ホシミスト3013の天体撮影記

ホシミスト3013の天体撮影記

2018年01月22日
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カテゴリ: カテゴリ未分類

インフルエンザが猛威をふるっていますね。
 我が娘の学校もとうとう学級閉鎖の連絡が・・・
 と思いきや昨夜から娘も発熱。
 今日B型インフルエンザの診断と相成りました。

 と同時に、
 学級どころか、学年閉鎖、との連絡も。
 猛威猛威・・・

 さて、
 2のn乗枚以外の枚数を撮影してしまった場合
 手動でトーナメント合成、はやたらと面倒なもの、
 そこでDSSでスタックしてみました。
 まずはその66コマのスタック結果から。

(楽天)



(フォト蔵)
ばら星雲66コマコンポジット(JPEG)
ばら星雲66コマコンポジット(JPEG) posted by (C)ホシミスト_3013

 Takahashi SKY90(D90f407)
 Astronomik CLS CCD EOS Clip
 Canon EOS Kiss X7i(Ir) ISO1600 120秒×66Fr JPEG
 Takahashi EM200
 Takahashi FC60+ASI290MC+PHD2 guiding
 2018.01/20 自宅庭より
 DSS L66(JPEG) KappaSigmaClipping
 Adobe PSCS2

 JPEGでもまあ、そこそこ見られるようにはなるものです。
 さて、実際にどう処理をしたのかそのフローを公開してみます。

 まずDeepSkyStackerの起動から。
 注意しておかないといけないのはOSの言語が英語ではない場合
 ソフトの画面が一部隠れて処理ができません。
 まず、言語の設定を英語にしますが、
 OSを英語に変更する必要はなく、ソフトの言語を英語に設定するだけで十分です。





左端下から2番目のAbout Deep Sky Stacker をクリックするとこのタブが開きますから
言語をEnglishに設定してタブを閉じ、一旦ソフトを終了します。

これでソフトの画面が全部表示されるようになります。

さて、もう一度DSSを開きます。

左上、Open picture file...をクリックして、画像を取り込みます。



 今回はとりあえず、JPEGで処理しますので、

 フォルダの右下の選択肢をJPEG or PNG にします。

 処理したい画像全部を選択して、Openをクリック



 表示されています。



 実は後で気が付きましたが、ISO6400で位置を確認するために試し撮りした画像が
 含まれていました。

 いざスタックしようとすると、ソフトの方が、
 ISO Speed が違う画像が混じっている、と警告してくれたので
 そこで気がついて後でこのリストから削除しましたが。

 さて、次にやることは、
 これらの66コマの画像が、ずれることなくぴったり重ねられるように
 各画像のどこに星が写っているかをソフトに認識させます。

 それがRegisterという処理です。

 基本撮りこんだ画像を全部使うつもりですので、
 Check All をクリックして
 リスト内の画像全部、を選択します。

 その次にRegister checked pictures...をクリックします
 下のようなダイアログボックスが開きます。



 ここはデフォルトのまますっ飛ばして(上の画面がデフォルトのはず)

 このダイアログ内の右側のタブ、Advanced を開きます

 どれを星と認識するか、Thresholdを設定します。

 星が膨らんでいるとき、焦点距離が長い時はThresholdを下げ、 星が小さい時、焦点距離が短い時などは上げ、

 だいたい20以上、あればOK、この焦点距離だと200くらいにおさめると Register 時間もあまり長くならず、アラインメントもうまくいくようです。


 さて、ここでOKをクリックして、Registrationを開始、

 しばし待ちます。

 Registration終了したら、左端のCompute offsets...をクリックして
 各画像間でどれくらいのずれがあるかを認識させます

 offsetの認識が終了すると、どれくらいのずれがあるかの数値が
 リスト内に表示されます



 さあてスタック開始
 左端のメニューのStack checked pictures...をクリック

 下のダイアログが開きます。



 Stacking parameters...を設定しましょう。

 まずはResult
 Standard modeで行きましょう。
 (画像間のずれがある場合、ずれた範囲をどう扱うかを決めるわけですが
 Standardは最も画質がよい、とソフトが判断した画像の範囲にスタックして行きます)



 次にLight
 Averageはいわゆるトーナメント法の延長、
 KappaSigmaClippingは、重ねたピクセルのデータを統計処理し
 以上に明るいまたは黒いデータがあると、
 ある程度の%で除外してスタック処理をします。
 これを使うことで、人工衛星が通過した場合などの光が消えてくれます。
 もっとも統計処理、ですから、統計を撮れるほどの枚数が必要となります。
 最低でも20コマくらいは必要、と考えておくとよいかと思います。
 今回は66コマあるので、KappaSigmaClippingを選びます。




 次にAlignment
 よほど周辺歪曲がある画像でずれが大きい時はBicubicも役立ちそうですが
 ふつうはBilinearの方がよさそうです。

 星の数があまりに多いとき、
 Bicubicではかえってスタックできなくなってしまうことがあるようです



 それ以外の設定はデフォルトのままで。
 (私は中間ファイルも、最終ファイルもTIFFで出力しています)
 (cosmeticはノイズを減らしてくれるようですが、シャープさが失われます)

 OKをクリックしてスタック開始。
 しばし待つと、結果が表示されますが、
 JPEGだと真っ白に表示されます。
 でもご安心ください。
 まずRGB/K level、Linked settingsのチェックボックスにチェックを入れて
 スライダーの真ん中の三角をずらし、トーンカーブの立ち上がりの中央
 くらいにヒストグラムを持ってきます。




 Applyをクリックします
 (一番最初の言語設定をEnglishにしていないと、このApplyが表示されない
 という症状が出ます Win7、Win10、でその症状を確認しています)



 Applyをクリックすると上記のように画像処理が行われ
 ちゃんとスタックできているか、ずれていないか、
 「確認」することができます。

 なお、Saturationタブを開き、彩度を上げることで
 背景の空の色カブリも「確認」できます。



 さて、問題はここからこの画像をどう取り扱うか。
 レベル補正や彩度を補正した画像は保存してもいいし、保存しなくてもかまいません
 (あとで処理する時に元画像の色カブリなどを確認するために、
 すぐに開けるよう保存しておくと便利かもしれません)

 画像処理に使うのは、ソフトが自動的に保存したAutosave画像を使います。
 DSSの画面の上の方を見ると、このレベルや彩度を調整する前の画像は
 Autosave002という名前で保存されていることがわかります。
 これをフォトショップで開きます。
 (レベル補正や彩度補正をしていない画像であるところがミソです)



 32BitのTIFFの画像処理ができるのであればこのまま処理すればよいのですが
 私のPSCS2では、16Bit TIFF しか処理できませんので
 この画像を16Bitに変換します。



 ここからのやり方はいろいろありますが、
 16Bitに変換する時のレベル補正は今回 なし のパターンを紹介します。



 このままOKを押します。
 次に、プルダウンメニューから、イメージ、色調補正、レベル補正、を選びます。
 ダイアログの左下にスポイトの画像が三つ表示されていますが
 そのうち最も右端の白色点を設定する、をクリック。
 ダブルクリックすると詳細を設定できますが、デフォルトでは真っ白
 RもGもBも255になっているはずです。
 このスポイトメニューで恒星の端っこあたりをクリックして
 これくらい星雲が見えるくらいのポイントを指定します。
 (この時空の明るさは全く無視)



 OKをクリックしていったん閉じ、
 再びプルダウンメニューから、イメージ、色調補正、レベル補正、を選びます。
 今度は真ん中のスポイト、グレー点を設定する、を選びます。
 ダブルクリックして確認したら、RもGもBも128になっているはずです。
 このスポイトで背景の空をクリックして、
 一番空の色が消えるところを探します。




 まあ、こんな感じ。
 一旦OKでタブを閉じます。
 三度プルダウンメニューから、イメージ、色調補正、レベル補正、を選びます。
 今度はスポイトの左端、黒点を設定、を選びます。
 ここはダブルクリックして、
 RもGもBも、40 とか 60 とかに設定しましょう。
 このスポイトで空をクリックし、背景の空が黒くなる場所を探します。




 はい、簡単処理終わり。
 これが一番上の画像なんです。
 ただしこの画像、空を真黒にすることでかなり七難隠してます(笑)
 とりあえずJPEGでもこれくらいの画像にはなる、ということがわかります。
 RAWは敷居が高い、と思ってJPEGで撮っていたころの画像でも
 これくらいにはなるのですが、もうちょっと処理をしたい、と思った時
 必ず物足りなく思えるようになると思います。
 なぜなら・・・・・

 少し背景の空を明るくしてみます。



 実はこの画像、
 周辺減光がこれほど著明に出ていますし
 画面下の方は、ミラーアップした時のミラーボックスによる減光です。
 画面左下、星雲の近くにある楕円形の黒いしみは
 センサー上の埃による減光です。

 これではプリントアウトして自宅の壁に額縁に入れて飾ろう、という気には
 私はなれませんでした。

 もっと何とかしたい!
 やっぱりRAWで撮ることが必要なんだなぁ・・・
 と私は思い知ることになったわけです(^^ゞ






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最終更新日  2018年01月28日 21時30分59秒
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15年ぶりに趣味の世界に帰ってまいりました。はたして天体写真の腕が上達するのか?その足跡を残しておきたいと思ってはじめたブログです。
最近は、DeepSkyStackerというフリーソフトを使えるようになり、画像が格段によくなってきましたが、その分庭からでなくなってしまいました。暗いとはいえ住宅地からどれくらい星が写せるのか、も見ていただけたら、と思います。
なお、梅雨など、星が写せないときには遠景や花など、節操無くアップしますのでご容赦を。
(^^ゞ

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