N.J.'sはINSTANT FUNKの前身にあたり、TRENTON,NEW JERSYの頭文字から命名したそうな。

B-1はキッスの擬音入り。72年のこの物悲しげな曲はバニーシグラー/フィルハート作。同じくIMAGEのB-2は甘茶ソウル百科事典 BILLY'S SELLECT 037。こちらはBARBARA MASON作。タイトルの意味は「魔法にかかった、魅せられた」で悲しみ倍増、心底泣けちゃう。悲しみならB-3も負けてません。BILLY'S SELLECT 001の名曲だけどもう少しフェロモン出てたらね。B-4はヴァンマッコイ/ジョーコブ作で「THE LANGUAGE OF LOVE」の面影も感じられるバラード。

残りの4曲のInclinationsはどれもなかなかの水準だが、唯一ファルセットリードのB-8が一番良い。私は甘茶に関しては歌声よりもメロディやムード至上主義なのだが、捉えどころのない、全体としてなんとなーく甘いという不思議なムードを持ったこの曲、一瞬の胸キュンメロも濃厚な甘さで美味なのです。

Side A
1.Love You Just As Long As I Can/Free Spirit
2.Where Did The Good Times Go/Free Spirit
3.She's Gone/Ferguson, Davis And Lee
4.She's Not An Ordinary Girl/Ferguson, Davis And Lee
5.Must Be Going Out Of My Head (But I Luz You)/Ferguson, Davis And Lee
6.Don't Forget About Me/T.N.J.'s
7.Falling In Love/T.N.J.'s(甘茶偏差値63)

Side B
1.Betcha Didn't Know/The Image
2.Spellbound/The Image(甘茶偏差値65)
3.Have You Had Any Heartaches Lately?/The 11th Commandment(甘茶偏差値64)
4.I Wanna Know (Do You Love Me)/The Intrigues(甘茶偏差値62)
5.I'm Gonna Make Love Last This Time/The Inclinations
6.The Harder We Try/The Inclinations
7.Could This Be Love, That I Feel/The Inclinations
8.Cross My Heart (To You)/The Inclinations(甘茶偏差値68)

FROM DETROIT COMES SWEET SOUL (デトロイト・スウィート・ソウル)'86 (P-VINE PLP-6078)

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SIDE A
1 Eddie Parker - Can't You See
2 Ray Gant & Arabian Knights - Don't Leave Me Baby
3 Ray Gant & Arabian Knights - I Need A True Love
4 Houston Outlaws - It's No Fun Being Alone
5 Houston Outlaws - What Am I Going To Do
6 Houston Outlaws - Ain't No Telling
7 Jeanie Raynolds - You Ain't The Only Man

SIDE B
1 Fantastic Four - If You Need Me, Call Me
2 Fantastic Four - I Had This Whole World To Choose From
3 Fantastic Four - I believe In Miracles
4 Fantastic Four - I'm Falling in Love
5 Jimmy Delphs -Country Girl
6 Jimmy Delphs -Mind Going In The Same Direction
7 Unique Blend - Old Fashioned Woman
8 Unique Blend - Mommy & Daddy

BRIEF ENCOUNTER WITH SWEET SOUL MUSIC(P-VINE PLP-391) '88
(ときめきのスウィート・ソウル / ディープ・ソウル・クラシックスVOL.15)

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米南部のナッシュビルのSEVENTY-SEVEN,SSS-INT'Lレーベルなどの70年代の4つのグループを纏めたスウィート・ソウル色が濃いコンピ。P-VINEから鈴木啓志氏の解説で88年に出ています。タイトルにもなっているように、BRIEF ENCOUNTERが名実ともに中心となっています。「つかの間の出会い」と訳されていますが、同じタイトルの映画で「逢びき」というのもあり、こちらの方がスリリングで、より甘茶ソウルっぽい感じでイイかも。その彼等の4枚のシングルから全曲と1曲の未発表曲の合計9曲が収められています。

A1は暗めのミディアム。好みではないがメロディはなかなかキャッチーで人によっては高評価かも。語りから始まるA2は弱弱しく、か細いファルセットを中心とした静かな曲。物悲しく切ない雰囲気がよく表現出来ています。この曲とほとんど同じトラックを使っているA3もやはり似たような曲。カレス風というか、ちょっとベチョっとしたメリハリに欠ける展開は個人的好みではないけど、グレードは高く、やはり人によっては高評価かも知れない。B6はテンポの良いミディアムで明るく分かりやすい曲。BRIEF ENCOUNTERを総括すると、3曲いい曲がありましたがシングル丸々4枚入れてしまっただけあって、残念ながら散漫な印象が残ってしまいました。

次のALLISONというのは、ボビー・アル・ルイスの芸名だろうということでグループというよりは個人のようです。A6は南部っぽい明るめのソウル。A7は泣きの入ったリードが大味でキャッチーなサビをねっちょり歌い耳に残ります。

3組目は明るく元気なダンサー「YOU LIVE ONLY ONCE (SOLID FOUNDATION 101)」で有名なIMPERIAL WONDERS。B2はベース・シンガーがリードを取る甘茶には珍しい曲。大作志向で発想は面白いが、コーラスやメロディなどの出来の良さの割に印象に残らなく、もっと普通にテナーやファルセットで決めた方が良かったのではないかな。

4組目のCONTINENTAL SHOWSTOPPERSはB6の甘めのバラードも及第点だけど、B7の溌剌としたダンサーの出来が素晴らしい。Gino Vanneli / Jack Miraculousばりのオルガンプレイにドタバタと元気なドラムとパーカッション。軽快な音階で響くピアノ、景気の良いホーンにヴォーカルも力いっぱい歌いこんで弾けた魅力がいっぱい詰まってます。クラブ受け間違いなしの絶品曲です。

SIDE A
1.HUMAN - BRIEF ENCOUNTER
2.JUST A LITTLE NOTION - BRIEF ENCOUNTER(甘茶偏差値62)
3.WHERE WILL I GO - BRIEF ENCOUNTER(甘茶偏差値61)
4.WE'RE GONNA MAKE IT - BRIEF ENCOUNTER
5.TOTAL SATISFACTION - BRIEF ENCOUNTER
6.OOH BABY, CAN'T EXPLAIN THE FEELING - ALLISON
7.I GOT THE PLACE IF YOU'VE GOT THE TIME - ALLISON

SIDE B
1.TRYING TO GET TO YOU - IMPERIAL WONDERS
2.WHEN I FELL IN LOVE - IMPERIAL WONDERS
3.DON'T YOU SEE (I'M CRAZY ABOUT YOU) - BRIEF ENCOUNTER
4.DON'T LET THEM TELL YOU - BRIEF ENCOUNTER
5.I'M SO IN LOVE WITH YOU - BRIEF ENCOUNTER
6.I'M SO SATISFIED - BRIEF ENCOUNTER
7.NEVER SET ME FREE - CONTINENTAL SHOWSTOPPERS
8.NOT TOO YOUNG - CONTINENTAL SHOWSTOPPERS(ダンサー偏差値65)

THE RARE NEW JERSEY'S A COLLECTION OF FANTASTIC SINGERS '90 (P-VINE PLP6533)

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帯のサブタイトルは「ア・コレクション・オブ・メズラ・スウィート・シンガーズ」。紫色ばかり目立つ通りこれといった突出した曲は無いが、なかなかの粒揃いで珍しいカバーも多く、甘茶ソウル好きならしっかり押さえておきたい一枚。これのグループ版も出ている。TOMMY KEITH作のA-1はHARRY RAYの極甘カバーには敵わないが曲の出来の良さの光る名曲。軽やかなミディアムのA-2は甘さも加わりかなり気持ちよい。フリーソウル、クラブなどで持て囃されても不思議ではない。A-3はBARBARA JEAN ENGLISHのカバーで悲しみのより深いバーバラの方が出来は良い。

MOMENTSカバーのA-4はバックトラックも同じようだが工夫も味もないこの女性ヴォーカルでは折角の名曲も単なる素人のカラオケ大会に聴こえてしまい残念。A-5のMICHAEL BURTONはDEEP風味のなかなか味わい深い曲と唱法。然しながらA-6のMOMENTSカバーはちょっとラテン風味付けでリズム的にも全く面白みのない駄作。同じMOMENTSカバーのA-7は甘茶ソウル百科事典BILLY'S SELLECT 090だがコーラスも入らないし魅力に乏しい。女性ヴォーカルという点で一聴の価値はあるか。

B-1はフィリー風ダンサーで暗めのメロディながらまずまずの出来。B-2がなかなかのダンサーでこの軽快なグルーヴはフリーソウル好きな人ならきっと気に入るだろう。フルートも入り小気味良いドラミングなどクラブ受け必須という感じ。GEORGE KERR作で彼自身もやっているB-3は泣きのメロディが素晴らしい名曲。ヴォーカルは甲乙付け難いが曲の出来に比べればどちらもいまいちな出来。ここはDEEP系の大御所シンガーにビシリと絶唱を決めて欲しかった。

B-4は語りオンリーの不思議なムードの曲で、ほのかな甘さとヴァイブの音色が心地よい。B-5はシルヴィアのセクシー囁き唱法炸裂の必殺甘茶だがデュエット相手の男性のパートはいまひとつ魅力に乏しい。B-6はPHILLY DEVOTIONSもやってるとのことで聴き比べを、と思ったら音源無かった、、、。そちらの出来はどうなんでしょうか?B-7はMichael Jacksonがオリジナル、REGGAEのSUGAR MINOTTのヒットも知られるカバー曲でGEORGE KERRの愛娘の幼い声が楽しいヨ。

A-1:YOU AIN'T BEEN LOVED / TOMMY KEITH(甘茶偏差値62)
A-2:LOVING YOU COME EASY / TOMMY KEITH(ミディアム偏差値61)
A-3:KEY IN THE MAILBOX / SUSAN PHILLIPS
A-4:LOOK AT ME / RETTA YOUNG(甘茶偏差値61)
A-5:SHE'S MY WOMAN / MICHAEL BURTON(DEEP偏差値61)
A-6:LOVE ON A TWO WAY STREET / MICHAEL BURTON
A-7:LOVE ON A TWO WAY STREET / LEZLI VALENTINE

B-1:ON THE REAL SIDE / LARRY SAUNDERS
B-2:PLEASE STAY, DON'T GO / JESUS ALVAREZ(ミディアム偏差値63)
B-3:HOW CAN I GET AWAY / DEREK MARTIN(甘茶偏差値62)
B-4:UNADDRESSED LETTER / DAVE "BABY" CORTEZ
B-5:WE CAN'T HIDE IT ANYMORE / SYLVIA AND CHUCK JACKSON(甘茶偏差値63)
B-6:ISN'T IT A DREAM COME TRUE / CHRISS HILLS
B-7:WE'VE GOT A GOOD THING GOING / LITTLE TRACY KERR

THE RARE NEW JERSEY'S A COLLECTION OF EXCEPTIONAL GROUPS

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SIDE-A

1.If This Is Reality (I Want Fantasy) / God's Gift To Women
2.Let Yourself Heat Be The Judge / God's Gift To Women
3.Rain In My Life / Prophecy
4.Let Me Keep On Walking / Prophecy
5.How Can You Mend A Broken Heart / Spoonbread
6.I'd Like To Make It With You / Spoonbread
7.My Nature Girl / Spoonbread

SIDE-B

1.Oh,You Swet Darlin / The Equations
2.Have Faith / The Equations
3.One Chance / Communicators&Black Experience Band
4.Thinking About The Days / Chapter One
5.Come On Home / Mother Freedom Band
6.Sad Man's Land / The Spoilers
7.Tomorrow's Train / Ponderosa Twins Plus One


TOMMY KEITH & HIS FANTASTIC FAMILY '95(BLUES INTERACTIONS PCD4750)

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