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ミツバチを飼育してる方々は一度は眼にしたであろうと思う、ネパールの高地にて蜂蜜を採る、ハニーハンターの映像です。 ネパールヒマラヤ2000mの高地に暮らす人々は、蜂蜜を売り公共事業に役立ているとのことです。おもに「グルン、ケーワット」と言う民族が採取してるようですが、見るたびに微妙に登場する人々が変わりますので、種族により、採るミツバチの巣は違う所と思われます。いずれも100mから断崖絶壁、命をかけての貴重な蜂蜜です。 この道、石崖も蜂蜜のおかげで造れました。かなりのお歳のリーダーです。10名ほどで採取道具を運び、年に二回ほど採るそうです。100mからのツタで造った梯子、命がけです。巣の真上に導きます。ともかく大きな蜂です、体長2センチ、キイロスズメと変わらぬ大きさです。巣板も直径1メートルはありそうです。巣はハングした雨風掛からぬところに10個ほど見えましたね。切り取ると下に雨を降らせたように蜂蜜が落ちていき、下の人は皆頭に布きれを被っています。 彼が次のリーダーを受け継ぐ予定です。 何の防具も付けずにもくもくと作業しています。かなり刺されていると思いますが、ともかくスケールが違います。リーダーの足には無数の蜂に刺された跡が、まだ針が残っています。アナフラキーショックでなくとも普通なら死に至りますぞ。 「ヒマラヤオオミツバチ」で検索してください。断崖絶壁の巣と大木の上に造巣した蜂蜜を採る命知らずのハニーハンターの動画が見られます。 と、ここまではよく目にする映像ですが、ネパールは大変に養蜂の盛んな処、ヒマラヤオオミツバチ、東洋蜜蜂の亜種2、オオミツバチ、西洋ミツバチと、5種の養蜂が盛んにおこなわれており、伝統産業の一つです。ヒマラヤオオミツバチの純粋な蜂蜜はとても入手は困難であり、そう簡単に買えるものではありません。 我が家には中国雲南省に旅行した方からのお土産で、非常に珍しい岩蜜があります、ミネラルの塊のようで、たしかに甘いですがコケ臭く、ちょっと苦みのする石のような塊です。 岩蜜に関してはこのブログの過去の記事、平成10年7月9日の日記にアップされています。岩蜜の詳しい文献は見当たりませんが、まだまだ世の中には不思議なものがあるのですね。
2014年03月01日
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昨秋、11月初めから投与しました日本ミツバチへの蟻酸投与の効果がはっきりしてきました。いずれも巣箱1箱の投与は50パーセントの蟻酸 20CCです> 1. 第一蜂場 標高800m 自宅群です、 9 群が越冬に入り、現在も活発な群れ、 4 群です。 2. 第二蜂場 500m 8群 〃 〃 7群です。 合計17群が越冬に入り、11群は無事春の産卵始まりました、今盛んに活動しています。 1. の成績が悪いのですがこれは投与が遅すぎたのと思います、 我が家の蜂達は投与を開始した11月4日から10日過ぎの11月中旬にてほとんど通勤しなくなりました。 蟻酸の拡散も半月もかかりましたので一つは低温の影響かとも感じています。 巣箱の中は蜂達の発熱である程度冬でも揮発すると思っていましたが我が地は高冷地にて少し甘い考えでした。 地域により蟻酸にも投与の時期があると思います。 我が家は9月半ばから初めて10月いっぱいが適当と感じてます。 2. 第二は12月初めまで通勤していましたので蟻酸の効果はしっかりと現れたと感じます。 ここは約一週間で蟻酸は揮発しました。 2回目の投与も10日ほどで揮発しました。 ここは11月初めに投与を終えればよいでしょう。 夏場の時点で投与してはという意見も頂きました、しかしは働き蜂の活動が45日なのでアカリンダニ感染率が少ないのではと思いますし、 そして蟻酸の揮発が一晩でしてしまい効果が薄れるではと思いました。 もっとも効果のあるのは越冬群が生まれだす季節です。 越冬の働き蜂に感染するアカリンダニを駆除することが冬越しには一番と感じます。 数年前にアカリンダニ消滅群の巣箱を片付けているとき防寒の冬囲いを外しましたらその冬囲いの藁の中で女王蜂が数匹の蜂と凍死していました。 女王蜂はアカリンダニにはな何かの原因で強いのとその時感じました。 西洋がアカリンダニに動じないのと同じで原因があるはずです。 今回はどちらも半月過ぎの11月20日前後に二回目投与をして打ち切っています。 その後、蜂友の処にて10群に投与しました、もう目覚めている頃ですが2月半ばの時点では5群が元気と聞きましたが、 我が家の群れもそのころに消滅したのがいますので近いうち一度訪ねてみます。蜂友からご連絡頂きました、11月18日 10群に蟻酸投与、 現在元気な群れ 6群です。すでに時期が遅く1回の投与でしたが効果は確実に表れています。投与の時すでに2群で徘徊蜂が見られていますのでほぼ100%近くが感染していると感じました。 上記の結果から今年の越冬成功群は6割を超えました。かってない良い成績です。 ここ数年の越冬成功群は5.6群がやっとでした。1昨年は暮れの時点で12群越冬に入り、無事春に分蜂を迎えた群れは4群ですが、一概に蟻酸の成果ばかりではないと思いますが、蟻酸の効果あることは確かですので記録と結果をまとめていずれ日本蜜蜂保存会の会員サイトに発表したいと思っています。 昨年の第1・2蜂場の群れはすべて自宅群の分蜂群なのでアカリンダニの感染は100%と思います。近いうち前田様の処へ全軍の検体を送り現在のアカリンダニの感染率検査を依頼する予定です。 そしてひとつ不思議なことは自宅越冬群の4群の中の2軍は昨年の越冬群です。この群れは3年目を迎えたということとなります。過去にも3年目を迎えた群れは居りましたが今年は初めての4年目を迎えられれば蜂道も自分としては極められたかなと思うところです。 地域により時期の変動はあると思いますが最低気温がマイナスとなる前に一回20CCの蟻酸が約一週間で揮発し、3回の投与を繰り返すとほとんどアカリンダニの感染は防げ無時越冬できると思います。ちなみに私の処では9月中旬には投与をはじめ10月末で終わるのが適当と思います。 ここ数年は越冬期の群れが三分の一春を迎えられれば上出来でした。今までは分散飼育で何とか群れを維持してきてましたが洋蜂の盗蜜が見られるとアカリンダニ感染は広がります、全軍全滅の蜂友もいます。蟻酸は自然界にアリが持っているものです、薄めると毒性は少なくなります。そしてアリに羽根を着けると蜂です、意外と近い種族と感じます。 以下へご連絡いたすと無料にてアカリンダニの検査をして頂けます。前田様は 「アカリンダニ治療 太陽のしずく」の管理者です。郵便305-8634 茨城県つくば市大わし 1-2 農業生物資源研究所 昆虫科学研究領域 前田太郎 様 電話 029-838-6289公的機関です、安心してご連絡してください。エタノール入りの試薬ビンが送られてきます、蜂の検体を10匹入れ送り返すと検査して頂けます。アカリンダニ症に感染され悩んでいる日本蜜蜂愛好家の人たちの少しでも為になればとここに公表いたします。 どうか参考になさり日本ミツバチが群れを増やしていくことを望みます。 86net
2014年03月19日
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今年は何回も見に行きましたが、益々解りません。間違いなく雄木のほうは実が付き始めました。紅くなっています。遅れている花を見ますと確かに花粉のツノが2本出ています。そして1週間から遅れて咲く雌木らしい花、こちらはまだ真っ白です。風車さんに教えて頂いた雌花そのものですが?この木は誠に繁殖力強い木で根から伐採しても4年も過ぎると咲き始めます。種をまいても4~5年で咲き始めます。根を掘り起こし春先15センチ程に切断してふせておくと発芽いたします。右が雄花、左が雌らしき花。左の雌花らしき花にも咲き始めは花粉のツノが確かに見られました。これは全部雄木と思いましたが今は下の画像のように左側のの雌木らしき方は10日は遅れています。私3年も蒔きましたが発芽0、諦めました。さてと皆さんはどう判断いたしますか???雌花と思い蒔いてみたい方はご案内いたします。キャタツ枝切りバサミはお貸しいたします。採取は9月20~30日頃です。
2019年08月22日
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昨年「ヒミツのあっこちゃん」さんに採取して頂いたユリノキの種、4月15日よりベンレート1000倍液に漬けて20日、やっと播きます。トレイは深さ7センチ、35×50センチ、排水の良いトレイです。畑の土と、完熟たい肥を等分に混ぜて、厚さ4センチ程を平らに均し、上に1センチ程、種まきの土を敷き詰めます、板で軽く押さえ平らにします。たっぷりと冠水します。種を播きます、大変に厚播きですが、発芽は3~8パーセント、1トレイで25本も出てくれば大成功。なるたけ平均となるように播きます。種まきの土を1センチ程被せます、板で軽く押さえます。再度たっぷりと冠水して、遮光50パーセントの処に置き、3日に一度ほど乾かぬ程度に散水します。発芽は5月末です、発芽して本葉が2枚出て来ましたら、深めの大きなポットに植え替えて秋まで育てます。さて!!! 今年はどれだけ発芽しますか?6月後半にははっきりと結果が出ます。どなた様も都合ご期待を!それではまた、ごきげんよう。
2016年05月06日
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前回載せました、このガウラは自宅のものではありません、我が家から100m離れた、花を生産してる方の畑です。植栽し、3年目でこの繁殖力です。 散歩の折、毎日観察してますが早朝から10時ごろまで沢山の日本ミツバチが訪花してます。 蜂の動きが早く、うまく写真が撮れませんでしたので、我が家の庭でじっくりと狙い、やっと捕えました。 素早く次の花に移りますので蜜の量は少ないと思います、花はすでに2か月以上咲き続けております。 園芸店にて販売しております、小鉢で単価は2~300円です。白から赤系の小さな花のようでした。株分けし、どんどん増やせます。 蜂飼いの皆さんにはお勧めの花です。
2013年08月19日
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ここ数年イノシシ、鹿等の農作物への被害が拡大し、6月頃にわなの狩猟免許を取得し、ボランティアで鳥獣有害駆除の捕獲をと呼びかけた処3名の賛同者があり8月のセミナーより3カ月、努力のかいあり昨日4名に、わな猟狩猟者登録証の交付となりました。健康診断書費用狩猟セミナー受講料狩猟免許手数料(県税)、 狩猟税、 手数料(猟友会費)、 大日本、山梨県、地区猟ハンター保険料地区猟友会入会金と予想外の大変な出費となりました。 猟友会入会の証、超派手なチョッキ、キャップです、出猟時は必着です。わな猟狩猟者登録証、出猟時は必ず携帯です。猟期は15日から3月15日迄ですが有害駆除の管理捕獲は猟期以外は通年でております。したがつてわな猟は通年出来ると言う事ですが、まずはわなを購入しなくては4名で20組の括りわな、また合計10万程の出費となりましょう、幸いにも超ベテランの先輩がおります、指導を受けながらなんとか成果を上げねば家を追い出されそうです。
2010年11月05日
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今日も暑い一日でした。はじめて扇風機を出して、試運転、ふと見ると、外が赤いではないですか!。梅雨明けの前兆です、今日東海地方まで梅雨は明けました。PМ 7:18 自宅裏より諏訪方面を望む。一年ぶりの茜色の空がありました。昨年より11日早いですね、八ヶ岳を望む。あたかも燃え盛る火柱があるかの様です。縦長に撮って見ました。まもなく梅雨は明けますよ。 間髪入れずに、9日 15:30 分過ぎ、関東甲信、北陸まで梅雨明けと見られるですとさ!。
2011年07月08日
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週一の更新となってしまいました。梅雨の晴れ間を縫って、水晶ガレへ。石尊神社左の登山口です。標高775メートル、朝7:30出発です。樹林帯の中を進みます。ここの登山道はなぜ掘割の 様になっているのかと思う方もいる筈、昭和30年から40年半ばにかけて伐採した時の、切り出した材木を馬で麓にに下げた土引きの跡です。 昭和50年ごろ、県の体育祭りで雨乞いまで登山しています。当時は伐採が終わったばかりで一面素晴らしい見通しでした。いきなりハウスがサントリーの森林保護のためのハウスでした。 ここより南面一帯はサントリーの水源地となっています。分岐、 右雨乞岳、左水晶ナギです、ガイドブックですと2.5時間が、4時間もかかってしまいました。 前ナギよりの鋸山遠望。 前ナギより、後ろを振り返り、雨乞岳山頂。 水晶ナギより日向山、雁ノ河原遠望。雁ノ河原、 望遠では登山者はわかりません。登山口より、15800歩、4時間。11時30分に着きました。お昼と一休み、或花をを探すため、右側の灌木の境を下までおり、下側と中断を探索しましたが全然見当たりません。乱獲で絶えている可能性大です。雨乞には登らず、13時30分、帰途に着きます。歩数計を0にして順調に下りました。16:00 登山口到着。13700歩、2.5時間でした。片道約7.5キロです。次回は、梅雨の晴れ間を利用して、甲斐駒黒戸尾根、刃渡りを目指す事とします。
2012年06月14日
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久しぶりに蜜蜂の話題です。 今春、嫁いだ群が昨日やっと舞い立ちました。なんとひと月も遅れてです。しかも、20メートルを越えるサワグルミの木の先で蜂球。諦めて離しましょう、何時かは里帰りして来ます。そんなことで標高1000メートルを越える待ち箱を見に行きました。2箱に凄い探索蜂でした、近いうち入りましょう。道路わきでイタチハギが満開でした。総べてコンデジで撮影です。 身体中まっキイロなマルハナバチでした。 西洋ミツバチです。ニホンミツバチです、近くに自然巣がありそうです。 派手な模様のチョウも。 おまけ、名前のわからぬケムシです。いろいろな昆虫がいっぱいでした、今は少なくなりましたが、イタチハギはかなりの蜜源ですね。
2012年07月03日
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来週からバイトか゛入りましたので、27日、刃渡り行きを決行しました。中々風邪が抜けず、体調は万全ではないですが、大汗を掻けば風邪も吹っ飛んで行くでしょう。早朝6時の県営駐車場です、すでに10数台の車が、朝食を執り、駒ケ岳神社にお賽銭を上げていざ出発です。甲斐駒ケ岳は信仰の山、沢山の石碑が。AМ・6:20 つり橋を渡ると、標高差1千メートルの登山の開始です。しばらくすると、渓谷道とわかれます。黒戸尾根道に進みます。 AM8:30 笹の平の分岐に着きました。今日の行程の約半分です、歩数7,930歩 約4.2キロこの頃が一番汗だく、バテバテでした。 AM10:20 刃渡りに着きました。13,200歩 約7.0キロです。約4時間です、予定通りです。ここまではず~と樹林帯の中、陽ざしはないですが、うだるような暑さ、日向山方面を望みますが、ガスが湧き上がり展望は良くないです。手前のダルから左にトラバ―ス、10メートル程灌木に捕まり崖を下り、岩の下に出て見ます。すでに花も終わった、イワカガミ。ミヤマシャクナゲは少し咲いていました。そしてお目当ての花です、やっと巡り逢えました。ウチョウラン、標高1,780メートル、垂直の岸壁に咲く孤高の花です。望遠レンズをもって来ませんでした。熊棚の道を奥へと進みます。やっと手で触れそうな処に見つけました。まだ花の時期は早そうです、全体の三分の一程度の開花でした。こんな岩肌にです、20数本あります。蕾が多いですね。書き落としましたがこの花を見つけるまでに、岩場を一時間程探索し、やっと見つけました。普通に刃渡りに行っても、恐らく皆さんには見つからないと思います。花は10日程前から咲き始めた所です。8月半ばまでは見られると思います。厳しい自然なのか花芽も数少ないですね。左下に咲いてます。これは大きな球根のようです。200本程の花を見ました、この花を自然に自生しているのを見たのは産まれて初めてです。教えて頂いた先輩に感謝です。今日は本当に感動の1日でした。2時間ほど写真を撮り、帰途に着きます。帰りの登山道にマムシがウロコを乾かしていました。尻尾を震わせ威嚇しています。帰りは刃渡りを、PМ0:40分帰途に着きます。神社にはPМ3:00 到着しました。駒ケ岳神社まで12,500歩 約6.6キロでした。登りとと下りは歩幅の誤差です。合計25,700歩 所要時間約6時間20分 約13.5キロの山旅でした。超・疲れた~。
2012年07月27日
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近頃問い合わせが続いております。暖かな日に巣門から大量の働き蜂が外に出て死んでいくと?アカリンダニは11月に入ると女王蜂の産卵が止まり途端にダニの感染が進み、Kウイングの働き蜂が暖かな日に巣門から遠ざかるように徘徊します。そして暮れから2月の立春のころまでにすべての蜂は消えてしまいます。毎年のようにアカリンダニの対策と情報を発信しておりますがいまだ確実に復活するす総べはありません。飼育者のその地域に合った対策と努力のみで、何群が春を迎えたがすべてなんです。Kウイングの画像。お借りした画像もあります。Kウイングが出てくる前が大事なんです、9月半ばを過ぎましたら内検を頻繁に行い、蜂数の減り方を確認すると復活は可能となります。元気な群れこのように元気な群れにも通年でメントールを入れております。群れの強弱の差はありますが、上記のように巣板は見えぬ程の蜂数の群れは感染しておりません。ちょっと危険な群れ。巣板が見えてきております。上記のような蜂数の減りで蟻酸パテを投与すると持ちこたえられます。蜂数が半分以下となった時がタイニングポイントです。今は気温の低下で蟻酸パテの拡散が進みません。遅くとも9月半ばには異常を見つけ、11月中にはアカリンダニを死滅できるようにする事です。パテの拡散が終りますとメントールを入れています。すでに手遅れとなっている群れ。気づくのが遅れて蜂は巣板の奥まで入り込み500匹程しか確認できません。間違いなく一月以内に消えてしまいます。ミツバチニといかに向き合っているかが問われる季節となります。毎年失敗してる方は肩身が狭いでしょうが、何群が来春分蜂できるかです。1群でも多くの群れが無事春を迎えられるよう、たゆまぬ研究心と努力する事しかないと思います。
2017年12月06日
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日本ミツバチ飼育者の方々には大事な事ですが、一般の方には理解できぬ事ですのでスルーして下さい。*****************************嫁ぎ先の皆様へ、31-1平成最後の分蜂期がまもなく始まろうとしております、今年もお問い合わせを頂きましたの「嫁ぎ先の皆様へ」を再々度発信いたします。薬剤投与には当然のごとく、それに見合った投薬量と、継続的な投与間隔と投与方法が 必要です。 ただ漫然と投与すればいいものではありませんし、効果を得られません。 併せて薬剤投与は最も効果的に使用する必要があります。 的確な投与の方法でないといかに効果ある薬でも場合によっては「害」と成る事もありす、 飼育してる地域によりおのずと投与の方法、量、期間も微妙に変わってきます。 継続的に検証し、最適な投与方法を各自が見つける事が大切です。 アカリンダニは産まれてくる内勤の新蜂に良く感染するように感じられますので春の越冬より 目覚めた時期から分蜂期に入るまで、真夏を越して産卵活発となり越冬蜂に生まれ変わる時により感染が 拡大する傾向にあります。この時期のメントール投与を的確に致しますと感染はある程度防げられますが約2割の群れは感染が見られ蟻酸パテの投与にて復活できました。 メントール メントールは主にアカリンダニ予防と位置付けて下さい。 分蜂取り込み後一ヶ月をめどにメントールを20gスノコ天板より投与開始(6~7月) 1回目。 3か月後に再度20g投与(9~10月) 2回目 。 翌年3月後半冬囲いを外した時期に15g投与 3回目。これは感染の見られぬ元気な群れにです。 メントールはミツバチが嫌います、分蜂取り込み時は逃げ去りますので確実に産卵開始の3週間後までは投与いたしません、スノコの上にダンボールを敷、確実に2段目の巣落ち棒に巣板が絡むのを待ちます。3週間後投与開始の時にダンボールを取り外し、トリカルネットに変えてお茶パックにメントールを20g入れて投与を開始いたします。特に分蜂期から真夏を迎えるまではすぐにトリカルネットの目3ミリを 塞ぎますので 月2度は天蓋を取り外しネットの目詰まりを確認し、ひどい時はネットを取り換えます。蜜蝋を出して巣板を造成するのは主に生まれたばかりの新蜂の様ですので活発に新蜂の生まれる春先はあっという間に塞いでしまいます。作業する時は陽の光を天から入れないよう注意してください、曇りの日、あるいは朝、夕の作業に行うよう気を付けましょう。 メントールの投与量は最低の投与量です、 これ以下ですと効果が得られぬこともあります。投与は必ずすべての群れに投与してください。 蟻酸・蟻酸パテ 蟻酸、蟻酸パテは主にアカリンダニを消滅させることと位置付けて下さい。これは感染確実、あるいは疑わしき群れにです。 月3回は内検を欠かさず底板より鏡を入れて観察を続け、コンデジ、スマホ等で撮影し、常に巣箱内のようすを観察、把握します。 蜂数が減ったと感じた時に投与を開始する事が重要です。 蜂数が三分の一以下となると復活は非常に難しくなるので常に観察を怠らなくすることす。 しかし猛暑日のづく盛夏の時期は極力内検を控えて下さい、巣落ち、逃げ去りの原因となります。一月も内険をしないのも手遅れの原因となりますが週に2.3度も干渉するのもミツバチは大変に嫌います。 特に観察窓を設置してる巣箱は注意が必要です。過去には数箱に観察窓を執り付け中を覗いて結果的に最後はその巣箱全部が逃げ去りました。人の心理として観察窓が湿気で曇りあまり見えなくとも毎日のように開けて見てたのが原因です。もう10年も前からすべての観察窓はねじ止めとして塞いでしまいました。 観察窓は横からが主流です横から覗いても曇っていますし、蜂数の確認はできません、下からの撮影が効果的に短時間、数分で済みますし蜂数の確認には最適と思います。 元気な群れは底から手鏡で見ますと蜜蜂でいっぱい巣板は見えぬのが普通の健全な群れです。 感染が進むと徐々に巣板が見え始め、最後にはすべての巣板が見えてミツバチは巣板の間に少ししか 見えなくなります。こうなるともう手遅れとなります。 何より異常を感じたら速投与開始です。蟻酸液体投与は 50パーセントに希薄した蟻酸を20CCキッチンペパーに浸してスノコ天板より投与。 再度書きます、 1クールは5日後に2回目、10日後に3回目、15日後に4回目ほどでダニは死滅します。 確実に感染な群れは2クール実施してください。 しかし、蟻酸は危険物です。取扱いには細心の注意を払い、ゴーグル、ゴム手袋の着用は必須ですし間違っても臭いを嗅がぬように気を付けねば重大な事態となります。 自己の責任にて慎重にお願い致します。 蟻酸パテの投与は 上部のフィルムを三分の一~四分の一カットしてスノコ天板より投与。 濃度が65パーセントです、拡散は徐々に30~45日で拡散が終わるようにすることです。 概ね30~45日出拡散は終わります、ダニはほぼ死滅となります。カラカラに乾いた蟻酸パテ容器は レジ袋に包み冷暗所にて保管して置き、次回の投与に液体蟻酸50~60パーセント液を約30~50CC継ぎ足しますとまた利用できます。 つまり再利用可能です。 蟻酸、蟻酸パテはメントール程ミツバチは嫌がりません。現在はこの方法でアカリンダニに取り組んでおります。 メントール蟻酸とも拡散適温は12~28度です。 蒸発した薬剤はともに空気より重く下に下がってきます。 投与方法は自然降下式のスノコ天板が最適と思います。 巣内温度が40℃になりますとメントールが解けまして液状化しますと ミツバチは死に至るか逃去となります。 温暖な地域での飼育は夏場の高温により過剰投与となります投与量を減らすか、中止する事です。 巣箱の通気性を向上し、巣箱を完全に木陰とする工夫が必要です。 過剰な投与が続きますと最悪逃げ去ります。 巣内温度を継続的に測りますとその地域の巣内温度が把握できますが(T&D温度ロガー)大変高価です。 巣内温度の影響で11月後半~2月中旬の間は蒸発しません投与は無駄となります。 11月後半までに巣内のアカリンダニを皆無にしないと春を迎えるのは非常に厳しくなります。 高冷地では冬季の投与はほぼ効果を得られません。 しかし、女王蜂の産卵はいかに高冷地でも立春と共に始まります。 2月中旬には巣内天板の温度は20度を超えているのが普通です。 立春が過ぎ1月もすると育児が活発となり、貯蜜も減り、巣屑もいっぱいにで来るのが健全な群れです。 この新蜂が誕生し始めて3週間後頃からまたアカリンダニは増殖を始めます、時期的には2月20日頃からです、春になっての消滅はの例が多く見られます。 内検しご飯茶碗1杯ほどの蜂数でしたら感染を疑い蟻酸パテの投与で復活できますが女王が 健在であることが条件です。日本蜜蜂の女王蜂は最後まで感染いたしません、働き蜂が減り温度を保てなくなり凍死してしまうのが普通です。 春先に感染し蟻酸パテの投与で復活できましても無事に分蜂できる群れは50パーセントとみて下さい。 まれに夏分蜂を起こした群れもいましたし、次年度まで分蜂しない群れもおります。 ギ酸パテの購入は「俵養蜂場」から購入できます。 ホームページから、注文メールを入れるか、ファックス、電話にてお問い合わせください。 獣医師の指導要綱が送られてきます、記入して送りますと対策を教えて頂けます。先日届いたカタログには蟻酸パテが載っておりません、確認いたしておりませんが品切れかもしれません。まずは連絡する事です。 液体蟻酸は 「田中直染料店」から購入できます。1便500CC 76パーセント液、です。普通に宅急便で送られてきます。 平成31年3月 86net ********************************大変に長文となりました。誤字脱字があろうと思います、何卒ご容赦願います。日本ミツバチ飼育者のかたは参考になさり、楽しい蜂飼いライフが送れますよう祈ります。
2019年03月16日
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去る10月、山野さん主催のオフ会にて遅れて参加した埼玉の「鈴木さん」から教えて頂きました。鈴木さんは埼玉の「関さん、HN指扇さん」よりの情報との事です。そしてサンプルも1つ進呈して頂きました。分蜂期に巣箱の移動は皆さんはある程度ミツバチの通勤しない時間帯、通勤する蜂がいなくなった朝夕に巣門を閉じて移動していると思いますが、これを取り付けると日中時間に関係なく40分程で総ての蜂が巣箱内に閉じ込められる。ミツバチ飼育はオフとなりましたのでサンプルを参考に制作しています。頂いたサンプルはこちらです、鈴木さんが私の巣箱に合わせて造られていますが、オオスズメバチ捕獲機の原理ををヒントに造られています。巣箱を自作できる方ならご自身の巣箱の寸法に合わせて造ってください。飼育巣箱に合わせ四角に組み立てるのですが、幅の狭い方が下の巣門部分、幅の広い方が上の巣箱を載せる部分です。幅45~90ミリの巣箱の合わせた材料を使います。板厚16ミリ、幅45ミリの杉板を。幅の狭い方を15ミリに引き割りました。鋸刃の分が減り、14ミリと28ミリの板となります。板の厚さは16ミリですが、飼育してる巣箱の平均板厚で制作する事です。上の部分ここに3ミリメッシュを挟みホッチキスで止めます。私の巣箱より1ミリ大きめ285ミリ、四方です。下の巣門部分です、巣門はガムテープで止めます。下の止めてない板が巣門となります。工作ネット、網目3ミリ、♯22×6.5幅450×1000 千円ほど2枚取れます。スポーツ飲料の小瓶リポビタンビンより少し小さいメッシュ 450×450に切断し、メッシュの真ん中に瓶を置き、周囲を抑えると富士山型が難なく作れます。下から15ミリの穴を空けます。ミツバチの通り道となります。枠に合わせてメッシュを切り取り、上の枠にホッチキスで仮留めし、下の枠と挟んでビスを打ちます。巣門部分をガムテープで止め、巣箱の止め板を打ち完成です。左側が巣門となります。ミツバチの住んでいる巣箱の巣門部分から外してこの閉じ込め器に載せて帰り蜂がいなくなるまで待ちます。仮に1枠載せた所、入る蜂は巣門から入りますが、出る蜂は出られず閉じ込められます。巣門を10ミリの駒木で浮かせて、30分程で帰り蜂はいなくなると 聞きました。帰り蜂がいなくなってからの移動となります。移動して元の巣門に載せて解放すると移動完了。日中、時間に関係なく移動が可能となります。群馬オフ会の出席者はお聞きしており理解できると思います。洋蜂、和蜂を問わず時間に関係なく移動が簡単となりました。鈴木さん、指扇さん有難うございました。特許を取るほどのものではなく広く蜂飼いの皆さんの参考になれればとお思い、ここに公表いたします。総ては日本ミツバチの為に!!!。
2019年12月03日
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午後6時15分西側の諏訪口が赤くなり始めました。今日は少し雲が多すぎです。二回の窓から狙います。午後6時45分、右下の防犯灯が作動しました。檜の梢の向こう側が入笠山方面です。八ヶ岳は西側が少し焼けただけでした。間も無く暗闇に消えていきます。羊雲の連なって真っ赤化となった処を狙っていますがなかなか???じっとチャンスを待ちましょう。
2020年08月20日
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