1.LOVE SONGS ARE BACK AGAIN / BAND OF GOLD (ORIGINAL) 2.Let's Put It All Toghther / Stylistics 3.Oh Girl / Chi-Lites 4.Betcha By Golly Wow / Stylistics 5.Walking In The Rain With The One I Love / Love Unlimited 6.Side Show / Blue Magic 7.Have You Seen Her / Chi-Lites 8.Reunited / Peaches & Herb 9.You Make Me Feel Brand New / Stylistics 10.Kiss And Say Goodbye / Manhattans 11.LOVE SONGS ARE BACK AGAIN / BAND OF GOLD (ORIGINAL)
DELFONICS / DIDN'T I (BLOW YOUR MIND THIS TIME) (PHILLY GROOVE 161)'69
フィラデルフィアのヴォーカルグループ、デルフォニックスのLa La Means I Love Youに次ぐ70年のヒット曲。アレンジと作曲はフィラデルフィア・ソウルの重鎮トムベル。ホルンのような温かみのある音色が高らかに響くイントロは品の良さと平和な空気感、そして過剰なまでの甘さを醸し出します。続いてリード・ヴォーカルのウィリアム・ハートが「I gave my heart and soul to you, girl」と歌い、コーラスが「Didn't I do it baby, didn't I do it baby?」と続く、といったスタイルで曲は展開していきます。ヒット曲だけあってサビのポピュラリティもいいけれど、出だしのこの部分にこそ痺れて欲しい。
FIRST CLASS / COMING BACK TO YOU (ALL PLATINUM 2372)'77
スウィートソウルの中心地ニュージャージのソウルグループのヒット曲。プロデューサーにもGEORGE KERRとSYLVIA ROBINSONという巨匠が名を連ねており、まさしくスウィートソウルを代表する曲と言えます。こってりと濃密で甘く優しい唱法に、キャッチーで大甘なメロディを持つ泣き節曲。アナログな電話のベルが鳴り、女性へ語りかけていくという設定の凝った作りの曲。途中に電話オペレーターの声が入ったりと、こうした擬音が入るというのも甘茶ソウルの特徴の一つで、甘いムードや臨場感を出すのに一役買っています。アルバム「FIRST CLASS (SUGAR HILL 255)'80」収録のアルバムバージョンでは出だしにコイン投入、ダイヤル回しなどの擬音も入り、よりムードが出ています。
INTRUDERS / I WANNA KNOW YOUR NAME (GAMBLE 2508)'73
フィラデルフィアのグループ、イントゥルーダーズの73年のヒット曲でアルバム「Save The Children」収録。生音の響きを活かしつつも華やかな雰囲気を持ったバックサウンド、温かみのあるコーラス、そしてとぼけた雰囲気のリードヴォーカルが特徴的。「君の名前を知りたい」なんて恋愛初期の純粋な想いと牧歌的で平和な雰囲気漂う空気が如何にも70年代初期という感じでイイのです。メロディも分かり易いので70年代スウィートソウル及びフィラデルフィア・ソウル(略してフィリーソウル)の入門篇としても最適ですね。
MOMENTS / LOVE ON A TWO-WAY STREET '68 (STANG 5012)
甘茶ソウルの最重要地、ニュージャージー発の70年のヒット曲でビルボードのチャートでは3位(ソウルでは1位)を記録。名実ともに甘茶ソウルの代表曲と言える作品です。68年の彼等の1STアルバム「NOT ON OUTSIDE,BUT ON THE INSIDE,STRONG!」に収録されていますが、ベスト盤やコンピなどでも容易に聴くことが出来ます。
尚、この曲には多くのカバーが存在しますが、山下達郎が「ON THE STREET CORNER 2」でカバーしたアカペラ版は、原曲のムードを損なうことなく独自解釈した味付けが秀逸でオススメです。
【甘茶ソウル入門コンピ、この一枚】
THE SOUND OF PHILADELPHIA '73 (SONY SRCS 6494)
1. Love Train - The O'Jays 2. I'll Always Love My Mama - The Intruders 3. It's Forever - Ebonys 4. Slow Motion - Johnny Willliams 5. Super Groover(All Night Mover) - Talk Of The Town(Featuring John & Gene) 6. Me And Mrs.Jones - Billy Paul 7. If You Don't Know Me By Now - Harold Melvin & The Blue Notes 8. Stay With Me - The Futures 9. Regina - Bunny Sigler 10. Family Affair - Mfsb Featuring Leon Huff
チャイライツ(シャイライツ)は70年代中心に活躍したコーラスグループです。彼らには他にも「OH GIRL」の大ヒットがあります。また「The Coldest Days Of My Life」も素晴らしい大河バラードで大傑作。他にも佳曲の多いグループですので、これら3曲の入ったベスト盤から始めてみると良いでしょう。(画像のBEST OF THE CHI-LITESが該当します。)但し、本気で甘茶ソウルを始めるならばリードボーカルだったEUGENE RECORDのソロ作も外してはいけません。グループの映像なしですがこの曲の試聴が出来ます。M.C.HAMMERもカバーしていますね。
DELFONICSは、甘茶ソウルの王様グループです。フィラデルフィア・ソウルの重鎮THOM BELLによる甘いサウンド、甘茶界屈指の爆甘ファルセット使いのウィリアム・ハートの存在、LA LA MEANS I LOVE YOUなどのヒット曲を持つばかりでなく、マニアックな甘茶者をも唸らす多くの甘茶ソウルの数々が彼らが王様である事を証明しています。そこで甘茶ソウル初心者の方にまず第一にオススメしたいグループは、このデルフォニックスということになります。さて、ここではあくまで個人的嗜好をベースに彼等のベスト盤を考えてみました。(画像は日本盤ライナーに掲載されていたフラミンゴスタジオによる架空ジャケです。)
( )内は甘茶偏差値 / 順位 / 曲名* 同偏差値内での順位付けには特に意味なし。
(73) 1.DELFONICS' THEME (INST. VERSION)
(73) 2.
(WILLIAM HART)
FOLLOW EVERY DREAM
(72) 3. I GAVE TO YOU
(69) 4.
(DELPHONICS)
DON'T THROW IT ALL AWAY
(65) 5.DIDN'T I (BLOW YOUR MIND THIS TIME)
(64) 6.BREAK YOUR PROMISE
(64) 7.DELFONICS' THEME (VOCAL VERSION)
(64) 8.LA LA MEANS I LOVE YOU
(64) 9.
(DELPHONICS)
I DON'T CARE WHAT PEOPLE SAY
(64) 10.START ALL OVER AGAIN
(64) 11.TELL ME THIS IS A DREAM
(63) 12.HEY LOVE
(63) 13.LET IT BE ME
(63) 14.SOMEBODY LOVES YOU
(63) 15.WHEN YOU GET RIGHT DOWN TO IT