一番星のしたで
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実はこの本、高校で一度読んだことあるのですが、続きの本を読もうと思って復習がてら借りてきました。あなたのまわりにも彼らはいる。不思議な能力をもつ一族の物語。穏やかで、知的で、権力への志向を持たずにひっそりと生きる人々。時を越えてよみがえる風景。彼らが生かされている場所と帰るべきところは・・・?長い歴史の中で、ひっそりと守られてきた能力。誰にも知られないように、気づかれないように。時が来るまでは。一度読んだときは、「光の帝国」とタイトルが付けられたお話が好きでした。せつなくて泣きそうになったのをこらえた記憶があります。授業中だったので(苦笑)読み返すとどんな物語だったかおぼろげに思い出すんですが、タイトルだけじゃどんな話だったか全然さっぱり分かりませんでした。不思議な能力を持つってどんな気持ちなんだろう。超能力とか、予知夢とか、聞いたことあるけど、私は持ってないし・・・でも、何時の時代でも、何か「特殊」な能力を持つってことはやっぱり特別で、それが良い方向に向くかどうかは分からない。たぶんたいていの場合で、悪い方向に向けられることのほうが多い気がするけれど。どこかで、もしかしたら直ぐ近くで、常野の人たちがひっそりと息をしているのかも知れない・・・続編、早く読みたいよ~
Nov 4, 2006
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