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***** ありがとう! *****

*** みなさまの おかげで「5刷」です ***



*  日本で、中国で、1冊の本に なりました *



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2021.07.07
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買った服は、古くなるのです。

一度も着なくても、たとえ1回しか着なくても、

一度も外へ来て出かけなくても、

タンスの中にしまったままでも、毎分、毎秒「古く」なる。











まして。


1週間に最低でも3回、か、それ以上。

半年で70回、かそれ以上。1年で140回かそれ以上。


洗って、干して、乾かして、

掃除して、お洗濯して、ご飯作って、暮らして、

着て、洗って、着て、洗ってを繰り返した服が、

「古く」ならないわけが ないのです。











このウエストリボン(サッシュベルト)を、

ここ2週間ほど、わたしは「干しっぱなし」にしています。



なぜか。












恒例、4着のワンピース整列!の写真の時も、


なんだか気づけば「いちばん後ろ」のポジションです。



なぜか。




写真を撮るのにも、冬のころはこんなに近かったのに・・・










最近は、ぼかし気味だったり遠目です。











なぜか。



この服のプリントがだんだんすすけてきてしまっていること、

生地が傷んできてしまっていることを、

誰よりもわたしが わかっているからです。












買ってから、

1度だけ洗って、1年数ヶ月しまったままだった

共布のベルトとの・・・この 黒の「差」よ  ( ;∀;)











本来なら、こういった「共布の付属品のある服」は、

その服を洗うたびに、干すたびに、

それを使っていようがいまいが関係なく、

ちゃんとその都度 本体と「道連れ」で、

一緒に洗ったり干したりしなくてはならないのです。


それを怠ったため、

いま2週間干しっぱなしにしなければならず、

まだまだ洗ったり干したりを

果てしなく繰り返さなければならなくなっているのがわたしです。


サッシュベルトだけが、まだまだ全然「若い」のです。


いったいいつになったら 


ワンピース本体の「くたびれ加減」「すすけ加減」と、


足並みが揃うのだろう ( ;∀;)



 ****************************************




服は、似合っていても、古くなる。

どんなに好きでも、古くなる。

この4着の中で もっとも「手放しの日」が近いのは 

間違いなく「いちばん後ろのワンピース」なのでありましょう。












けれどその日が参りますまでは、

まだまだ週3週4のペースで、頻度で、

わたしはじゃんじゃんこれを着るのです!

ワンピース本体も、負けじと「出番だらけ」なのです!


こんな状況下で、

サッシュベルトの「くたびれ」が追いつく日なんて、

果たして来るのかしらー ヽ(;▽;)ノ




 *************************************



ずっと以前に、

靴は新しい時の写真を撮って残しておくといい、

というようなお話をさせていただいたことがあります。


服でも、靴でもそうですが、

何かが古くなるのは「だんだんと」「少しずつ」です。

毎日見ていると 徐々に目が慣れてしまって、

その変化が とてもわかりにくい。


さらに自分の持ち物には愛着もありますから、

えこひいき心も相まって、

そんなに変わっていないように、

いつまでも大丈夫なように見えてしまうのものなのです。



 ***************************************



そう。


おとーさんが病気で痩せてしまった時も、そうだった。

とにかく毎日めっちゃ食べてたし、変わらず呑んでるし、元気でしたし、

毎日見ているし、徐々にだし、愛着もあるし? 

日常的な運動を休まず続けていることもありましたし、

むしろ健康になったようにさえ見えていたのです。

もともとちょっとぽっちゃりめで、
そこから少しずつ体重が落ち始めて、
メタボ予備軍だった腹囲も減って
検診のたびに「いい調子ですね〜」と褒められて、

実際 肝脂肪の数値も「D」から「A」になったのですから。


やっとここへ来て長年の高速ウォーキングの成果が実を結んだか!という喜び。



久しぶりに会う人会う人から 体型の変化を「絶句」されて、

ああ他人さまから見るとそんなに変わったのかな?と気づかされる、

そんな感じでした。


脈拍が「130/ 分」を超えていた おとーさん。

走って来ましたか?とか聞かれ、いいえ、と答えると、

人間ドックで指摘された病名は「心房細動」。

「心房細動」のパンフレットをもらって帰ってきました。

頼りにしていたかかりつけ医の見解も、同じく「心房細動」。


早急に心臓の手術をしなければなりません、簡単な手術ですよ、ということで、

「どこがいいですか?」と病院を3つの中から選ばされて、

いちばん小さな心臓外科専門のクリニックを、私たちは選びました。


わたしが公共交通機関で一緒に通いやすいだろう、という


立地だけの理由で。



紹介状をたずさえて、手術の日を決めましょう、と、


手術前の最終検査のために緊張して向かったそのクリニックで、


ぜんぜん別の病気であることがわかったのです。


「これ、どう考えても心房細動じゃないです。」と。



心房細動なんて、全くの、とんでもない「誤診」だった。



とってもお若い心臓外科のお医者さまが、

それに気づいてくれて、見つけてくれて、

おとーさんは、助かったのです。

おとーさんの病気は、

心臓など1ミリの関係もない、全く別の器官の病気だったのでした。



専門の病院に移り、


適切な治療を、次の週から始めることができたのでした。












もしもあのとき別の総合病院を選んでいたなら、

紹介状のまま、流れ作業のように入院して、

全く必要のない「心臓手術」を、

何もわからぬまま、ただ信じて、

おとーさんは受けさせられていたのかもしれません。


手術したのに全然治らないぞ、なんでだ!? となって、


本当の病気の発見も後手後手になったのでありましょう。



「心房細動です」と言い切ったお医者さまは、

ドックの主治医も、かかりつけ医も、

どちらもベテランの医師でした。自信満々でした。



そういうことって、

きっと普通にいくらでもあるのかもしれません。

医療って、言われるがままに従ってしまうことって、

「ただ信じてしまうこと」って、

本当は、とても恐ろしいことなのかもしれません。



おっと話がそれてしまいました。 戻しましょう。




 ****************************************




少しずつ変わるのものって、とてもわかりにくい。

服でも、靴でも、住まいや家屋の何かでも、

そして「人体」でも。











いま、頑張ってサッシュベルトを古ぼけさせているわけですが、


ダメージ加工?させているわけですが(笑)



この花柄のワンピースのことを、

わたしはまだまだ「とてもきれい」だと思っていたのです。

街にもちゃんとお出かけできるレベルだぞ、と。

生地が、風合いが、プリントが、
こんなにすすけてきている「変化」に・・・
日頃、これほど写真を撮っていても、気づけないでいた。

「ほぼほぼ新品」のサッシュベルトと見比べるまでは。



 ***************************************




大好きだったり、とても気に入っている服にこそ潜む、

これは小さいようでいて、とても大きな危険なのかもしれません。

とても気に入ってしまうことで、
自分の感覚だけを盲目的に信用してしまうことで、
肝心な何かを、ときに見誤る。


まだまだきれい。大丈夫、と、思ってしまう。

大丈夫!きっと平気!と思おうとしてしまう。


「誤診」してしまう。


おとーさんの病気の時が そうであったように。











自分が好きなものを ただ好きなように


着る。 穿く。 そして、履く。


それって 自分が好きならそれでいいのかと言ったら 

多分やっぱり 必ずしもそうではなくて。

客観的な、第三者の目になって俯瞰することって、

とても大切。



古くなった服を、

自分だけの「まだ着られる」の感覚で着続けてしまうと。

古くなった靴を、

自分のだけの「まだ大丈夫」の基準で履き続けてしまうと。


第三者からは「身の回りを全く構っていない人」だと見なされてしまって、

時に、相応の扱いを受けることもあるのだと思います。


周りから大切にされず、大切に扱われず、

みじめな思いや悲しい思いをすることも、きっと。

やっぱり、あるのだと思います。



 ****************************************




ああ、もしも、わたしの服が傷みすぎて、


バッグが傷みすぎて、靴が汚すぎて、


そして、もしも。

もしも わたしが16時間断食のめり込みすぎて、

もしも 痩せすぎるようなことがあって「絶句」されたなら。


「絶句」してくれた人に、わたしは感謝しよう。


「あなたには関係ないでしょ!」「失礼な!」と憤るのではなくて、


自分では気づけなかった大切なことに気づかせてくれたことに、ありがとう、と。




「絶句にありがとう」「絶句に感謝」、ですね ( ´▽`)






                                    おわり







今日もお読みくださって ありがとう。




↓ 今はもう、ふっくらと、可愛い肉まんのようなおとーさんです。

   今日も元気に、わっぱ弁当を持ってお仕事に行った おとーさんです。

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 今日も ポチッと ありがとう。 いつも、ありがとう ( ´▽`)ノ


いちばん痩せ細ってしまった時(17kg減)のおとーさんの写真が、家に1枚だけあるんですけど
細い細いおとーさんの笑顔って、なんと!「ミスチルの桜井くん」に激似!なのでした。
全くもっての「えこひいき」で・・・ すみません(笑)






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最終更新日  2021.07.07 23:01:40


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