広島カープ考察

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2024.01.04
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カテゴリ: 海外リーグ野球


『更なる躍進へ』

 前回までは欧州球界の発展に関する記事を書かせていただきました。
では中国球界はどうなのかを見ていきたいと思います。

 WBCではチェコに敗れた中国ですが、9回一死まで中国がリードしていたので力関係はほぼ互角と言っても良く、更に杭州で行われたアジア競技大会では社会人代表だったものの初めて日本を相手に勝利を収めるなど中国にとっても歴史的な1年となりました。
現在、中国では野球産業が目覚ましい発展を遂げており、政府が更なる野球産業への積極的な支援政策を続ける方針であると報じた記事が掲載された事を以前の記事にて触れていますので興味のある方はご覧いただければと思います(​ 記事 ​)。

 また、中国では既に今年の中国野球リーグの開催(​ 記事 ​)なども発表されており、開幕戦は臨港区で行われるとの事です(参加するのは10球団)。
ちなみにこの野球リーグはプロなのかアマチュアなのかですが、以前の記事でも新たに誕生した山東藍鯨を「臨港区初のプロ野球チーム」と称されており、今回の記事でもプロクラブとあります。
ただし、1チームのみプロではないスポーツカレッジチーム(tianjin university of physical education=天津体育大学?)も参加しており、昨年にも同じくスポーツカレッジチームが参加していました。
ですので大学チーム以外はプロ野球チームですが、大学のチームも入っているので完全なる「プロ」ではないという事なのかな?と思います(実際トクサンTVでも北京タイガースが来日した際に「プロ野球チーム」と称されていました)。
ちなみにこちらの記事ではプロ野球チーム、プロ野球リーグだと書かれていますね(​ 記事 ​)。
様々な中国メディアを見てもやはり「プロ野球」という認識があるのでしょうかね?
何はともあれ今年も引き続きリーグが開催されるのは大きな意義があります。

 そしてユース大会ですが、中国野球協会は今年の全国野球大会の計画を発表しています(​ 記事 ​)。
先程紹介した​ 記事 ​に様々な大会が書かれている通り、既に中国では中学や高校、大学、社会人などで野球選手権大会が行われており(詳しい方の​ ​twitter ​)、MLBDCの存在もあって以前よりも競技人口は飛躍的に伸びています(MLBが諦めずに投資し続けた事も大きいのではないでしょうか)。
実際にこのような​ 記事 ​や​ 動画 ​が出ており、中国では高校・大学・社会人と草の根活動もかなり順調に進んでおり、実際に青少年の段階で130キロ後半の球速を投げる投手が出てくるなど選手のレベルも向上が進んでおり、U15のアジア大会では日本韓国台湾ともそこまで力の差を感じないぐらいまでになっていました。
実際にトップ選手になると150キロを越える球速を投げる投手もおり、趙倫投手は一度現役を引退したものの、復帰して140キロ後半を投げられるようになっているそうです。
そして 彼ら青少年選手達がMLBだけでなく、しっかりと給与を得られる中国のプロ野球チームにも入団する事ができる土台が整いつつあります
欧州球界記事でも触れた通り、いきなりMLBに行くのは個人的には反対ですが、例えMLBやNPB挑戦して退団したとしても国内のプロ野球チームに戻ってプロ野球選手としてプレーできるというのは心強く、台湾でこのようなケースをよく見かけますが、中国でも同じような体制が整っているのは大きいでしょう(欧州にはこの部分が欠けています)。
やはり 国内のプロ野球リーグという夢を持てる環境があるからこそ需要が生まれて様々な企業の野球産業への進出や親や子供もプロ野球選手になるという夢を持つ事ができるので野球というスポーツにも魅力を感じる事ができ、競技人口の増加など様々な波及効果が生まれますね
いずれは日本のようなスポーツトレーナーによる野球指導だったり、動作解析施設を立ち上げる人々や企業なども出てくるのではないでしょうか(それも需要があるからこそです)。
その点では野球の本格的な取り組み自体は遅れて開始した中国ですが、非常に順調な発展を遂げていると言っても過言ではないのではないでしょうか。

 競技人口は飛躍的に増えており、国内にはプロ野球チームもできているだけに、後は如何に国民に野球を観戦してもらえるかが焦点ですが、今年はU23の野球W杯が初めて中国で開催されるなど国際大会も行われるなど注目を集められそうな大会を自国で開催されるのも追い風になってくれるのではないかと期待しています。
更に驚きなのはこちらの​ 動画 ​、何と ドーム球場建設計画 もあるとの事で、U23の野球W杯の開催地に立候補したのもそうですが、やはり政府の野球への積極的な投資を感じさせます。
とはいえ中国で野球が人気スポーツの地位を確立するには自国のプロ野球リーグの観客数増加や更なるインフラの整備などまだまだ道のりはあるかと思われますが、アジア競技大会では多くの観客が足を運ぶなど徐々にではありますが人気も上がり始めており、明らかに発展のスピードが速いのが窺えます(10年前は代表でも130キロを出すのがやっとだったはずの中国が…)。
個人的には 欧州球界よりも中国球界の方が今後に向けて明るい見通しが立っている のではないかなと見ています。
最後にこれは個人的な偏見ですが、できれば野手のスター的存在となる選手、それもスラッガーや強打者が出てきて欲しいなと思います。
これは個人的な好みも多分にあるかと思われますが、やはり野球の花形といえば本塁打です。
日本でもMLBでもやはりスターと称される選手は皆スラッガーか強打者と呼ばれる打者達、すぐに連想されるのは王貞治氏や長嶋茂雄氏、松井秀喜氏や大谷翔平らであり、MLBだとベーブルース、バリー・ボンズ、アーロン・ジャッジらが挙がるのではないでしょうか(タイプは違いますが最多安打記録保持者のイチローもスター中のスターですね)。
野球は基本的にはほぼ毎日行われるだけに、中~日での先発登板やリリーフだとしても毎日登板するわけでもない投手よりも野手の方が見る機会は多いだけに、中国でも本塁打を量産できるスラッガーのような打者の台頭が欲しいですね。







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最終更新日  2024.01.04 17:17:20
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