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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】LOS JACOPABLOS / Pilsupolvet heiluttaa '99 「Kolmas Vene Vasemmalta」90年代に活躍したフィンランドのマイナーなロックバンド「ロス・ハコパブロス」の3枚目のアルバム「Kolmas Vene Vasemmalta」収録のギターポップ。フィンランド語で歌われているので一聴するとかなり違和感があるけど、なかなか良く出来た曲です。全体のメロディは切なく甘酸っぱい感じでネオアコな香りのするかなり上質なもの。オルガンの響きは哀愁感が漂い、ギターは泣きが入った感傷的なもの。終盤のピアノもなかなか軽快。それらをアップテンポで瑞々しいギターポップに仕上げているのですが、ボーカルが日本人の私にはフィンランド語が聴きなれないからなのか、全体からは浮いてしまった感じがする。っていうか、英語で歌ったとしても少々親父臭くないですかね?曲名は「ピルスポルヴェット ヘイルッタア」と発生し、直訳すると「ビールの膝が揺れる=ビール世代が揺れる」で、特定の世代やグループがビールを飲んで楽しんでいる様子を表現するフレーズらしいです。若き小山田圭吾が英語で歌ったら相当フリッパーズギターな名曲になった気がしますがどうでしょうか。小山田君か誰かカバーしてくれませんかね?「YOU TUBE」で聴けます。(再生数ヤバイ・・・)
2024.09.29
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私の好きなディープソウル2 【 ディープ偏差値 67 】JOHHNY ADAMS / I WANT TO DO EVERYTHING FOR YOU (Ron 995)'631960年頃から長らくニューオーリンズで活動していたディープ歌手ジョニー・アダムスの1963年のシングル曲。如何にも南部といった雰囲気の大らかで温かみのあるホーンが特徴的なサウンドは平和で多幸感に満ちています。「君の為なら何でもしたい」という他愛もない歌詞で気楽に聴ける感じですね。一方ジョニーの歌唱はなかなかテンションが高く大仰で適度に切実感と緊迫感があって良い。ほのかな甘さと泣きの入ったメロディはどこをとっても秀逸で途中の転調も感動的。ジョニーも実に気持ちよさそうに伸びやかに歌ってます。「YOU TUBE」で聴けます。ツイッター始めました(@zoukyeee)。
2024.09.22
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「ザ・ポップ宣言(仮題)岩谷宏」 24.ロックな生き様中学生の頃ロック雑誌ロッキングオンを愛読し「ロックって素晴らしい、俺もロックな人生を送ろう!」と決意してから、そろそろ半世紀が経つ。人生も終盤を迎えるにあたり思い返すと我ながらロックな人生を送れたなと思う。私にとってそれは「ロックTシャツを着たり」「ロックフェスでお祭り騒ぎをしたり」「ロック・グッズ(レコード)を集めまくる」ことを意味しない。前回、特定の音楽家の一途で熱心なファンになることの弊害において「歌詞に溢れる「愛」や「正義」なんて言葉も99%が他愛のないものだと思っている」と書いたけど、逆に数少ないけれど素晴らしい歌詞を持ったロックも存在します。ローリングストーン誌が選ぶ「史上最も偉大な曲」の第3位にジョンレノンのイマジンが選ばれています。宗教や国境や所有欲のない平和な世界を想像しようという旨の歌だけど、オリンピックの開会式で歌われるなど、最早ロックを代表するメッセージソングと言えるでしょう。ここでは「天国も地獄も宗教もない」という既存の宗教を全否定するかのような歌詞も含まれていますが、ジョンレノン自身かつて神を否定する歌「GOD」を歌っているように宗教や神の否定はロックの重要な考えの一つだと思います。科学・常識的に考えれば「天国、地獄、神」など人間が作り出した虚構なのだから、それらをベースとした宗教は根底がおかしいのは明白ですよね。然しながら「地獄に落ちるぞ」「神様が天国で見守ってくれている」「神に祈りましょう」などといった子供だましのインチキな台詞に騙され悪徳宗教の餌食に、なんて話は世に溢れている。主体性の無い、自分自身という強い核を持たない、他者への依存性が高い人間がコロっと騙されちゃう訳ですが、そうした弱い人間の真逆こそがロックなのだと思う。宗教や「天国、神」などオカルト的なものにすがったりしなくても精神的に自立していることこそがロックなのだと思う。(時に人々の精神的支柱となり社会の規範となる存在でもあったことは否定しないが、結局は)長年人々を欺いてきた宗教、そして古くさい既成概念、時代錯誤な社会通念や常識、慣習などにノーを突き付ける生き方こそがロックだと思う。私は特に「神」という虚構の存在をでっち上げドヤってる「宗教」が大嫌いなので、ロックな生き方の実践として極力自分の生活から「宗教、神」などを排除してきた。具体的には、神社、仏閣、教会など宗教的施設に立ち寄らない、宗教的行事、活動、儀式などには参加しない等。高校生の時点で全員参加の修学旅行などでも神社にお賽銭を投げなければ祈りもしたことが無かった。大人になってからは葬式関係は原則不参加。線香などあげたことは無いし手を合わせたことも無い。当たり前だけど天国や霊魂と呼ばれるところの魂も存在しないのだから R.I.P.(安らかに眠れ)なんて表現は使ったことはない。(故人を偲ぶ気持ちは尊いと思うけど、天国なんて無いと歌ったジョンレノンに対し、R.I.P.(安らかに眠れ)と言うのは愚かだと思う。)(愚かと言えば『所有の無い世界を』と歌ったジョンレノン(ビートルズ)の某レア高値盤を「所有してないとビートルズを語る資格は無い」などとたわ言をほざいた評論家がビートルズの本を出版しているという皮肉・・・)余談だけど、洋楽においては「天国、神」という概念は実に便利な言葉なので頻繁に歌詞に登場するし、実際にそれが使われている曲で私も好きなものも多い。そこは日本人なので歌詞の意味がダイレクトに伝わってこないのが大きい。ソウルやゴスペル等を聴いていて「これってこういう意味だよなあ」と興ざめすることもあるが、そこは「意味を真に受けてもしょうがない」と対象化するようにしている。しかし以前TRIPPING OUTトラック 小沢健二 / 天使たちのシーンでも少し書いたのだけれど、日本語だとダイレクトに宗教臭さ、うさん臭さが伝わってくる。キリスト教が深く日常に根付いている欧米人と違い、日本人が『神様』と歌うと途端に生臭さを感じる。ロック的見地からすると決して小沢君に『神様』なんて歌って欲しくなかった。「神様を信じる強さを僕に」は流石に無いわ・・・。知的文明の成長過程の初期において天動説や神や天国という概念、宗教などが発生してしまうのは、全宇宙的必然とも思えるけど、逆にある程度成熟すれば消滅するのは歴史的必然だと思う。FIVE YEARSとは言わないけどもうそろそろ幼年期は終わりでいいよね。まだまだ「宗教、神」などを信じる者の多いこの世の中で、実際にそれらを拒否した生活は時に面倒くささもあるけどインチキに加担することの無い人生を送っていることを思うと実に晴れ晴れとした気分でいられます。ロックに対する感じ方は様々だろうけど、こうした言動がロック的な考え方、ロックな生き様の一つの例として理解してもらえると嬉しいです。(夢想家と冷笑されるのがオチですかね?)
2024.09.15
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洋楽スーパーポップの世界(6) 【もうすぐランクイン】竹野屋セントラルヒーティング(世良公則) / 恋のバカンス '80竹内まりや、山下達郎、桑田佳祐、世良公則、ダディ竹千代の5人の即席バンドによるザ・ピーナッツのヒット曲の1980年のロック調カバー。各人が代わる代わるリードをとるスタイルで正式な販売はされていないものの山下達郎SSBなどで頻繁にオンエアされているマニアには有名な曲。オリジナルは暗くて個人的趣味ではないので、本バージョンも毎回軽く聞き流していたのだけれども、山下達郎、桑田佳祐らのヴォーカルに混じる世良公則のヴォーカルがやけに耳に残る。というよりも抜けて良く、ここでの歌唱は絶品中の絶品ですね。大仰にタメを効かせた太い歌声は迫力があり、伸びやかで張りがありよく通る。そしてあたかも歌舞伎俳優のように芝居がかった唱法が演歌風の秀逸なメロディと相性抜群。世良公則の最高の嵌り曲なのではないでしょうか。世良公則&ツイストで一世を風靡しロックボーカルとして活躍してきた彼だけど、洋楽などを嗜好する音楽グルメな方々にはそっぽを向かれている感があります。こういう絶唱を聴くと自作曲やロックにこだわらず、もっと黄金旋律と呼ばれるような世界的名曲を歌って欲しいと強く思います。ソウル、特にディープソウル系の名曲と相性が良さそうな気がしますがいかがでしょう?せめてこの「恋のバカンス」のフル歌唱バージョンが聴けないものですかねえ。「YOU TUBE」で聴けます。
2024.09.08
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裏デスノート 第3話 「魅上照、夜神月の顔と名前を知る」の巻裏デスノート2 「夜神月、ニアにも勝利する」の巻の続きです。魅上照「了解致しました 仰せのとおり」夜神月(相沢の死体からデスノートを取り上げる)夜神月「ようやくこれでまた自由にデスノートが使える」夜神月(魅上に背を向け建物の出入口へ向かう)魅上照(夜神月の後ろ姿を見つめながら)夜神月(魅上をいつ殺すかだが まずは死体処理をきっちりやってもらうことが先決だな 魅上のここまでの献身と忠誠を考慮すれば当分問題はないだろうが あまり先延ばしする訳にもいくまい しかし今の問題は捜査本部で私だけが生き残っているこの状況をどうするかだ)魅上照(神は絶対で世界平和の実現のため神に従順に仕えることだけが私の使命だと思っていた しかし自分が死んでしまっては世界がどうなろうと意味がない 自分は生きる そして今後も正義による世界平和を実現する そしてその最大の障壁が神となってしまった以上私が神を殺すしかない そして神がいつ私を殺すか分からない以上・・・魅上照(ニアに返してもらった本物のデスノートに夜神月の名前を書く)(20秒経過)魅上照「神」夜神月(立ち止まり振り向く)魅上照「世界中の悪を裁き 犯罪者のいない平和な世界を実現し 自分を認め 神の力を分け与えてくれた神に私はとても感謝しています」夜神月「ああ 今後もより平和な世界の実現を目指し尽力してくれ」魅上照(時計を見て)魅上照「ですが 致命的欠陥のある作戦を立て こんな結末を迎えることを予想できなかったことには失望です」夜神月(怪訝そうな表情になる)夜神月(心臓マヒになる)夜神月(死亡)ルーク「魅上 いきなりかよ」魅上照「私が神の顔と名前を知ってしまったからには 逆にこっちがいつ殺されてもおかしくなかったからね」第3話 終わり史上最高の漫画は? DEATH NOTE(デスノート)原作:大場つぐみ 漫画:小畑健デスノート 夜神月が勝利する方法裏デスノート 「夜神月、Lをスルーする」の巻裏デスノート2 「夜神月、ニアにも勝利する」の巻裏デスノート 第3話 「魅上照、夜神月の顔と名前を知る」の巻再開熱望!死のゲーム デスペナ / 江戸川エドガワ、押川雲太朗
2024.09.01
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