シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2006年01月05日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 神秘学では、人間は4つの人体からなるとされる。肉体、生命体(エーテル体)、感受体(アストラル体)、自我である。

 それらのリズムは以下のようであるとされる。
 1.肉体:男性が336日(28日×12回)、女性が280日(28日×10回)
 2.生命体(エーテル体):28日(7日×4回)
 3.感受体(アストラル体):7日
 4.自我:24時間

 太古カルディア時代では、28日を1ヶ月として、月を元に暦を決めていたというので、肉体は、男性が1ヶ月×12回、女性が1ヶ月×10回で、生命体(エーテル体)は、1ヶ月と要約されることになる。

 ここに太陰暦の利点に気がつかされるだろう。

 また更に、ここで干支との関係にも気がつかされる。干支とは10干と12支からなる。つまり、肉体は、男性が1ヶ月を支とし、女性が1ヶ月を干とすれば、肉体のリズムをさらに分類できるだろう。

 元々、干支は古代中国の易経からきており、易経は、植物の成長を元に、生命を記号化分類したものとされるので、神秘学でいう生命体(エーテル体)そのものの生命形態を表しているともいえる。 

 これは、生命体(エーテル体)のリズムが、28日(1ヶ月)なので、肉体のリズムを、生命体(エーテル体)のリズムで、以下のように表せることになる。

    女性:陰の肉体=生命体(エーテル体)×干(10種類) 
    男性:陽の肉体=生命体(エーテル体)×支(12種類)

 つまり、干支は、生命体(エーテル体)のリズム(波長)を解析する学問なのであろう。現代科学でいうフーリエ解析やフーリエ変換である。

 更に、呼吸を加味すると神秘性を感じざるを得ないだろう。

 呼吸は大人の場合、平均1回約4秒で、1分間に平均18回とされる。脈拍は呼吸の約4倍で、72回で、これは4分の1拍子なっているとされ、乳児では、2分の1拍子、児童では、3分の1拍子だという。

 すると、人間は1日に、18回×60分×24時間=平均25920回呼吸することになり、神秘学では、これは太陽の春分点が黄道を1周する年月の25920年に類似するという。

 例えば、1日1呼吸とすると、これは、25920日に相当し、71年8ヶ月あまりに相当する。神秘学では、これは普通に生きた人間の寿命だとされるという。これは、また太古の族長の寿命だったという。

 実はこの1日1呼吸という条件は、地球の太陽光の呼吸、昼と夜の回数を意味する。この地球の光の呼吸は、上記の自我のリズムの24時間でもあるだろう。

 自我の光呼吸は、7日で、感受体(アストラル体)のリズム、つまり1週間になり、感受体(アストラル体)の4倍の、1ヶ月(28日)で、生命体(エーテル体)のリズムと一致するわけだ。

 神秘学では、自我は、神々の火であり光、神々から人間に与えられた、いわば、自己改革、革新の元の担い手であるとされる。太古では、自我を神々の叡智とも呼んでいたという。聖書にある、人間を神々に似せてつくったというのは、自我のことを指すようだ!

 その自我の光呼吸が、1日(24時間)のリズムを刻むということは、重要な意味をもつ。聖書の創世記では、世界は7日でつくられたとあるが、この日は、現在では、24時間、つまり地球が自転する時間である。地球の自転とは、昼と夜を1回経験する事象のこと、太陽光と月光に1回あたることでもある。それが地球の光呼吸であるわけだ!

 神秘学では、太陽光をプレロマという6柱の神、月光をヤハウエ神(エホバ神)と考えているので、それらの神々と1回出会う、交流することが、1日という単位になる。

 なので、太古では、日は神々と出会うことを意味し、ギリシャ時代、日はデウスと呼ばれ、神を表したのである。なので、聖書の7日で世界をつくったというのは、7柱の神々の出会いから、世界が生まれたということをいっているのである。だから、7日=1週間で世界がつくられたという時間的な意味ではないのである。それは、現代の主な視点である唯物的な解釈の錯誤が生み出したものである。

 1日の日の出とともに、自我は太陽神と出会い、日の入りとともに、自我は月神と出会う。それが自我の本来のリズムを刻む。現代人にとっては、それが地球の自転である24時間に相当しているというのが真相なのであろう。

 自我のリズムが、1週間を刻むと、感受体(アストラル体)のリズムと重なる。1週間はなぜ7日かというと、太陽の7柱の神々を、太陽系の7つの惑星である土星、太陽、月、火星、水星、木星、金星に割り振ったようである。また地球の進化自体も、土星期からはじまり、太陽期、月期、地球期(前期:火星、後期:水星)、木星期、金星期と進化していくことが、7柱の神々のもとに想定されている。

 つまり、神々から頂いた神々の叡智である自我を、この7つの地球の進化期、いわゆるカリュキュラムに沿って発展させることが想定され、1週間が7日となっているようである。だからして、自我のリズムが、7日で感受体(アストラル体)のリズムと一致するということは、自我の1日である太陽神と月神の教えを生かせば、7日で、自我が感受体(アストラル体)を完全に発展させ、克服し、神秘学でいう霊我(マナス)となりうる可能性を示唆しているのだろう。

 前回書いたように、感受体(アストラル体)は、3つのトーンである心魂の太陽部分、月部分、地球部分からなるが、そこに現在の孤立した自我(擬人論という人間の内面だけの精神のトーン)が、どれだけ、浸透し、孤立したものから、周囲へとつながりをもち、周囲にひろがった、いわゆるネットワークになりえるかで、三位一体の太陽-月-地球の関係を再び回復できることを意味している。

 キリスト教にある聖マリアがキリストを抱く像は、その三位一体の象徴像なのでもある。

 自我キリストを、聖マリアが育み、処女ソフィアに回復した、感受体(アストラル体)の星のように輝く姿が描かれている。太陽と地球と月の関係がみられる。それが三位一体を表す。星の輝きは、この三位一体からなるとされる。神秘学では、光の輝きは霊の輝きなのである。

 1週間で、自我のリズムが感受体(アストラル体)のリズムに一致し、自我のなかの太陽神と月神の出会いとその教えが、感受体(アストラル体)に共鳴することで、感受体(アストラル体)を変革し、改革することができる。

 太陽神と月神の教えは、自由と愛の調和の精神なので、それが自我から、感受体(アストラル体)に浸透し、感受体の生命体(エーテル体)制御力が高められるのである。

 感受体(アストラル体)のリズムは、一週間を4回続けることで、生命体(エーテル体)のリズムに一致する。そして、それは月の周期、1ヶ月に相当する。

 なぜ、それらのリズムの一致をみるのに、1週間が4回必要なのかという秘密は、呼吸と脈拍の間の関係に見い出せる。

 1呼吸につき4回心臓が鼓動する。

 外から空気を取り入れる呼吸、いわゆる肺呼吸を、感受体(アストラル体)のリズム(呼吸)とすると、4回心臓が鼓動する脈呼吸、血液呼吸ともいうべき、心臓の鼓動は、生命体(エーテル体)のリズム(呼吸)と、連想して捉えることができる。

 大まかに言って、感受体(アストラル体)は、宇宙の中の創造力、造型力という、いわゆる外からの形成力をもたらすのに対し、生命体(エーテル体)は、生物のなかにある、光への憧れとでもいうべき、成長力、発展力、いわゆる内からの形成力をもたらすようである。

 生命体(エーテル体)が柔らかな生を織り上げ、感受体(アストラル体)が硬い死をもたらす。

 中世、人間は第4位階の天使と呼ばれた。神秘学では4は創造の数とされる。人間は、いま第4の世界といわれる鉱物界にいて、創造の活動に従事している。人間における創造とは、呼吸から心臓を鼓動させる生命力に集約されるように思える。これは感受体(アストラル体)と生命体(エーテル体)の関係であり、月の周期(太陽光による新月から満月の変化)でもある。

 神秘学の精神世界でいえば、自我である擬人論のトーンが、感受体(アストラル体)のなかの3つのトーンである魂の太陽部分、月部分、地球部分を調整していく段階の数であるといえるだろう。

 感受体のなかの3つのトーンは夫々、感覚魂、悟性魂、意識魂ともいわれている。

 自我が浸透した感受体(アストラル体)の調整過程は、まず、内なる自我人間から外なる自我人間として、自我を開くことで、1週を送り、それを太陽部分(有神論)まで広げることで、2週を送り、月部分(直観主義)まで広げることで、3週を送り、最後に地球部分(自然主義)に広げることで、4週となり、感受体(アストラル体)と生命体(エーテル体)のリズムが共鳴する。

 これらを太古の表現で示すなら、生命体(エーテル体)内の、感受体(アストラル体)の反映である、太古の4つの集合魂の象徴、人、獅子、雄牛、鷲であらわせられる。

 太古の人間には個人個人に自我がなく、現在の動物のように、民族の集合魂のみに自我があり、それは感受体(アストラル体)の生命体(エーテル体)の制御支配、調整の反映に現れる。

 自我は、それらかっての4つの集合魂を調整していくことで、感受体(アストラル体)は、生命体(エーテル体)を掌握していくわけであろう。

 そこに、呼吸から心臓の鼓動につながる生命の秘密のプロセスがみられる。リズムの鼓動と共鳴がみられる。

 生命体(エーテル体)のリズムから肉体のリズムへの反映は、易経に譲りたい。易経は非物質から物質を生じる原則が描かれているのだろう。





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Last updated  2006年01月06日 11時34分35秒
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