シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2006年12月11日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 太陽紀の人間の魂は肉体に対して「外的なもの」で、肉体はまだ死の法則に属さず、成長と死滅は今日の場合とは違う形で起こっていたという。肉体がある部分を失うと、新しく再生され、今日それは例えば空腹と食物の関係のように、かつての物質体の崩壊と再生から、この関係が生じたという。

 長期にわたって魂が生き続ける一方で、肉体は変化していき、当時は、死もなかったという。このようにして地球が太陽状態のときから、人間の魂がある特定の肉体をまず形成し、更に別の様々な形に作り変えられていくようになったという。最初にある一定の形態の肉体が形成され、魂がこの形態を別の形に変化させ、更に別の形にというように、そして第四の形にという具合に続いていき、再び最初の状態に戻ったという。

 人間はその間ずっと同じ意識を保持し、形態は変化を重ね、人間の魂が2つの状態を体験した後に、最初の形に戻った時、魂は新たに受肉したように感じたという。このような進化のプロセスは、地球紀のいまでも蝶において保持されているという。

 蝶は、卵、幼虫、蛹、蝶という形で変態し、蝶は、古い太陽上での、空気状態の人間を表す象形文字、記号だという。太陽紀とは全く異なる環境に生きている今日の蝶は、勿論この太陽状態の衰退した形であるという。蝶は、人間が乗り越え進化してきたかつての空気状態(人間)の象徴だという。だから、蝶は、神秘学においては、空気-存在と呼ばれるという。同様に、蛇は土-存在、魚は水-存在と呼ばれるという。

 例えば、よく童話に出てくる人魚は、正に月の蛇存在から太陽の魚存在へと進化してきた人類を現す象徴といえるだろう。 

 地球の最初の土星状態の時、人間は霊的-魂的存在であり、総じて皆同じ肉体を持ち、低次の段階で自らの不死を知り、その肉体を絶えず変化させていたという。このような状態は、地球紀現在も、ある存在の中に保持され、その共同生活は非常に独特で、これを集合魂とみなすと、ある意味で人間よりずっと高次の存在といえるものであるという。

 このある存在とは、蜂のことだという。蜂とはいっても、蜂の巣全体を、個々の蜂自身とは異なる状態とみなす必要があり、蜂の巣(個々の蜂ではなく)は、1つの霊的な本性を持っているという。この蜂の巣の存在は、ある意味、かつての土星における低次の段階での人間の本性と一致し、人間は再び、地球が進化した金星状態において、高次の段階でこの本性に到達することになるという。

 日本では、よく蜂の巣が縁起物として玄関に飾られるが、この秘教的意味から考えると、明らかになる。

 個々の蜂の体自体は、古い土星段階に止まったのだが、蜂の巣の魂は通常の集合魂ではなく、それ自体特別な存在で、個々の蜂とは霊的に区別すべきで、蜂の個体は形態の中に、人間の肉体が土星で行ったようなことを保管したという。

 蜂の巣の霊は、個々の人間の霊よりも高次のもので、今日すでに金星-意識を有しているという。蜂は自らが死すべき運命にあることを知らない霊人の象徴であるという。この惑星がまだ土星の火のような状態であった時にもっていた霊性に、地球が後に金星となって再び火のようになる時、高次の段階でもう一度到達するという。それゆえ、神秘学では蜂を熱-存在あるいは火-存在と呼ぶという。

 人間は、蜂のように死を克服するといわれる。それは外見上、蜂が死してもなお蜂の巣を守ろうとすることに類似しているようである。 蜂が蜂の巣の為なら、死を死とも思わないことをいっているのであろう。

 今日の人間は、この土星状態から自らの中に、熱、つまり血液の温度を受け継いだという。当時土星全体に分布していた、熱が土星から解き放たれ、今日の人間と動物の温血を形成したという。

 蜂の巣の温度を調べてみれば、人間の血液とほぼ同じ温度であることがこのことから判明するという。つまり、蜂の巣全体が、人間の血液の温度に相応して、同じ進化段階に戻るように、温度を展開しているという。このようなわけで、神秘学者は蜂を熱から生まれたもの、熱-存在と呼ぶという。同様に、蝶を空気から生まれたもの、空気-存在と呼び、魚を水-存在とし、蛇を土-存在と呼ぶという。

 蜂-熱(火)、蝶-空気(風)、魚-水、蛇-土

 これらは4大元素霊をも意味する。

 以上のような言及から、神秘学的象徴や記号が表現するものが、地球と人間の進化史と深く関わり合っていることがわかるという。





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Last updated  2006年12月11日 22時14分35秒
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