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うさぎ仙人

うさぎ仙人

2004年01月06日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
・・・ゆっくりと、渦動のなかに今年も滑りだした、音もなく。

今もムカシも、時間の流れは何も変わらずに、悠久を刻みつづけている。

ただ、そこにあるのは、漂う己がいるだけだ。

楊貴妃、玄宗皇帝の時代を生き、-李白-は詩というものをレバレッジ-梃-にして天衣無縫に己を表現し、酒仙・詩仙・謫仙人、呼ばれ、杜甫とともに中国詩史上の巨人、伝説の人となった。-生701~762年没-

李白も例に漏れず中国知識人の目標、政治面での活躍を第一にしていたが、文書起草係の職どまりで玄宗皇帝の溺愛する楊貴妃のための、宮廷享楽のアクセサリーとして招かれただけになった、しかし詩では期待を裏切らなかった。

玄宗皇帝も晩年、政治への情熱をなくし、不老長生と楊貴妃に熱中しはじめ、李白の期待を裏切ったニンゲンの運、不運はいつの時代もヒトを悩ませるようだ。

もう一つには、李白に恨みを抱く高力士が策動し、楊貴妃にある詩が楊貴妃を中傷したものだと、ソレを真に受け玄宗皇帝に訴え李白の登用が見送られた、との説もあるが。

しかし、その才能は抜きんでていて、李白の後輩、後世-李杜-と並び称された杜甫が、愛する先輩をコンナ風に謳った。

-飲中八仙の歌-

李白一斗詩百篇
長安史上、酒家に眠る

-李白は飲めば飲むほど詩が湧き出てくる、そんな天才詩人である。
いつも、長安の繁華街の酒場で酔いつぶれていた---杜甫。

そして、長安の長老詩人の賀知章が、李白を-謫仙人-と評した。

-天上から追放されてきた仙人-、それほど超越していた。

現在、約一千首残っている作品、李白の詩が持っている超俗的な魅力との関連が、世俗や常識をこえた李白の像となっている。

酒、女、花、月、などを李白の詩から連想してしまうが、李白の生涯そのものが伝説のイメージと重なりあい、混然一体の事実と伝説のオボロゲな姿が影のように浮き上がる。

そんな李白の死については、こんな伝説がある。

あるとき、舟遊びの酒に興ずるあまり、揚子江に映った月をすくおうとして溺死した。

・・・・風流、酔狂・・・心境は竹林の七賢人・・・李白。

こんな李白の生き方が、現在の我々の生き方となんら変らず、ニンゲンくさく詩の中に息づいている。

李白、玄宗皇帝と楊貴妃の同時代を生きた酒仙。

今にも、滔々と流れている、とぎれない酒流。





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最終更新日  2004年12月10日 17時48分41秒
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