きものもの

きものもの

2009年03月26日
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カテゴリ: 読書


ひきつづき きものとからだ についてです。


「40代半ばを過ぎてから着物を着始めたので、
祖母などにきくこともできず、着物の話をしないまま
彼女を逝かせてしまった悔いをかかえて、今の日常がある」
というのは私もとても実感しています。

しかもさらにその悔いをまた実感しました。
つい最近、父方の祖母(父の母)が
和裁士さんだったことを知ったのです。
全然知らなかった!ああ、なんてもったいない!
このおばあさんはもう随分前に亡くなってしまったのですが
疎遠だったので本当に小さかった子どもの頃の思い出しかありません。
今生きていたら、ききたいことがたくさんあります。

ついでにおじさんのひとりも和裁士だったそうです。
(書道家のおじさんと寿司屋のおじさんがいるのは知っていたのですが)
父は7人兄弟なので誰が誰なのかさっぱりわからないのですが。
父方の祖母が亡くなって以来、さらに疎遠になってしまっているのですが
会う機会があれば話がしてみたいです。

そして、一昨年なくなった着物好きだった母方の祖母。
今だったら一緒に呉服屋さんに喜んで行っただろうに。
唯一救われるのは、病気になってまだそんなに容態が悪くなく
実家で寝ていた頃、その横で祖母の着物をいっぱい拡げて
「これ素敵だねー。ちょうだい!これもこれも!」と話せた事です。


着物を着るようになって
過去と繋がっていること、そしてこれから先も繋げていくという
当たり前のことをより実感するようになりました。
実感、といってもなんとなくそんな気がする、という感じですが。

「まったく知らない人がまったく知らないところからあらわれて
あなたの思いを継いでくれるかもしれない」
これは本当にそう思います。
着物に限らずですが、着物はよりそういったことが起こりやすいと思うのです。



この本を読んで欲しくなってしまったのが「海島綿」の襦袢。
「海島綿」って知らなかったです。
今年の目標は「もっと夏に着物を着る!」なので、
涼しいと評判の麻の襦袢が欲しいな、と思っていたのですが、
さらに着心地がよいらしいので気になりました。
ですが、本麻の襦袢とお値段も遜色ないです。。。
今年は綿麻で我慢かしら。

この本にある「きものでは『分相応』を学べる」
まったく心の底から同感します(笑)


千總特製 海島綿絽襦袢


本麻長襦袢(仕立上り女性用)


どちらも キモノ 仙臺屋(和織染) 本店 さんが
一番安かったけれどそれでもこのお値段!
いつか買いたいな。


綿クレープスリップ&メッシュの小物5点入り!「涼」をとことん追求!暑さやわらぐ メッシュゆ...

有松絞り浴衣 ゆかた屋つゆくさ さんの夏セット。
この辺りが分相応です(笑)





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最終更新日  2009年03月27日 01時53分40秒
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