ブルーの部屋

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2018.09.13
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カテゴリ: 政治
中国の「一帯一路」構想は、中国が米国に代わって世界の覇者となるべく描いた深慮遠謀。その中身は、19世紀の植民地支配の再来ではないでしょうか。

 ネットで有名な話として、スリランカのハンバントタ港が2017年12月に、実質的に99年にわたる中国の租借地になってしまったという事件があります。日本の経済規模であれば大したことはないのでしょうが、2017円のGDPが870億ドル(9.6兆円:$=110円換算、​ 出典:JETROホームページ ​)と日本の500分の1以下のスリランカにとって、中国が年利6.3%で13億ドルもの資金を貸し付けてハンバントタ港を造成。港湾設備も含めた建設においては中国の企業が実施し、作業員も中国人を輸出(笑)して実施。現地には、ほとんどお金が落ちない形での援助という名の収奪を実施。そして、清朝が大英帝国から受けた仕打ちをそのままスリランカにやってのける強欲さ。

 中国は、アフリカ諸国や一帯一路の周辺国を対象に、2017年にコミットした資金援助額(全額が援助とはいえないが・・・:​ 出典2017年8月31日付JICA研究所「中国の対外援助動向」 ​)が約800億ドルにものぼる。


 この資金の出所は、中国の対米貿易で稼いだ巨額の貿易黒字だというのは火を見るより明らかでしょう。米商務省7/6発表の2018年5月のモノの貿易統計によれば中国に対する赤字は約320億ドル(前月比4%増)、2017年通年で見ると、対中国の赤字額は約3752億ドル(前年比8.1%増、米商務省2018年2月6日発表)もの巨額の利益を得ているのが実態。日本の国家予算の半分弱になる勢いだ。

 その中国は、トランプ米大統領は中国からの輸入品に対して追加関税をかける対抗手段を講じ、米中経済戦争が始まっています。1年間での中国から米国への輸出額が4800億ドルあまりに対して、米国から中国への輸出額は1100億ドルあまり。追加関税競争は、輸出金額が4倍多い中国に勝ち目がありません。

 7/6 中国製品340億ドル相当818品目に25%の追加関税を発動
 8/23 中国製品160億ドル相当279品目に25%の追加関税を発動

と、既に貿易戦争は開戦されました。マハティール首相がマレーシアのトップに返り咲き、中国との関係を見直しが始まったり、現状中国の一帯一路構想はとん挫しかかっています。中国のトップ習主席はどうやら、日本に擦り寄ってきているようです。というのは、9月12日付産経新聞記事「習近平主席『安倍首相の訪中を歓迎』、拉致問題『日本を完全に支持』日中首脳会談、北の非核化で連携」によれば、ロシアのウラジオストックで開かれているロシア極東経済フォーラムで安倍総理と習主席が会談し、日本の主張を尊重する形での習主席の発言があったようです。

 でも、中国に騙されてはいけません。かの国は、9/7のNHKニュースによれば、7日10時すぎに中国海警局所属の軍艦が尖閣諸島の1時間半渡り日本の領海内を4隻も航行していたとのことです。自国が困ったときだけ言葉巧みに擦り寄ってくる中国、孔子の名言「巧言令色鮮し仁」を絵に描いた態度。

 中国を訪問される際は、表面的な態度に騙されることなく、日本の国益が損なうことないよう対談して欲しいものです。





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最終更新日  2018.09.13 10:32:10
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