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NP7から、
墓はいらない説の宗教学者 「生者が死者に振り回されてる」
2012.11.24 16:00核家族化、少子化、故郷と現在の居住地との距離……、お墓の問題に頭を悩ませている人は少なくない。孤独死なども増え、死の形が変わりつつあるなか、『墓は、造らない』(大和書房)の著者で宗教学者の島田裕巳氏は「こんな人、こんなケースが増えています」と、指摘する。
●都会に出た。
実家とは疎遠、いまさら故郷の墓には入りにくい。
●家族(夫、妻、子どもら)と不仲だ。
同じ墓に入りたくない。
●東京に出た倅が、故郷の墓に入らず、
ヨメや子と新しい墓にするという。
先祖代々の墓はどうなる。
●葬儀や埋葬、墓におカネをかけられない。
死ねば、火葬場に直接送る〈直葬〉にしたい。そして島田氏はこのように語る。
「核家族化、高齢化が進み、死亡者が増え、毎年40万人の墓が要る。やがて墓の数が人口を上回る。しかも、死者が生者を振りまわし、苦しめている。
そんな状況が、いま日本にあふれているのです。墓はほんとうに家のシンボルか。
墓はなぜこれほど高額か。そもそも墓は不可欠なものか。社会の意識は変化し、論ずべきことはたくさんあります。
墓はいらない、父母のお骨はペンダントにという人もいる時代なのです」
アマゾンから、
高額費用、継承者不在による無縁墓の増加、少子化による墓参りの負担......こうした問題は、旧来の墓のあり方が現代とそぐわなくなったために起こる問題です。
青山霊園がひと坪1000万円以上もするように、都心の墓は高騰する一方で、遺骨を墓を買えずに骨壺を自宅に置いたままにしている人も増えています。
なぜ、「家の墓」に縛られなくてはならないのでしょうか?
「先祖を大切にしたい」といっても、この制度が始まったのは明治以降。3代ほど前の人しか入っていないのが現状なのです。
こうした実情をふまえて、*下記(参考)の檀家制度参照、
・継承者がいなくても入れる永代供養墓など、経済的な問題、環境問題、宗教の問題など、あらゆる角度から新しい埋葬方法を考え直しました。
・内縁関係でも一緒に入れる樹木葬
・法律違反にならない散骨
・クエン酸で分解するバイオ骨壺
・今年スウェーデンでスタートするフリーズドライ葬
自分の将来はもちろん、親の最期を心を込めて看取るために、知っておきたい「臨終の作法」です。
(参考)
The Art of Being 2024年07月10日 コメント(1)
いのちはいただきもの天命で生れ天命で還る 2023年09月26日