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進撃の巨人 #71 導く者☆前のお話は → 「第60話~第70話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」「コラ。お客さん、その子はおさわり厳禁なんですけど」「違うんだ、ヒッチ。これは...巨人の記憶っていうのは接触がきっかけになることが多くあって...何か重大な情報が手に入るかもしれなくて...決して疚しいことを考えていたわけじゃないんだよ」「そりゃ男の子だもん。アニの重大な情報が気になるのもわかるわ」「ひぃ。僕が悪かったから入場禁止だけはどうか...」「そんな事しないってよ。アニも話し相手が私だけじゃ退屈でしょ。まったく、あんたは...寝てるだけなのに何でモテるのさ」「あの子に熱を上げるのもいいけど、世間がどうなってるのかわかってるの? これ読んで」「兵団が権力に固執するあまりエレン・イェーガーを不当に拘束...兵団への疑念が過熱している...」「兵団は民衆が満足いく回答なにも言ってくれないしね」「かと言ってジークの存在や地鳴らしの件を明かすわけには...」「エルディアを救えるのはエレンだけだ」「食い殺された国民の無念を晴らせるのはイェーガーだけだ」「これは...」「兵団本部全域を民衆が取り囲んでいるんだって...」「おい、ヒッチ。お前も手を貸せ」「うっ。仕事が増えるよ...」「アルミン」「ミカサ。よかった。無事に来れたんだね」「うん。ようやくもらった時間を無駄にできない。急ごう」「調査兵団の新兵?...」「何であの子たちが本部に?」「私はあの日エレンに会いに行きました。今まで黙ってきたことをお詫びします。これでは義勇兵が拘束されるのも無理ありません」「またえらくしおらしいのお」「私は思っていた。あなた方は世界を知らない。このまま議論を先送りにし続けていけば手遅れになると。危機感を覚えていたのはエレンも同じでした」「それで、エレン自らマーレの中枢に潜伏し兵団を動かすように助言なさったか」「そんなことは言ってません。ただ兵政権にはっぱをかける必要があるとは申しました」「それだけかのう。危険を冒してまで密会するからには具体性のある取り決めを交わすものじゃろう」「おっしゃる通り公の場であっても我々は彼との面会を申し出ることすら叶わない立場でした」「それでも密会に踏み切ったかいもありエレンの誘導に成功しジークが望んだとおりの結果を得たわけじゃな」「そんな事では意味がありません。私はただエレン・イェーガーに私を知ってほしかっただけで...」「いえ。我々にとってエレンの持つ始祖はマーレを打ち砕く望みなのです。彼は我々が望んだとおりマーレに大損害を与えました。いえ、想像以上です。彼はたったひとりで我々を長年苦しめてきたマーレに天罰を下したのです。それほどの器の持主である彼が始祖を宿しているという事実。ピクシス司令。今、我々が目にしているものが何かおわかりですか? 我々は歴史が変わる瞬間に立ち会っているのです。ふたりの兄弟によって世界は生まれ変わります。私はそれを彼らの近くで見ていたいだけなのです」「つまりエレンと密会した真の目的は好奇心であると?」「そうなります。他の義勇兵は私が密会したことを誰も知りません。すべては私の軽率な行為。あなた方を欺いたのは事実です。私の行動はすべてエルディアを思ってのこと...」「わしもそう信じたい。エレンと交わした会話のすべてお聞かせ願おう。うまい嘘のつき方を知っとるか。時折、事実を混ぜてしゃべることじゃ」「まったく。この期に及んで我々を疑うなんて正直、失望しましたよ。俺たちは仲間でしょう? この3年間、共に汗を流して培った鉄道も貿易もこの島を豊かにしたはずです。俺たちはエルディアに尽くしたのに...はぁ~」「すまない。10か月前の鉄道開通式から、こんなことになるとは...」「まったくですよ。皆でエルディアの未来を誓い合ったのに」「...えっ、イェレナがエレンと密会したことを認めた?...本当ですか?」「本当に知らなかった?」「知りませんでしたよ。本当に」「うん。本当に知らなかったと見える。私にはね」「イェレナが...」「イェレナがそんなことするわけない。とは言わないんだね。彼女ならやりかねないと思っているから?」「そんなことは...」「順序は正しくないが君たちを拘束しなくてはいけない理由ができた。イェレナについて知っていることはすべて話すんだ。我々の今後のためにも」「知っての通り我々義勇兵を組織したのはイェレナです。最初は互いに疑心暗鬼になり、うまくまとまらなかった。その度に彼女は自ら手を汚すことでジークさんや組織への忠義を示してきました」「寝食を共にした友であっても、こちらを疑ったマーレ人はすべて事故死として葬った。俺たちもそれがマーレに奪われた祖国のためだと信じることで乗り切ったんです」「変だな。彼女が兵政権に反発してまでマーレ兵の人権を譲らなかった。そこまでマーレ人に容赦のなかったイェレナが...この島で...よし、私について来てくれ。オニャンコポン」「えっ...」「ハンジは相変わらず飛び回っているらしいな」「はい。確かめないといけないことがあると」「ああ。義勇兵ひとり連れ回すことを許可したが君たちとエレンを面会させることはできない」「どうしてでしょうか」「義勇兵とエレンの接触が明らかになったからだ。エレンは義勇兵と密会したことをひた隠しにして今回のマーレ強襲劇に及んだ」「現在は密会を企てた首謀者や関係者への調査が続いている」「エレンは今回の発覚を受けて以降、黙秘したままだ。彼が単独で過ごしたマーレでの時間についても依然として空白のまま。おそらくエレンはジークに操られていると我々は見ている」「他ならぬ君たちだから話したが、くれぐれも内密に頼む」「エレンが...そんな...」「エレンは、どうなりますか?」「それは?」「ん? 何でもない。置き場に困った物を先ほど新兵に運ばせたんだ」「しかし総統。エレンが黙秘するのでしたら、なおのこと僕たちふたりがお役に立つのではないでしょうか。確実にエレンから真意を聞き出せるとは申しませんが試して損はないはずです」「事態はより慎重を期す。話は以上だ」「なぜ...アルミンの言う通り損はないはずなのに...どうしてダメなの?」「考えられるとしたら兵政権はすでにエレンを見限っているのかもしれない」「失礼します」「もしそうだとしたら、始祖の継承者選びが始まっている」「あの部屋の会話を聞いて来る」「待ってよ。ミカサ」「大丈夫。バレないようにできる」「今、兵規違反を犯しちゃまずいよ」「状況がこうなった以上は兵団の方針をいち早く知る必要がある。何があっても私はエレンを...」「アルミン。ケガは?」「...大丈夫」「あんたたち、無事なの?」「ヒッチ。何があったの?」「いきなり総統の部屋が...」「総統は?」総統...( -人-)「心臓を捧げよ。俺たちの怒りが届いたんだ。今こそ戦う時だ...」「心臓を捧げよ。心臓を捧げよ...」「ザックレー総統の私物である特注のイス。これに爆弾が仕掛けられていたと見ている。総統を含む4名の兵士が犠牲となった。犯人もその目的も不明」「彼なら一日中、私と一緒にいたし義勇兵は全員軟禁中だ」「では他に考えられる勢力は?」「あのイスは新兵に運ばせたと総統は申しておりました」「どこの新兵だ」「総統は新兵とだけ。しかし僕とミカサは総統の部屋を訪れる前に本部から立ち去る新兵を見ました。調査兵団です」「調査兵団といえばエレンの情報を外に漏らして懲罰を受けた者どもがいると聞いたが。まさか...」「緊急事態です。エレン・イェーガーが地下牢から脱走しました」「...総動員して捜索するんだ...」「いったい何が起こっているの?...」「多いな。何人いる?」「ここにいる者以外にも俺たちの味方は兵団内に潜んでいる。ダリス・ザックレーを爆弾で吹き飛ばした者もいる。このエルディア帝国を救えるのはお前しかいない。エレン・イェーガー」「大丈夫だよミカサ。エレンならわかってくれる。話し合えばきっと...わかってくれる...」「ジークの居場所を特定する」「フロック・フォルスターを含め100名あまりの兵士が檻の中から看守ごと姿を消した。そのすべての兵がエレンの脱獄と同時に離反をしたと見られる。総統の殺害もやつらの仕業と見て間違いない」「やつらでは困るな。反兵団破壊工作組織イェーガー派と呼称しよう。そしてイェーガー派の目的は...わかるかハンジ」「ジークとエレンの接触を果たすことがすべてだろう。そしてエレンを中心とした兵団組織の変革。総統の殺害は彼らの強い意志を示している」「今回、直接の引き金となったのは兵団がエレンから始祖を移そうと画策していたからだ。我々に何のしらせもなく」「しらせていればどうなるかぐらい見当がついたさ。何よりイェーガー派の多くは調査兵団からだという。どう責任を取るつもりだハンジ団長」「いくらでも処分は受ける。しかし今、私が兵団を退くことより無責任なことはない。それにイェーガー派はまだ、どの兵団にどれだけ潜んでいるかわからないだろ」「そうだな。俺の目の前にいるかもしれない。今お前らが自爆しても不思議じゃない」「ローグ。バカなことを言うな」「どうやって証明する? それができない以上は、お前ら調査兵団を野放しにしておくわけにはいかない」「よさぬか。客人の前であるぞ。仲間同士でいがみ合うより先に、やるべき事があるだろう。ハンジ、ジークの拘留場所を知るものは?」「現地で監視にあたるリヴァイと30名の兵士。そして補給と連絡を受け持つ3名。あとは私だけだ」「ならば、その3名をここへ。ナイル、女王の住処は安全か?」「限られた者しか知りませんが、今一度確認します」「エレンがまず狙うは、ジークとの接触。そしてヒストリア女王。まずはこのふたつの守りを万全の物とせよ」「了解」「ピクシス司令。総統を失った今、我々を束ね統率することができるのは、あなただけです。何か今後の展望はございますか?」「うむ。これはもう、わしらの負けじゃ。エレンに降参しよう。兵団内部に敵を抱えといてはどうにもならんが、仮に徹底して敵をあぶり出すにしても、どれだけの血が流れることか。そんな愚行に費やす時間はどこにもない。多くの兵に兵団を見限る決断をさせた...我々の敗因はこれに尽きる」「そんな。総統らを殺した連中に頭を下げるおつもりですか?」「ザックレーとの付き合いは長い。革命に生き革命に敗れるなら、やつも本望じゃろう。何より、4名の死者はその弔いの代償にエルディア国の崩壊を望んではいないだろう」「それではイェーガー兄弟に服従するおつもりですか?」「服従ではない。イェーガー派にジークの居場所を教えることを条件に交渉を図る。我々は従来通り地鳴らしの実験を見守り、これにエルディアの存続を委ねる」「但し、我々の親玉を殺された件を、ここに不問とする。これで数百人、数千人の同志が殺し合わずに済むのなら...安かろう」「それでは各員、取り掛かれ」「了解」「指令殿」「たいへん見苦しいものをお見せしましたのう」「いいえ。どの国も通った道です」「あなた方の安全も絶対とは言えませんな。どうか事態の収拾まで港でお過ごしくだされ」「はい。私どももエルディア国の勝利を心より願っております」「ミカサ様。何かありましたら、すぐに私どもの船までお逃げください」「キヨミ様のお心遣い感謝いたします。しかしながら私はエルディア人ですので生まれ育ったこの島の行く末を見守りたいと思います。どうか私のことはお気になさらずに」「何をおっしゃいますか。私どもがここに来たのは、あなた様のために...」「地下資源がなくてもですか? この国の主導権を握るのが誰であろうと地鳴らしさえ成功すれば、というお立場ですよね」「ええ。地鳴らしの力が本物でなければヒィズル本国からははしごを外されることでしょう。これまでの交渉は水泡と帰しアズマビト家は最後を迎えましょう」「でしたら、なおさら頼るわけにはいきません」「激動の時代の中でアズマビト家は変じてきました。今や金勘定にあさましい女狐の汚名がとどろく始末と成り果てました。ただ、ミカサ様の母君が残された一族の誇りまで失ったわけではございません。この国がどうなろうと、あなた様だけはお守りいたします」「まさか総統を殺したエレンに協力するなんてな」「まだエレンがやったと決まったわけじゃない」「声が大きいぞミカサ。俺たちはイェーガー派じゃねえのかって疑われてんだぞ」「実際どうなんだよミカサ。おまえは?」「私とアルミンはあの爆発に巻き込まれるところだったと言った。これでもわからないのか」「はあ?」「やめるんだ...」「ピクシス司令の言う通り兵団内での争いは自滅でしかない」「ではすべてはエレンとジークに委ねることに問題はないとお考えですか?」「いいや。それはよくない。この状況を踏まえた上でジークやイェレナによって仕掛けられた保険が効果を発揮してきている。そして保険は他にもまだあると考えるべきだ。私たちはこれ以上無様に翻弄される前にジークの思惑を明らかにしよう。もちろん私の早とちりならそれでいいんだけど」「何かあてがあるんですか?」「彼女が守ったマーレ人捕虜の労働環境が怪しい...」「例えば、レストランとか...」「すごい建物」「こんなとこ初めてだ...」「よかったなあ、お前たち」「今日は、うんと食うときなさいよ」「チッ。兵団のやつら騒々しいな」★次回 「森の子ら」
2021.03.06
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☆見たことない色の子が外猫のエサを食べているなあと思ったら…☆追いかけたら裏の竹やぶで固まったw★一昨日、強風で竹が何本か折れて、ついでに電話線も切れて電話もネットも不通。工事は混んでいるみたいで2週間くらいかかるかも。トホホ。とりあえずスマホの写真1枚で更新。3月末に撮影したものです。
2026.05.06
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☆庭の福寿草の花が咲きました (*'▽')ノ【福寿草】フクジュソウキンポウゲ科の多年草花言葉 「幸福」1月1日の誕生花【開花日 2026年2月22日】☆2/22撮影 ☆3/1撮影 ☆3/9撮影 ★昨年同様、ジャノヒゲに覆われた曲がった藤の木の根元の花が最初に咲いて写真が撮りにくかったです。この冬も気温が低い日が多かったのですが、雪は少なくてほとんど積もることはなかったです。1月に一度、5センチくらい積もったきりでした。2月はほうきでササっとはいたら終了って感じの雪しか降らず、ちょっとビックリ。このまま春になるのもいいなあとか思いました。 ★と思ったら3月3日に雪。5センチくらいでしたが重たい雪だったので片づけるのは少し疲れました。福寿草は3/1に撮影してからしばらくは雪にうずもれていましたが、茎が折れることもなく、今は30個くらい花を咲かせています。【庭の福寿草の開花日】2010年 2月15日2011年 2月21日 (旅行中、推定)2012年 2月24日2013年 2月27日2014年 3月09日 (2月に記録的な大雪)2015年 2月12日2016年 2月06日2017年 2月01日2018年 2月04日2019年 2月03日2020年 2月02日2021年 2月07日2022年 2月27日2023年 2月24日2024年 2月17日2025年 2月28日2026年 2月22日☆そういえば昨年も同じ頃に記事をアップしていて、ちょうど裏山のウグイスの声が聞こえたのでした。今年は開花は少し早かったけどウグイスの初鳴きはまだのようです。
2026.03.11
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☆映画館で観てきました (3/26に吹替版で)Project Hail Mary 【公開日】2026年3月20日【上映時間】156分【監督】フィル・ロード & クリストファー・ミラー【原作】アンディ・ウィアー【出演】ライアン・ゴズリング/サンドラ・ヒュラー/ライオネル・ボイス/ケン・レオン【映画館の作品紹介より】未知の原因によって太陽エネルギーが奪われる異常事態が発生。このままでは地球の気温は低下し、全生命は滅亡する。 この絶望的な危機を救う鍵が、11.9光年先の宇宙にあると突き止めた人類は 一縷の望みをかけて宇宙船を建造、中学校の科学教師グレースを送り込む。 彼は知識を武器に "イチかバチか"のミッションに立ち向かうことになる。宇宙の果て、極限の孤独のなかでグレースが出会ったのは、同じく母星を救うためにひとり奮闘する異星人ロッキーだった。 姿形、言葉も違う二人が科学を共通言語に挑む、宇宙最大の難題。 種族を超えた友情の先で、二人が辿り着いた答えとは...【感想】またまた、かなり過ぎてしまいましたが、良かったので覚書です。原作も読んでいたけど映画は想像したより良かった。まあ私の想像力に問題ありかもだけど、ロッキーの宇宙船はカッコよかったしロッキーは思ったより可愛いw サイズ感もいい感じ。宇宙ものと言えば前にオデッセイの感想をアップしていたけど、同じくらい好きかな。主役の男性はオデッセイの方が好きだけどw わけわかんない感想になるけど、オデッセイと同じくらい好き、でもややっぱりインターステラーはもっと好きかな、という感じ。緊迫した場面も多くある中で、昔の映画を思い出すシーンとか笑える場面とかもあったし、音楽も良かったです。原作と比べてどうのって言うのは、長さ的にはこんなものだろうと思うし、端折った部分も私はこんな感じでいいんじゃないかなと思いました。最後のシーンも好き。できればロッキーのパートナーのエイドリアンは見たかったかも。まあ、みんな同じ形だろうけどw最近、観たい映画があまりなくて、映画館もご無沙汰していたけど、久しぶりに面白い映画を観ました。 で、いつもの映画とあまり関係ない写真。今回は庭の『ハナニラ』です。今回はちょっと関係あるかも。ハナニラは3月26日の誕生花。ちょうど映画を観た日。花言葉はネガティブなのが多いんだけど『悲しい別れ・恨み・卑劣・耐える愛・愛しい人・星に願いを』と、ずらっと並べたけど、どれも当てはまると思う。「あっ、ここそうだ」って花言葉を思い出しながら見るのも楽しいかも。おすすめの作品です。最後にちょっと気づいた余計な話。2016年にオデッセイを観たときは『70億人が彼の還りを待っている』ってタイトルがついていたけど、2026年のプロジェクト・ヘイル・メアリーは『80億人の命を賭けた、人類最後の賭け』でした。地球の人口は10億人も増えているんだね。2037年までに90億人に達すると予測されているそうです。10年後に『90億人が...』とかタイトルがついた素敵な宇宙の物語が観れるといいな。楽しみにしようw
2026.04.26
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・各話、タイトルクリックで、あらすじ・感想 記事にリンクしています【アインクラッド編】仮想大規模オンラインロールプレイングゲーム「ソードアート・オンライン(SAO)」プレイヤーのひとりであるキリトは仮想世界を満喫していたが、他の1万人のプレーヤーとともに、開発者の恐るべき宣言を聞く。このゲームはクリアするまで脱出不能、そしてゲームオーバーは現実での死を意味する、と。キリトは終わりの見えない死闘に身を投じていく.....☆第1話 剣の世界☆第2話 ビーター☆第3話 赤鼻のトナカイ☆第4話 黒の剣士☆第5話 圏内事件☆第6話 幻の復讐者☆第7話 心の温度☆第8話 黒と白の剣舞☆第9話 青眼の悪魔☆第10話 紅の殺意☆第11話 朝露の少女☆第12話 ユイの心☆第13話 奈落の淵☆第14話 世界の終焉 【フェアリィ・ダンス編】ソードアート・オンライン(SAO)の中に閉じ込められていたキリト(桐ヶ谷和人)は、ヒースクリフ(茅場晶彦)との死闘のすえ現実世界に帰還。同時にデスゲームを生き残った者たちも生還したが、アスナら300人のプレイヤーたちは意識を取り戻さず、眠り続けている。キリトはアスナを救うため、新たな戦いに挑む。そこは妖精たちが舞う世界.....☆第15話 帰還☆第16話 妖精たちの国☆第17話 囚われの女王☆第18話 世界樹へ☆第19話 ルグルー回廊☆第20話 猛炎の将☆第21話 アルヴヘイムの真実☆第22話 グランド・クエスト☆第23話 絆
2012.12.10
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マイナーな神様、夜トは交通事故に遭いそうになったところを壱岐ひよりに助けられる。ところがそれがきっかけで、ひよりは魂が抜けやすい体質になってしまい、夜トに治してくれと頼み行動を共にするようになる。☆前のお話は→ 第1話~第8話 あらすじまとめ ノラガミ 第9話 「名前」夜トを助けてほしいと小福と大黒のところへ担ぎ込んだひよりだが、大黒は一線(境界)を引き、ひよりだけ中へ入れる。小福がひよりを浴室に連れていき庭の湧き水を直接引いた水で身体を洗うように言う。ひよりが夜トにもこの水をと言うが小福は、夜トちゃんのはこれじゃもう手遅れ、ユッキー(雪音)が罰を受けなきゃと言う。 夜トを助けるためには、ヤスミを祓う儀式「禊(みそぎ)」をしなければならない。それには神器が3人必要。自分の他にあとふたり、社をまわって探すと言う大黒に小福は、もし禊に失敗したらどうなるかわかっているよねと言う。大黒は、とにかく早く神器を連れて来ないと夜トは明日の朝まで持たないと言い、雪音にそこから動かないように言い渡すと神器を探しに出かけて行った。 天神のもとを訪れる大黒。禊と聞いて神器たちは下手すると妖に食われてしまう、重い禊に手を貸して帰って来なかった友だちがいるなどと話す。真喩(もと伴音)は、お許しをいただけるなら私をと天神に言う。「一度は伴の名をくださった方ですから」 大黒から小福にあとひとりが見つからないと電話。小福のこのままじゃ夜トちゃん、死んじゃうよの言葉にひよりは外へ飛び出す。あとひとり神器を見つけなくちゃ。野良が思い浮かんだ。野良なら夜トのために来てくれるだろうが、雪音を斬るだろう。ひよりは命が惜しければ来るなと言われていた毘沙門のところに行き兆麻(かずま)に力を貸してくださいと呼びかける。真喩ひとりを連れて帰った大黒。どうするのよと小福。雪音が出て行こうとすると止めたのは兆麻だった。夜トはお前のところは仇じゃないのかと大黒。兆麻は、でも僕には借りがある。それに、ひよりが呼びに来たからと言う。 夜トのヤスミは身体中に広がっていた。こんなに重篤では持たないから雪音の名を取って破門するようにと兆麻は言うが夜トは首を横に振った。だから禊をやるしかないと大黒。何をしたと聞かれ、何もしてないと言う雪音。大黒が服を脱がせると背中に複数の妖(あやかし)が張り付いていた。早く取ってくれと慌てる雪音。覚悟はできているなと大黒が言い、真喩と兆麻が頷いた。禊が始まる。3人が境界線を引き三角形を作る。そして雪音をその結界に閉じ込め苦痛を与える。禊とは身を削ぐこと。神器が境界線を使って行うリンチなのだとひよりに話す小福。神器の罪はもと人間である神器たちにしか裁けない。禊は始めたら途中でやめるわけにはいかない。神器が自分の罪のすべてを洗いざらい吐き出し懺悔しない限り。さもないと...... 何をしたか吐けと言われた雪音は、うるさいと言い罪を認めようとしない。すると雪音の背中から羽が生えてきた。妖に転じようとしている。攻撃を強めると夜トにも苦痛が増す。自分は何も悪くないと雪音。小銭を盗ったくらいで何だ、未来も思い出も家族も友だちも、あいつらには全部あるのに自分には何もない。みんなおれみたいに死ねばいいんだ。妖に転じようとする雪音。3人の神器にも止めきれなくなってきた。諦めるなと大黒は言うが、体の「雪」のしるしが消えそうになる。あれが飲み込まれたら......名前を呼んでやらないと、名前が消える、あっちに行ってしまう。夜トは雪音を呼ぼうとするが声が出ない。 「雪音くん、あっちに行っちゃダメ。妖になんかならないで」危ないと止めるのも聞かずひよりが結界に駆け寄り呼びかける。夜トの言葉、「こいつは、ろくでもねえクソガキだが、おれが見つけておれが名付けた。雪器はおれが鍛える」あの言葉はまるでお父さんだったとひより。裏切られてもずっと耐えていた夜トをまだ裏切るなら、もう友だちじゃないからねとひよりは雪音に言った。夜トが力を振り絞って顔を上げると言った。 「確かにおまえはもう此岸の人間と対等にかかわることはできない。だが雪音、おまえには人の名を授けた。だから、だから人として生きろ。生きるんだ雪音」 「ごめんなさい」雪音のしるしが元に戻った。雪音は夜トを刺したことを詫びた。金を盗ったこと、ひよりに触ろうとしたこと、スケボーを盗んだこと、ガラスを割ったこと......すべてを詫びてもうしませんと謝った。 禊が無事終了してみんなヘトヘト。夜トは、このバカのためにすまないなと礼を言った。ひよりにも迷惑をかけた。雪音におまえも謝れと言い、「ごめん、ひより」雪音は謝った。夜トは思った。もしここに連れてきてもらわなかったら、あのまま死んでいたかもしれない。もし連れてきた神器が野良だったら、苦痛に耐えかねて野良で雪音を斬っていたかもしれない。もし雪音を呼び止めてくれなかったら、もしひよりがいなかったら...... 「こいつは、おれたちを救ってくれた」「ありがとう」その頃、野良は、 「あの子、妖に食われちゃうと思ったのに。やっぱりあなたに起きてもらって正解だったわね。蠃蚌(らぼう)」 「夜ト、あれが確かにかつての禍津神(まがつかみ)夜トなのか」「自分で確かめてみればいいのよ」☆次回 「忌むべき者」【感想】雪音が妖になってしまわなくてよかったです。それにしても、みんないい人ですね。真喩は生理的にいやとか言っていたけど、危険を承知で協力したし、兆麻も恩があるといっても毘沙門に知れたら大変でしょうに。強面なのにグチャグチャに泣いちゃう大黒もとても優しいですね。そして夜トはひよりのこと好きになっちゃうかな。さて、野良の一緒にいた人物は不気味で謎ですね。アニメオリジナルらしくて何もわからないので興味津々です。夜トと過去に因縁があるんでしょうか。
2014.03.05
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夏目友人帳 伍 第4話 「連鎖の陰」☆前のお話は→ 第1話「変わらぬ姿」 第2話「悪戯な雨」 第3話「祓い屋からの手紙」 夏目は的場の依頼を断りきれずに祓い屋仲間を襲う祓い屋をおびき出すための会合に同行するはめになってしまった。 よく来てくれましたねと言う的場に夏目は、昨日今日となぜスーツなんですと聞いた。的場:「ついでにこの近くの政治屋に会ってたんです。敵の多い者は迷信深い者も多くて。うちは古い付き合いもあるので、そういう使える連中は大事にしておかないと。君も利用できるものは使えばいいんですよ。何だってね」的場:「的場一門というのはね、もともと的場家主導の払い屋大家十一家がお互いの打算で契約し合った集まりなのです」夏目:「打算って?」的場:「それでも滅んでしまう家もあるわけですけどね」的場:「それにしても私の手紙はどこに行ったのでしょうね」 着きました。ここですと的場。でかっ。 ここは的場さんの家ですかと夏目が聞くと会場となるうちの別邸ですと的場は答えた。1時間半後の会合のため奥の部屋で着替えるようにと言われる夏目。別邸っていくつあるのかと的場に聞くと、別邸と言っても元は的場の傘下だったものの家が途絶えたり主がいなくなったものを使っていると的場。後継者に、見える者が生まれなかった祓い屋はどうなると思います? と言った。的場:「見えなくなったからといって妖怪から買った恨みは消えない。大抵の祓い屋一族はこの恐怖と問題にぶつかることになる。一門や多くの祓い屋と対立していた名家、名取家も見苦しいほど養子や見える後継者探しに駆けずり回って結局は廃業し小さな災いが起きるたびに妖怪の仕返しではと怯える一族となったそうです」的場:「そこにまた妖怪と繋がる周一さんが生まれたものだから彼自身も身内にはうんざりだったでしょうね」そこで、見える者不在の家が出れば支え合おうというのが的場一門で、取りまとめるのは面倒もあるが利もかなりあるので、今は傘下に入る者を増やしていると的場は話した。 的場:「で、どうです? 的場一門にはいりませんか。入れば守ってあげられますよ」夏目:「利用できるものは使えと言った口で本気でそんなことを言ってるんですか」的場:「それもそうですね。失礼。私はよく言葉を間違える」では言葉を変えましょうかと的場。そのとき悲鳴のような声が聞こえた。様子を見てくるので君はここで待っていてくださいと言うと的場は部屋を出て行った。ダメだ。あの人と話をしたくない。それにここは気持ちが悪い。人間と妖怪の気配に溢れていて酔いそうだ。どう思うと夏目がニャンコ先生に聞く。 先生:「さすが的場一門。えげつない結界で最高に気分が悪い」夏目:「しっかりしろよ先生。あんな大口たたいといて。腹いっぱい食うんじゃなかったのか」先生:「食うとか飲めとか言うな。胸やけが」夏目:「何飲み過ぎた中年みたいなこと言ってるんだよ」 こんな大きな屋敷を持っていた家でも途絶えてしまうことがあるんだなと夏目は思った。見かけない顔だなと女の人が部屋を覗き、安心して、私も人だよと言った。その様子だと的場に何か弱みでも握られて呼び出されたのかいと言う女にあなたも的場一門の人ですかと夏目が聞くと、私も一応祓い屋だが傘下に入るほど落ちぶれちゃいないよと言った。元気出しなよと夏目にガムをくれる女。的場っていけすかないよねと話す女に違和感を感じた。待たせましたねと的場が戻ってきた。的場:「飛び込んできた妖怪が庭で暴れていたので片づけを。おや、こちらにいらしてたんですか」 女:「ええ、今日の会合、私も参加させていただこうかとご挨拶に。それと内密なお話が」的場に近づく女を見て、やっぱり変だと夏目は気づいた。よく見ないとわからないが目玉以外は動いているようで動いていない。夏目は女に聞いた。夏目:「何でお面つけているんですか」 夏目:「面じゃない。下がって。この人の顔に妖怪が張りついて」 妖怪:「よくも見破ってくれたな小僧。よくもジャマを」 的場の式が妖怪を倒した。夏目くんお見事と的場。部屋の外から覗いた祓い人たちが、こいつは凄い。憑りつかれている人間なんて滅多に見分けがつかないのにと言った。 的場:「面のように人の顔に張りついて操る妖怪か。おそらく凶面(まがつめん)の一種でしょう」凶面は人に憑りつき、そこから分身の面を飛ばして都合のいい人間を操り動かす。最初のを親とすれば女性に憑いたのは子で、親を始末しなければ延々と続く。的場は夏目に、私には普通の女が喋っている姿にしか見えなかったが、君程の力があれば面のような違和感を見抜くことができるのかもしれませんと言った。 的場:「祓い屋が嫌なのはわかりますが、どうでしょう今回だけ人助けと思って力を貸してくれませんか」祓い屋が襲われ続けると、もしかしたらいつか名取さんもと思った夏目は的場に告げた。夏目:「今回限りです。あなたたちを手伝うためじゃない」 『自分のために。これから自分が守りたいものをどう守れるのか。何とどう戦っていけばいいのか知るために』 当主の的場が式を引き連れて会場に入る。夏目も式の格好をして後ろに続いた。 毛色の違う式がいると気づいた人に聞かれると的場は、今度うちで飼うことにした式だが、ああ見えて気があらいので近づかれませぬよう。あれにはお構いなくと言った。 当主のご挨拶。名取は欠席だと祓い人が話していた。よかった。こんなところを見られたら何てつっこまれるかと夏目は思った。 <この中から妖怪に憑りつかれた人間なんて見つけられるだろうか。 祓い人たちが夏目に、新しい式だって? 弱そうだ。 お酌でもしろよ、余興でもやってみろよと絡んできた。すると、 「なんだ、今、重量感のあるものが足に」「わあ、何だこの俵型の猫っぽいものは」失礼しますと夏目はニャンコ先生と逃げた。 夏目:「先生、具合は大丈夫なのか」先生:「ああ、これを付けると結界も無効になるらしい。さあタダ酒を漁りに行くぞ夏目」 ゼンマイを巻くような変な音が聞こえた。窓を開けて探すと上の階でタバコを吸っていた髭の祓い人が、どうかしたのかいと声をかけた。今、外に変なものがいませんでしたかと夏目が聞くと、ここには変なものしかいないよと言った。的場が来て、何をしているのかと聞かれ、外から変な気配がしたと夏目。式に的場様と呼ばないことを注意されたので、好きで式の格好をしているんじゃないと言った。的場:「それは君のためですからね。名取のように連れ歩いて他の祓い屋に目をつけられるのも面倒ですし身元も調べにくいでしょう」 的場:「そうだ、手を出してください。護符文字を書きます。もし怪しい者がいたら、この文字を押しあてると化けの皮が剥がれる術です」この手で触れて回ると凶面は警戒して逃げるかもしれないし、妖である式に書くわけにはいかない。君は本当に便利ですと的場は言った。 護符は刺青みたいだと夏目は思った。名取のヤモリのことを思い出して的場に聞いてみると、名取とは君よりは古い付き合いですよと言ったが、すべての妖怪を知っているわけではないので、あのヤモリのことはわからないと言った。あのヤモリが左足だけには行かないのはどうしてだろうと夏目が言うと、単純に考えるとそこがいずれなくなるからとかと的場は言い、夏目が驚いた顔をすると、例えばですよと言った。 的場:「でも妖怪とはそういうものでしょう。そんな不穏で不確かな影を人の心に落とす存在。人は臆病でしょう。その心や命を脅かすのが妖怪なら、それを祓うのが祓い屋の仕事」的場は、家に起こる災いが自分や妖怪のせいだと思うことはないのですかと夏目に言った。それに耐えていけるのですか。うちに入れば守ってやれる。悲鳴が聞こえた。夏目は、この話はここまでだと言った。夏目:「何度言われても一門には入れません。俺には俺の繋がり方があるんです」 先生:「まったく不愉快なやつだ。いつだって食ってやっていいんだからな」夏目:「うん」先生:「アホが」 悲鳴が聞こえた部屋に行くと人が倒れていた。こやつは昨日見た未熟な祓い人だとニャンコ先生。ひょっとしたらこの人に面が憑いているかもと夏目は手を当ててみたが違った。気づいた若い祓い人は、俺をめがけて顔が飛んできたと言った。何の騒ぎだと駆けつけて来た祓い人たちが夏目に、貴様何をした離れろと言い、違いますと言う夏目を嘘をつけと捕まえた。すると、 「俵型の狸ぽいものに噛まれた」夏目とニャンコ先生は逃げる。追いかけようとした人は足を何かにすくわれた。どうやら親の凶面はこの面を飛ばして操れる人間を物色しているようだな。ああいう未熟な人間は憑りつくのに手頃なんだろうとニャンコ先生は言った。 とにかくこの元凶となる親面に憑りつかれた人を見つけないと。夏目は会場で祓い人の顔に触れて回った。何だか人懐こい式だねと言われたが見つけられない。 夏目:「効率悪っ」先生:「さすが的場。実はお前への嫌がらせではないのか」夏目:「人も妖も入り乱れるこんな場所じゃ仕方ない。方法があるだけましだよ」階段を上って二階へ。先生:「ひ、ひろーい。オミバシラの館を思い出すな」夏目:「そうだな。でもここは異質だ。妖だけの集まりと気配が全然違う」 部屋で、的場の人間が襲われていい気味だと話しているのを夏目は聞いた。「的場は祓い屋の面汚しだ。あの眼帯は契約を守らぬ者であるという証。だからまともな妖や尊き者とは契約を結べず、弱みを握るか術で従わせるか醜き者しか寄って来ぬ」「的場の先祖は妖怪に右目を食わせるという約束で仕事を手伝わせたがその約束を守らなかったのだ。以来、的場の当主はその妖怪から代々右目を狙われる。あの眼帯はそれから守るためだとか」「所詮、いわゆる多少まともな式でも、ほとんど大家十一家だった頃のそれぞれの家の古き式では...」 またゼンマイを巻くような音がして窓の外を下の階から面が上って行くのが見えて夏目が捕まえると消えた。 あれはやつが飛ばした小物だ。本体の凶面は下にいるぞとニャンコ先生。下の階に行くと、さっきの髭の祓い人がいた。 見つけたと祓い人の顔に手を押し付ける夏目。 凶面が現れて、的場は潰してやると夏目に襲い掛かった。 ニャンコ先生が斑に。逃げる凶面を追う。 凶面を押さえて咥え会場に入った斑を見て大犬? 猫? と人々。逃げてください。この妖怪は人に憑りつくと夏目は言うが、何を言っているんだ子鬼は、獣を暴れさせるとは何事だと話を聞かない。先生が押さえている間に早くと言う夏目を引きずりおろした。 凶面が部屋を飛び回る。怯える人々。的場が来て、弱い者は顔を隠しなさい。妖怪に付け入られますよと言うと弓で凶面を射った。 弓は凶面に命中。凶面は消え、さすが的場様と声が上がった。 夏目:「あの凶面の本体に憑りつかれた人は大丈夫なんですか」的場:「当分は目も覚ませないでしょう。しかし報いですね」夏目:「操られていた人にそんな言い方は」的場:「小物の場合はそうでしたが彼は的場と対立する祓い屋の者なのです。犯人が彼であったのならおそらく凶面の人を操る力が欲しくてわざと己に憑りつかせていたのでしょう。被害は的場傘下の者に多く大方うちの勢力を削ぎたい者の仕業だろうと踏んではいましたが中々絞れなくて。しかしこうして君のおかげで的場の敵を見つけることができました」的場:「気に病む必要はないのですよ。これで被害が出るのを止められたのですから。知っていますか。力の強い妖と繋がりを持つことで強い力を保ち続けることができると言われています」 「だから的場に入れば守ってやれる。当主が、私が右目を大妖に狙われ続ける限りは」 夏目の髪に何かついていると的場が手をやると何かが飛んで行った。 そういえば私にしては柄にもなく長い手紙を書いたのですが本当にどこに行ってしまったのでしょうねと的場は空を見ながら言った。しかしまあ読まれなかったのならそれまでだ。そういう縁だったのでしょう。的場は的場らしく、また何かあったら手を貸してくださいねと的場は言った。 夏目:「先生、帰るぞ」 斑:「フン、やっとか」 斑に乗って帰ろうとする夏目に的場が笑いながら、君はいったいどうやって、そんな大妖と契約を? と聞いた。夏目:「契約はしていません。約束したんです」 名取:「ご苦労」 名取:「やれやれ夏目、何とか解決できたみたいだけど、相変わらず危なっかしい子だ」 名取は的場の夏目への手紙を破り、これでいいんだよと言った。☆次回 「結んではいけない」【感想】ひ、ひろーい(棒) エンドカードにも使われていて笑った。陰口たたいていた祓い人さん。的場の眼帯の詳しい説明ありがとう。ニャンコ先生は今回もいい仕事していたし、名取も助けてくれていたんだね。的場はしつこく勧誘していたね。根っからの悪人ではないと思うけど、関わるとろくなことがないような。次回はタキの登場みたいだね。楽しみです。茜さす/everlasting snow (初回限定盤A CD+DVD) [ Aimer ]夏目友人帳 21 [ 緑川ゆき ]
2016.10.28
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☆映画館で観てきました (1/2に3D字幕版で)Avatar: Fire and Ash【公開日】2025年12月19日【上映時間】195分【監督・脚本・製作】ジェームズ・キャメロン【出演】サム・ワーシントン/ゾーイ・サルダナ/シガニー・ウィーバー/ウーナ・チャップリン【映画館の作品紹介より】『アバター』(2009)、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022)に続く「アバター」シリーズの第三弾となる最新作。舞台は、神秘の星パンドラ。地球滅亡の危機に瀕した人類はこの星への侵略を開始。アバターとして潜入した元海兵隊員のジェイクは、パンドラの先住民ナヴィの女性ネイティリと家族を築き、人類と戦う決意をする。しかし、同じナヴィでありながらパンドラを憎むアッシュ族のヴァランは、人類と手を組み復讐を果たそうとしていた。パンドラの知られざる真実が明らかになる時、かつてない衝撃の"炎の決戦"が始まる!【感想】☆ひと月以上前に観た映画になっちゃいました。観た映画も読んだ本も下書きの途中で放置の繰り返しみたいになっています。家の方の映画館は公開して最初の週に観ないと上映回数が減ってしまうので都合の良い時間に観るのが難しいです。上映時間の関係で3D字幕版を選びました。映像はとてもきれいでした。☆ストーリーは、う~ん、普通w 感想になってないですが、ツッコミどころもあり飽きちゃう場面もあり...久しぶりに3D作品を観ました。3時間超えなので目が疲れるかなあと思っていたけど、そうでもなかった。でもやはり長いです。ほとんど、揉めて、戦って...なので、もう少し短くてもいいんじゃないかなココ、とか思う場面もありました。でも、きれいだし迫力あるしで、居眠りはしなかったw☆公開前に前作をテレビでやっていたようなので、おさらいも出来て良かったかなと思う。でも3Dも1作目のアバターを観た時の感動はさすがにないね。やはり1作目のインパクトは凄かったと思う。次の2作の予定も決まっているようだけど、どうかな。私はとりあえず見届けようとは思います。☆観たよってだけの記事になってしまいました。で、いつもの関係ない写真。これは全く関係ないね。今回はアバターだし、その前に観たのは記事ないけどプレデターだし、食事シーンとは無縁で使いどころがないので無理やり載せようw ☆先日たべたイタリアンのランチの前菜。これにメインのパスタとドリンクとプチデザートで1200円くらいだったからお得な感じ。美味しかったです。と、わけわかんない写真を載せて映画館で観た映画の報告でした。
2026.02.04
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ソードアート・オンライン(SAO)の中に閉じ込められていたキリト(桐ヶ谷和人)は、ヒースクリフ(茅場晶彦)との死闘のすえ現実世界に帰還。同時にデスゲームを生き残った者たちも生還したが、アスナら300人のプレイヤーたちは意識を取り戻さず、眠り続けている。キリトはアスナを救うため、新たな戦いに挑む。そこは妖精たちが舞う世界.....【フェアリーダンス編】 第15話 帰還 キリトこと桐ヶ谷和人が、現実世界に帰還して2カ月が過ぎた。 妹の直葉に助けられながら、和人は、普通の生活ができるようにまで回復していた。 剣道もやってみた。が、SAOでスキルを磨いたものの現実世界では妹にかなわなかった。和人は帰還すると、情報提供を条件に、総務省SAO事件対策本部の役人からアスナの居場所を聞いていた。アスナは埼玉県所沢市の総合病院に収容されていた。そしてアスナを含めた約300人のプレーヤーがまだ目覚めていなかった。茅場晶彦は行方不明。陰謀が継続していると世間では騒がれていた。『SAO事件はまだ終わっていないのだ』 明日奈の見舞いに病院を訪れた和人は、明日奈の父・彰三と部下の須郷伸之に会う。須郷はいまだ意識が戻らない明日奈と1週間後に結婚するのだという。 明日奈の父がが病室を出ると、須郷は態度を豹変させる。明日奈は須郷を嫌っており、意識が戻らないのは好都合、自分も結城家に入り込むことが目的だと言う。そして、現在SAOのサーバーを管理している「レクト・プログレス」(明日奈の父の会社)でフルダイブ技術研究部門に所属している須郷は、自分が明日奈の命を握っているとも言う。 帰宅してから様子がおかしい和人を心配して直葉は部屋にやってくる。和人は泣きだしてしまい、そんな和人を直葉は抱きしめる。「ねえ、がんばろうよ。好きになった人のこと、そんな簡単にあきらめちゃちゃダメだよ」『私もこれ以上、自分にウソはつけない』和人と直葉は本当の兄弟ではなく、従兄妹だった。和人は10歳のころにそれを知った。『お兄ちゃんと私が本当は従兄妹同士だなんて今でもよくわかんない。でも、お兄ちゃんの心は、あの人だけのものだから.....』直葉は和人と一緒に寝てしまい、翌朝、真っ赤になって飛びだしていく。和人は直葉の言葉に元気を取り戻していた。 SAO#15-17 posted by (C)たがめ48そこに、エギルからメールが届く。そのメールに添付されている画像には、明日奈の姿.....(次回・妖精たちの国)☆無事帰還したキリト。うう、現実世界は韓流ドラマっぽい~個人的には手短にお願いしたいと思いつつ「所沢」に食いついてしまったwww エギルからのメールにはアスナらしき姿。新展開ですね。次回、期待したいです。妖精たちが舞う国、美しそうですね。今度はアスナを救う戦い。といいつつ、キリト君はまた女の子にモテモテで攻略しちゃうのかなw↓足あと、ことづてが残せます(要登録)
2012.10.14
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☆読んだ本の覚書です。ババヤガの夜 (河出文庫) [ 王谷 晶 ]ババヤガの夜内容紹介(河出書房新社 作品紹介より)2020年「文藝」秋季号の特集「覚醒するシスターフッド」にて全文発表され、同年10月に単行本化、2023年5月に文庫化。喧嘩しか取り柄のない新道依子は、ある日、関東有数の暴力団の屋敷に連れてこられ、組長の一人娘である短大生の送り迎えと護衛を命じられる。気の合わないふたりの奇妙な同居生活のなかで、依子はこの家に隠された、ある秘密に触れていく。物語終盤で明かされる大胆不敵な大仕掛け。繊細かつ哀切に描かれる、女と女の名前のつけられない関係――一気読みの直後、二度読み必至。ラストで明かされる衝撃の仕掛けとは?圧巻のシスター・バイオレンス・アクション!【感想】『日本人作家初 ! 世界最高峰のミステリー文学賞 ダガー賞・翻訳部門2025受賞作』ということで読んでみました。英語に翻訳されたものが受賞したもので、日本語の本を読んでどうなの? ってちょっと思ったんだけど、作家さんのビジュアルが凄く印象的なので読んでみました。王谷晶さんの作品は初めてです。作品の内容より作家さんの見た目に興味を持つのは失礼かもだけど、受賞速報に写真があってオシャレな髪形だなあと思って見たら両腕にタトゥーでピアスもいっぱい。それと同性愛者を公表しているらしいし不思議な方とか思って。感想は、面白かったです。たぶん、読み終えるまでの時間は今年の最短記録だと思う一気読みでした。まあ暴力的なのは受け付けないとかいう人には無理かもですけど、依子が乱暴で強くてカッコいいです。途中「あれ?」とか思いながらドンドン読んじゃいました。組長のお嬢さんとの関係は、愛に発展とかは勘弁してほしいなと思いながら読んでいたけどそんな単純なものじゃなかったみたい。最後は「そうきたか~」って感じで騙された感も後味悪くなかったです。で、いつもの作品とあまり関係ない写真です。ちょうど読んだ時に飾ってあった玄関の花。作家さんの写真のイメージぽいかなと思って。 黄色いバラの花言葉を調べるとまず出てくるのは『友情』『平和』なんだけど他に『嫉妬』『別れ』などネガティブな意味もあるみたいです。ちっとも平和的でない物語。ふたりの関係は友情とは違うもので...とにかくサクサク読めるのでおすすめです。一度騙されてみるのもいいかも。
2025.11.18
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明けましておめでとうございます ☆昨年末から凄く寒い日が続いているのですが雪は時々舞っている程度で積もらなかったので良かったです。家族そろって無事に新年を迎えることができました。☆玄関に毎年飾っていたお正月の花ですが昨年夏に花屋さんが店じまいしてしまって今年はホームセンターの花です。 ☆時々作る季節の折り紙。今年はカマボコの板に馬を貼りました。かなり手抜きw今年もよろしくお願いします
2026.01.01
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2022年、仮想空間へのフルダイブが実現。仮想大規模オンラインロールプレイングゲーム「ソードアート・オンライン(SAO)」プレイヤーのひとりであるキリトは仮想世界を満喫していたが、他の1万人のプレーヤーとともに、開発者の恐るべき宣言を聞く。このゲームはクリアするまで脱出不能、そしてゲームオーバーは現実での死を意味する、と。キリトは終わりの見えない死闘に身を投じていく.....第14話 世界の終焉 ☆2024年11月。14人が犠牲になる壮絶な戦い。全員で突撃してなんとか第75層のボス「スカル・リーパー」を倒した。 ☆疲れ切った面々の中で、ひとり冷静に立ち上がっているヒースクリフを見てキリトが気づく。そして急に切りつける。と、 ☆「Immortal Object」システム的不死? システムに保護されている。キリトはヒースクリフに、「この世界に来てから、ずっと疑問に思っていたことがあった。あいつは今、どこでオレたちを観察し世界を調整しているんだろうってな。でもオレは単純な心理を忘れていたよ。どんな子供でも知ってることさ。他人のやっているRPGを、傍らで眺めるほどつまらないことはない。そうだろう。茅場晶彦」☆ヒースクリフは茅場晶彦だった。「確かに私は茅場晶彦だ。付け加えれば、最上階で君たちを待つはずだった、このゲームの最終ボスでもある」「趣味がいいとは言えないぜ。最強のプレイヤーが、最悪のラスボスか」☆最上階でプレイヤーの到着を待つことにすると言った茅場だが、正体を見破ったキリトにチャンスをくれると言う。「この場で1対1で戦うチャンスだ。私に勝てばゲームはクリアされ全プレイヤーがこの世界からログアウトできる」☆アスナは止めるが、命を落とした人々のことが思い出され、キリトは決心する。「ふざけるな、いいだろう。決着をつけよう」 ☆必死で攻撃するも、茅場には歯が立たなかった。剣も折られ、もはやこれまでと思った時、アスナが飛びこんできて立ちふさがる。「ごめんね。さよなら」 アスナが消え、茫然とするキリト。再び立ち向かうが刺され、終わりか...消えかけた姿のキリトが茅場を刺し、ふたりは消える。 ☆アナウンス「11月7日、14時55分、ゲームはクリアされました」 SAO#14-17 posted by (C)たがめ48☆天国? キリトとアスナは一緒にいた。そこに茅場が。1万人いたプレイヤーの内6147名が生きて現実世界に帰れると話す。崩れていくSAOを見おろしながら、今でもどこかにあの城が...と話す。そろそろ行く、と言う茅場。そして、「言い忘れていた。ゲームクリアおめでとう。キリト君、アスナ君」☆お互いに実名を明かし、アスナにあちらの世界に連れて帰れなかったことを謝るキリト。アスナは、「私はあなたに出会えたことで、今まで生きてきて一番しあわせだった。私たちは、ひとつになって消えていく。だから、いつまでも一緒」 ☆ここはどこ? 見なれない天井。病院のベッドで目覚めたキリト。現実世界に戻って来た。「アスナ.....」キリトはアスナを探して歩きだす。(次回「帰還」)○75層のボスはめっちゃ強くて攻略は大変、と思っていたら、オープニングで倒してたw 駆け足の最終回だから仕方ないかなと思ったら、続くのですね。ヒースクリフの不思議な強さはそういうわけだったのですね。確かに人がやっているゲームをのぞくだけなんてつまらないですよね。納得。ゲームは無事クリアされ、キリトもアスナも現実世界へ戻れたようでよかったですが、これから現実世界のお話になるのでしょうか。続き見るのどうしようかなwww↓足あと、ことづてが残せます(要登録)
2012.10.07
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『蟲(むし)』見慣れた動植物とは違う、時にヒトに妖しき影響を及ぼすもの。蟲師(むしし)は、それらを調査し在るべき様を示す。ヒトと蟲の世を繋ぐ者、蟲師ギンコの旅の物語。★前のお話は→ 蟲師 続章 あらすじまとめ★蟲師1~26話 特別篇は→ 蟲師 あらすじまとめ蟲師 続章 第8話「風巻立つ (しまきたつ)」 少年(イブキ)は凪の海で口笛で風を操っていた。船に乗り合わせたギンコは、それは「トリカゼ」という蟲だと話す。蟲師は岩笛で蟲をおびき寄せたりすることがある。イブキは気晴らしに口笛を吹いていたら、あいつらが応えてくれたと言い風を吹かせて見せる。 ギンコもやってみたが反応ナシ。音が微妙に違うし群れの意志と違うことには応えてくれないとイブキは言った。こいつらにも都合があるからと。恐れ入ったとギンコ。しかし夜には決して吹かないようにと言った。たぶん悪いことが起こるから。 港に着くとイブキは、やっと足を引っ張らなくなったなと言われ正式な水夫(かこ)として雇う話があった。次の港は里の近くだから帰って休んでいいと言われた。イブキは継母への土産を買った。一人前になったと聞けば喜んでくれるだろうか。イブキはギンコに言われていたのに夜、口笛を吹いてしまった。 別に何も起きないようだ。イブキは再び口笛を吹いた。船にたくさんの海蛇のようなものが押し寄せて来て穴を開けた。塞ごうとしたが間に合わず船は沈んだ。何とか小舟で岸にたどり着いた。家に戻ると賃金は貰えたのかと継母。これだけと言ってイブキは土産に買った飾りを差し出した。継母はなんだい、こんなものと言うと質で換金してくるようにと言った。イブキが戻ると家にも穴が開きはじめた。鍋や壁、船を沈めたモノたちだった。 化野先生をギンコがたずねる。そこに女房が妙な病になって村の医者ではわからないから診てほしいと依頼が。ギンコも一緒に行く。家に着くと蟲がたくさんいるのがギンコには見えた。男の妻は昨日から体の色がどす黒くなって体がどんどん冷たくなってきたのだという。蟲が見えない化野先生に、わかるかと聞かれたギンコは「ヨビコ」だと答える。ヨビコは海辺の岩などに穴を開けて住み着く蟲。穴に風が吹き込む笛のような音で集まり繁殖する。あまり増えると体の弱い者には毒となる。だがなぜこんなところにヨビコが。男は息子が帰って来てからあちこちに穴が開いたと話す。もしや息子さんは船乗りでとギンコ。乗っていた船が沈んで戻って来ていると聞いた。 そこはイブキの家だった。今は土産に高価なものを買ってきたので質屋に行っているという。治療法は、とにかく蟲を遠ざけないといけない。ギンコは岩笛を吹いて蟲をおびき出すので、家中の穴を土で塞ぐようにと言った。岩笛を吹き海辺の岩場に蟲を連れて行くとお前らのねぐらはここだと言った。蟲タバコをふかすと蟲は離れていった。継母は顔色も戻り回復してきた。家に戻ったイブキは医者と一緒にギンコがいるのを見て驚く。ふたりを送りに外に出たイブキに悪いことが起こると言っただろうとギンコ。つい浮かれててというイブキに、もうするなよと言った。うんと返事したイブキだが、別れた後、ギンコはヨビコが戻って行くのを見た。 引き返すと家はまたヨビコでいっぱいで穴だらけに。そして外では木の上でイブキが口笛を吹いていた。なぜこんなことをしているとギンコがたずねると、俺ばかりしゃくじゃないかとイブキ。このままではお袋さんは死んでしまうぞとギンコが言うと、あの人、本当の母さんにはなってくれないからとイブキは言った。ギンコは岩笛の話をする。本来の目的以外で利用し続けた蟲師はやがて周囲一帯を巻き込んで身を滅ぼした。このままお袋さんをなくせば戻れなくなる。お前も蟲には蟲の都合があると言っただろう。自分の都合で捻じ曲げれば報いが生じる。その能力をどう使うかは自分次第だ。自分で選んで決めるんだとギンコは言った。イブキは質に売れなかった継母への土産を握りしめた。朝を待ってトリカゼを呼ぶようにとギンコ。トリカゼが笛に似た声で鳴くのはヨビコがあいつらの好物だからだと言った。 夜明けにイブキの口笛が響く。父は母さんが大変な時に口笛なんか吹いて薄情者がと言った。トリカゼが飛んで来た。すごい勢いでヨビコに向かう。竜巻のような風が起きる。家族は助かったが家は壊れてしまった。その後、イブキを里で見た者はなかったという。 港で風待ちをする男たち。べた凪の中を一艘だけ船が進んでいた。またあの船か、いったいどうやってんだかと男。どえらいカラクリでも積んでいるのかねと話す男たちの横をギンコが通る。その船から口笛が聞こえた。トリカゼを連れて船は進んでいた。☆次回、「潮わく谷」★「夜中に口笛を吹くと蛇が出る」子供の頃に言われたっけ。今回はギンコさん活躍したようですね。化野先生は久しぶりだけど何もしなかったようなwww いやあ話がどうしたこうしたよりw 作画、すごいですね。トリカゼのシーンは圧巻。ヨビコもすごい。蟲語の再放送でどうしたかと思ったけど、1週遅れもこれなら納得かな。 ページビューランキング
2014.06.10
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暗殺教室 #14 「ビジョンの時間」☆前のお話は→ 「第1話~第13話 あらすじまとめ」 猛暑の中、3Eの生徒たちは殺せんせーと裏山へ。先日の鷹岡の件、サボっていたカルマは渚の暗殺を見ときゃよかったと言うが人間相手に通じてもこの教室では意味がないと渚。みんな毎日のように試みているけど殺せんせーには決定的な暗殺ができていない。さあ着きましたよ、ご覧あれと殺せんせー。そこは先生特製のE組専用プールだった。大喜びで水着にになって飛び込む生徒たち。こういうことしてくれるから、うちの先生は殺しづらい。泳ぎは苦手だし水着は体のラインが出るからとカエデ。岡島はカメラを用意して撮りまくり。いまさらだが男なのねと言われる渚。殺せんせーはプールサイドで走るなとか潜水は長い時間するなとか小うるさい。自分が作ったフィールドの中だと王様気分になっちゃう人いるよねと生徒たち。有難いのに有難味が薄れる感じ。景観選びから間取りまで自然を生かした緻密な設計、皆さんには整然と遊んでもらわないとと殺せんせー。・殺せんせーの弱点その22 プールマナーにやたら厳しいかたいこと言わないでよと倉橋が水をかけると悲鳴を上げる殺せんせー。カルマがプールに落とそうとすると本気でビビった。泳ぐ気分じゃないだけだし~とか言ってゴマカシているが、これは今までで一番使える弱点かも。・殺せんせーの弱点その23 泳げないプールに参加しなかった寺坂は成績が上がって喜んでいる村松に怒る。村松は殺せんせーの模試直前放課後ヌルヌル強化学習のおかげで過去最高の順位だったと話すがサボろうと言っていた寺坂は裏切り者と村松を突き飛ばした。どいつもこいつもタコに取り込まれやがって気にくわない、居心地が悪い。吉田は教室で殺せんせーとバイクで盛り上がっていた。楽しそうな様子を見て寺坂は殺せんせーのバイクを蹴り壊して殺せんせー泣く。みんなに謝れと言われた寺坂は虫みたいにブンブンうるさいから駆除してやると言うとスプレーをまいた。注意しようとした殺せんせーに触るなと寺坂。気持ち悪いんだよ、てめえも、モンスターに操られて仲良しこよしのてめえらも。気に入らないなら殺せばいいじゃないとカルマに言われて殴ろうとしたが簡単に抑えられた寺坂は教室を出て行った。夜、プールに何か仕込む寺坂。シロがやって来てご苦労様、おかげで効率よく準備ができたと言うと報酬の10万円を渡した。こっちのほうが居心地いいと寺坂。シロは君の気持ちがよくわかる、計画通り動いてくれれば、やつが来る前のE組に戻してあげると言った。お前は赤髪のやつ(カルマ)より弱いとイトナ。馬力も体格も勝るのになぜかわかるかと寺坂に言った。お前の目にはビジョンがない、勝利への意思も手段も情熱も。目の前の草を漠然と食っているのろまな牛は牛を殺すビジョンを持った狼には勝てない。怒った寺坂をシロが止め決行は明日だからよろしく頼むよと言った。翌日、教室で昨日から体の調子が少し変だと鼻水が止まらない殺せんせー。寺坂が昨日まいたスプレーは触手生物の感覚を鈍らせる効果があるもので、そうした上で誘い出せとシロに言われていた。放課後プールへ来いと殺せんせーに言う寺坂。クラスメイトにも全員手伝えと言った。せっかく寺坂くんが殺る気になったのだからみんなで行きましょうと殺せんせー。渚が本気で殺るつもりなら具体的な計画をみんなに話したほうがと言うと、弱くて群れるだけで本気で殺すビジョンもないくせに、俺はてめえらとは違うと寺坂は言った。計画に自信を持っているようだが自分に自信をもっているようには見えず言葉も借り物のようだと渚は思った。チグハグさに胸騒ぎがした。放課後プールに行くとプール全体に散らばれと指示を出す寺坂。先生を落としてみんなに刺させる計画ですかと殺せんせー。寺坂が手にしたピストルでは落とせませんよと言われた。シロはこれは銃ではなく我々に合図を送る発信器だと言っていた。寺坂は引き金を引いた。プールが破壊されみんなが流された。寺坂はこんなこと聞いてないと慌てる。流れた先には急激な岩場がある。落下すれば死んでしまう。触手で生徒たちを助ける殺せんせー。スプレーの効果で粘液が出尽くした触手はどんどん水を吸った。カルマが駆けつけるとみんなは流されていた。寺坂が俺は何もしていない話が違う、イトナを呼んで突き落すと聞いていたのにと言った。俺のせいじゃないぞと寺坂。みんなが流されたのもやつらが悪いんだと言うとカルマは寺坂を殴った。流されたのはみんなじゃなくて自分じゃないか、人のせいにする暇があったら自分の頭で何をしたいか考えたら。全員を助けてずぶ濡れの殺せんせー。シロとイトナが現れた。水には昨夜寺坂に仕込ませて触手の動きを弱める成分が入っていた。どっちが強いか改めて決めようとイトナが殺せんせーに近づく。寺坂は自分が強いと思っていた。弱そうなやつをターゲットにして支配下においた。それで楽勝だったがこの学校では通用しなかった。ガキ大将もE組に落ちれば無条件で弱者だ。持っていた安物の武器は役立たない。先々を見据えて努力するやつが無計画なやつを支配するようになるんだ。E組に落ちて同じような目的のないやつらと楽に暮らせると思っていたら殺せんせーが来てクラスにでかい目的を与えてしまった。取り残され、目的があって計算高いやつに操られ使われた。イトナは触手の数を減らしパワーとスピードを集中させるように改良されていた。殺せんせーは苦戦。枝につかまっているが落ちそうな原や岩場に取り残されたふたりを助けようと力を発揮できないでいた。今回のことは全部やつらに操られていたと寺坂。だが操られる相手くらいは選びたい。やつらはこりごりだ、賞金を持って行かれるのも気に入らない。カルマにお前が俺を操れと寺坂。作戦を与えたら完璧に実行してやる。いいけど俺の作戦を実行できるの死ぬかもよとカルマ。やってやると寺坂は言った。トドメにかかろうと話すシロの前に寺坂が下りた。よくも騙してくれたなとイトナに向かう。君が勝てる相手じゃないからやめなさいと言う殺せんせーに引っ込んでろと寺坂は言いシャツを脱いだ。寺坂を心配する渚にシロは生徒を殺すのが目的じゃないからいいんだよとカルマ。生きているからこそ殺せんせーの集中力をそげる。寺坂には気絶する程度の触手は食らうけどその程度だから死ぬ気で食らいつけと言ったとカルマ。寺坂はイトナの触手攻撃に耐えた。シャツが触手に巻き付く。もう一発とシロが言うとイトナはくしゃみをしだした。寺坂のシャツは昨日と同じ。スプレーの成分をたっぷり浴びていた。イトナに隙ができ原たちを殺せんせーが助けた。弱点同じだよねとカルマ。じゃあ同じことをやり返せばいいんだ。みんなが飛び込みイトナに水をかける。触手が水を吸った。まだ続けるならこっちも全力で水遊びさせてもらうけどとカルマ。してやられたなとシロは言うとイトナに帰るよと告げた。殺せんせーはイトナに、みんなで楽しそうな学級でしょう、そろそろちゃんとクラスに来ませんかと言った。寺坂君は高いところから計画を練るのに向いていない。彼の良さは現場でこそ発揮されると殺せんせー。体力と実行力で自身も輝き現場の皆も輝かせる。実行部隊として成長が楽しみなアサシンです。寺坂はかなり乱暴だけどクラスに馴染んできたと感じる渚。みんなもそのことが内心では嬉しかった。そしてクラス全員がその時は見落としていた。水なんかよりもっと大きな殺せんせーの最大の弱点を。☆次回 「期末の時間」 そして 「祝・第2期テレビシリーズ製作決定!!!」
2015.04.27
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暗殺教室2 #07 死神の時間 前編 ★前のお話は→ 第1話~第6話 あらすじまとめ ★1期はこちら→ 暗殺教室 第1期 全話あらすじ ビッチ先生に新型体育着は凄くてテンション上がると話す女子。烏間先生が男女おなじ服にしようとしていたから私がデザイン案を出したとビッチ先生。イリーナ案でなくてよかった。あいつ女心わかってないから私にもプレゼントくれなかったしとビッチ先生が独り言。4日前の10月10日はビッチ先生の誕生日だった。 今まで多くの男に貢がせて、たくさんの高価なプレゼントをもらってきた。けど今はこいつ以外のプレゼントなんて何の価値もないガラクタ。ロヴロ先生も連絡とれないままだし、孤独ったりゃありゃしない。職員室でため息をつくビッチ先生。 片岡たちがフランス語会話を教えてくださいとやってきて、天気もいいし外でやろうとビッチ先生を連れ出す。ふたりの引き離しに成功。 バースデープレゼント買い出し班は健闘に期待すると連絡をもらうが悩んでいた。ビッチ先生はたいがいのプレゼントはもらったことあるだろうし難しい。クラスのカンパは総額5107円。これで大人の女性にふさわしいプレゼントを選ばないと。君たち、あのあと大丈夫だったのかい、おじいさんの足のケガと花屋が声をかける。(第6話で) 救急車を呼んでくれた人だった。あの時はありがとうございましたと言うと、大事にならずによかったねと花屋は言った。それと今、プレゼントをあげたいとか大人にふさわしいとか聞いたけど、こんなのはどうと赤いバラの花をさしだした。 プレゼントなんて選び放題の時代。なのにいまだに花が第一線で通用するのはなぜだと思うと花屋。心だけじゃないんだ、色や形、香り、そしてはかなさが人間の本能にピッタリとはまるからなんだ。説得力ありますねと奥田。確かに名演説、電卓さえもってなけりゃねとカルマは言った。一応、商売なんで、花の縁だから安くしとくよと花屋。プレゼントはバラの花束に決定。 ビッチ先生の連れ出し班は、いつもより話に食い付き、ピアノや悩殺ポーズのリクエストも。今日の私は大人気だわと喜ぶビッチ先生。 誕生日の花束を烏間先生に持って行った渚たち。なぜ俺が? 君たちが渡したほうが喜ぶだろうと烏間先生。この人ぜんぜん気づいてないのか。ビッチが必要な戦力だと思うなら、同僚の人心掌握も大事な仕事じゃないの。俺らが花束を用意したの内緒ねとカルマが言うと、一理あるなと烏間先生は言い、俺が渡そう、気づかいに感謝すると言った。ビッチ先生のピアノを聴いていた生徒たちに律から準備OKの連絡。用事を思い出したからとみんないきなり帰ってしまった。わけわかんないわ、また寂しい一日に逆戻りだとビッチ先生が職員室に戻ると烏間先生が、ちょうどいい、イリーナ、誕生日おめでとうと花束を渡した。 遅れてすまなかったな、いろいろと忙しかったと烏間先生。超うれしい、ありがとう。あんたのくせに上出来よと大喜びのビッチ先生。何かたくらんでるんじゃないでしょうねと言うと、祝いたいのは本心だ。おそらくは最初で最後の誕生祝いだしなと烏間先生は言った。 何よ最初で最後ってとビッチ先生が言うと、当然だ、任務が終わるか地球が終わるか二つにひとつ。どちらにせよあと半年もせず終わるんだと烏間先生。怒ったビッチ先生が窓を開けると生徒たちがいた。こんなことだろうと思ったわ。あの堅物が誕生日に花を贈るなんて思いつくはずないもんね。 楽しんでくれた? プロの殺し屋が踊らされて舞い上がっている姿を見てと言うビッチ先生に、のぞいていた殺せんせーが、それは違いますよ、生徒たちは純粋な好意でと言ったが、説得力ないわ、パパラッチと言われた。思い出したわ、こいつらとはただの業務提携関係、平和な世界のガキどもと先生ごっこをしてただけ。おかげで目が覚めたわ、最高のプレゼントをありがとうと言うとビッチ先生は出て行った。さっきの言葉、冷たくないですか、まさかまだ気づいていないんですかと生徒たちが烏間先生に言うと、そこまで俺が鈍く見えるかと言った。非情と思われても仕方がないが、あのまま冷静さを欠き続けるようなら他の暗殺者を雇う。色恋で鈍る刃なら、ここで仕事する資格はない、それだけのことだ。 潮時かもしれないと考えるビッチ先生。私の力であそこにいても、たぶん得られるものは何もない。誰かがビッチ先生に近づいた。 ビッチ先生が学校に来なくなって三日がたった。よけいなことをしちゃったのかなと言う生徒たちに殺せんせーは、もしイリーナ先生に動きがあったら呼んでくださいと言ってブラジルにサッカー観戦に出かけた。・殺せんせーの弱点 その28 「自分たちのサッカー」が何なのかよく知らないそういえば決勝戦は必ず行くと前から言っていた。典型的な4年に一度のにわかファンだなと生徒に言われた。ビッチ先生の携帯はつながらない。GPSや公共の監視カメラにも気配がないと律が報告する。まさか、こんなんでバイバイとかないよなと千葉が言うと、そんなことはないよ彼女にはまだやってもらうことがあると花屋が現れて言った。 君たちと彼女の間には十分な絆ができている。それは下調べですでに確認済みだ。僕はそれを利用させてもらうだけ。平然と教室にとけこんで来たその人は言った。僕は死神と呼ばれる殺し屋です。今から君たちに授業をしたいと思います。 花はその美しさにより人間の警戒心を打ち消し人の心をひらきます。でも花が美しく芳しく進化してきた本来の目的は虫をおびきよせるためのものです。そういうと律に送った画像を表示させた。 手短に言います。彼女の命を守りたければ、先生方には決して言わず君たち全員で僕が指定する場所に来なさい。来たくなければ来なくていいよ。そのときは彼女の方を君たちに届けます。全員に平等に行きわたるように小分けにして。そしてたぶん次の花は君たちのうちの誰かにするでしょう。 カルマは思った。警戒できない。怖くないって実は一番怖い。別に俺らは助ける義理はないんだぜと寺坂。第一ここで俺らにボコられるとは考えなかったかと言うと、不正解です、君たちは自分たちで思っている以上に彼女のことが好きだ。そして人間が死神を狩りとることなどできはしない。恐れるなかれ、死神が人を狩りとるのみだ。そういうと死神と名乗った男は消えた。 今夜18時までにクラス全員で地図の場所に来てください。鷹岡やシロのときと同じで俺らを人質にして殺せんせーをおびき出すのが目的だろうと千葉。使うかと寺坂が新型体育着を手にした。守るために使う。最高の殺し屋だか知らないがそう簡単に計画どうりにさせるかよ。 指定された建物に行く。周囲に人影はない。24時を過ぎて戻らないときは殺せんせーに事情を話すよう律に指示して中に入る。 中に入ると、全員来たね、それじゃ閉めるよと声。やっぱりこっちの動きはわかってるんだ、死神っていうより覗き魔だねとカルマ。約束は守ったでしょ、ビッチ先生さえ返してくれればそれで終わりよと片岡。いきなり部屋全体が下に動き檻のような場所になった。死神が現れて、捕獲完了、こうやって一斉に捕獲するのが一番リスクがないと笑った。 死神の後ろには縛られたビッチ先生。大丈夫、やつがおとなしく来れば誰もやらないと死神。反抗的な態度をとったら頭にきて殺したりはと岡島が言うと、しないよ、子供だからってビビリすぎだろと死神。ちょっぴり安心したと岡島は言った。 その間に空間を見つけて爆薬をセット、煙幕を投げたあと壁に穴をあけた。いいね、そうこなくっちゃと死神は言った。部屋から出て歩いていると聞こえるかなと死神の声。実は君たちが逃げてとてもうれしかったよ。未知の大物の前の肩慣らしだ。期待しているよと言った。 渚は思った。鷹岡先生のような単純な執念じゃない。死神の顔が見えない。ブラジルの殺せんせーはサッカーのことを聞こうと前原に電話するがつながらない。他の生徒もつながらなかった。胸騒ぎがした。 ここで迎え撃とうと生徒たち。律にサポートを頼むがハッキングされてグレていて働かない。死神が来た。姿がよく見えない。これが殺し屋のスキルか。吉田と村松が行くがあっという間に殴り倒された。殺し屋になって最初に磨いたのは正面戦闘のスキルだったと死神。木村も倒された。 殺し屋には99%必要ないスキルだが、これがないと残り1%の標的をやり逃す。世界一の殺し屋を志すなら必須のスキルだ。茅野が捕まった。鈍い音がした。女子はさすがにもろい。のこりの人質は粗末に扱えないなと死神。どいて、僕がやると渚が前に出た。 さっきの音は超体育着のフレームが衝撃を吸収した音だ。死神はそれを肋骨を破壊したと思い僕がそれに激怒したと思っている。実際おこってる。その怒気で殺気を殺してみんなのお返し。この両手で、と、死神が先にネコダマシを使った。こりゃ無理だとカルマは思った。 クラップスター。ロヴロや君のではたんなるネコダマシ。このスキルにはもう一段階先がある。相手の意識が最も強い山の瞬間に音波の最も強い山をあてると神経がマヒしてしばらく動けなくなる。これが最高のレベルかと動けなくなった渚は思った。 片岡たちはビッチ先生を救出。抱えて運ぼうとした寺坂はビッチ先生に倒された。6ヶ月くらい眠っていたわ。目が覚めたのは彼のおかげよとビッチ先生。本気なのと聞くと最後の授業をしてやるガキどもと言った。石を踏んで痛がっているふりをして、近づいた生徒をスタンガンで倒した。やって来た死神に、この子たちとは組む価値がないと言った。そういうこと、世界が違う。この子たちが透明な空気を吸っている間、僕らは血煙を吸って生きてきたんだ。イトナに君はどうすると聞く死神。立ち上がった寺坂が俺とてめえで叩きのめすぞと言うとイトナは降伏だと言った。たぶん格が違う。戦っても損害だけだ。俺は学んだ。今日、敗北してもいい。いつか勝つまでチャンスを待つ。 全員がまた捕まった。どんな方法で殺せんせーをやろうとしているのか知らないけど、そう計画通りにいくのかねとカルマが言うと、たとえ情報不足でも結果を出すのが世界一の殺し屋だよと言った死神は烏間先生が建物の外に来ていることに気づきなぜわかったんだと言った。 タコが言った。生徒に越せない壁があったのなら、そのときは先生の出番ですと。(イトナ) ここです。犬に変装したおかげで自然に匂いをたどれましたと殺せんせー。こんなうすらデカい犬のどこが自然だと烏間先生は言った。☆次回 死神の時間 後編【感想】ロヴロさんがやられた死神は花屋になりすましていたんですね。烏間先生に花束をもらったときのビッチ先生はかわいかったけど死神についてしまったのか。死神は世界一の殺し屋と自分で言っているけど、どんだけ強いのかな。姿を見せないスキルは亜人かと思ったw ワンコロ?せんせーと烏間先生が来たようで全員無事に出れるといいですね。 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.02.28
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☆読んだ本の覚書です。内容紹介・目次(「BOOK」データベースより)今日も日本のどこかで大切な何かを受け継ぐ人がいる。科学だけが気づかせてくれる明日、5つの物語。第172回直木賞受賞作。夢化けの島/狼犬ダイアリー/祈りの破片/星隕つ駅逓/藍を継ぐ海【感想】☆私は毎日何かしら本を読んでいてブログの『覚書』には「これは苦手」とか「おすすめはできない」と思った作品は載せてないです。好みの問題かもですけどこの『藍を継ぐ海』は私の中では今年一番です。『科学』ってどうなんだろうと思ったけど、専門的なことを淡々と語りながら優しさが感じられ読み終えて穏やかな気持ちになりました。☆『夢化けの島』は萩焼の話。狼混の話『狼犬ダイアリー』と『祈りの破片』は長崎の原爆の話。『星隕つ駅逓』は隕石の話。そして『藍を継ぐ海』はウミガメの話です。どれも私の知らなかったことがいっぱい並んでいて勉強にもなりました。☆最近読んだ作品は社会問題を扱っている風なのが多くて良いお話なんだけど可哀そうな子とか大変な家庭とか、読み終えて切なくなったり少し後味が悪かったりするのが多かったけど、これは読後感も良くて友だちにすすめたいなと思いました。☆私が一番好きなのは『藍を継ぐ海』かな。タイトルも素敵。で、いつも載せている『本の内容とあまり関係ない写真』ですけど、今日は関係ありそうな写真。先月、久しぶりに行ったサイパンで撮影した『ウミガメ』☆もうひとつ『藍を継ぐ海』のイメージに合うかなと思うので短い動画を。同じくサイパンの『グロット』という場所です。★すみませんが動画が上手く貼れませんでした。よろしければ下の『Grotto』をクリックしてYoutubeで見てください。Grotto☆グロットはサイパンの青の洞窟とも呼ばれる海蝕洞(海中洞窟)です。水中の3か所の横穴が外洋と繋がっているため外洋から差し込む光が海水面に反射して洞窟が青く染まります。☆撮影時は満潮に近い時間だったので青い光は少なめですが人も少なめでほぼ貸し切り状態で楽しかったです。これは本とは関係ないですけどw
2025.06.10
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『蟲(むし)』見慣れた動植物とは違う、時にヒトに妖しき影響を及ぼすもの。蟲師(むしし)は、それらを調査し在るべき様を示す。ヒトと蟲の世を繋ぐ者、蟲師ギンコの旅の物語。★前のお話は→ 蟲師 続章 あらすじまとめ★蟲師1~26話 特別篇は→ 蟲師 あらすじまとめ蟲師 続章 第12話「香る闇」 夜、ふと花の匂いを嗅ぐと何かを思い出しそうになる。でもいつも思い出せない。懐かしいような、恐ろしいような何かを。ある夜、雨に降られたギンコがカオルの家をたずねる。夫・カオル、妻・郁(いく) と幼い娘の3人家族。ギンコが仕事は蟲師だと話し、何か具合の悪いところや奇妙なことでもあれば役に立てるかもしれないと言うと、うちはみんな丈夫なことだけがとりえで、困ったことと言えば働いても働いても楽にならないことくらい。旅をしているなら、よその土地の話を聞かせてくれ、もう長いことこの里から出ていないのでなとカオルは言った。よく朝、出発するギンコに、平凡に暮らしてきたから、いろいろ変わった話が聞けて面白かったとカオル。ギンコは何事もないのが一番いいさと言った。時は流れた。娘は成長し嫁に行き、夫婦も年をとった。ある夜の帰り道、遅くなってしまったから早く帰らないと郁が心配するなとカオルが思いながら歩いていると花の匂いがした。まただ、また何か大事なことを忘れているような気がする。洞を見つけた。こんな洞、あったかな、誰かが掘ったのか。花の匂いは洞の中からだった。花の匂いがしているのなら、どこかに出られるのか。この方向なら里への近道かもしれない。洞の中に入った。中を進むと花の匂いでむせ返るようだった。いったい何だったろう。何を忘れてしまっているのだろう。そう確か遠い昔のことだ。 母がお茶が入ったわよとカオル(少年)を呼ぶ。父が賃上げを要求する従業員の蔵人に、それならもっとましな酒を造ってみろと怒っている。母はあなたは気にしなくていいのよと言った。カオルと同じ年頃の丁稚がいた。父の大事な花瓶を割ってしまったカオルはその子がやったと嘘をついた。やってませんと言う丁稚。父はカオルが見たといっている、嘘をつくなと言い、謝れないなら出て行けと告げた。その夜、カオルは丁稚が蔵のほうから出て来たのを見た。カオルを睨むと去って行った。翌朝、蔵の酒の栓が全部抜かれていることがわかった。家業はつぶれ、母と町を離れ山里に来た。慣れない畑仕事もした。春になり花が咲いた。ながめていると木の下にひとりの少女が。どこかで見た気がする。でも思い出せない。いったい誰だったっけ。匂いを嗅ごうとしたが届かない少女に枝を引っ張ってあげた。ありがとうと少女。なぜだろう、とても懐かしい感じがした。少女は郁といった。月日はながれ二人は成長し結婚した。子どもが生まれて、母が亡くなり....雨の晩に旅の蟲師が来て...娘が嫁いで、年を重ねて...帰り道に洞を見つけた。何か妙だな、でもいったい何が? まただ、また思い出せない。でもこの穴は前にも見たことがある。中から花の匂いがする。ならたぶんどこかに出られるはずだ。早く戻らないと郁が心配する...... 春になり花が咲いた。花を眺めていた少年、カオルはまた何か思い出しそうになった。何だったかな。思い出せない。この頃、何だか変だ。ずっとこの家に住んでいるのに、時々とても懐かしい感じがする。前にもこんなことがあった気がする......郁と結婚した。娘が生まれた。ああ、この場面も見たことがある。ずっと昔に。でもずっと昔って、いったいいつだ? 冬になって雪が積もって、屋根の雪を下ろして...また春になって...思い出せない。いつも、どうしても......雨の夜に旅の蟲師がたずねて来た。何か具合の悪いところや奇妙なことでもあれば役に立てるかもしれないと言うギンコに、カオルは実はちょっと気になることがあってと話した。物心ついたときから初めてのはずなのに見たことがある気がしたり、前にも同じことがあったような気がする。気のせいじゃなくて、今もこんな雨の晩に前にもあんたを家に泊めたことがあると。ギンコはこのあたりに来るのは初めてだがなと言った。だからどうという事でもないが気が落ち着かなくてとカオルが言うと、既視感かとギンコ。もしや夜、花の匂いを嗅ぐと不安になるとかと聞かれ、そうだ、何かを忘れている気がしてと答えると、あんたは、回廊に囚われちまったのかもしれんなとギンコは言った。回廊は花のような匂いを出し、虫や獣を誘い込む漆黒の筒状の蟲。そして誘い込んだ獲物の時間を円環状に歪めると言われている。だとすれば、同じ時間を繰り返し生かされることになる。誰にも確かめる術はないが、もしそうだとしたら、あんたはもう、同じ人生を何度も生きているんだとギンコは言った。そして、この先のどこかでまた同じように回廊に出くわす。気づかずにまたその中をくぐってしまえば、また時間は繰り返し同じ人生を味わう。既視感を持つ者の記録はあるが、すべてを調べることなど到底できない。何一つ言い切ることはできないが、一応、花の匂いがする暗がりには用心したほうがいい。回廊に囚われた者が思うように過去を変えたという話は聞かない。それに既視感を持ったということは今までのように昔に戻ることはできないかもしれない。何度もくぐるうちに回廊と同化してしまうかもしれない。決してもう一度くぐろうなどとは考えるなよとギンコは言った。変えたい過去もあるが、それよりこの先が見たいとカオルは言った。娘の成長や孫の姿や、まだ見たことがない毎日が。翌朝、旅立つギンコを見送る...そしてまた月日は流れて、ふたりは年を重ね...山菜採りに出かけたカオルはすっかり遅くなってしまい...早く帰らないと...花の匂い...そして洞を見つけた。 ああそうだと気づくカオル。何度もこの穴をくぐった後、あの頃に戻って...カオルは穴をくぐらずに家に戻った。外で郁が待っていた。これは初めて見る。ずっと幸せな悪夢を見ていたようだと言うカオルに、どうしたのいったいと郁。これからはずっと新しい毎日がやってくるんだと言って抱きしめた。きのこ採りに出かけたふたり。郁の姿が見えない。カオルが探すと郁は崖下に転落し頭から血を流していた。郁を背負って運ぶ。すぐ医者に連れていってやるから辛抱しろと言うが体が冷たくなってくる。このままでは里に着くまえに郁は...目の前に洞があった。ギンコの言葉を思い出した。決してもう一度くぐろうなどとは考えるなよ。洞の前でカオルは郁に言った。この中から花の匂いがする。里への近道かもしれん...カオルは洞に入った。大丈夫だよ、お前は助かるんだ。そしてまた遠い未来に俺と一緒に暮らすんだ。春になり花が咲いた。匂いを嗅ぎたいが届かない花の枝を少年が引き寄せてくれた...月日は流れ...夫のカオルと娘と3人での帰り道、郁は花の香りに何か思い出しそうな気がした。何か懐かしいような、恐ろしいような......雨の晩に旅の蟲師がたずねてきた。☆次回 「残り紅」ページビューランキング
2014.11.14
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夏目友人帳 陸 第5話 「縛られしもの」 元祓い屋のタクマさんの話の後編です。 ☆前のお話は → 第4話 「違える瞳」☆タクマさんが登場する前期の話は→ 夏目友人帳 伍 第8話 歪みなき世界★5期全話はこちら →「夏目友人帳 伍」 (・_・) 「お前、見えるな。開けて、開けて。体がつかえて入れない。入れて、入れて。...入れろ、入れろよ、入れろよ畜生」夏目を放さない妖怪に、いつまで私の獲物に手をかけていると斑。夏目がパンチを一発。痛がる妖怪。 「およし、みっともない。諦めて去りな」 呪われろと言う妖怪に、やかましい、去れと斑。光で外の妖怪を追い払った。 夏目が、ありがとう大丈夫かと言うと、妖はお前を助けたわけではないと言った。「敷地内で人の子にケガをさせては、あのお方やお嬢様が困るであろうが。邪魔をするなと言っただろうが。さっさとお前らも出て行け」夏目は、俺はあなたを祓うために来たんじゃない。今のやつは誰だ? この家で起きてることを知っているなら話してほしい。あなたはタクマさんの式なんだろう? と言ったが妖は行ってしまった。 夏目:「ありがとう、先生」先生:「追っ払っただけだ」夏目:「外のやつは中に入れないみたいだな」先生:「いろんなところに護符が貼ってあるせいだろう。あの女、その前からこの家にいるのだろうな」 あの妖にはまだ聞きたいことがあるから捜そうと夏目。光がもれている穴があって夏目が覗くと外から別の妖怪が覗いていた。わっと驚いて夏目が飛びのくと背後に来た名取の顎に頭突きがヒット。 すみません、壁の外に何かいてと夏目。護符の貼り方がめちゃくちゃだなと名取は言った。外の別の妖怪も、入れろ~と叫ぶ。 外で瓜姫に何か見たかと聞くと、柊が家の周りに何か気配があると追っていますと答えた。家を覗くものがこのあたりにいた。捜せ。あともう一匹いるらしいと名取。夏目:「名取さんはいつ頃からこういうことを始めたんですか」名取:「祓い屋のことかい。高校2年で会合に参加したかな」 名取:「タクマさんとはそこで初めて会ったんだよ。駆け出しの頃お世話になったんだ。それまでは本家の蔵でいろいろ漁ったり...」 どうしたんだい急にと言われた夏目は、映画の名取さんを観てるのは楽しかったけど、こういうことをやっている名取さんを見てるとなんか時々ひどく心配になるんですと言った。夏目:「あ、すみません。口出しするようなことじゃないんですが...」名取:「ありがとう。なんとなくわかるよ。私も今となっては無茶な夏目が祓い屋なんか始めたら心配で心臓が爆発するよ」 名取:「夏目は普通に生きるべきだ。普通の生活を送るべきだ。見えなくなってタクマさんは月子さんと普通の生活を送ろうとしているんだ。それを邪魔するものは許せないな」 この壁を壊して災いを中に入れようとしていると名取。人間じゃない爪痕があった。名取は式たちと外を調べるから夏目は先生と月子さんのところへ戻ってやってくれと言った。 夏目:『名取さんは言ってた。タクマさんの式は三匹いたと。ひとりはあの人。そしてたぶん家の周りで暴れ回っているのが残り二匹』 夏目:『二匹は本当にタクマさんに恨みを?...』 タクマが帰ってきて玄関を開けようとした。そばにさっきの妖怪がいる。夏目は君は誰だと言うタクマを引っ張り込むと急いで玄関の戸を閉めた。 名取:「『誰が話してやるものか。半端者の祓い屋風情に』か...」笹後:「主様、無礼な妖者の言ったことなど、気になさることはありません」名取:「ハハ、違う。引っかかっているのは、そういうことじゃない」 タクマ:「君は誰だ。私の家で何をしている」 夏目:「ええと、あの...」 月子:「お父さん、その子は私のお客さん。早かったじゃない。お芝居は?」タクマ:「気が乗らないから帰ってきた。月子、いったい何をコソコソやっているんだ」 名取:「私を呼んだからですよ。お久しぶりです。タクマさん」 名取:「月子さん、元式の仕業ならタクマさんに聞いてもらったほうがいい」 おそらく家の中に一匹、外に二匹の式が徘徊しているようですと名取はタクマに話した。タクマ:「そうか...時々、家の中や出かける時に式たちの気配を感じるような気がしていたが、もはやその感覚さえ怪しいものだ」タクマ:「解放してやる力がなくなった私が早く逝くことを望むのは無理ないことだろう。それで、周一くんはどうすればいいと?」 名取:「危険なようなら祓うか封じるのが後を引かないと思いますが」タクマ:「見えなくなって一方的に放り出した私のほうが悪いのにか?」 名取:「甘く構えてご自分の業に家族を巻き込む気ですか?」 名取:「タクマさんは式に情もあるでしょうが、私はタクマさんや月子さんに何かあってから後悔するのは御免です」 夏目:「名取さんが心配するように甘さは危険です。でも近くにいるのは恨んでいるからとは限らない。外のふたりは暴れているようですが、中にいる妖とは話ができるかもしれません」タクマ:「お、君も見えるのか」 夏目:「はい。いつも名取さんに助けてもらっています」タクマ:「そうか...」部屋の外を妖が通ったことに気づいたニャンコ先生が夏目に知らせる。夏目は後を追う。 夏目:「待ってくれ。どうすればいい? どうすればタクマさんたちを守れるか知っていたら話してくれ。このままだと外のふたりを祓わなければならなくなる。名取さんやタクマさんに、そんなことさせたくないんです。力を貸してもらえませんか」いやだいやだ。お前と話していると嫌でも思い出すのだと妖は夏目に言った。 「ほんの少し前まで、こうしてあの方とも...」外で暴れているふたりが主に危害を加える気なら私がけじめをつけるつもりだったが、あれらが解放を望んでいるのならそうしてやってほしいと妖。お前ほどの力があれば、解約の儀ができるかもしれんなと言った。名取が来て妖は消えた。夏目は、やはり家にいる妖はタクマさんたちを守ろうとしていると話した。 多軌の陣があればもう一度会わせてやれるだろうかと考える夏目。見えていた人にもう一度自分の式を見せる術のようなものはないのかと名取にたずねると、前にも言ったようにそれは禁術だよ。たとえ祓い屋と式であってもねと言われた。『その手のは無縁の者も祟られかねない危険なものなんだ...本当の名を縛るとただの言葉でさえ逆らえない。握れ潰せば命を奪える非道な術もある。まあ、これも相当の力がいる幻の術で...』 先生:「無駄話はそこまでだ。日が沈むと面倒になるぞ」夏目:「ああ、そうだな」頭上で大きな音がした。瓦を割り始めたようだ。夏目:「どうしても入りたいようですね。さっきも...そもそも、なぜあのふたりは入れないんでしょう」名取:「ああそうだね。それはたぶん...」 ひどい家鳴り。ひょっとしてこれも妖怪の? という月子にタクマは、すまない、長年続けてきた祓い屋を辞めたというのにいつまでも怖い思いをさせる...と言った。月子:「ううん、私にも見えたら...跡も継げたしお父さんを守れたのに。式たちが何て言っているか伝えてあげられたのに...ごめんね、お父さん。ごめんね...」 部屋に戻ると、タクマと月子のそばに妖が立っていて、夏目と名取に、黙ってお聞きと言った。 「見えなくなったとはいえ主を守り続けようと我らは語り合っていた。あのふたりが入れないのはお嬢様が護符を貼ったからさ。あいつらが外にいた時だった。目が粗く子豚や小娘の妖者なら通れるが我らには網となって隔たっている。あいつらはあまり賢くない。今は主に結界を張られ締め出されたと思っている。帰る場所を主が奪ったと...」 名取:「それで仕返しに災厄を? 護符を剥がせば災厄は収まるのか」夏目:「名取さん」 妖:「もう遅い。あいつらの心はこじれた。入ってくれば何をするかわからない。しかし、せめて解放されれば少しは...どうかこのことは、お嬢様には知られぬよう頼みます」 タクマ:「周一くん、誰か今いるのか?」 夏目:「います。おふたりを心配して、月子さんがタクマさんを守ろうと頑張っているように、その妖もこの家を守ろうとしています。タクマさん、外の妖にも事情があるみたいなんです。解約の儀のやり方を知りませんか? 俺ならやれるらしいんです」 タクマ:「これは契約の時に使った木札だ。式の名前が書いてある」 「妖の名を契約者の血で塗りつぶした後、大きな陣を描く。その中に妖が入って来たら呪を唱えながら木札を割る」 タクマ:「簡単なようだが、妖力が弱ければ木札は割れないし、割らずにどちらかが陣を出ると、命に係わることもあると言われている」 先生:「その手のチャチな契約などお前の力なら楽勝だな」 先生:「ただし、木札を割る前に妖者が陣から出ようとしたら、お前がぐずろうが喰うからな。まあるく収めたいならしくじらないことだ」夏目:「ああ、先生」 名取:「夏目、うちの式たちに陣の回りをかためさせる。いいね、一回でも危ないと思ったら、私が木札を割る役をもらうよ」夏目:「はい」 夏目:「おい、解約の儀を行わせてくれないか。タクマさんがそれを望んでいる」危ないから家の中にと言ったがタクマが外に出てきた。タクマだ~と近寄る妖。 タクマ:「せめて立ち会わせてください。外に出た私を襲う気ならとっくにやれたはず」ジンベ:「いいか、よく聞け。近々この家に恐ろしい災いが降りかかるぞ。それはそれは恐ろしき災いだ。呪詛を完成すればこんな家ひとたまりもないのだ。あの日、私が外に出たのをいいことに家を封じおって。だがそれも今日まで。恐ろしい恐ろしい災いが来るぞ。それはそれは恐ろしい災いだ。お前には絶対に絶対に祓えない」 ジンベ:「そんな恐ろしい災いを見事打ち祓ってみせるから、私の力を見せるから、そしたら、もう一度お家に入れて。きっと、きっと、また役に立ってみせるから。タクマ、タクマ、役に立てたらまたそばに来てもいいでしょ」 夏目:「ジンベ、陣の中へ。あなたたちが自由になることをタクマさんが望んでいる。あなたたちへの最後の願いです。どうか」ジンベ:「タクマの望み...」 名取:「紅紐だね。タクマさんは君らを捨てたんじゃない。たとえもう一度この家に入れても、もう君たちが見えないし声を聞くこともないんだ。陣へ。自由になってくれ」 ジンベと紅紐が陣の中に入る。 夏目が唱える。 木札が割れた。 「ジンベ、紅紐、銀露、いるか?」ジンベと紅紐から、ほんの少しだけ記憶が見えた。「今日はもう休んでくれ。明日は次の仕事の話をするぞ」同じ言葉に同じ時。「少し大変そうだが、君たちとなら何とかなるだろう。無事に終わったら久しぶりに、みんなで映画でも観に行くか」たぶん、それが最後だったのだ。タクマさんが三人を見たのは。 目が覚めて飛び起きる夏目。ニャンコ先生は飛ばされる。もう少し横になっていなさいとタクマ。 夏目:「妖は? 解約の儀は?」タクマ:「うまくいったよ。ふたりとも、もう話もできないなら寂しいからと去って行ったらしい。ありがとう」 名取:「いい子だけど会うと無茶ばかりするんです。どうすればいいんですかね」タクマ:「さあね。ハハ、君も少し変わったね」 名取:「そうですか、それはどうかな...」 こうして祓い屋と元式たちの事件は収まった。 タクマの家を後にする夏目たちに銀露が頭を下げた。 先生:「銀露とかいうあいつは、タクマの命が終わるまでこの家に残るようだな。物好きなもんだ」夏目:「そうか...」 「終い時か...」メガネを外すタクマ。「ジンベ、紅紐、銀露」 「君たちとの時間は楽しかったよ」 夏目も困ったらいつでも呼んでくれよと名取。持ちつ持たれつですね、名取さんこそですよと夏目。きっとですよと手を振って別れた。 名取:「瓜姫、夏目が時々、何かを大事そうに持っているだろ。アレを調べろ。銀露の口ぶりだと祓い屋風情に知られるとまずいほど危険なもののようだな」 名取:「ひょっとしたら、優しくて無茶な夏目が持っていてはいけないものかもしれないなあ」☆次回 「西村と北本」【感想】いいお話だったけど悲しいね。タクマさんの式たちはみんな彼が大好きなんだね。ジンベの役に立ってみせるから、またそばに来てもいいでしょって言葉が健気で辛かった。祓い屋って大変な仕事だと思うけど突然見えなくなったりもするんだね。無事、解約の儀ができてよかった。夏目がいなかったら名取さん祓ってしまったかもだよね。で、いいお話と思ったらラストの名取さん。やっぱり友人帳のこと聞いていたし、かなり気にしているんだね。目つきが悪くなってたような。夏目を傷つけるようなことはしないと思うんだけど、ちょっと心配。ニャンコ先生はいい仕事していたけど、今週もまた食ってたな。お話に関係ないが、月子さんにちゃっかり抱かれて食べているのはマドレーヌかい?
2017.05.12
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小野田坂道、千葉県の総北高校の1年生。毎週ママチャリで秋葉原に通うアニメが大好きな気弱な少年が仲間と出会い自転車競技部に入部。試練を乗り越え才能を開花させていく......原作、渡辺航の自転車ロードレース漫画。☆前のお話は→ 第1話~第11話 あらすじまとめ弱虫ペダル 第12話 「合宿初日!」 合宿の場所は伊豆のサイクルスポーツセンター。自転車用に作られた専用コース。お前らがバテなければ思う存分練習ができると主将。楽しそうなところやんけ、と鳴子は坂道に、と、坂道は車酔い。車を降りて「おぇ~」主将は練習開始の時間をずらしたくないと言い、後から機材を持ってくる寒咲に拾ってもらうことにし、坂道をおいて出発する。 ひとり残った坂道。のどが渇いて傍らの自販機で購入しようとするが、財布はバスの中にあることに気づく。ますます水が飲みたくなる坂道。「水~」道に倒れこんだ。そこに自転車が1台。ポカリでもいい?飲みなよ、とボトルを差し出してくれた。飲み物をもらって生き返る坂道。 今どき行き倒れている人に会うとは思わなかったと少年。坂道がボトルの飲み方を知っているのを見て、自転車に乗るの?と言う。推理に感心した坂道は、刑事さんですか? 少年は笑いながら、単なる自転車乗りですと言った。真っ白でピカピカのロードレーサーに乗っていた。「坂は好き? おれ、すっげー坂、好きっぽい」生まれも育ちも箱根の麓の小田原で高校も箱学、坂と山に囲まれて育ったせいか坂を見るとすぐ登りたくなる。今日も2限目までさぼった。体育だから同じ汗をかくなら自転車でかかないと、もったいないよね。山で困っている人を見ると放っておけない、ボトルは坂道にあげると言い、またねと自転車で走って行った。真波山岳(まなみさんがく)と名乗った。 「ありがとう。ぼくも坂は好き」走っていく真波に坂道は言った。走りながら真波は、「どうもだめだなあ。遅刻して焦っていたはずなのに、坂を登っていると笑顔になっちゃう」 合宿所に到着。1年生4人は4日間同室。着替えてコースの下見。・コースは左回りで全長5km。高低差130mで長いストレートと2度の上りがある。スタートしてすぐ左バンクを伴う右カーブ、橋を渡ったら軽い上り。坂を上りきったら直線と下り区間およそ1.5km。そしてもうひとつの橋を渡ったら、このコース最大の山場。激坂を含む1km超のつづら折り。 坂を見て坂道は真波のことを思い出していた。『真波君、やっぱりぼくも、坂は好きみたいだ。坂を見るとワクワクしてしまう。またいつかどこかで出会えて、一緒に走れたら楽しいだろうな。その時は、あのボトルを』 集合。1年の桜井は風邪による体調不良で不参加。2年の2名は昨年参加して内容についていけないと判断し参加を辞退していた。そんなに過酷なのかと不安になる1年。ライトが渡される。合宿のメニューが発表される。内容はいたってシンプルだと主将。「休みやインターバルは自由に取っていい。合宿のメニューはひとつ。4日間で1000キロ走破だ」 全員スタートする。1周ごとに車体のセンサーが反応して周回と距離がカウントされる。1日250kmの上に今泉と鳴子には特別メニューがあると言われ呼ばれる。ちょっといじらせてもらったと寒咲。鳴子は下ハン封じ、今泉はシフターを封じられた。合宿中は戻すことは許されない。ふたりとも苦戦していた。 走りながら、小野田の自転車には細工なしなのかと金城に聞く巻島。言ってないだけだと金城は答える。一見気づかないと思うが登りを封じる仕掛けがしてあると言う。坂道も異常に気づいていた。自分が緊張しているせいなのか、体が重い、登れない。坂が楽しくない。3人には過酷なメニューだがインターハイの戦いはこんなもんじゃない、やり遂げてもらうと巻島に話す金城。もしクリアできなかったら即刻戦力外だと。バーハンドルに替えられた鳴子は加速できないでいた。力が入らない。固定ギアにされた今泉は、上りに苦労していた。ダンシングで対応するしかないが体力を消耗する。このペースで4日間1000kmもつのか。平坦はなんとか走れる坂道は、やっと5周目。杉元に抜かれて周回遅れとなった。追いつこうとするが後ろから引っ張られる感じで足が動かない。回らない。止まってしまった坂道のところに巻島がやってくる。自転車の細工にまだ気づかずにいる坂道に、「レースに勝ったら自分を称えよ。レースに負けたら機材を疑え、だぜ」 金城に口止めされている巻島は、ここから先は自分の独り言だと言って、坂道の自転車にも今泉や鳴子同様、仕掛けがしてあると言う。坂道のホイールに仕掛けがしてあることを自分のも外して教える。坂道のホイールはずっしり重かった、重くするのは、クライマーの手足をしばるのと同じだと巻島。その上、バランスも狂っている。金城がやろうとしているのは、クライム封じだ。「突破するっきゃ、ないっしょ。やりたいこと残ってるなら、つべこべ言わずに回すっきゃないっしょ」独り言終了。巻島は走り出した。後を追おうとする坂道に、ギアを2枚落とすように言った。周回ペースは落ちるが楽に回せるはずだと。ギアを落とすと遅いけど回った。回せるほうが楽だ。「ようし、これなら」坂道も走り出した。金城が小野田の走りが変わったが何か吹き込んだかとたずねる。いや別にと巻島。口止めされたら言ってしまうタイプだと金城は知っていた。午後10時。合宿1日目終了。1日目終了時点での各車走行距離。・金城250km、 巻島245km、 田所280km、 青八木230km、 手嶋220km、 ・鳴子と今泉は200km、 杉元はふたりより10分早く200km、 小野田165km。坂道の記録に予想よりもいいペースだと主将はつぶやいた。 「ありがとうございます。巻島さん」 ☆次回 「今泉と鳴子の1000km」年末1週お休みでテレビ東京1/6放送。13話より第2クールです。【感想】真波君、さわやかでいい子ですね。坂道君のいいライバルになりそうで楽しみです。そして巻島さん、いい人だ~タイヤまで外して、すごい独り言でしたね。地獄の合宿、坂道君もなんとか初日終えたようでよかったけど、4日間、たいへんそうですね。2年も1年に負けてはいられないでしょうし。次も楽しみです。来年も続きます。
2013.12.25
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およそ遠しとされしもの。下等で奇怪、見慣れた動植物とはまるで違うとおぼしきモノ達。それら異形の一群をヒトは古くから畏れを含み、いつしか総じて蟲と呼んだ。★2014年4月より放送の「蟲師 続章」→ 蟲師 続章 あらすじまとめ★前のお話は→ 蟲師 あらすじまとめ蟲師 第8話 海境(うなさか)より浜には何かと物珍しいものが流れ着く。南方の木の実や貝の殻、巨大な深海魚、稀に人、もしくは人を乗せぬ空船(からふね) 男(シロウ)は今日も浜辺にいた。湾の向こうに行く渡しを待つギンコが何をしているのかとたずねると、自分も待っているのだと言う。ここの沖で嫁さんと妙な別れ方をしたもんでな。ギンコが話を聞きたいというとその話をはじめた。 二年半ほど前の話。妻のみちひは帰りたいと言い出した。働いていた問屋の娘。婚約していたが店をクビになった。駆け落ちして自分の田舎に連れてきたが、魚くさいし、こんな田舎だとは思わなかったと言い出す。シロウもまさかついてくとは思わなかった、帰りたければ帰っていいぞと言ってしまった。みちひは別の舟に乗り引き返そうとしていた。シロウは陸に着いたら謝ろうと思っていた。見ると海蛇がたくさんいた。そして急に靄が出てきた。陸はよく見えるから大丈夫だと船頭は言うが、みちひの乗った舟は沖に向かって進み出した。若い船頭が、わからない、舵がきかないと言っている。舟は捨ててこっちに来いと呼ぶ。みちひにも、こちらに来るようにと言うが海に蛇がいるからいやだと言う。かまわずこっちへ来いと呼ぶが、みちひを乗せた舟が遠ざかって行く。船頭に追ってくれとたのむが、蛇の群れが高波のように押し寄せた。そのまま舟は覆りこの浜に流れ着いたが、妻の乗った舟の痕跡が見つかることはなかった。この浜は潮の流れのせいで沖のものが流れ着く。妻の舟も転覆したのなら、積荷のひとつも流れ着くはずだがとシロウ。沖へ漂い出たとしたら生きてはいないだろうが、どうにも証がないので動けないのだと言った。ギンコは万一助けられたとしても別の人生を歩んでいるはず、もう自分のことを考えたほうがいいんじゃないかと言った。 海辺を歩くシロウは、村の女(ナミ)が町の仲買人に魚を売るところに出くわす。安い値で買いたたかれているのを見て、倍はもらっていいんだと値段を決めてやる。町では問屋勤めも長かったからわかるとシロウ。仲買人から不足分をもらうとナミに渡し、次からはこれくらい貰っていい、みんなにもそう言っておくといいと告げた。礼を言ったナミは、今まで変な人だと思っていたことを詫びた。いい値段で買ってもらえるようになった浜の人たちも好意的になり、宿を出て家の離れに来ないかと言ってくれる人もいた。みんな、もうここに住んでしまえばいいと言った。海に鱶がいるのが見えたシロウは気をつけろと声をかけるが、何もいないぞと言われた。妙に潮が高い日、ギンコはシロウをたずねるがいつもの場所にいなかった。通りかがったナミに、ずっと嫁さんを待っていた男を知らないかとたずねると、その人はもうちゃんと、この村で生きているから、かかわらないでと言った。一緒に暮らしはじめたふたりだが、何だか怖いとナミは泣いた。シロウは変なことを言うし、潮は上げてきているし、沖のほうを見ているしと。ふらふらと沖に流されてしまいそうというナミにシロウはどこにも行かないと言った。潮がどんどん上がってくる。あの時と同じだと話す村の人たち。靄が出て来た。こういう靄に入ると帰らない舟が出るからおさまるまで漁には出ないほうがいい。それで三年くらいして、空の舟だけが戻ってくるらしい。それを聞いたシロウは浜に行くが波がなかった。これでは戻って来たとしても浜まではたどり着かない。そこにギンコが現れる。聞いた話が気になっていろいろ調べてみたと言う。それによると直ふたたび現れるというので戻ってみた。シロウが言っていた蛇の群れは他の者には見えてなかったのではとギンコは聞く。そうだと答えると、それは蟲だったのだと言う。「海千山千」という言葉、海に千年、山に千年生きた蛇は龍になるという話だが、それと通じるものがある蟲。実際には何年生きたかわからないが、靄のようなものを発生させながら群れを成して外海をめぐるものと、山深くひっそりと生きるものとに分かれ、どちらも蛇のような姿。時が来ると山のものは山を下り、海のものは近海へ寄り、沖で合流して千日後に同じ近海に戻って来て一体の蟲になる。あの時の群れと同じやつが戻って来ていると聞いて舟を出そうとするシロウ。靄の中からは不思議と外がよく見えたから心配ないと言う。ギンコは、あの靄の中からは陸に戻ろうと思うものにしか陸は見えず戻れないのだと言った。前に会った時は嫁さんの遺品が見つかったら生きる望みを失いそうだったとギンコ。シロウは今はもう違うと答えた。覚悟はできてるなと言うとギンコも一緒に行くことにする。 靄の中を進む。陸は見えている。蛇の群れがやって来た。そしてあの時の舟が近づいて来た。遺体もあるようだなとギンコ。みちひの着物が見えた。大丈夫だとシロウは言い舟を横付けする。着物をめくると別れた時のままの姿で眠っていたみちひが起き上がった。何日もほったらかしにされて諦めかけていたのだとみちひ。遅いわよ、もう三日は経ったでしょうと言った。三日? いったいどうやって? シロウは酷いことを言ってすまなかったと謝る。みちひは助けに来てくれたからいいと言った。自分も文句が過ぎたと。本気じゃなかった。あんたの故郷を早く見たいというみちひに行こうとシロウが自分の舟に乗せようとする。ギンコがシロウに陸が見えているかと聞く。大丈夫だ見えているよとシロウは沖を指さした。潮時だとギンコ。お前の戻るべき陸はこっちだ。それはもう人ではないと言った。蟲が変態し始めているから、ここにいてはマズイ。みちひの姿が崩れていく......ギンコとシロウが浜に流れ着いた時、村人たちは生存を諦めていた。ほんの2.3時間沖に出ていたつもりだったが、陸ではひと月あまりが経っていた。ナミがシロウに駆け寄る。ギンコはあの靄の中は蟲の時間が流れていたのだろうと話す。彼女は三日、寂しい思いをしただけ済んだのがせめてもの救いだなと言った。 翌日、妻の舟が浜に上がった。上等な着物を見つけてナミが喜んでいる。きれいだなとシロウは言った。(あれ、画像が女の人ばかりになってしまったw すみません)★原作では第3巻にあります。 ページビューランキング
2014.06.12
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新宿の路地裏で、午前0時から朝7時頃まで営業しているめしや「深夜食堂」 店をひとりで切り盛りするマスター(小林薫)と客の交流を描くドラマ。第三部。☆前のお話は→ 第1話~第8話 あらすじまとめ☆2011年に放送された第二部はこちら→ 「深夜食堂2 全話あらすじ」☆2009年に放送された第一部から→ 第5話「バターライス」深夜食堂3 第9話 レバにらとにらレバ 店にやって来た刑事の野口(光石研)と夏木いずみ(篠原ゆき子) 注文したのは野口が「レバにら」で夏木が「にらレバ」ふたりはコンビを組んでいるが、前世では敵同士だったんじゃないかというほどそりが合わない。考え方も捜査の方法も違うふたりは、ことあるごとに衝突していた。下着泥棒の被害にあった女性の部屋に捜査に行くふたり。ここでもまた言い合いになる。野口は被害者に優しそうで好色な性質がのぞいていると言われショックを受ける。車で張り込む野口だが、夏木は下着姿で犯人をおびき寄せ逮捕する。狙い通りだったじゃないですかという夏木に野口は、たまたまだ二度とするなと言った。あんなのはおとり捜査でもなんでもないと野口。結果を出したでしょと夏木。正しい捜査手法のもと結果を出すんだと野口が言うと、そんなこと言っているから税金泥棒とバカにされるんだと夏木は言った。お前は何を目指しているんだと野口が聞くと夏木はハリー・キャラハンですと答えた。・ハリー・キャラハン 映画ダーティハリーシリーズの主人公。クリント・イーストウッドが演じた職務遂行のためには暴力的な手段も辞さないアウトロー刑事(架空の人物)店でマスターに愚痴る夏木。ヤクザ相手に一歩も引かず署長賞3回、警視総監賞の候補にもなった野口刑事も焼きが回ったもんよと話す。ケンカするほど仲がいいって言うけどとマスターが言うと、それはないと答えた。野口は一人暮らし。今朝も自分で朝食を作る。郷里の母親からの電話に母の体のことを気づかう。俺のことはいいからと野口。この年になったら、ひとりのほうが気がラクだと母に言った。警察署の前で母子と親しげに話す野口。同僚たちは、野口さん、また始まっちゃった、あれは病気だなと噂する。母子は殺人事件で夫を亡くした三上佐代子(阿部朋子)とその娘で、野口はいろいろと相談にのっていて、同情以上の感情を抱いているようだった。娘の誕生日と聞いてケーキを持って家をたずねる野口。チャイムを押そうとすると夏木がいて、何やってるんですかと言われた。慌ててケーキをつぶす野口。訪問中止でめしやへ。マルボーにいたとき、保険金目当てで殺しをやったヤクザを逮捕した。ご主人がその事件の被害者だった。俺たちの仕事は犯人を逮捕すれば終わりだが、被害者遺族にとってはその先の人生があるんだと野口は言った。何、ちょっといい話風に飾っているんですかと夏木。私たちは招かれざる客。刑事に同情されても迷惑でしかない。その上、野口さんのやっていることは、ストーカー規制法第3条に抵触しかねませんと言った。理屈で割り切れる話じゃないんだと野口が言うと、要するにご亭主を亡くされた未亡人に気があるんでしょうと夏木は言った。野口が帰ってひとりで飲む夏木。あれこそ公私混同だ、刑事に向いてないんじゃないかなあの人と話す。マスターは俺がひとりの時はいいけど、ちょっとおしゃべりが過ぎるんじゃないのかなと言った。コンビ解消かなと夏木。マスターは、そうやってきたんだ、今までと言った。コンビ解消、今度が初めての感じがしなかった。人材不足なんです。私に見合う相手がいなくてと夏木。本当にそう思っているんだと言うと、思ってますと夏木は答えた。そう思っている限り相手には伝わるさ。簡単に人を見限るなんて俺は嫌だねとマスター。そして、すまん、立ち入ったこと言っちゃったなと言った。それから数日後、ふたりが店にやって来た。今日は野口さんに会わせたい女性を呼んであるからレバにらを食べちゃダメと夏木。三上佐代子と娘が入ってきた。どうなってるんだよと聞く野口。今までのお礼が言いたいと言って来たのだった。ちゃんとお礼を言わなきゃと思っていたら夏木さんが場所を用意すると言ってくれたと三上は言った。続いて男性がひとり店に入って来た。婚約者ですと三上は紹介した。今、一緒に暮らしているんです。いろいろお世話になって、ありがとうございましたと礼を言われた野口は、ショックでグラグラ来るとビールをこぼした。三上たちが帰ったあと夏木は野口に気が付かなかったんですかと言った。あのふたりは3ヶ月も前に婚約してるんですけど。マスターがレバにらを出す。夏木はふたりで食べると言って野口にも取り分けた。にらだけ炒めても、レバーだけ炒めても、何か物足りなくて味気ないけど、ふたつが一緒になったとたん、何倍も美味くなるんだよな。★レバにらは、下味を付けたレバーに片栗粉のあと油をまぶすと、炒めるときにくっつきにくくなります。ページビューランキング
2014.12.17
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蟲師 続章 第20話 (最終回) 「常の樹」 (とこしえのき)★前のお話は→ 蟲師 続章 あらすじまとめ★蟲師1~26話 特別篇は→ 蟲師 あらすじまとめ 仕事で長く家を離れていた幹太。家に戻る途中に山で休んでいると赤い実が。李かありがたいと食べた。少し見ない間に大きくなったな娘のふたばに今度はどんなところに行っていたのと聞かれ、東の大きい町で竜宮城みたいな屋敷を建てて来たと話す。妻は、ふたばが寂しがっていた。もう少し近くで仕事をしたらと言う。あんたの腕ならどこでだってやっていけると。幹太は、俺は知らない土地を腕一本で渡って行くのが面白い。もう少し年をくったら落ち着くからさと言った。その晩えらくはっきりとした夢を見た。大きな木の夢だった。幹太は数日して家を出てまた遠くの町で仕事をしていたが、また同じ木の夢を見た。いったい何なんだろう。何だか見覚えのある木だった。幹太がお茶屋で休んでいるとギンコがやって来た。どこかで会ったことがあるなと幹太。ギンコは覚えがないと言ったが間違いないと幹太は言った。あんたは山の中を5.6人と連れ立って歩いて来た。それからまた山の中を歩いて行った。あんたは10歳ほどの子どもで一行にはもうひとり子供がいた。それから長老のじいさん。子供の頃からよく見た顔だ。話を聞いていたギンコが、おい待てと言う。何でじいさんの子どもの頃なんか知っている。お前、年いくつだよ。そういやそうだ。何で俺こんなことをと幹太。誰かに聞いたかな。でたらめじゃない。何か急に思い出したんだ。ギンコは新手のペテンならもう少し上手くやれよと言って去った。幹太はまた夢を見た。大きな木を切り倒す人々。そして里が出来ていく。この里どこかで見た...幹太は自分の里の近くの山に来た。見覚えがあるはずだ、夢に出てきたのはこの山から見た俺の里だ。木を探す。これで謎が解ける。たどり着いた巨木は随分前に切り倒されたものだった。幹太が帰るかと腰を上げると足が木の根元にくっ付いて抜けなかった。誰かいないかと声を上げるとギンコが現れて遅かったかと言った。里の人を呼んで足を木から切り離したが足は木のようになっていた。ギンコは茶屋で会ったあと思い当たることがあって後を追って来たと言った。一人のヒトが知り得るはずもない、ある一定の場所の遥か昔の出来事をまるでその目で見てきたかのようにつぶさに語る者がいると。何でこんなことになった、まるで足が木になったようだと幹太。李に似た赤い実を先ごろ喰ったはずだとギンコ。幹太が喰ったと言うと、そいつは覚木(さとりぎ)という蟲だとギンコは言った。木の内部に宿り養分を得るモノだが、木の本体が危機に陥ると赤い花のようなモノをつけ、やがて一つの実に姿を変えて木から離れる。その実には木の記憶が封じ込められている。そして獣や鳥に喰われるとその体内に巣喰い宿主が木に近づくのを待つ。宿主が木に長い間触れていると木と融合し動けなくさせ、やがて完全に木と同化させてしまう。どうすればこの足は治るのかと幹太が聞くと、治す術は見つかっていないとギンコは答えた。宿主が危険だと出ていくなら死ぬふりをしたらと幹太。ギンコは花をつけることはあっても実をつけて抜けることはない。覚木には本当の危機とそれ以外を見極める能力があるらしいと言った。おそらくそれを見極めるために木の膨大な記憶を利用するのだろうと。幹太の母は命が奪われずにすんだだけでありがたい。家族皆で助けるからと言ったが、幹太は皆の世話になって生きていくなんてまっぴらだ、頼むから治してくれと言った。ギンコは手がかりでもあればと文を出した。あの時のあの木、切られちまったんだな。ギンコは少年の日を思い出した。この木は千年もここに立ち続けているという。巨木の下でワタリの長老が話してくれたがイサザは前にも聞いたと言ってちゃんと聞いていなかった。長老は忘れないように何度でも聞け。お前もいずれ若いワタリに伝えられるようにと言った。この木には長いこと覚木が棲んていて今までに二度ほど赤い花を付けたことがあると長老はギンコとイサザに花の絵を見せた。一度目は550年ほど前、大地震があり地が割れ根から倒れそうになったが何とか生き延びた。二度目は170年ほど前、木に雷が落ち傷を負ったが、そこに見える里の者たちが懸命に傷を治した。里の者らがここへ来たのは300年ほど前、山を拓くのにこの木を伐ろうとしたがどうやっても伐れなかった。人々はこの木を畏れ、やがて神木と祀り大事にした。ここは光脈筋。長くそこに生きた木は時に特殊な力を持ちヒトの力が及ばない事もある。長老はいろんな巨木を見てきたがこれほど大きく見える木はそうはない。だがこの頃はこの木を訪れる里の者の姿が減ったのが少々気にかかると言った。幹太の母が木に手を合わせていた。かつてはご神木だったそうですね。それがなぜこんなことにとギンコが聞くと、皆このままでは里は終わりだと怯えていたのだと言った。15年ほど前、当時は里の大半の者が杣人として木を売ることを生業としていた。大きな山火事があって木が焼けてしまい頼るものがなくなった。巨木は無事だった。町の材木商が大金で買いたいと言っていたことを思い出し伐って売ろうと言い出した者がいた。あの木は先祖が代々大事にしてきたご神木、それに伐れないと言ったが、伐れなければ諦めると言って巨木に向かった。すると木は赤い花をたくさんつけていた。木が怒っているように見えた。だが斧を振り下ろすと伐れないと言われていた木が伐れた。迷信だったと伐り倒した。すると光る水が出てきて広がった。木は里全体がしばし暮らせるほどの額で売れた。そして焼けた山も不思議な早さで蘇った。ああしなければ今の里はなかった。でもこの木は怒っていたのでしょうね。これは報いなんでしょうかと幹太の母。ギンコは草木は怒ったりしませんよと言った。自らは動けないが周囲の変化を敏感に感じ取り自らを変える術を持つ。この木にはヒトの斧を寄せ付けないほどの力があったのにその時は伐れたのは、この木が自らその身を伐られるように変化させたのかもしれない。傷ついた山全体のために。足の治療法は見つからなかった。ギンコは幹太に蟲の成長を抑える薬を渡すと別の蟲師にあたってくるから何かあったら文をくれと言って里をあとにした。再び訪れると幹太の足に赤い花が咲いていた。幹太は体の具合は別に悪くないと言う。ギンコはなら何か起こる前兆だと言った。あんたの身に危険の及ぶ何か。幹太は草木が騒いでいる気配を感じた。この気配は知っている。遥か昔に一度...思い出せ、あの時何が起こったか。幹太は里の者全員に急いで集まるようにと告げ皆を避難させた。急がないともうじきだ。大地震が起きた。足の花は散っていた。多くの家が壊れたが里の者は皆無事だった。またあの大杉に助けられたのかもしれないと人々は話した。里の人たちは自分の家よりも先に動けない幹太の家を修理してくれていた。すまんなと言うと、気にするな命の恩人なんだからと言った。あの大杉を伐ってしまったことは今でも古傷のように残っている。受けた恩ももう返せない。だからお前に返させてくれ。里の人たちは幹太に言った。困ったことがあったら里の皆で助けるから、またあの木が教えてくれることがあったら、わしらにも教えてくれ。気の遠くなるような永い永い時間、この地には一本の木が立っていた。深く深く根を下ろし高く広く枝を張り、この地に生まれては消えるもの達の移ろいを、変わらず静かに見下ろしていた。 (完)
2014.12.24
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☆映画館で観てきました (5/7に字幕版で) Thunderbolts*【公開日】2025年5月2日【上映時間】126分【監督】ジェイク・シュライアー【出演】フローレンス・ピュー/デヴィッド・ハーバー/セバスチャン・スタン/ワイアット・ラッセル/オルガ・キュリレンコ/ハナ・ジョン=カーメン/ジュリア・ルイス=ドレイファス【あらすじ】 *映画館の作品紹介よりNYの街に突如として現れた大きな黒い影。瞬く間に市民を消し去っていく謎の敵により、世界は再び大きな脅威と直面する。しかし、世界を救ってきたアベンジャーズは、そのピンチに姿を現さない。CIA長官ヴァレンティ-ナは、誰がこの脅威から世界を救うのかを問いかけるが、絶望の中立ち上がったのは、かつてヒーローと対立したバッキー・バーンズだった。彼が仲間に誘ったのは、エレーナ、USエージェント、レッド・ガーディアン、ゴースト、そしてタスクマスター。全員が過去に悪事を犯したことのある“ならず者”たちだった…。チーム「サンダーボルツ」はこの脅威から世界を救うことはできるのか!?【感想】☆GW明けを待って鑑賞。が、同じ考えの人が多かったのかwいつもガラガラの映画館がちょっと混んでいました。と言っても15人くらいいたかなという感じだけど普段の数人に比べたら大盛況だね。大好きなマーベルだしヒーローには突っ込まない主義wなので細かいことは言わないことにしようかな。まあ面白かったです。って感想になってないか。☆大した感想ではないですかネタバレはあります。予告を見て前に観た「スーサイドスクワット」みたいな感じかなと思い期待したけど悪人が共闘するダークヒーローものではなく、お得意の「仲間」とか「家族」とかの『愛』とか...☆まあこういうのもアリかなと思う。特別カッコいいヒーローも登場していないのでw今後の展開に期待ってことで。しかし一つ文句を言わせてもらえば、タスクマスターの扱いは何なんだろう。簡単に早々に退場して終わってるし。出なくても一緒だろあれじゃ。何か大人の事情か。☆見た目の派手さもなく凄い特殊能力の持ち合わせもない上にやらかしちゃったりしている奴らが仲間になって力を合わせて頑張っちゃう話でした。突っ込みどころはマーベルのお約束ってことで理解することにします。ハイw ☆私はあまり褒めるものがないと音楽を取り上げたりしていますがw 今回もありました。お気に入りの曲。予告で使われていて懐かしいなあと思ったんだけど本編では出ないなあと思っていたらエンドロールの曲でした。上映前に「エンドロールの後にも映像があります...」と出ていて終わるまで待つのが長くて飽きそうと思ったけど曲のおかげで平気でした。☆お気に入りの曲と言ってもタイトルを忘れていたけど『Nothing's Gonna Stop Us Now』日本名『愛はとまらない』で、だいぶ前にレンタルだったかテレビか忘れたけど家で見た記憶がある『マネキン』というラブコメ映画の曲でした。映画の映像入りの動画を貼ってみます。☆あまり関係ない曲の後は、いつものもっと関係ない写真。エンドクレジットで『4』とデザインされた宇宙船が出てきて「ファンタスティック・フォー」だなって思ったんだけど、その数字の4を見て思い出した画像。☆1月25日の画像なので今はだいぶ過ぎていますが、アクセスカウンターが1400万を突破しました。ジャストでの保存は失敗しましたが、とりあえず記録として残します。☆関係ないついでにもう一枚。今回のヒーローたちは失礼ながら華がなかったので花の写真を。☆庭のユキヤナギの花です。4/11に撮影したものなので今はもう花は終わっています。
2025.05.10
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『蟲(むし)』見慣れた動植物とは違う、時にヒトに妖しき影響を及ぼすもの。蟲師(むしし)は、それらを調査し在るべき様を示す。ヒトと蟲の世を繋ぐ者、蟲師ギンコの旅の物語。★前のお話は→ 蟲師 続章 あらすじまとめ★蟲師1~26話 特別篇は→ 蟲師 あらすじまとめ蟲師 続章 第10話(最終話)「冬の底」 晩冬の山に、小さく低く囁くような音が聞こえると、直、一斉に春の蟲が目を覚ます。それは山々の主たちが、目覚めの日取りを相談する声。 春が近いと感じるギンコ。啓蟄までにはこの光脈筋を抜けたかったが今年は早そうだ。啓蟄後の蟲は腹を減らしていて厄介だ。呼ばれているが急ぐ用でもないので数日こもることにする。(啓蟄:冬ごもりしていた虫が外に這い出してくる頃。二十四節気の啓蟄は2014年は3月6日) 目が覚めればもう春だと思っていたが、もういい頃かと外を見ると雪景色。なんだこりゃ。読みを外したか雪が降り積もり冬の蟲「オロシブエ」もまだいた。さすがに真冬の勢いはないようだが。向こうの山は雪がもうなく、オロシブエの渡りが見えた。北へ帰っていくのだ。この山の群れは合流しないのだろうか。 雪の中を麓へ下るギンコだが、来た道に戻ってしまう。空を見ると、山に入った時はなんともなかったのだが、山が閉じていた。冬の蟲が渡りができないのもそのせいか。いったい何があったのだろう。ヌシに会ってみようとするが気配がない。光酒で呼び出すのは何があるかわからないから、やめておくことにする。 沢を辿ってヌシを探すギンコだが、獣も出て来ない。よく見るとあちこちに山崩れの跡があった。秋ごろ台風にあった後だろう、かなりの規模だ。その傷を癒すために主は山を閉じて山ごと冬眠させているのだろうか。弱った生物はそのまま死んでしまうかもしれない。隣の山は春なのに、この山は死を待つのみなのか。このままでは俺も巻き添えかと思ったギンコは誰かに見られている気がして見ると足あとがあった。 足あとを辿ると水が凍っていない沼に出た。そこにヌシがいた。いつまで山を閉じているつもりか、外はとうに春だから諦めてくれないかとヌシに話しかける。ヌシは答えずにこちらを向いた。蟲が集まってこちらへ向かってくる。ギンコは沼に落ちて飲み込まれた。薬箱だけが浮いてきた。 沼の底で気づくギンコ。泥の中のようだが呼吸ができる。獣たちが眠っているようだった。光酒が湧き出している。みなここで体を癒していたのか。そうか、まだ山は死んじゃいなかったのか。よかったな。よかった。 沼から出るギンコ。春なのか? まだオロシブエがいた。落ちていたギンコの光酒にオロシブエが集まってきた。光酒を飲むとオロシブエは渡って行った。山が開いたのだ。春の蟲たちが動き出した。蟲タバコも濡らしてしまってないギンコは急いで光脈筋を抜ける。 思ったよりラクに出られた。山が本調子でないせいか。それともヌシが蟲どもを抑えてくれてたのか。しかし光酒までなくした。まあ弱ったオロシブエが渡りをするには必要なものだが、まさか自分を山に入れたのは光酒目当てか? 「全部、ヌシ殿の手のひらの上か。まあいいか、世は春だ」 冬は往き、山は笑い、野は錦。☆次回 特別番組「蟲語」第2夜★予定の2話を残して静かに終了。次はまた蟲語のようですが。11話の放送は秋ですかね。わかり次第、あらすじまとめ記事に追記していきます。こちらでは、あらすじまとめと共に前に放送された「蟲師」の各話あらすじを継続してアップしていきます。蟲師続章の続きの放送前に、よろしければこちらもどうぞ。 ★「拍手」にコメントもできます。記事にまったく関係のないコメントはこちらにお願いします。ページビューランキング
2014.06.22
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『蟲(むし)』見慣れた動植物とは違う、時にヒトに妖しき影響を及ぼすもの。蟲師(むしし)は、それらを調査し在るべき様を示す。ヒトと蟲の世を繋ぐ者、蟲師ギンコの旅の物語。★前のお話は→ 蟲師 続章 あらすじまとめ★蟲師1~26話 特別篇は→ 蟲師 あらすじまとめ蟲師 続章 第13話「残り紅」夕暮れ時、友だちがみんな家に帰ってひとりになったアカネに誰かが近づいてきた。一緒に遊ぼうと声をかけると姿はなくて影だけで......日が暮れる。家に帰らなくちゃ。ここはどこ? 早く家に帰らなくちゃ...... ギンコが夜の山道を歩いていると佇む老婆がひとり。婆さんを背負って家に送っていく。何であんなところにいたんだと聞くと。それがねえ、どうしてだかねと婆さん。婆さん(みかげ)を探して爺さん(陽吉)が来た。お~い、こっちだよとギンコの背中で元気に答える婆さんwww家に着いてギンコに礼を言う陽吉。なぜ山に入ったのかわからないのでは心配ですなとギンコが言うと。みかげはこの頃たまにこういうことがあると陽吉。夕方になると、夕焼けの日なんかは特に、帰ると言って家を出ようとするのだと言う。ギンコが蟲師と聞いて、昔この里にもいて娘の疳の虫や稲の病気などで世話になったとみかげ。足が少し悪くて山奥までは入れないと言っていた陽吉の膝を見ると痣が。お灸で蟲が出て来た。楽になった気がすると陽吉。明日の朝もう一度すれば完治するはずだとギンコは言った。夜中に陽吉がギンコに婆さんの話をする。年をとって昔のことを思い出すというのは記憶を失くした者にもあるのかねと陽吉に、さあ、そこまではとギンコが答え、婆さんは記憶がないのかいと聞くと、みかげは昔、突如この里に現れたのだと言った。 普段はもう忘れているのだが、ふと思い返すたび、あれはいったい何だったんだろうと思う......子供の頃、夕焼けの帰り道、ひとりでいるアカネに会った。まだ家に帰らないのかと聞くと父ちゃんが畑から戻るのを待っていると言った。暗くなる前に帰れよと言って別れた。また明日とアカネは手を振った。その夜、アカネが来ていないかと父親がたずねてきた。姿が見えなくなったアカネをみんなで探した。陽吉が女の子の姿を見つけアカネかと近づくと同じ年頃の見たことのない女の子だった。アカネはそれきり姿を消した。女の子は名前を聞いても里を聞いても首を横に振るばかり。里の人たちは気味が悪い、鬼の子じゃないか。アカネちゃんは鬼に喰われてしまったのかと噂した。やがてその子を引き取ると名乗り出たのはアカネの父だった。その子、みかげは次第に里にとけこんでいった。時が過ぎ、陽吉とみかげは夫婦となった。共に子を育て上げ、共に老い、このままこの里に共に骨を埋めるのだと当然のように思っていた。夕方になるたび、帰るなどと言い出すまでは。妙な話だろうと陽吉は笑った。婆さんはいつか自分の故郷のことを思い出すのかもしれない。そうしたらやはり帰りたいと思うのかのうと言う陽吉にギンコは、夕暮れ時に人が入れ替わる現象を聞いたことがあると言った。夕暮れ時のみ現世(うつしよ)に現れる、オオマガドキ(逢魔時)というものがある。それに飲まれたものは夕暮れ時に本体のない影のみの姿で現れる。そしてその影に踏まれたり踏んだりすると影の本体と入れ替わりに、オオマガドキに飲まれてしまう。のだろうと考えられている(そこまでの記憶がなくなっているため実証はない)入れ替わったアカネはその後どうなったんだと陽吉。同じように誰かと入れ替わってどこかで暮らしているんじゃないだろうかねとギンコ。どこに現れたのかわからないのかと陽吉。オオマガドキは現世とは別のところにあり、いつどこでつながるかわからないと言うと、アカネもどこかで幸せになってくれているといいがと陽吉は言った(寝ていたと思ったみかげがふたりの話を聞いていた) 影踏みをして遊んでいたが友だちは飽きちゃったと言ってあやとりを始めた。誰か来たようなので、続きをしようと近づくとそれは影だけだった。あんた誰? 影に影を踏まれた......翌朝、ギンコの治療ですっかり足の具合が良くなった陽吉。同じように足の悪い連中が数人いるのでついでに診てくれんかと言われ、ギンコはもう一日いることにする。里の人を治療する。足が治った陽吉は魚を獲りに。家に戻るとみかげの姿がなかった。提灯もなくなっている。故郷を思い出して出て行ったのかも。ここはどこなの? 誰もいない。いつまでも夕暮れのまま。寂しい、怖い。きっとあの影のせいだ。あの影が私の影を踏んだから......ひとり山を歩くみかげは、ごめんねアカネちゃんと言って泣いた。見つけた陽吉とギンコが駆け寄る。思い出したのか、黙って出て行くつもりだったのかと陽吉。そんなに故郷に帰りたいのかと言うと、そうじゃないよと言った。私は本当にずっと幸せだった。あんたやお父さんに会えて幸せだった。でも私はあそこにいていい子じゃなかったんだ。アカネちゃんを身代りにした。私と入れ替わればいいと思って影を踏んだ。そしてあの子の全部を盗んだ。あんたからアカネちゃんを奪ってごめんねと泣くみかげに陽吉は、わしには謝らんでくれんかと言った。わしも幸せだった。ずっとずっと、お前のおかげで。陽吉がみかげの手をとった。さあ帰ろう。わしらの家に帰ろう。 数年後、流行り病で婆さんが亡くなるまで、ふたりは幸せに暮らしたという。夕焼けがきれいな夕暮れ時、陽吉は小さな花を摘んでみかげの墓に。帰ろうと立ち上がるとそばに本体のない影だけが立っていた。女の子の影のようだ。あかね? お前、あかねだな。陽吉は言った。お前、どうしてずっとそのままで? と聞いた陽吉は、そうか、お前、踏めなかったんだなと言って泣いた。心根の優しい娘だった。すまんと陽吉は謝った。お前の影を踏んだ子と夫婦になった。ひどいやつと思うか? あの子を恨んでいるか? わしの影を踏んでくれ、頼むアカネ、戻って来てくれ。アカネの影は去って行こうとする。どこへ行く? 行くな、アカネ。陽吉が影を踏んだ。(夜道を歩く老女。子供の姿を見つけどこの子だいと声をかけた。こちらを見た少女は昔いなくなった友だちのアカネちゃんだった。アカネちゃんが帰ってきた...)☆次回 「隠り江」ページビューランキング
2014.11.15
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小野田坂道、千葉県の総北高校の1年生。毎週ママチャリで秋葉原に通うアニメが大好きな気弱な少年が仲間と出会い自転車競技部に入部。試練を乗り越え才能を開花させていく......原作、渡辺航の自転車ロードレース漫画。☆前のお話は→ 第1話~第30話 あらすじまとめ弱虫ペダル 第31話 「強者3人」 突如あらわれたのはスタート前に箱学をぶっ潰すと言っていた京都伏見の御堂筋。金城、福富の位置にゴールライン手前で届くのは飛び出しのタイミングがギリギリすぎて無理だろうと巻島。もともと3位狙いだといいけどなと話す田所に御堂筋の走りを見た坂道は、あの人は強いですと言った。 御堂筋がゴールを狙っている。追い越された今泉と荒北は後を追うが足を使い切っていて張り付くのがやっとの状態。どうにかしてこいつを俺が止めないとと今泉。気になる要素は払い落としておかないといけないとと思うが残り400mで金城たちとの差は縮まっていなかった。 このままエースに追いつけないから大丈夫だと思ったが、御堂筋は予定通りやと言う。レースに勝つために必要なのは勝利のことだけ考えること。ゴールだけを狙って、くだらない山岳リザルトやファーストリザルトははじめから捨てていたと御堂筋。そして、とっておきは最後の際まで見せたらあかんちゅうことやなと言うと指のテーピングを外した。 今までアウターを封じていたのかと驚く今泉。アウターに入れ御堂筋が加速する。今泉も荒北も追いつけなかった。何もかも予定通り。残り3kmで前の集団を追い抜き、残り500mでエースを捉え、200mでとっておき出して、150mでエースに追いつき、残り50mでエースを追い抜く。ぶっちぎりで勝つ必要はない。ゼロコンマ差、数ミリ差で十分。目的は完全優勝。御堂筋がエースに追いついた。 金城と福富が加速して御堂筋を引き離す。追って来ると思うかとの金城の問いに、俺ならそうすると福富。だが、追って来れば払うだけ、問題ない。当然だと金城も言った。生き残るのはひとりだけ。福富は王者箱学の強さの証明のために。金城は託された仲間の思いのために。ゴールで会おうとふたりは加速した。 ふたりの実力を認めながらも予定通りの御堂筋。坂道に見せたから正確には違うけどと、とっておきその2を出す。極端な前傾姿勢のダンシングで加速する。 間もなくゴールに選手が入ってくる。先頭の金城と福富に御堂筋が迫る。インターハイ1日目、一番最初にゴールラインに到達するのは? 「残り50mで追い抜く。ほんで悪いけど1日目の優勝は僕がもらうわ」(御堂筋)「ロードレースの勝者は常に強者だ。相手に道にそして何よりも自分に、そのすべてに打ち勝った者が勝者であり強者」(福富)「田所、巻島、ありがとう。お前たちのおかげで俺は今ここにいる。鳴子、今泉、小野田、見ていろ俺がこのジャージを真っ先にゴールにぶちこんでみせる」(金城) 残り50m、ふたりはまだ前にいる。あかんやろと御堂筋が追いつき3人が並んだ。残り40m...30...20...10...ゴール!!! 勝者は? 結果は3チーム同着の1位。今まで1日目を取ったチームがほとんど優勝してきた。昨年の箱学もそうだった。今年は強者が3人。 インターハイ1日目の表彰式。坂道も鳴子も足がプルプルで歩けない。ここからでいいから表彰式はちゃんと見ておけと田所は笑った。同着1位、上等じゃねえか。胸を張れ、誇りを持て。お前たちが力を出し切って、俺たちが思いをつないで手にした、これが勝利のかたちだ。史上初の3校同着ゴール。金城、福富、御堂筋が並んで表彰台に立つ。 あと2日、偶然なんかじゃない、俺たちの本当の力を見せてやろうと言う田所に力強くはいと答える坂道と鳴子。今泉は元気ナシ。ファーストスプリンター賞の表彰台に田所が上がる。緑ゼッケンが渡される。マイクパフォーマンスで会場を大いに盛り上げる。山岳賞の赤ゼッケンの東堂はステージ上から巻島を呼ぶw イエローゼッケンを手にした金城が戻ってくる。そこに真波が東堂と来た。自転車に乗ってないと特に話すことないねと笑う真波。俺にはあるぞと東堂が来て、坂道に感謝しているよと言った。君は優れたクライマーだ。生き残れ君はまだ伸びる。 明日からは死闘になる。あれだけの戦いをして優劣がつかなかった。明日はたとえこの赤ゼッケンを捨ててでもチームのために走るつもりだと東堂は言った。明日は今日より過酷なレースになる。 こっそり巻島を呼び出した田所、体調不良で食べたものを全部もどしてしまっていた。だがこのことは絶対、誰にも言うなよと巻島に言った。☆次回 「希望の夜」★わあ、3校同着とはビックリ。御堂筋君はすごいですね。もしかしてまだ、とっておき隠してる? 田所さんの体調、気になります。 ページビューランキング
2014.05.16
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『蟲(むし)』見慣れた動植物とは違う、時にヒトに妖しき影響を及ぼすもの。蟲師(むしし)は、それらを調査し在るべき様を示す。ヒトと蟲の世を繋ぐ者、蟲師ギンコの旅の物語。★前のお話は→ 蟲師 続章 あらすじまとめ★蟲師1~26話 特別篇は→ 蟲師 あらすじまとめ蟲師 続章 第9話「潮(うしお)わく谷」 雪の山の中、足を痛めて弱っていたギンコは、豊一に助けられる。翌朝、豊一の家で目覚めたギンコ。豊一に礼を言いたいと妻に言うと、山の開墾の手伝いに行ったので明日まで戻らないと言う。豊一の妻が食事を用意してくれた。ふと外を見ると青い稲が見えたような気がした。まさかな、こんな冬の最中に。 夜更けに鍬の音がした。こんな夜更けまで働いているのだろうか。翌日、ギンコの足もだいぶ良くなってきた。明け方に戻って今は裏の畑にいるという豊一のところに行こうと外に出ると、田には稲穂が。見間違いじゃなかったんだ。どういうことだ。まさか凍死しかけて見ている夢ではないだろうな。 豊一に礼を言うと、ゆっくり休んでいくといいと言った。この季節に見事な田はどうやって育てたのかと聞くギンコ。どうってことはない、ひたすら手をかけてきただけだと豊一は言った。並はずれて体が丈夫で昼夜はたらいても苦にならないという豊一から甘い匂いがした。この匂い、光酒がらみか。いや違う、何だったか。お茶を入れたからと呼びに来た妻が背負う赤子を見て気づいた。豊一の父に、息子さんの母御はと聞くと、ずいぶん昔に先に行ってしまったと答えた。息子さんを産んでおよそ1年後にまともではない亡くなり方をしたのではと言うと、なぜ知っているのだと父親は言った。ギンコは自分の生業は蟲師だと話す。豊一の様子はおそらく蟲の影響を受けている。心当たりはないかとたずねると、何も知らないと答えた。もしそうなら、息子さんだけでなく嫁御の命も危ないと言うと、蟲師だか何だかしらないが、息子に妙なことを言うと許さんぞ。恩を仇で返すつもりなら出て行ってくれと言った。「この子には、けっして言わないでおくれね」妻(豊一の母親)はそう言っていた。ギンコは豊一に少しは休んだほうがいいと言う。体はとうに限界を超えているはずだと言うと、心配してくれるのはありがたいが、子供の頃からこんな調子だから大丈夫だと豊一。ろくにゆっくり眠れないんだろうとギンコが言うと、眠っていると体がウズウズして気がつくと畑に出ていると言った。 蟲がそうさせているんだと言うと、違う、俺の意志、俺が望んだことだと豊一は言った。それが母親の命の上に成り立っているとしてもかとギンコ。父親が来て、やめろと言う。余計なことを言うなと言ったはずだと父親。言ったほうが本人のためだとギンコが言うと、それはあんたが決めることじゃない。これ以上この谷のことに首を突っ込まないでくれと言った。 夜、また山へ行く豊一に父親は昼間の話を気にしているかと聞く。豊一は、父さんから母さんを奪ったのは俺。だからこそ働かなければならんのだと言った。ギンコは父親に昼間は出過ぎたまねをしたと謝った。そして、蟲下しの薬を渡す。必要だと思ったら使ってください。自分にもこの谷の豊かさを奪う権利はない。明朝ここを立ちます。たいへん世話になりましたと言った。 その夜、豊一は山で倒れた。雪の中で倒れているのを妻が見つける。家で気がついた豊一はまた出かけようとする。父親が豊一とふたりで話があると言う。そしてこの話をよく肝に銘じてくれと話し始めた。豊一が生まれた頃、この谷は移住してきた者ばかりで、苦しい生活をしていた。妻の千代の乳が出ず、分けてくれる人もなく途方にくれていたある日、山の中で甘い匂いがし、行ってみると白い池があった。千代が飲んでみるとその白い水は甘く、お腹をすかせて泣く豊一に与えると夢中で吸った。 その翌日、千代は乳が出始めた。だがあの泉はその後いくら探しても見つからなかった。豊一は乳を飲み丸々と育っていったが、千代はそれに反するように体調を崩していった。顔はまるで血の気がなかったが、乳だってたくさん出るし大丈夫よと千代は言った。そんなある日、千代は鎌で指を切るが血ではなく乳が出て来た。 方々の医者を訪ねたが誰も話を信じてくれなかった。そして豊一が乳離れを迎える頃、私の病のことは、この子には言わないでくれと千代は言った。この子には何も知らずずっと笑っていてほしい。その姿をずっと見ていたかったけど......この子はもう大丈夫......よかった。そう言うと千代は目から乳の涙を流して亡くなった。むごいことだったが、母さんは最期までお前の幸福を願っていた。母の墓前で豊一はギンコに、俺の体は、母さんの血まで吸ってできてたんだなと言う。ギンコは、そうさせたのは「チシオ」という蟲だと話す。産後まもない獣に寄生し自らの栄養のため母親の体液を乳へとかえる。そして宿主は成長すれば周囲の植物の発育を促す匂いを出す。その間、宿主には眠る間も与えず養分を取らせ自らの力を強めていく。宿主が力尽きると体を出て、別の赤子をおびき寄せる。 この田もみな蟲のおかげだったのかと言う豊一にギンコは、実際に築き上げたのはあんただ。蟲下しを飲む気になったら親父さんに言うといいと言った。守らなくてはならないものがある。力を手放す気にはなれない。たとえ母さんを殺したものの力を借りても。母さん、どこまでも不孝な息子でごめんなと豊一は言った。その様子を父親が見ていた。「千代、あいつももう、うんと立派な人の親だ」 数年後、その谷には厳しい冬が訪れるようになったという。けど今も、その谷には賑やかな声がこだましているという。☆次回 「冬の底」ページビューランキング
2014.06.15
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およそ遠しとされしもの。下等で奇怪、見慣れた動植物とはまるで違うとおぼしきモノ達。それら異形の一群をヒトは古くから畏れを含み、いつしか総じて蟲と呼んだ。★2014年4月より放送の「蟲師 続章」→ 蟲師 続章 あらすじまとめ★前のお話は→ 蟲師 あらすじまとめ蟲師 第15話 春と嘯く (はるとうそぶく)(2006年に放送されたものです) 誰もが息を潜める頃に、芽吹く春はまがいもの春と浮かれて長居をすれば、いつしかその身は凍りつく 雪の中、ギンコは山の中の家に一晩の宿を頼む。そこには姉弟が住んでいた。翌朝ギンコが出発しようと家を出ると弟のミハルが木に登って蟲を採ろうとしていた。ギンコが姉のすずに妙なものを見つけてもやたらと手を出さないように言っとくんだなと言うと、この子が見ているものがあなたにも見えるのとすずは聞いた。 あれは「蟲」と呼んでいるものだが、見える者にも恐れる者と親しむ者とあるが、あの子はめっぽう後者のようだなとギンコが言うと、もともと生き物は好きで捕まえて持って帰るような子だったが、三年前にあれが見えるようになってから、あの子の行動はおかしなことばかりだとすずは話した。三年前の冬、ミハルは山に入ったきり行方知れずになった。それから数日吹雪が続き、望みは絶たれたと思われたが、春になってひょっこり帰ってきた。それ以来、妙なものがいると言って夢中で追い回すようになった。冬の食べ物が底をつく頃になるとフイと姿を消し晩には里のはずれで倒れていてそのまま春まで眠り続けた。懐には冬にあるはずのない山菜や木の芽を忍ばせていた。どこに行ってたのか聞いても覚えていないと言い、袋は皆に知れたら面倒だから家の外で開けちゃだめだよとだけ言った。どう考えたっておかしい。不安でならないと言うすずにギンコは「春まがい」ってヤツかもしれないと言う。木に咲く花のような姿をした「空吹(うそぶき)」という蟲がいると聞く。特殊な匂いを出して冬眠中の動物や植物の活動を促して精気を吸う。吸われたものは春まで再び眠り続けるという。それ以上のことはわからんがなとギンコは言った。 ミハルにどこで山菜を見つけてきたのかとギンコは聞いたが、知らないと言った。姉さんに心配かけているのがわかってるんだろうと言ったがやはり教えなかった。お前には戻るべきところがあるんだ、あんまり向こうに踏み込みすぎるなよとギンコは言った。ギンコはしばらくここにいてミハルにこの辺の蟲のことを教えることにした。蟲を寄せる体質で蟲が多い豊かな土地だと長くいられないが、ここは豊かな土地とはいえないようなので多少の長居はいいだろうとギンコが言うと春までいればいいよとすずは言った。ギンコはこの辺りの蟲をひととおりミハルに教えた。 夜、ギンコは天井に蛹のようなものを見た。が朝みると消えていた。外に出ると蟲が増えているようだった。長居しすぎたかもしれない。すずが里に出かけたあと見るとミハルの姿がなかった。足あとを辿って探しにいったが吹雪いてきて夜になった。いったん戻ろうかと思ったとき倒れているミハルを見つけた。ミハルの包みの中から蝶のようなものが出た。春まがいか。家に運んだミハルは眠っていたが、いつもと同じ症状だろうから春にはちゃんと目覚める。もう行かなくてはならないからまた顔を見に来ると言ってギンコは出発した。 一年後、ギンコが再び訪ねてみるとミハルはあれからずっと眠ったままだった。何がいけなかったのかわからないとすず。ミハルが行っていた場所を探し出すしかないなとギンコ。それじゃミハルと同じになってしまうかもとすずは言うが、目覚めるための何かがたりないのだ。行けばわかるはずだとギンコは言った。 戻らないようなら山の北側を捜してみてくれとすずに言って、ギンコは昨年のミハルの足あとのあったあたりを進む。ミハルの袋に入っていた蝶がいた。甘い匂いが目が眩む。花が咲き乱れていた。空吹は木につく花の形の蟲。どれだと手がかりを探すうちに匂いが変わり体温が下がってきた。体が動かなくなった。 あの蝶は雪の中を飛び回っていた。捕まえて、わかったとギンコは思ったが眠くてしかたなくなり倒れた。すずはギンコを見つけて家に運んだがギンコもミハルと同じように眠り続けていた。どうしたらいいと思い落ちたギンコの薬入れをあけてみると中から何か出て来たような気がした。(すずには見えないが蝶のような蟲が出て天井にとまって花のような形になった) 匂いがした、もう春かとギンコは思った。目が覚めた。そしてミハルも目を覚ました。天井の花のようなものは数日強い匂いを放つと見覚えのある姿に変わった。出発の用意をしたギンコがミハルと山で話す。家で見た蛹みたいなものが空吹だった。ミハルは空吹の羽化を春まがいの発生の合図にしていたのだという。ギンコが蝶を逃がさなかったら春にはちゃんと花になって起こしてくれたはずなんだよとミハル。そういう事は先に言っとけとギンコは言った。 あいつらが一等好きだから秘密にしておきたかった。冬に山菜を生やして助けてくれるし、雪の中で飛んでるのもきれいだし。でもそうやってえさを集めて生きてるだけなんだよなとミハルは言った。何だわかってきてるじゃないかとギンコ。やつらは決して友人じゃない。ただの奇妙な隣人だ。気を許すもんじゃない。ギンコは言った。でも好きでいるのは自由だがな。家に寄ってきなよとミハルは言ったがギンコは長居してしまったから一刻も早く出たほうがいいと言った。姉ちゃんさみしがるとミハル。世話になったと言っといてくれと言うギンコにまた来るよなとミハルは言った。さあな、まあ冬じゃない時にな。冬は人間も弱っていかんからな。ギンコは旅立った。凍山に芽吹く幻の春、雪路に灯る家のあかりそれらは逃れ難く長居を誘うけものも虫も 人も同様★原作では第4巻にあります。ページビューランキング
2014.11.18
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『蟲(むし)』見慣れた動植物とは違う、時にヒトに妖しき影響を及ぼすもの。蟲師(むしし)は、それらを調査し在るべき様を示す。ヒトと蟲の世を繋ぐ者、蟲師ギンコの旅の物語。★前のお話は→ 蟲師 続章 あらすじまとめ★蟲師1~26話 特別篇は→ 蟲師 あらすじまとめ蟲師 続章 第16話 「壷天の星」(こてんのほし) この家に私はひとりで住んでいる。でも私には見えない何かがここにはいる。このごろはあまり怖くなくなった。たぶん神様みたいなものだと思う。ここはもうずっと夜だ。あの空の向こうはどこなんだろう。ここに誰もいないのは、みんなあの空の向こうに行ってしまったからかもしれない。小さな空に星が輝いている。前にもどこかで見たような気がする。でもここは何もかもがきれいで心地よくて何かを思い出すのがおっくうになる。今日も見えない何かが隠した人形を探して遊ぶイズミのもとに知らない男が来た(ギンコ) イズミはいるか、と言うと家に入ってきた。イズミは隠れた。ギンコは時間切れかというと消えた。 ミズホは人形を見つけた。父が何をしているんだと聞くと、イズミと遊んでいると言った。お前までそんなことを、よしてくれと父。母さんはまた妙な輩を呼んでいるし。イズミはきっと誰かにさらわれてしまったんだ。でも本当に見たとミズホが言うと夢だと言われた。父は井戸の底には何もありはしなかったと言った。廊下にギンコが現れた。母親が、いかがでしたかイズミはと聞くと、時間切れでしたと答えた。隠れてふたりの話を聞くミズホ。ギンコは、でも娘さんは確かにここで生きていますと言った。互いをとらえられなくなっているだけです。しかし一度に同調していられる時間はわずかです。それ以上つづけるとこっちも戻ることを忘れてしまう。あちら側と水の合う者は特に。明日また同調してみますとギンコは言った。ミズホはギンコに、イズミは家にいるのねと言った。ああ、見えんかもしれんがなとギンコは答えた。やっぱりとミズホ。見えないが、いつも私の人形を誰かが持っていく。イズミはいつもそうしていた。自分の人形を持っているのに。だから今も人形を隠してイズミと遊んでいるとミズホは言った。 イズミが人形をさがして遊んでいると、見つけたぞとギンコが現れた。逃げるイズミに、お前の母親にたのまれて、お前を連れ戻しに来たと言った。お前は家の裏山の古井戸に落ちて、こっち側へ来てしまった。イズミは何いってるの、井戸なんか知らない、私の家はここよと言った。随分とこっちの水が合うようだなとギンコ。だが、待っている者のいるところが、お前の帰る場所だと言った。 あの空の向こうでお前を待っている。母親は毎日食事を作り、姉は人形を隠して遊んでいる。ギンコは思い出せとイズミに言った。ここはお前のいるべき場所じゃない。そして、マズイ時間がない、勝手にやらせてもらうぞと言った。ギンコが焚き木に蟲タバコで火をつけると煙が空を上って行った。空の上から誰かが見ている。イズミ戻っておいでと声がした。 ある日、イズミはミズホに、井戸の中に星が光っているよと言った。ミズホには見えなかったが、イズミは、ほら、あんなにたくさんと井戸の底を指さす。何もないじゃない、ここで遊ぶと叱られるから家に帰ろうとミズホは言った。それからイズミは人形で遊ぼうと言っても井戸の中ばかり眺めていた。そして星の数が減っていると言った。 ミズホが自分の人形をあげると、イズミは井戸へは行かず人形でしばらく遊んでいたが、今度は人形に井戸の底の星を見せに行った。星の数はまた減っていた。ミズホが来て声をかけると、人形が井戸に落ちてしまった。取ろうと手を伸ばしたイズミも...父親が井戸に入って探したが、イズミは見つからなかった。あったのは人形だけだった。そんなはずない、イズミが落ちるところを見たとミズホは言ったが、父はいいかげんなことを言うなと言った。イズミとケンカでもしたんだろう、イズミはどこか他の場所にきっといると。 大丈夫よ母さんとミズホは言った。私はギンコさんが言うことを信じる。井戸の中から煙が上ってきた。煙が上がったら井戸の底に向かって呼んでくださいとギンコが言っていた。母とミズホはイズミを呼んだ。ギンコはイズミが失くしている記憶を取り戻せれば戻ってくることができると言った。時間は限られているから間に合わないようなら無理やり向こうからこちらに繋がりを作る。そうすればここから声が届くはずだと言ってギンコは再び同調した。 上から呼んでいるのは母とミズホだと気づいたイズミ。ここよと声を上げた。母とミズホに、イズミの声が聞こえた。家のほうからだった。庭を見るとギンコと一緒にイズミがいた。ただいまとイズミは言った。 井戸の底を見て、星も戻ったようだなとギンコ。でも前よりだいぶ少なくなったとイズミは言った。ギンコは、あれは井星といって光脈が流れる土地の井戸に稀に現れる現象で、光脈がふつかってできる火花みたいなものだと言った。それに大量に触れるとお前さんのようになる。数が減っているのは光脈の位置がずれてきているのかもしれない。何にしろ、お前にはあずかり知れない遠い世のことだから、もう別れを言うんだとギンコは言った。父が井戸を埋めると言った。もうここには来ないからとイズミは言ったが、これ以上心配させないでくれと父は言い、井戸の神様が苦しくないようにと竹を1本さすと石を入れて井戸を埋めた。土の底は冷たいか、苦しいか、怖いか、寂しいか。その底は清らかな水の、無数の星の棲むところ。 ミズホが、イズミの手をしっかり握った。夜、イズミは井戸にさした竹から星が出ているのを見た。きれいな星に触れようとしたが、ギンコの言葉を思い出して手をひっこめた。ページビューランキング
2014.12.15
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およそ遠しとされしもの。下等で奇怪、見慣れた動植物とはまるで違うとおぼしきモノ達。それら異形の一群をヒトは古くから畏れを含み、いつしか総じて蟲と呼んだ。★2014年4月より放送の「蟲師 続章」→ 蟲師 続章 あらすじまとめ★前のお話は→ 蟲師 あらすじまとめ蟲師 第16話 暁の蛇(2006年に放送されたものです) 桜の花びらが舞う。木の下で昼寝をしていた女に蛇のようなモノが近づき耳から体に入る春爛漫。舟で川を行くギンコ。居合わせた男と女房の物忘れやいびきの話をする。舟を降りると船頭の少年カジが母親のさよの物忘れのことで相談があると言う。ギンコは家を訪ねた。家に行くとさよは変な生き物がいると騒いでいた。カニだったが忘れてしまっていた。初対面のギンコにカジのお友だちだったわねと言った。カジの話では、もともとおっとりしていて物忘れもあったが、昨年の春くらいから妙な忘れ方をするようになったという。その日は客が多かったのでさよの好物の団子を買って帰った。さよは美味しいわねこの菓子、こんなの初めて食べたわと言った。たまに食べているだろうと言ったが団子についての記憶を全部なくしていた。他にも、あまり着ない着物の中で柄のあるものだけ忘れてしまっていたり、くしゃみというものを忘れてカジがくしゃみをすると変な事しないでよと言ったり、正月に親戚の家に行ったときには、叔父、叔母、自分の妹まで忘れていた。確かに妙だなとギンコ。物忘れというより進行性の記憶喪失のようだ。それに昼も夜もずっと起きて働いているんだとカジ。前は家事の合間に桜の木の下で昼寝なんかしていたのに。絶対おかしい。ギンコはカジに母さんが忘れたものを思い出せるだけ書き出すようにと言った。母子と夕食を食べるギンコ。さよは行商をしている夫の陰膳を用意していた。こうすると旅先で食事に困らないというのでと。これは夫が死んだのを忘れているとかではなさそうだ。いつもなら帰ってきている頃なのに手紙もよこさないとカジは怒るがさよは道にでも迷ったんでしょうと笑っていた。ギンコが息子さんが心配していると言うと、あなたも頼まれて来たんでしょう、どうかお願いしますとさよは言った。このままだと夫やカジのことも忘れてしまう。そして忘れたことさえ忘れてしまうかもしれない。それが恐ろしいと。さよが忘れたものをカジが書き出した。忘れた記憶に一定のきまり事があればとギンコは思ったが、いまいち傾向がない。忘れていた親族の共通点を聞くと川向うに住んでいてあまり会わない人だとカジ。日頃遭遇する回数の少ないものから忘れているようだが、それなら夫のことはとうに忘れているはずだとギンコは思った。夜もふけたが寝そうにないさよ。寝ようとしてもうまく眠れないから夜じゅう機を織って父さんのことを忘れないように繰り返し思い出しているんだって。せめて眠れたら待っているのも少しはラクだろうにとカジは言った。ギンコは気づいた。暖かな風、花の匂い、機を織る音。こんな宵は常ならば深い深い眠りの淵に落ちるためにあるんだろうに。明け方になってさよがウトウトし始めた。と思ったらすぐに起きた。ごはんの用意をと立ち上がり歩き出した。が影は寝た格好のままで、やがて何が黒いものが動き出して...あれは、やっぱりとギンコは思った。さよとカジに話をする。・記憶を食う蟲で「カゲダマ」という。半透明の黒い膜状をしていて古い巨木の陰に好んで潜み同化している。そこで人や動物が休むのを待ち眠りはじめると耳から脳に入る。すると宿主はほとんど眠らなくなり記憶を少しずつ失っていく。そして一定量の記憶を食うと内部で分裂し宿主がわずかに眠ったすきに分身を外に出す。それがまた木の陰に潜み増えていく。本来、日に長くあたると消えてしまう弱いものだが体内に潜まれると深く脳内に入り込み手を出す術はない。・カゲダマの弱点でわかっているのは日の光だけ。頭の中には当てられない。だが忘れたくないことを守ることはできるかもしれない。例えば記憶が頭の中のタンスのようなものにしまわれているとする。団子のこと、遠くに住む親せきのこと、くしゃみのこと。そんなふうにそれらは無数の引き出しに区分されて入れられているが、それをカゲダマは引き出しごと抜き取っていく。その順序は関心などとは無関係でまるで無秩序に見えるが、ひとつだけカゲダマに侵されていない記憶がある。毎日くりかえししていること、見ていること、考えていることだ。飯の炊き方や機織りの仕方、息子や夫のこと。カゲダマは宿主を死なせないように日常の基本となっている事柄は後に残しているのではないだろうか。あくまで推測だがとギンコは言った。それにこの先、記憶が底をつきはじめたら、それも食われるのかもしれない。言える対処法は、より多くの記憶を蓄えていくということと、何度も何度も忘れたくないことは思い出すということ。さよはわかりました、そうしてみますと言った。家でじっと待っていないで外にも出てみるといいとカジが言うと、そうね、待っていないで父さんを探しに行こうかしらと言った。ずっとそうしようかと考えていたが父さんに何があったか知るのが怖かった。でももう待つのはたくさんと笑った。夫はよく西の町の話をしていたから、まずはそこにカジとふたりで行ってみるとさよ。3人で舟に乗り、ギンコは途中で降りて別れる。気をつけてなと言うと、お元気でとふたりは手を振った。その決断がふたりにとって良かったのか、そのいきさつを知ったのは、ちょうど1年が過ぎたころだった。ギンコがたずねるとカジは戻ってまた舟に乗っていた。さよも元気そうだった。父親は西の町にいたとカジは言った。そこで別の家族と暮らしていた。ふたりが訪ねると父親は妻と一緒に赤ん坊を風呂に入れているところだった。さよは何も言わずにカジの手を引くとその場を去った。旅の帰路、さよは黙々と歩き続けた。食事も睡眠もとらず、やがて道端で倒れた。疲れ切っていたのか、そのまま何日も眠り続けた。明け方、カジが目を覚ますと、さよの体から何かが出て行くのを見た。黒い大きな蛇のような影が空に消えた。目を覚ましたさよは良く寝たと言うと、ここどこだっけ、何をしていたんだっけと言った。その朝、さよはカジのことと家のこと以外のすべての記憶を失ってしまっていた。寝込んでいる間に記憶の大半を食われてしまったようだ。でも相変わらず俺のこととか飯の炊き方とかは忘れないでいる。ギンコさんに言われたように外に出て毎日いろんな物事に出会うようになったからかなとカジ。それもほとんど次の日には忘れているけど、毎日たのしそうにしている。今も夜は眠らずに機織りをしている。そうか相変わらずだなとギンコが言うと、うん相変わらずだよとカジは言った。食事がまた一膳多いよとカジに言われるさよ。そうよねふたり分でいいのにね。なんでこうしなきゃと思ったのかしら、でもこうするとなんだか安心するのよ、どうしてかしらとさよは言った。★原作では第5巻にあります。ページビューランキング
2014.12.15
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『蟲(むし)』見慣れた動植物とは違う、時にヒトに妖しき影響を及ぼすもの。蟲師(むしし)は、それらを調査し在るべき様を示す。ヒトと蟲の世を繋ぐ者、蟲師ギンコの旅の物語。★前のお話は→ 蟲師 続章 あらすじまとめ★蟲師1~26話 特別篇は→ 蟲師 あらすじまとめ蟲師 続章 第17話 「水碧む」(みずあおむ) ギンコが河原で休んでいると、上手に泳いでいる少年(湧太・ゆうた)がいた。岸に泳いで来た湧太はギンコの蟲タバコの煙にむせたのか咳き込んだ。悪いな、煙たかったかとギンコ。体にふれると水に入っていたにしてもやけに冷たかった。母親のタキが探しに来た。湧太は獲った魚を差し出した(その手には水かきのようなものが) 今日もたくさん獲れたわねとタキは言ってふたりは帰って行った。ギンコがタキに声をかける。その子、泳ぎは達者だが走るのは少々不得手では。だったら何なのとタキ。異様に喉の渇きを訴えたり。何が言いたいんですかとタキ。ギンコは家をたずねて話した。いくつか蟲師の記録と符合することがある。低い体温、言葉の遅れ、稀に水かきがある者。それらの原因が蟲なら影響を薄める薬がある。やはり他の子と様子が違うのはいろいろと不安なんじゃないですかとギンコは言った。 湧太は寝ていても水をかくように手を動かしていた。夢の中でも泳いでいるのかとギンコが見ると目から水のようなものが流れ出た。ギンコは、あの子の中には、「雨蠱(うこ)」という蟲がいますと言った。個体としては肉眼では捉えられないほど小さなもの。それが雨に紛れ川に流れ込むと群れて青い巨大魚のような姿で川を下り、やがて海に出て子を生す。それがまた水蒸気に紛れ雨となり山河に降り注ぐ。そうして生きていくものにすぎないが、川を下るときに群れの一部が淵などに取り残されると、魚に喰われないように山椒魚などの体内に寄生する。が、ごく稀に、溺れて仮死状態となったヒトに寄生することがある。そうなると蘇生はするがこのような影響が残り完全に抜くことはできない。大水が起こると濁流に乗じて海に出ようと自ら抜け出ることもあるが、いつ起こるともわからない。ギンコは薬を渡し、まずはしばらく、この薬で様子を見てくださいと言った。夜中に水の夢を見て起き出し川に行く湧太。タキが後を追い夜は来ちゃダメだって言ったでしょと止めた。タキは薬を飲ませる決心をした。薬を飲むようになった湧太は、相変わらず川で魚を獲っていたが、水かきのようなものは消えていた。体温も上がってきたようだった。体が魚みたいに冷たいから人の子じゃないんだと言って遊んでくれなかった子どもたちも、そんなことないなと魚を獲るのが上手な湧太と遊ぶようになった。言葉も多くなった。湧太はタキに川はどこから来るのとたずねた。山奥の谷から流れて来るのよとタキ。谷の水は? 空の雲から降ってくる。空の雲は? 海から生まれる。海? この川が行き着くところ、たくさん水があるところ、母子はそんな話をした。海は母さんもまだ見た事がないけど、見渡す限り水なんだってと言うと、湧太は目を輝かせた。じゃあ、海も川も雨も雲も、みんないっしょ?と湧太。形は違うけどみんな同じなのとタキは言った。ギンコが再びやって来た。元気そうな湧太は煙もそんなに嫌じゃなくなったと言った。薬が効いたようだなとタキと話すギンコ。体温も上がってきたし、以前は日に一升も欲しがった水が七合ほどに減ってきたとタキ。ありがとうございますと言うと、あの薬をまたいただけますかと言った。ギンコは、言っておくがおそらくこれ以上の効果は望めないと言った。蟲が抜けたわけではないのでね。本来、ヒトに寄生するものではないから、そう深く結びつかないが、山椒魚などは寄生されて数年経つと同化して水に消えてしまう。あの子は薬で影響を抑えながら現状を保てるはずだ。それで良ければまた頃合いを見て薬を持ってくるとギンコが言うと、そうね、それで十分とタキは言った。次はいつ来るのと聞く湧太に秋口だと答えるギンコ。じゃあな、もう溺れるなよと言うと湧太は溺れたことないよと言った。忘れてるんだろうとギンコは思った。 大雨になり川は濁流が流れた。夜、湧太が雨の中、行かなきゃと出て行った。タキは後を追う。ここらが長雨だと聞いて来たギンコが湧太を捕まえた。ギンコはこのままだと鉄砲水が来る。危険も伴うが雨蠱を抜けるかもしれないと言った。タキは湧太に、きっと他の子たちと同じになれるから我慢してねと言った。村のみんなに認めてもらえる子に。湧太を木の上に連れて行くと、もう行かなきゃと言った。絶対にどこへもやらないからとタキは湧太を抱きしめた。鉄砲水が来た。そして通り過ぎて朝になった。湧太はタキに雨、怖かったね、でももう怖くないよと言った。雨蠱は抜けたかとギンコは思った。湧太は喉が渇いたと言った。蟲が抜け切っていないのかと思ったら湧太の体がひどく熱くなった。おかしい。とにかく水をとギンコ。すると湧太の体は水蒸気のようになって空に上り消えていった。着物だけが残った。どうしてこんなことに......あの子は溺れたことがないと言っていた。川で溺れたのはあんたかとギンコはタキに言った。湧太が生まれる十か月ほど前、夫と魚を獲っていて舟が転覆、気づくと岸に流れ着いていたが夫は亡くなった。その後、夫の子を身ごもっていることに気づいた。腹の中で無事でいてくれたことに感謝した。生まれてきたのは冷たい赤子だった。けれど確かに生きていた。みんな恐ろしいと言ったけど嬉しかった。普通でないなりにこれまで生きてくれていた。どうして今になってとタキは泣いた。胎児は腹の中で水に浸されていてヒトよりも水の生き物に近いという。あの子はその段階で雨蠱に寄生された。そのまま体内で成長していくうちに分離できないほど深く一体化してしまった。私があんなものにつかれていなければと言うタキにギンコは、腹の中で無事だったのはあんたが寄生されて蘇生したから。でなけりゃ、ふたりとも生きていなかったろうと言った。あいつは生きた。確かにここに生きていた。 じゃあ、海も川も雨も雲も全部いっしょ? そうよ、形は違ってもみんな同じなの。湧太との会話をタキは思い出していた。湧太、あんた今、どこにいる? 川の中かしら海かしら、雨かしら。どうしたの? もう怖くないよと湧太の声。そうだね、あんたはどこにでもいるんだものね。タキは空を見上げた。☆次回 「雷の袂」ページビューランキング
2014.12.18
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およそ遠しとされしもの。下等で奇怪、見慣れた動植物とはまるで違うとおぼしきモノ達。それら異形の一群をヒトは古くから畏れを含み、いつしか総じて『蟲』と呼んだ。 蟲師☆第1話 「緑の座」☆第2話 「瞼の光」☆第3話 「柔らかい角」☆第4話 「枕小路」☆第5話 「旅をする沼」☆第6話 「露を吸う群」☆第7話 「雨がくる虹がたつ」☆第8話 「海境より」☆第9話 「重い実」☆第10話 「硯に棲む白」☆第11話 「やまねむる」☆第12話 「眇の魚」☆第13話 「一夜橋」☆第14話 「籠のなか」☆第15話 「春と嘯く」☆第16話 「暁の蛇」☆第17話 「虚繭取り」☆第18話 「山抱く衣」☆第19話 「天辺の糸」☆第20話 「筆の海」☆第21話 「綿胞子」☆第22話 「沖つ宮」☆第23話 「錆の鳴く聲」☆第24話 「篝野行」☆第25話 「眼福眼禍」☆第26話 「草を踏む音」蟲師続章☆第1話 「野末の宴」☆第2話 「囀る貝」☆第3話 「雪の下」☆第4話 「夜を撫でる手」☆第5話 「鏡が淵」☆第6話 「花惑い」☆第7話 「日照る雨」☆第8話 「風巻立つ」☆第9話 「潮わく谷」☆第10話 「冬の底」☆第11話 「草の茵」☆第12話 「香る闇」☆第13話 「残り紅」☆第14話 「隠り江」☆第15話 「光の緒」☆第16話 「壷天の星」☆第17話 「水碧む」☆第18話 「雷の袂」☆第19話 「泥の草」☆第20話 「常の樹」特別編☆「日蝕む翳 前編」☆「日蝕む翳 後編」☆「棘のみち 前編」☆「棘のみち 後編」☆「鈴の雫 前編」☆「鈴の雫 後編」ページビューランキング
2015.07.15
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暗殺教室2 #01 夏祭りの時間僕らは殺し屋。ターゲットは先生。夏休みまでに殺せんせーの弱点はいくつも掴んだが決定的な暗殺には至っていない。椚ヶ丘中学校3-Eは暗殺教室。2学期をひかえ始業のベルが今日も鳴る。★2期のスタートです。A組との賭けに勝ってやって来た南の島。殺せんせーの暗殺は成功しなかったけど、待ち構えていた鷹岡に勝利して合宿最終日を迎えたところからです。★1期はこちら→ 暗殺教室 第1期 全話あらすじ 夏休み強化合宿の最終日。殺せんせーが「肝試し」をやろうと言い出す。鷹岡との戦いに勝利した生徒たちだったが完全防御形態で殻に閉じこもっていた殺せんせーは、せっかくの南の島なのに遊び足りないらしい。お化けはどうせ殺せんせーだから怖くないだろうし面白そうだから肝試しにみんな参加することに。この時、生徒たちは知らなかった。殺せんせーには別な下衆な目的があったw 肝試しの場所は島にある海底洞窟。出口まで男女ペアで抜けてくださいと殺せんせーは言った。 ・潮田渚、茅野カエデペアゾクゾク系は大丈夫だけど急にビックリ系は苦手かなと前を歩く渚。三線の音が聞こえてきた。血塗られた悲劇の話にビビリ気味のふたり。意外に本格的だから早く抜けようと足を速める。後ろで次のペアにしている同じ語りが聞こえた。 生徒を脅かす殺せんせーは考えていた。生徒たちは本当に強くなったが足りないものがある。それは、恋愛スキャンダル。夏ごろにはカップルが誕生していると踏んでいたが暗殺に夢中で浮いた話がなかった。ここらで一発、先生が恐怖で背中を押して男女をくっ付け、それをネタにひやかしたり実録小説を書く。これぞ担任教師の粋なはからいwww ・赤羽業、奥田愛美ペア怖くないのが怖いと話すカルマ。あの時の渚くんを見て衝撃を受けた。それは鷹岡を倒したことじゃなくて倒した後に全然怖くなかった渚。ケンカしたら100パー勝てるけど殺し屋にとってそんな勝敗は何の意味もない。怖くないって実は一番怖いんだなって初めて思った。そう言ったカルマは、でも負けないけどねと笑った。先生の命をいただくのは、この俺だよ。どっちが殺すか楽しみですと言う奥田に、ところで肝試しとか言って実はくだらないことを企んでいるみたいなんだけどとカルマ。 ・寺坂竜馬、狭間綺羅々ペアなかなかカップルが成立しないので次はと意気込む殺せんせーだが、子どもの頃から夜道では怖がられミス肝試し日本代表と呼ばれていたという狭間の顔に驚き怯える。お前が楽しいならいいと寺坂。すっかりテンパった殺せんせーは自分でしかけたコンニャクにまで驚く始末。結局自分が一番恐怖を楽しんでいると言われた。 怖がらせて吊り橋効果でカップル成立を狙ったが面目ないと出口で倒れ込む殺せんせー。怖がらせる前に狙いがバレバレだと言われると、手を繋いで照れるふたりとか見てニヤニヤしたかったとか言い出して泣きギレ。そういうのはそっとしときなよと中村。うちらぐらいだと色恋沙汰とか突っつかれるの嫌がる子おおいよ、みんながみんな下衆いわけじゃないんだからと言われ殺せんせーはわかりましたと泣いたw 烏間先生とビッチ先生が出て来た。何も出て来なくて怖がって損したわと言うビッチ先生に、だからくっ付くだけ無駄たと言っただろうと烏間先生。徹夜明けにはお荷物だと烏間先生が言うと、うるさいわね美女がいたらエスコートしなさいよとビッチ先生は言った。ふたりを見ていた殺せんせーと生徒たちは、帰るのは明日の朝だから時間もあるし、くっ付けちゃいますかと笑った。 結局みんな下衆かったw 最後の作戦が開始されるwww 烏間先生のことを鈍感にもほどがある、やってられないと話すビッチ先生。自分の恋愛には奥手で意外と言われ、冗談じゃないとビッチ先生。世界クラスの堅物だから珍しくて、むきになって本気にさせようとして、そのうちこっちが...と顔を赤らめる。カワイイw ビッチ先生はこう見えて不器用な人で、積み上げた経験がジャマで気持ちに素直になれないんだろうなと渚は思った。ふたりのためにセッティングしてやるから任せろと生徒たち。殺せんせーもノリノリで計画に参加。同僚の恋を応援するのは当然です。女教師が男と溺れる愛欲の日々、甘酸っぱい純愛小説が書けそうですと明らかにエロ小説を構想していた。まず露出が多い服装から変えないとと生徒たち。烏間先生のようなお堅い日本人には清楚な感じで攻めないと。清楚と言えば神崎さんだと昨日着ていた神崎の服をビッチ先生に着せてみたら逆にエロかったw エロいのはしかたないと諦めるwww好きな女性のタイプもわからないし、好きな食べ物もハンバーガーやカップめんを食べているのしか見たことないし、付け入るスキがなさすぎる。何か烏間先生に原因があるように思えてきた。とにかくディナーまでに出来ることは整えましょうと殺せんせー。女子はスタイリングの手伝い、男子はふたりの席をムードよくセッティングする。 そして夕食の時間。烏間先生がレストランに行くと女子が、E組名物先生いびりで先生方はジャマだから外の席で勝手に食べてくださいと言った。何なんだ最近の中学生の考えることはよくわからんと烏間先生が外に出ると夕暮れのビーチにセッティングされた席にビッチ先生が座っていた。 ショールは家庭科が得意な原が売店で買ってミシンを借りてアレンジしたもの。ビッチ先生は思った。こんなショールは社交界では使い物にならないし、テーブルセッティングも素人仕事。仕事で使ってきた一流の店とは雲泥の差。しかもプライバシーもへったくれもない野獣。でも...... 何よこれ、楽しいじゃない。ちょっとだけ大好きよ、あんたたち。やってやろうじゃない、この堅物、落としてみせるわ。 食後のコーヒーを飲みながら烏間先生が、この旅はいろいろあったが収穫もあって基礎が生徒に身についているのが確認できたと話す。この調子で二学期中に必ず殺す。イリーナ、お前の力を頼りにしているぞと烏間先生。ビッチ先生はしばし沈黙すると髪をほどき、殺すってどういうことか本当にわかってる?と言った。 湿っぽい話しちゃったわねと立ち上がるビッチ先生。それとナプキンを適当につけすぎよ......好きよ、烏間。おやすみなさい。烏間先生におやすみを言って立ち去ったビッチ先生は、告白のつもりが殺白しちゃった自分に腹を立てる。生徒たちも今の中途半端なキスは何だ、いつもみたいに舌を入れろとブーイングw やかましい、ガキどもとビッチ先生が怒ると殺せんせーは彼女はここから時間をかけていやらしい展開にするのですと言い、エロタコと言われた。 その様子を見ていた烏間先生は思った。深く考えるつもりはない。それが俺の任務だからな。覚悟しておけ。二学期はなお一層ビシビシ鍛え、なお一層殺すぞ。そしてビッチ先生の最後のは何だろう、新しい技の練習なら感心だなと思っていたwww 暗殺旅行はこうしてやっと幕を閉じた。 そして生徒たちはそれぞれに夏休みの最後の一日を過ごしていた。父と会い回転寿司を食べる渚。母さんと上手くやっているか、厳しい性格だから父さんだけ逃げたようで心苦しいと言う父に、機嫌さえ損ねなければ厳しくないから大丈夫と渚は言った。そこに夏祭りのお知らせを持った殺せんせーが出没。用事が入ったからと立ち上がる渚。ごちそうさまを言って父さんも体とか気をつけてと駆け出した渚を見て父は明るくなったなと思った。 夏祭りは今日思い立ったが用事で断る人が多くて傷ついているとカルマに話す殺せんせー。カルマはどうせダラダラ遊んでいたからいいけどと言った。烏間先生は会議で来れず、ロヴロに電話すると日本に来ているが別の仕事中で行けないと言われた。 殺せんせーからの電話を切ったロヴロは烏間から報告を受けた渚のことを考えていた。教えた隠し技のネコだましを実践で決めたとか。日本に置いておくのは惜しいなと思った。突然ロヴロの前に男が立っていた。生まれたときから私はいつも君のとなり。ロヴロは倒れた。畏れるなかれ、死神の名を。そう言うと男は去った。 夏祭り開催。思いのほか集まってくれたと喜ぶ殺せんせー。誰も来なかったら自殺しようかと思っていましたと聞いて、来ないほうが正解だったかとカエデ。みんなそれぞれに夏祭りを楽しんでいた。千葉と速水は射的で調子に乗りへこみ、カルマは確率を計算して糸くじのおじさんを脅しw 磯貝は金魚すくいでたくさんの金魚をゲットし100円で一食分浮いたのはありがたいと笑うww 食うのか? みんな荒稼ぎしてるねとヨーヨー釣りまくりの渚とカエデ。ビッチ先生は商工会のテントでまんまとタダ酒をくらっていた。月末は金欠の殺せんせーは稼いで店じまいしたところに入り込み夜店をやっていて支店を増やしていた。 夜空に花火が上る。夏休み濃かったねと言うカエデに二学期はたぶんもっと濃くなる気がするよと渚は言った。その頃、烏間先生は会議に出席中。暗殺の報酬について、ひとりで殺せば100億に変更はないが、夏休みの報告で集団戦術で追い詰めたことを考慮して団体で暗殺に成功した場合は上乗せして300億円払うことになった。 この教室で確かなのは僕らも殺せんせーも決してこのまま終わらないこと。二学期は案の定、大波乱から幕を開ける。☆次回 「カエデの時間」 プリン回?【感想】楽しみにしていた2期だけど、リアルは冬なんで、これ1期の最後にしたらよかったのにとか思ってしまったw ビッチ先生、カワイイ~ 烏間先生は堅物すぎだな。それよりロヴロさん、大丈夫なのか? いきなり現れたのは死神? 凄く強そうで恐ろしい。原作も読んでいるけど大詰めで、アニメも一緒に3月で完結とかだろうか。木曜深夜に2本になってしまって初回から遅れてしまったけど、アニメ化される前に原作も紹介して1期もずっと見てきた作品なので、私の記事のほうも完走したいと思っています。・今回、初回のびのび拡大版でおおくりしました~ (22749文字) ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.01.10
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進撃の巨人 #76 断罪約9か月ぶりの進撃の巨人。The Final Season の Part 2 です。前回75話はエレンの「来いよ!! ライナー!!」で終わったので、76話のタイトル画像はライナーさんにしてみました。☆前のお話は → 「The Final Season 第60話~第75話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」【森方面】ジークの自爆に巻き込まれたリヴァイ兵長を見つけたハンジ。こちらは自分の腹を裂いて中にジークを埋め込んだ巨人。「頭に一発撃ち込んでおきましょう」「死んでるよ...至近距離から雷槍の爆発を受けたんだろう。外傷以上に内臓がズタズタになって即死だ」フロックが自分も脈くらい計れるから見せてくれと言うが答えないハンジ。すると巨人に変化が...「消えている...死んだのか?」「いや...普通蒸気が吸い込まれように消えたりしない」巨人が消えると体が半分吹き飛び瀕死だったジークが無傷の状態でにゅるんと復活。その隙にハンジはリヴァイを抱えて川に飛び込み逃げる。「ジークさん...何があったんですか?」「わからない...」「知らない少女が...土をこねて俺の体を作った...」「知らない場所で...ただそれを見ていた。何年も...そうしていたような気がするし、一瞬だったような気もするが...あれは...そうか、あれが道なのか...」「ジークさん。あなたを拘束していた調査兵団30名は巨人にして従えたのですよね? 彼らはどこに?」「まあ、いろいろあって、いない。俺たちのジャマをする奴らはもうここにはいない。行こう」いや、とりあえず服を着てくれw(俺たちはただ進むだけだよな。エレン)ここで新OP SiMの「The Rumbling」OPの画像いい感じですね。けっこうネタバレあり的でよく見ると楽しいかも。続いて前回75話の最後の部分。【シガンシナ区・地上】エレンが巨人化したところから (画像省略)「始まったんだ...巨人たちが動きだした」「...やっぱり難しいよね」「ピークさん!? 裏切ったんじゃなかったの!?」「ガビ...私が仲間を売ると思ったの?」「でも...マーレに仕えても私たちに未来はないって」「見て!! 私はマーレを信じてない。私は一緒に戦ってきた仲間を信じてる」「狼煙が上がっている。ピークとガリアードがやつの位置を暴いた。『始祖の巨人』だ。レベリオの雪辱を果たせ!! ここでやつを終わりにしてやる!!」「ピークさん! ピークさん! ピークさん!」「...ポルコ!」ポルコ。ピークの腕ごと鎖を切断。「ギャアアアアアアア」「痛ったああああ」と落下しピーク巨人化。ガビ回収。(まさかマーレが捨て身の奇襲をかけてくるとは...やつらの持つ情報だけじゃ、こんな危険を冒す判断はできないはず...)「エレン、聞こえますか!? 巨人の体から出てきてください。室内に身を隠し戦鎚の力で地下から逃げるのです。このまま戦っても分が悪い...」エレンはイェレナを無視。そして...「来いよ!! ライナー!!」(お前なんだろ? マーレ軍にこんな馬鹿な真似させたのは)ライナー巨人化。イェレナは兵を総動員してエレンを守るよう指示。ガビを回収したピークはマガト隊長の元へ。「ガビ!」「マガト隊長...?」このシーン好き(*‘∀‘)「ブラウン貴様!! 誰が敵地に乗り込めと命じた!!」「も...申し訳ありません...」「勝手な真似を...」コルトがガビにファルコはどこにいるか尋ねる。「まだ...あの建物の中に...ジークの脊髄液を口にしてしまい閉じ込められています...」以下マガト隊長とピークの会話「ファルコは脊髄液を飲んだ敵兵約300と共に収容されています。それ以外の敵兵は今ここに500ほど。ジークは不在のようです」「ライナーの危惧に従いここまで来たが『始祖の力』を敵が行使する可能性は?」「わかりません。しかし『始祖の力』が彼らの切り札であることは間違いありません。未だその切り札を切らないのであればエレンはまだ『始祖の力を』発動できる状態にないのだと思われます」「何か...発動条件があるのか?」ガビはジークの言葉を思い出した。「こうして始祖の巨人と王家の血を引く巨人が揃った...マーレから撤退する飛行船の中でジークがそう話しているのを聞きました!」「どういうことだ? ジークが王家の血を引く巨人ということか...」「復権派の指導者が両親ならあるいは...」「彼の特別な力に根拠があるとすればそれが真実なのではないでしょうか。『始祖の力』が使えない理由がジークの不在と関係があるならエレンとジークを接触させてはなりません」「マガト隊長! ライナーが!」「元帥だ。マーレの盾はそう脆くはない。いや...マーレを守る盾ではない。今、我々の肩には世界の命運がかかっている。我々は決して始祖を殺し問題を先送りにはしない」「今ここで始祖を喰らい2000年の遺恨に終止符を打つ!!」戦うエレンとライナー。エレンの硬質化した拳のパンチは強力。そこにポルコも参戦。「償わせてやる。俺の街を蹂躙したことを...」エレンが劣勢になりライナーが、「エレン...お前はひとりじゃ脅威にならない。もう観念しろ。お前はここまでだ」と言った途端に串刺し~「今だ! 仕留めるぞ!」「やつらの大好物だ。雷槍を食らわせてやれ!」イェーガー派の兵士たちが雷槍を手に立体機動装置で襲い掛かるが...砲撃がエレンの頭部を直撃。「脳みそが飛散し進撃の運動能力が低下しました」「お見事です。マガト隊長」「元帥だ。よもや一番まともな砲手が最高指揮官になるとは...マーレ軍も堕ちるところまで堕ちたものだ」顎と鎧の巨人が動き出す。「嘘だろ...? マーレの首脳陣は皆殺しにしたはず...ひと月足らずで立て直せるはずが...」このままじゃ...始祖が食われる...とどこかに駆け出すオニャンコポン。イェレナはエレンは他の人とは違う、特別とつぶやく。「やつに力を使わせる。戦鎚の力は強力だがすぐに力を使い果たす」「忘れるな。この奇襲作戦はヴィリー・タイバーの犠牲の上にある」「彼が命を賭して伝えたように我々には真の英雄ヘーロスが必要なのだ」「世界を救う英雄が...」(エレン...もういい...お前の負けだ...これ以上誰も苦しめなくていい...これ以上苦しまなくていい...)【シガンシナ区・地下】オニャンコポンがやって来たのは閉じ込められている104期生たちのところ。「オニャンコポン...おい、外はどうなってる?」「マーレ軍が飛行船で空から攻めて来た。約500の兵に鎧・顎・車力が同時に!! それをエレンがひとりで相手にしている。必死に足掻いているが...いずれやられる。始祖がマーレに奪われる!! 手を貸してくれ!! みんなでエレンを援護するんだ!!」牢の鍵を開けるオニャンコポン。「ふざけんじゃねえぞ!! てめえ、何がみんなだ!! てめえらの戦いだろうが! 俺たちが従うと思ったのか! 裏切り者のくせに!!」「す...すまない...だがイェレナに逆らえば頭を吹っ飛ばされるだけで...」「はぁ!? お前は俺たちに優しくしといて...裏じゃワインでパラディ島を乗っ取る計画だったんだろうが!! もう...!! 裏切られるのは飽きてんだぜ俺は!! ライナーに...ベルトルト!! アニ!! エレン!! もう飽きたんだよクソが!!どうして俺がエレンに加勢して...子供を作れねぇ体になんなきゃならねぇんだよオイ!?」「話を聞こうよ。コニー」「俺は...本当に知らなかったんだ...ワインのことや安楽死計画なんて...他の義勇兵と同じように...」「本当だと思うぞ。俺たちはイェレナから口止めされていた。義勇兵にワインのことは言うなと...」「何より、エルディア人の安楽死なんて協力したくない!! 俺たちはパラディ島を発展させて一緒にマーレを倒して欲しかった。そのためにすべてを捨てて島に来た。この島のみんなのために尽くしてきた...それは...この島に未来があると信じていたからやれたんだ!! 子供は未来だ!! 安楽死計画が実現してしまったら、俺たちがやってきたことは何になるんだ!? 信じてくれ...」「信じるよ」「アルミン...」「以前君はこう言った。ユミルの民を含め人々は皆求められたから存在する。いろんややつがいた方が面白いからだってね。君という人はまるでジークの思想にに反した姿勢を見せてきた。君はそういうやつだよ」「さあ立って。オニャンコポン」「アルミン...」「俺もお前を信じる...がどうする? エレンとジークに手を貸すということは安楽死計画を実現させるということだぞ?」「いいや...計画は阻止するんだ。しかし、ふたりを失ったらこの島を世界から守ることはできない...」「じゃあどうしろって言うんだよ!?」「少なくとも一度は地鳴らしの威力を世界に見せつけてやらないと...」「ああ!? 地鳴らしの威力をだと!?」「ミカサは...どうしたい? エレンを助けたいの?」「...助けたい。でもそれはきっと...エレンが言ったように...私がアッカーマンだから」「これは...自分の意志じゃない」「それは...エレンの考えた嘘だと思う」「私が時々頭痛を起こすことは本当...何で嘘だと思うの?」「...何で...って...え...? エルディア人が子供を作れなくなることをエレンが望んでいるって...みんな本気でそう思ったの?」「確かにやつらしくないとは思ったが...ありえないことだとまでは...」「ありえないだろ!? あのエレンだよ!?」「じゃあ何でジークやイェレナに逆らわないんだよ!?」「逆らわなくていいからだよ。最終的に始祖の力をどう使うかはエレン次第だ」「エレンはイェレナに話を持ち掛けられた時からそうするしかなかった。断ればイェレナはどんな手段を使ったかわからない...」「だが承諾したと見せて自分は味方だと思い込ませることができたなら...地鳴らしでこの島を守ることができる。パラディ島は今後50年は誰にも手出しされない!」「オオオーーッ!!」★次回 『騙し討ち』
2022.01.13
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☆エガちゃんねるとファミマのコラボ。前に紹介したポテトチップスに続く第2弾です。2月4日発売で、だいぶ前に買って食べました。写真を撮っただけで記事にしていなかったけど数日前にまたお店に並んでいるのを見たのでアップします。再販されているのかな。今からでも買えるかも。 ☆カップ麺は2種類あって、いずれも税込み398円。右が『江頭2:50監修・激辛豚骨ラーメン』左が『ブリーフ団監修・イカ墨トリプルガーリックまぜそば』まあ安いとはいえないしラーメンは好みが分かれるかもだけど味はどちらもよかったです。 ☆激辛豚骨ラーメンです。唐辛子マーク4本でけっこう辛いです。子供は無理かな。ちなみに家の主人も無理でしたw 麺はストレートの細麺。マルタイラーメンみたいな感じかな。私はどちらかといえば太ちぢれ麵が好きだけど、これはこれで美味しかったです。具は少ないけどチャーシューもキクラゲもいい感じ。スープは辛くて全部飲むのは無理な感じだったけど思ったよりかなり美味しかったです。残すのはもったいないくらい。 ☆で、残ったスープにご飯を入れてみました。これ美味しいです。おすすめ。具は溶き卵とチーズかまぼこスライスと100均で買った乾燥ネギ。卵とネギでいいかなと思ったけど1枚しかないチャーシューを食べてしまって寂しかったのでチーズかまぼこを入れたらとけたチーズで辛さが緩和されたしトロミもいい感じでした。激辛ラーメンのスープが残った時におすすめ。 ☆ちょっと脱線しましたが、こちらがイカ墨まぜそばです。これは酷評していた人もいたけど私は美味しいと思う。まあイカ墨が苦手な人は無理だよね。生臭いのは確か。でもトリプルガーリックでかなりニンニク味になってます。てか私にはニンニク多すぎでした。イカ墨の味が薄くなってしまうのでトリプルのところパウダーは入れずにダブルで食べました。私にはこれくらいがちょうどかな。ガーリックチップとオイルを入れたらパウダーは様子を見ながらでもいいかなと思います。でもこれ昼に仕事場でとかは厳しいね。ガーリックすごいし口も真っ黒けなるしw☆エガちゃんねるとファミリーマートのコラボのカップ麺。ポテトチップスの時に安くないしファンでもないから...とか言ってたけど、発売日にお店に行って買って食べてしまった。私って『あたおか』かもw☆うましら~でした。ごちそうさまでした。
2025.03.19
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☆読んだ本の覚書です。人魚が逃げた 青山美智子内容紹介(「BOOK」データベースより)☆2025年本屋大賞・第5位☆ある3月の週末、SNS上で「人魚が逃げた」という言葉がトレンド入りした。どうやら「王子」と名乗る謎の青年が銀座の街をさまよい歩き「僕の人魚が、いなくなってしまって……逃げたんだ。この場所に」と語っているらしい。彼の不可解な言動に人々はだんだん興味を持ち始め――そしてその「人魚騒動」の裏では、5人の男女が「人生の節目」を迎えていた。12歳年上の女性と交際中の元タレントの会社員、娘と買い物中の主婦、絵の蒐集にのめり込みすぎるあまり妻に離婚されたコレクター、文学賞の選考結果を待つ作家、高級クラブでママとして働くホステス。銀座を訪れた5人を待ち受ける意外な運命とは。そして「王子」は人魚と再会できるのか。そもそも人魚はいるのか、いないのか……【感想】内容紹介を見て何となく読んでみました。この作家さんはあまり読んだことがない上に『人魚姫』の物語も肝心なところは覚えてなかった...でも面白かったです。短編連作集というのかな物語が繋がっていくのが楽しかったです。読み進めながら、それで人魚はどうした? 王子は? そもそもコレ必要か? とちょっと思ったりしたけど最後は予想と違ったメルヘンで、こういうのもいいなと思いました。本屋大賞5位だそうだけど私は読後感や登場人物の優しさ、それと軽い読みやすさでは大賞の作品より好きかも。あくまで個人の趣味ですが。と、おすすめだから記事を書こうと思ったのにあまり内容は思い出せなかった...2か月くらい前に読んだんだけどね。まあ、それもいいかもしれないw面白かったことは覚えていましたwww☆で、こんなことは忘れないw 本とあまり関係ない写真。 ☆銀座で思い出してパチリ。香蘭社の夫婦茶碗。私の結婚祝いにと銀座6丁目のお店に行って友だちに買ってもらったもの。すんごい昔だ。あまり温かい緑茶を飲まないせいもあるけど今でも使っています。何度かの引っ越しにも大きい地震にも傷つくことなくほとんど変わらない姿です。☆銀座で茶碗を買ってもらった夫婦の方はだいぶ古くwなったけど、とりあえず変わらず仲良くやっていきたいなと優しい物語を読んであらためて思いました。湯呑みは物語に関係ないけど本はおすすめです。
2025.09.17
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☆映画館で観てきました (7/31に吹替版で)The Fantastic Four: First Steps【公開日】2025年7月25日【上映時間】115分【監督】マット・シャックマン【出演】ペドロ・パスカル / バネッサ・カービー / エボン・モス=バクラック / ジョセフ・クイン【解説・あらすじ】マーベル・コミックス初のヒーローチームである「ファンタスティック・フォー」の活躍を描くアクションエンタテインメント。過去にも映画化されてきた人気作品を「アベンジャーズ」を中核としたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の一作として新たに映画化。宇宙ミッション中に起きた事故で特殊能力を得た4人は、その力と正義感で人々を救うヒーローチーム「ファンタスティック4」として活躍している。チームリーダーで天才科学者のリード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティックは、ゴムのように自在に伸縮する体を操り妻スー・ストーム/インビジブル・ウーマンは透明化や目に見えないエネルギーシールドを使いこなすチームの精神的支柱。スーの弟ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチは炎を操り高速で空を駆け抜ける陽気なムードメーカーでリードの親友ベン・グリム/ザ・シングは岩のように強固な身体と怪力を持つが内面に葛藤を抱えた心優しい人物だ。世界中で愛され固い絆で結ばれた彼らはスーの妊娠という知らせを受けて喜びに包まれる。しかし、リードのある行動がきっかけで惑星を食い尽くす規格外の敵、宇宙神ギャラクタスの脅威が地球に迫る。滅亡へのカウントダウンが始まる中、ヒーローである前にひとりの人間として葛藤を抱える4人は世界を守るために立ち上がる。★映画を観に行ってすぐに、ここまで下書きを作ったまま更新していませんでした。とりあえず覚書にアップします。すみません。
2025.10.29
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『蟲(むし)』見慣れた動植物とは違う、時にヒトに妖しき影響を及ぼすもの。蟲師(むしし)は、それらを調査し在るべき様を示す。ヒトと蟲の世を繋ぐ者、蟲師ギンコの旅の物語。蟲師 続章 第4話「夜を撫でる手」 夜、山の中で不思議な匂いに気づくギンコ。甘い匂いがすえたような臭いに。すると男が現れてギンコの体が動かなくなった。男は「何だ、人か」と言うと見逃してやると言って立ち去りギンコの体も動くようになった。猟をしているにしては男は手ぶらだった。 翌日、干し肉を食べようと少年(卯介)から買おうとするが腐ったような臭いがし、家に新しいものがあると言うので訪ねる。家の中からも腐臭が。それに混じって昨夜の甘い匂いもした。少年の兄(辰)は昨夜の男だった。今朝さばいたという肉も腐臭がしていたが辰は全然臭わないと言い、それなら今から狩ってくるからと手ぶらで出かけて行った。ギンコは後を追う。 手ぶらで山に入った辰は鹿の動きを止めると捕まえようとしていた。ギンコは、よせと言った。お前さんの狩った獲物はどんなに新しくても不味いはずだと。どういうことだと辰。意のままに獲物を狩る手。血筋に同じ手を持つ者はいないかと聞くと父親もそうだったと答える。手の平の痣は「腐酒(ふき)」というものに侵されている印だとギンコは言った。腐酒とは、光酒(こうき)の腐ったもの。蟲になれず赤い泥状になって地下水から地上に湧き出る。果実酒のような匂いだが毒性があり、高い濃度で口にすれば死に至る。まれに毒に耐える体質のモノがいる。腐酒が動物の体内に入り血に混じると宿主は手の平から甘い匂いを出し獲物を引きつけて酔わせ、たやすく狩りをする特殊な力を持つ。 それは血を介して子孫に伝わるが力を得るものはわずかで、得られなかったものは毒のため長くは生きられない。祖母は血を吐いて亡くなり卯介も同じ病だと辰は言う。治してやれないかとたずねる辰にギンコは光酒を一定量飲めば腐酒は消滅すると言い、今は手持ちが足りないから調達してくると言った。治療が必要なのは弟だけじゃないとギンコ。自分は何ともないと辰は言うが、父親と同じようになるから早めに手をうったほうがいいと言う。ひと月後に来ると言って帰り際、ギンコは夜の狩りは危険だから提灯くらい持つようにと言うが、辰はこの山なら目をつぶっても歩けるし自分を襲う獣もいないから月の光で十分だと言った。 「お前は山の王にでもなったつもりか」とギンコは言った。みな山の一部にすぎない。何で命を落とすかなど誰もわからない。たとえ山で一番恐れられる獣だとしても。卯介も元の兄に戻ってほしいから薬を飲んでくれと言った。辰は、俺は何も変わらんだろうと言った。 光酒を持ってギンコが再び訪れると、辰はまた宵の口に狩りをしていた。父親が亡くなってから兄が似てきて余分な狩りをするようになったと卯介。父はまだたくさんあるのに次々狩りをした。自分たちも狩られるかもしれないと思ったが、兄は俺がお前を守ると言った。そのうち父親は体が透けて見えるようになり影もなくなった。そして消えてなくなってしまった。 自分より強い先代がいなくなると子孫の力が増す。腐酒の浸食が進み体を完全に乗っ取られると蟲の側に行ってしまう。父親は死んだのではなく、実体も心も失くし今も山を彷徨っているとギンコは言った。姿を現した辰に早く光酒を飲むようにとギンコは言うが自分は気が向いたときにするから弟にと言った。 意志すら持たない蟲に踊らされているだけ。目を覚ませとギンコは言うが、狩られるかもしれない側に戻るのはご免だ、弟の薬だけ置いて行けと言いギンコを攻撃しようとする。それを卯介に止められ元の自分に戻らないとと思うが、そこに猟師が来て獣と間違えて辰を撃ってしまう。 辰は腕を撃たれていた。朝まで穴の中で待とうと入り、夜がこんなに長く闇がこんなに恐ろしいとはと感じた。明け方、ギンコと卯介が辰を見つけた。穴から出ると鳥が襲ってきた。鳥類は目玉文様に畏れを抱く。果実の匂いに引き寄せられても手の平の文様のため襲えずにいたが目玉が血で隠れた時、腕は鳥にとって甘美なエサとなった。 辰はギンコと卯助に助けられた。兄を弟が看病していた。光酒を飲んだ卯介は顔色もよく、自分も狩りを覚えるから、早く元気になっていっしょにしようと言った。闇の中では誰しも何かの影に怯える。闇に遊び踊り戯れるは異形ばかり。ギンコは思った。もしも真に夜の異形の王がいたなら、やはり、あんなふうなのだろう。☆次回 「鏡が淵」★少し怖いお話でしたけど、辰が助かって良かったです。ページビューランキング
2014.04.30
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2022年、仮想空間へのフルダイブが実現。仮想大規模オンラインロールプレイングゲーム「ソードアート・オンライン(SAO)」プレイヤーのひとりであるキリトは仮想世界を満喫していたが、他の1万人のプレーヤーとともに、開発者の恐るべき宣言を聞く。このゲームはクリアするまで脱出不能、そしてゲームオーバーは現実での死を意味する、と。キリトは終わりの見えない死闘に身を投じていく.....第3話 「赤鼻のトナカイ」 1層突破から4か月後。11層。ギルド月夜の黒猫団を救ったキリト。現実世界でも同じ高校のパソコン研究会の友人同士だという彼らの和気あいあいとした雰囲気にひかれ、自分のレベルをごまかしたまま団の一員にる。キリトの助けを受け、黒猫団は急成長、最前線で戦う第28層を突破した攻略組に追いつこうとする。キリトは月夜の黒猫団が攻略組に入れば、閉鎖的な攻略組の考え方も変わるかもしれないと考えていた。 黒猫団の紅一点・サチは死に怯えていた。突然、姿を消したサチを見つけたキリトは、いつか、このゲームがクリアされ現実に戻れると励ます。「大丈夫、君は絶対生きのびる」お金が貯まったので家を買うことになり、ケイタが始まりの町へ家を買いに。その間、残ったメンバーで狩りをすることに。いつもの狩り場でいいのではないかとキリトは言ったが、メンバーたちは短時間で稼げるちょっと上の迷宮に行こうと言い、迷宮へ向かう。 迷宮には、キリトも知らない隠し扉があった。その中には宝箱があり、キリトはやめろと言ったが、聞かずに宝箱を開けてしまった。トラップが作動し大量の敵が現れる。黒猫団のメンバーは次々倒れていく。サチも何か聞きとれない言葉を残して消えた。そして町から戻ったケイタもみんなのあとを追う。 半年後、2023年12月24日。キリトは、クリスマスイブにだけ現れるイベントボス、蘇生アイテムを落とすというウワサの、背教者ニコラスを狙っていた。自分がレベルを隠していたせいで彼らを死なせてしまった。自分の思い上がりが彼らを殺したと考えていた。「俺がニコラスを倒すことが出来れば、サチの魂は戻り、彼女の最期の言葉を聞くことが出来る。どんな言葉で罵られようと、俺はそれを受け入れなければならない」ひとりでニコラスを倒しに行こうとするキリトを追ってきて止めるクライン。がそれを追って来たレアアイテムを狙う、青龍連合に囲まれる。クラインは自分たちが食い止めると言い、キリトをニコラスのもとへ行かせる。 キリトはニコラスを倒し、蘇生アイテムを手に入れた。しかし、それは、対象者倒れて10秒以内に使わなければ効力を発揮しないものだった。キリトは蘇生アイテムをクラインにわたす。「キリトよ、オメエは最後まで生きろよ」 宿に戻ったキリトのもとに、何とサチからギフトボックスが届く。録音された声が。「メリークリスマス、キリト。君がこれを聴いている時、私はもう死んでいると思います.....もし私が死んでも、キリトは頑張って生きてね」「生きてこの世界の最後を見届けて、この世界が生まれた意味、私みたいな弱虫がここに来ちゃった意味、そして、君と私が出会った意味を見つけてください。それが私の願いです。君と会えて、一緒にいられて本当に良かった」サチの最期の言葉は、「ありがとう。さよなら」時間があまったからとサチは歌をうたった。「赤鼻のトナカイ」☆感想ん? 急に話のスピードが速くなった?現実世界でも友だちの黒猫団、いい雰囲気でしたが、全滅してしまいました。かわいそうでしたけど、キリトの責任ではないような。初めから「死なない」連発のサチは、やはりあっけなく逝ってしまいました。最期の言葉はやっぱり感謝の言葉でした。素敵なクリスマスプレゼントでしたね。タイトル「赤鼻のトナカイ」って、そういうことだったんですね。ちょっと今度は話が速くて、私はバタバタになりそうですが、次も楽しみです。↓足あと、ことづてが残せます(要登録)
2012.08.04
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新宿の路地裏で、午前0時から朝7時頃まで営業しているめしや「深夜食堂」 店をひとりで切り盛りするマスター(小林薫)と客の交流を描くドラマ。シリーズ2の第10回。(第20話) 最終回 『ギョーザ』 深夜食堂10-9-2 posted by (C)たがめ48深夜食堂で美味しいと評判の「ニンニク入り焼きギョーザ」これはマスター(小林薫)が作ったものではなく出前。近くで専門店を営む村田(リリー・フランキー)の店の物。今夜は村田の代わりに妻、桃子が出前に来た。桃子を見たマスターは驚く。出前を終えた桃子が外に出ると、そこに深夜食堂の常連カタギリ(オダギリ・ジョー)が歩いてきた。驚く二人。桃子はカタギリの昔の彼女だった。8年前の誕生日に指輪を深夜食堂で渡すはずだった。その晩、カタギリは逮捕され、桃子は知らずに待っていたが来なかった。二人はそれっきりになっていた。お互いに見捨てられたと思っていた。でも違った。昔の記憶を呼び覚まし二人は思い惑う。指輪は逮捕前、深夜食堂のそばのお稲荷さんの祠に隠してあった。マスターは桃子とやり直したいと考えるカタギリに、「気に入らねえな。お前さんと彼女はあの時、終わったんだ。この8年間、時間は同じでも別々の道、歩いて来たんだ。これからも」そう言うが。 深夜食堂10-2 posted by (C)たがめ48桃子を電話で呼び出したカタギリは、「約束、まだ間に合うかな。一緒にどこか行こう。誕生日の夜7時、食堂の前で待っている」「もう終わったこと」そう言いながら、桃子の心は揺れ動く。村田がマスターに話す。自分は再婚で小学生の娘がいるが、桃子はとても良くしてくれる。自分の店の営業時間外でも、ギョーザが出せるよう、作り方を教えるから、桃子の誕生日のお祝いを深夜食堂でしてくれないかと。店を休んで娘も連れて来るから。 深夜食堂10-3 posted by (C)たがめ48桃子の誕生日は東京には珍しく雪が積もっていた。村田の家族とマスター、ギョーザを作っている。無邪気な娘は、「うちのパパとママは一度もケンカしたことなくて、すごくなかよしなんだよ。超ラブラブなの」店の前を通るカタギリの姿が見える。忘れ物を取りに行くと言って、村田は娘と店を出る。カタギリのところへ行こうとする桃子、マスターに、「このまま生きていくほうが幸せだと言いたいんですか。でも時計巻き戻すことだってあるでしょ」「あんたの人生、あんただけのもんじゃないんだよ」「あたしの人生は、あたしのものなんです」店を出る桃子。カタギリが待っていた。そこに娘の声が、「ママ、誕生日おめでとう」内緒で予約していたバースデーケーキを取りに行っていたのだ。「驚かせようと思ってな」と村田。桃子は、「あたし...」 深夜食堂10-8 posted by (C)たがめ48カタギリは立ち去っていった。村田は一言だけ、「風邪ひくぞ」娘が桃子の手をギュっと握った。 深夜食堂10-4 posted by (C)たがめ48カタギリの姿はそれっきり見ない。深夜食堂では、マスターが作ったギョーザを出すようになった。今夜も美味しそうにギョーザを食べる客の笑顔がある。一日が終わり、家路へと急ぐ人々。ただ何かやり残したような気がして、よりみちしたい夜もある。 ED 嘘のつきかた 深夜食堂の常連の中でも、特に個性的で謎めいたカタギリ(オダギリ・ジョー)の話。最終回に登場でした。村田(リリー・フランキー)もいい雰囲気でした。マスター(小林薫)の思いも出ていて、寒い雪景色にも、心があったかくなる、お話でした。ちょっと頑張りすぎたかな。ギョーザのうんちくがなかったのが残念な気もするけど。という私も記事頑張りすぎて、たがめ食堂のメニューはなくなりました(笑)10話までの間、深夜食堂自身がよりみちしちゃってるかなと思える回もあったけど、まあ深夜食堂らしいといえば、らしい感じでした。偶然があまりに重なるのには飽きてきた感じもしますけどね。ありきたりだけど、雰囲気のいい深夜食堂の世界、いろいろ言ったけど、好きなドラマです。また会えるといいですね。初めてのドラマ記事連載にお付き合いいただきありがとうございました。前の記事は深夜食堂 第二部 イントロダクション深夜食堂2 第1話 再び赤いウインナー (第11話)深夜食堂2 第2話 唐揚げとハイボール (第12話)深夜食堂2 第3話 あさりの酒蒸し (第13話)深夜食堂2 第4話 煮こごり (第14話)深夜食堂2 第5話 缶詰 (第15話)深夜食堂2 第6話 クリームシチュー (第16話)深夜食堂2 第7話 白菜漬け (第17話)深夜食堂2 第8話 冷やし中華 (第18話)深夜食堂2 第9話 肉じゃが (第19話)にほんブログ村
2011.12.19
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『蟲(むし)』見慣れた動植物とは違う、時にヒトに妖しき影響を及ぼすもの。蟲師(むしし)は、それらを調査し在るべき様を示す。ヒトと蟲の世を繋ぐ者、蟲師ギンコの旅の物語。★前のお話は→ 蟲師 続章 あらすじまとめ★蟲師1~26話 特別篇は→ 蟲師 あらすじまとめ蟲師 続章 第19話「泥の草」 娘のユリを探すシゲル。山の中で見つかったが体がなく衣だけが残っていた。山に取られたんだと言われた。奇妙な病が蔓延している里にやって来たギンコ。人々の足にはイボのようなものがたくさん出来ていた。この三日のうちに急に発症、足が痺れて辛いと訴えた。誰かが山に入ったんだ。だから死が伝染ったんだと囁く。死が伝染る? ギンコに老人が話した。四日前に亡くなった者がいる。この里では山のあちこちにある沼地に死者を置いて葬る。するとやがて骸は骨まで消えて衣のみとなる。山に帰るのだと我々は思っていると老人は言った。それが終わるまで七日間は山に入ってはいけない。遠い昔にそれを破ったものが持ち帰り里中に広めたという言い伝えがあるので畏れている。骸草(むくろそう) 動物の骸を骨まで分解して泥状にする蟲。その泥を生体に踏まれることで子株を拡げ、それをまた踏んだ生体に寄生していく。里の人たちの足に生えているのは骸草の芽のようだった。言い伝えとも重なる。ギンコが調合した薬を塗るとイボがポロっと取れて痺れも治った。ギンコは道で骸草を見つけた。草全体には塩をまけば消える。骸草が生えていた家から少年(草介)が出て来た。その足にもイボがあったので薬がいるのかとギンコが聞くと伯父さん(シゲル)を看てあげてと言った。その足には芽ではなく成長した骸草が生えていた。抜いても抜いても出てくる。抜くと手にも生えるとシゲルは言った。シゲルの足の骸草には薬が効かなかった。他のものと違う。山に入ったのはあんたかと聞くとシゲルは、ああと言った。亡くなったのは弟(シノブ)で、その息子の草介と山へ供養に行った。あんな言い伝えは嘘だと思っていた。十年前に娘がいなくなり探すと山で衣だけが見つかった。皆、山に取られたと言ったが山に入った誰も病にはならなかった。だから大丈夫だと思った。父さんに会いたい、山にひとりにするなんて可哀想だと泣く草介を見て、お別れを言いに行こうとふたりで山に入った。シノブの骸には草がたくさん生えていて体は消えかけていた。草介は駆け寄って草を抜こうとした草介だが、父さんは本当に山の一部になったんだと言った。この草は父さんの分まで生きているんだと。ひとりになってしまった草介に、うちの子になるか、伯父さんを父さんの代わりと思ってくれとシゲルは言った。家に帰ろうと近づいたときに草(が生えている骸)を踏んだ。その日以来、足から草が生えてきて育っている。話を聞いてギンコは妙だなと思った。山で偶然、泥状の骸を踏んで病になった例はわりとあるが薬で治っている。何か他に原因があるはずだと。弟さんはどんな亡くなり方をしたのかと聞くと崖から落ちて見つかった時にはもう亡くなっていた。いつも俺を慕ってくれて特別仲のいい兄弟だったから辛かったとシゲルは言った。伯父さんは治ったかと聞く草介にギンコはまだわからないことがあってと答える。お前も薬を塗るかと言うと俺はいいよと草介は言った。この草は父さんの代わりに生えてきたんだという草介に、でも辛いだろう、薬は伯父さんに預けておくからその気になったら使うといいとギンコ。ふたりはどんな兄弟だったかと聞くと草介は、父さんは伯父さんのことが大好きだった。小さい頃はよく伯父さんとの思い出話をしてくれた。でも何年か前からあまり伯父さんのことを話さなくなったと言った。兄さんに話があると思いつめた様子のシノブが来た。何でも言ってみろとシゲル。シノブはすまなかったと泣いて謝った。ユリは自分が死なせてしまった。いると知らずに荷車の下敷きに。兄さんに言えなくて山に運んだ。自分も子を持って、あの子を見るたび苦しかった。どうしてこんなことを......地面に手を着いて何度も謝るシノブの頭をシゲルは石で殴りつけた。シノブを背負って運ぶと崖から投げ落とした。夢の中でシノブが兄さんすまないと言う。シゲルは、もういい、お前は死んだんだと言って飛び起きた。足の草を見て、お前まだ生きているのかと呟いた。草介は父の言葉を思い出していた。父は昔ある人に酷いことをしてしまったと言った。もし父さんに何かあっても、お前は誰も恨んだりしないでくれと言った。この里の者はいつかはみんな山に帰るんだ。何も心配することはないと。ひとつ考えが浮かんだので試しに聞いてみてくださいとシゲルに話すギンコ。この足に生えている骸草という蟲は普段は泥状のものだが生き物の死臭に反応し死骸から芽を出す。その芽を踏むと寄生されるが生きたものから芽を出しても育つことはない。だがあんたのは骸と同じ反応をしている。あんたの体に死臭がしみついているからと考えると筋が通る。いったい何のことを言っているとシゲル。ギンコは、それを追及するつもりはないと言った。この考えが正しければわずかな死臭も残さぬようしっかりと洗い清めれば薬も効くようになるはず。心当たりがあるなら試してみるといい。俺が口を出すのはここまでだ。川で体を洗うシゲル。そこに草介が来た。父さんを殺したの?と草介。何を言っているんだとシゲルが言うと、さっきの蟲師さんの話を聞いていたと言った。そのことを誰かに言ったかとシゲル。誰にも言わないよ、父さんは誰も恨むなって言ったからと草介は言った。シゲルが草介に近づく。伯父さんは俺に優しくしてくれた。なのにどうして、そんなことをしてしまったのと草介。怒りでどうしようもなくなったとシゲル。だがもしあの時こらえられたとしても、どのみちいつかはこうなっていただろうよ。お前だっていつかは俺を...草介を捕まえようと手を伸ばしたシゲルが川に落ちた。足が痺れて動かないシゲルは草介に早く助けてと言いながら沈んで行った。ギンコが川を通りかかると河原に骸草が生えていた。山にも帰れなかったのかとギンコは言った。☆次回 「常の樹」ページビューランキング
2014.12.19
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暗殺教室 #16 「終業の時間・1学期」☆前のお話は→ 「第1話~第15話 あらすじまとめ」テストはいい。一夜漬けで得た知識など大人になったらほとんど忘れてしまうだろう。それでいい、同じルールの中で力を磨き脳みそをひろげ結果を競う。その結果から得る経験こそ宝物だ。(by 殺せんせー) 期末テスト。英語の問題は殺せんせーがすすめていた小説、サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」から出題されており、中村と渚は出来たが読まなかった五英傑のひとり瀬尾は満点を逃す。理科は暗記だと言っていた小山は暗記だけじゃない相手に届く国語力が必要と殺せんせーに教えられた奥田に敗北。社会は家が貧しいことから興味を持ったアフリカに殺せんせーに現地に連れて行かれて興味が広がった磯貝がアフリカ開発会議の難問に正解。国語も神崎が健闘。数学は中間は浅野が1位、カルマが2位だったが、カルマは目の色を変えているみんなを見て通常運転でサラッと勝ってこそが完全勝利、正しい勝ち方をみんなに教えてやろうと考えていた。テストは2日間、暗殺、ギャンブル、すべての結果は丸の数で決まる。 そして期末テストが終了、全教科の採点が届いた。殺せんせーが発表する。・英語 中村莉桜 100点 学年1位 (A組の瀬尾は95点で学年3位) 潮田渚 91点 学年6位・国語 学年1位は100点のA組の浅野学秀 神崎有希子 96点 学年2位 (A組の榊原は94点で学年3位)・社会 磯貝悠馬 97点 学年1位 (A組の浅野は95点で学年2位、荒木は93点で3位)・理科 奥田愛美 98点 学年1位 (A組の小山は95点で学年3位)・数学 学年1位は100点のA組の浅野学秀 5教科勝負ではE組が3勝でA組に勝利した。正しい勝ち方を教えてやると言っていたカルマだが、赤羽業 数学85点 学年10位。総合469点で学年13位。総合は浅野学秀のトップから6位までをA組が独占。E組は竹林孝太郎と片岡メグの7位が最高だった。 結果に悔しがるカルマに当然の結果ですと殺せんせー。A組も負けず劣らず勉強したし難易度も上がっていた。怠け者がついていけるわけがない。余裕で勝つ俺カッコイイとか思っていたでしょ、恥ずかしいですねと言った。カルマ赤面。491点で総合1位の浅野に理事長が、おめでとうと言いたいところだがE組との賭けに負けたそうだねと言った。全校中に話が広まった以上E組の要求は簡単には断れない。どうする、学校が庇ってやろうかと言われ学秀は結構ですと答えた。同い年との賭けにも勝てない未熟者と理事長は言った。触手を破壊する権利を得たのは中村、磯貝、奥田。殺せんせーはカルマに暗殺でも賭けでも君は今回、何の戦力にもなれなかった。やるべき時にやるべき事をやれなかった者は、この教室では存在感を失っていく。君は錆びた刃を自慢げに掲げたタダのガキですと言った。あそこまで言っていいのかと烏間先生。殺せんせーはご心配なくと答えた。立ち直りが早いほうに挫折させました。彼は多くの才能に恵まれている。だが力ある者は得てして未熟者です。本気でなくても勝ち続けてしまうために本当の勝負を知らずに育つ危険がある。大きな才能は負ける口惜しさを早めに知れば大きく伸びます。テストとは勝敗の意味、強弱の意味を正しく教えるチャンスなのですと殺せんせーは言った。成功と挫折を胸いっぱいに吸い込みなさい生徒たちよ。勝つとは何か負けるとは何か、その意味を今......私が最後まで気づけなかった、とても大事なことだから。 HRで触手を破壊する権利を取れた3人はご自由にと殺せんせー。3本くらい失っても余裕でしょうと言うと寺坂が5教科トップは3人じゃないぞと言った。誰もどの教科とは言っていないと家庭科の答案を出した。・家庭科 寺坂竜馬、吉田大成、村松拓哉、狭間綺羅々 100点 学年1位家庭科で4人がトップを取り、合計触手7本に。慌てる殺せんせー。磯貝がみんなで相談して、この暗殺にA組との賭けの戦利品も使わせてもらいますと言った。 期末のあとは1学期の終業式。E組にはやるべきことが残っていた。勝った方がひとつ出来る要求をメールで送信し全校集会へ。見事に悪ガキどもにしてやられたわねとビッチ先生。殺せんせーは、でも私は嬉しいと言った。家庭科のテストは受験に使わない分、重要度が低いので教科担任の好みで自由に出題される傾向がある。E組の生徒は圧倒的に不利なのに相当研究したのでしょう。盲点をつく自由な発走と一刺しのための集中力、この教室にふさわしい生徒たちです。終業式、殺せんせーとビッチ先生は留守番。逃げているみたいで嫌だしとカルマも参加。律の代役もいて菅谷はテスト中も隣の席で集中できずにクラス最下位になってしまったと烏間先生に話す。学年186人中95位。クラスでは最下位でも学年で見れば中位の成績、よくここまで育てたものだと烏間先生は思った。全校集会でのいつものE組イジリも受けが悪い。エンドのE組がトップ争いをしちゃったから。殺せんせーはここにいないけど、みんな前を向いて立っていられた。理事長は今回の期末で生徒全体の学業意識が向上したと考えていた。しかもE組に対する屈辱や危機感は奮起する材料になる。地球の存亡に関わるような異常な時でも私の教育理念は正しく機能している。がそれはすべてエンドがエンドであってこそ。夏休みの間に手を打とうと理事長は思った。殺せんせーから「夏休みのしおり」がひとり一冊渡される。アコーディオンみたいな過剰しおりだ。これでも足りないくらいですと殺せんせー。夏の誘惑は枚挙に暇がありませんから。夏休みには賭けで奪ったメインイベントが待っていた。それは本来は成績優秀クラス、つまりA組に与えられるはずだった特典、「夏休み椚が丘中学校特別夏季講習・沖縄リゾート2泊3日」触手を破壊する権利は合宿中に使う。触手7本では満足せず、四方を先生の苦手な水で囲まれた島を使い万全に貪欲に命を狙う。正直に認めましょうと殺せんせーは言った。君たちは侮れない生徒になった。親御さんに見せる通知表は先ほど渡しました。これは先生からあなたたちへの通知表です。教室いっぱいの二重丸。ターゲットからのこの3ヶ月の嬉しい評価だ。 1学期で培った基礎を十分に生かし、夏休みもたくさん遊びたくさん学び、そしてたくさん殺しましょう。椚が丘中学校3年E組、暗殺教室、基礎の1学期これにて終業。☆次回 「島の時間」★今回もいい話でしたね。最終回でもいいくらいw 寺坂君たちの家庭科には驚いたけどかなり努力したようでクラスにとけこめていてよかったです。カルマ君はこれでまた成長するようかな。夏休みは楽しい沖縄旅行。しかしあのしおりは持っていける大きさか?www 理事長親子はE組潰しにかかるようで何をやらかすのか気になるところです。ページビューランキング
2015.05.12
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趣味でヒーローを始めた男サイタマは強くなりすぎた。どんな相手でもワンパンチで決着がついてしまう。圧倒的な力はつまらないと感じるサイタマを本気にさせる敵は現れるのか。ONE PUNCH MANワンパンマン#01 最強の男 怪人が現れ街を破壊している。怪人に握りつぶされそうになった少女をワンパンマンが助ける。何者だと聞かれて「趣味でヒーローをやっている者だ」と答えた。怪人はワクチンマン。人間が環境汚染を繰り返すことによって生まれた。趣味などという適当な設定は気にくわないと怒り巨大化するがワンパンマンのパンチ一発で砕けた。 きっかけは三年前。就職活動中で今日も面接に落ちたサイタマはカニを食い過ぎて突然変体を起こした怪人カニランテと遭遇した。俺と同じで目が死んでいるからとカニランテは見逃してくれたが、見つけたら八つ裂きと言っていたアゴの割れたガキを見かけた。公園で寝ていたカニランテにマジックで乳首を書いたので命を狙われていたのだった。 可愛くないガキだったが思わずカニランテから守ってしまった。自分の姿をバカにしたやつはもれなく切り裂いてきたとカニランテ。サイタマは突き飛ばされて傷を負ったが、この少子化時代にガキを殺すなんて見過ごせんと立ち上がった。そして気づいた。 そう、俺は小さいときヒーローになりたかったんだ。サラリーマンじゃなくて悪役を一撃でぶっ飛ばすヒーローに。就活はやめだ、かかってこいと上着を脱いだサイタマ。劣勢だったがネクタイを使いカニランテを倒した。 それからサイタマはハゲるくらい死に物狂いで特訓した。無敵のパワーを手に入れて、なりたかったヒーローになれたはずだった。だが何かが違う。なぜこんなにも心が満たされないんだ。 スーパーでカニの爪を買うサイタマ。お金を払おうとしたらスーパーが崩壊。巨大な足跡があり天才と筋肉兄弟がいた。兄は開発した究極のステロイド「上腕二頭キング」を弟に飲ませた。世界最強を目指していた弟は巨大化した。俺の知力とお前の筋肉で地上のすべてを征服して王になれると兄は言った。街を破壊し数万人を死亡させ進む兄弟。 弟の肩にサイタマが乗っていて、最強の男になった感想は?と聞いた。叩き潰そうとしたら兄を潰してしまった。どうしてこうなった、俺はただ強さを求めていただけなのに。やっと最強の男になれたというのにと叫ぶ弟。お前のせいで兄さんが死んだと笑っているサイタマを投げた。サイタマは穴の中に。 俺は最強だ、だが虚しいと巨人の弟。「だよな」とサイタマが穴の中から飛んで出てきてパンチ。巨人を倒した。「圧倒的な力ってのは、つまらないもんだ」 世の中の悪は一向に消える気配はない。俺がヒーローを始める前と変化ないことだから俺は社会に何ら影響を与えていないということだ。それについては悲しくないが悩みを抱えている。日々、感情が薄れていく。恐怖も緊張も喜びも怒りも感じなくなってしまった。力と引き換えに大切な何かを失ってしまったのだろうか。 以前は戦いの中で様々な感情が渦巻いていた。恐怖、焦り、怒り。それが今ではワンパンで片付く。無傷で自宅に戻り手袋を洗う日々。怪人やモンスターと戦っていても魂のぶつかり合いなどはない。ただ俺はヒーローを趣味としている。自己満足できればそれでいいのだ。 怪人が襲って来て目が覚めた。家が破壊された。相手は強かった。我々は真の地球人だと言った。数が増え過ぎたから地上をいただくと地底人が現れた。地上人は邪魔なので絶滅してもらうことにしたと言い殴っても死なない地上人は初めてで驚いたとサイタマに言った。 それはこっちも同じだ。こんなに手ごたえのありそうな怪人は久しぶりだとサイタマ。強い地底人と戦っていると緊張感や鼓動の高鳴りを感じた。久しく忘れていた戦いの高揚感だ。そうだ思い出した、これだ。とそこに地底王が現れた。これこそが俺の求めていた......と思ったら目覚まし時計の音。夢だった。 外に地底人がいて地底王が地上人は死んでもらうと叫んでいた。サイタマが踏みつけると地底王は倒れた。さあ、やろうかと言うと地底人は「すいませんでした」と白旗を揚げて逃げてしまった。 俺は強くなりすぎた。☆次回 「孤高のサイボーグ」【感想】楽しみにしていた作品です。原作はただサイタマの顔があまりにとぼけているので読みはじめました。アニメはちょっと想像と違ったけど、やはり面白いですね。いっぱいいて、どんだけ出てくるのがわからないヒーローたちが豪華声優陣なのにも驚き。スカッとするお話を期待します。 ページビューランキング
2015.10.05
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進撃の巨人 #75 天地☆前のお話は → 「第60話~第74話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」ジークの拘留地へ向かうフロックたちとハンジは爆破音を聞いた。 ハンジ (雷槍だ...一体何が...)フロック「音の方向に何かあるはずだ」「静か...だな...」「死ぬ...か...」体が半分になって上半身だけのジーク。巨人が一体ジークのそばに来ると自分の腹を裂いて中にジークを埋め込む。「またすぐに我々と食卓を囲む日が来る。私の言った通りになりましたね。ピクシス司令。迅速な対応に感謝致します。全兵団に一切の抵抗を禁じ、我々の要求通り、ここシガンシナ区に兵士を終結くださるとは」「脊髄液を盛られたのであれば残された手はあるまい。いつ巨人にされるやも知れんのだ。人払い済みのここ(シガンシナ区)以外に我々を収容できる場はなかろう...何より幾人もの仲間に背中から銃口を向けられては為す術はない」「...どうやら...より早く寝返るほど、より良き立場につけるらしいの。誇らしげに巻きつけておられる白い布はイェーガー派だと顕示する勲章じゃな。ならば赤い布は脊髄液入りのワインを服用したと知らされ服従を強いられた者か...そして、まんまとワインを飲み何も知らされなかった大半のマヌケは黒い布が目印とな」「マーレとやり方が似ておるのぉ...おぬしらの生まれ故郷もこのようにして支配されたのではないか?」「...敵から学ぶことは多い」「敵の増やし方も学んだようじゃのぉ」「味方になることを拒んだのは、あなた方ではございませんでしたか?」「果たして、端から毒を盛ったワインを振る舞う客人を信用しなかった我々は賢明であったのやら愚かであったのやら...」「あなた方は愚かにも賢明でした。最初から私たちとジークをただ信じていれば、とうに世界は救われていたというのに...」「ん? 世界が救われると申したのか? これよりジークとエレンは接触し小規模の『地鳴らし』を発動させ世界の国々に今後50年、島には手出しできぬと思い知らせることが計画のはず。救われるのはこの島だけではないのか?」「イェレナ?」「すべてが遅い。ジークは十分あなた達を待った。その慈悲に対しあなた達は寝首を搔こうと応じた。ジークは世界を救う神でありますので罰が下ることでしょう」「お茶、飲むかね?」「どうも...」「それで...俺たちはここで事の成り行きを見てるだけか?...アルミン、巨人の力でここから出ることはできるか?」「できない。この街を吹き飛ばすことしか。超大型巨人はそんな器用なことはできない。エレンのようには...」「で...お前は何でエレンにタコ殴りにされたんだ? そろそろ話してもいいだろ」「ミカサを言葉で傷つけたから...僕から手を出して...殴り返された」「は? ミカサを傷つけたって、どんな風に?」「やめて...もういい」「いや、よくねぇよ。どう傷つけたのか話してくれ」「おい、もう充分だろジャン。やつは完全にクソ野郎になっちまったってことだ。一番大事だったはずの二人を意味もなく傷つけちまうほど、もう我を失っちまった」「やつが正気だとしたら、何の意味もなくそんなことをするとは思えない。何か...そこにやつの真意があるんじゃないのか?」「お久しぶりです。シガンシナの英雄の皆さん。このような場所での再会。とても心苦しいです」「おい...お前もそっちかよ!! 出せよ!!」「俺を軟禁して散々連れ回しといて、それは虫が良すぎるんじゃないのか? ジークとエレンが接触を果たすまで、ここで大人しくしてろ」「よかったな、イェレナ...上手く事が運んで気分がいいだろう。エレンはお前を介してジークの思い通りに動き、マーレを襲撃させエルディア国民の支持を得て、脊髄液入りのワインで兵団を支配しちまったんだからな。これでお前たちはエルディア国と始祖の力を手に入れマーレを滅ぼして祖国の復讐を果たす。これがこの島に来た本当の目的だったんだろ?」「島を発展させただろ。100年遅れのこの未開の島を...」「お前らが快適に暮らすためにだろ? 島の統治者となるお前らが...」「騙されたやつが負けた。たったそれだけのことだ」「グリーズ...俺たちを売ってイェレナの下僕に昇格したみてぇだな。このチクリ野郎」「馬鹿か? 悪魔どもに肩入れして裏切ったのはおまえだろ」「何だと!?」「悪魔の末裔の芋くせぇ女なんぞに鼻の下伸ばしやがって...」「...てめぇ...殺すぞ!!」「よせ...ニコロ!!」「俺に毎晩あの女のこと聞かせやがって...」「あの売女が死んで正気に戻るかと思った俺がバカだった」「てめぇ...今...何つった!?」「わかるように言ってやるよ...あの売女は穢れた悪魔のー」「彼の非礼をお詫び致します。もうあなた方を悪魔と罵る輩はこの島に必要ありません」「そして信じてください。我々の真の目的はマーレへの復讐などという空虚なものではありません。世界から憎しみの連鎖を断ち切り、エルディアとマーレでさえも救うことが目的なのです」「包み隠さずすべてをお話します。世界を救うジークの秘策『安楽死計画』のすべてを...」「悪魔のくせに...何で、私...こんな...」「よぉ。サシャを殺したガキ」「な...!? 何の用!?」「ファルコを助けたかったら協力しろ」「...!! 協...力!? 何を...!?」「無線で助けを呼んでもらう。壁内の侵入者が反応を示すようにな」「動かないで。ガビも静かに」「ピークさん!!」「静かに」「君がエレン・イェーガーで...合ってる...よね?」「ガビ。そのライフルをエレンに向けて」「エレン。ポケットから手を出して」「従わなければどうなる?」「引き金を引く。あなたの脳みそが床に散らばる。見たことない? 巨人になるヒマなんてないよ」「それで...? まだ撃たないのか? 今、引き金を引かないなら何しにここに来た? 手をポケットに入れたままだとどうなる?」「どうなるか君は知ることはできない。床に散らばった後じゃ...」「いや、わかる。あんたは撃たない」「『始祖の巨人』を殺すことは許可されてない。命令は『必ず始祖を奪還せよ』この期に及んでも、あんたは一旦巨人になってから俺を生かしたまま食わなくちゃいけない。だろ?」「ガビ、引き金から指を外して」「重大な軍規違反のツケを払うのは、あんただけじゃなくて収容区の家族も一緒だ」「はい。撃てません。あなたを食べることもホント無理あると思うし。どうもね...私が侵入して来た時の巨人の足跡が見つかっちゃったんでしょ? 手を打たれる前に懐に潜り込んでやろうと思ってここまで来れたのはよかったんだけど...でも、撃てなかった理由は他にもある。あなたが『始祖の力』を使えたら、マーレを倒せるんじゃないかと思って...」「勝算も無しに全世界を敵に回したわけじゃないんでしょ? でも勝算って『始祖の力』以外に何かある?」「ピークさん...? 何を...言って...」「ガビ、もうライフルを下ろして」「...だとしたら、何が望みだ?」「マーレ及び世界から支配されているエルディア人の解放。今すぐ私の家族を収容所から出してあげたい...」「私はたった一人の家族である父に、まともな医療を受けさせるため戦士になった。父の命は延びたけど私に『任期』が残されていないことを知った父は悲しみに暮れている。死ぬ前に一人残される父に私の手でエルディアの明るい未来を見せたい」「そのためにはマーレを叩き潰す必要がある。私は何でも協力する...マーレを皆殺しにできるのなら私は何だってやる」「マーレを襲撃した首謀者は...ジークさんだった。ピークさんもなの? 私たちは何のために戦ってきたの...? 善良なエルディア人だと世界から認められたら...いつか...エルディアは解放されるんじゃなかったの? あなたもジークと同じ!! 裏切り者なの!?」「ガビ、私たちはマーレ人? エルディア人? 何だと思う?」「...私たちは...名誉マーレ人」「違う。私たちはユミルの民。これだけが逃れようのない事実。何人を名乗ろうと私たちは巨人になることができる人種。スラバ要塞で見た通り巨人の力はいずれ通用しなくなる。つまり私たちはマーレに用済みとされていずれみんな殺されるの『善良なエルディア人』であることを証明し続けても私たちが解放される日は来ない。私たちは私たちの力で人権を勝ち取るしかないの」「証明しろ。あんたがこっちに協力するってんなら何か証拠を見せろ」「この街に潜む仲間の位置を教える」「どうやって?」「この建物の屋上に行けばすぐに指をさせる」「いいだろう」エレンは切れて流血していた指を修復。「子どもが...生まれなくなる?」「そうです。それがジークの『安楽死計画』です。この世から巨人がいることで存在する苦しみが生じなくなるのです。ゆっくりと...安らかに...」「いや...待てよ安らかなもんかよ。ユミルの民が消滅するまで人口が減り続けたら...国の晩年は老いぼれしか生き残らなくなるんだぞ? そんな状態でどう国を守る? 他の国が放っておくとでも?」「そこに関しては従来通り『地鳴らし』の抑止力を行使できるよう始祖と王家の継承維持が不可欠なままです」「幸いにしてヒストリア女王は世継ぎを授かっております。その子が天命を全うするまで数名のユミルの民が『始祖の巨人』を継承すれば...」「それですべては万全だと言うつもりか?」「万全、絶対、そんなものどこの国にも存在しません。どの国も様々な問題を抱えています。ただひとつ確かなものは強大なる巨人の脅威。血と涙の歴史に終止符を打つ者が存在したという真実です」「ジークとエレン。人類史があと何千年続くことかわかりませんが、これほどの偉業を成し遂げる者がこの先、現れるでしょうか。彼(か)の兄弟は、この先何千年も語り継がれる象徴となるのです。古代の神々がそうであるように。そして二人は死後も救世主として人類を照らす太陽となり...」「どうされましたか?」「そのような...尊いお考えがあったとは...感動...致しました...」(ゲスミンw ( *´艸`))「それはよかった...」「ぶふッ」「嬉しいです。あなたにもわかっていただけて」「イェレナ!! すぐに来てください!! 侵入者が...」兵士 「敵が侵入している」「ひとり殺された」「車力の巨人の保有者だ」「だが、マーレを裏切ったらしいぞ」ナイル「何だ...? 騒がしくなってきたぞ」「私はあなたたちの仲間になれたってことでいいの?」「あんたが他の侵入者を差し出せばな。それまではマーレのガキと手枷で繋ぐ。下手に巨人化すればその子は粉々だろう」「安心して。この子もすぐにわかってくれるから」「あの小柄な女がマーレの兵か?」「味方だって?」「よろしくねー」(ポルコいるしw)「ねえ...ファルコはどこにいるの?」「ファルコもここにいる...が、ジークの脊髄液を口にしちまってる」「どういうこと?」「さあな。脊髄液入りのワインが口に入ったって話だ」「あ、まさかあの時...私のせいで...また...」「なるほど...ジークの脊髄液で兵団を支配したのね。ジークにはなぜそんな特別な能力があるのか知ってる?」「さあな。あんたは知ってるのか?」「いいえ。誰も知らなかった。ジーク以外は。出会った時からジークは常に嘘をつき続けているように見えていたけど、それが確信に変わったのが4年前」「あなたを目の前にして初めて本音を話したから」「信じてほしい。俺はお前の理解者だ。エレン。いつかお前を救い出してやるからな」「あなたになら特別な能力の秘密も話したんじゃないの? 例えばその秘密が...『始祖の巨人』の力を引き出すことと繋がっているとか...」「あら...顎髭は剃っちゃったの? とっても似合ってたのに」「エレン。あの女を信用するのはあまりにも危険です」「ああ...信用していないのは、あの女も同じだ」「ところで...まだ『始祖の力』は使わないの? ジークはどこ?」「すぐにわかることだ。示せ。敵はどこにいる?」「そこ」「何だ?」「始まったんだ...巨人たちが...動き出した」「ガリアードさん!!」「...やっぱり難しいよね」「ピークさん!? 裏切ったんじゃなかったの!?」「ガビ...私が仲間を売ると思ったの?」「でも...マーレに仕えても私たちに未来はないって」「見て!!」「私はマーレを信じてない」「私は一緒に戦ってきた仲間を信じてる」「狼煙が上がっている。ピークとガリアードがやつの位置を暴いた」「『始祖の巨人』だ。レベリオの雪辱を果たせ!! ここでやつを終わりにしてやる!!」「来いよ!!」「ライナー!!」★次回は 「第76話 断罪」冬か...
2021.04.02
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『蟲(むし)』見慣れた動植物とは違う、時にヒトに妖しき影響を及ぼすもの。蟲師(むしし)は、それらを調査し在るべき様を示す。ヒトと蟲の世を繋ぐ者、蟲師ギンコの旅の物語。★前のお話は→ 蟲師 続章 あらすじまとめ★蟲師1~26話 特別篇は→ 蟲師 あらすじまとめ蟲師 続章 第15話「光の緒」ゲンは今日もケンカ。年上の子を相手にすごい怪力、おまけに癇癪持ち。今に何やらかすか末恐ろしいなと大人たちは心配する。父にケンカの理由を聞かれ、あっちが悪いと答えた。母さんのことを陰でコソコソ、病気というのはウソでゲンのことが嫌いで出て行ったと言っていた。そんなわけないだろ、いい子にしてれば母さんの病気も治ると父は言うが、ゲンはそんなのウソだと言った。俺を産んだせいで病気になったから俺に会いたくないんだというゲンに父は、お前が元気すぎるから会わせると病気に良くないのだと言った。(ゲンには蟲が見えた) 父が話しているとき、家の中の不思議なものを見ていた。いったい何を見ているんだと言われ父を突き飛ばした。ひとり部屋にいると行李が崩れてきて、その中に光るきれいな衣を見つけた。なんだこれ? いろんな色がゆらゆら動いてまるで生きているみたいだ。きれいだなあ。でもきっとこれは見てはいけないものだとゲンは思った。あれらと同じもの。見たと言ったら叱られる。前に空に人がいるから天女かなと父に聞いたときも、何を言ってる気のせいだと言われた。そんなもの見ちゃいけない、そんなものいやしないと父は言った。夜中にもういちど光る衣を見て、どこにも縫い目がないと気づいた。天女の衣には縫い目がないのだと草紙(子)で読んだ。空にはまた人のようなものが飛んでいる。もしかしてあれは、この衣を探しているのかなとゲンは思った。 またケンカをしたゲンにギンコが声をかけた。ずいぶんとたくましく育ったものだな。誰?と聞くゲンにギンコは、お前が赤子の頃にちょっいと縁があってなと言った。あの貧相な子がここまで...そして、変わった衣がお前の家にあるだろう、あれは俺がお前に着せたものだと言った。とても体が弱い赤子がいるというのでギンコはやって来た。かなり心配な状態だった。特別な衣を着せて、この子が生きる力を取り戻すまで、この衣はこのままにしてくださいと言ったが、衣が見えない父親はデタラメを言うなと言った。しかし赤子は意識を取り戻し顔色も良くなってきたようだった。少しこのまま様子を見ませんかとギンコは言った。お礼はこの子が立派に育ってからでかまわないから。とまあ、そういう事だったんだが、少し効果がありすぎたかねとギンコ。怒ると自分でも力の加減ができないのだろう。蟲切りが必要かもなと言う。蟲を見る性質が強くなりすぎると、子供のうちは特に、自分で自分を思い通りにできなかったりする。薬を塗ろうと手を貸してみと言うと、それをしたら、あれは見えなくなるのかとゲンは聞いた。いやなら全部は抜かないがと言いゲンが差し出した手に薬を塗った。指の先から蟲が出て来るはずだったが何も出てこなかった。父親に息子さん元気に育ちましたなと言うと、たくましく育ってくれたのはいいが、いくらか手におえないところがあると言った。あのときは藁にもすがる思いだったが、ゲンがああなったのは、あんたのせいじゃないのかと父親。あんたいったい、あのときゲンに何をしたかと聞いた。ギンコは本人に口止めされていたが、あのときここへ来る前にあの子の母親に会ったと話した。あれは彼女が作ったものです(ゲンがこっそりふたりの話を聞いていた)あのとき...ギンコは山の中で不思議な衣が掛けてある家を見つけてたずねてみた。家にいた女性はゲンの母、ゆいだった。きれいな衣ですね、どこで手に入れたんですと聞くと、あなた、この着物が見えるの?とゆい。これは自分が紡いだ糸で織ったものだが、その糸が何なのかわからない。息子を産んだとき生死を彷徨ってから急に見えるようになったと言った。 ゆいはゲンを産んだ後、何日も眠ったままだったので、子供は里へ連れて帰ったが、近いうちに連れて来るから、しっかり養生しろと夫に言われた。(蟲が見えるようになって) まるで生まれ変わったみたい、世界が違って見えた。草や木はあんなに光を宿してたかしら。木に触れると糸のようなものが出た。とてもきれいな糸なのでゲンの晴れ着にいいと思い紡いでいると母が驚いた顔で何をしているのかと言った。ここらの木からこんなにきれいな糸がとれるのよと言ったが、母はあんまり無理するんじゃないよとだけ言った(母親は蟲が見えない)夫が息子のゲンを連れてきてくれた。元気そうだと言われたが母親は、時々おかしなことを言うと話した。ゲンも光を帯びていた。なんて愛おしい、顔に触れると糸のようなものが出た。そしてゲンは急にぐったりしてしまった。何があったと夫に聞かれ、撫でたら光る糸が抜けてと話すと、何を言っているんだと言われた。ゲンを抱くと医者に連れていったが、お前は来なくていいと言われた。夜、衣が脈打つように動き脱皮のような現象が起きた。これは生きているのだ。あの糸は触れてはいけない何かだったのだと思った。ギンコに話すと、あの糸は蟲師が妖質と呼ぶもの、あんたが急に持った今まで見えなかったものを見せる力のことだが、それを薬も使わずただ指で紡げるという話はきいたことがないと言った。抜くとどうなるのかとたずねると、成長した子供なら障りはないが赤子のうちは妖質は生きるのに必要な要素でほとんどの者が持っている。むやみに抜けば生きる力を失うとギンコは言った。だが、ひとつ望みはある。この衣をあの子に着せればあるいは...結果はご存じの通りですと父親に話すギンコ。あの子は人一倍たくましく育った。が少々、妖質を持ちすぎた。普通なら蟲師が薬で抜けるものが効かないくらい。あなたには信じられない話かもしれないが、あの子に話して母親に会わせてみては。今、あの子の糸を抜けるのは母親くらいですよと言うと、それは無理だと父親は言った。隠れて聞いていたゲンが戸を開けた。母さん俺のこと嫌いじゃなかったんだ。母さんに会いたいとゲンは泣いた。父親は、すまない、もっと早く会わせてやるべきだったと言った。ゲンを連れていく。ゆいはまるで抜け殻のようになっていた。もう二年近くこの状態だと父。もっと早くゆるしてやれてたらと言った。あの後も糸を紡いでいたのか。新しい衣を作るために。妖質に触れすぎて蟲の気を帯びてしまっている。もっとこっちに注意しておくべきだったとギンコは思った。ゲンがゆいを見て、この人、知ってると言った。覚えているのかと父親が聞くと、そうじゃないよと言った。「いつも俺を見ている天女だ」親子は母親の体を里へ連れ帰った。しばらくするとその体に生気が戻っていった。やがてその天女は姿を消した。ゆいは夫に、ある時すっと体が軽くなって、気づくと空からあの子を見ていた。あの子がちゃんと育っていて嬉しかったと話した。ギンコは約束通りお礼に衣をもらった。あの光はもう全く見えなくなったとゆいは言った。そして強力な薬でも開発しないとかと思えたゲンは、明るく優しい子になっていた。☆次回 「壷天の星」ページビューランキング
2014.11.18
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進撃の巨人2 #35 「子供達」 ☆前のお話は→ 第26話~第34話 あらすじまとめ ★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」 コニーの故郷、ラガコ村を調べるモブリット。報告通り、ここまで徹底的にやられているのに死体どころか血の一滴も残されていない。 村の住人が全員無事避難したのなら、巨人たちは誰もいない村の中で元気に暴れ回ったということになる。それに避難するのに馬を一頭も使わないなどありえない。 動けない巨人がいる家の前に行く。コニーの両親の肖像画らしきものがあった。 巨人が動いたので攻撃しようとする兵士をモブリットが止めた。 モブリット:「なんてことだ...」 巨大樹の森に調査兵団が近づいてきたことに気づくライナーたち。 「君は今、何だ?」 とベルトルトがたずねると、「安心しろ、戦士だ」とライナー。マルセルを喰ったユミルが信用できるかと言うベルトルトに、だからこそユミルの立場は明白だとライナーは言った。せっかく人間に戻れたんだ。上手に立ち回って自分だけは生きたいと思っただろう。クリスタと出会うまでは。ライナー:「それに、クリスタがカワイイってこと以外にも、こっち側に連れて行きたい理由はあるだろ。クリスタはウォール教の一族の重要人物だ。もし『座標』がエレンでなければ俺たちの任務はまだ終わらない。そんなときクリスタがいれば今よりずっと探しやすくなるはずだ」 エレン:『何話してんだ。日没まではまだあるが出発するつもりか?』 もう終わりにしよう。今度またここに来るときはアニとクリスタとそれを持って故郷に帰ろう。そしてもう二度とここには来ないとベルトルト。ああ、それで任務はすべておしまいだとライナーも言った。 ライナー:「ただ、お前は故郷に帰ったらアニに自分の思いを伝えろ」ベルトルト:「あっ、な、なにを...」 ライナー:「見過ぎだ。俺じゃなくたってわかるくらいな」ベルトルト:「いや、僕は...」 ライナー:「いいじゃねえか。先の短い殺人鬼同士だろ。こんなの俺たち以外に誰が理解し合えるっていうんだ」 ライナーはエレンに、出発だ、無駄な抵抗はするなよと告げる。こんな状態で抵抗なんかできるわけないから乱暴はよしてくれよとエレン。 と、隙を見て回復途中の腕でライナーに殴りかかる。 だが、やっぱり捕まり、巨人化しようとしたが無理だった。 人間に戻るときに誰を喰ったか覚えているかとベルトルト。覚えていないが、ちょうど5年前ってことはお前らの仲間だったのかとユミル。すまないな、覚えてすらいなくてと言った。ベルトルト:「覚えていないのは仕方がない。僕らのときもそうだった」 ユミル:「私を恨んでいるか?」ベルトルト:「どうだろう、よくわからない。君も人なんか食べたくなかっただろうし」ベルトルト:「いったい、どれだけ壁の外をさまよっていたんだ?」 ユミル:「60年ぐらいだ。もうずっと終わらない悪夢を見ているようだったよ」 「赤の信煙弾。囲まれました。迂回路があります。そちらに向けますか」 エルヴィン:「いや、ここで迂回しては手遅れになる。このまま押し通る。総員戦闘用意!!」 とりあえず巨人のいないところを目指す。やつらからできるだけ離れるんだ。俺の巨人は足が遅いから囲まれでもしたらお前らまで守ってやれないとライナー。大量の馬を壁の外に移さないと索敵陣形は組めない。そんな判断はすぐにはできないと思ったがエルヴィン団長がいるのかもしれん。相手は手強いぞと言った。 ユミル:「ライナー、クリスタだ。クリスタがそこまで来てる」ライナー:「はあ? なぜわかる。見えたわけじゃねえんだろ」 ユミル:「絶対にいる。あいつはバカで度を超えたお人好しだ。私を助けに来るんだよ、あいつは」もしそうだとしても今は成功する可能性が低いからクリスタを連れ去るのは別の機会にするとライナー。ダメだ、信用できないとユミルは言うが、クリスタは本当に俺らにも必要なんだ。信じてくれと言った。 ユミル:「じゃあ今やれよ。今それを証明してみせろ。私は今じゃなきゃ嫌だ。このままじゃ二度とあいつに会えないんだろう?」ベルトルト:「無理だ。すまない、ユミル。今は僕らだけでも逃げ切れるかどうかわからない状況なんだ」 ライナー:「約束する。クリスタだけは必ずこの争いから救い出すと。俺たちが必ず。だから今は耐えてくれ。それがクリスタのためなんだ...」 ユミル:『まただよクリスタ。ここまで来て私はまた自分に嘘をつかなきゃならねえのか...』 男:「ちょうどいいのがいたぞ...よしおいで。君は今日からおじさんたちと暮らすんだよ。新しい人生には新しい名前が必要だ。わかるね」ユミル:『あの時、初めて自分に嘘をついた。これは仕方のないことなんだって自分に言い聞かせたんだ。でも...』 「このユミル様こそ、真に王の血を継ぐ存在。ユミル様がおられる限り我らは永遠に不滅だ」 『正直、悪い気分じゃなかった。冷えてない飯も、地べたじゃない寝床もそうだけど...』 『何より、初めて誰かに必要とされて、初めて誰かの役に立ててるってことが、私には何よりも大事だったんだ。でも、あのとき...』 「この娘が言ったんだ。自分は王の血を継ぐ存在だと。我々はそれを信じただけだ」『そんなのは全部、作り話だってことを思い出したんだ』 「そう、私がユミル。王家の血を継ぐ存在だ」 『そしてまた嘘をついた。それでみんなが助かるならと。しかし、そうはならなかった』 『私は思った。これは罰なんだって。誰かの言いなりになって多くの人を騙したことへの罰じゃない。人の役に立てていると自分に言い聞かせ、自分に嘘をつき続けたことへの罰なんだって』 『再び目を覚ますとそこには自由が広がっていた。仮に運命ってやつがあるなら、その気まぐれさに笑うしかなかった』 『でも、そのとき私は誓ったんだ。もう嘘をつくのは終わりだ。もう二度と自分に嘘はつかない。自分に正直に生きようって』 盗みに入った教会で聞いた。「クリスタ・レンズという名を与えられ訓練地送りになったそうだ。哀れだな。どうせなら生まれてこなければよかったろうに...」 『そうして、お前と出会ったんだ』 『私にはすぐわかった。お前も私と同じで自分に嘘をついて...』 『必死に何かを言い聞かせようとしているやつなんだって』 『でもな、クリスタ。だからって、わかってくれとは言わない。ただ最後にもう一度だけ自分に正直にならせてくれ。悪いな』 ユミル:「この地形なら私が一番強い。今この場を支配できるのは私なんじゃねえか...お前らの巨人より非力だろうが木を伝って素早く動ける。お前からエレンを奪って調査兵団のところに行くこともたぶんできる。お前らが今クリスタを連れて行かないのならここでお前らと戦って邪魔をする」 ライナー:「な、なにを言ってる。じゃあクリスタはどうなる。それでは助けられないぞ」 ユミル:「ああいいよ。クリスタの未来を奪うことになっても、私は生きてあいつに会いたいんだ。私は本当にクソみてえな人間だからな」 ユミル:「あんたらにはわからないだろう。こんな人間だと知っても優しく笑ってくれるんだぜ。あいつは...怒らないでくれよ。ちゃんと考えがあるんだ。私も戦うから。今より逃げやすくなるからさ。それとも殺し合うか? 私が正気か確かめてくれよ」 巨大樹の森に到着した調査兵団。光が。 アルミン:「今、森の奥で光が見えました。巨人に変化した際の光だと思われます」エルヴィン:「間に合ったか。総員散開。敵はすでに巨人化したと思われる。エレンを見つけ出し奪還せよ」 馬を一か所に集める指示を出したハンネスが立体機動装置で飛ぶ。ハンネス:「まずは敵を見つけて全員に知らせろ。敵は外側に向かっているはずだ。散れ!!」 エレンを捜すミカサ、アルミン。森の奥で叫び声が聞こえた。巨人発見。攻撃しようとする兵士をコニーが止めた。 コニー:「待ってください。こいつはユミルです。さらわれたユミルの巨人の姿です。おい、ユミル。どうしたんだ、お前だけ」 アルミン:「あれがユミル?」 ミカサ:「巨人化してライナーたちと戦ってたの?」 ジャン:「ライナーたちから逃げて来たのか。やつはどこへ行った」サシャ:「なんとか言ってください。ユミル」 アルミン:「ライナーたちを警戒しているのか。何か変だぞ。なぜ僕らひとりひとりに目を向けるんだ?」 クリスタ:「ユミル。よかった。無事だったんだね」 ユミルはクリスタを口の中に入れて逃げた。 コニー:「あいつ、クリスタを食いやがった」 ミカサ:「ユミルがなんで?」 ジャン:「俺は別にあいつが味方だとは限らねえと思っていたがな」アルミン:「明らかに敵対的だ。ライナーたちに協力する気なんだ。僕らはおびき寄せられていた」 木に飛び移り素早く移動するユミル。ベルトルトが来たぞと告げライナーが巨人化した。 鎧の巨人にエレンを背負ったベルトルトが立体機動装置で飛び移る。クリスタを口に入れたユミルも飛び乗る。 鎧の巨人が森を出て走る。 アルミン:「まずい。エレンが連れて行かれる」ハンネス:「止まるな。馬を使って追うぞ」 ハンネス:「絶対に取り戻すぞ。エレンは、俺の命に代えても」☆次回 「突撃」【感想】いろんなことを一度に詰め込まれた感があるが、面白かった。・コニーの家の動けない巨人は、お母さんだったんだね。もともと巨人ではなかったようだから誰かに巨人化させられたということかな。死傷者が見当たらないのだから村の人全員か? ということは巨人化の薬とか注射とかいうのがあるということかな。・「座標」って何だ??? 唐突に出てきてわけわかんない。物なのか? それとも力? ・今回もハンネスさんはカッコよかったね。でも、自分の命に代えてもとか言ったら、フラグ立ちまくりだな。のんきに酒を飲んでいる姿をまた見たかったけど。・で、メインのユミルの話だけど、これはアニメオリジナルというか、原作ではずっと後で出てくる話を先に持って来たのかな。クリスタへの思いを理解するには良かったと思う。よくわからない部分も私はあるけど。ユミルたちは処刑というか、巨人にされて壁の外に捨てられたみたいだね。長く巨人の姿でいたようだけど、ライナーたちの仲間を食べて人間に戻ったようで、人を食べると戻れるのかな。ユミルって名前は、ずっと前に記事を書いた「イルゼの手帳」から気になっていたんだけど、これで繋がったようだね。まあ詳しいことはこれからだろうけど。繋がったといえば、今回、新たに気づいたことがあるので、古い画像を引っ張り出して載せておきます。 イルゼの手帳で、調査兵団のイルゼ・ラングラーの前に現れ、「ユミルの民」「ユミル様、よくぞ」と謎の言葉を残した巨人、 信者のこの女性みたいだね。 それと、ユミルとイルゼは、やはり似ているね。ちと感想が長くなってしまった。最後にクリスタも載せておこう。確かにクリスタはかわいいけど、ここんとこカワイ過ぎぃ。ユミルの口に収まる直前の作画はめっちゃ美しかったね。
2017.06.05
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進撃の巨人 3 #57 (3期20話) 『 あの日』 ☆前のお話は → 「第38話~第56話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 『あの幼き日、私はこの世の真実と向かい合った』 フェイ:「おっきいな~」 「お前たちも飛行船を見に来たのか。レベリオ収容区の者だな。外出許可証を見せろ」「え、えっと、持ってません」「無許可で市内に入ったんだな。どうなるかわかっているな...労働か、制裁か?」「制裁を」 「ほお。親に迷惑はかけたくないか」「はい。僕が妹を無理やり連れ出しました。妹の分も僕に制裁をください」「わかった」 グロス:「まったく、容赦ねえなクルーガー。ほら、嬢ちゃんは先に帰ろうね」 「腕章を外さなかったことは賢い。たとえガキでも腕章を外したエルディア人は楽園送りだからな」「もう帰ります」「待て。飛行船を見に来たんだろ。せっかくだから見て行けよ」 妹は翌日、川で発見された。 グロス:「私があの子を送ったのはレベリオの手前までだ。仕事が忙しくてな。そもそもエルディア人の子供が許可もなく街をうろつくのが悪い...お前の息子は一族の立場をよく理解していないようだが、お前らの先祖が犯した過ちはしっかり教育しているんだろうな」私はこのマーレ治安局の男が嘘をついていることがわかった。彼らは仕事をサボって河原で寝てたのだ。忙しかったわけではない。 母は悲しみに暮れ、父は...「ご指導いただきありがとうございます。我が愚息には教育し直しておきますので...」 この男たちにへりくだった。私は父に、この男に、めまいのするような憎しみを覚え、それ以上に自分の愚かさを呪った。 父:「今から1820年前。我々の祖先ユミル・フリッツは大地の悪魔と契約し巨人の力を手に入れる」 「ユミルは死後も九つの巨人に魂を分けエルディア帝国を築いた」 「そして大国マーレを滅ぼしこの大陸の支配者となる。そこからは暗黒の時代だ」 「ユミルの民は他の民族を下等人種と決めつけ弾圧を始めた。土地や財産を奪い他民族に無理やり子を産ませユミルの民を増やした。その民族浄化が約1700年続いた。だが、かつての大国マーレは増長を極めたエルディアに内部工作を挑み、さらには九つの巨人のうち七つを手駒に従え80年前の巨人大戦に勝利したのだ」 「当時のエルディア王はこのパラディ島に三重の壁を築き国民とともにそこへ逃げ込んだ」 「我々の祖先は見捨てられ、この大陸に取り残されたが、寛大なマーレは我々を殺さずに...」 娘を失った直後の父親にしては饒舌だった。ご主人様の言いつけを守り嬉々として己の祖先を卑下する姿は犬さながらであった。 「あの男は嘘をついてた。何か都合の悪いことがあるから嘘をついた」「言うな。この建物は壁が薄い」「きっとあの男がフェイを...」「黙れ」 「言っただろ。我々の祖先は大罪人だ。優勢思想に走り民族浄化を...」「俺もフェイもそんなことしてない。街を歩いただけだ」 「お前はなんだ。そんなに父さんと母さんと楽園に行きたいのか。いいかグリシャ。我々が直接の加害者でなくても関係ないことだ。我々にできることはこの収容区でただ慎ましく生きることだ。頼むから父さんと母さんをフェイと同じ目にあわせないでくれ...」 「うん...わかった」『間違っているのはどちらだろうか。私か、この世界か...おそらくは両方だろう。私は無知で愚かで、世界は理不尽で狂っている』 私が己の道を見つけたのは18の時。何の感慨もなく父の診療所を継ごうとしていた頃だった。 「この切り傷はどうしました?」「これは同胞の証です」「同胞?」「あなたの妹はマーレ当局の男に殺された。我々にはマーレ政府の内通者がいます。詳しい話をお聞かせしましょう」 「嘘だ...そんなことが...」 妹の事件の真相を知ったとき心に誓った。本当の悪魔はどちらか教えてやる。 我々の祖先がやったことは正しかったのだ。ふたたび世界を正すためにはエルディアを復活させなくてはならない。 マーレ政府の内通者はフクロウと呼ばれ姿を見せることなく復権派を導いた。 グリシャ:「見ろ。これが真実だ」 「我々の始祖ユミルは巨人の力に目覚め、荒れ地を耕し道を造り峠には橋を架けた。人々を豊かにしこの大陸を発展させたんだ」「俺たちが教わった歴史は、すべてマーレに都合のいい妄想だったわけか。しかしグリシャ。よくこの古語が読めたな」「いいや。まだほとんど解読できていないんだ」「ん? ではなぜ真実がわかった?」「そんなこと、すぐにわかるだろ」 「なぜなら俺は始祖ユミルを信じている。俺たちは選ばれし神の子。ユミルの民だ!!」 「同士よ。フクロウが人を遣わしたぞ」「みなさん、はじめまして。私はダイナ・フリッツと申します。王家の血を引く者です」 私は運命に導かれるままにその身を委ねた。彼女は大陸に存在する王家の末裔の最後のひとりであり、王家だけが持つ巨人の情報を復権派にもたらした。それはまさしく勝利への活路だった。 「間違いない。王が壁の中に持ち去った始祖の巨人」 「これさえ手にすれば他の巨人すべてを支配しマーレを討ち滅ぼすことができる」 「しかし、そのような絶対的な力を持っておきながら、なぜ島まで退くことに...?」「それは戦うことを否定したからです」 ダイナ:「当時の王は巨人大戦時、大陸内の力の均衡を保つという役目を放棄し辺境の島に都を移したのです。私たちのこの惨めな日々は王が争いから目を背けたことから始まったのです」 「戦おう。我々エルディアの民のために大陸に踏みとどまった真の王家に始祖の巨人をお納めするのだ」 「同士諸君よ。マーレを打倒し、エルディアの誇りを取り戻すのだ!!」 翌年、私たちは結婚し男子を授かった。名はジーク。「王家の血を引く子だ。きっとこの子は私たちを勝利に導いてくれるぞ」 時代は移り変わる。世の中が急速に発展していく頃、エルディア復権派は転機を迎える。 マーレ政府が我々ユミルの民から七つの巨人を継承する器としてマーレの戦士を募ったのだ。 「フクロウからの情報によるとマーレ政府が動き出した理由は軍事技術の発展による資源争奪の時代にいち早く対応するためらしい。マーレを世界の指導者たらしめる七つの巨人の力が絶対でなくなる日は近い。莫大な化石燃料を埋蔵するパラディ島は決して無視できるものではなくなった」 「しかし壁の王が80年前に言い残した言葉がある『今後我々に干渉するなら壁に潜む数千万の巨人が地上のすべてを平らにならすだろう』この脅威が健在であるうちは正面から手出しはできない...つまりマーレ政府の目的は我々と同じ。壁内に侵入し始祖の巨人を奪還することである...」「どうする...このままじゃマーレに先を越されてしまう...」「そうなったら、もう永久にエルディアは日の目を見れない...」「いや、手段は残されている」 「我々の息子ジークをマーレの戦士にするのだ」 「いいかジーク。マーレの人間が言っていることはすべて間違っている。だがお前は誰よりもマーレの教えに従順に従わなければならない」「エルディアの屈辱はあなたが晴らすのよ」「うん...わかった」しかし私は知っていたはずだ。親が子を自らの思想に染め上げる罪深さを。王家の血を引く子でもエルディア復権派の希望でもなくジーク自身と向き合ったことが一度でもあっただろうか...何にせよジークは自らと祖父、祖母の安全を選んだ。愚かな両親をマーレ政府に差し出すことと引き換えに。 「着いたぞ」「ここが...楽園...」クルーガー:「そうだ。エルディア人反逆者の流刑地、パラディ島。お前たちはここで終身刑となる。無垢の巨人となってな」 「答えろ。フクロウは誰だ」「頼む。もうやめてくれ。すべて話した。もう何も...」「それは残念だ。もう1本いこう」 「あんたと会ったことがある。子供のころに」「覚えていたか」「あの日のことを...忘れるものか」 グライス:「グリシャか?どうなってる? なんでジークが俺たちを密告するんだ。お前の子供だろう...お前にすべてを託したのが間違いだったんだ。復権派もダイナも...なんでこんなやつに...エルディアは終わりだ...」 「イキのいいやつがいるな。お前は自由だ...北にまっすぐ走れ。運がよかったら壁までたどり着けるぞ」「...こうしておくと、これから生み出す巨人どもがあいつに引かれてさっさといなくなる。まあすぐに食われるがな」 (こいつ、間違いない。妹を殺した当局の男...) 「さあ、今回は数が多いぞ。どんどんやっていこう」 「みんな...」 「やめろ!! みんなやめろ。グライスだ。わからないのか!!」 グロス:「クルーガー。うるさくてかなわんぞ」クルーガー:「こいつにはまだ尋問したいことがある。先に進めてくれ」 グロス:「お、次は女か。もったいねえ。悪魔の血じゃなきゃなあ...」 グリシャ:「なぜここに? 俺は洗いざらい全部話したぞ...彼女は王家の...」クルーガー:「黙れ」 グリシャ: (まさか...こいつがもみ消したのか?) ダイナ:「グリシャ。私はどんな姿になっても、あなたを探し出すから...」 「うわぁぁぁぁぁ」 「ここは...私は...なぜ...」「エレン、落ち着いて。ここは懲罰室でエレンとミカサは兵規違反のお勤め中だよ」 「怖い夢でも見たの? エレン」 「今さ...『私は』って言った?」「え?」「言ってた。泣いてるの? エレン」「なんか、すっげー長い夢を見ていた気がするんだけど...」「いや、夢じゃねえ...記憶だ...今、親父の記憶とつながった...」 「あの巨人、お前だったんだな。ダイナ...」 「お前だろう。15年前、8歳の妹を犬に食わせたのは...」グロス:「チッ、俺にそいつをよこせ。お前らは先に船に戻ってろ...クルーガー。尋問はもう済んだろう。今回はそいつに踊ってもらうぞ...思い出したよ少年。お前は巨人にしないでやる。3~4mくらいの巨人に調整するからこいつと戦ってくれ」 「なんでこんなことをするんだ...人が巨人に食われるのを見たいとでも言うのか...」「なんでって、そりゃ面白いからだろ。どうかしてると思うか。でも人は残酷なのが見たいんだよ。平和ってのはたいへん結構なことだが何か物足りんのだろうな。生の実感ってやつか...俺はその日を受け入れる心構えがある。なぜなら、こうやって残酷な世界と向き合い理解を深めているからだ」 「心は痛まないのか」「...お前らエルディア人をこの世から一匹残らず駆逐する。これは全人類の願いなんだよ。心が痛むわけないだろ。人殺しはそっちだろ。お前ら復権派は俺たちマーレに何をしようとしてた...」「嘘だ...俺は真実を知っている。始祖ユミルは大陸の人々を豊かに...」「ああ、わかったよ。偉大な歴史があったんだろう。下にいる友だちと語り合うといい...」 クルーガー:「どうだ。これが面白いと思うか?」 「あんたは...」「俺がフクロウだ」「覚えておけよ、グリシャ。巨人の力はこうやって使う」 ★グリシャの過去から明かされた巨人の能力。自由のため進み続けた男たちの思いはエレンへと受け継がれる... 次回「進撃の巨人」
2019.06.26
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★RDG レッドデータガールとは、絶滅危惧種の少女その言葉は絶滅のおそれがある野生生物の情報をとりまとめた本【英】Red Data Book [略] RDB [同義] RDBに由来しているあらゆる人々が手に入れたいと思うほど、唯一無二の不思議な力を持つ存在☆前のお話は→ 第1話~第8話 あらすじまとめ第9話 「はじめてのお披露目」 夏休みが終わると学園祭の準備が始まる。統一テーマは「戦国学園祭」・一日目の舞台発表や模擬店などを人気投票で審査。得票ポイントによって二日目の全体イベント「戦国合戦ゲーム」の組み分けをする。理事長の提案により、戦国合戦ゲームのテーマは「北条氏照」に。北条氏照は(学園の近くに八王子城址がある)八王子城の城主。秀吉に一番最後まで逆らった戦国武将。結局、城は攻め落とされたが、この城攻めのエピソードを合戦ゲームに盛り込むことになる。 会議の場に学園祭実行委員長の早川がやってきて、生徒会執行部に戦国衣装の着付け講習会のモデルの協力の要請をする。武将とお姫様がほしいとのこと。 図書館で八王子城についての本を読む泉水子。そこに高柳がやって来る。真響ではなく、自分となかよくしたほうが分がいいと言う。学園祭で本当の決着がつく。学園祭の期間は学園が持っている結界が解かれ、外部の人間の出入りが自由になる、つまりオープンになるからと言う。泉水子と深行が自分の陣中に来ることを考えておいてと言う。「まさか、氏照側になりたいわけじゃないよね」そういうと留学生の女の子とともに消えた。ふたたび本を読む泉水子(音読w) まわりの様子が変? *八王子城が攻められた時、氏照は小田原城の籠城に詰めており不在だった。城主のいない城を重臣と農民が守っていたが、秀吉側についた戦国武将が万単位で押し寄せて来た。上杉景勝、前田利家、真田幸村など、名前をよく聞く戦国武将がこの城攻めに加わっている。秀吉の命令により、降伏させるのではなく徹底的に攻め殺されたという。女、子供、農民までが犠牲になり、滝が三日三晩、血で赤く染まったとまで言われる。「お方さま、お方さま......」「誰? 誰のこと? 名前で呼んで。名前を呼んでくれないと、わたしが誰なのか......」 倒れた泉水子は保健室にいた。そこには雪政。看護師の資格も持っているらしい。雪政は泉水子は夏休みに頑張り過ぎたと言う。この学園では、これから大規模な試みが始まる。安全とはいえない物事が起こる可能性は高い。我々が君を守るための存在であることを信用してもらわないといけないと話す。君というのは、自分か、それとも姫神かと泉水子。雪政は同じものだと言うが、戸隠では同じじゃなかったと泉水子。今は紫子がいるからだが、ベールを脱いだ姫神になるのは、おそらく泉水子。そこで最後の姫神になるのかもしれない。 話をしながら泉水子は気づいた。わたしは深行君にふつうの女の子として認めてほしいだけ。でも彼が姫神に仕える道を選んでしまったら、その機会は永遠に訪れない。雪政は深行のことを息子ながら困った小姓だ自分が姫神に選ばれていることくらい理解すべきだと言う。 着付け講習会。モデルを引き受けた真響は着替えに。深行がやってきて学園祭当日、執行部は黒子の衣装だが、三つあみの髪は絶対にほどくなと言う。わからないと答える泉水子。一生お下げのままでいたくない、いつかは、ほどかなきゃ。ほどいたとき何がどうなるか、わかっていかなきゃと言う。なんだか遅い反抗期みたいだなと深行。どうするのが自分のためか、これからは自分でわかるようになると泉水子。 決意はかうが、泉水子は護身の力を持っていないと深行。陰陽道、修験道、忍法に共通した護身法「九字」を泉水子に教える。「臨(りん)・兵(びょう)・闘(とう)・者(しゃ)・皆(かい)・陣(じん)・列(れつ)・在(ざい)・前(ぜん)」 村上穂高が泉水子に声をかけた。洋服を着た穂高は他の生徒にはわからないように来ていると言う。彼らがどんな地固めをしているのが知っておきたかったから。宗田真響がずいぶん頑張っているみたいだが、君をどう扱えるかが彼女の勝負の分かれ目かもしれない。君はまるで隠し財宝のような人と泉水子に言った。図書室でのことを思い出した泉水子は、たくさん見比べる人のことを『審神者(さにわ)』と呼ぶんだと思うという穂高にキャンパス内には今なにかいるかと聞いてみる。前より居心地はよさそうだねと穂高は答える。 着付け講習会の中等部のモデルが来ないということで、急遽、泉水子がモデルをすることになる。三つあみのままではダメなので髪をほどくように言われる。姫神があらわれやすいように事を運ばれてる? 泉水子は、深行におそわった九字を切った。『できるよね、わたし。』 お姫様に扮した泉水子に驚く深行。きれいなお姫様姿の真響と泉水子に、たくさんの生徒がシャッターを押す。 講習会が無事終了。制服に三つあみ姿に戻った泉水子。姫神になりかわることはなかったが、深行はどういうつもりでモデルなんか引きうけたのか、代わりならいくらでもいるだろうと怒る。引っ張り出そうとする連中がいることをわからないのか、村上先輩も理解しがたいと言っていたと深行。すると、「それでは、彼がしかけたわけではないのか」姫神の声。お下げの髪を「ずいぶんきゅうくつな頭だと思うが、新鮮な感覚ではある」 「足はみごとに自由だな。これはいい、どこまでも歩ける」「うそだろう......どうして......」 「ああ、気分がいい、ようやくここまで来ることができた」そこに立っているのは、姫神だった。☆続きと感想はこちら→ 第9話つづき
2013.05.31
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☆10月24日の誕生花【アゲラタム】(ムラサキカッコウアザミ) 花言葉「信頼」 アゲラタム(草花写真館)【ベンケイソウ】 花言葉「平穏無事」 ベンケイソウ(草花写真館)【ガーベラ(ピンク)】 花言葉「崇高美」 「季節の花 300」http://www.hana300.com 【今日の記念日】国連デー・国際連合が発足したことに由来。 世界開発情報の日・1970年「第2次国連開発の10年のための国際開発戦略」が採択されたことを記念。ツーバイフォー住宅の日・10月が住宅月間(現在は住生活月間)で24日はツーバイフォー(2×4)に掛けたもの。 文鳥の日・10と24で「手に幸せ」の語呂合わせと、この時期に手乗り文鳥のヒナが出回ることから↓足あと、ことづてが残せます(要登録)
2012.10.24
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『蟲(むし)』見慣れた動植物とは違う、時にヒトに妖しき影響を及ぼすもの。蟲師(むしし)は、それらを調査し在るべき様を示す。ヒトと蟲の世を繋ぐ者、蟲師ギンコの旅の物語。★蟲師・第10巻より、蟲師の全作品で1話だけアニメ化されていなかった最終話の鈴の雫のあらすじの後編です。前編はこちら→ 「鈴の雫 前編」★鈴の雫は2015年5月16日より劇場公開されます。(映画、ネタバレ注意) 同時上映の棘(おどろ)のみちのあらすじはこちらで→ 「棘のみち・前編」「棘のみち・後編」蟲師 特別編 鈴の雫 後編 カヤは山に戻っていた。あれが呼びに来たとカヤはギンコに言った。いつも山の声を伝えに来る光の輪。ヌシはそれに従うだけ、山を元に戻さなければとカヤ。耐えられるかとギンコが聞くと、ずっとしてきたようにするだけとカヤは答えた。あんたには何の慰めにもならないかもしれないが、俺はあんたに会えて嬉しかったよとギンコはカヤに言った。ずっと昔から草木も蟲もけものもヒトも命の理の許に生きている。きっとこれからもそうだろう。ヌシはその約束の現れ。それがヒトの形をしている事が俺には無性に嬉しかった。葦朗にカヤは山に戻ると言ったと伝えるギンコ。里心が強くなれば苦しむだけだからもう会わないのが互いのためだと言うと、それしか俺にしてやれることはないのか、どうしてカヤがそんなものに選ばれた、俺にはあいつを忘れる事なんてできないと葦朗は言った。忘れる事はないとギンコ。いつも思ってやれ、ヌシは山と共にあって常にお前達を守っている。草木の中にも虫やけものの中にもカヤの目や耳があることを忘れずにいてやれと言った。葦朗は今日も山へ柴刈りに。好物の餅を供えると元気かカヤと山に向かって話しかけた。ギンコが再びたずねると山は様子がおかしくなり始めていた。けものは騒ぐし草木は枯れている。弟もこのところ具合が悪いと葦朗。カヤに何かあったのか。カヤ大丈夫かと山に呼びかける葦朗。ギンコは葦朗の弟の薬を渡すとカヤの様子を見に行く。一体何があったと聞くギンコに山の声がわからない、山とひとつになれない、どうすれば山を元に戻せるのかわからないとカヤは言った。だからもうじき次のヌシが決められるとカヤ。そうしたらお前はどうなるんだと聞くと古いヌシは山に喰われると言った。次のヌシに力を渡すために。それが山の理か、ずいぶんと荒っぽいことでとギンコ。お前は家族を恋しく思っただけ、ヒトとしてあたりまえの事でそれが許されないのならヌシに選ぶべきじゃなかったんだ。山に新しくヌシが決められた事を知らせる蔓草が伸びていた。それは新しいヌシが命を宿した時に実をつけ美しい音を鳴らすという。蔓草はまだ実をつけていないから、それまでにヌシの力を山に返せば命まで一緒に奪われずに済むんじゃないか。うまくいくかはわからないが理に話をつけさせてもらおうかとギンコ。そうしたらお前はただヒトとして生きればいいとカヤに言った。ギンコは強い蟲下しを作った。カヤが飲むとヌシと山をつないでいる草が這い出てきた。ギンコは草を手にすると理に話しかけた。ヌシの力は返すから受け取ってくれ、どうかヒトのヌシを許してくれ。草と共にギンコの姿が消えた。ギンコは光の輪の中にいた。これは蟲の宴か。なぜヌシでないモノが力を返しにきた、もともとヒトをヌシにすべきではなかったのだと声がする。そうだ、ヌシの力は返すから命までは取らないでくれとギンコ。あの子をヒトをヌシに選んだあんたらの誤りだと言った。ヒトには知恵も心もある。それらは山の礎として潰されてもわずかな光で蘇る。だから脆い。山のヌシになどなりきれないものなんだとギンコが言うと、それでもかつてヒトもヌシをしたから今一度させてみたのかもしれんが失敗だったからもはやヒトがヌシに生まれることはないと声。ヒトは山から外れて山の声が届かぬモノとなる。そんなモノがあっていいのかと言った。外れはしない、決して。ヒトも山の一部にすぎないのだからとギンコが言うといずれ理が決めることだからまあ良いと声。しかしこの者のした事は理を歪めたからあるべき形に戻してもらわねばと言われた。覚悟はしてきたよとギンコ。ならば共に来てもらおう。ギンコは光の輪の中を進む。お待ちくださいとカヤが現れた。これは私と山の話、誰にも身代わりはさせない。何で来たんだ、お前が悪いんじゃない、行くことはないとギンコが言うとカヤは言った。私はずっとこの山と一緒だった。私は草木で虫でけもので、数えきれない生死を味わった。最期にヒトとしても生きられた。だからって死ぬことはないとギンコが言うと、死ぬわけじゃない、私でなくなるだけとカヤは言った。山と命と理の間を流れる約束の中に還るだけ。カヤは消えた。鈴の音が聞こえた。あの時と同じだと葦朗は思った。子供の頃、胸を躍らせた鈴の音がひどく物哀しく聞こえた。身を切られるような美しく哀しい音だった。帰らなきゃ、でもここは一体どこだと考えてギンコは気づいた。ああそうか、ここは知ってる。ふたつめの瞼の裏だ。今日もカヤに餅を供える葦朗。ねえちゃんどこに行ったのと弟に聞かれ手の届かない所だよと答えた。でも遠くじゃない、いつも側にいるんだよ。久しぶりにギンコがたずねてきた。このところ山で異変は起きてないよ、新しいヌシが守ってくれているんだなと言った。きっともう大丈夫だろう。......山と命と理の間に流れる"約束"の中に......さて行くかね。ギンコは歩き出した。蟲師 10 愛蔵版/漆原友紀【後払いOK】【1000円以上送料無料】価格:1,234円(税込、送料込)ページビューランキング
2015.05.06
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