ホシミスト3013の天体撮影記

ホシミスト3013の天体撮影記

2014年08月15日
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カテゴリ: 地球
 ホシミストの「天体」撮影記、なのに、「テレ」 ではなく 「マクロ」 の話題です(^^ゞ

 第2部も、第1部に引き続いて書くつもりだったのですが・・・

 書こうとした時に、雨が降り出し、テニスの試合に行っていた二男から
 雨天中断になったので、お迎えに来てほしい、と、連絡があったので、
 書きかけで中断していました。

 帰宅後は、ここのところちょっと睡眠不足だったりしたからか、
 帰宅後の夕方、ちょっとうたた寝のつもりが、気がつけば数時間眠ってしまいました。

 おかげでこの時間、割とすっきりですが、今夜は早く寝ないといけません(笑)
 明日長時間の運転が待っていますから。


 ところで、今日の、「マクロ」の話題は、
 先日、仕事で使っていた、SONY サイバーショット DSC-T10 が壊れてしまい、
 その代わりを早急に何とかしなければ、と思ったからなのです。

 新しいコンパクトデジタルカメラを買うのもいいですが、
 今欲しいものがあって積立中なので、できることなら、お金を使いたくありません。

 そこで・・・

 そもそもDSC-T10を購入した最大の理由が、1cmの距離で撮影できる拡大鏡モード、
 が大きかったのです。
 この距離での接写は、仕事の記録の上で、大きく貢献してくれていました。

 つまり、マクロが撮れたら、新しいカメラを買うこともない、ということですね。

 Canon 純正のEF-S 18-135mm F3.5-5.6でも、それなりの接写はできるのですよ。
 下の写真のように。

03-05-純正レンズでのマクロ撮影 IMG_4373
03-05-純正レンズでのマクロ撮影 IMG_4373 posted by (C)ホシミスト_3013

 一見いい感じですが、
 雫のきらめき感は伝えることができません(腕が悪いんだ、とも思いますが・笑)
 葉っぱの産毛感も出せません・・・(これ以上近づけません)

 そのうえ、背景もごちゃごちゃですね・・・


 そもそも、EOS Kiss を購入した時にも同じことを考えて、
 ケンコーのクローズアップレンズを購入していました。 

03-01-これまで使っていたマクロシステム DSC_1009 ver2
03-01-これまで使っていたマクロシステム DSC_1009 ver2 posted by (C)ホシミスト_3013

 marumi のステップダウンリングを介して、52mmのケンコークローズアップレンズNo.5を
 EF-S 18-135mm レンズの前に装着していました。

 ところが、残念なことに、このシステムでは、
 1cmの拡大鏡モードには拡大率で及ばないだけでなく、
 撮影方法もあまりに面倒で、あまり使っていなかったのも事実です。

 一応、下のようなマクロ撮影はできるのですが。

03-06-クローズアップレンズでのマクロ IMG_4445
03-06-クローズアップレンズでのマクロ IMG_4445 posted by (C)ホシミスト_3013

 Canon EF-S 18-135mm に、クローズアップレンズを装着しての撮影です、
 かなり雫がきらめくように撮影できるようになります。

 ところが、クローズアップされた光では、オートフォーカスが使えません。
 しかも被写界深度の浅いこと・・・
 隣の雫にはピントが合わないんですから。

 マニュアルフォーカスでピントリングをまわしても、
 今一つ合焦感がなく、めいっぱい近接に固定しておいて、
 自分のからだを前後させピントを合わせ、
 ズームリングをまわして拡大率を変えて画角を決める、

 かなりややこしい、汗だくになる撮影になってしまいました。
 これでは、簡単お手軽に撮影できるDSC-T10がある間は、使う気にはなれなかったのです。


 ところで、先日、クローゼットの中を整理していて、こんなカメラを発掘しました。

03-02-20年前に使っていたマクロシステム IMG_4494
03-02-20年前に使っていたマクロシステム IMG_4494 posted by (C)ホシミスト_3013

 20年前に使っていた、35mm銀塩フィルムカメラ、Minolta の α707siです。

 そういえば、オーストラリアの天の川、や、しし座流星雨、などを撮影したのは
 このカメラでした・・・・・

 Tamronの高倍率ズームレンズを装着して、子供の写真に主に使っていましたが、
 このSigma の50mmマクロレンズのことは、記憶から消えかかっていました・・・

 しばらく放置していたため、本体の劣化は激しいのですが、
 ボディにつけっぱなしにしていたマクロレンズは、まだ使えそうです。

03-03-20年前のマクロレンズ IMG_4501
03-03-20年前のマクロレンズ IMG_4501 posted by (C)ホシミスト_3013

 Sigma の Minolta AF 用の、50mmF2.8マクロ です。
 私の手のサイズと比べてみました。

 これを何とかCanon EOS Kiss に装着できるといいのですが、
 約2年前、何軒かのカメラ屋さんで、Minolta 用のTamron のズームレンズを
 Canon に装着したいのですが、と相談したところ、
 無理!とのことでしたので、あきらめていました。

 ところが!
 先日楽天のショップをウィンドウショッピングしていて、見つけちゃいました。

03-04-マクロレンズ復活 DSC_0988
03-04-マクロレンズ復活 DSC_0988 posted by (C)ホシミスト_3013

 そもそも Minolta レンズと Canon レンズでは、
 フリンジバック(レンズの後面からフィルムもしくはセンサーまでの距離)が違うため、
 しかも距離を伸ばせば合焦する、のではなく、距離を短くしないといけないので、
 アダプターをかませて距離が延びたのでは、
 Minolta レンズは、キャノンのカメラでは、全くピントが合わせられない、
 ということらしいのです。

 ところが、このアダプターはピントが合ってしまう。
 なぜかというとリレーレンズが入っているからで、
 レンズで光を屈折させることで、
 Minolta レンズの焦点が合う場所を後方にずらしたわけですね。

 つまり拡大されるわけですが、1.4倍の拡大率になるそうです。

 星の世界に適応すると、1.4倍の拡大は、撮影範囲に響きます。
 Fも暗くなるので、撮影に時間がかかるようになります。
 しかもリレーレンズの収差で星が大きく滲んでしまいました。

 使えないな・・・と思っていた矢先、
 DSC T10が壊れてしまったことと、マクロレンズを発掘したことで、
 このアダプターに再び光が当たった、というわけです(笑)

03-07-02-マクロレンズ IMG_4488
03-07-02-マクロレンズ IMG_4488 posted by (C)ホシミスト_3013

 Sigmaのマクロレンズを、Minolta→Canon SF アダプターで、EOS Kiss に装着して撮影した例です。

 こちらのあさがおは、昨日までアップしていた宇宙あさがおではなく
 自宅で継代して7代目の、小学校の理科実習のあさがおです。

 ピントリングでフォーカスが合わせられるのが楽です。
 どうせ、クローズアップレンズでもオートフォーカスは使えませんでしたから。
 ピント位置もそれほどシビアではなく、かといって、被写界深度も悪くはなく、いいボケ味です。

 また、絞りもマニュアルで変えられるので、
 今Fは何?なんて数字にこだわらなければ、
 見た目のボケ味そのままに写ってきます。

 実はもっと接近することもできそうなので、
 DSC T10の、撮影距離1cmの接写の後継、として期待が持てそうです。
 まだ仕事に使っていないので、自信を持っては言えませんが。
 お休みの間に、といっても自由になる休みは次の日曜日しかありませんが、
 その日に試してみるかなぁ?


 明日は、福岡の実家に帰って、墓参りです。
 もう親父も、墓に戻っている頃でしょうし・・・


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最終更新日  2014年08月16日 01時15分36秒
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15年ぶりに趣味の世界に帰ってまいりました。はたして天体写真の腕が上達するのか?その足跡を残しておきたいと思ってはじめたブログです。
最近は、DeepSkyStackerというフリーソフトを使えるようになり、画像が格段によくなってきましたが、その分庭からでなくなってしまいました。暗いとはいえ住宅地からどれくらい星が写せるのか、も見ていただけたら、と思います。
なお、梅雨など、星が写せないときには遠景や花など、節操無くアップしますのでご容赦を。
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