2014年05月19日
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カテゴリ: 伊坂幸太郎

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マリアビートル 伊坂幸太郎



「グラスホッパー」の続編とも言える作品です。
もちろんこれだけ読んでも楽しいですが、
「グラスホッパー」を読んでいると、楽しさ倍増です。

東北新幹線の中で繰り広げられる、殺し屋たちの話。

元殺し屋の木村は息子の復習のため。
兄弟のように見えるが、全く他人の「蜜柑」と「檸檬」。
これほどツキのない人間はいないだろうという七尾。

それぞれ目的があるのですが、
この3組が複雑に絡み合って大騒動になります。

疾走する東北新幹線。いや、疾走するのは文章か。

伊坂幸太郎ワールド全開で、もう楽しくて堪りません。
スピーディな展開、しゃれた会話、とぼけたユーモア。
そして意外な犯人(?)と、意外な決着。

もちろん伊坂幸太郎さんの小説に欠かせない「絶対的な悪」が登場します。

これが本当に絶望的になってくるほど憎らしい「悪」。
悪い奴は、運も良くて、中々倒されません。
何度もチャンスがあるのに・・・。

この「悪」が倒されないイライラを抱えながら、
殺し屋達の死闘場面はさすがの緊張感。
読みだしたら止まらない、超絶面白さです。

最後の決着をつけるのは、あまりにも意外な人物。
最後までツキのない七尾。

あ~、面白かった。

それにしても、
「・・・首が折れちゃっている人が乗っていますよ、いいんですか?ってな。
新幹線の乗車券は、首が折れた人はいくらですか?と訊いてこいよ。」
なんて台詞は、私は逆立ちしたって出てこないですねえ・・・。





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最終更新日  2014年05月19日 22時19分08秒
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