広島カープ考察

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2024.01.26
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カテゴリ: 広島東洋カープ



『床田寛樹』

 今回からは先発投手を見ていきたいと思います。
最初は床田投手、昨季は24試合に登板して初めて規定投球回に到達、11勝をあげて防御率2.19を記録するなどキャリアハイの好成績を残しました。

 まず奪三振率ですが、156回を投げて僅か86奪三振と非常に少ないので奪三振率は4.96と非常に低い水準となっています。
続いて制球ですが、こちらは33で与四死球率が1.90となっており、こちらは奪三振率とは反対に非常に高い水準となっています。
奪三振数は少ないものの四球数も非常に少ないだけに、K/BBは3.07と3.00を越えてきています。

 続いてbatted ballですが、260GB:153FB:38LD:43IFFB:13HRとなっており、GB/FBは1.24と1.00を越えており、GB%は51.3%とGB%が過半数を越えています。
球威は被本塁打数が13被弾とそこそこ打たれたものの.099と跳ね上がることはなく、被安打数は144被安打と投球回数よりもかなり少なめに抑え込めています。
それでもFIPなどでは3.72と防御率とかなり乖離があり、少々出来過ぎだったのかな?という印象はあります。

 そして球種ですが、基本的に直球(36%)とツーシーム(33%)が多めな点は過去と変わっておらず、続いてスライダー(19%)、パーム(6%)、カーブ(4%)、チェンジアップと続いています。
ただ昨季に比べるとパームが大幅に悪化、被打率が.172だったのが.317に跳ね上がり、空振り率も17%から11%と下落しており、あまり使い手のいない変化球でしたが打者も研究してきたのかな?と感じます。
他にはスライダーもツーシームも軒並み悪くなってしまっており、変化球が総じて悪くなっている点は気になるところです。
個人的には中盤頃でしょうか?直球の球速があまり出ていない登板をしばしば見ましたが、それと何か関係があるのかも?しれませんね。
後に紹介する動画では球速が出ていなかった原因は肘に問題があったとの事で、試合記事でも一時期毎回のように「球速が出てないのが心配」と書かせてもらっていたのですが、やはり体に異変があったという事ですね。

 最後に投球フォーム(​ 動画 ​)ですが、正面から写された映像を見る限りだと右腕が左打席側の方へ真っすぐ突き出しており、テイクバックの動作を見ても打者側からはボールを持っている手が完全に隠れている上にトップの際でも打者側からは見えず、球の出所やタイミングの取り難い投球フォームをしているのかな?と感じます。
ただ踏み込んだ際の右膝が外側を向いていて折れており、投げ終わった際も一塁側に左足が下りてしまっている事が多くなっています。
この動画では一昨年の投球フォーム映像も流れているのですが、その際は右膝がそこまで外側を向いていない上にしっかりと突っ張っており、この部分に関しては一昨年の方が良かったのではないでしょうか。
個人的な意見ですが、球速が出ていなかった原因は肘だけではなく、下半身の力がしっかりと伝える事ができていなかったような印象も受けました。
後は肘の問題ですが、一昨年と昨季のトップからリリースに投げ際の動作を比較してみますと、一昨年の動作はかなり肘に負担のかかりそうな形(2:38)となっており、恐らく昨季の開幕や序盤でもこのような形で投げていたのかな?と感じます。
ただ今は一昨年よりもその部分に関しては負担が軽減されそうな形(7:51)となっているだけに、その辺の心配はいらないのかな?と思います。

 動画の最後では一昨年のような球速の出る投球と昨季の球速が出ないながらでの変化球を上手く使った投球を組み合わせたいと意気込んでいるようです。
ただ奪三振率があまりにも低い点や変化球の被打率自体は高い点、被弾がそこそこある点があり、投球フォームを見ても下半身の力が伝わっていなかったような感がありました。
それが原因で上記の結果に繋がってしまっているのではないかな?と感じるのでしっかりと修正して課題改善に取り組んで欲しいところです。
それでも同じ変化球でも様々な軌道を使い分けていた事を話しており、工夫を凝らした投球ができるようになっていたからこそ指標では芳しくなかったものの踏ん張ることができたのかなとも思います。
本来の球速を取り戻せれば変化球も更に活きてくるはず、まだまだ伸びる余地もあると思うので更なる進化に期待したいところです。





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最終更新日  2024.01.27 00:26:33
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