広島カープ考察

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2024.01.16
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カテゴリ: 広島東洋カープ


『島内颯太郎』

 引き続き、広島の選手を見ていきたいと思います。
今回は島内投手、昨季は62試合に登板して防御率2.31とようやく本領発揮し、39ホールドを記録して最優秀中継ぎのタイトルにも輝くなどキャリアハイのシーズンを送りました。

 まず奪三振率ですが、58.1回を投げて64奪三振で奪三振率は9.87と投球回数を上回る奪三振数を記録しました。
続いて与四死球率ですが、こちらは17四球で2.62と一昨年の5.68から大幅に改善されるなど制球面での向上が見られました。
与四死球率が大幅に改善したことでK/BBは3.76と2021年を上回ってキャリアハイの数字となりました。

 続いて打球管理ですが、66GB:52FB:11LD:18IFFB:3HRで、GB/FBは0.90とややFBが多く、FB%は48.6%となっています。
ただ一昨年までは極端なFB投手だったのに比べれば幾分か和らいだ結果となりました。
球威面は被IsoPが.066と非常に優秀な数字となっており、被安打数は50安打と投球回数内に収める事ができています。

 そして球種ですが、一昨年からフォークを封印してチェンジアップに絞っており、投球スタイルは直球(61%)とチェンジアップ(37%)の2球種のみで構成されています。
それぞれ被打率は.223、.247となっており、空振り率はそれぞれ9%、20%と良い数字を記録していますが、意外にもそこまで圧倒的というわけでもないのかな?と感じます。
ちなみに一番圧倒的だったのはかつてのフォークだったのですが…。

 最後に投球フォームを見ていきたいと思いますが、こちらが昨季の投球フォーム(​ 動画 ​)、こちらが一昨年の投球フォーム(​ 動画 ​)となっています。
まず一番違うのは走者なしの際の初動、一昨年まではクイックで投げていますが、昨季は足をしっかりと上げてから投げていますね。
また、セットポジションの時の構えもオープンスタンス気味に立っていますが、一昨年に比べるとよりオープンスタンスの幅が広がっていますね。
ただこの辺りの違いよりも一番良くなったのではないかな?と個人的に感じているのはトップの際の右肩の位置、一昨年は左肩よりもかなり低い位置にあり、肩1個分ぐらい差があるように見えます。
元阪神で解説者を務めている藤川氏が島内に対してよく言っていた「空に向かって投げているように見える」と言っていたのと同じく、個人的にはこの上体の姿勢を見て「遠投するような投げ方に見える」と書いてきました。
しかしながら昨季は左肩よりも若干低い位置にはあるのですが一昨年程低い位置ではなくなっており、昨季の投球フォームの動画(2:24辺り)を見ても遠投するような上体の姿勢にはなっていませんね。
しっかりと腕を振り下す事ができるようになったのが大きいのではないでしょうか。

 ただし、一つ課題があるとすればリリースする際に右足甲が爪先の部分でしか地面に押さえつけられておらず、離れるのも若干早めに思います。
この辺りもう少し改善できれば投げ終わった際に上体がもっと沈み込んでより力も伝わり、直球の威力も更に増すのではないかな?と思いました。

 技術面での向上が見られて好成績を収めた島内、今季は更なる成長に向けてツーシームやカーブの習得に乗り出しているとの事です。
ただ個人的には上記にも触れた通り、封印しているフォークを解禁すれば良いだけの話なのでは?というのが正直な感想です。
元々島内のフォークは優秀で、2021年は被打率.111、2020年も被打率.094、2019年に至っては脅威の.000です。
空振り率は15~20%と決め球としても十分な精度を誇っており、何故に投げなくなったのかが不思議なぐらいです。
ですので別にツーシームやカーブを習得しようとするよりも単純にフォークを解禁すれば解決するのではないでしょうか。
何はともあれ栗林や矢崎に不安が残る現状だと島内に掛かる期待は大きく、場合によって代役守護神に抜擢される可能性はあるかと思いますが、今季も昨季同様に勝ちパターンのリリーフ投手としてチームの屋台骨を支えて欲しいところです。






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最終更新日  2024.01.17 00:07:05
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