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July 24, 2023
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カテゴリ: ミステリー三昧


 アイザック・アシモフの『黒後家蜘蛛の会』シリーズは、連作短編ミステリー。

 特許弁護士、暗号専門家、作家、画家、有機化学者、数学者に給仕のヘンリーを加えた7人の会員が、定期的に晩餐会を開きます。晩餐後に、意見を出し合って呼んだゲストの遭遇した謎を解くという趣向です。実際は、6人の専門家たちが意見を出し尽くした後、ヘンリーが納得のいく謎解きを行います。

 アメリカの地理・歴史・地名・人名・文学などの知識がないと、推理は難しい内容なので、知識に乏しい私などは正解に至らないのですが、7人+ゲストのやりとりは愉快です。

​ 『6千4百京の組み合わせ』は暗号を解く話。暗号専門家のトランブルが持ち込んだ問題です。


 優秀な数学者ポチックが「ゴールドバッハ予想」の補題を解決(部分的・段階的解決)してパソコンに暗号をかけて保存していました。ところが、実力のない同僚が補題を解決したと論文を発表する準備をしているといいます。
 盗作の疑いがあるのですが、14文字の暗号を解いてデータを盗むことは可能でしょうか?

 ポチックは14文字を書き留めていなかったことから、彼が陶酔するワーズワースの詩の題名か?一節か?という推理から14文字が特定されていきます。6人の話を聞き、注意深く分析するヘンリーが示した答えは、皆の納得のいくものでした。

 高い教養と知識を持つ6人ではなく、使用人のヘンリーが常に正解に至るというところが爽快です。
 ヘンリーは、机上の学問ではなく実際的な知識が豊富で(実は文学、歴史などの造詣も深い)話をじっくり聞いて分析する力に長けています。控えめで、素直な性格も好感がもてます。
 メンバーの中で戦力外かと思われるミス・マープルが常に正しい推理を導き出す『ミス・マープル』のシリーズと同じような面白さです。ミス・マープルの場合は、人間観察の鋭さが推理のネックになります。

 どちらも、意外な立ち位置から現れる探偵が魅力です。

       参照元:アイザック・アシモフ 池央秋・訳『黒後家蜘蛛の会4』創元推理文庫





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Last updated  July 24, 2023 12:00:21 AM
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