2011年10月24日
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カテゴリ: 小説すばる2011年
小説すばる

職業、小説家  東野圭吾

短篇第二弾です。

これまたレギュラーメンバーの唐傘ザンゲが登場。
彼女と結婚を決意し、彼女の父親に話しに行きますが、
職業が小説家と聞いて彼女の父親が困惑します。
小説家、特に売れない小説家は大丈夫なのか?
疑問に思う父親は色々考え、人にも意見を聞き・・・・
という話です。

もちろん話も登場人物も架空ですが、
現実の問題が沢山ちりばめてあります。

小説家の印税の話、年収の話、小説家への偏見、
新人賞の多さ、
本を買わずに図書館で借りるだけの人・・・。
短篇ですが奥が深いです。

私はこの話大変面白かったので、二回も読んでしまいましたが、
世の中の「普通の人」すなわち彼女の父親のような人
にとっては、まったくつまらない話なのではないでしょうか?

そもそも東野圭吾さんの、文壇を舞台にした一連の短篇は
一般の人にはまるで面白くないのでは?
と思えるのです。
東野圭吾さんのミステリーと較べると
注目度も売れ行きも桁違いに少ない、
と勝手に想像しているのですが・・・・。

月刊小説誌を読むようなマニアックな人間には受けるでしょうけどね。

今回でこの短編連載も終了のようですが、
ぜひまた再開して欲しいです。
私にとっては、東野圭吾さんのミステリーと同じ位、
いやそれ以上に面白いです。


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最終更新日  2011年10月24日 22時12分58秒
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